書きたいことが出来たので、以前書いてたSSの続きを書かせていただきます。
お手数おかけして申し訳ございませんが、知らない方は前作から読んだ方がいいと思います。
一応貼っておきます。前作→http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch3/1316008982/1-10
基本長いので携帯だと読めなくなる可能性があります。また、支援返レスを飛ばして読みたい方もいらっしゃると思います。
それらに該当する方は、本編とわけてまとめたので、こちらから読んでみてください。→>>981-984
注意事項は以上です。何卒よろしくお願い致します。
927: 名無しさん@読者の声:2012/11/18(日) 00:05:42 ID:n9ecgHDJME
側近はバイブ責めですな
つ御祝儀
928: 名無しさん@読者の声:2012/11/18(日) 02:48:41 ID:9ZMBJTs0O.
むしろハーピーちゃんにバイブ責めで側近を生殺しにすればいいと思うの
つ御祝儀
つCC
929: 名無しさん@読者の声:2012/11/18(日) 09:07:13 ID:UnOQWjueGw
やっぱり魔王に側近に関節技かけてもらおうよ・・・
あの魔王のパワーで。
つチョークスリーパー
つ御祝儀
つ支援
930: 名無しさん@読者の声:2012/11/18(日) 11:27:33 ID:E59jL8z.KM
側近が結婚したと言うことは次は……
龍人が関西弁使ってるwwww萌
あ、これいつものです。
つC
今日はこれも!
つ御祝儀
931: 御祝儀ありがとうございます:2012/11/20(火) 22:54:44 ID:7RuR6mIcnA
こんなにも御祝儀をいただいちゃって……側近とハーピーに代わってお礼申し上げます。
お返しになるかはわかりませんが、更新を頑張っていきたいと思います。こう言いつつ最近は二日か三日に一回ペースになっちゃってますけど。
>>926
全身の骨という骨を粉々にしてやればいいんじゃないでしょうか。
そして側近は亡くなりまして、一人になってしまったハーピーを俺が優しく抱きしめてあげればハッピーエンドでしょう。
……やめて!俺まで関節技でボッキボキにするのはやめて!マジで死ぬから!
>>927
男として、そんな場面は見たくないです。
>>928
男として、こういう場面が見たいんです。
いっそこれを小話として書、いや、やめときましょう。
>>929
側近「魔王様が本気でやったらマジで俺死にますよ」
ハーピー「魔王様、考えなおしてください!側近が死んだら、私は……」ウルウル
魔王「ハーピーちゃん、泣かないで!だ、大丈夫だよ!側近は死なないから!」オロオロ
>>930
いやあ、結婚は当分ないでしょう。一応あの二人はまだ付き合い始めたばかりですからね。
龍人「関西弁つこうたらモテるんやな!これでわいもリア充っちゅうわけやな!」
魔王「あかん、これはモテへんで……」
932: 1:2012/11/20(火) 22:55:51 ID:7RuR6mIcnA
魔王と女勇者のデート
会長「魔王様ファンクラブで女勇者様をバックアップすると決めて久しいですが」
会長「何であれからデートも何もしてないんですか!」
女勇者「デ、デートはしてないけど、ちゃんと会ってはいるよ!ごはんもつくったりしてるよ!」
会長「ああもう、そんなんじゃ生殺しなんですよ!」
会長「あの女性大好きな魔王様が一番として選んだ女勇者様なんですよ!」
会長「そんな女勇者様と付き合うことになったのに、会うだけでそれ以外は何もできないでいるんですよ!」
会長「会うだけなら付き合う前から出来てたでしょ!」
女勇者「あ、会うだけじゃないよ!ごはんとかつくってるよ!」
会長「望んでるのはそれ以上なんですよ!デートして、寝泊まりして、チョメチョメしたいと思ってますよ、きっと!」
女勇者「チョメチョメって!///駄目だよ!健全にこのSSを進めていこうよ!///」
会長「何をいまさら言ってるんですか!読み返してみてください!すごく不健全ですよ、これ!」
933: 1:2012/11/20(火) 22:56:59 ID:7RuR6mIcnA
会長「まあでも女勇者様も魔王様も奥手です。それは理解してます。そういう行為をいきなり望んでもできないだろうとは思ってますよ」
会長「だからまずはデートです。デートを平気でできるようになりましょう。何も恥ずかしがることなく手を繋いで歩けるくらいになりましょう」
女勇者「手を繋いで歩くとか、ドキドキしすぎておかしくなっちゃうよ!」
会長「そこを頑張らなくちゃいけないんですよ!あなたは魔王様の彼女なんですよ!」
会長「側近様とハーピーさんは順調に交際して、結婚に辿り着いたんですよ!女勇者様だって、きちんと交際すべきです!」
女勇者「でも……恥ずかしいし……」
会長「こんな時のためにスペシャルゲストを呼んでいます」
女勇者「す、スペシャルゲスト?」
会長「闘魂注入師の女戦士さんです」
女戦士「はい、どうもどうも」
女勇者「ひぃ!?」
会長「どうですか?闘魂注入できそうですか?」
女戦士「コンディションはばっちりだね。いい音鳴らして三、四メートルは飛ばせると思うよ」ブンッブンッ
女勇者「張り手の素振りですごい音鳴ってる!?やだやだ、そんなのくらったら三日は落ち込むよ!」
女戦士「じゃあさっさとデートせえや!魔王が他の女に取られてもええんか!?」
女戦士「あの顔だぞ!あの優しさだぞ!更には世界の救世主だぞ!もう女なんか好き放題なんだよ!乗り換えられてもええんか、お前は!?」
会長「その通りです!魔王様と女勇者様のお付き合いがうまくいくよう、頑張る必要があるのです!」
女勇者「わ、わかったよ……頑張ってデートする!魔王が他の女の人と付き合うとか嫌だもん!」
934: 1:2012/11/20(火) 22:58:02 ID:7RuR6mIcnA
女戦士「よーし、その意気だ!闘魂注入が必要なくなって寂しいけど、まあ結果的にはこれでいいや!」
会長「そうとなれば早速連絡を……」
女勇者「いや、私王都で魔王は魔王城にいるからね。そんな簡単に連絡とれないよ」
女戦士「携帯とかないんか?」
女勇者「ないよ。中世ファンタジーのSSだからね」
女戦士「でもゲームはあるんだろ?」
女勇者「だからこの世界は基本的におかしいのよ」
会長「まあとにかく、すぐには連絡とれないってことですよね。移動魔法が使える魔王様が来てくれるのを祈りましょう」
女戦士「よくよく考えたらけっこうな遠距離恋愛だよな。移動魔法があれば問題ないけど」
女勇者「移動魔法覚えようかな……」
935: 1:2012/11/20(火) 22:59:09 ID:7RuR6mIcnA
その頃の魔王城。
ハーピー「魔王様、何でもっと女勇者さんと向き合ってあげないんですか!?」
魔王「いやいや!ハーピーちゃん、俺めっちゃ向き合ってるよ!」
魔王「女勇者ちゃんの家に行ってごはんつくってもらったり、一緒にゲーム買いに行ったり、ゲームやったりしてるよ!」
ハーピー「駄目ですよ、それじゃあ!女勇者さん、すごく我慢してると思いますよ!」
魔王「我慢させてるの!?マジっすか!?」
ハーピー「普通の買い物や各地の名所を楽しむというような普通のデートや、一緒の空間で寝泊まりしたいって思ってますよ、きっと」
側近「魔王様、夕暮時にちょっと行って飯食ってすぐ帰りますからね。飯をたかりに行ってるだけじゃないですか」
龍人「女勇者の買い物には付き合わず、興味のないゲームの買い物に付き合わせて、それをやらせるんだろ?最低の屑じゃねぇか」
ハーピー「女勇者さんほどの綺麗な女性なら、男性を選べる立場にあるんですよ!愛想を尽かされて振られてもいいんですか?」
魔王「ふ、振られる!?いやだよ、女勇者ちゃんとずっと仲良くしたいよ!」ポロポロ
ハーピー「なら、もっと女勇者さんも楽しめるようなデート等をしてあげてください!このままじゃかわいそうですよ!」
魔王「う、うん。わかった。女勇者ちゃんに喜んでもらえるよう頑張る!」
936: 1:2012/11/20(火) 23:00:05 ID:7RuR6mIcnA
龍人「そうと決まればデートだろうな。とりあえずキスくらいいっちゃえよ」
魔王「キッ!?」
側近「お前な、どんだけ魔王様を買いかぶってんだよ。無理に決まってんだろ」
龍人「そうか?何も挿入しろって言ってんじゃないんだぜ?奥手って言っても、付き合ってんだからキスくらいいけっだろ」
龍人「ていうか付き合ってんだし責任もとれるんだから挿入してもいいと思うんだけどな。魔王も勢いでいっちゃえばいいんだよ」
側近「いやあ、無理だろ。とりあえず緊張せずにデート誘えるくらいを目指すべきだろ。それで慣れたら次は自然に手を繋げるように」
魔王「キス……挿入……あ、あわわ……//////」ボンッ!
