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神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」

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Part113
255: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/08(火) 21:40:37 ID:QQYChXEA
A子「神ちゃん、どったの?」
神様「あ・・・ いや・・・」
A子「はは〜ん、また新しいアイデアが浮かんだんでしょー」
神様「・・・・・・」
神使「神様、どうされたんですか? 難しい顔をして」
神様「・・・A子ちゃん」
A子「なーに?」
神様「A子ちゃんは、神宮で内宮神と会ってる?」
A子「内宮神ちゃん? 毎日会ってるけど。 もちろんお忍びで」
神様「何か変わった事はない?」
A子「う〜ん、いつもと変わらない」
神様「そう」

256: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/08(火) 21:41:33 ID:QQYChXEA
A子「ように見せかけているけど、あれは何か重大な事を隠してるね」
神様「・・・・・・」
A子「あれ? 神ちゃんて内宮神ちゃんと繋がっているんじゃないの?」
神様「A子ちゃん」
A子「ん?」
神様「神使」
神使「はい?」
神様「・・・あ〜 えっと〜・・・」
神使「神様どうされたんです?」
神様「2人にお願いが」
A子「神ちゃんのお願い事なら何でも聞いちゃうよ。 でもお金はないから貸せないけど」

257: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/08(火) 21:42:39 ID:QQYChXEA
神様「実はさぁ、守ってもらいたい物があるんだよね」
A子「守る?」
神使「何をです?」
神様「この国を・・・ この国を守ってもらえないかなぁ〜 って」
神使・A子「え?」
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
#19「神宮美食クラブ」 ーEND

258: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/08(火) 21:47:07 ID:QQYChXEA
<(_ _)> 全部読み返してから続きを書きまする

259: 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/05/08(火) 21:49:07 ID:1vqDHQoQ
つ牡蠣


260: 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/05/08(火) 22:37:12 ID:AgClIdtc


261: 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/05/08(火) 22:40:37 ID:sRfmCgug
続きが…続きが気になる…

262: 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/05/09(水) 06:27:51 ID:Tem4vPCQ
神ちゃんヤバいのか?
頼むぞ

263: 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/05/12(土) 09:58:51 ID:rncJl1DY
神使くん、いよいよ神様へクラスチェンジですか?

264: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 01:47:07 ID:RXcKkTRQ
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
【#20】
── 神宮・授与所
A子「暇だね〜」
同僚巫女「今日は本殿の参拝は出来ないからね」
A子「それでか〜」グテッ
巫女「A子ちゃん・・・ 奉務中なんだし、もう少ししゃんとしないとダメだよ?」
A子「だって、お客さん少ないし〜」
巫女「参拝者ね」
A子「今日は売り上げヤバそうだね〜」
巫女「あんまりそういう言葉は使わない方が良いと思うよ?」

265: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 01:48:55 ID:RXcKkTRQ
A子「どうしよう、駅前までお守り売り歩いてこいって言われたら」
巫女「神ちゃんさんじゃあるまいし・・・」
A子「・・・神ちゃんかぁ〜」ボー
巫女「そう言えば、A子ちゃんって神ちゃんさんと仲良いよね」
A子「あ〜 私と神ちゃんは深い精神の所で繋がっているのです!」フンスッ
巫女「はいはい。 でも、神ちゃんさんは・・・ その・・・」
A子「神さま?」
巫女「」コクッ
A子「そんなの気にする必要ないって」
巫女「ダメだよ。 神ちゃんさんは神であることを隠しているみたいだけど、やっぱり接し方も一線は置かないと失礼じゃ?」
A子「別に神さまは偉くないんだし」
巫女「それは巫女として超えちゃいけない発言じゃ・・・ せめて先輩として敬わないといけないと思うけど」

