神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
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498: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/26(木) 22:16:01 ID:c5r8RAt2
――― 海ノ町・商店街
ガヤガヤ
巫女「コロッケとアジフライ2枚ずつ下さい」
店主「はいよ」
神様「なぁ、あれどう思う?」
神使「お夕飯の買い物のように見えますが」
神様「あんなに可愛い子がアジフライは無いだろ」
神使「そうでしょうか? 良いチョイスだと思いますが」
神様「お前が犬ころである所以、それは私との絶望的な認識の差」
神使「・・・ちなみに、神様の思考は」
神様「私ならウズラの卵揚げ10個にする」
神使「聞いた私がバカでした。 すみません」
神様「分かればよろしい」
499: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/26(木) 22:17:18 ID:c5r8RAt2
少女「かーみちゃん」
神様「・・・」チラッ
少女「こんばんは」ニコッ
神様「おやおや、買い物? こんな所で偶然だね」
少女「偶然だと思う?」
神様「いいねぇ~ その全て知ってますが何か? 的な態度。 全知全能の神のつもりですか?」
少女「あはは。 だって、いかにも怪しい挙動だったんだもん」
神様「それはお互い様じゃない? 私達が海ノ町に入ってからずっと付けたくせに」
少女「・・・・・・」
神様「冗談だって。 そこの惣菜屋さんでコロッケとアジフライでも買おうと思ってさ」
少女「なるほど。 今その2つを買った女の人を付けてたんだね」ニコッ
神様「駆け引きは面倒だし、用件を聞きましょうか」
少女「・・・・・・」
500: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/26(木) 22:18:02 ID:c5r8RAt2
神様「何なら場所を変えてもいいけど、サイセリアにでも入―――」
少女「お願いします。 この町から出て下さい」フカブカ
神使「しょ、少女さん!? 急にどうしたんですか?」
神様「そうきたか~ これは想定外」アチャー
少女「神の力を持った者がこの町に入って欲しくないの」
神様「神力を持った者は海ノ町に入ってくれるなって事?」
少女「そう」
神様「それは、少女ちゃんからのお願い? それとも他の誰かからの伝言?」
少女「私からのお願い」
501: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/26(木) 22:18:38 ID:c5r8RAt2
神様「う~ん、残念だけどその願いは叶えられないなぁ」
少女「どうして?」
神様「ん~ まず、願いを受ける前提としての条件が整っていないから」
少女「お賽銭のこと? もし祈願が必要ならすぐにでも山ノ神社へ伺うよ?」
神様「そうじゃないって」
少女「じゃあ、どうしたらお願いを聞いてもらえるの?」
神様「だから、そもそも私と犬ころが海ノ町を出て行く理由がないし」
少女「やっぱり神って人の願いを叶えてくれないんだね。 がっかり」ハァ
神様「そうじゃなくて、私も犬ころも神力は持ってないからその願いは叶えられないんだよ」
少女「え?」
502: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/26(木) 22:19:13 ID:c5r8RAt2
神様「私達の神力の有無も分からずにそんな事を言ったの?」
少女「・・・・・・」
神様「普通のJCなんだから、そんな事に首を突っ込まなくても良いんじゃない?」
少女「っ!」キッ
神様「理由は知らないけど、深追いしない方が良いと思うよ?」
少女「あなたに私の気持ちなんか分かるわけない!!」
神様「・・・・・・」
少女「あっ、大声出してごめん」
神様「早朝、海ノ神社本殿で結界解除の儀を行う」
少女「え!?」
503: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/26(木) 22:20:04 ID:c5r8RAt2
神様「この町に張られた結界は私好みじゃない」
少女「だめ・・・ そんな事をしたらこの町が!」
神様「帰るぞ、犬ころ」トテトテ
神使「え? ちょ、神様」
少女「そんなに全裸で飛ばされたことを怒ってるの!?」
神様「違うし! 怒ってないし! 全然気にしてないし! 恥ずかしくなかったし!!」
神使(かなり恥ずかしかったんですね・・・)
巫女「・・・・・・」コソッ
504: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/26(木) 22:20:43 ID:c5r8RAt2
――― 帰り道
