2chまとめサイトモバイル
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
Part176


352 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/02/13(月)01:28:32 ID:v7q
アラビアンナイトの世界 王宮
タッタッタッ
シェヘラザード「ハァハァ…城門の守りごくろうさまです、陛下は…陛下は宮殿にいますね!?」
門番1「王妃様!?なぜお一人で…護衛はどうしたのですか!?」
シェヘラザード「陛下は…陛下はいますかと聞いているのです!」キッ
門番1「も、申し訳ございません!国王は確かに宮殿の中に、ですが……今はお会いすることはできません」
シェヘラザード「どういうことですか…?」
門番2「ご安心を、国王はご無事です。さぁ王妃様、私が護衛につきます。共に安全な場所へ…」
シェヘラザード「断ります!私は陛下にお会いするためにここへ来たのです!通しなさい、私は王妃シェヘラザードですよ!」
門番1「ひえっ…。そ、そう申されましても…ど、どうする?」チラチラッ
門番2「例え王妃様であろうと、お通しすることはできません」キパッ
シェヘラザード「…もう結構。私にはここを通る権利があります、あなた方が止めようと関係などーー」
ズイッ
門番2「なりません。国王様からのご命令なのです、誰一人王宮へ侵入させないように。それが例え王妃様であっても…とのことです」
シェヘラザード「な、何故そんな事が…。王宮で何が起こっているというのです!?」
門番2「……王宮内にもはや安全な場所など存在しません。あの化物共は上空からこの宮殿を襲ったのです、」
シェヘラザード「……っ!」
門番2「現在、国王様は自ら刃を持ち、侵入者の討伐にあたっておられます。故に、兵以外は誰一人この宮殿に入れぬよう…そう、仰せつかっているのです」

353 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/02/13(月)01:30:59 ID:v7q
シェヘラザード「それでは王は今最も危険な状況におかれているではありませんか!」
門番2「ご安心を、兵達も共に闘っております。なにより国王様はお強い、必ずや侵入者を殲滅してくださいます。ですので王妃様は安心してお逃げください」
シェヘラザード「そんな事出来るはずが無いでしょう!あれはただの敵兵ではないのですよ!?」
門番2「だとしても、お通しは出来ません。国王様の命令である以上…この門を死守する事が私の使命ですので」
シェヘラザード「…融通が利かない方ですね」キッ
門番2「えぇ、よく言われます」
シェヘラザード「では…もう一度だけ命じます、私を通しなさい。従わなければ王妃の権限を使い、あなたとその一族を処刑するよう陛下に進言します」
門番1「えっ!?ちょ、ちょっとそれは困りm」
門番2「どうぞ、進言なさってください。私はもとより家内も兵の妻、覚悟は出来ておりましょう」
シェヘラザード「……」クッ
門番2「お気持ちはわかりますがここはお逃げください。国王様は王妃様をを危険な目に会わせたくないとの考えから、私にこのように命じたのです。どうか、国王様のお気持ちを無駄になさらぬよう」
シェヘラザード「ですが…!私は…!」
ルオオオォォォォッ
シンドバッド「ハァー、どいつもこいつも頭が固い奴でまいっちまうなぁ…どこの王妃に似ちまったんだぁ!?…よっと」スタッ
門番1「うおっ、なんか上から下りてきた!?」
シェヘラザード「シンドバッド…!?」

