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神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」

Part5
112 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/24(水) 00:29:00 ID:bo0GfM2I
神様「・・・・・・」
神使「神様・・・」
神様「行くぞ」
神使「どちらへ?」
神様「・・・出て行けと言われたんだ」スタスタ
神使「あっ、神様!」スタスタ
 ガラガラ
少女「うっ・・・ うっ・・・」

113 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/24(水) 00:31:03 ID:bo0GfM2I
 トテトテ
神様「・・・・・・」シュン
神使「神様?」
神様「・・・・・・」
神様「神使よ、この近辺で一番神力の強い神はどこにいる」
神使「うごうご山にある、うご山神社の主神様かと・・・」
神様「うごうごか・・・」
神使「神様? 何を考えているんです?」
神様「・・・・・・」
神使「それよりこれからどうするんですか?」
神様「疲れた、寝る」
神使「どこで寝るのですか?」
神様「・・・・・・」

114 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/24(水) 00:32:26 ID:bo0GfM2I
ーーー 深夜・駐車場
神使「神様?」
神様「・・・・・・」ポチポチ
神使「携帯なんかいじって何しているんです?」
神様「・・・・・・」ポチポチ
神使「今夜は冷えます。 寒ければ私を抱いていて下さい」
神様「・・・・・・」ポチポチ
神使「・・・おやすみなさい神様」
神様「・・・・・・」
 モソモソ
神様「・・・・・・」ギュッ
神使「・・・・・・」

115 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/25(木) 01:33:54 ID:XzXb3j5E
ーーー 翌日
 チュンチュン
神使「う〜ん・・・ 朝?」
 ゴソゴソ
神使「神様?」
 ゴソゴソ
神使「お出かけですか?」
神様「買い物」
神使「今準備しますので少しお待ち下さい」
神様「いや、私一人で行ってくる」

116 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/25(木) 01:35:02 ID:XzXb3j5E
神使「まさか、うご山神社じゃないでしょうね?」
神様「うごうごは・・・ 明日の朝に行く」
神使「ではどちらへ?」
神様「ん? あぁ〜」
神使「神様?」
神様「大丈夫だ。 お土産を見繕ってくるだけだ」
神使「ハァ・・・ お金は持っているんですか?」
神様「ぅ・・・」

117 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/25(木) 01:36:28 ID:XzXb3j5E
神使「何を買うのか知りませんが、これで足ります?」サッ
神様「うん」
神使「お戻りは」
神様「夕方には戻る。 私の正装を用意しておいてくれるか?」
神使「分かりました」
神様「じゃぁ行ってくる」テクテク

118 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/25(木) 01:38:22 ID:XzXb3j5E
ーーー翌日・うごうご山参道
神使「結構急な山道ですね」
神様「はっ はっ」ゼェ ゼェ
神使「神様、大丈夫ですか? 少し休憩をされては・・・」
神様「はっ はっ」ゼェ ゼェ
神使「・・・・・・」

119 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/25(木) 01:43:30 ID:XzXb3j5E
ーーー 山頂・うご山神社
神様「は〜 ふぅ〜」
神使「やっと頂上ですね」
 スタスタ
神様「おい、そこの巫女よ」
巫女「?」
神様「私は神宮神籍、内宮付きの神様である」
巫女「神宮!?」
神様「ここの神に用があって参った。 主様に取り次ぎを願いたい」
巫女「はい、少々お待ちーーー」
主神「だれかと思えばお前か、久しぶりだな」パッ
巫女「主様」

120 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/25(木) 01:45:07 ID:XzXb3j5E
神様「お願いがあって来た。 話を聞いて欲しい」
主様「隣は?」
神様「私の神使だ」
神使「はじめまして。 神様の使い、狛犬の神使と申します」
主様「巫女よ、下がっていろ」
巫女「はい」スタスタ
主様「その格好・・・ お前巫女にでもなったのか?」
神様「・・・・・・」イラッ
神使「神様は神階ランク外のため礼装がなく申し訳ございません」
神様「・・・・・・」ゲシッ
主様「ははははっ、これは愉快だな」

