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出会う感情の名は、
[8] -25 -50 

1: 1 ◆b.qRGRPvDc:2011/10/16(日) 19:19:06 ID:f4A63ChN1o
男「あれ?何してたんだっけ?…なんで此処に居たんだっけ?」

住宅街の路地にポツリと立つ青年。見たところ、学生のようだ。

辺りを見渡しても、まるで自分以外の人間が魔法にでも掛けられたかのように姿を見せない。

灰色に染まった空は雨を降らせてパタパタと音を立てながらアスファルトを濡らしていく。

男「うわ!財布の中身散乱してるし!お札が濡れる!」

散乱しているお金を慌てて掻き集め、乱暴に財布に押し込んだ。


498: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/4(水) 21:53:04 ID:6umHgByXfw

弟「これは夢、なんだよね?僕はまた夢を見てるんだよね?」

顔を歪めながら、弟がノエルに問う。──そうだと言ってほしい。そうでなければ彼女は一体、何者だというのだろう。

僅かに唇を震わせたノエルから、表情が消える。弟の願いも虚しく、その首は左右にふるふると揺れた。

ノエル「……夢じゃないよ。悪いけど、もう時間がないんだ」


499: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/4(水) 22:47:23 ID:IZ/YJxW.FM

弟「ノエルは、猫なの?」

弟は、おずおずとノエルを見ながら言った。足元から髪の先まで、先程までの黒猫の面影は、今のノエルには感じられない。

ぷっ、とノエルが笑った。きょとんと首を傾げる弟が、やけに幼く見える。

ノエル「緊迫感というものを知らないのかい、君は」

恥ずかしさから、弟が顔を真っ赤にして取り乱した。

弟「だ、だって!だって、目の前で、ノエルが…」


500: 祝!500レス!
◆b.qRGRPvDc:2012/1/4(水) 23:19:07 ID:jsJ4QOAmCk

愛らしく染まる頬に、ノエルは顔が綻ぶ思いがした。じわりと暖かくなる、胸の辺りが擽ったい。
久しぶりに感じる温もりに、ノエルの胸は締め付けられる。

ノエル「そうだね…“あれ”も私だよ」

だけど。そう言って、ノエルの表情が陰った。伏せられた睫毛が寂しげに揺れる。

ノエル「私は……存在してはいけないものだから」


501: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/4(水) 23:55:31 ID:Hwuqpvf2x2

消え入りそうな声で紡いだ言葉は、弟の心臓を激しく脈打たせた。

弟「どういう、意味…」

ノエル「前に、めぐの事を一度話したね。彼女も私と同じ、存在してはいけないものだったんだよ」

弟「待ってよ。めぐとはまた会えるって、ノエル言ってたじゃないか。意味が分からないよ。だって、ノエルは存在してる」

弟の揺れる瞳の中に、ノエルは自身の姿を見た。丸い瞳の中に、確かに捕えられている。
まだあどけなさの残る弟の顔が、柔らかく、しかし切なげに微笑んだ。


502: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/5(木) 00:18:32 ID:Iq5y0MHOi2

弟「ほら、存在してるよ」

ノエルの手を、弟の両手が優しく包み込んだ。初めて触れ合う肌の感触に、ノエルの胸の底から、じわりじわりと何かが込み上げてくる。

ノエル「本当に君は、あの子と同じような事を言う」

自分というものが何かを知れば、弟は何と思うのだろうか。ノエルの手が弟の温もりから、するりと離れる。弟の目を見る事も出来ない。

ノエル「君の大切なものを、奪ってしまう私を許しておくれ……」


503:
◆b.qRGRPvDc:2012/1/5(木) 00:27:27 ID:WXjkvrjhD.
今回は此処までとさせて頂きます。

以前、最後の締め方を悩んでいると雑談スレで話していたのを見て下さった方、或いは覚えて下さっている方はおられるでしょうか?
実は、展開は決まっているのですが、物語の締め方が頭に二つありまして。まだ悩んでいる私です。

そこで、雑談スレでもあったように皆さんのお力をお借りしようかと…(´・ω・`)
>>505(ゴーゴー!)の安価を踏んだ方に、「1,最初に思い付いた締め方」か、「2,後に思い付いた締め方」かを決めて頂きたいと思います。

他人任せにすんな!という喝を入れて下さっても構いません。宜しくお願い致します…!
504: 名無しさん@読者の声:2012/1/5(木) 07:54:48 ID:R/pXqWMDcs
ゴーゴワロタw
ハッピーエンドで頼む!

超支援そして加速(`・ω・´)
505: 名無しさん@読者の声:2012/1/5(木) 21:04:25 ID:2sJHKm0DGg
ハッピーエンド願い高らかと2を表明する
506: 名無しさん@読者の声:2012/1/6(金) 07:50:50 ID:dQzi.35icA
ハッピーエンド!ハッピーエンド!
ノエルは幸せにならないと駄目なんだからね(´;Д;)っCCC
507:
◆b.qRGRPvDc:2012/1/6(金) 18:30:44 ID:jsJ4QOAmCk
>>504
支援と加速、ありがとうございます!しかし掲示板に入れない時間が何時間も続くという…(´ω`;)
優柔不断な私のお尻を叩いて頂く、というのも含めて無理矢理な語呂合わせで行きました!笑って頂けて光栄です(笑)


>>505
ありがとうございます!ありがとうございます!正直、誰も安価踏んでくれなかったらどうしようかと不安になったりしていたので、凄く嬉しいです(*´・ω・`*)
私としてはハッピーエンドのつもりなのですが、505さんの納得のいく終わらせ方が出来るかどうか…高らかに2でゴーゴー!


