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神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」

Part4
85 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/21(日) 21:55:42 ID:/ejTu7VM
ーーー 駅前
神様「気持ちわる〜」
神使「中々豪快な運転でしたね」
少女「大丈夫?」
神様「大丈夫。 神使、コーラ買ってきて」
神使「お茶とかの方が良いんじゃないんですか?」
神様「どうせ買うなら、甘くて炭酸入っている方が得した感じじゃね?」
神使「・・・お茶買ってきます」
少女「あっ、ATMはそこの角にあります」
神使「電車の時間は大丈夫ですか?」
少女「まだ大丈夫です」
神使「では行って参ります。 神様? 大人しくしていて下さいよ」タッタッ
神様「だから、私は子供じゃないっつてんだろーが」

86 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/21(日) 21:57:11 ID:/ejTu7VM
少女「神使さんいい人ですね」
神様「騙されちゃダメ、あれは腐れ犬ころだからね? 悪の使いだから。 邪犬だから」
少女「そうは見えないんだけど・・・」
神様「それより、おじいさまの具合はどうなの?」
少女「あんまり良くないかも」
神様「そっか」
少女「うん・・・」
神様「すまないな。 わざわざ神宮まで来てお参りしてもらったのに・・・」
少女「元々気休め程度だったし」
神様「役立たずでごめん・・・」
少女「・・・・・・」

87 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/21(日) 21:59:34 ID:/ejTu7VM
 タッ タッ タッ
神使「お待たせいたしました。 はい神様お茶です」
神様「ありがとう」
神使「!? どうしたんです? そんなに体調悪いんですか?」
神様「は?」
神使「神様が素直にお礼を言うなんて・・・」
神様「うっさい、犬ころ!」
神使「? 少女さんもお茶どうぞ」
少女「ありがとうございます」

88 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/21(日) 22:00:39 ID:/ejTu7VM
神使「それと、これ家賃ですのでお納め下さい」スッ
少女「でもこんなに・・・」
神様「気にする必要ナッシング。 正当なお金だ」
少女「・・・・・・」
神様「受け取ってもらわないとこっちが困る」
少女「・・・じゃぁ、お預かりします」
神使「では駅に行きましょうか」
少女「はい」

89 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/21(日) 22:01:51 ID:/ejTu7VM
ーーー 電車内
 ガタンゴトン
神様「Zzz・・・」カックン カックン
少女「なんか、全然神様って感じしませんね」
神使「お恥ずかしい限りです」
少女「でも、本物なんですよね?」
神使「神力がゼロで姿も見えてますけど、間違いなく神籍を有した神様ですね」
少女「なんだか不思議」
神使「私も思います」

90 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/21(日) 22:03:43 ID:/ejTu7VM
少女「神使さんもそう思ってるんですか?」
神使「私は神宮に3年前に赴任したのですが・・・ 初めてお目にかかったときは、びっくりしました」
少女「?」
神使「巫女の格好でお守りを売っていたんですから。 しかも他の巫女さんと一緒になって」
少女「他の神様はしないんですか?」
神使「ありえませんね。 人や神使と普通に会話をする神なんてこの方くらいかと」
少女「へー、意外です」

91 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/21(日) 22:04:50 ID:/ejTu7VM
神様「Zzz・・・」コテッ
少女「あっ」
神使「神様? 少女さんに寄りかかっちゃダメですよ?」ユサユサ
神様「んぁっ・・・ ごめん」ボー
少女「気にしないで」
神様「ん〜 あとどのくらい?」
少女「次の駅かな」
神様「そう。 ふあぁ〜〜」ノビー
神使「神様? 人前でそんな大あくびなんて、はしたないですよ?」
神様「一々うるさいな〜 少女も何か言ってやってくれ」
少女「私も神使さんと同じ意見かな」
神様「・・・・・・」

92 :以下、名無しが深夜にお送りします:2016/02/22(月) 16:50:54 ID:NfQEKe.o
乙乙

93 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/23(火) 01:28:53 ID:GQpgFhWg
ーーーうめうめ病院
神様「大きな病院だな〜」
少女「ここら辺では一番大きいかな」
神様「おっ、看護師さんだ。 ナース服かわゆいな〜」
神使「神様? あんまり恥ずかしいことはしないで下さいね」
神様「わかってるよ。 なんだよその言い方」
神使「そこの売店でお見舞いの果物でも買っていきましょう」
少女「あっ、気になさらないで下さい」
神様「私はあの大きい網々のメロンが良いな」
神使「神様が食べるものじゃないんですけど」

