魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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49 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/07(水) 05:13:42.44 ID:5snW6QyYo
勇者「全く怨んでいない、と言えば嘘になるな。……この世界の俺は、『女神』を憎んでいるらしいから」
女神「…憎んでください。怨んでください。……何ならば、魔王を倒してから、私を殺して下さっても構いません」
勇者「そんなつもりは、今は無いよ」
女神「え……?」
勇者「俺は、力を貰ったおかげで護る事が出来た。仲間の命もそうだし、助けてくれた人達も」
女神「…………」
勇者「貴女がいたから、俺はみんなを守れた。………ありがとう。今は、そう言いたい」
女神「…私に、礼を?」
勇者「…ああ。貴女のおかげだ。貴女のおかげで、俺は守る力を得られた。感謝しているよ」
女神「…………」
勇者「さて、他に話はあるのかな?」
女神「……いえ。そろそろ、目覚めの時です。………『勇者』よ、あなたは……紛れも無く、『勇者』です」
51 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/07(水) 05:31:57.76 ID:5snW6QyYo
女神の言葉が終わり、再び世界が明るくなる。
少しずつ開けていく視界に、最初に映ったのは、堕ちた女神の顔。
血と闇に染まった瞳が、勇者の顔を見つめていた。
何故か、それは勇者の心に、底知れぬ安堵をもたらした。
堕女神「気がつかれましたか?」
勇者「……俺、は……?」
堕女神「浴場で倒れているのを、使用人が見つけました。……僭越ではありますが、寝室に運ばせていただきました」
勇者「そうか」
堕女神「遠征の疲れが祟ったのでしょう。……少し、お休みを。夕食は、食べやすいものをこちらにお持ちしました」
勇者「…助かるよ。本当に。ところで、今は何刻だ?」
堕女神「日はとうに沈みました。……今、お食べになりますか?」
52 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/07(水) 06:01:54.11 ID:5snW6QyYo
勇者「ああ、頼む」
堕女神「はい、承知いたしました」
台車の上の、皿にかぶせられたクロッシュが外される。
消化に良いように、ゆるく仕上げられたリゾットが載っている。
上に振られたハーブの香りが鼻腔をくすぐり、疲れた体にも食欲を沸き起こさせる。
堕女神「腕は、動きますか?」
勇者「…………」
問いに、勇者は沈黙で答える。
わざとではなく、腕も、今はいう事を聞いてくれそうにない。
堕女神「…………口を開けてください、陛下」
スプーンを持ち、リゾットを一すくいして、まず堕女神の口元に運ばれる。
唇が窄み、スプーンの上のリゾットに息を吹きかけ、冷ます。
その後、勇者の口元へと持っていかれる。
勇者「……うん。美味しいよ」
堕女神「…………///」
54 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/07(水) 06:36:35.87 ID:5snW6QyYo
勇者「俺は、どれぐらい眠っていたんだ?」
堕女神「五時間ほどです」
勇者「…何か、寝言は言ってなかったか?」
堕女神「いえ。静かに寝息を立てていらっしゃいました」
勇者「……そっか」
堕女神「……これを食したら、もう一眠りして下さいませ。休息が必要です」
勇者「そうさせて貰うよ。…ありがとう、堕女神」
堕女神「いえ、これが私の務めですから」
勇者「硬いんだな」
堕女神「…………」
勇者「黙るなよ。……もう一口、くれ」
堕女神「はい」
ふー、と息をかけ、リゾットが口に運ばれる。
良い温度に冷まされた米が口へと入れられ、良く煮込まれたスープの香りと、ハーブの香りが広がる。
やわらかく煮られた米の感触が優しく、滋養が体の細胞一つ一つにまで染み込むようだ。
――そうして、全てを平らげた勇者は、しばしの眠りに就いた。
87 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 01:06:48.62 ID:Mn6xIugoo
夜が深まった頃、寝室を訪れる者がいた。
扉が叩かれるより早く、勇者はそれに気付いて目を覚ます。
勇者「誰だ?」
???「さぁて、誰でしょうか?」
勇者「……呼んだのは俺だったな。入れ」
???「失礼します」
勇者「…待ってたよ。………と言うのも白々しいかな」
サキュバスA「ええ、全くですわ」
サキュバスB「陛下、体は大丈夫ですか?」
勇者「ああ。多分疲れが溜まってるだけだと思う」
サキュバスA「それとも、精気を吸われましたか?隣国の淫魔に」
サキュバスB「えええ!?」
勇者「……かもな。性器は吸われなかったけれど」
サキュバスA「あら、中々の切り替えしですわね」
勇者「お前に合わせたんだよ」
89 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 01:30:49.34 ID:Mn6xIugoo
サキュバスA「それで、どうなさいます?」
勇者「……どう、って?」
サキュバスA「ふふふ、分かっていらっしゃるのでは?」
勇者「状況からしてそうなるよな、確実に。……ところで、B」
サキュバスB「はい?」
勇者「やけに静かだな」
サキュバスA「そうねぇ。何だか様子がおかしいわ、最近ずっと」
サキュバスB「そんな事……無い、です」