354 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/02/13(月)01:33:55 ID:v7q
シンドバッド「あんたが無事で何よりだぜシェヘラザード」ヘヘッ
シェヘラザード「何をヘラヘラして…私の通信にも応じず今まで何をやっていたというんですか!?」
シンドバッド「悪い、モルジアナんとこ…【アリババと四十人の盗賊】の世界でトランプ兵共を蹴散らしてる最中に指輪落としちまってな…。とりあえずあの世界は無事だ、ラプ公も親衛隊もな」
シェヘラザード「そうですか…それならば一安心です。ですが私も少々困ったことになっているのです」
シンドバッド「見てたぜ?王の所に行きたいがこいつらの忠誠心に邪魔されてるってんだろ?」
シェヘラザード「そんなところです。王の身にもしもの事があればこの世界は消えてしまうでしょう、それに……」
シンドバッド「はいはい、妻として心配だってんだろ?まー俺に任せとけ、なんとかしてやっから」スタスタ
門番1「な、なんだよこのチャラチャラしたチンピラ…な、何する気だ!?」ビクビク
門番2「王妃様のご友人とて、俺は容赦せん。力ずくで門を開けさせようというのならば…かかってくるが良い、こちらも伊達に門番をやっているわけではない」
シンドバッド「あーそうかい、んなら力ずくで入らせて貰うぜ…!剣を抜きな、門番ちゃんよぉ!」シャキンッ スタタタッ
門番1「く、来るぞ…!」シャキッ
門番2「焦るな。素人に剣で負けるほど、俺達は軟な鍛え方をしていないだろう。さぁ、来るが良いシンドバッドとやら」シャキッ
シンドバッド「ハハッ、せいぜいシンドバッド様の剣捌きに見惚れねぇように気を付けるこったなぁ!……よし今だロック鳥!シェヘラザード咥えて塀の向こうにぶん投げろ!」ババッ
門番2「何ッ!?」
シェヘラザード「っ!?ちょ、ちょっと待ちなさい!ロックt」ヒョイッ
ロック鳥「ルオッ」ポーイ

355 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/02/13(月)01:36:30 ID:v7q
ドサッ
シェヘラザード「きゃっ、あいたた…。シンドバッド!あなたは相変わらず相談なしに無茶な事を…!」
シンドバッド「説教してる暇ねぇだろ?王宮に入れたんだ、さっさと王のとこに行ってやれって」
シェヘラザード「わかっています、少々手荒ではありましたが感謝しますよシンドバッド」
シンドバッド「わーったから早く行けって、お前は見えねぇだろうが俺は今めっちゃ門番に睨まれてんだよ。正直逃げてぇ」
シェヘラザード「そうですか、では手短に話すので一つ頼みを聞いてもらえますか?」
門番2「何という事をしてくれたのだこのチンピラめが!散れぃ!」
ジャキン
シンドバッド「どわっ!マジで手短に話せ!こいつ斬りかかってきやがった!」
シェヘラザード「わかりました、では…あなたにはすぐに【アリババと四十人の盗賊】の世界に戻って欲しいのです。そしてラプンツェルさんの元へ向かってください」
シンドバッド「あぁ、ラプ公は世界移動の手段もってねぇからな。もしもの時ヤベェってか……ってうおっ、油断してたらこっちがヤベェわこれ!つーかアラジンの所は後でいいのかよ?」ガキィン
シェヘラザード「心配ですがこうなってしまっては…あとはもうアラジンが少しでも長く凌いでくれる事を祈りましょう。少しでも、少しでも時間が稼げれば他の世界も援軍に向かう余裕が出るかもしれません」
シンドバッド「わーった、まずはラプ公を安全な場所に送り届けてからアラジンとこ行くわ。それでいーか?」ヒョイ ガキィン
シェヘラザード「あなたの実力ならばその方がいいでしょうね、お願いします。いいですか、くれぐれも調子に乗らずに戦うのですよ?」
シェヘラザード「あなたは真面目に戦えば私が生み出した者の中でも指折りの強さを誇っているのですから。なんだかんだいってもあなたの事、頼りにしていますからね?」
シンドバッド「へいへい、わーったから早く行けって」スッ
シェヘラザード「わかりました、では…無事を祈ってます、シンドバッド」タッタッタッ