121 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/25(木) 01:48:28 ID:XzXb3j5E
神様「神階など不要だ」
主様「ほぅ、相変わらずだな。 さて、何用かな?」
神様「にょろにょろ神社の宮司を助けてもらいたい」
主様「ダメだ」
神様「・・・・・・」
主様「人の生死をいたずらに弄るのは規定違反なこと位お前も知っているであろうが」
神様「そこを理解した上でお願いしている」
主様「お前のその発言自体が神としては重罪だぞ?」
神様「承知している」
主様「はぁ〜」
神様「お願いします!」
主様「頭を下げてもダメなものはダメだ」
神使「神様・・・ さすがにそのお願いは無茶すぎます・・・」

122 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/25(木) 01:50:11 ID:XzXb3j5E
神様「・・・・・・」ピラピラ
主様「? なんだその紙切れは」
神様「聖騎魔II 黒ミサコンサート」ボソッ
主神「」ピクッ
神様「全席死刑ツアー アリーナ席、前列」ニヤッ
主様「」ピクッ

123 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/25(木) 01:51:32 ID:XzXb3j5E
神様「主様、もう一度お願いします。 宮司をお助け下さい!」ピラピラ
主様「ケーブルカーを使わずよくここまで歩いてきた。 大変だったであろう」
神様「主様へ謁見するのにそのような失礼は出来ません!」ピラピラ
主様「よかろう、褒美だ。 その願い聞き入れよう」
神様「ありがとうございます!」ピラピラ
神使「・・・・・・」
神様「それと主様、もう一つご相談が」
主様「なんだ、まだあるのか?」
神様「デモン閣下ディナーショー S席チケット」ピラピラ
主様「なんだとっ!?」クワッ!
主様「失礼。 お前との仲だ、何でも言うが良い」
神様「ありがとうございます!」ピラピラ
神使「・・・・・・」

124 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/25(木) 01:52:59 ID:XzXb3j5E
 ゴウン ゴウン
神使「帰りはケーブルカーなんですね」
神様「もうあいつに用はないし〜」
神使「賄賂だなんて犯罪ですよ?」
神様「何のこと言ってんの?」
神使「コンサートチケットと交換で宮司を助けるだなんて」
神様「は? あれは歩って山頂まで行った褒美だぞ?」
神使「バレたらヤバいですよ?」
神様「バレねーよ、ビビってんじゃねーよ犬ころ」
神使「神様?」
神様「・・・・・・」

125 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/25(木) 01:55:33 ID:XzXb3j5E
神様「なぁ、神使」
神使「なんです?」
神様「神があまり人と接触を持たない理由って知っているか?」
神使「え?」
神様「どの神も若い頃は積極的に人と関わりを持つんだよ。 人が嫌いな神なんかいない」
神使「・・・・・・」
神様「でも・・・ 神のくせに身近な一人の願いすらまともに叶えられない」
神使「・・・・・・」
神様「何回も、何百回も、何千回も・・・ その繰り返しを味わうんだ。 私達は長生きだからな」
神様「そして、いつしか距離を置くようになる。 いや、遠くから見守る存在になると言った方が良いか」
神使「神様・・・」

126 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/25(木) 01:57:03 ID:XzXb3j5E
神様「私はそれでもいいと思っている。 間違っていないしな」
神様「でも・・・ 私は・・・」
神様「今、私の手の届く範囲で神として手を差し伸べなければならない者がいる」
神様「だから私はその者に全力で手を差し伸べる。 力がない分どんな手を使ってでもな」
神様「それが私のやるべき事であり、存在できるたった一つの理由だ」
神使「神様・・・」
神様「だから、神使よ」
神使「はい」