ハーピー「ちょ、ちょっと側近!龍人さん!魔王様が赤面してボンッ!ってなってます!」
側近「本当だ。面白い方だなあ」
龍人「想像してこうなるんか。これじゃあ確かにキスも無理そうだな」
ハーピー「そんな悠長に話してていいんですか!?魔王様が何か大変なことになってますけど!」
937: 1:2012/11/20(火) 23:01:35 ID:7RuR6mIcnA
側近「……魔王様、直りましたか?」
魔王「うん……俺の修理、ちゃんと完了したよ」
ハーピー「すごい会話ですね……」
龍人「俺も一年半前は驚愕の日々だったわ。懐かしいなぁ」
側近「話を戻しますが、とにかく魔王様は女勇者を喜ばせるデートを心掛けてください」
魔王「うん……女勇者ちゃんがわざわざ俺なんかを選んでくれたんだもん。俺でよかったって思ってもらえるように頑張る!」
龍人「じゃあさっそくデートに誘ってきたらどうだ?」
魔王「え、今から!?ちょっと緊張しちゃってるんだけど……」
龍人「そうやって先延ばしにしてたら永遠に機会はねぇよ。いいから行ってこい!」
ハーピー「頑張ってください!応援してますから!」
側近「行かなきゃロメロスペシャルに仕留めますよ」
魔王「ええ!?それは嫌だよ!わかった、心の準備がまだ済んでないけど……行ってくる!」シュンッ
龍人「行っちゃったな。……まああの二人なら俺らが口出しせんでもうまくはいくと思うがな」
ハーピー「お二人とも奥手なので、見守る立場としてやきもきしてしまいますよね」
側近「面倒臭いし、さっさと結婚すればいいのに……」
龍人「皆がお前みたいに勢いでプロポーズ出来るわけじゃねぇんだよ」
ハーピー「そうだよ、側近。結婚する前の交際期間って大事だよ」
側近「実質一年半前から付き合ってるようなもんだと思うけどなあ……」
938: 1:2012/11/20(火) 23:02:56 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「次に会えたらデートの約束しろ!って話になったけど」
女勇者「手を繋いで歩く……想像しただけでキュン死しちゃうよ」
女勇者「魔王とは一緒にいたいけど、デートや手を繋ぐのは難易度高いよ……心の準備が……」
魔王「女勇者ちゃーん。いないのー?」
女勇者「うわあ、魔王!?私ん家の前で何やってんの!?」
魔王「あ、女勇者ちゃん。会いに来たんだよ。出かけてたんだ?」
女勇者「うん。魔王ファンクラブの活動に行ってて」
魔王「あ、まだファンクラブに入ってくれてたんだ。ありがとう!」
女勇者「当たり前だよ。私は生涯魔王に尽くすつもりだよ!」
魔王「あ、ありがとう///」
女勇者「い、いや、別にいいよ///」
二人「「……あのっ」」
魔王「あ!いや!女勇者ちゃん、先にどうぞ!」
女勇者「い、いや!魔王からどうぞ!」
二人「「……」」
二人「「……よかったらデート……えっ!?」」
魔王「女勇者ちゃんもデート誘う感じ?」
女勇者「ま、魔王も?」
939: 1:2012/11/20(火) 23:03:48 ID:7RuR6mIcnA
魔王「な、何か奇遇だね!」
女勇者「そ、そうだよね!同じ時に同じことを思うなんて、気が合うよね!」
女勇者(魔王がデート誘ってきた……やっぱり今までいろいろ我慢してたのかな……)
魔王(女勇者ちゃんがデート誘ってきた……やっぱ女勇者ちゃんも普通のデートがしたかったんだ)
二人((これはもう今回のデートで喜んでもらうしかない!別れたくないもん!))
魔王「女勇者ちゃんはさ、これから時間大丈夫?」
女勇者「う、うん。大丈夫だよ。魔王は?」
魔王「お、俺も大丈夫。だったらさ……今からデート、しよっか?」
女勇者「う、うん。デート、しよう///」
魔王「わかった。デート、しようね///」
940: 1:2012/11/20(火) 23:05:18 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「え、えっと、じゃあ何しようか?」
魔王「えっと、えっと、買い物しようよ!」
女勇者「買い物?魔王、何か欲しいゲームあるの?」
魔王「あ、いや、そうじゃなくてね!女勇者ちゃん何か買いたいのない?」
女勇者「え、私?私はいいよ、魔王のしたい買い物を……」
魔王「んーん!今日は俺が女勇者ちゃんのしたい買い物に付きそうよ!」
魔王「女勇者ちゃんはいっつも俺の勝手に付き合ってくれるからね!今日は女勇者ちゃんが楽しめるようなデートにしよう!」
女勇者(ゲーム買ったりするだけでも魔王の笑顔が見れるからいいんだけどな)
女勇者(でも、魔王が私を気遣ってくれてる。それもすごく嬉しいなあ……)
女勇者「……わかった。それじゃあちょっと服買いたいんだけど、いい?」
魔王「うん、いいよ!」
女勇者「ありがとう!それじゃお店に行こう。王都の良い店知ってるんだ!」
魔王「王都のお店だね!それじゃあ歩いて行こう!」
941: 1:2012/11/20(火) 23:06:35 ID:7RuR6mIcnA
「あ、魔王様。女勇者様」「デートですか。楽しんでくださいね」「爆発してください!」
魔王「つ、付き合ってるの、皆にばれてるから、いろいろ言われちゃうね」テクテク
女勇者「ちょっと恥ずかしいよね」テクテク
女勇者(でも、堂々と魔王の彼女でいられるのはすごく嬉しいな///)テクテク
魔王「……」テクテク
女勇者「……」テクテク
二人((あれ?もしかして今、手を繋ぐチャンス?))テクテク
魔王(いや、でも、皆見てるし、ずっと手を繋ぐのはやばいって!何か今は俺手汗やばいし今はやばい今はやばい!)テクテク
女勇者(覚悟決めないともう機会ないかも!でもやっぱ人前で繋ぐのも繋ぎ続けるのもやばい!それに今は私手汗が大変なことになってるし!)テクテク
二人((どうしよう!どうすればいい!?))テクテク
魔王「……あいた!」ガンッ
女勇者「魔王、どうしたの!?」
魔王「いてて……ちょっと考え事してて、建物の壁にぶつかっちゃった」
女勇者「……あ、ここだよ。このお店だよ、来たかったの」
魔王「あ、そうなんだ。それじゃ服見てみよっか?」
女勇者「うん!」
二人((……手、繋げられなかった……))
942: 1「俺はなあ、ファッションには疎い田舎者なんだよ!」:2012/11/20(火) 23:08:04 ID:7RuR6mIcnA
魔王(よくこういう話を聞く)
魔王(女性の買い物に付き合うと長すぎて男性は嫌気がさしてしまうって)
魔王(で、初めてそれが本当かどうか試せる瞬間がきたけど)
魔王(まあ確かに長いよ。長い長い。そこは認めよう)
魔王(だけど、嫌気がさすなんてことはないよ。世の男どもは一体何を見てきたのか)
女勇者「これもいいなあ。あっ!これもいい!」
魔王(嬉しそうなあの笑顔なら永遠に見てられるよ。素敵な笑顔やで)
魔王(女勇者ちゃんの笑顔は、幸運にも今までも見ることが出来たけど)
魔王(今日のこの笑顔も素敵だなあ。女勇者ちゃんは好きな服のことだと、こういう笑顔もするんだ)
魔王(本当に俺が馬鹿だった。優しくて何でも付き合ってくれる女勇者ちゃんに甘えて、やりたくもないゲームに付き合わせて)
魔王(女勇者ちゃんのこの笑顔を今まで奪ってたのは俺の我儘だよ。本当馬鹿だよ。マジ反省だなあ、これ……)
女勇者「ねえねえ、魔王はこっちとこっち、どっちが私に似合うと思う?」
魔王「女勇者ちゃんならどっちでも似合うよ!」
女勇者「もー、真面目に考えてよー」
943: 1「服がどうこうなんて書けん!なので各々脳内補完よろしく」:2012/11/20(火) 23:09:41 ID:7RuR6mIcnA
魔王「真面目に考えてるよ。でも本当にどっちでも似合うと思うんだもん」
女勇者「むー……じゃあ魔王はどっちを私に着てほしい?」
魔王「え?俺の好みでいいの?」
女勇者「うん!」
魔王「えー……じゃあこっちかなあ」
女勇者「こっちだね!わかった!」
魔王(マジ可愛い。マジ笑顔最高)
女勇者「……せっかくだからさ、魔王の服も選んでみよっか」
魔王「え?俺の服?俺の服はいいよ」
女勇者「でも魔王っていっつも同じ服じゃん。軽いおでかけでも如何にも魔王な格好だしさ」
女勇者「魔王城の中だとパジャマでうろついてるしさ。パジャマはパジャマで可愛いから私はいいと思うけど、周りがどう思うかだよね」
女勇者「もうちょっと魔王もおしゃれしてみようよ!魔王だったら絶対どんな格好でもかっこいいから!」
女勇者「私が選んであげるから!ねっ!」
魔王「女勇者ちゃん……ありがとう」
944: 1:2012/11/20(火) 23:11:00 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「……いやあ、たくさん買っちゃったなあ」
魔王「俺の服もたくさん選んでくれてありがとう!これからはいろいろ服着てみるね!」
魔王「……本当に俺お金出さなくてよかったの?」
女勇者「いいんだよ。だって私の買い物じゃない。自分の物を買うんだから自分で払う、当たり前でしょ!」
魔王「でも俺の服もたくさんあったし……」
女勇者「それはプレゼント!私に幸せな時間をくれる魔王への感謝だと思って受け取って!」
魔王「幸せな時間をくれるのは女勇者ちゃんの方だよ!お礼はこっちこそやらないといけないのに……」
魔王「とりあえず今買ったのは全部俺が持つよ!」
女勇者「え、でもこんなにたくさんの荷物を一人で持つなんて……」
魔王「大丈夫!こういうのは男に任せてよ!」
女勇者「……ありがとう。それじゃちょっと甘えようかな」
魔王「それがいいよ!……これからどうしよっか?」
女勇者「そうだねえ……」
二人((……あれ?荷物で手がふさがるから、これもしかして手繋げなくなった?))
