神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
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674: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:15:48 ID:qW8GGYRo
─── 本殿
神様「さてと、一度ご神体でも覗いておきますかね」トテトテ
ギー
神様「うむ。 空っぽでござる」
神様「何か金目になる物はねーかな〜」キョロキョロ
神様「木箱・・・ はは〜ん、あれは宝箱じゃまいか?」
神様「♪〜」トテトテ
675: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:16:33 ID:qW8GGYRo
神様「どうする神ちゃん。 開けるのか? 開けてしまうのか?」
神様「迷う必要など無い! これで私は大金持ち!!」ウヒャヒャ
パカッ
神様「イヤッホ〜イ! 何も入ってな〜い」
神様「・・・・・・。 まぁそう都合良く宝箱なんてないよね」
神様「・・・・・・」ハァ
神様「さて、他には何もなさそうだし」
676: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:17:29 ID:qW8GGYRo
─── 1時間後
神使「神様、裏庭のほう終わりました」スタスタ
神様「ん」ジー
神使「こんな隅っこで何をジーと見ているんですか?」
神様「あれ、どう思う?」
神使「少女さんですか? 綺麗にお掃除されていますね」
神様「やっぱお前の目は節穴だな」
神使「特に変わったところはないように思えますが・・・ 箒の扱いが上手いですね」
神様「あれ、神社での掃除にかなり慣れているぞ」
神使「そうなんですか?」
677: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:18:34 ID:qW8GGYRo
神様「ゴミを集める箇所が理想的だ。 わたしもあの場所は賛成だ」
神使「それは・・・ 偶然じゃないですか?」
神様「あと、一度も本殿に向かってゴミを掃いていない」
神使「ゴミを?」
神様「神のいる本殿にに向かってゴミを掃かないのは神社掃除の基本」
神使「巫女のバイト経験でもあるんでしょうか?」
神様「気になるのは、本殿以外にもう一カ所ゴミを掃いていない箇所がある」
神使「どこです?」
神様「あそこ」クイッ
678: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:19:20 ID:qW8GGYRo
神使「倉庫? 年代物の古い倉庫ですか?」
神様「あぁ」
神使「まさかあの倉庫も神域・・・」
神様「あの子、この神社で働いていたのは間違いないな」
神使「少女さんがここで? しかし、もう100年近く無人なんですよ?」
神様「・・・・・・」
679: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:20:43 ID:qW8GGYRo
─── 昼・社務所
神様「はぁ〜 ちかれた」グテッ
神使「神様何もしてないじゃないですか・・・」
神様「コーラ飲みたい」
神使「ありませんよ」
神様「少女ちゃ〜ん、コーラ飲みたい〜」グイグイ
少女「ちょ、袴を引っ張らないで下さい」
神様「コーラ〜」グイグイ
少女「それ以上引っ張ると脱げちゃ、本当に脱げちゃいますから!」
680: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:21:22 ID:qW8GGYRo
神様「うひゃひゃー かわえ〜」ピョーン
少女「ちょ、本当に!!」ズルッ
神様「あっ」
少女「・・・・・・」
神使「ぶばっ!」ゲホゲホ
少女「キャー!!」
神使「み、見てないです。 私は見てないので!」プイッ
少女「・・・・・・」ジトー
神様「あ、いや・・・ その・・・ これは事故で」オロオロ
681: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:21:56 ID:qW8GGYRo
少女「分かっています、袴がハダけただけですので大丈夫です。 大声出してすみません///」
神様「うは〜 きゃわゆい〜」キラキラ
少女「からかわないで下さい」
神様「よし! 野球拳しよう! 絶対少女ちゃんを剥いてやる」ハァハァ
少女「!? わ、わたし飲み物買ってきます!」タッタッタッ
神様「・・・・・・」
神使「神様? 可愛いからってそんな事してたら嫌われちゃいますよ?」
神様「勘違いしてんじゃねーよ。 ちょっと調子に乗りすぎたけど・・・ 行くぞ」トテトテ
神使「ちょ、どちらへ?」スタスタ
682: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:22:30 ID:qW8GGYRo
─── 倉庫前
神使「ここは・・・ 倉庫ですよね」
神様「さっき、掃除中に本殿を見たけどもぬけの空だった」
神使「本殿にご神体がなかったのですか?」
神様「もぬけの空」
神使「まさか、この中に?」
神様「それを調べるんだよ。 少女ちゃんの反応を見る限り、この中に何かがあるはずだ」
神使「分かりました。 開けます」
683: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:23:22 ID:qW8GGYRo
ギー
神様「何もないな」キョロキョロ
神使「結構広いですね」
神様「上の方にも棚があるな。 犬ころ、調べて」
神使「ちょっと私でも手が届きそうにないです」