神使「巫女さんの方は追わなくても良いんですか?」
神様「目的は達成できたし。 どうせ全部聞こえてただろ」
神使「そうですね。 あれだけ大声で話せば」
神様「さてと、忙しくなるぞ~」
神使「この後はどうされるんです?」
神様「決まってるだろ。 神ちゃんショーの開幕だよ」
神使「うっ」
神様「ここからはずっと神ちゃんターンだ!」ウヒャヒャ
神使「巫女さん、少女さん、どうかご無事で・・・」
505: 以下、名無しが深夜にお送りします :2020/11/28(土) 21:23:40 ID:nXSZKg/A
どんな展開になるんだろ
506: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:02:23 ID:5v9J8OWw
――― 翌日・早朝
神使「神様、神様」ユサユサ
神様「ん~ 何だよ・・・ まだ外暗いじゃん」ムニャムニャ
神使「そろそろ準備した方が良いのでは?」
神様「あ? 何をだよ」
神使「海ノ神社に行くんですよね?」
神様「いかねーよ面倒くさい。 いつもの時間に起こして」モゾモゾ
神使「えぇっ・・・ 少女さんに行くって啖呵切ったじゃないですか・・・」
神様「今日行くとは言ってないし」ムニャムニャ
神使「何て最低な宣戦布告・・・」
507: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:03:12 ID:5v9J8OWw
――― 朝・社務所
ガラガラ
巫女「おはよございます・・・」フラッ
主神「おはようございます巫女さん。 って眠そうですね」
巫女「え!? あっ、すいません。 少し夜更かしをしてしまいまして」
主神「調子悪いならお休みしてもらっても」
巫女「お気遣いありがとうございます。 午後何も無いようでしたら早めに―――」
主神「あっ、今日は夕方に業者と年末用の限定おみくじの打ち合わせがありますので」
巫女「・・・はい」
神様「おっ、巫女ちゃんおはよ~。 学校行ってくるねー♪」トテトテ
巫女「・・・・・・。 行ってらっしゃいませ」
508: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:04:44 ID:5v9J8OWw
――― 学校
神様「おはよ~」トテトテ
生徒達「おはよー」
少女「・・・・・・」ボー
神様「おや? 少女ちゃんは寝不足ですか」
少女「・・・・・・」ジトー
生徒A「今日の1限は国語の小テストだからね」
神様「なるほど。 それで夜遅くまで・・・ いや早朝から頑張っていた訳ですか」ニヤッ
少女「白々しい・・・」ボソッ
神様「私は古文得意だから。 100点間違いなし!」ウヒャヒャ
少女「私も得意だし」
神様「ほぉ~ これはどちらが上か白黒付けようじゃないですか」
少女「っ!」キッ
509: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:05:37 ID:5v9J8OWw
――― 夕方・社務所
神様「たでーまー」トテトテ
主神「今日は早い戻りですね」
神様「お小遣い尽きちゃって買い食い出来ないし」
巫女「・・・・・・」ボー
神様「巫~女ちゃん!」ダキッ
巫女「え? あっ、お帰りなさいませ! すいません、ボッとしてました」
神様「寝不足? ゆっくりと休んだ方が良いよ?」
巫女「ありがとうございます。 今日はゆっくりと家で休みます」
神様「私もちょっと寝てこようかな」
主神「もう寝るんですか!?」
神様「明日は早いし。 色々と準備もあるしね~」トテトテ
巫女「・・・・・・」
510: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:06:22 ID:5v9J8OWw
――― 翌朝・社務所
ガラガラ
巫女「おはようございます」ヨロヨロ
主神「おはよ・・・ って、巫女さん! 大丈夫ですか?」
巫女「お気遣いなく・・・」
主神「休まれた方が良くないですか?」
巫女「午後に地鎮祭があるので、巫女が居ないと格好が付かないと思って。 でも―――」
主神「それもそうですね。 今日も一日頑張りましょう」
巫女「はい・・・」ガクッ
神様「おっ、巫女ちゃんおはよ~。 学校行ってくるねー♪♪」トテトテ
巫女「・・・・・・。 行ってらっしゃいませ・・・」ハァ
511: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:07:05 ID:5v9J8OWw
――― 学校
神様「おっはよ~」トテトテ
生徒達「おはよー」
少女「・・・・・・」グテッ
神様「おや? 今日も少女ちゃんは寝不足ですか」
少女「うるさい。 話しかけないで」
神様「ちゃんと寝ないとお肌荒れちゃうよ?」ニシシ
少女「・・・誰のせいだと思ってるのよ」ボソッ
先生「おーい、席に着け~ 昨日のテスト返すぞ」
ガヤガヤ
