書きたいことが出来たので、以前書いてたSSの続きを書かせていただきます。
お手数おかけして申し訳ございませんが、知らない方は前作から読んだ方がいいと思います。
一応貼っておきます。前作→http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch3/1316008982/1-10
基本長いので携帯だと読めなくなる可能性があります。また、支援返レスを飛ばして読みたい方もいらっしゃると思います。
それらに該当する方は、本編とわけてまとめたので、こちらから読んでみてください。→>>981-984
注意事項は以上です。何卒よろしくお願い致します。
128:🎏 1:2012/9/26(水) 23:01:59 ID:4.MWSg5KoU
魔王「……側近」
側近「どうされました?馬鹿みたいな顔して」
魔王「……」
側近「失礼。魔王様は元々馬鹿みたいな顔でしたね」
魔王「……」
側近「え、マジでどうしました?今、魔王様から話しかけましたよね?」
魔王「……二部屋を三人ずつ分けるって話になったじゃん」
側近「そうですね」
魔王「で、野郎二人に美女四人じゃない」
側近「そうですね」
魔王「……女勇者ちゃん達の中の誰かと、一緒の部屋で過ごせるってことだよね?」ドキドキ
側近「そうですね」
魔王「あああああ!!緊張するうううう!!胸の高鳴りがやばあああい!!」ドキドキ
側近「馬鹿みたいに騒がないでください。鬱陶しいですから」
129:🎏 1:2012/9/26(水) 23:02:57 ID:4.MWSg5KoU
女勇者「いやいやいや!やばいって!駄目だって!私が魔王の部屋に行くとか!」
女戦士「恥ずかしがんなって。超絶美女の女勇者だぜ?女好きの魔王も嬉しいに決まってんだろ」
女勇者「私なんかが行ったって魔王は喜んでくれないよ!」
女勇者「魔王のためを思うなら、セクシーな女戦士とか、清楚で綺麗な女僧侶とか、守ってあげたくなる女魔法使いの方がいいって!私なんかじゃ駄目だって!」
女戦士「……過度の謙遜って、される方からすればうざってーよな」
女僧侶「そうですね。女勇者さんの美貌でそう言われても複雑な心境になりますよね……」
女魔法使い(謙遜が酷いのは皆に言えることなんじゃないかなあ……)
130:🎏 1:2012/9/26(水) 23:03:58 ID:4.MWSg5KoU
女戦士「とにかく!魔王にとってはお前が一番なんだよ!私が保証してやるって!」
女勇者「いや、でも……」
女戦士「一年前みたいに闘魂注入するか?」
女勇者「勘弁してよ!あれマジで痛いんだから!」
女戦士「なら素直になれよ!魔王の気持ちは置いといて、お前は魔王と一緒にいたいんだろ!?」
女勇者「それは……その……うん、そうです……///」
女戦士「じゃあ行け!すぐ行け!ついでに子ども作れ!」
女勇者「こ、こここ子ど、子どもって!?//////」
女僧侶「できちゃった婚ですか……鈍いお二人ですからね。勢いで乗りきるのも一つの手かもしれませんね」
女勇者「女僧侶まで悪乗りしないでよー!///」
131:🎏 1:2012/9/26(水) 23:06:15 ID:4.MWSg5KoU
女勇者「結局魔王達の部屋に行くの私に決定しちゃった……」
女勇者「部屋自体は隣なのにね……一緒の空間で過ごすってなったら緊張感が違うなあ」
女勇者「まあ側近もいるから、少しは緊張も和らぐかなあ」
女勇者「……」
女勇者「覚悟決めよう。失礼しまーす……」コンコンッガチャッ
魔王「おおおお!女勇者ちゃん!」
側近「こっちの部屋に来るのは女勇者に決まったのか?」
女勇者「は、はいぃ!あの、よろしくお願いします!」
側近「何で今更敬語なんだよ……」
魔王「あっ!そのっ!こちらこそよろしくお願いします!」
側近「魔王様もですか……」
132:🎏 1:2012/9/26(水) 23:07:40 ID:4.MWSg5KoU
魔王「……」ドキドキドキドキ
女勇者「……」ドキドキドキドキ
側近「……」
魔王「……つ!月が綺麗ですね!」ドキドキドキドキ
側近「まだ月は出てないです。仮に夜でも窓際じゃないと見れません」
女勇者「魔王の方が綺麗ですよ!」ドキドキドキドキ
側近「それは男性が女性に言う常套句だ。逆だよ」
魔王「好きな食べ物は何ですか!?」ドキドキドキドキ
側近「何でさっきの流れからその質問なんですか?」
女勇者「私は仲間の三人が大好きです!」ドキドキドキドキ
側近「食うんか?お前あの三人食ったことあんのか?」
側近「……ああもう落ち着けよ、お前ら!何だよこの会話!?」
133:🎏 1:2012/9/26(水) 23:08:45 ID:4.MWSg5KoU
側近「はあ……」スッ
魔王「側近?立ちあがっちゃって、どこ行くの?」
側近「せっかく魔法学の街にいるんですからね。まだ明るいですし、いろいろ回ってみようかと」
魔王「あ、え、じゃあ俺も……」
側近「魔王様は休んでてください。それでは」ガチャッバタンッ
魔王「あ……」
女勇者「……ふ、二人きりに……なっちゃったね……」
魔王「そうだね……」
女勇者「……」ドキドキドキドキ
魔王「……」ドキドキドキドキ
134:🎏 今回はここまで:2012/9/26(水) 23:10:43 ID:4.MWSg5KoU
側近「よう」コンコンッガチャッ
女戦士「おう、側近」
側近「魔王様と女勇者二人っきりにしてきた。正解だろ?」
女戦士「ナイス!ファインプレー!」
女僧侶「いい加減あの二人にはくっついてもらわないと、こっちがもやもやしちゃいますもんね」
女戦士「側近、お前今日はもうこっちに泊まれよ。ヤらせようぜ、あの二人に」
側近「お前も女なんだし、もうちょっと言葉選べよ……」
女戦士「いいから壁際来いよ。寄れば隣の声聞こえっぞ」
側近「レオパレスかよ……」
女戦士「ところで、側近は変な気起こすなよwwwこっちは美女がたくさんいるからなwww」
側近「バーカ、俺にはハーピーがいるんだ。お前らなんぞに浮気するかよ」
女僧侶「そう言えば、側近さんはいつハーピーさんと結婚なさるんですか?」
側近「……お前らまでその話かよ。俺らは俺らのペースがあるからいいんだよ」
側近「それより魔王様だよ。あの二人の声でも聞こうぜ」
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