書きたいことが出来たので、以前書いてたSSの続きを書かせていただきます。
お手数おかけして申し訳ございませんが、知らない方は前作から読んだ方がいいと思います。
一応貼っておきます。前作→http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch3/1316008982/1-10
基本長いので携帯だと読めなくなる可能性があります。また、支援返レスを飛ばして読みたい方もいらっしゃると思います。
それらに該当する方は、本編とわけてまとめたので、こちらから読んでみてください。→>>981-984
注意事項は以上です。何卒よろしくお願い致します。
147: 1:2012/9/28(金) 22:32:45 ID:4.MWSg5KoU
よくあさ!
側近「……二人とも一睡もしてないんですか?」
魔王「右の瞼が開かない……」
女勇者「何かフラフラする……」
側近(……まあ軽く想像出来てたことだけどな)
女戦士「だらしねえなあ。女魔法使いだってけっこう回復したのによ」
女魔法使い「……」ピース
魔王「魔力がだいぶ安定してる……よかったね、女魔法使いちゃん」
側近「で、逆に魔王様と女勇者が眠たくてやばいと」
女勇者「ごめん……」
女戦士「……まあお前らは今日は休んでろよ。共存の街について調べるのは私らでやっとくから」
女勇者「その提案に甘えようかな……」
魔王「ごめんね皆……ありがとう……」
148: 1:2012/9/28(金) 22:33:35 ID:4.MWSg5KoU
魔王(部屋に戻ったのはいいけど……)
女勇者(魔王と同じ空間だから緊張して休めない……)
魔王(緊張が……でも、眠気もやばい……)
魔王(いけない……左の瞼も開かなくなってきた……)
魔王(眠た……い……)
魔王「……」zzz
女勇者「……魔王?……あ、寝ちゃってる……」
女勇者「……」
女勇者「二人っきり……魔王は寝てる……」
女勇者「今ならこっそり手とか握れるんじゃないかなあ?」ドキドキ
149: 1:2012/9/28(金) 22:35:32 ID:4.MWSg5KoU
女勇者「……」ドキドキ
魔王「……」zzz
女勇者「……」ドキドキドキ
魔王「……」zzz
女勇者「……」ドキドキドキドキ
魔王「……」zzz
女勇者「……やめとこう。魔王の気持ちも確認しないで、一方的にとか卑怯だよね」
女勇者「あと3cmだけ手を伸ばせば届くけど……起きてる時に、ちゃんとお願いしなきゃ駄目だよね」
魔王「んん……」ゴロン
女勇者「わああああ!!ごめん、事故だから!!今触れたの事故だからああ!!」
魔王「うわあっ!?え、何!?何があったの、女勇者ちゃん!」
女勇者「手と手が触れ合っちゃったけど、事故なの!!わざとじゃないから嫌わないでえええ!!」
魔王「え!?俺の手と女勇者ちゃんの手が触れたの!?やったああああ!!」
朝から騒いだ二人は、宿屋の人に怒られたそうです。
150: 安価あってるか不安:2012/9/28(金) 22:39:59 ID:4.MWSg5KoU
今日はここまでにします。
突然ですけど、今後はこんな感じで出しゃばろうと思ってます。
ついでにもうひと出しゃばりして、今後は更新分の安価も貼ったろうと思ってます。
俺、普段パソコンなんで大丈夫なんですけど、自分の携帯だと前20表示で下まで見れなくなったりするんですよ。
その問題を解決すべく、この処置ですよ。これには携帯ユーザーも満足顔なんじゃないでしょうか。「よくやった、褒めてつかわす」って。
それじゃ今日はとりあえず今まで分をやっときます。
モテる方法を探せ!魔王と側近馬車旅編
>>1-14>>18-24>>25-37>>41-51>>52-57
>>60-67>>68-76>>79-86>>89-95>>96-107
皆で調べろ!共存の街編
>>108-114>>119-124>>128-134>>137-149←NEW!
こんな感じですねー。では、今後はこんな感じでよろしくお願いします。
151: 名無しさん@読者の声:2012/9/28(金) 22:54:39 ID:NvgtZfY3tY
イレブンバックは小革命のことだろうけど、10捨てとか7渡しって…、何?