94 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/23(火) 01:29:49 ID:GQpgFhWg
 スタスタ
少女「この部屋です」
神様「あ〜 念のため私達が神と神使って言うことは秘密にしておこう」
神使「そうですね」
少女「わかりました」
 ガラガラ
少女「おじいちゃん? 起きてる?」
宮司「少女ちゃんか?」
少女「うん、どう? 体の具合は」
宮司「あ〜、天気が良い分いくらかマシだな。 ん? そちらの方は?」

95 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/23(火) 01:31:00 ID:GQpgFhWg
神様「神社の方から来ました」
神使「なんですか、その胡散臭い言い方は・・・」
少女「・・・・・・」
神使「すいません。 神宮から使いで参りました」
宮司「神宮? これはわざわざ」ヨイショ
神使「あっ、そのままで」
宮司「可愛らしいお嬢ちゃんも神宮の方ですか?」
神使「え〜と・・・ うちの巫女です」
神様「可愛いだなんて///」クネクネ

96 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/23(火) 01:32:06 ID:GQpgFhWg
神使「この度は大変でしたね」
宮司「大切な社を申し訳けない」
神様「社のことなど気にする必要は無いぞ? 神宮の方でなんとかする」
神使「そんな上から目線なしゃべり方したらバレちゃうじゃないですか」ボソッ
神様「うっ・・・」
少女「この果物お二人からもらったんで台所で切ってくるね」スタスタ

97 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/23(火) 01:33:33 ID:GQpgFhWg
宮司「お嬢さんの方は、もしかして神宮の神様ですかな?」
神様「あっ、バレた?」
宮司「やはりそうですか。 50年ほど前、神宮で5年間奉職していましたので」
神使「そうなんですか!?」
神様「もしかして、私の事知ってたりする?」
宮司「私は事務方でしたので、でも何度かお見かけしました」
神使「神様って、そんなに前から巫女のバイトしてたんですか?」
宮司「巫女? とんでもない! 大変立派な神様でしたよ?」
神使「え?」
神様「うわー! 昔の話はダメ! 絶対!」ゲシッ
神使「痛っ! え? なんで私蹴られたんですか??」

98 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/23(火) 01:35:04 ID:GQpgFhWg
宮司「こんな老いぼれのためにわざわざ・・・ お忙しいのに申し訳ございません」
神使「お気になさらず」
神様「そうそう、全然忙しくないし。 あっ、こいつは犬ころ神使」
神使「申し遅れました。 私、神様の使いで狛犬の神使と申します」
宮司「おや、神使さんまで来て頂けるなんて。 ありがとうございます」
神様「あまり体調がすぐれないようだな」
宮司「正直・・・ 入院前はピンピンしていたのですが。 やはり年ですので一度体を壊すと・・・」
神使「そんなことおっしゃらずに」

99 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/23(火) 01:36:19 ID:GQpgFhWg
宮司「神様と神使様に会えたんですから、いつお迎えが来ても思い残すことありません」
神様「私達なんかに会っても冥土の土産にもならないぞ? そこら辺歩ってるし」
神使「そうですよ、少女さんだってまだ若いんですから」
宮司「ありがとうございます」
神様「すまないな〜 にょろにょろ神社は100年以上神の立ち寄りがなかったそうだな」
神使「神宮からの達しで立ち寄りを行うために来たのですが・・・」
宮司「そうだったのですか」
神様「もう少し早く来ていればなぁ」
宮司「いいえ。 跡取りもいませんし・・・ きっとこうなる定めだったのでしょう」
神使「少女さんはお継ぎにならないのですか?」
宮司「あの子には、こんな田舎で一生を終えて欲しくは無いのです」
神様「・・・・・・」

100 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/23(火) 01:37:32 ID:GQpgFhWg
 ガラガラ
少女「おじいちゃん、果物切ってきた」
神様「うまそ〜! メロン一切れもらって良い?」
宮司「どうぞ、どうぞ」
神使「神様? さすがにそれはどうなんですか?」
神様「だから遠慮して一切れって言ったじゃん」
宮司「神様と一緒に食べるだなんて、なんだか不思議ですな」
少女「あれ? バレてる?」
神使「はい、バレた原因は神様です」
神様「肝心な部分を端折って話すなよ。 あむっ」モグモグ