945: 1:2012/11/20(火) 23:11:53 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「と、とりあえず私ん家近いから、荷物置きに行こうよ!」
女勇者(じゃないと手繋ぐチャンスが永遠に来ないし!)
魔王「そ、そうだね!荷物多いままだと持ち運び大変だもんね!」
魔王(このままじゃ手を繋ぐことなくデート終わっちゃうし!)
女勇者「それじゃ一旦家に戻ろう!」スタスタ
魔王「う、うん!」スタスタ
魔王「女勇者ちゃん家は落ち着くなあ」
女勇者「実家は田舎だけどね。実家の方だと自然の中で遊ばないといけなくなるよ」
魔王「自然の中で遊ぶのも好きだよ!」
女勇者「魔王はインドア派じゃないの?ゲーム好きだし」
魔王「……まあ確かに家でゲームしてるのが一番だけどさ」
魔王「実家かあ。交際してる身として、女勇者ちゃんのお母さんお父さんに挨拶行った方がいいのかなあ?」
女勇者「まあ急がなくてもいいと思うけど。……私もしばらく帰ってないなあ。ねえ、今度一緒に行こう!」
魔王「何なら今からでも……」
女勇者「今はデートに集中したいの!」
魔王「そっか。わかったよ。それじゃあ次は何するか考えよう」
女勇者「うん!」
946: 1:2012/11/20(火) 23:13:42 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「さてと、私のやりたいことには付き合ってもらったし、今度は魔王の番だね!何する?」
魔王「俺はいいよ、今日はずっと女勇者ちゃんのやりたいことやっていこうよ」
女勇者「そうはいかないよ!私だけ楽しんだらデートの意味ないもん!」
魔王「そうは言っても、俺のやりたいことだと、ゲームになっちゃうよ?」
魔王(それじゃあ手を繋ぐ機会なさそうだし……)
女勇者「……いいよ!私だって魔王と一緒にするゲームは好きだもん!」
女勇者(手を繋ぐ機会はなくなるかもだけど、魔王にいっぱい我慢させるのはよくないしね……)
魔王「そっか、ありがとう。……はは、これじゃいつも通りだね。何か結局ゲームに付き合わせてごめん」
女勇者「いいってば」
魔王「えっと、それじゃ移動魔法で魔王城行く?夕飯までやって、それで今日は終わりにしよっか?」
女勇者「え?あ、えっと……その……」
女勇者「げ、ゲーム機をさ、うちに持ってくるのはできない?」
魔王「え?で、出来るけど、何で?」
女勇者「今日は……泊まってほしいから///今日一日ずっと一緒にいよう///」
魔王「と、泊まっていいの?」
女勇者「……やだ?」
魔王「いやなわけないよ!女勇者ちゃんがいいのなら、是非泊まらせてください!」
女勇者「そっか、よかった。それじゃ今日はゲームでいっぱい遊ぼう!」
魔王「待ってて!音速で取ってくるから!」シュンッ
魔王「……取ってきたよ!」シュンッ
女勇者「本当に早いね!?……まあいいや。いろいろ繋いで、ゲームやろう!」
947: 1「何のゲームかわかります?」:2012/11/20(火) 23:14:58 ID:7RuR6mIcnA
魔王「ランス、駄目だって!行っちゃったら大変なことになるよ!」
魔王「そうだ、エモだよ!エモってランスを助けなくちゃ!」
魔王「怖気づいていいんだよ!そうだ!怖くなってもらおう!」
魔王「よかった!ランスが助かった!ランス、よかったよお!」ポロポロ
魔王「……あ、ごめん!一人で勝手に楽しんじゃって!」
女勇者「ううん、ゲームしてる魔王見てるの好きだもん。嘘じゃないよ」
女勇者(ゲームやってる時の魔王はいろんな表情をするんだよね)
女勇者(笑って、泣いて、怒って、ゲームの場面に合わせてくるくると表情を変えるの)
女勇者(そのどれもが素敵で、そんな表情をすぐそばで見守ることができる。幸せだなあ……本当に幸せ)
魔王「セーブしてっと……ごめんね、今度は二人でできるゲームやろうね」
女勇者「私がやると足引っ張っちゃうよ?それでもいい?」
魔王「いいよ!ていうか、足引っ張ることなんてないよ!」
女勇者「やっていいなら……一緒に頑張ろうかな!」
魔王「うん!一緒に頑張ろう!」
948: 1「こっちのゲームも何かわかります?東方じゃないよ」:2012/11/20(火) 23:16:20 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「古いゲーム機だね」
魔王「スーファミもすっかり古いゲーム機だよね」
女勇者「巫女さんが主人公のゲームなんだ。可愛いね」
魔王「うん、巫女さんが主役のアクションシューティングだよ。可愛いけど、女勇者ちゃんには敵わないよ」
女勇者「えへへ、ありがとう」
魔王「俺が小夜ちゃん……主人公の女の子使っていい?」
女勇者「いいよ。じゃあ私はこのくのいちの女の子で」
魔王「しのぶちゃんだね。よーし、二人でクリアしようね!」
女勇者「うん!」
女勇者「難しい……目が痛いよ……」
魔王「難しいよね。ちょっと切り上げて休憩しよっか」
女勇者「うん。ご飯用意するよ。晩御飯にしよ」
魔王「じゃあパスワード覚えて……よし、休憩しよう!女勇者ちゃんのごはん、楽しみだなあ!」
女勇者「魔王は私なんかのご飯でも美味しい美味しいって言って食べてくれるから嬉しいんだよね。今日も一生懸命作るよ!」
949: 1:2012/11/20(火) 23:17:01 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「出来たよー」
魔王「わーい!女勇者ちゃんのごはんだー!」
女勇者「そんなに喜んでもらえると私も嬉しいよ」
魔王「カレーだー!俺カレー大好きなんだよ!いただきまーす!」
魔王「美味しい!嫌いな野菜もなくて俺すごい好きだなあ!」
女勇者(野菜はすりおろしていれてるんだよね。これなら野菜嫌いな魔王でも野菜に気付かないで食べれるしね)
魔王「ねえねえ、おかわりしていい?」
女勇者「うん!いっぱい作ったからいっぱい食べてね!」
950: 1:2012/11/20(火) 23:18:06 ID:7RuR6mIcnA
魔王「ごちそうさまでしたー!」
女勇者「魔王、本当にすごい食べたね……」
魔王「え、駄目だった?」
女勇者「ううん。ただの感想だよ。それどころか喜んで食べる魔王が可愛くって幸せだったよ」
魔王「俺も女勇者ちゃんの料理を食べれて幸せだったよ!」
女勇者「ありがとう。……それじゃ目も回復したし、ゲームやろっか!」
魔王「お、女勇者ちゃん、やる気だね!」
女勇者「さっきのゲーム面白くって。せっかくだしクリアしたいよね!」
魔王「じゃあパスワードを入力して、再開しよう!」
女勇者「……うわ、アイテムがなくなってるよ」
魔王「パスワードで再開するとアイテムとかは初期状態になるんだよ」
女勇者「これはちょっと……最初からやってアイテム取っといた方がいいんじゃないかな?」
魔王「じゃあ最初からしよっか」
女勇者「いい?」
魔王「いいよ!」
女勇者「ありがとう。それじゃ最初からやろう!」
951: 1:2012/11/20(火) 23:19:04 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「……駄目だー!クリアできなーい!」
魔王「あははは、難しいよね」
女勇者「目が痛いよー!限界だよー!」
魔王「けっこう遅くなったし、今日はここまでにしようか」
女勇者「うん、そうだね。はー、クリアできなかったあ……ちょっとお風呂入ってくるよ」
女勇者「あ、魔王は湯船につかる?」
魔王「え?う、うん」
女勇者「そっか。じゃあお湯入れとくね」
女勇者「……い、一緒に……」
魔王「え?」
女勇者「な、何でもないです!///お風呂行ってくるから!///」タッタッタッ
魔王「あ、行っちゃった。お風呂か……」