>>506
支援ありがとうございます!
ノエルの幸せを願って頂ける事が、既に幸せだと思っています。幸せな奴です、ノエルめ(`・ω・´)
上でも言った通り、ハッピーエンドのつもりです。が、皆さんにとってもハッピーエンドだと思って頂けるといいな…(*´・ω・`*)
508: 名無しさん@読者の声:2012/1/6(金) 18:53:26 ID:xhhM9QiWvs
支援!
弟もお姉ちゃんも幸せになってほしい!
509:
◆b.qRGRPvDc:2012/1/7(土) 15:42:46 ID:GLdkpQmdpQ
>>508
支援ありがとうございます!
姉弟の幸せを願って下さる方がいらっしゃるとは…感無量です。皆それぞれ、今となっては愛着が沸いてしまいました。
皆さんがこうして各々の幸せを願って下さり、少しでも後味のいい終わらせ方をしたいと考えた結果、>>503に至ったわけであります(`・ω・´)

もう、本当に本当にありがとうございます!書いててよかった…!構成も練り直したので、ラストに向かってゴーゴーあるのみ!

それでは、長くなってしまいましたが>>502の続きです。
510: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/7(土) 15:48:40 ID:GLdkpQmdpQ

弟「それって、姉ちゃんの事?」

どうして、とノエルの瞳は大きく揺れた。何かを悟ったような弟の表情は、先程までの幼さは感じられない。

弟「夢で見たんだ。ノエルが姉ちゃんを連れて行く夢……ノエルは一体、何なの?姉ちゃんを何処へ連れて行くの?」

弟の瞳に悲しみの色が宿る。ああ、もう駄目だとノエルの眉が下がった。

やはり、関わってはいけなかったのだ。幼い少年を巻き込むには、あまりに酷な話だ。何故、彼と出会ってしまったのだろう。
──何故、こんなにも胸が苦しいのだろう。

ノエル「…もう、君に隠す必要はないね」


511: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/7(土) 16:04:45 ID:GLdkpQmdpQ

震える喉を堪えながら、ノエルは重い口を開いた。自分というものの在り方、その存在の意味。
まだ子供の弟に理解が出来るとは到底思えなかったが、それでもノエルは語り続けた。

めぐのように、誰かの心に刻み込む事ができるのなら。
それが許されるのならば、私は──

弟はもう、以前のように笑い掛けてはくれないのだろう。それでも、ノエルに立ち止まる事は許されない。
胸の内を吐き出す度に、支えていた何かが軽くなるのを感じた。喪失感にも似たそれは、ノエルの心を軽くすると共に大きな風穴を開けてゆく。


512: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/7(土) 16:36:05 ID:2BGOPg1qkI

ノエル「──これで分かったろう。私達は関わるべきでは、なかったんだ」

今更嘆いても、もう遅い。頭を垂らすノエルの鈴が、チリリと小さく音を鳴らした。

ノエル「君と共に在りたいだなんて、願ってはいけなかった。私は君とは違う。それなのに…」

ノエルが背負った罪は、こんなにも重くて辛い。解放される事を望んでも、救いの手は未だ差し伸べられる事はなかった。


513: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/7(土) 16:53:24 ID:2BGOPg1qkI

ひとしきり黙って話を聞いていた弟が口を開いた。

弟「何だかノエル、天使みたいだね。それとも死神?僕、そういうの見た事ないんだけど、浮いたりしないんだね」

無邪気に笑いながら言う弟に、ノエルは呆気にとられた。
いや、これが普通の反応なのかもしれない。こんな馬鹿げた与太話のようなものを、理解出来たとて信じる方がどうかしている。
しかし、弟のその笑顔はノエルの胸をきつくきつく締め付けた。


514: CCC:2012/1/7(土) 16:56:31 ID:Au6HIlLMLw
リアルタイム遭遇記念!
スルーしていいからねm(_ _)m

大好きです(;∀;)
515: ⊃C⊂ムギュッ
◆b.qRGRPvDc:2012/1/7(土) 17:12:07 ID:GLdkpQmdpQ

ノエル「信じられないかもしれないけれど、私はもう、君に嘘は吐きたくないんだ……」

そう言ったきり黙り込んだノエルの手を、再び弟の両手が優しく包み込んだ。

弟「信じるよ…。僕、学校の帰りに見たんだ。血だらけの猫の死体と、それに話し掛けるノエル。誰にも見えてないみたいだったけど、猫が光ってた」

弟の手の中で、ノエルの右手がピクリと動く。囁くように自分の名を呼ぶ声に顔を上げると、弟は柔らかく微笑んでいた。
そして、またノエルに言う。抱き締めるような優しい声で、信じてるよ、と。