266: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 01:50:13 ID:RXcKkTRQ
A子「え〜 イビキかいて腹出して寝るのに?」
巫女「・・・・・・」
A子「金欠で神宮菜園から野菜盗んで食べてるのに?」
巫女「・・・それはA子ちゃんもじゃ」
A子「お給料14万しかもらえない神さまってどうなの?」
巫女「14万!? 私より低いの!?」
A子「ちょっと待って。 私も14万なんだけど」
巫女「・・・・・・」
A子「ねぇ、巫女ちゃんは幾らもらってるの?」ガシッ
巫女「ちょ・・・ 私もそんなに変わら・・・ そんなに揺らさないで! A子ちゃん目が怖い!」ユサユサ

267: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 01:51:32 ID:RXcKkTRQ
A子「はぁ〜 私はこんなにも立派な巫女なのに。 神宮のミス巫女だよ?」
巫女「その・・・ えっと・・・(そのミスは別の意味って・・・ 言わないでおいた方が良いかな)」
A子「私、やっぱり巫女に向いてないのかなぁ・・・」
巫女「A子ちゃんは神宮の巫女に憧れて入ったんじゃないの?」
A子「違うよ。 神ちゃんに進められて」
巫女「え!? どうして神ちゃんさんがA子ちゃんを?」
A子「・・・・・・。 そういえば神ちゃんに初めて会ったのも丁度この位の時期だったなぁ」ボー

268: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 01:52:13 ID:RXcKkTRQ
──
────
──────
── 4年前
神様「ねぇ、暇なら神宮で巫女やらない?」
A子「やる」
──────
────
──

269: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 01:53:21 ID:RXcKkTRQ
巫女「・・・・・・」
A子「今日は良い天気だよね〜」
巫女「もしかして話すの面倒になった?」
A子「・・・うん」
巫女「それより、A子ちゃんって今日は午後から舞の奉納入ってなかったっけ?」
A子「え?」
巫女「確か祭儀神様の願掛け祈祷の・・・」
A子「やべっ! 忘れてた! 今何時?」
巫女「11時50分。 早く行った方が良いかも」
A子「うわ〜! 行ってくる〜 今日も昼抜きだよ〜」タッタッタッ
巫女「・・・大丈夫かなぁ」

270: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 01:54:28 ID:RXcKkTRQ
─── 奥社近くの森
A子「ごめ〜ん、遅れた」タッタッタッ
祭儀神「おー、ちゃんと来たか。 忘れてるかと思った」
A子「嫌だな〜 私がおっちゃんとの約束を忘れるわけないじゃんよー」
祭儀神「本当かよ・・・」
A子「それより私は何すれば良い?」
祭儀神「A子ちゃんは、右側の木にこれを取り付けていって欲しい」
A子「何? このマッチ箱みたいなやつ」
祭儀神「俺に聞くなよ。 B夫に聞けよ」
A子「聞いたけど訳分かんなかったんだもん」
祭儀神「あいつに聞いて理解できない事を俺に聞くなってーの・・・」

271: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 01:55:23 ID:RXcKkTRQ
A子「木に巻き付ければ良いの?」
祭儀神「あぁ、地面すれすれの所が良いらしい」
A子「ふーん、じゃ行ってくる」
祭儀神「まてまて、この段ボールに入っている分全部だ」
A子「うそ! 超いっぱいあるじゃん!」
祭儀神「超いっぱいあるんだよ。 だから本殿の参拝を止めてまで時間作ったんだろーが」
A子「そっか。 これは時間かかるね〜」
祭儀神「ま、緊急事態だしな」チラッ
A子「・・・・・・」
祭儀神「決心はついたか?」
A子「まだ。 そんなのつく訳ないじゃんよ・・・」
祭儀神「あー まぁ、そうだよな・・・」

272: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 01:56:45 ID:RXcKkTRQ
──
────
──────
─── 数日前・喫茶ねこまた
神様「2人とも神にならない?」
神使「またそんな事を・・・」
A子「丁重におとこわりします」
神様「いや、いつものおふざけな感じじゃなくて今回は真剣なんだけど」
神使「いつもと同じノリじゃないですか」
A子「私は24歳になったら神宮を定年、翌年にIT社長と結婚してスカイチュリーの最上階に住む予定だから」
神使「スカイチュリーには住めないと思いますが・・・」
神様「神にならずにこのままいってもA子ちゃんは結婚できないよ?」
A子「んがっ!」