女僧侶お姉様は百合の私が責任をもってぺろぺろしますのでお気遣いなく。
代わりにこれをお収め下さいつC
152: 名無しさん@読者の声:2012/9/28(金) 23:51:39 ID:9vMueoL5s2
>>151
10捨ては出した枚数だけ自分の手札を捨て
7渡しは出した枚数だけ次の人に手札を渡せるらしい
おいらもよく知らないけどね
スレチすまそ
これで許しておくれC
153: Cありがとうございます:2012/9/29(土) 13:50:39 ID:4.MWSg5KoU
>>151-152
大富豪に関してですが、細かなルールは俺も最初知りませんでした。
高校に進学した際、県内のいろんなとこから入学生が集まってまして、県内各地の同級生ここに集う、みたいな状態でした。
そんな中、とある市の同級生達と大富豪やる機会がありまして、いざやってみたらいろんなルールが乱れ飛びました。
7渡しに10捨て、イレブンバックに砂嵐、あとはクーデターですね。
8切りくらいしか知らなかった俺はポカンとしてました。「こいつら何の競技やってんだ?」状態でした。
世界は広いんだなあとしみじみ思った十五の昼でしたね。
あと>>151さんは女僧侶とぺろぺろ百合った場合、その様子を詳しく話してもらってもよろしいでしょうか?
何て言いますか、転職する際の土産話にとでもいいますか。その、賢者とかにですね。うん。
154: 1:2012/9/29(土) 13:51:59 ID:4.MWSg5KoU
ドラゴン「それからなんだかんだ一週間が流れました」
ゾンビ「共存の街について調べていた魔王様達でしたが、謎はわからないままでした」
スライム「果たして魔王様達はチラシの魔法の謎を解けるのでしょうか?」
龍人「……お前ら何言ってんだ?」
側近「すっかり魔法学の街に住み着いちゃいましたね」
魔王「共存の街はまだ完成してないって言うしねー」
側近「発案者の老人が言うには魔法で完成間近らしいですけど……」
魔王「予定地は普通に平地状態だよね。本当に街って出来てるのかなあ?」
側近「魔界にも例のチラシが配られて、今や魔法学の街は人と魔物で溢れかえってますからね」
魔王「これ以上待たせたら収集つかないよね。おじいちゃん、どうするつもりだろ?」
「共存の街の件で魔道師さんが広場で説明するってよ!」
魔王「……おっ?何か始まったみたいよ?」
側近「広場の方ですね。行ってみましょう」
155: 1:2012/9/29(土) 13:53:23 ID:4.MWSg5KoU
女勇者「魔王と過ごし始めて一週間も経っちゃったよ……」
女戦士「で?進展はあったのかよ?」
女勇者「ん〜……進展はないなあ。魔王の気持ちも尊重しなきゃいけない問題だからね。なかなか進まないよ」
女戦士「……お前らどんだけ鈍くて奥手なんだよ」
女勇者「……?」
女僧侶「女魔法使いさんはすっかり回復したのでいいんですけど」
女僧侶「共存の街の調査に関しては未だ何もわかっていませんね」
女魔法使い「……」
女戦士「調査の任務が手付かずだもんな。そろそろ王様も雷落とす頃かな」
女勇者「そうは言っても、情報がないんだもん……発案者のおじいさんもチラシの魔法の効能教えてくれないし」
女戦士「やべえな……どうすんよ?」
「共存の街の件で魔道師さんが広場で説明するってよ!」
女僧侶「……聞こえました?」
女勇者「聞こえた聞こえた!広場の方だね!何か進展があるかも……行ってみよう!」
156: 1:2012/9/29(土) 13:54:36 ID:4.MWSg5KoU
魔王「うわあ、すっごい人だかりだね!」
側近「これではちょっと広場まで辿り着けませんね。浮遊魔法使います?」
魔王「そうしよっかー」フワリ
側近「それじゃ空中から様子を窺うとしますか……んっ?」フワリ
女勇者「うわあ、人がいっぱいだよ!これじゃ広場の方にいけない……」
魔王「女勇者ちゃん達も確認しに行くのー?」フワフワ
女勇者「え?あ、うん……う、浮いてるー!?」
側近「……その台詞から察すると、お前達は浮遊魔法覚えてないのか」フワフワ
女勇者「覚えてないよ!鶴仙流でもないんだから舞空術の類なんて!」
魔王「それだと女勇者ちゃん達が広場に行けないね……どうしよう?」フワフワ
女戦士「……魔王達が連れてってくれよ」
魔王「え?」フワフワ
女戦士「魔王と側近が前と後ろで二人抱えれば全員で広場いけるじゃん」
魔王「!?」フワフワ
女勇者「!?」
157: 1「いくら払えばこいつら爆発してくれるんだろう……」:2012/9/29(土) 13:56:32 ID:4.MWSg5KoU