勇者「…お前こそ、熱でもあるのか?」
サキュバスA「……それとも、気が乗らないのかしら?」
サキュバスB「い、いえっ!」
勇者「別に怒らないぞ。……体調が悪いなら、正直に言ってくれ」
90 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 01:57:59.08 ID:Mn6xIugoo
サキュバスB「……怖いんです」
勇者「何が?」
サキュバスB「わかんないですよ。……嫌じゃないし、嬉しいんです。……でも、怖いんです」
サキュバスA「……はー、そういう事なのね」
勇者「?」
サキュバスA「もう、野暮な方ですわ。……さて、夜は短いのですから愉しみましょう?」
勇者「ああ。……こっちに来いよ、B」
サキュバスB「はい……陛下」
サキュバスA「久々ですわね、三人でというのは。最近はずっと二人きりで夜を明かしてましたものね」
勇者「寂しかったのか?」
サキュバスA「蜘蛛の巣が張ってしまいますわ」
勇者「大げさな」
91 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 02:21:03.08 ID:Mn6xIugoo
サキュバスBを抱き締めながら、ベッドに背から倒れ込む。
軽い衝撃に彼女の喉が震え、悲鳴ともつかない声が漏れ出た。
サキュバスA「……ふふふ、久しぶりですね。……まず、は」
次いで、もう一人の淫魔がベッドを軋ませながら這い寄ってきた。
そのまま真っ直ぐ、勇者の股間へ手を伸ばす。
下着とズボンの生地越しに、指先を感じた。
猫の喉元を撫でるような、紅を引く時のような、優しい圧で。
勇者「…っ」
サキュバスA「あらぁ、もうこんなにさせてますの?……私に対して?それとも、その子?」
サキュバスB「…私、ですよね?」
耳元から、Bの子供が内緒話を囁くような声。
下方からは、Aの挑発するような妖艶な声。
勇者「……両方、じゃダメかな」
92 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 02:43:06.91 ID:Mn6xIugoo
サキュバスB「……ダメです」
首筋に、暖かく吸い付かれるようなくすぐったさを感じた。
ちゅ、ちゅ、という音が断続的に聞こえ、息をつく声も同じく。
その間に、サキュバスAがズボンを下ろしにかかる。
ベルトを外し、少しずつ、勇者の腰が浮いた瞬間を狙って、確実に。
隣国の女王と、まるで立場が逆だ。
思い至った勇者が、少しばかりの羞恥心を覚える。
あの女王も、こんな気分だったのかと。
思いを馳せている間にも首から鎖骨への愛撫が続き、こそばゆさに意識が何度も、何度も引き戻される。
勇者「……っや、めろ……!」
サキュバスA「そんなに熱っぽく仰っても、説得力がありませんことよ。……ほら、もう既に」
流石は淫魔、というべきだろうか。
ズボンはとうに脱がされ、彼の身を包むものはもう、下着のみとなっていた。
94 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 03:08:38.56 ID:Mn6xIugoo
サキュバスA「ふふ……凄いですわ。こんなに……盛り上がって……」
再び、彼女の指先が這わされる。
隆起した部分からゆっくりと下へなぞり、やおら指先を引く。
そして――下着越しに、陰嚢を撫でた。
張り詰め、硬直して敏感になっていた陰部への、奇襲とも言える刺激。
それだけで、まるで達してしまったかのように背を反らせる。
サキュバスB「Aちゃん、ずるいよ。……私も」
首筋から彼女の口が離され、蛞蝓の這ったような、唾液の後が首筋から鎖骨へ残される。
ところどころに吸われた痕も、赤く残っていた。
口を離した彼女はベッドの上でもぞもぞと動き、勇者の胸の上に、またがるような姿で尻を向け、下半身の高まりへ向かい合う。
サキュバスA「あら?……陛下の上に、なんてはしたないんじゃないかしら?」
サキュバスB「だって、私も……見たいんだもん」
勇者「…お前、ら……!」
サキュバスA「ふふ。陛下、この子のお尻をじっと見ながら怒られましても」
サキュバスB「…ねぇ、早く脱がせちゃお。苦しそうだよ」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/12/08(木) 03:31:32.62 ID:PadXhuin0
イイねイイね
最ッ高だねェ!!
97 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 03:38:33.28 ID:Mn6xIugoo
サキュバスA「いつの間にか、随分と楽しそうね。……ええ、その方がらしくていいわ。それじゃ」
視界を小ぶりな尻で遮られながら、下着を脱がされる。
小さな薄茶の窄まりと、毛の薄い秘所を目の前に突きつけられると、抵抗する気も失せてしまった。
息がかかるほど間近で彼女の秘所を観察し、同時に自らのそれも観察されている。
サキュバスB「わぁ……。こんなに大きくなるんですね」
サキュバスA「ええ、…お口に入りきるかしら?」
反り返ったペニスの、今にも破裂しそうなほどに膨れ上がった亀頭に息が吹きかけられる。
うっすらと冷たい息が刺激となり、勇者の喉の奥が震えた。
その反応を見逃さなかったか、妖艶な淫魔は、露わになった陰嚢へ、優しく掴むように手を伸ばした。
勇者「うぅっ……!」
触れた瞬間、足がぴんと伸びる。
亀頭と陰嚢、先端と根元に同時に加えられた刺激に、耐えられずに生娘のような喘いでしまう。
反射的に在り処を求めた手は、右は目の前に突き出されたままの臀部へと真っ直ぐに伸びて尻肉を掴み、
左は、彼女の細い腰側から回りこみ、同じく尻肉を掴んだ。