魔王「……見たい。いや駄目だから!それ覗きだから!」
魔王「いかんいかんいかん!それは駄目だって!駄目だって!!」
魔王「……泊まるわけだけど、俺も入っていいんかな?」
魔王「女勇者ちゃん家のお風呂で?女勇者ちゃんが入った後のお風呂に?湯船に?……いかんいかんいかん!」
952: 1:2012/11/20(火) 23:19:57 ID:7RuR6mIcnA
なんだかんだで入浴完了。
魔王「……もう遅いし寝ちゃう?」
女勇者「そうだね。ゲームいっぱいやって目疲れたしね」
魔王「また今度も一緒にやって、今度こそクリアしようね!」
女勇者「うん!」
女勇者「……それにしても魔王のパジャマ姿、本当に可愛いね」
魔王「いやいや、女勇者ちゃんのパジャマ姿の方が8200万倍可愛いよ」
女勇者「その数字はどうやって出てきたのよ……」
女勇者「……あっ!そうだ!今度お揃いのパジャマ買わない?」
魔王「あ、いいね!お揃いってなんかラブラブっぽくていいね!」
女勇者「さっそく次のデートの予定が埋まったね」
魔王「買い物でパジャマ購入、そして夜は今日のリベンジ!って感じ?」
女勇者「うん!」
魔王「今日本当に楽しかったね……またデートしようね!」
女勇者「うん!これからいっぱいいっぱいデートしようね!」
二人((次こそは手を繋いでみたいな……))
953: 1:2012/11/20(火) 23:21:24 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「それじゃ寝よっか」
魔王「一緒の部屋で寝るの、魔法学の街の宿屋以来だね」
女勇者「あの時は側近もいたけどね」
女勇者「そう言えば側近、ハーピーさんと結婚したんだよね!」
魔王「うん。ようやくゴールインだって。幸せになってほしいよね!」
女勇者「結婚かあ……」
魔王「結婚……」
二人「「……///」」
女勇者「ね、寝よう!うん、寝よう!///」
魔王「うん、おやすみ!///」
女勇者「……あっ」
魔王「あっ?」
女勇者「王都では一人暮らしだし、ベッド一つしかない……」
魔王「じゃ、じゃあ俺床で寝るよ」
女勇者「駄目だよ、魔王はベッド使って!私が床で寝るから!」
魔王「それこそ駄目だよ!女勇者ちゃんがベッドを使って!」
女勇者「……じゃあさ……ふ、二人で一緒に使おう」
魔王「え?え?」
女勇者「こ、ここ恋人同士なんだし、も、もも問題ないよ!うん、ない!///」
魔王「い、いいい一緒のベッドで?いいのかな?いいかなあ?いいかなあ!///」
954: 1:2012/11/20(火) 23:22:28 ID:7RuR6mIcnA
二人((一緒のベッドで寝るだけ。一緒のベッドで寝るだけだから))ドキドキ
『望んでるのはそれ以上なんですよ!デートして、寝泊まりして、チョメチョメしたいと思ってますよ、きっと!』
『ていうか付き合ってんだし責任もとれるんだから挿入してもいいと思うんだけどな。魔王も勢いでいっちゃえばいいんだよ』
二人((いやいやいや!寝るだけだから!寝るだけだからあああ!!))ドキドキドキドキ
二人((……いや、これはもしかしたらあれのラストチャンスかも))
女勇者「ま、魔王……起きてる?」ドキドキ
魔王「う、うん。起きてるよ」ドキドキ
女勇者「……手、握ってもいいかな?」ドキドキ
魔王「っ!……うん。いいよ」ドキドキ
女勇者「……」ギュッ
魔王「……」ギュッ
二人「「……」」ドキドキドキドキ
955: 1:2012/11/20(火) 23:23:52 ID:7RuR6mIcnA
女勇者(わあああ!やっぱり恥ずかしいいいい!)
女勇者(……でも、すごく落ち着くなあ)
女勇者(魔王の優しさが伝わってくるからかなあ)
女勇者(これからもずっと魔王と一緒にいれたらいいなあ)
魔王(女勇者ちゃんの手が!女勇者ちゃんの手があぁ!!)
魔王(すごいドキドキするけど、一方で安心感にも包まれてる感じがする)
魔王(手を繋ぐことで、女勇者ちゃんの優しさや温かさが伝わるからかな)
魔王(これからの人生全てを女勇者ちゃんと共に生きていきたいなあ)
魔王(俺は、人生をかけて女勇者ちゃんを守っていきたいなあ)
二人「「……」」ドキドキ
手を繋ぎっぱなしだった二人は結局緊張で寝られなかった。
寝られず、目を閉じてひたすら朝を待っただけの時間となったが、二人にとっては幸せな時間になったようだ。
こうして二人としては大成功のデートが終了したのだった。
956: 1:2012/11/20(火) 23:24:38 ID:7RuR6mIcnA
龍人「……で、寝られないまま朝を迎えたから、こいつは帰ってすぐ寝たわけか」
魔王「すぅ……すぅ……」zzz
龍人「今頃女勇者も同じように寝てんだろな」
側近「寝る前に魔王様が言ってたことを信じると、一応手を繋ぐっていうノルマは達成できたみたいだな」
龍人「まあ健全なお泊まりデートが出来ただけでも、このカップル的には大前進って言っていいかもなぁ」
側近「……結婚はいつになるのかなあ?ていうか、結婚までいけるのか?」
龍人「すぐには無理だろ。結婚は続編になるんじゃねぇの?」
1「え、これ続編やんの?」
側近「まあ恋愛の形はそれぞれだしな。こればっかりは見守るしかないな」
龍人「そうだなぁ。しばらくは見守る方向でいくかぁ」
龍人「誰だ今の」
957: 1:2012/11/20(火) 23:28:03 ID:7RuR6mIcnA
今日はここまでにします。
せっかく本編で交際に至ったんだから、ただひたすらいちゃつく話があってもいいんじゃないかと思って今回の犯行です。
まあね、多くの言葉はいらないでしょう。次の言葉で今日は終わります。大爆発しろ!!
今回の更新のまとめです。当然のように分けときます。
魔王と女勇者のデート>>932-939>>940-945>>946-956
これか次かがラストになりますかね。
958: 名無しさん@読者の声:2012/11/21(水) 01:04:36 ID:UnOQWjueGw
やっと進歩したよ!ちくしょう、爆発しろ!
早く突き・・いや、け、結婚しろ!
つ婚姻届け
つ媚薬
しえん!
959: 名無しさん@読者の声:2012/11/21(水) 02:17:44 ID:9ZMBJTs0O.
見える見えるぞ…
魔王が女勇者ちゃんを気にしすぎて手が出せず
女勇者ちゃんは女勇者ちゃんで自分に魅力が無いのかと悩む…
そんな二人の未来が見える…
うあああああマルマイン!だいばくはつ!
つ媚薬
つしえん
960: 名無しさん@読者の声:2012/11/21(水) 20:20:26 ID:oUrZxx2jaQ
お泊まりデートおめでとう
次は膝枕や腕枕だね!
最後のとこの龍人可愛いww
いやいつもの龍人も可愛いけどww
え?関西弁の龍人?そんな事より早くでぇとしようよ
961: 名無しさん@読者の声:2012/11/22(木) 11:20:40 ID:Sbys4aIzKQ
媚薬を女勇者に盛って、
魔王がどんな風にテンパるのかを見てみたい気もする
という訳で
つ媚薬
つC
962: 名無しさん@読者の声:2012/11/23(金) 09:29:58 ID:5j15m2A/Rg
二人はまるでメルトみたいだなぁ。
そして1さん書く理由出来たんだから続編期待してまっせ♪
963: たくさんの支援やレスをありがとうございます:2012/11/23(金) 21:28:57 ID:7RuR6mIcnA
>>958
魔王達的には進歩なんでしょうけどね。
客観的には、あんな雰囲気であんな展開で行為に至らないとか、どういう精神してるんだって感じですよ。
まあでもこのSSは健全さが売りですので、過激な描写を避けるのは仕方のないことかもしれませんね。
一応言っておきますと、今のはツッコミポイントです。
>>959
見えるぞ!私にも同じ未来が見える!