516: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/7(土) 17:47:38 ID:GLdkpQmdpQ

ノエル「……連れて行くなと言わないんだね、お姉さんの事を」

そう言ったノエルに向かって、弟は思いがけず首を傾げた。

弟「どうして?姉ちゃんが死ぬのは病気の所為じゃないか。ノエルが姉ちゃんを殺すわけじゃないでしょ?それに──」

しかし、その表情は瞬く間に崩れ落ち、悲しみに濡れた。力をなくした両手はいとも容易くノエルを手放して、ぶらりとだらしなく垂れ下がった。

弟「それに……そうしなきゃ、ノエルは消えちゃうんでしょ…?」


517: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/7(土) 18:18:57 ID:GLdkpQmdpQ

ノエルは息を呑んで弟を見つめた。
──泣いている。
大声で泣き喚くわけでも、声を殺して啜り泣くわけでもなく、弟の瞳からは、ただただ涙が溢れ出ていた。

弟「言えないよ……姉ちゃんもノエルも、僕の大切な人なんだ。二人共大好きだよ。これ以上、何を言えばいいの…!」

キラキラと、硝子玉のように透明に輝く雫に、吸い寄せられるように手を伸ばす。
初めて見る、自分に向けて流される涙の美しさ。これ程までに暖かく、眩しい輝きをノエルは知らない。


518:
◆b.qRGRPvDc:2012/1/7(土) 18:27:18 ID:GLdkpQmdpQ
今回は此処までとさせて頂きます。

>>514
支援ありがとうございます!
スルーなんて出来るわけがない!大好きだと言って頂けて、凄く凄くとても大変めっちゃ超凄く嬉しいです(´;ω;`)

めぐ「いただき!」⊃C⊂ギュッ
弟「ありがとう」⊃C⊂ギュッ
ノエル「…」⊃C⊂ギュッ
519: 名無しさん@読者の声:2012/1/7(土) 20:56:32 ID:IldJR.WcpI
切ないのう(´;ω;)
めぐに っ愛
ノエルにも っ愛
1さんには っCCC
520: 505:2012/1/7(土) 22:42:13 ID:udzvBynfb.
ゴールまで突っ走れ!!
めぐへ
っ愛
元祖男へ
っめぐ
ノエルへ
っ幸せ
1へ
っCCCCCCCCCCCCC
521:
◆b.qRGRPvDc:2012/1/9(月) 21:03:03 ID:VXXsBaixik
>>519
支援ありがとうございます!
切なくなって頂けるなんて凄く凄く嬉しいです。今回の番外編は自分なりに切なさを詰め込んだので、一番の褒め言葉(*`・ω・´*)

めぐ「わーい!ありがとー!」⊃愛⊂ ムギュムギュ
ノエル「私に…?……ありがとう」⊃愛⊂ キュ
1「キェェェェ!嬉じい゙い゙い゙」⊃C⊂ ギュウゥゥ


>>520
支援ありがとうございます!
505さんだったのですね!貴方が導いて下さったゴールが近付いてきました。突っ走ります!ゴーゴー!

めぐ「ぽかぽかするー」⊃愛⊂ ムギュムギュ
元祖男「ぬおおおめぐうううう!ぺろぺろもぐもぐ」⊃めぐ⊂ ハァハァ
ノエル「君は優しい子だね」⊃幸せ⊂ キュ
1「キェェェェ!キェェェェ!ゴーゴー!」⊃C⊂ ギュウゥゥ


番外編でのランキング入り、とても嬉しくて泣いてしまいそうでした。読んで下さっている方、支援して下さっている方、投票して下さっている方、本当にありがとうございます!ありがとうでは足りないくらい、私の胸はいっぱいです。

それから、雑談スレで話題になっていた件です。私のSSにも嬉しい事に支援を下さる方がいらっしゃるので、他人事ではないと認識しました。
私は皆さん一人一人にレスを返したい、という気持ちでいます。素直にただ嬉しくて、纏めて「ありがとう」というだけでは私の気が済まないというのが殆どの理由です。ですが、不快に思われる方もいらっしゃるのを知り、その理由にとても納得させられました。

もう少しで完結となりますが、支援や支援レスで画面が埋まるような事にはならないように、また、それ(支援レスetc)が気にならないくらい皆さんに入り込んで頂けるように頑張りたいと思います!
今作に限らず、また書く機会があれば次回作も、これを肝に銘じて精進したいと思います。


長々と申し訳ありません。
>>517からの続きです。
522: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/9(月) 21:11:42 ID:VXXsBaixik

弟の涙は頬を伝い落ち、ノエルの指先で弾ける。暖かい雫を指先で受け止めて、ノエルは満たされてゆくような、不思議な感覚に捕われていた。
言葉にならない、不思議な感覚。

ノエル「泣かないでおくれ…」

そう言うのがやっとだった。
ノエルの右手が弟の柔らかい頬に触れる。弟は照れ臭そうに身を捩ると、ノエルがしたように右手を伸ばし、頬に触れた。涙に濡れた顔で、それでもノエルに微笑み掛ける。