101 :以下、名無しが深夜にお送りします:2016/02/23(火) 17:44:22 ID:qBwK9Cww
乙乙

102 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/24(水) 00:12:47 ID:bo0GfM2I
ーーー 病院帰り道
 テクテク
神使「宮司さんお元気そうでよかったですね」
神様「お前の目は節穴だな」
神使「え?」
神様「かなり無理してたぞ?」
神使「すいません、気がつきませんでした」
少女「・・・・・・」ギュッ
神様「・・・・・・」チラッ
神使「? あっ、それ神宮のお守りですね」
少女「え? ・・・はい」
神様「私が売ったやつ〜」

103 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/24(水) 00:15:26 ID:bo0GfM2I
神使「神様が直々にお授けされたお守りですから御利益満点ですね」
神様「・・・・・・」ゲシッ
神使「痛っ」
神様「空気読めよ神使」
神使「すいません・・・」
神様「謝るくらいなら私と少女にステーキご馳走しろ」
神使「またですか?」
神様「お店でステーキが食べたいんだよ!」

104 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/24(水) 00:16:09 ID:bo0GfM2I
神使「はぁ・・・ 少女さん、お昼はステーキでも良いですか?」
少女「私はなんでも・・・」
神様「犬ころの奢りだ。 国産黒毛和牛のサーロイン400gとか注文しような」
神使「どんな胃袋してるんですか・・・」
神様「神様なもので///」ゲシッ
神使「痛っ!」

105 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/24(水) 00:17:52 ID:bo0GfM2I
ーーー数日後
 ジリリリ ジリリリ
少女「はい、もしもし・・・ えっ・・・」
神使「?」
少女「そんな・・・」

106 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/24(水) 00:20:02 ID:bo0GfM2I
神様「燃えろっ! いい女〜♪ 燃えろっ! ナッツコ〜〜♪」テクテク
神様「はぁ・・・ スーパーまで往復1時間って拷問だろ」テクテク
神様「ただいま〜」ガラガラ
 スタスタ
神様「みんなが大好きなかわゆい神様がお帰りですよっと」ガチャ
 バタンッ!
神様「ぐへっ!」ビタン
少女「はっ、はっ、はっ」ダッ ダッ ダッ

107 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/24(水) 00:21:32 ID:bo0GfM2I
神使「少女さん!!」
神様「痛い・・・」
神使「神様! 大変です!」
神様「ほんとだよ・・・ 痛つつ」
神使「宮司さんの容体が!」
神様「!!」

108 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/24(水) 00:22:35 ID:bo0GfM2I
神使「先ほど病院から電話があって宮司さんが危篤状態になったと」
神様「・・・お守りがないな」
神使「お守り?」
神様「少女の鞄に着いていたお守りだ」
神使「そういえば飛び出す前に鞄をゴソゴソしてました」
神様「・・・・・・」
神使「私達も向かいますか?」
神様「ここで待とう」
神使「・・・分かりました」

109 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/24(水) 00:25:21 ID:bo0GfM2I
ーーー翌日
 ガラガラ
神使「少女さん!?」
神様「」
 タッ タッ タッ
少女「・・・・・・」
神使「少女さん! 宮司さんの御容体は?」

110 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/24(水) 00:26:59 ID:bo0GfM2I
少女「意識・・・ 不明です・・・」ギュッ
神様「・・・・・・」
神使「取りあえず家の中へ」
神様「少女・・・ その・・・」
少女「何が・・・」

111 : ◆8YCWQhLlF2:2016/02/24(水) 00:28:10 ID:bo0GfM2I
少女「何が神様よ! こんなお守り効きもしないじゃない!」バンッ
神様「・・・・・・」
少女「神社は取り壊されて、おじいちゃんは意識不明に・・・ なんでよ・・・」
神様「・・・・・・」
神使「少女さん、落ち着いて下さーーー」
少女「出て行って!」
神使「・・・・・・」
少女「何も守ってくれないじゃない! 嘘・・・つき・・・」タッ タッ タッ
神使「少女さん!」