サキュバスB「うひゃっ……」
驚いたような、しかし甘さも入り混じる声が下方から聞こえる。
サキュバスAのくすくすという笑いと、声を出してしまった彼女をからかうような声も。
99 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 03:53:26.24 ID:Mn6xIugoo
勇者「……く、そ……!」
されるがまま、という屈辱を誤魔化す為か、彼は指先を目標へと動かす。
思い起こされるのは、彼女と夜を共にした、翌朝の出来事。
悪戯心で放った行為は、彼にとっては意外な結果をもたらしたのだ。
ずぷり、と音を立て、左手の人差し指が彼女の、”後ろの穴”へと吸い込まれた。
中は熱く、指が折れそうなほどにきつく締め付ける。
サキュバスA「?……息が荒いわね」
彼女からは死角となっているため、サキュバスBの陰部になされている行為は見えない。
確認できるのは、尻を捕まえられた彼女が、息を乱して勇者への奉仕を休めている事だけ。
更に深く、ゆっくりとねじり回すようにして、第二関節までを沈めていく。
サキュバスB「あっ……あ……」
サキュバスA「…本当に、どうしたの?」
目の前の同族に心配されながら、必死で彼女は堪えようとする。
『尻穴を弄られて感じている』などと言える訳がない。
異物感と、尻に感じる異常な熱さが彼女の心を侵していく。
口はだらしなく開かれ、一筋の涎が垂れ落ちた。
100 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 04:12:26.28 ID:Mn6xIugoo
一度指を引き抜こうと試みる。
しかし、あまりにきつく食い締められるため思うようにはいかない。
サキュバスB「あうっ……ん……!」
サキュバスA「陛下、一体何をなさっているんです?」
好奇心に駆られたか、一度体を起こして回り込もうとする。
されるがままの小さな淫魔は、それに気付いて、絶え絶えな声を捻り出す。
サキュバスB「…だ、め……Aちゃ……見、ない……で……」
当然というか、それを意に介する彼女ではない。
巴型に絡み合う二人の横から回り込み、勇者が彼女の陰部に何をしているのか、じっと見つめた。
サキュバスA「あらあら。……貴女、こんな事になってたのね?」
恥ずかしさに、胸から顔までが赤く染まってしまう。
溜められていた涙が、勇者の下腹部へ零れる。
勇者「…っ……力、抜けって……!」
サキュバスA「ほら、陛下がこう仰ってるんだから。……ね?」
102 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 04:37:41.84 ID:Mn6xIugoo
サキュバスB「ひっぃ……!」
勇者のものとは違う、たおやかな指先を秘所に感じる。
秘裂に指先が添わされ、不意打ちの感覚に締め付けが緩み、勇者は、その隙を逃すまいと素早く指を引き抜く。
サキュバスB「うあぁぁっ!」
熱の塊が、アヌスから一気に引き出される。
不浄にも似た悦びが、全身の神経を引き締め、ぞわぞわと背筋を経由してうなじを冷たく、そして甘く痺れさせる。
指先を失った穴が二、三度ヒクつき、快楽の余韻を吐き出しているかのようだ。
サキュバスA「嫌ねぇ。…なんて声を出すのかしら。貴女が楽しんでどうするの?」
勇者「……いや、俺も楽しいよ。お前もだろ?」
サキュバスA「うふふ……陛下には、かないませんね。……さて、どうしましょうか。勿体無いですわね、このままだと」
勇者「ああ、全く。……何か思いつくか?」
サキュバスA「ええ。……陛下は、そのままの姿勢で弄びください」
122 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 22:48:50.22 ID:Mn6xIugoo
言われたとおり、再び、彼女の尻へと指先を走らせる。
艶めかしく収縮を繰り返す小さな窄まりへ、まず息を吹きかけた。
ぴくん、と反応して尻を咄嗟に引いたが、すぐに太ももに絡めていた左手に力を入れ、引き戻す。
勇者「…濡れてる」
アヌスから僅かに下、本来性交に用いるべき部分からは、とろとろと蜜が溢れていた。
指摘しても、彼女からの目立った反応は無い。
羞恥心を押さえ込みながら、唸るような声を上げ続けるだけ。
次に、勇者は彼女の秘所から蜜を掬い採り、指先にまとわせる。
糸を引く粘性の液が人差し指、そして中指にぬめりを加えた。
勇者「いいか?……力を抜くんだ」
いよいよと告げれば、気持ち程度、尻穴が脱力し、無駄な力が抜かれた。
そこへ、愛液をふんだんにまとった中指がまず入り込む。
潤滑剤のおかげか、それともこなれたためか、抵抗はほとんどなく半ばまで呑み込まれる。
内部には柔らかく熱い肉が満ちて、指先を動かせば、熱い感覚に包まれた。
サキュバスB「んっ……は、ぅ……」
勇者「ひょっとして、苦しいのか?」
サキュバスA「いえ、物凄く良いお顔をしてますわ。顔も赤くて、眼がうるうるして、涎まで……ああ、素敵よ」
123 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 22:58:30.85 ID:Mn6xIugoo
勇者「……悦に入ってるなぁ、おい」
サキュバスA「倒錯者の演技も中々にクセになりますもの」
勇者「多分聞こえてないな、こいつには」
ぐにぐにと腸内を指先でまさぐられ、べったりと勇者の上に身を投げ出してしまっている。
勇者の下腹部にだらだらと涎が垂れ、怯え竦ませるような、甘美な刺激に悶えるような、小さな声を上げる。
サキュバスA「もう、ダメじゃないの。……ほら、しっかりしなさい」
サキュバスB「…む……りぃ……無…理だよぉ……」