弟「……ノエルこそ」


523: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/9(月) 21:32:57 ID:ABTOoL.Ipw

弟は一体、何を言っているのだろう。ノエルは訝しげに眉を寄せて首を傾げた。

弟の親指が、ノエルの頬を優しく撫でる。それはまるで、流れる涙を拭うように。

ノエル「私、が…?泣いていると言うのかい」

自身の頬に触れるノエルの手が震えた。指先に触れた暖かい何かが、ノエルの頬を濡らしている。

ノエル「涙……私の、涙……」


524: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/9(月) 22:01:56 ID:VXXsBaixik

ノエルの心の奥底で、ポトリ、ポトリと雫が零れ落ちては波紋を描く。幾重にも重なって流れる波は身体中に広がり、ノエルの全てを包み込んでいった。

───満たされる。

その感覚に支配されたノエルの瞳は大きく揺れて、留まる事を知らない。

失ったものを取り戻す感覚。心が、全てが洗い流される。何かが弾けて溢れ出すようであり、穏やかに流れる川のようでもある。言い様のない感覚がノエルを包み込む。
満たされる。満たされてゆく。
ノエルの瞳から、涙が溢れて止まらない。


525: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/9(月) 22:29:22 ID:ABTOoL.Ipw

ノエル「こんなものを失くしていたのかい、私は。……こんなにも、身近にあったものを」

弟「ノエル?どうしたの?」

心配そうに、上目遣いで弟が訊ねる。

ノエル「…さっき、君は言ってくれたね。私もお姉さんも、大好きだと」

ノエルは震える唇で弧を描くと、弟にふんわり抱き付いた。


526: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/9(月) 22:55:16 ID:ABTOoL.Ipw

ノエル「私も君が好きだ。君も、君のお姉さんも……大好きだ」

自分とそう変わらない、まだ少年の細い肩をノエルは強く抱き締めた。弟を、その温もりを求めるように、強く、強く。

弟「な、何?ノエル、苦しいよ」

そうだ、苦しいのだ。満たされる体が、心が、こんなにも苦しいと叫んでいる。

ノエル「君も、君のお姉さんも沢山の人に愛されている。君達をずっと見てきて、よく分かったよ」

ノエルの中の迷いが、確かな決意へと変わってゆく。きっと、それはノエルがずっと持っていた思い。後悔の念など、ありはしなかった。


527: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/9(月) 23:30:34 ID:ABTOoL.Ipw

弟「…ッ……ノエル!ノエル!」

ふいに弟が声を上げた。肩を強張らせて、ノエルの名を呼ぶ。

ノエル「ああ、そうかい。もしかすると、神様は本当に居るのかもしれないね」

何でもお見通しだ。そう言ってノエルは笑う。動揺の色を隠しきれない弟とは対照に、随分と落ち着いた口振りだった。
ノエルの体は薄らと霞み、溶けるように光の粒が溢れ出してはサラサラと流れていた。


528: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/10(火) 00:08:46 ID:VXXsBaixik

ノエル「……彼女の手を取るのは私ではなく、君だ」

ノエルはゆっくりと体を離し、弟の背後を指差した。

ノエル「君なんだよ」

促されるままに振り返る、その視線の先に姉の姿があった。病室で最後に見た姿が嘘のように、ふわりと優しく微笑んでいる。

弟「姉、ちゃ……」

姉に向かって手を伸ばし、歩み寄ろうとした弟の足が止まった。
ノエルの使命は何だった。死に逝くものを、姉を連れて行く事ではなかったのか。そうしなければ、ノエルは──。


529:
◆b.qRGRPvDc:2012/1/10(火) 00:34:24 ID:ABTOoL.Ipw
中途半端ですが、此処までとさせて頂きます。あと二、三回の投下で完結予定です(`・ω・´)

それから、いらないお世話かもしれませんが番外編を纏めてみました。私の下らない独り言や頂いた支援は含まない、本編の部分のみです。


>>287-297 >>303-305 >>308-316
>>323-334 >>341-344 >>350-355
>>360-366 >>372-378 >>384-387
>>390-403 >>407-414 >>419-423
>>427-430 >>435-443 >>447-456
>>461-472 >>476-484 >>489-493
>>497-502 >>510-517 >>522-528

今日も読んで下さった皆さんに、最大級のありがとうを!ラストに向かってゴーゴー!
530: 名無しさん@読者の声:2012/1/11(水) 08:23:26 ID:jowajketls
うわーーノエルーー!
支援!超支援!
1さんの真面目で丁寧なとこ、自分は大好きです
531: 名無しさん@読者の声:2012/1/11(水) 19:06:41 ID:xhhM9QiWvs
CCC
532: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/11(水) 21:33:58 ID:MRSrxwshJs

弟「ノエル、どうして…駄目だよ、そんなの嫌だ」

ノエルは穏やかな笑みを浮かべ、ゆるゆると首を横に振った。
運命に逆らってでも、姉を死なせてなるものか。例えそれが、自分という存在をなくしてしまうのだとしても。
ノエルの真っ直ぐで、決して揺るがない決意だった。

ノエル「言ったでしょう?君も、君のお姉さんも、沢山の人に愛されている。その中に、私も含まれているんだよ」


533: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/11(水) 22:03:14 ID:7sLdf6eHp.