神様「そうだ。 本殿に丁度良い木箱があったからそれ持ってきて」
神使「木箱ですか?」
神様「それを踏み台にすれば届くかも」
神使「分かりました」タッタッタッ
684: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:24:06 ID:qW8GGYRo
─── 数分後
神使「持ってきました。 結構大きいですね」ヨイショ
神様「よし、それ足場にして上の棚調べて」
神使「はい」ゴソゴソ
神様「どう? 何かある?」
神使「特に何もないですね」
神様「ん〜 検討違いか・・・」
神使「そろそろ少女さん戻ってくるんじゃないですか?」
神様「そうだな。 取りあえず出るか」トテトテ
神使「箱は?」
神様「戻すの大変だし、置いておけ」
神使「はい」
685: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:24:59 ID:qW8GGYRo
─── 参道
少女(ペプシでも大丈夫かな?)テクテク
はやくー
少女「?」コソッ
神使「ちょ、待って下さいよ」タッタッタッ
神様「少女ちゃんが帰って来ちゃうだろ!」
少女(あの二人、今倉庫から・・・)キッ
686: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:26:05 ID:qW8GGYRo
─── 深夜・神様&神使の寝室
神様「zzz」グガー
神使「zzz」スヤスヤ
ギー
少女「」コソッ
神様「zzz」グガー
神使「zzz」スヤスヤ
少女「・・・・・・。 ごめんなさい」ボソッ
ポワポワ
687: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:40:17 ID:KjUZmOw2
─── 翌朝・社務所
神様「おふぁよ〜」トテトテ
神使「もうお昼近いですよ?」
神様「お腹すいた。 牡蠣フライ食べたい」
神使「何で寝起きでそんな重い物を・・・ 街まで出たら何か食べましょう」
神様「ん? 出かけるの?」
神使「何言っているんですか、次の場所に行くんですよ?」
神様「あ?」
神使「少し遠いので長旅になりますが」
神様「少女ちゃんは?」キョロキョロ
神使「少女さん? ここには昨日来たときから私と神様だけですが」
神様「・・・・・・」
688: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:41:25 ID:KjUZmOw2
─── 参道
神使「良いお天気ですね」テクテク
神様「なぁ」ピタッ
神使「どうしたんです? こんな所で立ち止まって」
神様「あれ」
神使「倉庫ですか?」
神様「あの中、知ってる?」
神使「鍵がかかっていて中には入れなかったじゃないですか・・・」
神様「そう」トテトテ
神使「?」
689: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:42:41 ID:KjUZmOw2
─── 電車内
ガタンゴトン
神様「・・・・・・」
神使「どうしたんです? 今日は随分とアンニュイですね」
神様「お前、財布は持ってるか?」
神使「財布ですか?」ゴソゴソ
神様「私に取られて───」
神使「ありますよ?」スッ
神様「・・・・・・」
神使「どうしたんです?」
690: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:43:19 ID:KjUZmOw2
神様「今からいくつか質問をする」
神使「質問?」
神様「少女という名に聞き覚えは?」
神使「先ほども仰っていましたね・・・ 私の記憶にはありません」
神様「スネを見せろ」
神使「スネ?」ゴソゴソ
神様「右足だ」
神使「あれ? 青あざが・・・ 」
神様「その青あざはどうして出来た?」
神使「これは・・・」
691: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:44:10 ID:KjUZmOw2
神様「流されるな。 自分を見失うな。 自分の行動を忘れるな」
神使「その言葉どこかで・・・」
神様「少女ちゃんのハダけた袴、そそられただろ?」ボソッ
神使「あれ、なんで顔が赤く///」
神様「神使君? コレ何か知ってる?」
神使「それは神様の神力が入ったお守りですよね」
神様「そう。 これを私の右手でギュッと握って」
神使「?」
692: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:44:50 ID:KjUZmOw2
神様「よーし、歯を食いしばれー!」
神使「え?」
神様「神ちゃーんスーパーパーンチ」
ドカッ
神使「痛い!」クラクラ
神様「アーンド! 神ちゃんスーパーキーック!」
ゲシッ ゲシッ ゲシッ ゲシッ
神使「痛痛痛痛! ちょ、神様それ以上蹴られるとまた気を失ってっ・・・ !!」ハッ
693: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:46:22 ID:KjUZmOw2
神様「少女という名に心当たりは?」
神使「少女さん・・・ 覚えています。 これは一体・・・ 何で忘れて・・・」
神様「間違いないな。 アイツと同じ力だ」
神使「これって・・・ まさか洗脳?」
神様「財布は?」
神使「あれ? 財布がない!?」
神様「・・・・・・」
神使「とにかく次の駅で降りて錆礼田神社に戻りましょう」
神様「いや、一旦神宮へ行く」
神使「神宮?」
神様「確認したいことがある」
694: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:47:13 ID:KjUZmOw2
良いお年を!