356 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/02/13(月)01:38:54 ID:v7q
シンドバッド「行ったか…。緊急時だってのに説教っぽいんだからどうにかなんねーかなあの性格は」
門番2「お前…ただの船乗りではないな?この俺が押されるとは…!」
シンドバッド「あぁ、俺は伝説の船乗りだからな!まぁあんたも門番にしとくには勿体ない強さだけどな…っと」スッ ドスッ
門番2「ぬぐっ…!お前、手を抜いていたか…!」ドサッ
シンドバッド「悪ぃがあんまりお前に時間取ってられねぇんだよ。もう一人は…おいおい、逃げやがった。マジかよあいつ…まぁいいけどよ、おいロック鳥!」
ロック鳥「ルォッ」バサッ
シンドバッド「お前もシェヘラザードの言いつけ聞いてたと思うけどよ、今からちょっくらラプ公の所にいってくれねぇか?」
ロック鳥「ルォ…?」
シンドバッド「ん?俺か?俺はいかねぇ、お前一人で行ってくれ。ラプ公ならお前の言いたい事大体わかんだろ?とりあえず状況話して安全そうな世界に連れて行ってくれ」
ロック鳥「ルォルォ!ルォック!」バサバサッ
シンドバッド「あぁ、アラジンの所にはいかねぇよ。俺一人だけで行ったってどうにもなんねぇし…あいつの手前言わなかったが、もう手遅れだろ。アラジンとこも、この世界もな」
シンドバッド「俺はこの世界に残ってトランプ兵共の相手をするわ、少しでも時間稼ぎが出来りゃあ御の字だろ。この世界が消えちまったらおしまいだからな、それにシェヘラザードに旦那と愛を語るくらいの時間はやりてぇしな」
ロック鳥「ルオォォォ…」
シンドバッド「ハハッ、お前今更何言ってんだよ?俺は優等生じゃあねぇんだぜ?おとなしくあいつの言う事聞く訳ねぇだろ?……っと無駄話してる場合じゃねぇな」
ザッザッザッザッ
トランプ兵「「「……」」」

357 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/02/13(月)01:41:07 ID:v7q
トランプ兵「……lock on」ガチャ
シンドバッド「おーおー、結構数いるな。街の連中があらかた避難しちまってこっちに来たってとこか。やべぇ、門番倒さなきゃよかったぜ」
ロック鳥「ルォォ…ルォッ」
シンドバッド「なーに不安そうな声上げてんだよ!俺はシンドバッドだぜ?どんだけ修羅場越えてきたかお前も知ってんだろ?」ヘラヘラ
シンドバッド「心配する事なんかねーよ。いいからお前はラプ公んとこ行ってあいつの力になってやれ」
ロック鳥「……ルォォ」
シンドバッド「大丈夫だろ、確かに俺達は…消えちまうだろうしアリスは魔法のランプを手に入れちまうだろうが…」
シンドバッド「あの豚の事だ、またなんか上手い事やってまるっと解決してくれるだろうよ。見た目は家畜だがなにしろうちの作者が認めた男だからな、まぁ中身はある男だぜ」ハハッ
ロック鳥「ルオオッ」
シンドバッド「わかったらさっさと行け、あんまり時間ねぇぞ?」
ロック鳥「ルォォォック!!」バサバサッ
バサバサーッ
シンドバッド「さぁて、シェヘラザードもロック鳥も行っちまった事だ。面倒だがしゃあねぇか」スタッ
トランプ兵「……ready」ジャキッ
シンドバッド「おーおー、いっちょまえに槍なんざ構えやがって。さぁてよく聞け!俺ァ【船乗りシンドバッドの冒険】の主人公、シンドバッド!ウチの作者、それと大事なダチと相棒の為、いっちょ本気でやってやっかな…」
シンドバッド「…さぁ、かってきやがれ紙切れ共。この戦いも俺の冒険譚に加えてやるからよぉ、そんじゃあ行くぜぇぇ!!」ダダッ
・・・