サキュバスA「貴女も、陛下にご奉仕しないと。……ほら、ちゃんと握って」
強引に手を取り、目の前に屹立した男根を握らせる。
その熱さに、一瞬だけ意識がはっきりと取り戻された。
時折さらに硬さを増すように全体が揺れ動く。
124 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 23:22:05.28 ID:Mn6xIugoo
サキュバスB「はぁ……、あ……う……」
力なく男根を握り、ゆっくりと扱き始める。
何とか応えようと思ってはいるようだが、あまりにも遅く、気が入っていない。
中ほどを握り、ただ上下させているだけ、と言っても過言ではない。
勇者「……おい、降参か?」
腸内を思うがままに蹂躙していた中指を引き抜き、爪の根元が見えた頃、再び突き入れる。
異物が出て行く感覚、そして再び侵入してくる感覚。
赤く充血した腸壁が伝えてくる、焼け付いてしまいそうな圧倒的な快感。
未だ、それには慣れる事ができない。
背徳感、熱っぽい高揚感、それを見られ、楽しまれている羞恥心と湧き起こった被虐願望。
脳が熱い。
色々な感情が脳内を暴れ回り、熱を帯びていく。
考える事などできない。
そして、『全てを捨てて、みっともなく愉しんでしまえ』という悪魔の囁きが木霊する。
求めてしまえば楽になれる。
だけど、それだけは。
悪魔の提示した選択肢と理性との間で揺れていると、外部から与えられる刺激の量が増大した。
125 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 23:41:41.82 ID:Mn6xIugoo
勇者「…何だ、お前も加わるのか?」
サキュバスA「だって、可愛いんですもの」
勇者「まぁ、いいかな」
秘所に細い指が沈む感覚で、サキュバスBは何が起こったのか理解する。
横から、サキュバスAが片手で前の穴へ愛撫を加えているのだ。
洪水のように溢れ出す愛液と、何度も開いて閉じてを繰り返す、いやらしい部分へ。
8の字に繋がった括約筋が、連動して収縮と弛緩のループを続ける。
勇者「……そろそろ、もう一本増やすか」
サキュバスA「ええ、よろしいかと。……たっぷり可愛がってあげましょう」
指一本では既に余裕と見たか、中指に続き、人差し指をもアナルに沈めていく。
たっぷりと愛液をまとった指を、押し返す余裕は無い。
侵入の際は抵抗があり、苦しさとほんの少しの痛みを届けたが、すぐに人差し指まで、くわえ込まれてしまった。
その後は、更に腸内を動き回らせ、バリエーションに富む動きで彼女の情念を昂ぶらせていく。
126 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 23:57:11.96 ID:Mn6xIugoo
指の間を広げ、肛門をほぐすように押し広げる。
二つの指先で、腸内の熱い肉襞を傷つけぬように擦り込む。
あるいは指を曲げ、膣の方向へと腸壁越しに刺激する。
示し合わせたように、膣内を同じように蹂躙していたサキュバスAと、
膣壁と腸壁をそれぞれ隔てて指先を付き合わせる。
もう、限界だ。
我慢などできるはずもない。
サキュバスB「……せ…て……」
サキュバスA「何か言った?……聞こえないわ」
サキュバスB「イか……せ…て……くら……はい」
勇者「…聞こえないよな?」
サキュバスA「はい。声が小さくて聞こえませんわ」
サキュバスB「お願い…イき…たいんです……!」
勇者「どうやって?」
サキュバスA「ええ、きちんと説明してごらんなさいな」
127 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/09(金) 00:27:50.39 ID:BRe9u+qMo
明らかな焦らしに、流石に口篭る。
分かっている。
この二人は、意地悪く楽しんでいるんだ。
分かってはいても、もはや火のついた本能に逆らう事はできない。
サキュバスB「…お尻、と……おま○こ…を……めちゃくちゃに……掻き回して……イカせ、て…ください……」
サキュバスA「はい、良く言えました。……でも、ダメなのよ。ごめんなさいね?」
サキュバスB「え……?」
サキュバスA「……もっと大きなものが、目の前にあるじゃないの」
勇者「やっぱりそうなるのか」
予想通り、と言わんばかりの勇者が彼女の尻から指を引き抜き、サキュバスAも同じく、指をぬるりと抜く。
直後、まるで蛸のような身のこなしで彼女を後ろから抱え込み、太ももを掴み、足を大きく開かせた姿で勇者の上からどかせる。
子供に排尿を促すようなポーズをさせたまま、後ろからがっちりと押さえつけた。
勇者「………いい、のか?」
サキュバスA「ええ。……お好きな方へどうぞ」
129 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/09(金) 01:04:37.59 ID:BRe9u+qMo
勇者「正直、まだ怖いしな。……今日は、こっちにしておこうか」
サキュバスA「あら、お優しいのですね」
怒張しきった男根を軽く押さえながら、サキュバスBの「前」の穴へと誘導する。
いくら淫魔であるとはいっても、指一本でもきつい位の穴に挿入するのはどこか気が引けるようだ。
優しさというより、臆病と言っても語弊は無いかもしれない。
鼓動が収まらない。
屈辱的な姿勢を取らされておきながら、抵抗する気も起きず、そもそも体に力が入らない。
入れて欲しい。
はやく、あの逸り切った騾馬のような、凶暴なものを――。
最後まで述べる間もなく、秘所へとそれが進入する。
恥骨の軋む音さえ聞こえてきそうなほどに、彼女の小さな体に、不釣合いな逸物が。
肉をかき分ける音、ずぶずぶに濡れた膣内が立てる卑猥な水音。