512: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:08:29 ID:5v9J8OWw
先生「まずは少女さん」
少女「はい」スタスタ
先生「凡ミスなんて珍しいな。 でも良い点数だ」
お~
少女(92点!? しまった! レ点を見逃した・・・ しかも2カ所も)シュン
先生「次は神宮さん」
神様「は~い♪」トテトテ
513: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:09:37 ID:5v9J8OWw
先生「頑張ったな。 はい」ペラッ
神様「ん? 先生、なんでここ×なの?」
先生「どこだ?」
神様「この作者の気持ちを答えなさいってとこ」
先生「そこは“わざわざ遠くまで会いに来てくれた恋人の事を思っている”が正解だな」
神様「いやいや“おはぎを持ってきてくれた事を喜んでいる”だって」
先生「どこの文脈からおはぎが出てくるんだよ」
神様「私が言うんだから間違いないでしょ。 作った本人なんだし」
先生「そこまで妄想して作者の気持ちを導き出さなくてもいい」
神様「ちぇ~ あいつの持ってくるおはぎは超がつくほど美味しかったのに」トテトテ
514: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:10:13 ID:5v9J8OWw
神様「あ~あ。 残念」グテッ
少女「一応聞いておくわ。 何点だった?」
神様「98点」ニヤッ
少女「っ!」
神様「わりーね」ウヒャヒャ
516: 以下、名無しが深夜にお送りします :2020/11/30(月) 14:48:22 ID:bmLvuFSk
神ちゃんやるな
517: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/03(木) 01:44:49 ID:NAKf13gs
――― 夜・本殿
ギー
主神「遅くなりました」テクテク
神様「お~ お疲れ」
神使「遅くまでご苦労様です」
神様「どうだった?」
主神「ようやく見つけました。 写真も撮ってきました」スッ
神様「間違いない、これだ。 どこにあった?」
主神「逆側の町の境界です。 遠くて大変でした」
神使「これで準備は整ったわけですね」
主神「いよいよ決行です」コトッ
神使「? 主神さま、その牛の置物は?」
518: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/03(木) 01:46:04 ID:NAKf13gs
主神「これですか? 可愛いですよね、牛の置物。 うちの新しいご神体です」
神使「ご神体?」
神様「私からのプレゼント。 この前神力使っちゃったからそのお詫び」
主神「私、牛乳が好きなので嬉しいです。 中々お目にかかれない一級品とお見受けしました」
神使「神様いつの間にそんな物を・・・」
神様「学校の帰りに100均で買った」
主神「ひゃ!? え? 有名工芸家の作とかではないのですか!?」
神様「私がそんなに金持ってるわけ無いだろ」
主神「・・・・・・」
神様「神力の方は少し溜ってきたみたいだな」スリスリ
主神「えぇ、まぁ。 ここ数日合間をぬって祈願成就を頑張りましたから」
519: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/03(木) 01:47:36 ID:NAKf13gs
神様「で、巫女ちゃんの様子は?」
主神「それはもうフラフラですね。 先程も帰り際に鳥居に頭をぶつけてました」
神使「だいぶ睡眠不足みたいですね」
主神「ちなみに、少女さんの方は?」
神様「向こうはイライラ全開で尖ったナイフになってる」
神使「若いですから肉体的な疲労よりもイライラが先に出てしまうんでしょうね」
神様「そんな状態でも学校に来てテストも良い点数取って中々ガッツはあるぞ」
神使「お話を聞いている限りでは負けず嫌いの気質があるようですが」
神様「ん~・・・ どうかなぁ」
主神「?」
520: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/03(木) 01:48:35 ID:NAKf13gs
神様「ま、それは置いておこう。 作戦を次のステップに進めるぞ」
神使「結構危うい作戦のような気もしますが」
神様「大丈夫。 間違いなく上手くいくって」
神使「だと良いのですが」
神様「それよりさぁ、前から気になってたんだけど天井のヤツは何だ?」
主神「天井? あ~ シミでしょうか?」ジー
神様「」ゴソッ
神使「・・・・・・。 神様、何を―――」
神様「ソイヤッ!」ゲシッ
神使「痛い!!」
主神「どうされました神使さん?」
521: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/03(木) 01:49:48 ID:NAKf13gs
神様「も~ 神使君はシミがお化けに見えちゃうなんてお可愛いこと」オホホ