358 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/02/13(月)01:43:22 ID:v7q
アラビアンナイトの世界 王宮
・・・
トランプ兵「……」ザッザッザッ
ヒョコッ
シェヘラザード「……」スタスタスタ
シェヘラザード(ふぅ、なんとか気付かれなかったようですね。しかし、本当に王宮内にまでトランプ兵が…)
シェヘラザード(兵とはいえ魔法具ですから量産する事は可能。とはいえ…二百以上の世界を同時に襲うためにはどれだけのトランプ兵が必要か見当もつきません…)
シェヘラザード(それに兵を生み出す為にも魔力は必要でしょうし…結界を破壊する以外にもアリス側は膨大な魔力を持っているという事になりますね)
シェヘラザード「本当に私は読みが甘かったようですね…」
シェヘラザード(しかし、門が閉ざされているのに王宮内にトランプ兵がいるという事は…鳥か飛行能力を持つものが上空から投げ入れたと考えるのが普通でしょうか)
シェヘラザード(となると当然、意図的に王宮に投げ込んだという事で…やはり国王の命を狙っていると考えるのが自然)
シェヘラザード(私か国王の命を奪う事が、この世界を消すうえで最も簡単な方法ですからね…)
シェヘラザード「それにしても、陛下はどこへ…」
ガキィンッ
トランプ兵「……kill」ジリジリ
国王「フンッ、化物風情が随分と粘るな…だがこれで終いだ」ビュオン

359 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/02/13(月)01:46:50 ID:v7q
ドスッ
トランプ兵「……error」ドサッ
国王「他愛もない…。だがこいつら明らかに人間ではない、自然発生した化物とも考えにくいが…すると人工的に生み出された魔物の類と考えるべきか?」
国王「いや、考えるのは後か。まずは王宮内に潜む化物共を駆逐せねば……」
シェヘラザード「陛下…!」タッタッタッ
国王「シェヘラザード…!何故お前がここに居る!?門番共は何をしているのだ…!」
シェヘラザード「申し訳ありません陛下。しかし彼等を責めないでください、私が無理やり王宮に入り込んだのです」
国王「お前が無理やり…ならばこの王宮が危険だと知っての行動なのだな?」
シェヘラザード「はい、侵入者が潜んでいるという事は聞きました」
国王「ならば何故自ら危険に飛び込むような真似をしたのだ?自らを危険にさらしてまでこの場に赴く理由などあるまい」
シェヘラザード「理由ならございます、陛下をお救いするためです」
国王「…私はお前に救われるほど弱くは無いつもりなのだがな」
シェヘラザード「はい、ですが…戦いを止めて避難するようにお願いすることは出来ます。陛下、今からでも安全な場所へ」
国王「つまりは我が身を案じてここまで来たというのか?」
シェヘラザード「はい、私は陛下の妻ですから。さぁ陛下、共に」
国王「……悪いがそれは出来ぬ相談だ、我が妻よ」

360 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/02/13(月)01:50:09 ID:v7q
シェヘラザード「何故ですか?陛下がお強い事は存じております、ですが相手は水のように次々と湧き出てくる化物なのです。キリがございません」
国王「だとしても、兵が自らの命を掛けて戦っているというのにのうのうと逃げられるわけがあるまい」
シェヘラザード「陛下…。そのお考えは立派です、ですが…!」
国王「お前もよく知っているだろう、私がかつてどれだけ愚かな真似をしたのか」
国王「かつて妻だった女に裏切られ、その寂しさを埋めるために国中の若い女を根絶やしにした…そんな狂気の所業を忘れられるわけなかろう?」
シェヘラザード「……」
国王「よいかシェヘラザード、今この国に残っている者たちは…その中でも私の下に残っている兵達はその愚行を知った上で、私に忠誠を誓っている」
国王「人望も信用も何もかも失った私について来てくれている、お前と同じようにかつての繁栄を取り戻す事が出来ると信じてな」
国王「ならば私は、それに応えなければならない。この王宮の兵、街の者…この国を捨てずに残ってくれたものたちの為にも。それに相応しい王でいたいのだ」
シェヘラザード「…ご立派です、陛下」
国王「ならばわかってくれるなシェヘラザードよ、私はもう二度と信じてくれている者を裏切りたくは無いのだ」
国王「私の事を心配してこの場に赴いてくれた事は感謝する、だが案ずるなシェヘラザード。私は死にはせん、必ず化物共を根絶やしにし再びお前の元に戻ると約束しよう」
国王「故に、今はその身を大事にしてほしい。兵を一人護衛につける、しばらくは安全な場所に身を隠していて欲しい。聞き入れてくれるな?我が妻よ」