語り掛けるノエルの体は光の粒に変わり、流れ続けた。少しずつ、少しずつ、ノエルの存在が消えてゆく。
あれ程にまで焦がれていた救いが、今となっては馬鹿馬鹿しくも思える。そんなものに縋らずとも、ノエルはこんなに満たされていた。

ノエル「……めぐに、謝らなくてはいけないね」

ノエルの視線が、手首に落とされる。
今のノエルを見て、めぐは何と言うのだろう。救いの道は開けたというのに、馬鹿な奴だと笑うのだろうか。よくやったと、褒めてくれるだろうか。
小さく鳴らした鈴の音に、ノエルは微笑んで頷いた。


534: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/11(水) 22:26:24 ID:MRSrxwshJs

ノエル「君に出会えて、私は十分に救われた」

弟「ノエル、ノエル…!嫌だ、消えないでよ」

ノエル「友達だと言ってくれて、“ノエル”と名付けてくれて、本当に嬉しかったよ」

ありがとう、と涙を流すノエルの表情に、以前の仏頂面は見る影もない。弟の前に立っているのは、艶めかしく輝く黒髪が眩しい、美しい少女だった。

弟「ノエル…」

ノエル「弟くん、私を見付けてくれて、ありがとう」

そうしてノエルは唇に弧を描いたまま、いつものように弟に言う。さあ、良い子は帰る時間だ、と。


535: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/11(水) 22:51:08 ID:MRSrxwshJs

ノエルの身体は今にも消えてしまいそうな程に色を失い、サラサラと流れ続けている。
弟は堪らずノエルを抱き締めた。その存在を確かめるように、しっかり腕の中に捕まえた。

ノエル「悲しむ事はないよ。私という存在は、君の記憶と共に消えるんだ。元に戻るだけさ」

弟「嫌だ!忘れない!忘れたくない!」

ふと、ノエルの手が弟をがっちりと掴んだ。

ノエル「もしも、ほんの少しでも私の欠片を残す事が許されるのなら…」


536: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/11(水) 23:23:22 ID:7sLdf6eHp.

涙に濡れるノエルの顔が、抱き締めた身体が、光となって消えてゆく。流れる涙をも黄金色に輝かせ、ノエルは声を上げた。

ノエル「どうか君だけは、君だけは私を──‥」

チリン、と鈴の音だけを残し、ノエルの声は途絶えた。僅かに残った光の粒が惜しむように弟の頬を掠め、何処かへ消えた。


弟「───…ノエル」


537:
◆b.qRGRPvDc:2012/1/11(水) 23:32:45 ID:7sLdf6eHp.
今回は此処までとさせて頂きます。いよいよ>>505さんが導いて下さったラストが迫って参りました!

>>530
支援ありがとうございます!
ノエルーー!!
こんなにも皆さんからの書き込みでノエルの名を呼んで頂けるなんて、本当に嬉しいです。泣いてもいいでしょうか?

真面目で丁寧…恐らく、本当の私をご覧になったら驚かれる事でしょうね。私も530さん大好きです(´;ω;`)


>>531
支援ありがとうございます!
このSSを書き始めて早三ヶ月。沢山の支援を頂けて本当に幸せでした。長々と続いてしまいましたが、もう少しだけお付き合い下さい(´・ω・`)
538: 505:2012/1/12(木) 07:16:05 ID:YTr0jUTa5.
(;Д;)ノシ ここだ!!ここまで来い!!
全員へ
っハッピーエンドと幸せ
539: 名無しさん@読者の声:2012/1/12(木) 10:29:40 ID:rGeVyfef4c
最後の支援になりそうだな

>>1にも、登場人物全員も幸あれ!!

540: 名無しさん@読者の声:2012/1/12(木) 20:21:33 ID:IldJR.WcpI
このSS大好きだよ
もう終わると思うと本当に辛い…
皆幸せになれ!(;ω;)っCCCCC
541: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 17:47:48 ID:TxKS0SpfWQ




弟「姉ちゃーん、これ何処に置けばいいの?」

ずっしりと、見るからに重量のありそうな段ボールを両手で抱え、弟が問う。その後ろで、かつてのクラスメイトである友が、息を切らせて壁に寄り掛かっていた。

女「はいはーい!ごめんねぇ、こっちに持って来てくれるかな」

真新しい壁紙に、まだ下ろしたてのように綺麗なフローリングの室内。その奥からひょっこりと顔を出した姉が、二人に向かって手招きをした。


542: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 17:55:32 ID:p0f38hIIa.

