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神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」

Part154
471: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/14(土) 23:00:29 ID:XoRY0yyg

――― 翌日・学校


神様「おはよ~さん」トテトテ


少女「・・・おはよう」

生徒A「あっ、神ちゃんおはよう」

生徒B「おはよー 何か眠そうだね」

神様「まぁね。 C子ちゃんもおはよ~」

生徒C「・・・おはよう」


神様「2人とも昨日は大丈夫だった?」

生徒A「昨日?」


472: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/14(土) 23:01:28 ID:XoRY0yyg

神様「あの後、うちの神社に来たって聞いたけど」

生徒B「神ちゃん何言ってるの?」

神様「えっ?」


生徒A「昨日は放課後に皆でサイセリアでケーキ食べてすぐ別れたじゃん」

神様「は?」


生徒B「そうそう。 神ちゃんカキプリンばっかり食べて」

神様「カキプリン!? サイセリアで?」


473: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/14(土) 23:02:34 ID:XoRY0yyg

生徒A「え~ あれだけ食べておいて覚えてないの?」

神様「そんなもの食べたんなら絶対忘れないと思うんだけど」


少女「神ちゃん物忘れ酷すぎじゃない?」フフフ

神様「・・・少女ちゃんも一緒に行ったの?」

少女「酷いな~ あれだけ食べ比べしたのに」ニヤッ

神様「・・・・・・」


生徒C「あの・・・」

神様「ん?」

少女「どうしたのC子ちゃん」キッ

生徒C「・・・なんでもない」ブルッ

神様「そう・・・」


474: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/14(土) 23:08:19 ID:XoRY0yyg

――― 昼休み・トイレ


生徒C「・・・・・・」ハァ


 神様「C子ちゃん?」ボソッ

生徒C「え?」キョロキョロ

 神様「そのまま鏡で身だしなみ整えてる振りでもしてて」

生徒C「・・・神ちゃん? どこ」キョロキョロ

 神様「隣のトイレ。 大丈夫、他から見えないから」

生徒C「・・・・・・」


475: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/14(土) 23:09:19 ID:XoRY0yyg

 神様「昨日何があったか覚えてる?」

生徒C「記憶が曖昧で・・・」

 神様「うちの神社に来た?」

生徒C「うん」

 神様「少女ちゃん達とサイセリアに行った?」

生徒C「行ってない・・・ と思う」

 神様「覚えていることだけでも教えて欲しい」

生徒C「でも・・・」

 神様「もしかして、誰かに口止めされてる? 」

少女「・・・・・・」


476: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/14(土) 23:12:00 ID:XoRY0yyg

 神様「人の記憶が改竄されてる。 正直に話して」

生徒C「でも、こんな話をしたらおかしいと思われるし」

 神様「大丈夫。 私にもハッハーが見えたんだから」

生徒C「・・・・・・。 実はモノノケがいっぱいいる世界に紛れ込んだような気がして」

 神様「昨日?」

生徒C「うん。 保健室で目が覚めたら知らない世界で・・・」

 神様「夢とかじゃなくて?」

生徒C「・・・・・・」

 神様「ごめん。 疑うようなこと聞いて」

生徒C「いいの。 私も夢なんじゃないかって思ってるくらいだから」

 神様「どうやってそこから帰ってきたの?」

生徒C「突然凄い光に包まれて」

 神様「・・・・・・」


477: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/14(土) 23:14:54 ID:XoRY0yyg

生徒C「気がついたら海ノ神社前で・・・ 巫女服を着た2人がいて」

 神様「その時の2人の様子は?」

生徒C「何かボーッとしてた。 そこで山ノ神社の巫女さんに偶然会って」

 神様「なるほどね」

生徒C「やっぱり変だよね・・・ 少女ちゃんの言うように忘れた方が良いのかも」

 神様「もしかして、少女ちゃんに相談したの?」

生徒C「うん」

 神様「・・・・・・」


478: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/14(土) 23:15:29 ID:XoRY0yyg

生徒C「少女ちゃんが―――」


 ギー

 女子生徒「でさぁ~」
 女子生徒「わかる~」


生徒C「誰かトイレに入って来たみたい」

 神様「放課後もう少し詳しく聞かせてもらっても良い?」

生徒C「うん」


 神様「・・・・・・」


480: 以下、名無しが深夜にお送りします :2020/11/16(月) 18:28:10 ID:0vWF4k3E
少女はやぱいのか?