彼女には、どこか現実味を感じられない。
魂が抜けて上空から見ているような、酷く信じがたい淫靡な空気と、それに中てられた快感。
サキュバスA「ふふふ……ほら、繋がってるのが丸見えよ。恥ずかしいわね。おま○こ、あんなに充血しちゃってるわ」
勇者「全く怨んでいない、と言えば嘘になるな。……この世界の俺は、『女神』を憎んでいるらしいから」
女神「…憎んでください。怨んでください。……何ならば、魔王を倒してから、私を殺して下さっても構いません」
勇者「そんなつもりは、今は無いよ」
女神「え……?」
勇者「俺は、力を貰ったおかげで護る事が出来た。仲間の命もそうだし、助けてくれた人達も」
女神「…………」
勇者「貴女がいたから、俺はみんなを守れた。………ありがとう。今は、そう言いたい」
女神「…私に、礼を?」
勇者「…ああ。貴女のおかげだ。貴女のおかげで、俺は守る力を得られた。感謝しているよ」
女神「…………」
勇者「さて、他に話はあるのかな?」
女神「……いえ。そろそろ、目覚めの時です。………『勇者』よ、あなたは……紛れも無く、『勇者』です」
51 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/07(水) 05:31:57.76 ID:5snW6QyYo
女神の言葉が終わり、再び世界が明るくなる。
少しずつ開けていく視界に、最初に映ったのは、堕ちた女神の顔。
血と闇に染まった瞳が、勇者の顔を見つめていた。
何故か、それは勇者の心に、底知れぬ安堵をもたらした。
堕女神「気がつかれましたか?」
勇者「……俺、は……?」
堕女神「浴場で倒れているのを、使用人が見つけました。……僭越ではありますが、寝室に運ばせていただきました」
勇者「そうか」
堕女神「遠征の疲れが祟ったのでしょう。……少し、お休みを。夕食は、食べやすいものをこちらにお持ちしました」
勇者「…助かるよ。本当に。ところで、今は何刻だ?」
堕女神「日はとうに沈みました。……今、お食べになりますか?」
52 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/07(水) 06:01:54.11 ID:5snW6QyYo
勇者「ああ、頼む」
堕女神「はい、承知いたしました」
台車の上の、皿にかぶせられたクロッシュが外される。
消化に良いように、ゆるく仕上げられたリゾットが載っている。
上に振られたハーブの香りが鼻腔をくすぐり、疲れた体にも食欲を沸き起こさせる。
堕女神「腕は、動きますか?」
勇者「…………」
問いに、勇者は沈黙で答える。
わざとではなく、腕も、今はいう事を聞いてくれそうにない。
堕女神「…………口を開けてください、陛下」
スプーンを持ち、リゾットを一すくいして、まず堕女神の口元に運ばれる。
唇が窄み、スプーンの上のリゾットに息を吹きかけ、冷ます。
その後、勇者の口元へと持っていかれる。
勇者「……うん。美味しいよ」
堕女神「…………///」
54 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/07(水) 06:36:35.87 ID:5snW6QyYo
勇者「俺は、どれぐらい眠っていたんだ?」
堕女神「五時間ほどです」
勇者「…何か、寝言は言ってなかったか?」
堕女神「いえ。静かに寝息を立てていらっしゃいました」
勇者「……そっか」
堕女神「……これを食したら、もう一眠りして下さいませ。休息が必要です」
勇者「そうさせて貰うよ。…ありがとう、堕女神」
堕女神「いえ、これが私の務めですから」
勇者「硬いんだな」
堕女神「…………」
勇者「黙るなよ。……もう一口、くれ」
堕女神「はい」
ふー、と息をかけ、リゾットが口に運ばれる。
良い温度に冷まされた米が口へと入れられ、良く煮込まれたスープの香りと、ハーブの香りが広がる。
やわらかく煮られた米の感触が優しく、滋養が体の細胞一つ一つにまで染み込むようだ。
――そうして、全てを平らげた勇者は、しばしの眠りに就いた。
87 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 01:06:48.62 ID:Mn6xIugoo
夜が深まった頃、寝室を訪れる者がいた。
扉が叩かれるより早く、勇者はそれに気付いて目を覚ます。
勇者「誰だ?」
???「さぁて、誰でしょうか?」
勇者「……呼んだのは俺だったな。入れ」
???「失礼します」
勇者「…待ってたよ。………と言うのも白々しいかな」
サキュバスA「ええ、全くですわ」
サキュバスB「陛下、体は大丈夫ですか?」
勇者「ああ。多分疲れが溜まってるだけだと思う」
サキュバスA「それとも、精気を吸われましたか?隣国の淫魔に」
サキュバスB「えええ!?」
勇者「……かもな。性器は吸われなかったけれど」
サキュバスA「あら、中々の切り替えしですわね」
勇者「お前に合わせたんだよ」
サキュバスA「それで、どうなさいます?」
勇者「……どう、って?」
サキュバスA「ふふふ、分かっていらっしゃるのでは?」
勇者「状況からしてそうなるよな、確実に。……ところで、B」
サキュバスB「はい?」
勇者「やけに静かだな」
サキュバスA「そうねぇ。何だか様子がおかしいわ、最近ずっと」
サキュバスB「そんな事……無い、です」
勇者「…お前こそ、熱でもあるのか?」
サキュバスA「……それとも、気が乗らないのかしら?」
サキュバスB「い、いえっ!」
勇者「別に怒らないぞ。……体調が悪いなら、正直に言ってくれ」
90 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 01:57:59.08 ID:Mn6xIugoo