神使「・・・・・・(神様、ご神体をすり替えましたね・・・)」スリスリ
主神「建物自体は結構古いですし、気になるようでしたら隠しますが」
神様「大丈夫大丈夫。 それより、このご神体そこに戻しておくぞ」
主神「ありがとうございます」
神様「んじゃ、明日は各々作戦準備だけに専念してくれ」
主神「はい!」
神使「・・・・・・(神様は何を企んでいるのやら)」ハァ
523: 以下、名無しが深夜にお送りします :2020/12/07(月) 19:23:45 ID:TDLFLElA
稲作する神様のゲームしてるけど、神ちゃんとウマ合いそうで是非やってみてほしいわw
524: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:22:58 ID:ecOyXiTQ
面白そうだよね~
やってみようかなぁ
525: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:23:54 ID:ecOyXiTQ
――― 翌日朝・山ノ神社
巫女「おじゃまします」フラフラ
主神「え?」
巫女「あっ、すみません。 こんばんは」
主神「まだ朝ですが・・・ だいぶお疲れのようですね」
巫女「とても良いお布団日よりですね。 羽毛がいいです」フラフラ
主神「・・・・・・」
神様「おっ、巫女ちゃんおはよ~。 学校行ってくるねー」トテトテ
巫女「今日の神ちゃん様の巫女は食べ放題なんですね」フフッ
主神「・・・・・・(怖い)」
526: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:25:01 ID:ecOyXiTQ
――― 学校
神様「おっはよ~」トテトテ
生徒A「あっ、神ちゃん」オロオロ
神様「どしたの?」
生徒A「あれ・・・」チラッ
生徒B「ねぇ少女ちゃん、大丈夫?」
少女「・・・・・・」ボー
生徒B「目の下すごい隈だよ? ちゃんと寝てる?」
少女「結界符いっぱい食べてきたから大丈夫」ボー
生徒B「けっ!? それ何?」
生徒A「少女ちゃんが色々とヤバいの」
神様「みたいだね」
527: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:25:59 ID:ecOyXiTQ
――― 放課後・教室
神様「――うよ、凄い――しょ」
生徒A「凄―― ねぇ、それ――うやってるの?」
少女「ん・・・」ウトウト
少女(寝ちゃってた・・・ もう放課後・・・)
生徒A「神ちゃん凄い!!」
神様「でしょ? これは神の力! 神が扱える神力なのだよ!」ウヒャヒャ
少女「(神力・・・) ・・・・・・神力!?」ガバッ
528: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:26:46 ID:ecOyXiTQ
生徒A「あっ、少女ちゃん起きた?」
生徒B「少女ちゃんも見てよ、神ちゃん凄いの」
フワフワ~
少女「!?」
神様「消しゴムが空中を浮いてま~す」
少女「神ちゃん・・・ あなた、まさか・・・」
神様「神の力、絶賛開放中!」
少女「そんな・・・(結界を張らないとモノノケが!)」ゴソゴソ
神様「おや、何かお探しですか?」ヒラヒラ
529: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:27:33 ID:ecOyXiTQ
少女「!? そのお札・・・ 何で神ちゃんがそれを!」
神様「床に落ちてた」
少女「返して!」
神様「良いけど。 いらない物だと思って落書きしちゃった。 ごめ~んね」
少女「っ!」タッタッタッ
生徒A「少女ちゃん!? どこ行くの?」
神様「きっとトイレだよ。 ずっと寝てたから」
生徒B「あっ、この消しゴム真ん中に透明な糸が通ってる」
神様「バ~レ~た~か~」テヘッ
530: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:28:06 ID:ecOyXiTQ
――― 山ノ神社
巫女「・・・・・・」ウトウト
神使「巫女さん、ご苦労様です」
巫女「!? 神使様!」ハッ
神使「大丈夫ですか?」
巫女「すみません。 ボーとしてしまいました」
神使「主神様はお出かけなので、早めに上がって頂いて大丈夫ですよ」
巫女「出かけ・・・ え? どちらに」
531: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:28:41 ID:ecOyXiTQ
神使「急な地鎮祭のご依頼があって、海ノ町まで行ったようです」
巫女「海ノ町!? どのくらい前ですか!」ガタッ
神使「30分ほど前ですね」
巫女「そんな・・・」
神使「海ノ町の商店街で16時開始と伺っています」
巫女「(あと5分!?) すみません! 私ちょっと行ってきます!」タッタッタッ
神使「あっ! 巫女さん!!」
神使「・・・・・・。 さて、私も出かけますか」