481: 以下、名無しが深夜にお送りします :2020/11/18(水) 02:08:16 ID:d.gCqAUo
そんな気しかしない


482: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/19(木) 00:49:28 ID:LJlDv3bU


――― 廊下


生徒C「やっぱり私おかしくなっちゃたのかな」ボソッ


 少女「そんな事ないよ」


生徒C「え!?」クルッ

少女「言ったでしょ? 早く忘れた方が良いって」ニコッ

生徒C「・・・少女 ・・・ちゃん?」

少女「ごめんね。 保健室で急に神ちゃんが来ちゃったから上手く処置できなくて」

生徒C「なに・・・ 言ってるの?」

少女「今度は大丈夫。 これで全部忘れられるから」

生徒C「な・・・ なにする気?」ブルブル

少女「すぐ終わるから」ニコッ

生徒C「え・・・ やだ・・・ やめ―――」


483: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/19(木) 00:50:44 ID:LJlDv3bU

――― 放課後


神様「C子ちゅあ~ん」ダキッ

生徒C「うわ! 神ちゃん!?」クルッ

神様「さっきの話の続きなんだけど」ボソッ

生徒C「はなし?」

神様「モノノケちゃんのお話し」

生徒C「? そんな話したっけ?」キョトン

神様「・・・・・・」

生徒C「あっ、もしかしてカキプリンに乗ってたお化けみたいなお菓子の件?」

神様「いや、えーと・・・ 何というか・・・ うん」

生徒C「あれ何がモチーフなんだろうね。 私が思うに―――」

神様「・・・・・・」


484: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/19(木) 00:52:03 ID:LJlDv3bU

――― 山ノ神社・社務所


神様「たでーま!」ズカズカ

神使「お帰りなさいませ。 カキプリン食べます?」

神様「お前もかよ! 皆してカキプリン言いやがって」

神使「今日は随分とご機嫌斜めですね」

神様「んがー! 先手打たれた!! ちきしょー! ぐやじぃー」バタバタ

神使「先手? もしかして少女さんにですか?」

神様「私好みのかわゆいオナゴだと思って甘く見過ぎていたようだ」

神使「神様が女子中学生にやられるなんて珍しいですね」

神様「あ? 私がJCなんかに負けるわけないだろうが」

神使「?」


485: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/19(木) 00:53:36 ID:LJlDv3bU


 巫女「あっ、お帰りなさいませ神ちゃんさま」スタスタ


神様「・・・・・・。 ただいま」チラッ

巫女「そのカキプリンとても美味しいので神ちゃん様もどうぞ」ニコッ

神使「これ巫女さんが買ってきてくれたんですよ」

巫女「神ちゃん様が好物だと聞きまして」

神様「カキは好きだね、好物だし。 1日6食カキでも良い」

神使「1日6食って何ですか・・・」

巫女「飲み物がないですね。 今コーラ持ってきます」スタスタ


486: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/19(木) 00:54:45 ID:LJlDv3bU

神様「・・・・・・」ハァ

神使「どうしたんです? 食べないなら私がもらっちゃいますけど」

神様「食うに決まってんだろ! 寄越せよ!」ガシッ

神使「あっ、そんな奪い取らなくても・・・」

神様「ん? これ・・・ 何?」

神使「言ったじゃないですか。 カキプリンです」

神様「カキって果物の柿かよ・・・」

神使「まさか海にいる牡蠣が入ってると思ったんですか?」

神様「だって私の好物だって」

神使「カキ違いですね」

神様「・・・・・・」


487: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/19(木) 00:55:20 ID:LJlDv3bU

神使「どうされました?」

神様「巫女ちゃんは何で私の好物を知ってるんだ?」

神使「さぁ、神様がお話になったのでは?」

神様「・・・・・・」

神使「何か気になることでも?」


神様「あ~ そういう事か・・・」

神使「?」

神様「こりゃ面倒だな。 早々に手を打つか」


488: 以下、名無しが深夜にお送りします :2020/11/20(金) 17:59:09 ID:UtfOZjEA
神ちゃん追い込まれてるがな


489: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/23(月) 22:33:25 ID:htuIZfZc