友「うひぃー…弟、俺もう駄目。腰がやられそう」

弟「お前の体力の無さにはガッカリだよ、友」

酷い!と悲痛の叫びを上げる友の声を背に、弟はせっせと姉の居る部屋へ荷物を運んだ。

どさり。
段ボールを床に置いた弟は、腰に手を当て身体を反らせる。友にああは言ったものの、重い荷物を持つのは腰にくるものだ。


543: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 18:15:01 ID:TxKS0SpfWQ

女「ありがとー!弟くん達が手伝ってくれて、本当助かる。自分達で引っ越しって結構大変──」

弟「姉ちゃん、走っちゃ駄目でしょ」

小走りで駆け寄る姉を、溜息混じりに弟が制止する。今となっては随分と目立つ、小さな命を宿したお腹を擦りながら、ちぇっと姉が口を尖らせた。

女「でも、転びそうになったら弟くん、抱き抱えてくれよね?」

当然、とでも言うように上目遣いの姉が笑う。


544: ◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 18:18:51 ID:p0f38hIIa.

姉ちゃんの台詞ミス…orz

×抱き抱えてくれよね?
○抱き抱えてくれるよね?


545: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 18:33:00 ID:TxKS0SpfWQ

弟「はぁ…頭痛くなってきた」

弟は苦笑しながら、子供のような笑顔で笑う姉を見下ろした。
これでも一度三途の川を渡りかけているのだから、放っておきたくともそうはいかない。

奇跡のような復活劇から数年が経ち、弟は青年へ、姉はすっかり大人の女性へと成長を遂げた。姉に至っては男との長い交際の末に幸せを掴み、母親になろうとしている。
安定期に入ってからも悪阻が続いた姉は、予定日まで残すところ後二ヶ月程になってようやく落ち着き、それからひと月。繰り下げてきた引っ越しを慌ただしく始め、弟と友は手伝いに駆り出されたのだった。


546: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 18:47:56 ID:TxKS0SpfWQ

弟「……折角助かった命なんだから、もっと大事にしなよ」

女「そうね、また弟くんが気絶しながら泣いちゃうと困るし」

じと、と弟が姉を睨むと、逃げるように段ボールから小物類を取り出し、整理し始めた。

弟「人が覚えてないのをいい事に、いつまでも引っ張るなよな」

また一つ、弟の口から溜め息が洩れる。


547: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 19:07:37 ID:TxKS0SpfWQ

姉が危篤状態に陥ったあの晩の事を、弟は全く覚えてはいなかった。病室を出され、気が付いた時には見慣れない天井が其処にはあった。
幼い子供には余りにもショックが大きかったのだろう。気を失った弟は引き付けを起こし、眠りながら涙を流していたのだと、目が覚めた時に母親に説明された。

何か、大事な事を忘れている気がする。そうは思えど、やはり何も思い出す事はなかった。
それから数年、事ある毎に話題にされては笑われる事に、弟はほとほと困り果てていた。

弟「まったく…小学生の時の話を何度も持ち出されちゃ堪ったもんじゃないよ」


548: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 19:21:26 ID:p0f38hIIa.

女「はいはい……あ、」

弟の様子を気にも止めていない様子の姉は、段ボールの中から一冊のアルバムを取り出して手を止めた。
桃色の刺繍が施されたアルバムの表紙には、真新しい赤ん坊のワッペンが縫い付けられている。穏やかな母親の表情を浮かべて、まだ見ぬ我が子の成長に胸を膨らませていた。

女「沢山思い出作ろうね、めぐちゃん」

「……めぐちゃん?」

首を傾げる弟に、お腹に手を添えた姉がにこやかに頷いた。


549: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 19:39:47 ID:TxKS0SpfWQ

女「この子の名前、もう決めてあるの。愛と書いて、めぐみ。沢山の愛に囲まれて、この子は生きていくのよ」

素敵でしょう。そう言って笑う姉は、昔も今も変わらず“夢見る乙女”の顔をしていた。

弟「……いい名前だとは思うけど、男が産まれたらどうすんの」

女「その心配は無用よ、弟くん!この子は女の子って、ほぼ確定してるんだから。知ってる?最近のエコー写真って凄いのよ」

胸を反らした姉が、ちっちっ、と偉そうに指を振った。


550: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 19:50:57 ID:TxKS0SpfWQ

男「女の子は男の子と違って判断が難しいって言ってるのに、女ちゃん全然聞いてくれないんだよ」

苦笑しながら、荷物を持った男が部屋に入る。その手に持たれた荷物に、弟の視線は釘付けになった。布を被せられた、四角いもの。厚みからすると、昔から絵を描く事を趣味としている、姉が描いた絵なのだろうか。

何故だか胸がざわざわと騒ぎだす。廊下から助けを呼ぶ友の声が聞こえるのも構わず、弟の心はその布の向こう側への興味で一杯だった。


551: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 20:10:29 ID:p0f38hIIa.