532: 以下、名無しが深夜にお送りします :2020/12/10(木) 23:27:20 ID:hCm7.1z2
わくわく
533: 以下、名無しが深夜にお送りします :2020/12/11(金) 06:28:04 ID:crWKtiKY
ドキドキ
――― 海ノ町・商店街
ガヤガヤ
巫女「コロッケとアジフライ2枚ずつ下さい」
店主「はいよ」
神様「なぁ、あれどう思う?」
神使「お夕飯の買い物のように見えますが」
神様「あんなに可愛い子がアジフライは無いだろ」
神使「そうでしょうか? 良いチョイスだと思いますが」
神様「お前が犬ころである所以、それは私との絶望的な認識の差」
神使「・・・ちなみに、神様の思考は」
神様「私ならウズラの卵揚げ10個にする」
神使「聞いた私がバカでした。 すみません」
神様「分かればよろしい」
499: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/26(木) 22:17:18 ID:c5r8RAt2
少女「かーみちゃん」
神様「・・・」チラッ
少女「こんばんは」ニコッ
神様「おやおや、買い物? こんな所で偶然だね」
少女「偶然だと思う?」
神様「いいねぇ~ その全て知ってますが何か? 的な態度。 全知全能の神のつもりですか?」
少女「あはは。 だって、いかにも怪しい挙動だったんだもん」
神様「それはお互い様じゃない? 私達が海ノ町に入ってからずっと付けたくせに」
少女「・・・・・・」
神様「冗談だって。 そこの惣菜屋さんでコロッケとアジフライでも買おうと思ってさ」
少女「なるほど。 今その2つを買った女の人を付けてたんだね」ニコッ
神様「駆け引きは面倒だし、用件を聞きましょうか」
少女「・・・・・・」
500: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/26(木) 22:18:02 ID:c5r8RAt2
神様「何なら場所を変えてもいいけど、サイセリアにでも入―――」
少女「お願いします。 この町から出て下さい」フカブカ
神使「しょ、少女さん!? 急にどうしたんですか?」
神様「そうきたか~ これは想定外」アチャー
少女「神の力を持った者がこの町に入って欲しくないの」
神様「神力を持った者は海ノ町に入ってくれるなって事?」
少女「そう」
神様「それは、少女ちゃんからのお願い? それとも他の誰かからの伝言?」
少女「私からのお願い」
501: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/26(木) 22:18:38 ID:c5r8RAt2
神様「う~ん、残念だけどその願いは叶えられないなぁ」
少女「どうして?」
神様「ん~ まず、願いを受ける前提としての条件が整っていないから」
少女「お賽銭のこと? もし祈願が必要ならすぐにでも山ノ神社へ伺うよ?」
神様「そうじゃないって」
少女「じゃあ、どうしたらお願いを聞いてもらえるの?」
神様「だから、そもそも私と犬ころが海ノ町を出て行く理由がないし」
少女「やっぱり神って人の願いを叶えてくれないんだね。 がっかり」ハァ
神様「そうじゃなくて、私も犬ころも神力は持ってないからその願いは叶えられないんだよ」
少女「え?」
502: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/26(木) 22:19:13 ID:c5r8RAt2
神様「私達の神力の有無も分からずにそんな事を言ったの?」
少女「・・・・・・」
神様「普通のJCなんだから、そんな事に首を突っ込まなくても良いんじゃない?」
少女「っ!」キッ
神様「理由は知らないけど、深追いしない方が良いと思うよ?」
少女「あなたに私の気持ちなんか分かるわけない!!」
神様「・・・・・・」
少女「あっ、大声出してごめん」
神様「早朝、海ノ神社本殿で結界解除の儀を行う」
少女「え!?」
神様「この町に張られた結界は私好みじゃない」
少女「だめ・・・ そんな事をしたらこの町が!」
神様「帰るぞ、犬ころ」トテトテ
神使「え? ちょ、神様」
少女「そんなに全裸で飛ばされたことを怒ってるの!?」
神様「違うし! 怒ってないし! 全然気にしてないし! 恥ずかしくなかったし!!」
神使(かなり恥ずかしかったんですね・・・)
巫女「・・・・・・」コソッ
504: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/26(木) 22:20:43 ID:c5r8RAt2
――― 帰り道
神使「巫女さんの方は追わなくても良いんですか?」
神様「目的は達成できたし。 どうせ全部聞こえてただろ」
神使「そうですね。 あれだけ大声で話せば」
神様「さてと、忙しくなるぞ~」
神使「この後はどうされるんです?」
神様「決まってるだろ。 神ちゃんショーの開幕だよ」
神使「うっ」