127 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/25(木) 01:58:13 ID:XzXb3j5E
神様「下に降りたら売店で、いか焼きとりんご飴を奢ってくれ」フッ
神使「・・・・・・」
神使「シリアスは最後まで続けないと寒いですよ?」
神様「・・・・・・///」

129 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/26(金) 03:32:25 ID:JgXwXzCI
ーーー翌日・病院
少女「おじいちゃん・・・」
 トントン
少女「・・・はい」
 ガラガラ
?「にょろにょろ神社の宮司はここで良いのか?」
少女「そうですが、祖父のお知り合いの方ですか?」
?「あ〜 何というか・・・ 神社の方から来た」

130 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/26(金) 03:33:43 ID:JgXwXzCI
少女「・・・・・・もしかして神様のお知り合いの方ですか?」
?「なんだ、あいつを知っているのか?」
少女「・・・・・・」コクッ
主神「じゃぁ話は早い。 うごうご神社の主神だ」
少女「うごうご?」
主神「ちょっと入らせてもらうぞ?」スタスタ
少女「あの・・・」
主神「なるほどな。 さてと、少女よ少し下がっていてくれ」
少女「?」
主神「このじいさんをこれから助ける」
少女「えっ!?」

131 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/26(金) 03:34:36 ID:JgXwXzCI
主神「では、いくぞ」
 ポワッ ポワッ ポワッ
主神「久しぶりだから腕が鈍っていないと良いが」
 ポワッ ポワッ ポワッ
主神「まぁこれで大丈夫だろう。 じゃぁワシは帰るぞ」スタスタ
少女「あの!」
主神「なんだ?」
少女「一体何を?」
主神「その者の生命力を高めた。 時期に目覚めるだろう」
少女「えっ?」

132 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/26(金) 03:35:55 ID:JgXwXzCI
主神「腐れ縁のバカ神から頼まれたのでな」
少女「神様のことですか?」
主神「昨日の朝にワシの所に来てな。 お前のじいさんを助けろと」
少女「神様が・・・」
主神「礼なら私でなくあのバカに言え。 にょろにょろ神社跡の駐車場でしょぼくれているぞ」
少女「なんで神様がそんなことを・・・」
主神「神に願い事をしておいて変なヤツじゃな」
少女「でも、私・・・ 神様に酷いことを」
主神「飯でも作ってご馳走してやれ。 あいつは大抵それで何とかなる」
少女「・・・・・・」

133 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/26(金) 03:37:44 ID:JgXwXzCI
主神「それと、そのじいさんの目が覚めたら、うご山神社の宮司にするから言っといてくれ」
少女「?」
主神「じいさんの命を助ける。 じいさんの再就職先を斡旋する。 そう約束した」
少女「そんなことまで・・・ 神様が・・・」グスッ
主神「あのバカの前でそんな暗い顔や涙なんか見せるなよ? あいつはそういうのが一番苦手だ」
少女「・・・・・・」コクッ
主神「だから、あいつの前では明るく笑っていてやってくれ・・・ って何言ってんだワシは」ボリボリ
主神「じゃぁな。 あいつとの縁は切るなよ」
少女「ありがとうございます」フカブカ
主神「だから礼はあのバカに言えって。 じゃぁ・・・ そうだな、また会おう」ガラガラ

134 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/26(金) 03:38:36 ID:JgXwXzCI
ーーー駐車場
神様「お前さぁ〜 コンニャク以外の物を買ってこいよ!」ゲシッ
神使「付近にコンニャク屋さんしかお店がないんですから我慢して下さい」
少女「神様・・・」
神使「少女さん!」
神様「ん? 少女? って!」
少女「・・・・・・」

135 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/26(金) 03:39:49 ID:JgXwXzCI
神様「あっ、ごめん! すぐこの町から出て行くから」
少女「あの・・・」
神様「分かった! 今すぐ片付ける! ほら神使ブルーシートどかせよ!!」ゲシッ
神使「痛っ」
少女「違う!!」
神様・神使「!?」
少女「違うの・・・ その・・・」
神様「?」