サキュバスB「……怖いんです」
勇者「何が?」
サキュバスB「わかんないですよ。……嫌じゃないし、嬉しいんです。……でも、怖いんです」
サキュバスA「……はー、そういう事なのね」
勇者「?」
サキュバスA「もう、野暮な方ですわ。……さて、夜は短いのですから愉しみましょう?」
勇者「ああ。……こっちに来いよ、B」
サキュバスB「はい……陛下」
サキュバスA「久々ですわね、三人でというのは。最近はずっと二人きりで夜を明かしてましたものね」
勇者「寂しかったのか?」
サキュバスA「蜘蛛の巣が張ってしまいますわ」
勇者「大げさな」
91 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 02:21:03.08 ID:Mn6xIugoo
サキュバスBを抱き締めながら、ベッドに背から倒れ込む。
軽い衝撃に彼女の喉が震え、悲鳴ともつかない声が漏れ出た。
サキュバスA「……ふふふ、久しぶりですね。……まず、は」
次いで、もう一人の淫魔がベッドを軋ませながら這い寄ってきた。
そのまま真っ直ぐ、勇者の股間へ手を伸ばす。
下着とズボンの生地越しに、指先を感じた。
猫の喉元を撫でるような、紅を引く時のような、優しい圧で。
勇者「…っ」
サキュバスA「あらぁ、もうこんなにさせてますの?……私に対して?それとも、その子?」
サキュバスB「…私、ですよね?」
耳元から、Bの子供が内緒話を囁くような声。
下方からは、Aの挑発するような妖艶な声。
勇者「……両方、じゃダメかな」
92 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 02:43:06.91 ID:Mn6xIugoo
サキュバスB「……ダメです」
首筋に、暖かく吸い付かれるようなくすぐったさを感じた。
ちゅ、ちゅ、という音が断続的に聞こえ、息をつく声も同じく。
その間に、サキュバスAがズボンを下ろしにかかる。
ベルトを外し、少しずつ、勇者の腰が浮いた瞬間を狙って、確実に。
隣国の女王と、まるで立場が逆だ。
思い至った勇者が、少しばかりの羞恥心を覚える。
あの女王も、こんな気分だったのかと。
思いを馳せている間にも首から鎖骨への愛撫が続き、こそばゆさに意識が何度も、何度も引き戻される。
勇者「……っや、めろ……!」
サキュバスA「そんなに熱っぽく仰っても、説得力がありませんことよ。……ほら、もう既に」
流石は淫魔、というべきだろうか。
ズボンはとうに脱がされ、彼の身を包むものはもう、下着のみとなっていた。
94 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 03:08:38.56 ID:Mn6xIugoo
サキュバスA「ふふ……凄いですわ。こんなに……盛り上がって……」
再び、彼女の指先が這わされる。
隆起した部分からゆっくりと下へなぞり、やおら指先を引く。
そして――下着越しに、陰嚢を撫でた。
張り詰め、硬直して敏感になっていた陰部への、奇襲とも言える刺激。
それだけで、まるで達してしまったかのように背を反らせる。
サキュバスB「Aちゃん、ずるいよ。……私も」
首筋から彼女の口が離され、蛞蝓の這ったような、唾液の後が首筋から鎖骨へ残される。
ところどころに吸われた痕も、赤く残っていた。
口を離した彼女はベッドの上でもぞもぞと動き、勇者の胸の上に、またがるような姿で尻を向け、下半身の高まりへ向かい合う。
サキュバスA「あら?……陛下の上に、なんてはしたないんじゃないかしら?」
サキュバスB「だって、私も……見たいんだもん」
勇者「…お前、ら……!」
サキュバスA「ふふ。陛下、この子のお尻をじっと見ながら怒られましても」
サキュバスB「…ねぇ、早く脱がせちゃお。苦しそうだよ」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/12/08(木) 03:31:32.62 ID:PadXhuin0
イイねイイね
最ッ高だねェ!!
97 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 03:38:33.28 ID:Mn6xIugoo
サキュバスA「いつの間にか、随分と楽しそうね。……ええ、その方がらしくていいわ。それじゃ」
視界を小ぶりな尻で遮られながら、下着を脱がされる。
小さな薄茶の窄まりと、毛の薄い秘所を目の前に突きつけられると、抵抗する気も失せてしまった。
息がかかるほど間近で彼女の秘所を観察し、同時に自らのそれも観察されている。
サキュバスB「わぁ……。こんなに大きくなるんですね」
サキュバスA「ええ、…お口に入りきるかしら?」
反り返ったペニスの、今にも破裂しそうなほどに膨れ上がった亀頭に息が吹きかけられる。
うっすらと冷たい息が刺激となり、勇者の喉の奥が震えた。
その反応を見逃さなかったか、妖艶な淫魔は、露わになった陰嚢へ、優しく掴むように手を伸ばした。
勇者「うぅっ……!」
触れた瞬間、足がぴんと伸びる。
亀頭と陰嚢、先端と根元に同時に加えられた刺激に、耐えられずに生娘のような喘いでしまう。
反射的に在り処を求めた手は、右は目の前に突き出されたままの臀部へと真っ直ぐに伸びて尻肉を掴み、
左は、彼女の細い腰側から回りこみ、同じく尻肉を掴んだ。
サキュバスB「うひゃっ……」
驚いたような、しかし甘さも入り混じる声が下方から聞こえる。
サキュバスAのくすくすという笑いと、声を出してしまった彼女をからかうような声も。
99 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 03:53:26.24 ID:Mn6xIugoo