……どう足掻いても二人がテンパる感じになるんですよね。どうしたもんでしょう。
そしてマルマインは犠牲になったのだ。
>>960
膝枕腕枕とかしたら魔王様の緊張もクライマックスで大変なことになるような気が……
龍人「マジでデートしてぇよ。俺もリア充の仲間入りしてぇんだよ!」
魔王「龍人だったら大丈夫だよー」
龍人「上から物言ってんじゃねぇぞ、こら!」
>>961
俺もそれ見てみたいですね。何か凄いことなりそうです。
そうなったら、魔王様テンパりすぎて死ぬんじゃないでしょうか。
まあでも魔王様的には幸せな死に方と言えるんじゃないでしょうか。このスレ的には一気にバッドエンドになりますが。
>>962
まあ確かにメルト級に初々しい二人ではありますよね。
相合傘とかしたらもう二人とも真っ赤になるんじゃないでしょうか。
そういうのを遠巻きに見ていたい気もしますけどね。優しく笑って爆発しろと囁きますよ。
続編は……どうなんでしょうね?あんまり期待しないで待っててもらえると助かります。
964: 1「だいたい2レス1セット」:2012/11/23(金) 21:30:41 ID:7RuR6mIcnA
魔王城の平和な日常
魔王「当たり前〜♪当たり前〜♪当たり前体操〜♪」
側近「何で当たり前体操やってるんですか?」
魔王「あ、側近。何でって、面白いからだよ!」
魔王「ねえねえ、俺、当たり前側近を考えてみたんだけど、聞いてよ!」
側近「いくら払いますか?」
魔王「側近に聞いてもらうのにお金いるん!?」
側近「冗談ですよ。くだらないのに付き合ってやりますからさっさとやりなさい」
魔王「くだらなくなんかないよ!いくよ!」
魔王「雑談編で〜♪ツッコミ張り切り〜……滑るっ!当たり前側近♪」
魔王「側近が痛々しいほど滑ってたのを再現したんだよwww面白いでしょwww」
側近「魔王の右腕♪掴んで捻って〜……アームロック!」グイッ
魔王「ひぐぅっ!?」メキィ
側近「当たり前魔王♪」
魔王「痛い痛い痛い!痛いよ!ちょっと笑えないレベルで極まってるから!」メキメキ
側近「や〜め〜ろ〜や〜♪や〜め〜ろ〜や〜……やめろやっ!」
魔王「俺の台詞だから、それ!やめるかどうかは側近次第だよ!」メキメキ
965: 1:2012/11/23(金) 21:31:07 ID:7RuR6mIcnA
側近「魔王様。魔王様に火点けていいですか?」
魔王「どういう質問なの!?そう言われて許可する人実在すんの!?」
側近「いや、なんか炎を見たいんですよ。興奮するじゃないですか」
魔王「発想が危険だよ!ていうか、俺に火点ける時点で十分興奮してるよ!」
側近「興奮してませんよ。ただ、魔王様を炎で包みたいだけですよ」
魔王「錯乱はしてるよね!?何が側近を駆り立ててるの!?」
魔王「とりあえず考え直そう!炎見たいんなら俺に火点けなくてもいいでしょ!」
側近「いや、他の奴にやったら危険だし、かわいそうじゃないですか」
魔王「俺でも危険だよ!?俺もかわいそうだよ!?ていうか何で誰か生きてる奴に火点ける前提なの!?」
側近「ああもう正直に言いますよ。魔王様が火だるまになって苦しんでるとこが見たいんです」
魔王「最悪な開き直りだよ!悪魔に精神乗っ取られてるよ!」
側近「ねえ、燃えてくださいよ。魔王様なら死なないでしょう?」
魔王「死なないけど、体と心は重傷だよ!墓場まで持ってくトラウマになるよ!」
側近「でもそれで皆は笑えるんですよ」
魔王「笑いのためにやれと!?出川さんでもここまで体張らないよ!」
魔王「ていうか皆もトラウマだって!人や魔物が生きながら燃やされる映像ってやばいでしょ!?」
側近「でも今回燃えるの魔王様じゃないですか」
魔王「俺は何なの!?魔物じゃないの、俺!?」
側近「炎魔法出しますよー」
魔王「俺の話を聞いてよ!」
966: 1「サトシのベイリーフが好きです」:2012/11/23(金) 21:31:48 ID:7RuR6mIcnA
魔王「やっぱ俺はサーナイトかなあ!ミミロップもいいよね!」
ハーピー「私はやっぱりピカチュウやロコンのような可愛いのが好きですね」
ハーピー「あと、私はハーピー族という鳥類の要素もある種族だからか、ピジョットも好きですね。かっこいいと思います」
魔王「あー、そういう見方もあるんだね。じゃあ龍人やドラゴンもドラゴンタイプがいいの?」
龍人「そうだなぁ。カイリューやチルタリスは可愛いと思うし、ボーマンダはかっこいいと思うぜ」
龍人「まあでもベースは人だからな。あくまでも好きなのはポケモンとしてだよ」
ドラゴン「……俺はもう完璧にドラゴンだから、チルタリスやカイリューのメスは恋愛感情で好きになれる自信あります」
魔王「ふーん、そういうもんなんだ。じゃあゾンビは……ベトベトン?」
ゾンビ「何でもかんでもその法則に当て嵌めないでください!あと、俺だって一応ベースは人ですよ!」
ゾンビ「俺が好きなのはリザードンですね。やっぱ最初の相棒なんで大好きですね」
スライム「俺は最近魔王様の影響でサーナイトが好きになってきました」
側近「……おい、お前ら。一体何の話をしてるんだ?」
魔王「あ、側近!ポケモンの話をしてるんだよ!」
967: 1「ゴローニャとか架空のポケモンでしょww」:2012/11/23(金) 21:32:37 ID:7RuR6mIcnA
魔王「俺が皆を誘ってさあ!今、皆でポケモンやってんの!」
魔王「こうやって話したり、時には交換したり戦ったりしてるんよ!」
スライム「俺は体の構造上ゲーム機持てないんで魔王様のを見てます」
ドラゴン「俺もゲーム機が小さくてうまく持てないので魔王様のを見てます」
側近「……ああ、なるほど。最近城の者が仕事の合間に必要以上に休憩いれるのはこのせいか」
側近「魔王様、駄目ですよ。そんなゲームばっかやってたら。部下にやらせるのも駄目です。仕事に影響が出ます」
魔王「ええ!?いいじゃん!ちゃんと仕事と両立させてるんだから!」
側近「駄目です。そんなゲームばっかやって。周りもなんて思うか……」
龍人「いいだろ!仕事はちゃんとやってんだろ!」
側近「駄目だ。俺は今、効率と周りの目を気にして言ってんだ。現に必要以上の休憩を挟むようになってるだろ」
ゾンビ「そんなこと言わないで!」
側近「駄目だ」
ハーピー「お願い、側近!今本当にいいところなの!時間がかかっても、ちゃんと仕事はするから!」
側近「駄っ……えっと……し、仕事をちゃんとするならいいかもしれないな!」
ハーピー「ありがとう、側近!ねえねえ、よかったら側近も一緒にやろう!」
側近「……そ、そうだな。切り詰めて仕事しても辛くなるしな。たまには息抜きも必要だもんな!」
ハーピー「ありがとう!一緒に交換とかして強くなろうね!」
龍人「愛妻の力、半端ねぇな……」
968: 1:2012/11/23(金) 21:33:33 ID:7RuR6mIcnA
魔王「ああああ!!痛いいいい!!」ポロポロ
側近「ふふふふwww」
ドラゴン「龍人、側近様が今かけてる技って何?」
龍人「カンパーナ、だってよ。変な技だな」
ハーピー「魔王様の泣き声が聞こえましたけど、どうしました!?」
側近「……やべ」
魔王「ああああ!ハーピーちゃん、側近が関節技かけていじめるううぅぅ!!」ポロポロ
側近「ちょっ魔王様!」
ハーピー「魔王様になんてことを……側近っ!」
側近「は、はい!」
ハーピー「私も側近もたくさんお世話になってるのに、どうして魔王様をいじめるの!?」
側近「いや、あの、その……魔王様をいじるの、楽しいっていうか……」
ハーピー「それをすることで、魔王様は辛い思いをするのに、それでもいいの!?」
側近「そこは、何て言うか……魔王様だからいいかなって……」
ハーピー「……正座」
側近「は?いや、それは……」
ハーピー「正座!」
側近「は、はい!」シュタッ
ドラゴン「……何かすごいことになってきたね」
龍人「すげぇ面白いことになってきたwww」
969: 1:2012/11/23(金) 21:34:10 ID:7RuR6mIcnA
ハーピー「〜〜〜!」
側近「……」
ドラゴン「正座させられたまますごい怒られてる……」
龍人「ガチの説教じゃんwwマジうけるwww」
ドラゴン「側近様のこんな姿、初めて見たよ。ハーピー凄いな……」
龍人「正座してwwwシュンってなっとるwwwあの側近がwww」
魔王「……これからはハーピーちゃんに頼れば俺は助かるんかなあ?」
龍人「まあでもハーピーに助けてもらえるのはこれっきりじゃねぇの?」
魔王「え?何で?」
龍人「ぶっちゃけお前がいじめられてた方が読んでて面白くね?」
魔王「ああ、そういう理由なんだ……」
ドラゴン「続編があるとしたら、またいじめられると思いますよ」
魔王「やだなあ……もう続編やらんでええやん……」
970: 1:2012/11/23(金) 21:35:10 ID:7RuR6mIcnA