361 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/02/13(月)01:54:07 ID:v7q
シェヘラザード「……」
国王「聞いているのかシェヘラザードよ」
シェヘラザード「……嫌です」
国王「シェヘラザード」
シェヘラザード「これが愚かな我儘である事は理解しています。ですが…それでも私は陛下のお傍に居たいのです」
国王「……」
シェヘラザード「先ほどここに来た理由を陛下をお守りするためと私は言いました…その言葉は嘘ではありません。ですが…それは理由の一つです。ここに来た理由は他にもあります」
国王「聞かせて貰おうか、その理由と言うのを」
シェヘラザード「詳しくお話しすることはできませんが、私は少し特別な力を授かっていて…。その世界の寿命がわかるのです」
国王「世界の寿命…?」
シェヘラザード「はい、この国や隣国、陛下の弟君が収める国、それらが存在するこの世界の寿命です。そしてそれはもう…僅かしか残されていません」
国王「この世界に終末が訪れる、お前はそう言いたいのか…?」
シェヘラザード「…はい、その通りです」
シェヘラザード「この世界の命は長くありません、もうじき潰えてしまうかもしれないのです。ですから、私は残された時間…陛下とともに過ごしたいのです」

362 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/02/13(月)01:57:28 ID:v7q
国王「……」
シェヘラザード(申し訳ありません陛下、本当の事を話すわけにはいかないのです…)
シェヘラザード(とはいえ…例え妻の言葉でもこんな突拍子もない事を信じることなんかできませんよね…)
シェヘラザード「あの、陛下……」
国王「うむ、それならば無理に帰すという訳にもいかんな。しかし危険な事に変わりは無い、常に周囲に警戒しそして私の傍から離れぬよう」
シェヘラザード「よろしいのですか…?いえ、それは嬉しいのですが。私の言葉を信じてくださるのですか…?」
国王「お前が言うのだ、嘘や冗談ではあるまい」
シェヘラザード「それはもちろん、そうですが…あまりにも突拍子もない話なので…」
国王「たとえ突拍子が無かろうと、私は今更お前の言葉を疑ったりはせん。それに考えてみればお前の主張は当然だ」
国王「夫婦とは共に過ごすものだ。そうだろう、シェヘラザードよ」
シェヘラザード「はい、へいk」
アシェンプテル「……お前たち夫婦は随分と仲が良いのだな、シェヘラザード?」クスクス
シェヘラザード「…っ!」
国王「こやついつの間に…!下がれシェヘラザードよ!」バッ
アシェンプテル「勇ましいものだな、国王。それにお前の『夫婦は共に過ごすもの』という言葉には共感できる。どこかの馬鹿な王に聞かせてやりたいくらいにな」
国王「貴様…何者だ?この騒動の元凶か?女、名を名乗れ!」チャキッ
アシェンプテル「アシェンプテルだ。まぁ…知ったところでお前の命は灰のように散るのだがな、国王」

363 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/02/13(月)02:03:08 ID:v7q
不思議の国のアリス編 きょうはここまで

364 :名無しさん@おーぷん :2017/02/13(月)02:06:04 ID:KZn
乙です

365 :名無しさん@おーぷん :2017/02/13(月)02:11:19 ID:YBh
乙乙
アシェンたんキターーー!

366 :名無しさん@おーぷん :2017/02/13(月)20:36:09 ID:FsE
久々のアシェたんキター!!いつ来るかと思ったけどここで登場か!