女戦士「私と女勇者は魔王な!魔王、私重たいけど大丈夫か?」
魔王「お、俺は大丈夫だけど!女戦士ちゃんや女勇者ちゃんは嫌じゃないの?」フワフワ
女戦士「嫌なわけないだろww一応イケメンに抱えてもらえるんだしwwwあと……」
女勇者「あわ、あわわわ……」プシュー
女戦士「あんな感じで故障し始めてるけど、嫌じゃないのは私が保証してやっからwww」
女戦士「とにかく広場に連れてけって!魔王の背中もーらい!」ムニュッ
魔王「はわあああ!!せ、背中に柔らかな感触がああああ!!」フワフワドキドキ
女戦士「女勇者は前面でお姫様抱っこでもしてもらえよwww」
女勇者「おおおお姫様抱っこおおおぉぉ!!!?」プシュー
魔王「くぁwせdrftgyふじこlp!?」フワフワドキドキ
女戦士「あっはっはwwwおもしれぇわ、お前らwww」
側近「……何かもう決定っぽいな。お前らはそれでいいか?」フワフワ
女僧侶「構いませんが……素敵な殿方に抱えていただけるのは緊張しますね///」
女魔法使い「……///」
158: 1:2012/9/29(土) 13:57:39 ID:4.MWSg5KoU
側近「浮遊魔法で広場の上空まで来ましたね」フワフワ
魔王「あああああ!!気持ち良死するううう!!」フワフワドキドキ
女戦士「どんな死に方だよ、それwww」
女勇者「あああああ!!気持ち良死するううう!!」ドキドキ
女戦士「夫婦で同じボケしてんじゃねえよwww」
側近「……あ、駄目だ。あの馬鹿共は一旦無視しよう」フワフワ
側近「うん、ここからあの老人の姿が確認できるな」フワフワ
女僧侶「声も届きますね。発表をしっかりと聞きましょう。共存の街について何かわかるかもしれません」ガクガク
側近「……女僧侶、お前何で震えてるんだよ?」フワフワ
女僧侶「た、高いところが苦手なんです!」ガクガク
側近「どいつもこいつも……ったくよぉ」フワフワ
159: 1:2012/9/29(土) 13:59:33 ID:4.MWSg5KoU
魔道師「皆様、お集まりいただきありがとうございます」
魔道師「ここにいる方々の多くは共存の街に興味があって集まられたものと思います」
魔道師「実際に移住を考えている方、街を見てみたいという方」
魔道師「各々に様々な思惑があって、今日この瞬間を迎えているものと思います」
魔道師「私にとっては、その何れもが大変喜ばしいことです。誠にありがとうございます」
魔道師「さて、各地で宣伝をさせていただいたことで、今や共存の街は多くの方の知るところとなっております」
魔道師「その目的は、この度配らせていただいたチラシに書いてある通りです」
魔道師「私は、この一年間で理想の世界を目指して努力を続けました」
魔道師「そして、ついにそれを形にする時が来たのです」
魔道師「その形こそ共存の街です!」
魔道師「街は既に完成しております。後は私の魔法を用いて、魔界と人間界の境目にそれを現すだけです」
魔道師「これほどの方々が集まっている今日こそ、新たな歴史を作る記念日に相応しいと考えております」
魔道師「……私はこれより共存の街を誕生させると、ここに宣言致します!」
160: 1:2012/9/29(土) 14:00:43 ID:4.MWSg5KoU
側近「……とうとう共存の街を現す気か」フワフワ
側近「女僧侶、奴のスピーチで気になるとこはあったか?」フワフワ
女僧侶「いえ、特に怪しいようには感じませんでした」ガクガク
側近「それが逆に怪しくもあるな。未だにチラシの魔法に関しては説明無しだしな」フワフワ
側近「やっぱり手放しで喜ぶわけにはいかないな。何か裏があると仮定して向き合った方がいい」フワフワ
女僧侶「とりあえず行ってみるのが一番でしょうね」ガクガク
側近「そうだなあ。でもその前に……」フワフワ
魔王「ふわあああ!前後に幸せの感触があああ!///」フワフワドキドキ
女勇者「魔王にお姫様抱っこ……ああああああああ!///」ドキドキ
女戦士「うっせーよ!奇声発してんじゃねえよ!さすがにもう飽きてきたよ!」
側近「あいつらをちょっと黙らせるとしようか」フワフワ
女僧侶「……絶対聞いてないですよね。説明しなきゃいけないのかなあ……」ガクガク
161: 1:2012/9/29(土) 14:01:53 ID:4.MWSg5KoU
スピーチが終わったので地面に降り立ちました。
側近「……正直にお答えください。魔王様方、話聞いてましたか?」
魔王「ごめんなさい……正直それどころじゃなかったです」
女勇者「魔王と同じです……」
女戦士「右に同じく」
側近「……ふん!」シュッ!