273: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 01:57:39 ID:RXcKkTRQ
神様「だから神になってよ〜 お願い」
A子「神になったら結婚できる?」
神様「・・・・・・」
A子「何とか言ってよ〜」
神使「何か理由があるんですか?」
神様「まぁ・・・」
ガチャッ
一同「?」クルッ
猫神「ハロ〜」
神様「猫神か・・・ 何だよ、今大事な話してんだからあっち行ってろって」シッシッ

274: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 01:58:49 ID:RXcKkTRQ
猫神「第零柱絡み〜?」
神様「・・・・・・」
神使「第零柱?」
A子「チュウ?」
神様「お前、何か知ってるのか?」
猫神「ん〜 もう一人の神ちゃんの件とか〜?」
神使「もう一人って、神宮の奥社にいる内宮神様の事ですか?」
A子「内宮神ちゃんがどうかしたの?」
神様「・・・・・・」
猫神「か〜みちゃん」
神様「ハァ〜・・・ レセプションルームに皆を集めてくれ。 話がある」
猫神「オッケ〜」


277: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 23:28:47 ID:RXcKkTRQ
─── 喫茶ねこまた・レセプションルーム
祭儀神「話って何だ?」
A子「おっちゃんがキャバクラに金をつぎ込んでる件についてだと思う」
祭儀神「!? お、俺は月5万までしか使ってないからソフトな方だと思うぞ」
猫娘「十分使ってますニャ。 ニャ」
神使「神様、何かマズい事でも起きているんですか?」
神様「ん〜 マズいっちゃマズいけど」
猫神「今までで一番マズいよね〜」
一同「え!?」
神様「お前は少し黙ってろや」
猫神「ごめんごめ〜ん」

278: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 23:31:07 ID:RXcKkTRQ
猫娘「まさか! 日本の危機ですかニャ!? ニャ」
A子「流石にそれはないって。 そんなもの私達に話しても仕方ないし」
神様「いや・・・ あの〜・・・」
神使「まさか・・・ 神様・・・」
神様「そのレベルのお話しでございます」
一同「!?」
神様「って言っても、A子ちゃんと犬ころの協力があれば解決したも同然」
神使「私とA子ちゃんでそんな危機をどうにか出来るとは思えないのですが・・・」
A子「確かに私は神宮きっての可愛い巫女で、巫女服が似合うね! ってよく言われるし、立派な巫女だと思うけど」
神使「神様の方が可愛くて巫女服が似合います」
A「お、おふっ」
一同「・・・・・・」
神様「い、今その話は置いておこう・・・///」
神使「あっ! す・・・ すいません///」
A子「くそっ、惚気やがって・・・」ボソッ

279: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 23:32:15 ID:RXcKkTRQ
神使「えっと・・・ 猫神様が第零柱がどうとか言っていた気がするのですが関係があるのですか?」
神様「長官くん」
長官「何かな?」
神様「神宮の動きについて話してくれる?」
長官「・・・動きというのは?」
神様「土地の件だよ」
長官「・・・・・・。まだ未確認情報だが、土地の売却計画が進んでいるようだ」
神使「土地って、まさか神宮の土地ですか?」
長官「あぁ。 奥社近辺の土地だと思う」
A子「奥社って内宮神ちゃんがいる場所じゃん」
祭儀神「おいおい、そんな話聞いてないぞ?」
長官「私も正式には聞いていないが、宮司会で話し合われているようだ」

280: ◆8YCWQhLlF2 :2018/05/13(日) 23:33:41 ID:RXcKkTRQ
神使「確か奥社は大昔に龍を封印していると伺っておりますが」
A子「龍? 何それ」
猫娘「そんなもの本当にいるんですかニャ? ニャ」
祭儀神「俺も長いこと生きているが見たことはないな」
長官「当時の人達にとっては迷信も奇跡も現実と区別が付かなかったからね」
神様「・・・・・・」
神使「神様?」
神様「龍はいた。 いや龍じゃないかも知れないけど・・・」
一同「はい?」

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