370 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/02/15(水)00:50:37 ID:GbF
『キモオタの戦利品』
キモオタ「思えば、我輩にとってバレンタインとは母上からチョコを貰うだけのイベントでござった……しかし!今年の我輩は一味違いますぞwww」コポォ
ドッサリ
ティンカーベル「おー、思ったより貰ってるじゃん!」
キモオタ「すばらしいwww最高のショーだと思わんかねwww見ろwwwチョコが山のようだwww」コポポポポ
ティンカーベル「全部義理チョコなのにそんなに喜んで…。ねぇねぇ、早速食べてもいい?」ビリビリ
キモオタ「ちょwww聞きながら包装を破るのはやめるでござるwwwチョコを食べる前にまずはメッセージカードを読むのがマナーでござろうwww」
ティンカーベル「それもそっか、そんじゃあメッセージ読んであげるよ!そんで片っ端から食べよう!えーっと…」
シンデレラ『キモオタさんへ。いつも本当にお世話になっています、これからも仲良くしてくださいね』
キモオタ「ふむwwwシンデレラ殿らしい真面目なメッセージですなwww」
ラプンツェル『ハッピーバレンタイン!現実世界では好きな人にチョコレートをあげるっていう話を聞いたからキモオタにもあげるよ!
一番大好きなのはおーじだからキモオタには義理チョコしかあげられなくてごめんね!それと今度また現実世界に行こうと思ってるんだけど案内してほしい所があるんだ!
確かディズニーランdもう書くとこないから今度話すね!』
キモオタ「思いついた事とりあえず書いていったらスペース無くなってる感じにwww」
赤ずきん『義理よ。本命が貰えるように努力なさい』
キモオタ「ブッフォwww痛い所を狙い撃ちしてきますなwww流石はガンナーwww」コポォ

371 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/02/15(水)00:51:00 ID:GbF
司書『ヘンゼルとグレーテルの事をいつも気にかけてくださってありがとうございます。また図書館にも来てくださいね』
キモオタ「司書殿、すっかりヘンゼル殿達の保護者ですなwww」
雪の女王『現実世界でヘンゼルとグレーテルが君に世話になっていると千代から聞いたよ。これはその礼代わりだ、ティンクと一緒につまんでくれ』
キモオタ「ちょwww司書殿のメッセージとほぼほぼ同じwww」コポォ
シェヘラザード『日頃のお礼です。追伸、シンドバッドがチョコレートをくれチョコレートをくれと非常にやかましいので今後この手のイベントの存在は彼に伝えないようにお願いします』
キモオタ「シwwwンwwwドwwwバwwwッwwwドwww殿www行動がモテない男子のそれですぞwww」
ドロシー『いつもありがとうございます。キモオタさんの言葉が私の支えになっています、これはお礼にもなりませんが一生懸命作ったので召し上がってもらえると嬉しいです』
キモオタ「硬いでござるなぁーwwwそれよりもヘンゼル殿には無事渡せたのか気になりますぞwww」
グレーテル『ホワイトデーはスニッカーズがいいです、箱入りがお得だよ』
キモオタ「直球で要求してきましたなwwwモチロン用意しておきますぞwww」
赤鬼『ハッピーバレンタイン!生チョコってぇ奴に挑戦してみたぞ!初めてにしちゃあ上出来なもんだと思うからティンクと食ってみてくれ、今度感想聞かせてくれな!』
キモオタ「そして当然のようにwwwそしてラッピングが一番凝ってるってどういう事でござるかこれwww」
母『身体に気をつけて、あまり食べ過ぎないように。お盆には帰ってきなさい』
キモオタ「母上殿www本編には微塵も出てないのに気遣い感謝でござるwww」
ティンカーベル「で、私からはこれね!心して食べてよね!」スッ
キモオタ「ファッ!?これはその名を知らない者はいないと言われる超有名ブランドゴディバの…!まさかお主、姿が見えない事をいいことに無断で…?」ヒキヒキ
ティンカーベル「そんなドロボーみたいな真似するわけないじゃん!商品分のお金はちゃんと置いてきたもん!」
キモオタ「でござるよねwwwしかしこれ結構いい値段したでござろうwww」
ティンカーベル「大丈夫!実は私、普段から自動販売機の下とかお釣りが出るとこ探してかき集めてるから意外とリッチなんだよね!駅の自販機が狙い目!」フンスッ
キモオタ「ちょwww日中何をしているかと思えばwwwそれは聞きたくなかったwww」コポォ
おしまい

372 :名無しさん@おーぷん :2017/02/15(水)01:30:51 ID:ZXF
キモオタ突然のムスカ大佐で草

373 :名無しさん@おーぷん :2017/02/15(水)12:22:53 ID:B05
ムスカwww
さっくり直球な赤ずきんがイイwww