勇者「……く、そ……!」
されるがまま、という屈辱を誤魔化す為か、彼は指先を目標へと動かす。
思い起こされるのは、彼女と夜を共にした、翌朝の出来事。
悪戯心で放った行為は、彼にとっては意外な結果をもたらしたのだ。
ずぷり、と音を立て、左手の人差し指が彼女の、”後ろの穴”へと吸い込まれた。
中は熱く、指が折れそうなほどにきつく締め付ける。
サキュバスA「?……息が荒いわね」
彼女からは死角となっているため、サキュバスBの陰部になされている行為は見えない。
確認できるのは、尻を捕まえられた彼女が、息を乱して勇者への奉仕を休めている事だけ。
更に深く、ゆっくりとねじり回すようにして、第二関節までを沈めていく。
サキュバスB「あっ……あ……」
サキュバスA「…本当に、どうしたの?」
目の前の同族に心配されながら、必死で彼女は堪えようとする。
『尻穴を弄られて感じている』などと言える訳がない。
異物感と、尻に感じる異常な熱さが彼女の心を侵していく。
口はだらしなく開かれ、一筋の涎が垂れ落ちた。
100 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 04:12:26.28 ID:Mn6xIugoo
一度指を引き抜こうと試みる。
しかし、あまりにきつく食い締められるため思うようにはいかない。
サキュバスB「あうっ……ん……!」
サキュバスA「陛下、一体何をなさっているんです?」
好奇心に駆られたか、一度体を起こして回り込もうとする。
されるがままの小さな淫魔は、それに気付いて、絶え絶えな声を捻り出す。
サキュバスB「…だ、め……Aちゃ……見、ない……で……」
当然というか、それを意に介する彼女ではない。
巴型に絡み合う二人の横から回り込み、勇者が彼女の陰部に何をしているのか、じっと見つめた。
サキュバスA「あらあら。……貴女、こんな事になってたのね?」
恥ずかしさに、胸から顔までが赤く染まってしまう。
溜められていた涙が、勇者の下腹部へ零れる。
勇者「…っ……力、抜けって……!」
サキュバスA「ほら、陛下がこう仰ってるんだから。……ね?」
102 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 04:37:41.84 ID:Mn6xIugoo
サキュバスB「ひっぃ……!」
勇者のものとは違う、たおやかな指先を秘所に感じる。
秘裂に指先が添わされ、不意打ちの感覚に締め付けが緩み、勇者は、その隙を逃すまいと素早く指を引き抜く。
サキュバスB「うあぁぁっ!」
熱の塊が、アヌスから一気に引き出される。
不浄にも似た悦びが、全身の神経を引き締め、ぞわぞわと背筋を経由してうなじを冷たく、そして甘く痺れさせる。
指先を失った穴が二、三度ヒクつき、快楽の余韻を吐き出しているかのようだ。
サキュバスA「嫌ねぇ。…なんて声を出すのかしら。貴女が楽しんでどうするの?」
勇者「……いや、俺も楽しいよ。お前もだろ?」
サキュバスA「うふふ……陛下には、かないませんね。……さて、どうしましょうか。勿体無いですわね、このままだと」
勇者「ああ、全く。……何か思いつくか?」
サキュバスA「ええ。……陛下は、そのままの姿勢で弄びください」
122 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 22:48:50.22 ID:Mn6xIugoo
言われたとおり、再び、彼女の尻へと指先を走らせる。
艶めかしく収縮を繰り返す小さな窄まりへ、まず息を吹きかけた。
ぴくん、と反応して尻を咄嗟に引いたが、すぐに太ももに絡めていた左手に力を入れ、引き戻す。
勇者「…濡れてる」
アヌスから僅かに下、本来性交に用いるべき部分からは、とろとろと蜜が溢れていた。
指摘しても、彼女からの目立った反応は無い。
羞恥心を押さえ込みながら、唸るような声を上げ続けるだけ。
次に、勇者は彼女の秘所から蜜を掬い採り、指先にまとわせる。
糸を引く粘性の液が人差し指、そして中指にぬめりを加えた。
勇者「いいか?……力を抜くんだ」
いよいよと告げれば、気持ち程度、尻穴が脱力し、無駄な力が抜かれた。
そこへ、愛液をふんだんにまとった中指がまず入り込む。
潤滑剤のおかげか、それともこなれたためか、抵抗はほとんどなく半ばまで呑み込まれる。
内部には柔らかく熱い肉が満ちて、指先を動かせば、熱い感覚に包まれた。
サキュバスB「んっ……は、ぅ……」
勇者「ひょっとして、苦しいのか?」
サキュバスA「いえ、物凄く良いお顔をしてますわ。顔も赤くて、眼がうるうるして、涎まで……ああ、素敵よ」
123 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 22:58:30.85 ID:Mn6xIugoo
勇者「……悦に入ってるなぁ、おい」
サキュバスA「倒錯者の演技も中々にクセになりますもの」
勇者「多分聞こえてないな、こいつには」
ぐにぐにと腸内を指先でまさぐられ、べったりと勇者の上に身を投げ出してしまっている。
勇者の下腹部にだらだらと涎が垂れ、怯え竦ませるような、甘美な刺激に悶えるような、小さな声を上げる。
サキュバスA「もう、ダメじゃないの。……ほら、しっかりしなさい」
サキュバスB「…む……りぃ……無…理だよぉ……」
サキュバスA「貴女も、陛下にご奉仕しないと。……ほら、ちゃんと握って」
強引に手を取り、目の前に屹立した男根を握らせる。
その熱さに、一瞬だけ意識がはっきりと取り戻された。
時折さらに硬さを増すように全体が揺れ動く。
124 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 23:22:05.28 ID:Mn6xIugoo