魔王「龍人、三國無双一緒にやろう!……あれ?龍人いないの?」
側近「なんか女戦士と一緒に飲む約束してたらしくて、王都の居酒屋に向かいましたよ」
魔王「……最近多いよね。あいつが女戦士ちゃんと一緒に飲むのって」
側近「飲み仲間ってやつですね。……魔王様はどう思います?」
魔王「どう思うって?」
側近「あの二人の間に恋愛感情ってあると思います?」
魔王「あー、そういうお話。でも、書いてる人がフラグはないよって言ってなかった?」
側近「ところが、あの二人が本編ラストで絡んだ際に、そういうのを予測するレスが多くなりまして」
側近「なんか、くっつけてもいいカップルになるかもって思い始めたみたいなんです」
魔王「はー、そうなの!」
971: 1:2012/11/23(金) 21:35:51 ID:7RuR6mIcnA
魔王「でもどうなんだろうね?書いてる人、最初は乗り気じゃなかったんでしょ?」
魔王「それに龍人には、支援してくれる人の中に、デートしたいって言うほど慕ってくれてる人がいるじゃん」
魔王「その人がいるんだから、その人と結ばれればいいんだよ!なのに女戦士ちゃんまで狙うってどういうことだ!怒るよ!」
側近「いや、でも……何か自慢みたいで気乗りしませんが、俺や魔王様もそういう支援をしてくれる方はいましたよね」
側近「それでも俺はハーピーを、魔王様は女勇者を選んだではありませんか」
側近「結局は世界が違いますので、同じ世界で相手を見つけなければなりませんよ」
魔王「それで、龍人は女戦士ちゃんとはどうなん?って話なわけか」
側近「そうです」
魔王「んー……正直、性格は互いにマッチしてる感はあるよね」
魔王「女戦士ちゃんの美貌があるから龍人がメロメロになるのは必至として、後は女戦士ちゃんがどう思うかだよね」
側近「恋愛は二人の問題ですからね。でも、気になりますよね」
魔王「まあどうなるにせよ……もう残り少ないからこのスレじゃどうしようもないよね」
側近「続編があればその辺に触れる可能性もあるんでしょうか」
魔王「続編あるのかなあ?もう各々の妄想で済ましていいんじゃない?」
972: 1:2012/11/23(金) 21:36:41 ID:7RuR6mIcnA
龍人「最近飯の時間が楽しみなんだよなぁ!」
側近「どうした、龍人?馬鹿みたいに叫んで」
龍人「おう、お前がハーピーと結婚したことで、ハーピー魔王城に住みこみで働きだしたろ」
魔王「喜ばしいことだよね!……馬鹿って言われて否定しないんだ?」
龍人「実際俺は馬鹿だろ。それはともかく、日常の雑用的な仕事は俺や三馬鹿でやってっから仕事ない感じじゃねぇか」
側近「当たり前だろ。ハーピーに変な仕事させたら、魔王様と組んでお前ぶっ殺すからな」
魔王「力を封印して弱体化させたうえでボコボコにするよ!」
龍人「上司二人がこの調子だからな。で、白羽の矢が立ったのが調理場の仕事だ」
龍人「……美味いんだよなぁ、本当!マジで美味いんだ、これが!」
龍人「調理場で魔王城の人数分調理すんのも厳しい仕事のはずなのに、何故か過保護上司もここは許可するしな」
側近「当たり前だろ。ハーピーの料理食べてえだろ」
魔王「お金払ってでも食べたいよね!」
側近「そして厳しい仕事を頑張ったハーピーをよしよしってやるのが俺の喜びだしな」
龍人「ごちそうさまです。とにかく、だから最近飯時が本当楽しみなんだよな!」
973: 1:2012/11/23(金) 21:37:26 ID:7RuR6mIcnA
龍人「前の料理長のもさぁ、美味いのは美味いんだけど、野郎がつくってるってとこがイメージ的にマイナスよなぁ」
魔王「そう!龍人、よくわかってるね!そうなんだよ、女の子が頑張ってつくってくれてるのがいいんだよ!」
魔王「もちろんハーピーちゃんの料理の腕自体すごいんだよ!そこから女の子が頑張ってつくってくれてる事実が上乗せされて、最高になるんだよ!」
魔王「ハーピーちゃんがつくった料理食べれるとか、男として本当に勝ち組だよ!」
龍人「あと、こっちは時々だが、魔王効果で女勇者が調理手伝いに来てくれる時あんだろ」
龍人「女勇者の料理もさぁ、また美味いんだよな」
魔王「でしょ!?マジ美味いんだよ!」
魔王「ハーピーちゃんや女勇者ちゃんのような綺麗な女の子二人の料理が食べられる!こんな幸せってそうそうないよ!」
龍人「俺は散々お前らイケメン二人組に嫉妬して爆発を願ったが、こうなるとさすがに感謝せざるを得ねぇよな」
側近「おう。存分に俺とハーピーに感謝するがいい」
魔王「俺は別にいいけど、ハーピーちゃんと女勇者ちゃんには感謝してよね!」
龍人「……ふと思ったんだけどよ、男三人が集まって何話してんだろな?」
魔王「ハーピーちゃんと女勇者ちゃんの料理おいしいねって話でしょ」
龍人「いや、そうなんだけどよ……まあいいか、もう」
974: 1:2012/11/23(金) 21:38:13 ID:7RuR6mIcnA
魔王「一つ思ったんだけどさ」
龍人「何だよ、糞馬鹿魔王」
ハーピー「魔王様、どうされたんですか?」
魔王「龍人とハーピーちゃんって仲良いの?」
龍人「……何言い出してんの?変な答えを引き出して、側近のドS的ターゲットを俺に変えさせる気か?」
魔王「いや、そんなんじゃないよ。龍人も昔は悪ぶってた時期あったじゃん」
龍人「……あったな。王都の皆に迷惑かけちまったんだよな」
魔王「その時のこと、側近に聞いたんだけどさ」
ハーピー「はい」
魔王「龍人さあ、側近対策としてハーピーちゃんを人質に取ったことあるんでしょ?」
龍人「……あっ!」
ハーピー「……」
魔王「まあ実際には当時の部下に任せたみたいだけどさ、ハーピーちゃんは気持ち的に大丈夫なのかなって」
龍人「わ、わりぃ!そうだよな、当時すげぇ怖い思いさせちまって!」
龍人「ようやく好きな奴と結婚できて、一緒に過ごせるってのに、当時やらかした俺がいたら苦痛だよな!」
龍人「自分の馬鹿さが憎いわ!魔王に言われるまで気付きもしなかった!本当に馬鹿でわりぃ!」
龍人「……俺、出てった方がいいか?俺が魔王城いたら怖くて辛いよな?」
975: 1:2012/11/23(金) 21:38:49 ID:7RuR6mIcnA
ハーピー「……龍人さん、私は大丈夫ですよ」
龍人「で、でも俺は昔にあんな怖い思いさせたんだぞ?」
ハーピー「……正直に言いますと、確かに当時は凄く怖かったです」
龍人「やっぱり!俺、本当に出てくよ!大丈夫、今なら俺はきっと里に帰れるから!」
ハーピー「大丈夫です。今の龍人さんは怖くないですから」
ハーピー「今は一緒に過ごしているんですよ?乱暴な言葉に隠れてる優しさを私は理解してます」
ハーピー「それに……当時とは比べ物にならないくらい優しい目をしてます」
ハーピー「龍人さんが変わられて、優しい方になったのはわかってます。だから、出ていく必要なんてないですよ」
ハーピー「龍人さんは、今はもう魔王城にも世界にも必要な方です。変われたのですから、自信を持ってください」
龍人「……」
魔王「よかったね、龍人。ハーピーちゃんの優しさに感謝だね。……龍人?もしかして泣いてる?」
龍人「っ!な、泣いてねぇよ、馬鹿!」ダダダ
魔王「あ、走っていっちゃった」
側近「……魔王様、何かあったんですか?泣いて走る龍人とすれ違いましたけど」
魔王「んーん。ハーピーちゃんが優しかったって、それだけだよ!」
側近「……?」
976: 1:2012/11/23(金) 21:39:54 ID:7RuR6mIcnA
ゾンビ「魔王様、助けてくれませんか?」
魔王「助けるけどさ、どうしたの!?何で首だけになって転がってんの!?ちょっとしたホラーだよ!」
ゾンビ「まあ俺の種族そのものがホラーみたいなもんですし……」
魔王「どうしたの!?右腕がもげて落ちてなくしたとかはあるけど、全身なくすパターンは珍しいよね!」
ゾンビ「龍人がですね、ドラゴンのことを馬鹿にしたみたいでですね、追いかけられてたんですよ」
ゾンビ「そんな龍人の逃走劇に巻き込まれまして」
ゾンビ「龍人とドラゴンの体当たりを立て続けにくらう感じになって、体中がもげてもげて、気付けば頭だけになってまして……」
魔王「龍人はあとで注意するとして、今は体みつけないとね!俺ちょっと探してくるよ!」
城の中をくまなく探した結果、全てのパーツを見つけて、何とかゾンビは復活しました。
魔王「龍人!ドラゴンとゾンビに謝って!」
ゾンビ「もう戻れないかと思ったよ!」
ドラゴン「俺、下等種族じゃないもん!ドラゴン族、けっこう立派だもん!」ポロポロ
龍人「誰が謝るかよwww悔しかったら言い負かしてみろよwww」
魔王「何だと!この……この、馬鹿!」
龍人「馬鹿はてめぇだろ!頭悪いから馬鹿しか言えねぇんだもんな!ド変態で馬鹿で救いようのない屑な魔物だよ!」
魔王「ああああああ!!」ポロポロ
龍人「ちょろいwww」
側近(……小学校低学年の教室か、ここは?)
