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魔王「何でイチャイチャちゅっちゅできないんだよ!」
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1:🎏 :2012/9/14(金) 23:05:11 ID:4.MWSg5KoU
書きたいことが出来たので、以前書いてたSSの続きを書かせていただきます。
お手数おかけして申し訳ございませんが、知らない方は前作から読んだ方がいいと思います。
一応貼っておきます。前作→http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch3/1316008982/1-10

基本長いので携帯だと読めなくなる可能性があります。また、支援返レスを飛ばして読みたい方もいらっしゃると思います。
それらに該当する方は、本編とわけてまとめたので、こちらから読んでみてください。→>>981-984

注意事項は以上です。何卒よろしくお願い致します。


522:🎏 :2012/10/24(水) 23:06:32 ID:6xWpg1Pyas
女勇者「さーて作業を頑張って……」

ウィッチ「女勇者ー!」

女魔法使い「……」

女勇者「あれ?ウィッチに女魔法使いじゃない。どうしたの?」

女勇者「……あっ!このコンビだっていうことは!」

ウィッチ「そうなの!魔法陣の解明に成功したの!……たぶん」

女勇者「……最後なんか自信なさげな言葉が加わったんだけど」

ウィッチ「まあとにかくちょっと来てほしいの!お願い!」

女勇者「って言ってるんだけど、大丈夫?」

魔物♂「大丈夫っすよ!作業は俺達だけでやります!」

人間♂「女勇者様はどうぞ女魔法使い様方の方に行ってください!」

女勇者「大丈夫っぽいね。わかった、そっちに行くよ」

ウィッチ「そっか、よかった。それじゃあ女魔法使い、移動魔法よろしくね」

女勇者「……ウィッチ、移動魔法使えないの?」

ウィッチ「いや、使えるんだけど私の力量だと人数や距離がしょぼいというか……」
523:🎏 :2012/10/24(水) 23:08:40 ID:6xWpg1Pyas
女勇者「女魔法使いの移動魔法で魔法学の街に来ました」

ウィッチ「今の台詞、やたら魔法って文字多かったわね」

女勇者「どうでもいいでしょ……」

女勇者「それはそうと、解明したかもしれない魔法陣ってのはどこよ?」

ウィッチ「魔道師の家の中に小さめなの作ったんだけど……」

女勇者「それを見てほしいのね?わかった、すぐに向かおう」



女勇者「というわけで魔道師の家です」

女勇者「……何か綺麗になってない?資料は相変わらず多いけど、整理整頓されたというか」

ウィッチ「女僧侶がね、汚さに我慢できなくて掃除したんだよ」

女勇者「そう言えば女僧侶は?」

ウィッチ「今は魔法学の街の見回りしてるよ」

女勇者「あ、そうなんだ。まあ異世界に行く魔法は既に習得してるみたいだし、街を守る仕事も頑張んなきゃいけないもんね」
524:🎏 :2012/10/24(水) 23:10:21 ID:6xWpg1Pyas
女勇者「……ああ、これがその魔法陣ね」

女魔法使い「……」コクコク

女勇者「凄いじゃない!魔法陣が効果を発揮して、それが続いてる!ちゃんと持続系魔法陣になってるじゃない!」

女勇者「これをタンクに応用すれば、魔力を少しずつでも溜めることが出来るよ!」

ウィッチ「……」

女勇者「何で嬉しそうじゃないのよ?努力が実ったんだよ!」

ウィッチ「……持続系魔法陣の特徴って知ってる?」

女勇者「え?知ってるよ。一度作れば魔法効果が続くのが持続系でしょ」

ウィッチ「……後は、魔法陣の中で効果を得られるってこと」

ウィッチ「試しに魔法陣の外から魔力を放出してみたんだけど、魔力が留まる効果は見られなかったわ」

女勇者「あ、そっか。じゃあ魔法陣の中に入ってからやればいいじゃない」

ウィッチ「……もし解明が失敗してて、対象者の魔力を吸い取る効果が消えてなかったら、最悪死ぬんだよ」

女勇者「え?」

ウィッチ「これの効果を調べるために、誰かが死ぬかもしれないんだよ……」
525:🎏 :2012/10/24(水) 23:11:55 ID:6xWpg1Pyas
女勇者「……」

ウィッチ「だからこれはどうしたらいいのかなって相談したくて……」

女勇者「で、でも、成功してるのかもしれないんでしょ?」

ウィッチ「それを誰が確認するのかが問題なのよね……」

女勇者「……」

ウィッチ「……」

女勇者「いやあ、やっぱりこういう時は製作者が責任持って確認すべきだと思うな」

ウィッチ「いやいや、責任で言えば計画の代表者の方があるってものでしょ」

女勇者「私はウィッチがやった方がいいと思うけどね!」

ウィッチ「私は女勇者のちょっといいとこ見てみたいけどね!」

女魔法使い「……私がやる」

ウィッチ「女魔法使い!?」

女勇者「ちょっと待って!別にダチョウ倶楽部のノリじゃないから無理しなくても……」

女魔法使い「確認するのなら……私がやる……」

女魔法使い「私とウィッチが一生懸命頑張ったから……私は信じたい……!」

女魔法使い「行きます……」スタスタ

ウィッチ「は、入ったぁー!」
526:🎏 :2012/10/24(水) 23:14:39 ID:6xWpg1Pyas
女勇者「女魔法使い、大丈夫!?苦しくない!?」

女魔法使い「……大丈夫」

ウィッチ「大丈夫ってことは、対象者の魔力を吸い取る効果は消えてる?」

女勇者「女魔法使い、その中から魔力を放出してみて」

女魔法使い「……できた」

女勇者「魔力が維持されてる!」

ウィッチ「女勇者、私達も入って魔力出してみよう!」

女勇者「うん!」

ウィッチ「……皆の魔力が混ざってる。それでいて維持出来てる!」

女勇者「成功したんだよ!女魔法使い達、成功したんだよ!」

女勇者「この魔法陣にもう命を奪う悪意はない!二人が変えたんだよ!」

女勇者「行けるんだよ!私達、魔王を迎えに行けるんだよ!」

ウィッチ「出来たんだね……私達」

ウィッチ「これで……前魔王様にこの世界で眠ってもらえるんだね」

ウィッチ「私……これで罪を償えたのかな……」

女勇者「……魔王はとっくに許してる、ていうかそもそも悪いことされたと思ってないって、そういう風に私は思うけど……」

女勇者「ウィッチが納得できないんなら、安心させてあげるよ。絶対に成功させよう」

女勇者「人や魔物の垣根を越えて協力してここまで来たんだもん。絶対に成功させよう!」

女勇者「絶対に、魔王にこの世界に帰って来させよう!」
527:🎏 :2012/10/24(水) 23:16:18 ID:6xWpg1Pyas
工学人「魔法陣が完成したんですか!」

女勇者「はい!これを応用してタンクを造れば……」

女勇者「それで皆で魔力を溜めれば……私達、異世界に行けるんです!」

「うおおお!」「よっしゃあああ!」「うっ!……ふぅ」

工学人「墓の作業の方もだいぶ進んでますからね」

工学人「タンク製作の方に人数を割けますよ。あっという間に造ってみせましょう」

女勇者「そして魔王を迎えに行く!平和を取り戻しつつあるこの世界で、真に共存を目指して蘇ったこの街で眠ってもらう!」

女勇者「それが届くところまで私達はやってきたんだよ!もうクライマックスに突入してるんだよ!」

女勇者「あとは成功という最高のラストまで駆けるだけだよ!行こう!皆で!!」

女勇者「皆で成功を掴もう!!」
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