サキュバスB「はぁ……、あ……う……」
力なく男根を握り、ゆっくりと扱き始める。
何とか応えようと思ってはいるようだが、あまりにも遅く、気が入っていない。
中ほどを握り、ただ上下させているだけ、と言っても過言ではない。
勇者「……おい、降参か?」
腸内を思うがままに蹂躙していた中指を引き抜き、爪の根元が見えた頃、再び突き入れる。
異物が出て行く感覚、そして再び侵入してくる感覚。
赤く充血した腸壁が伝えてくる、焼け付いてしまいそうな圧倒的な快感。
未だ、それには慣れる事ができない。
背徳感、熱っぽい高揚感、それを見られ、楽しまれている羞恥心と湧き起こった被虐願望。
脳が熱い。
色々な感情が脳内を暴れ回り、熱を帯びていく。
考える事などできない。
そして、『全てを捨てて、みっともなく愉しんでしまえ』という悪魔の囁きが木霊する。
求めてしまえば楽になれる。
だけど、それだけは。
悪魔の提示した選択肢と理性との間で揺れていると、外部から与えられる刺激の量が増大した。
125 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 23:41:41.82 ID:Mn6xIugoo
勇者「…何だ、お前も加わるのか?」
サキュバスA「だって、可愛いんですもの」
勇者「まぁ、いいかな」
秘所に細い指が沈む感覚で、サキュバスBは何が起こったのか理解する。
横から、サキュバスAが片手で前の穴へ愛撫を加えているのだ。
洪水のように溢れ出す愛液と、何度も開いて閉じてを繰り返す、いやらしい部分へ。
8の字に繋がった括約筋が、連動して収縮と弛緩のループを続ける。
勇者「……そろそろ、もう一本増やすか」
サキュバスA「ええ、よろしいかと。……たっぷり可愛がってあげましょう」
指一本では既に余裕と見たか、中指に続き、人差し指をもアナルに沈めていく。
たっぷりと愛液をまとった指を、押し返す余裕は無い。
侵入の際は抵抗があり、苦しさとほんの少しの痛みを届けたが、すぐに人差し指まで、くわえ込まれてしまった。
その後は、更に腸内を動き回らせ、バリエーションに富む動きで彼女の情念を昂ぶらせていく。
126 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/08(木) 23:57:11.96 ID:Mn6xIugoo
指の間を広げ、肛門をほぐすように押し広げる。
二つの指先で、腸内の熱い肉襞を傷つけぬように擦り込む。
あるいは指を曲げ、膣の方向へと腸壁越しに刺激する。
示し合わせたように、膣内を同じように蹂躙していたサキュバスAと、
膣壁と腸壁をそれぞれ隔てて指先を付き合わせる。
もう、限界だ。
我慢などできるはずもない。
サキュバスB「……せ…て……」
サキュバスA「何か言った?……聞こえないわ」
サキュバスB「イか……せ…て……くら……はい」
勇者「…聞こえないよな?」
サキュバスA「はい。声が小さくて聞こえませんわ」
サキュバスB「お願い…イき…たいんです……!」
勇者「どうやって?」
サキュバスA「ええ、きちんと説明してごらんなさいな」
明らかな焦らしに、流石に口篭る。
分かっている。
この二人は、意地悪く楽しんでいるんだ。
分かってはいても、もはや火のついた本能に逆らう事はできない。
サキュバスB「…お尻、と……おま○こ…を……めちゃくちゃに……掻き回して……イカせ、て…ください……」
サキュバスA「はい、良く言えました。……でも、ダメなのよ。ごめんなさいね?」
サキュバスB「え……?」
サキュバスA「……もっと大きなものが、目の前にあるじゃないの」
勇者「やっぱりそうなるのか」
予想通り、と言わんばかりの勇者が彼女の尻から指を引き抜き、サキュバスAも同じく、指をぬるりと抜く。
直後、まるで蛸のような身のこなしで彼女を後ろから抱え込み、太ももを掴み、足を大きく開かせた姿で勇者の上からどかせる。
子供に排尿を促すようなポーズをさせたまま、後ろからがっちりと押さえつけた。
勇者「………いい、のか?」
サキュバスA「ええ。……お好きな方へどうぞ」
129 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/09(金) 01:04:37.59 ID:BRe9u+qMo
勇者「正直、まだ怖いしな。……今日は、こっちにしておこうか」
サキュバスA「あら、お優しいのですね」
怒張しきった男根を軽く押さえながら、サキュバスBの「前」の穴へと誘導する。
いくら淫魔であるとはいっても、指一本でもきつい位の穴に挿入するのはどこか気が引けるようだ。
優しさというより、臆病と言っても語弊は無いかもしれない。
鼓動が収まらない。
屈辱的な姿勢を取らされておきながら、抵抗する気も起きず、そもそも体に力が入らない。
入れて欲しい。
はやく、あの逸り切った騾馬のような、凶暴なものを――。
最後まで述べる間もなく、秘所へとそれが進入する。
恥骨の軋む音さえ聞こえてきそうなほどに、彼女の小さな体に、不釣合いな逸物が。
肉をかき分ける音、ずぶずぶに濡れた膣内が立てる卑猥な水音。
彼女には、どこか現実味を感じられない。
魂が抜けて上空から見ているような、酷く信じがたい淫靡な空気と、それに中てられた快感。
サキュバスA「ふふふ……ほら、繋がってるのが丸見えよ。恥ずかしいわね。おま○こ、あんなに充血しちゃってるわ」
魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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