――― 夜・本殿


主神「遅くなりました」テクテク

神様「おぉ、巫女ちゃんは?」

主神「帰り支度中です。 あと15分もあれば終わるかと」

神様「よし、んじゃそれまでにで終わらそう」

神使「巫女さんには内緒のお話ですか?」

神様「今回の件の主犯候補がいたらマズいだろ?」

神使「え? どういう事です?」

主神「まさか巫女さんが犯人って言ってます? 少女さんではないのですか?」

神様「まぁまぁ、それを補強するために2人に聞きたいことがあるんだわ」


490: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/23(月) 22:34:33 ID:htuIZfZc

神使「私達にですか?」

神様「まず主神。 お前、私達がここへ来る前に巫女ちゃんにこの件の話しをした?」

主神「当然してます。 神様達に滞在して頂く部屋や食事の都合もありますし」

神様「もうひとつ、巫女ちゃんと一緒に海ノ町へ行ったことはあるか?」

主神「隣町ですか? う~ん・・・ 記憶にはないですね。 最近は海ノ町方面からの依頼もないですし」

神様「依頼か・・・ いつ頃から仕事が来なくなった?」

主神「3年くらい前からパッタリです」ハァ

神様「巫女ちゃんがこの神社に来た頃からだな」

主神「まさか巫女さんが隣町からの依頼を断っていると!?」


491: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/23(月) 22:35:12 ID:htuIZfZc

神様「ん~ その話は一旦おいておこう。 次はイチゴ温泉事件」

神使「イチゴ温泉って、先日みんなで行った場所ですよね」

神様「そう、最初は海ノ町にある銭湯に行く予定だった」

神使「確か、イチゴ温泉を提案したのは巫女さん」

主神「イチゴ温泉に何かあるんですか?」

神様「いや、問題は行く途中の電車の中での出来事」

神使「神様が不思議な力を感じたという件ですか?」

神様「あの時、巫女ちゃんはトイレに行っていた」

主神「それが何か?」

神使「トイレ・・・ あっ」ハッ


492: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/23(月) 22:36:00 ID:htuIZfZc

神様「何だ」

神使「関係があるのか分からないですが、あの電車トイレが付いていなかったんです」

神様「あ?」

神使「私が後ろの車両を見たときにはトイレはどこにもありませんでした」

主神「巫女さんは実際にはトイレに行っていないと?」

神使「気になってトイレに行ったのかを聞いたんですが、行ったと言っていたんです」

神様「・・・・・・。 あの電車が走っていたのは山ノ町だけだよな」

主神「はい。 ほんの一瞬だけ海ノ町を横切る区間はありますが」

神様「ほぉ」

主神「確か、イチゴ温泉の一つ前の駅辺りが海ノ町です」


493: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/23(月) 22:37:17 ID:htuIZfZc

神様「ちょうど巫女ちゃんがトイレに行って変な力を感じた辺りだな」

神使「もしかして、巫女さんが海ノ町へ入ると何かが起こるという事ですか?」

神様「逆。 私達が入ると何かが起こる」

主神「私達が?」

神様「正確に言うと、神力を持つ者が海ノ町に入ると何かが起こる」

神使「何が起こるのですか?」

神様「神力共鳴による結界異常」

主神・神使「?」

神様「モノノケだよ。 それを打ち消すために―――」


494: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/23(月) 22:38:25 ID:htuIZfZc


 トントン


一同「!?」クルッ


 ガチャッ


巫女「それでは、私はこれで失礼させて頂きます」ペコリ

主神「ご、ご苦労様でした」

巫女「社務所の方は鍵をかけておきましたので」

主神「ありがとうございます。 お気を付けてお帰り下さい」

巫女「はい。 神ちゃん様と神使様もご苦労様です」ペコリ

神様「ばいばーい」

神使「ご苦労様でした」ペコリ


 ガチャッ


495: ◆8YCWQhLlF2 :2020/11/23(月) 22:39:05 ID:htuIZfZc


主神「もしかして話を聞かれたでしょうか・・・」

神様「聞かせたんだよ」

主神「え!?」


神様「追うぞ」

神使「追うって、巫女さんをですか!?」」

主神「着替えてきます」

神様「主神はここにいろ。 私と犬ころで追うから」

主神「はあ。 では、お気を付けて」