神様「ここからはずっと神ちゃんターンだ!」ウヒャヒャ
神使「巫女さん、少女さん、どうかご無事で・・・」
505: 以下、名無しが深夜にお送りします :2020/11/28(土) 21:23:40 ID:nXSZKg/A
どんな展開になるんだろ
506: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:02:23 ID:5v9J8OWw
――― 翌日・早朝
神使「神様、神様」ユサユサ
神様「ん~ 何だよ・・・ まだ外暗いじゃん」ムニャムニャ
神使「そろそろ準備した方が良いのでは?」
神様「あ? 何をだよ」
神使「海ノ神社に行くんですよね?」
神様「いかねーよ面倒くさい。 いつもの時間に起こして」モゾモゾ
神使「えぇっ・・・ 少女さんに行くって啖呵切ったじゃないですか・・・」
神様「今日行くとは言ってないし」ムニャムニャ
神使「何て最低な宣戦布告・・・」
507: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:03:12 ID:5v9J8OWw
――― 朝・社務所
ガラガラ
巫女「おはよございます・・・」フラッ
主神「おはようございます巫女さん。 って眠そうですね」
巫女「え!? あっ、すいません。 少し夜更かしをしてしまいまして」
主神「調子悪いならお休みしてもらっても」
巫女「お気遣いありがとうございます。 午後何も無いようでしたら早めに―――」
主神「あっ、今日は夕方に業者と年末用の限定おみくじの打ち合わせがありますので」
巫女「・・・はい」
神様「おっ、巫女ちゃんおはよ~。 学校行ってくるねー♪」トテトテ
巫女「・・・・・・。 行ってらっしゃいませ」
508: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:04:44 ID:5v9J8OWw
――― 学校
神様「おはよ~」トテトテ
生徒達「おはよー」
少女「・・・・・・」ボー
神様「おや? 少女ちゃんは寝不足ですか」
少女「・・・・・・」ジトー
生徒A「今日の1限は国語の小テストだからね」
神様「なるほど。 それで夜遅くまで・・・ いや早朝から頑張っていた訳ですか」ニヤッ
少女「白々しい・・・」ボソッ
神様「私は古文得意だから。 100点間違いなし!」ウヒャヒャ
少女「私も得意だし」
神様「ほぉ~ これはどちらが上か白黒付けようじゃないですか」
少女「っ!」キッ
509: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:05:37 ID:5v9J8OWw
――― 夕方・社務所
神様「たでーまー」トテトテ
主神「今日は早い戻りですね」
神様「お小遣い尽きちゃって買い食い出来ないし」
巫女「・・・・・・」ボー
神様「巫~女ちゃん!」ダキッ
巫女「え? あっ、お帰りなさいませ! すいません、ボッとしてました」
神様「寝不足? ゆっくりと休んだ方が良いよ?」
巫女「ありがとうございます。 今日はゆっくりと家で休みます」
神様「私もちょっと寝てこようかな」
主神「もう寝るんですか!?」
神様「明日は早いし。 色々と準備もあるしね~」トテトテ
巫女「・・・・・・」
510: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:06:22 ID:5v9J8OWw
――― 翌朝・社務所
ガラガラ
巫女「おはようございます」ヨロヨロ
主神「おはよ・・・ って、巫女さん! 大丈夫ですか?」
巫女「お気遣いなく・・・」
主神「休まれた方が良くないですか?」
巫女「午後に地鎮祭があるので、巫女が居ないと格好が付かないと思って。 でも―――」
主神「それもそうですね。 今日も一日頑張りましょう」
巫女「はい・・・」ガクッ
神様「おっ、巫女ちゃんおはよ~。 学校行ってくるねー♪♪」トテトテ
巫女「・・・・・・。 行ってらっしゃいませ・・・」ハァ
511: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:07:05 ID:5v9J8OWw
――― 学校
神様「おっはよ~」トテトテ
生徒達「おはよー」
少女「・・・・・・」グテッ
神様「おや? 今日も少女ちゃんは寝不足ですか」
少女「うるさい。 話しかけないで」
神様「ちゃんと寝ないとお肌荒れちゃうよ?」ニシシ
少女「・・・誰のせいだと思ってるのよ」ボソッ
先生「おーい、席に着け~ 昨日のテスト返すぞ」
ガヤガヤ
512: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:08:29 ID:5v9J8OWw
先生「まずは少女さん」
少女「はい」スタスタ
先生「凡ミスなんて珍しいな。 でも良い点数だ」
お~
少女(92点!? しまった! レ点を見逃した・・・ しかも2カ所も)シュン