魔王「あいたっ!な、何もローキックしなくてもいいじゃん!」
女戦士「なー女僧侶ー。あのジジイ何て?」
女僧侶「ご自身で読み返してきてください!」
女勇者「女僧侶まで怒ってる……」
女僧侶「こっちは高くて怖いのを我慢してまで話を聞いてたんですよ!?」
女魔法使い「……」ヨシヨシ
女僧侶「女魔法使いさん……ありがとうございます」
魔王「えーっと、じゃあ読み返してくるからちょっと待ってね」
162: 1:2012/9/29(土) 14:02:53 ID:4.MWSg5KoU
魔王「……なるほどー。共存の街を出現させるよ!ってことねー」
側近「一言でまとめるとそういうことです」
女戦士「え、じゃあ魔法学の街でゆっくりしてる場合じゃないじゃん。早く行こうぜ!」
女僧侶「誰のために留まって説明したんだと思ってるんですか?」ゴゴゴゴ
女戦士「ご、ごめん……ごめんなさい……」
女勇者「女僧侶、怖いよ……」
魔王「美人だから怒ると迫力でるね……本当に女僧侶ちゃんは美しいや」
女僧侶「……お、おだてたって無駄ですからね!///」
側近(案外こいつもちょろいな)
女魔法使い「……共存の街……行こう……」
女勇者「あ、うん。そうだね。私達も向かうとしよう!」
163: 1:2012/9/29(土) 14:05:40 ID:4.MWSg5KoU
今日はここまでにします。
最近はすっかり魔王達と女勇者達がリア充やってますね。
>>150にて共存の街編と書きましたけど、そんなの関係なくイチャついとるだけやないか、と虚しく叫んだりしてます。
俺のこの嫉妬心が晴れることはあるのでしょうか。共存の街の件は進むのでしょうか。
そんな感じでまとめつつ、今回はこの辺で失礼いたします。
今回の更新のまとめです。
>>154-162
164: 名無しさん@読者の声:2012/9/30(日) 03:41:54 ID:A9eWW/3vLw
ランキング3位おめでとうございます!
ぐぬっリア充爆発した後仲良くしろ…!複雑な気持ちですコレが恋?
つC
165: 1:2012/9/30(日) 12:53:14 ID:4.MWSg5KoU
ランキング3位ありがとうございます。いい感じにお腹痛くなってきました。
全ての投票者に感謝したいです。3位なんてそうそう取れる物じゃないですからね。
こういう妄想落書きに価値を与えてくれるのは他ならぬ読者の皆さんで、自分の活動を有意義な物にしてくれる皆さんに心から感謝したいです。
今後も更新を続けていきますので、今回3位にしてくれた皆さんに「投票してよかった」と思っていただけるよう頑張りたいと思います。
……途中ちょっと不安な個所がありますけれども。
そろそろふざけたいので真面目モードを終えます。
>>164
奇遇ですね、俺も似た心境ですよ。大爆発した後に仲睦まじく過ごしてほしいと思います。
恋ってやっぱり理屈じゃねえんだなあって思います。ネットの片隅でこんなこと言ってるから未だに童貞なんだろうなあとも思います。
いつか自身に訪れるかもしれない恋物語に備えて、今はCをエネルギーに完結目指して走ります。
更新はたぶん夜中にやります。
166: 1:2012/9/30(日) 21:04:54 ID:4.MWSg5KoU
魔界と人間界の境目。
魔王「あーもう人だかり出来ちゃってるね」
側近「魔道師は……いました。何かやってますね」
女勇者「何かの呪文を唱えてるわね。女魔法使い、何の魔法かわかる?」
女魔法使い「……」フルフル
女僧侶「女魔法使いさんでもわからない魔法ですか。ではあれも独自の魔法なんでしょうか?」
女戦士「あー、オリジナルな魔法をたくさん覚えてるって話だったよな」
魔王「とりあえず見守ろうよ。本当に街がポンッ!って出るんなら、俺それ超見たいもん!」
側近「気楽なもんですねえ……」
魔道師「はああああ……」ゴゴゴゴ
魔道師「……はあっ!」ポンッ!
魔王「おおおおお!本当に街が出てきたあああ!」
側近「あれは……時空移動系の魔法か?それとも物体の視覚情報を操るような魔法か……」
魔王「今はもうそんなんどうでもいいでしょ!凄いよね、大がかりな手品みたい!」
女僧侶「本当にどのような魔法なんでしょうね。あんな大規模な物を瞬時に出現させるなんて……」
女戦士「おっ、爺さんを筆頭にぞろぞろ入ってくぜ。私達も街に入ろうぜ!」
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