ふと、何処からか流れるメロディが室内に居る弟達の耳を突いた。随分と聞き慣れたメロディは、弟の胸を強く鷲掴む。どうしてだか、今日は泣きたくなる程に切なく感じた。

男「大変だ、急がないと夜になる!弟くん、手伝って貰っている身で悪いけど荷物だけでも急いで中に入れよう」

バタバタと慌ただしく、男の足音が遠ざかってゆく。弟は生返事をして、壁に立て掛けられた四角いものを凝視した。


552: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 20:30:15 ID:TxKS0SpfWQ

女「これが気になるの?」

弟の様子に気が付いた姉が、重たそうにお腹を抱えながら横に立った。返事のない弟に首を傾げながら、結び目を解いて布に手を掛ける。

女「入院中に描いたものなんだけど、実はよく覚えてないし不思議なのよね。描いてた事自体は覚えてるのに、誰がモデルなのかも分からないし…」

するする、と布が擦れる音と共に、キャンバスに描かれた絵が露になった。
其処へ描かれた人物を目にして、弟の心臓は激しく脈打ち、戦慄した。


553: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 20:52:06 ID:p0f38hIIa.

キャンバスに描かれていたのは、一人の少女だった。青みがかった紫色の花畑の中、ワンピースを着たロングヘアーの少女の姿。
さらさらと流れるような黒髪と黒目がちな瞳は、まるで其処に居るかのように輝きを放ち、弟に語り掛けているようだった。

女「男くんも知らないって言うの。誰かにあげる気にもなれなくてさ……弟くん、何か知らない?」

弟は暫く絵の中の少女を見つめ、小さく首を横に振った。

弟「……知らない。入院中は姉ちゃん、こそこそ描いてたしね」


554: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 21:12:16 ID:TxKS0SpfWQ

女「だ、だって、弟くん怒るんだもん。毎日叱られてたら、こそこそしたくもなるっていうか…」

ゴニョゴニョと姉がぼやく声を聞き流しながら、弟はキャンバスから視線を外す事が出来ないでいた。
見覚えのない少女の筈なのに、何処かで会った事があるような気がする。胸を締め付けられるような、痛みにも似た感覚。

何処かで感じた事がある。何かを忘れている。
──この少女は一体、誰なのだろう。


555: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 21:38:12 ID:p0f38hIIa.

ふと、少女の足元に広がる青紫色の花に目を奪われた。美しい青みがかった紫が、少女を包み込むようにキャンバスに敷き詰められている。

弟「姉ちゃん、この花は何?」

女「ああ、この花なら分かるわよ。とても切ない花なの」

姉が得意げに腕組みをして、ふふん、と鼻を鳴らしてみせた。

女「この花はね、勿忘草って言うのよ。花言葉が三つあるの」

へえ、と頷きながら、吸い寄せられるようにキャンバスに手を伸ばす。その瞬間、弟の頬を暖かい風が優しく掠めた。
ふわり、ふわり、と風に乗せられ、何処からか声が聞こえた気がする。


556: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 21:41:38 ID:p0f38hIIa.

「この花の花言葉はね、」


 ──私に関わらない方がいい。


「“真実の友情”、」


 ──ともだち…?


「“誠の愛”、」


 ──私も君が好きだ。


「それから……」



557: 番外編
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 21:42:33 ID:TxKS0SpfWQ



 ──どうか君だけは、
    君だけは私を──‥





  「“私を忘れないで”」






   ‐番外編 fin.‐



558:
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 21:49:39 ID:TxKS0SpfWQ
>>538
最後の支援ありがとうございます!505さーん(´;ω;`)
安価の後も支援を下さり、本当にありがとうございました。505さんや皆さんが導いて下さらなければ、また違った終わり方になっていたのかもしれません。
本当に本当に、感謝です…!


>>539
最後の支援ありがとうございます!ご名答でございます。終わりました。終わってしまいました。
登場人物全員でも十分嬉しいというのに、私の幸せまで(´;ω;`)
ありがとうございます!私は今、とても幸せです!


>>540
最後の支援ありがとうございます!
ちょw泣いちゃうwwやめww
540さんのように好きだと言って頂ける物語になった事を、本当に嬉しく思います。長かったけれど、書いてよかったと心の底から思えます。本当に、本っっっ当にありがとうございました!
559:
◆b.qRGRPvDc:2012/1/13(金) 22:18:45 ID:TxKS0SpfWQ
はい、終わりです。
三ヶ月間、ずっとこのSSの事ばかりを考えていました。皆さんが他のスレで話題にして下さって、一人で飛び跳ねる程喜んでいました。絵スレでめぐ達を描いて頂いて、直ぐ様保存しては携帯画面を見てニヤニヤしていました。(現在進行形)ランキングに入る事が出来て、ぶっちゃけちょっと泣きました。

本当に思い出が沢山詰まったスレになりました。過去話や番外編まで書かせて頂き、もう何も思い残す事はありません。
沢山支援レスも頂きました。皆さんからのレスがなければ、過去話や番外編を書く事はなかったと思います。皆さんからのご支援でこの物語は出来たのだと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

思い残す事はないと言いつつ寂しいのが本音ですが、これで終わりにしたいと思います。読んで下さった皆さん、支援して下さった皆さん、投票して下さった皆さん、絵を描いて下さった皆さん、話題に出して下さった皆さん、全てに最大級のありがとうを!
ひーん(´;ω;`)
560: 名無しさん@読者の声:2012/1/13(金) 22:23:29 ID:soDP2i/fRs
ブラヴォーーー!!!!!
涙で画面が見えないぜ(´;ω;`)

1さんもめぐもノエルも元祖男も弟も姉ちゃんも男も母も友も皆大好き愛してる!!