先生「次は神宮さん」
神様「は~い♪」トテトテ
513: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:09:37 ID:5v9J8OWw
先生「頑張ったな。 はい」ペラッ
神様「ん? 先生、なんでここ×なの?」
先生「どこだ?」
神様「この作者の気持ちを答えなさいってとこ」
先生「そこは“わざわざ遠くまで会いに来てくれた恋人の事を思っている”が正解だな」
神様「いやいや“おはぎを持ってきてくれた事を喜んでいる”だって」
先生「どこの文脈からおはぎが出てくるんだよ」
神様「私が言うんだから間違いないでしょ。 作った本人なんだし」
先生「そこまで妄想して作者の気持ちを導き出さなくてもいい」
神様「ちぇ~ あいつの持ってくるおはぎは超がつくほど美味しかったのに」トテトテ
514: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/29(日) 02:10:13 ID:5v9J8OWw
神様「あ~あ。 残念」グテッ
少女「一応聞いておくわ。 何点だった?」
神様「98点」ニヤッ
少女「っ!」
神様「わりーね」ウヒャヒャ
516: 以下、名無しが深夜にお送りします :2020/11/30(月) 14:48:22 ID:bmLvuFSk
神ちゃんやるな
517: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/03(木) 01:44:49 ID:NAKf13gs
――― 夜・本殿
ギー
主神「遅くなりました」テクテク
神様「お~ お疲れ」
神使「遅くまでご苦労様です」
神様「どうだった?」
主神「ようやく見つけました。 写真も撮ってきました」スッ
神様「間違いない、これだ。 どこにあった?」
主神「逆側の町の境界です。 遠くて大変でした」
神使「これで準備は整ったわけですね」
主神「いよいよ決行です」コトッ
神使「? 主神さま、その牛の置物は?」
518: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/03(木) 01:46:04 ID:NAKf13gs
主神「これですか? 可愛いですよね、牛の置物。 うちの新しいご神体です」
神使「ご神体?」
神様「私からのプレゼント。 この前神力使っちゃったからそのお詫び」
主神「私、牛乳が好きなので嬉しいです。 中々お目にかかれない一級品とお見受けしました」
神使「神様いつの間にそんな物を・・・」
神様「学校の帰りに100均で買った」
主神「ひゃ!? え? 有名工芸家の作とかではないのですか!?」
神様「私がそんなに金持ってるわけ無いだろ」
主神「・・・・・・」
神様「神力の方は少し溜ってきたみたいだな」スリスリ
主神「えぇ、まぁ。 ここ数日合間をぬって祈願成就を頑張りましたから」
神様「で、巫女ちゃんの様子は?」
主神「それはもうフラフラですね。 先程も帰り際に鳥居に頭をぶつけてました」
神使「だいぶ睡眠不足みたいですね」
主神「ちなみに、少女さんの方は?」
神様「向こうはイライラ全開で尖ったナイフになってる」
神使「若いですから肉体的な疲労よりもイライラが先に出てしまうんでしょうね」
神様「そんな状態でも学校に来てテストも良い点数取って中々ガッツはあるぞ」
神使「お話を聞いている限りでは負けず嫌いの気質があるようですが」
神様「ん~・・・ どうかなぁ」
主神「?」
520: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/03(木) 01:48:35 ID:NAKf13gs
神様「ま、それは置いておこう。 作戦を次のステップに進めるぞ」
神使「結構危うい作戦のような気もしますが」
神様「大丈夫。 間違いなく上手くいくって」
神使「だと良いのですが」
神様「それよりさぁ、前から気になってたんだけど天井のヤツは何だ?」
主神「天井? あ~ シミでしょうか?」ジー
神様「」ゴソッ
神使「・・・・・・。 神様、何を―――」
神様「ソイヤッ!」ゲシッ
神使「痛い!!」
主神「どうされました神使さん?」
521: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/03(木) 01:49:48 ID:NAKf13gs
神様「も~ 神使君はシミがお化けに見えちゃうなんてお可愛いこと」オホホ
神使「・・・・・・(神様、ご神体をすり替えましたね・・・)」スリスリ
主神「建物自体は結構古いですし、気になるようでしたら隠しますが」
神様「大丈夫大丈夫。 それより、このご神体そこに戻しておくぞ」
主神「ありがとうございます」
神様「んじゃ、明日は各々作戦準備だけに専念してくれ」
主神「はい!」
神使「・・・・・・(神様は何を企んでいるのやら)」ハァ
523: 以下、名無しが深夜にお送りします :2020/12/07(月) 19:23:45 ID:TDLFLElA