977: 1:2012/11/23(金) 21:40:41 ID:7RuR6mIcnA
龍人「あー、昔ほどのマジな悪事は論外として、ちょっとした悪事はやっぱ楽しいなwww」
ハーピー「……龍人さん、これはどういうことですか?」
側近(あ、先生きた)
龍人「っ!……こ、これは男のスキンシップで、気にする程のものじゃねぇよ」
ハーピー「魔王様もドラゴンさんも本気で傷つき泣いてるように見えますが?」
龍人「いや、それは……単にそいつらのメンタルが弱いってことで……」
ハーピー「……正座してください」
龍人「え、いや、その、ちょっとそれは……」
ハーピー「正座しなさい!」
龍人「は、はい!」シュタッ
ハーピー「〜〜〜!」
龍人「……」
ドラゴン「龍人、怒られてマジでへこんでますよwwwざまあwww」
魔王「ハーピーちゃんに命令されて正座して、そのまま説教か……いいなあ」
側近「……ハーピー、実質もう魔王城のナンバー2なんじゃないか?」
魔王「ハーピーちゃんに怒られたら、もう黙って聞いて反省するしかないよね」
側近「普段優しい分、怒ると迫力出ますしね。言い分も倫理的で、悪ふざけを指摘された場合は反論の余地ないですからね」
978: 1:2012/11/23(金) 21:41:25 ID:7RuR6mIcnA
龍人「……あ、ハーピー。魔王見なかったか?」ブンブンカチカチ
ハーピー「いいえ、見てませんけど。どうなさいました?」
龍人「いや、あの野郎、歩数計のゲーム渡して、歩数増やしといて!とか言いやがってよ。仕方ないから振りまくってんだよ」ブンブンカチカチ
ハーピー「あ、ピカチュウのゲームですね。可愛いですね」
ドラゴン「魔王様なら側近様と一緒にどっか行ったよ」
龍人「はあ!?あの野郎、俺に歩数計振らせといて自分はどこ行ってんだよ!」ブンブンカチカチ
ドラゴン「知らないからどっかって言ってんだろ」
龍人「くそっ!俺はいつまでこれ振ってりゃいいんだよ!」ブンブンカチカチ
979: 1:2012/11/23(金) 21:42:14 ID:7RuR6mIcnA
共存の街。
魔王「……」
側近「お参りは済みましたか?」
魔王「うん。このお墓にはたくさんの命が眠ってるからね。こうしてこまめに会いに行かないと」
側近「この墓に眠るのは……戦争派の多くに魔道師、異界王といった大罪人ばかりですよ?」
魔王「確かに生前悪いことした人達だけど、それで死後永遠に見捨てられるのはかわいそうだよ」
魔王「大きいか小さいかだけの問題で、誰しもが悪いことをしてるはずだと思う」
魔王「大きな過ちを無条件で許すのは駄目だと思うけど、それを理由に見捨てられ、誰からも想われないのは悲しいし辛いと思う」
魔王「この世界の平和も、異世界の平和も、俺や側近の命が今も続いてるのも、いろんな犠牲の上に成り立ってる尊い現実なんだよ」
魔王「だから俺は、ここに眠る皆のことも想いたい。生前にした悪いことに関してはちょっと複雑な気持ちだけどね」
側近「相変わらず優しいんですね」
魔王「そうかな?」
側近「そうですよ」
980: 1:2012/11/23(金) 21:43:02 ID:7RuR6mIcnA
側近「それじゃそろそろ帰りましょうか」
魔王「うん!龍人にポケットピカチュウやっといてって渡してあるから、どんだけピカチュウがデレたか確認したいし!」
側近「……ゲームですか」
魔王「うん、ゲーム!ちょっと趣向が違うけどね!」
側近「好きですねえ、本当に……」
魔王「あー楽しいなあ!ここ最近の日常は平和で愉快ですごく楽しいよ!」
魔王「こういう平和な日常がずっと続けばいいのにね!」
側近「続きますよ。魔王様がいて、俺達が支えているのですから」
側近「俺も今の平和な日常が好きですからね。これから先何がありましても、俺達で守っていきましょう」
魔王「うん!だからこれからもよろしくね!」
側近「こちらこそよろしくお願いします」
側近「それでは、帰って関節技をかけるとしましょうか」
魔王「いつそんな流れになった!?いきなり俺の平和が崩れちゃったよ!」
側近「何言ってるんですか?いつものことじゃないですか」
魔王「いやだー!帰りたくなーい!俺今日女勇者ちゃん家に泊まるー!」
側近「我儘言うんじゃありません。それじゃ帰りますよー」
魔王「やだー!」
981: 1:2012/11/23(金) 21:45:42 ID:7RuR6mIcnA
(ほぼ)本編だけのまとめ
モテる方法を探せ!魔王と側近馬車旅編
>>1-14>>18-24>>25-37>>41-51>>52-57
>>60-67>>68-76>>79-86>>89-95>>96-107
皆で調べろ!共存の街編
>>108-114>>119-124>>128-134>>137-149>>154-162
>>166-172>>176-184>>188-195>>200-207>>212-218
>>220-225>>229-237>>248-253>>259-264>>271-278
>>285-292>>306-318>>325-332>>341-346>>362-369
蘇れ!平和な世界編
>>383-392>>404-411>>420-428>>436-443>>451-456
>>462-467>>475-482>>488-496>>503-511>>522-527
>>536-544>>551-560>>570-573>>584-595>>606-613
>>621-631>>639-651>>652-655
982: 1:2012/11/23(金) 21:46:02 ID:7RuR6mIcnA
本編終了後の小話集
それぞれの反応>>678-689
ファンクラブの今後>>699-705
魔王と側近の雑談>>707-717
教えて側近さん>>722-731
側近「魔王様を無視し続けたらどうなるか」>>739-745>>746-756
女僧侶さんの相談室>>766-776
魔王と側近の雑談2>>782-791
四人の出会い>>801-807>>808-816>>817-826
異界王の小話>>840-847>>848-857>>858-869
家族のお話・龍人編>>887-893>>894-899
家族のお話・側近編>>909-916>>917-924
魔王と女勇者のデート>>932-939>>940-945>>946-956
魔王城の平和な日常>>964-971>>972-980
おまけ
独断と偏見の戦闘能力ランキング>>879-881
983: 1:2012/11/23(金) 21:46:32 ID:7RuR6mIcnA
1と愉快な仲間達のコーナー・本編編
※本編と全く関係ないので、興味ない方は見なくても大丈夫です。
>>15-17>>38-40>>58-59>>77-78>>87-88
>>115-118>>125-127>>135-136>>150-153>>163-165
>>173-175>>185-187>>196-199>>208-211>>219
>>226-228>>238-247>>254-258>>265-270>>279-284
>>293-305>>319-324>>333-340>>347-361>>370-382
>>393-403>>412-419>>429-435>>444-450>>457-461
>>468-474>>483-487>>497-502>>512-521>>528-535
>>545-550>>561-569>>574-583>>596-605>>614-620
>>632-638>>656>>671-675
984: 1:2012/11/23(金) 21:46:59 ID:7RuR6mIcnA
1と愉快な仲間達のコーナー・小話編
※本編と全く関係ないので、興味ない方は見なくても大丈夫です。
>>690-698>>706>>718-721>>732-738>>757-765
>>777-781>>792-800>>827-830>>831-836>>837-839
>>870-878>>882-886>>900-908>>925-931>>957-963
>>985-994>>995-1000
985: 1:2012/11/23(金) 21:49:35 ID:7RuR6mIcnA
とりあえずこのSSはここまでとします。
長くなると思いますが、とりあえず今作について思ったことを書き連ねてみます。
本編は終わってるのですが、書きたい小話があったのと、1000いきたいっていうささやかな野望を持って、今日まで続けさせていただきました。
番外編の途中で完全に書き溜めが尽きて、毎日更新じゃなくなったのは申し訳なく思ってます。すみません。
スレを続ける過程で、ランキングでも第27回で三位、第28回第29回第30回と連続で一位にしていただき、本当にありがたく思ってます。
ランキングでも最高の結果にしていただき、普段は支援レスで勇気づけてもらったり楽しませていただき、本当に支えられました。
マジで感謝です。本当にありがとうございます。喜ばしい結果に腹痛もつきまといましたが、それすらも心地いいような夢の中のような感覚でした。
次立てる予定のスレは、いつか言ったと思いますが、このシリーズとは関係ないSSの予定です。
でも、これの続きを望む声もちらほらありますので、できればまたいつか立てたいと思います。思いますけども……。
そもそもこれも書きたいことがあって、それをやるためだけに立てましたので、自分の感覚としては一作目の番外編の延長のように捉えています。
なので、もう本当に今は話が浮かばないです。一年後の九月十四日に関連スレが立たなかったその時は……察して上げて下さい。
言いたいのはそれくらいです。このスレ内で何か番外編的小話を投下する予定はもうないので、1000を目指して埋める作業を手伝ってくれたら助かります。
俺ももうちょっと後から埋める作業に入る予定です。
それでは後は自由奔放に1000まで進みましょう。
最後に、皆さん、本当にここまで支えてくださってありがとうございました!