私からも最大級のありがとうを!!!!
561: 名無しさん@読者の声:2012/1/13(金) 22:29:32 ID:xhhM9QiWvs
完結祝いに絵スレにぅpしたのでよかったら見て下さい(`;д;´)
562: 505:2012/1/13(金) 23:05:58 ID:2sJHKm0DGg
(;Д;)>>1乙!!泣かせてくれるじゃないか…これは俺からの最後の皆へのプレゼントだ!!>>1も含め受け取ってくれ!!
っ感謝
っこの上ない幸せ
563: 名無しさん@読者の声:2012/1/14(土) 08:32:36 ID:R/pXqWMDcs
乙でした!
感動がヤバい。。
大好きでした(;∇;)/~~
564:
◆b.qRGRPvDc:2012/1/14(土) 18:03:44 ID:mTdLBohn9A
>>560
わーん、ありがとうございます嬉しいです(´;ω;`)
全員に愛を下さってありがとうございます!こうして見ると、意外と人数居たんですね。私も560さん大好き愛してます。
最大級のありがとうを560さんに!


>>561
見ました保存しました可愛い可愛いぺろぺろちゅっちゅっ
絵スレの方で改めてお礼を言わせて頂きますね。此処までお付き合い下さって本当にありがとうございました!


>>562
505さん…(´;ω;`)
505さんからの書き込みはとても励みになりました。勿論、支援レスを下さった皆さんの書き込みも嬉しかったのですが。本当に最後まで見守って下さってありがとうございました。
最後のプレゼント、確と受け取らせて頂きました。私からも505さんにプレゼントです…!
っ最大級の感謝
っ木綿のハンカチーフ


>>563
ありがとうございました!ありがとうございました!(´;ω;`)
感動して頂けてよかった…!大好きと思って頂けてよかった…!
幸せです。あれ、電車の中なのに目から変な汁出てくる(笑)



保管庫依頼はちゃんとしますので、もう少しお待ち下さい。
565: ◆b.qRGRPvDc:2012/1/14(土) 20:28:16 ID:LDvZZ1bmmI

*本編まとめ

>>4-8 >>13-18 >>20-25 >>27-30
>>34-46 >>52-58 >>62-67 >>72-76
>>80-81 >>84-90 >>94-100
>>106-111 >>118 >>120
>>122-125 >>129-137 >>142-147
>>152-159 >>163-165 >>167-173
>>179-184 >>191-195 >>199-203
>>208-211 >>215-218 >>220-226
>>230-233 >>238-250


*昔語り(※鬱展開です)

>>261-263 >>268-277


*番外編まとめ

>>287-297 >>303-305 >>308-316
>>323-334 >>341-344 >>350-355
>>360-366 >>372-378 >>384-387
>>390-403 >>407-414 >>419-423
>>427-430 >>435-443 >>447-456
>>461-472 >>476-484 >>489-493
>>497-502 >>510-517 >>522-528
>>532-536 >>541-557


566: ◆b.qRGRPvDc:2012/1/14(土) 20:32:04 ID:LDvZZ1bmmI

皆さんに描いて頂いた当SSのキャラクター達です(*´・ω・`*)


*めぐ
http://g2.upup.be/JO8C6EgzQx


*ノエル
http://g2.upup.be/MPGI8XS6ZZ


*コラボ
http://g2.upup.be/1I0Qqfw3DF


ありがとうございました!


567: 名無しさん@読者の声:2012/1/15(日) 07:54:06 ID:shbbaigoeE
乙!!素敵な物語をありがとう
また>>1さんのssが読める日を楽しみにしてるよ!!
568: ◆b.qRGRPvDc:2012/1/15(日) 18:08:31 ID:EvSMlPAsZI
>>567
長々とお付き合い下さってありがとうございました(*´・ω・`*)
また書く機会がありましたら567さんに読んで頂ける事を願って、一先ずさようならです。
本当に本当に感謝です!
569: 505:2012/1/15(日) 18:22:57 ID:UQPjzjChP2
では>>1のSSを読める日を楽しみにしながら安価に備えとく。
木綿のハンカチーフと最大級の感謝、しかと受け取った!!
570: ◆b.qRGRPvDc:2012/1/16(月) 17:10:49 ID:a4WFwEAFUY
>>569
まだレスを下さる方がいらっしゃるとは、何だか凄く嬉しいです。しかも505さん…!ありがとうございます(*´・ω・`*)
それは、つまり安価をしろと仰っていると受け取っても?安価をする際は505さんを召喚すべく祈祷するとしますね!また私を導いて下さる事を願って……。
571: 名無しさん@読者の声:2012/1/17(火) 15:08:45 ID:HUEmhT2JEg
ついに保管庫か…
まとめ入りすればいいのに(´;ω;`)
572: 真・スレッドストッパー:停止
停止しますた。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
241.54 KBytes

名前:
sage:


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