稲作する神様のゲームしてるけど、神ちゃんとウマ合いそうで是非やってみてほしいわw
524: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:22:58 ID:ecOyXiTQ
面白そうだよね~
やってみようかなぁ
525: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:23:54 ID:ecOyXiTQ
――― 翌日朝・山ノ神社
巫女「おじゃまします」フラフラ
主神「え?」
巫女「あっ、すみません。 こんばんは」
主神「まだ朝ですが・・・ だいぶお疲れのようですね」
巫女「とても良いお布団日よりですね。 羽毛がいいです」フラフラ
主神「・・・・・・」
神様「おっ、巫女ちゃんおはよ~。 学校行ってくるねー」トテトテ
巫女「今日の神ちゃん様の巫女は食べ放題なんですね」フフッ
主神「・・・・・・(怖い)」
526: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:25:01 ID:ecOyXiTQ
――― 学校
神様「おっはよ~」トテトテ
生徒A「あっ、神ちゃん」オロオロ
神様「どしたの?」
生徒A「あれ・・・」チラッ
生徒B「ねぇ少女ちゃん、大丈夫?」
少女「・・・・・・」ボー
生徒B「目の下すごい隈だよ? ちゃんと寝てる?」
少女「結界符いっぱい食べてきたから大丈夫」ボー
生徒B「けっ!? それ何?」
生徒A「少女ちゃんが色々とヤバいの」
神様「みたいだね」
527: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:25:59 ID:ecOyXiTQ
――― 放課後・教室
神様「――うよ、凄い――しょ」
生徒A「凄―― ねぇ、それ――うやってるの?」
少女「ん・・・」ウトウト
少女(寝ちゃってた・・・ もう放課後・・・)
生徒A「神ちゃん凄い!!」
神様「でしょ? これは神の力! 神が扱える神力なのだよ!」ウヒャヒャ
少女「(神力・・・) ・・・・・・神力!?」ガバッ
528: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:26:46 ID:ecOyXiTQ
生徒A「あっ、少女ちゃん起きた?」
生徒B「少女ちゃんも見てよ、神ちゃん凄いの」
フワフワ~
少女「!?」
神様「消しゴムが空中を浮いてま~す」
少女「神ちゃん・・・ あなた、まさか・・・」
神様「神の力、絶賛開放中!」
少女「そんな・・・(結界を張らないとモノノケが!)」ゴソゴソ
神様「おや、何かお探しですか?」ヒラヒラ
529: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:27:33 ID:ecOyXiTQ
少女「!? そのお札・・・ 何で神ちゃんがそれを!」
神様「床に落ちてた」
少女「返して!」
神様「良いけど。 いらない物だと思って落書きしちゃった。 ごめ~んね」
少女「っ!」タッタッタッ
生徒A「少女ちゃん!? どこ行くの?」
神様「きっとトイレだよ。 ずっと寝てたから」
生徒B「あっ、この消しゴム真ん中に透明な糸が通ってる」
神様「バ~レ~た~か~」テヘッ
530: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:28:06 ID:ecOyXiTQ
――― 山ノ神社
巫女「・・・・・・」ウトウト
神使「巫女さん、ご苦労様です」
巫女「!? 神使様!」ハッ
神使「大丈夫ですか?」
巫女「すみません。 ボーとしてしまいました」
神使「主神様はお出かけなので、早めに上がって頂いて大丈夫ですよ」
巫女「出かけ・・・ え? どちらに」
531: ◆8YCWQhLlF2 :2020/12/07(月) 22:28:41 ID:ecOyXiTQ
神使「急な地鎮祭のご依頼があって、海ノ町まで行ったようです」
巫女「海ノ町!? どのくらい前ですか!」ガタッ
神使「30分ほど前ですね」
巫女「そんな・・・」
神使「海ノ町の商店街で16時開始と伺っています」
巫女「(あと5分!?) すみません! 私ちょっと行ってきます!」タッタッタッ
神使「あっ! 巫女さん!!」
神使「・・・・・・。 さて、私も出かけますか」
532: 以下、名無しが深夜にお送りします :2020/12/10(木) 23:27:20 ID:hCm7.1z2
わくわく
533: 以下、名無しが深夜にお送りします :2020/12/11(金) 06:28:04 ID:crWKtiKY
ドキドキ
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
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