以下、自由行動!
986: 名無しさん@読者の声:2012/11/23(金) 22:12:23 ID:GlzETAUq3E
うわぁぁぁおわったぁぁぁ!
お疲れ様です!
くそっ!やっぱり続編やって(・_・;)
987: 名無しさん@読者の声:2012/11/23(金) 22:25:59 ID:HZWQXcGV/Y
お疲れ!!!!!!!
個人的には今まで読んだSSの中で一番好きです
次回作にも期待!
魔王も側近も爆発してしまえ!
龍人は女戦士に手を出したらコロス
>>1さんへ
つ一人のクリスマス
988: 名無しさん@読者の声:2012/11/23(金) 22:42:42 ID:aHlvZ2IFDU
ハーピーはいいお母さんになるんだろうなぁ…怒られてる側近かわいいww
女戦士タンは龍人には渡さないよ!?俺がパフパフするんだからね!?
1さんはお疲れさんでした。毎日楽しみにしてました。お陰でたくさんニヤニヤほろりワクワクできました。
続 編 も 待 っ て ま す
989: 1:2012/11/23(金) 23:58:07 ID:7RuR6mIcnA
今日カイジあるの忘れてたぜぇ……!
>>986
続編は厳しいかもしれませんね。
今のとこ立てたいと思ってるのは、短編集的なのと、絶望的に邪悪にまみれた話と、糞ほどくだらないギャグのうちどれかを立てたいなーって思ってます。
それらもほとんど書き溜めが済んでないので、立てるのはいつになるやらって感じです。ましてやこれの続編なんて、あっても遙かな未来ですよ。
>>987
一番好きって言ってもらえて、なんていうか救われました。
そういう発言に手を差し伸べてもらえて、その手を掴みまして。
一人のクリスマスを突きつけられて手を放された感じになりました。ちくしょう!魔王も側近も爆発しろ!
>>988
ハーピーが魔王城勤務になってから、城の男どもは頭が上がらない感じになりました。
基本は優しくて、でも不正を前にするとちゃんと怒れる、いいお母さんになるんでしょうね。
そして龍人と女戦士はどうなるのでしょうか。続編は本当にあるのでしょうか。その辺はもうミステリーですね。
990: 名無しさん@読者の声:2012/11/24(土) 00:08:33 ID:pubU3e6YIw
龍人と女戦士をこの前書いてみたら今回の話で出てきてびっくりしました。
あと1さんお疲れさまです。
絵に関しては下手なんでうpするつもりはあまりないです。
991: 1:2012/11/24(土) 00:21:14 ID:7RuR6mIcnA
>>990
絵に関しては了解しました。誰かに無理強いする権限は俺にはないですからね。
そういうのは自分がしたいようにするのが一番だと思いますので、どうするかは自分で決めてください。
……ただ、個人的に意見していいならやっぱり見たいですよね。
でも俺が言うからって無理しなくていいですよ。いや、別にフリじゃないですよ。マジですよ!
そろそろ寝ます。明日には埋まるといいですね。厳密には既に今日ですけど。
埋まるよう祈りつつ、俺は寝ますよ。おやすみなさい!
992: 名無しさん@読者の声:2012/11/24(土) 00:30:43 ID:UnOQWjueGw
乙!
前作も今作も面白かったよ!
続編楽しみにしてるよ〜
…魔王と女勇者は早く結婚しなさい!
おやすみ!
つ寝具カバー一式
993: 名無しさん@読者の声:2012/11/24(土) 01:04:51 ID:pubU3e6YIw
結局うpしました。
処女作です。
994: 名無しさん@読者の声:2012/11/24(土) 01:37:56 ID:ALUchwkIf6
お疲れ様でした!
最近嫌な事が立て続けにあったけど、ここでによによして癒されてました
女戦士と龍人はいい飲み仲間
実は女戦士と戦士が良い感じ
相変わらずモテない龍人は子゛ーレムに慰められる
三バカも相変わらず
こんな感じの事を妄想しときますw
ちょっと不憫な龍人が好きなんて言えない///
でも龍人は頂いていきますね!
また遭遇するの楽しみにしてます
おやすみなさーい
995: 名無しさん@読者の声:2012/11/24(土) 09:22:04 ID:kICLtu6yQg
いつもロムるのみだった私が初めて書き込みしたのがこのSSでした。
いてもたってもいられなくて…!
たくさんのニヨニヨをありがとうございました。
続編は、あったらあったで飛び付きますが1さんの書きたいときに書けばよいと思います。
いつか遭遇できたら大変幸せです(´∀`)
日々の楽しみを、素敵なSSを送り出してくれてありがとうございました!
お疲れさまでした( ・ω・)つ【花束】
996: 名無しさん@読者の声:2012/11/24(土) 13:38:21 ID:ifyv3wwCGQ
記念真紀子
(・∀´)⊃こいこい
997: 名無しさん@読者の声:2012/11/24(土) 16:11:01 ID:/sD2uSZTxQ
いつも読ませてもらってます
本当におもしろかったです
ありがとうございました
998: 名無しさん@読者の声:2012/11/24(土) 19:23:46 ID:5j15m2A/Rg
続編やってぇぇぇ!
魔王と女勇者ちゃんが結婚するまでの話!
あ、あと1さん、マトリョシカ完成したら絵スレに上げさせていただきます。時々みてください
999: 名無しさん@読者の声:2012/11/24(土) 20:06:40 ID:cQ3B0ziycw
1さんお疲れさまでした!
今更ですが、エキサイトトラックはようつべとか見るのをオススメします。
では、自分も受験頑張ります!!
1000: 1:2012/11/24(土) 21:44:30 ID:7RuR6mIcnA
これ俺が1000とっていいんですかね?
1000取りたい人が他に居ても勘弁願いたいです。
皆さん、ここまでありがとうございました!
多くの方々に楽しんでもらえたようで、よかったです!
続編はどうなるんでしょうね!?
マトリョシカはもちろん楽しみに待ってます!
ゲームはどうなったんでしょう!?いけそうなら、気長に待ってます!
皆さんが支えてくれて、ここまでこれました!
もう本当にいろいろありがとうございました!
1000ならSS板繁栄!
1001: 1001:Over 1000 Thread
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ニニニ(゚Д゚∩コ
|_|⊂ ノ
/ 0
し´
えっ…と、
1001はここかな…と
∧∧ ∧∧
∩゚Д゚≡゚Д゚)| ̄|
`ヽ /)ニニニコ
|_=` |_|
∪ ∪
∧∧ ミ ドスッ
( ) _n_
/ つ 終了|
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