695: 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/12/30(日) 14:18:53 ID:K9WTtdPk
続きがめっちゃ気になる
よいお年を!
696: 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/12/30(日) 18:47:48 ID:r9m6DQjA
神ちゃん良いお年を!
ノロウイルスが流行りだしたから気をつけて!!
697: 以下、名無しが深夜にお送りします :2019/01/01(火) 00:20:38 ID:60KBK5SA
あけましておめでとう
良い年になりますように!
─── 本殿
神様「さてと、一度ご神体でも覗いておきますかね」トテトテ
ギー
神様「うむ。 空っぽでござる」
神様「何か金目になる物はねーかな〜」キョロキョロ
神様「木箱・・・ はは〜ん、あれは宝箱じゃまいか?」
神様「♪〜」トテトテ
675: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:16:33 ID:qW8GGYRo
神様「どうする神ちゃん。 開けるのか? 開けてしまうのか?」
神様「迷う必要など無い! これで私は大金持ち!!」ウヒャヒャ
パカッ
神様「イヤッホ〜イ! 何も入ってな〜い」
神様「・・・・・・。 まぁそう都合良く宝箱なんてないよね」
神様「・・・・・・」ハァ
神様「さて、他には何もなさそうだし」
676: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:17:29 ID:qW8GGYRo
─── 1時間後
神使「神様、裏庭のほう終わりました」スタスタ
神様「ん」ジー
神使「こんな隅っこで何をジーと見ているんですか?」
神様「あれ、どう思う?」
神使「少女さんですか? 綺麗にお掃除されていますね」
神様「やっぱお前の目は節穴だな」
神使「特に変わったところはないように思えますが・・・ 箒の扱いが上手いですね」
神様「あれ、神社での掃除にかなり慣れているぞ」
神使「そうなんですか?」
677: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:18:34 ID:qW8GGYRo
神様「ゴミを集める箇所が理想的だ。 わたしもあの場所は賛成だ」
神使「それは・・・ 偶然じゃないですか?」
神様「あと、一度も本殿に向かってゴミを掃いていない」
神使「ゴミを?」
神様「神のいる本殿にに向かってゴミを掃かないのは神社掃除の基本」
神使「巫女のバイト経験でもあるんでしょうか?」
神様「気になるのは、本殿以外にもう一カ所ゴミを掃いていない箇所がある」
神使「どこです?」
神様「あそこ」クイッ
678: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:19:20 ID:qW8GGYRo
神使「倉庫? 年代物の古い倉庫ですか?」
神様「あぁ」
神使「まさかあの倉庫も神域・・・」
神様「あの子、この神社で働いていたのは間違いないな」
神使「少女さんがここで? しかし、もう100年近く無人なんですよ?」
神様「・・・・・・」
─── 昼・社務所
神様「はぁ〜 ちかれた」グテッ
神使「神様何もしてないじゃないですか・・・」
神様「コーラ飲みたい」
神使「ありませんよ」
神様「少女ちゃ〜ん、コーラ飲みたい〜」グイグイ
少女「ちょ、袴を引っ張らないで下さい」
神様「コーラ〜」グイグイ
少女「それ以上引っ張ると脱げちゃ、本当に脱げちゃいますから!」
680: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:21:22 ID:qW8GGYRo
神様「うひゃひゃー かわえ〜」ピョーン
少女「ちょ、本当に!!」ズルッ
神様「あっ」
少女「・・・・・・」
神使「ぶばっ!」ゲホゲホ
少女「キャー!!」
神使「み、見てないです。 私は見てないので!」プイッ
少女「・・・・・・」ジトー
神様「あ、いや・・・ その・・・ これは事故で」オロオロ
681: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:21:56 ID:qW8GGYRo
少女「分かっています、袴がハダけただけですので大丈夫です。 大声出してすみません///」
神様「うは〜 きゃわゆい〜」キラキラ
少女「からかわないで下さい」
神様「よし! 野球拳しよう! 絶対少女ちゃんを剥いてやる」ハァハァ
少女「!? わ、わたし飲み物買ってきます!」タッタッタッ
神様「・・・・・・」
神使「神様? 可愛いからってそんな事してたら嫌われちゃいますよ?」
神様「勘違いしてんじゃねーよ。 ちょっと調子に乗りすぎたけど・・・ 行くぞ」トテトテ
神使「ちょ、どちらへ?」スタスタ
682: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:22:30 ID:qW8GGYRo
─── 倉庫前
神使「ここは・・・ 倉庫ですよね」
神様「さっき、掃除中に本殿を見たけどもぬけの空だった」
神使「本殿にご神体がなかったのですか?」
神様「もぬけの空」
神使「まさか、この中に?」
神様「それを調べるんだよ。 少女ちゃんの反応を見る限り、この中に何かがあるはずだ」
神使「分かりました。 開けます」
683: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:23:22 ID:qW8GGYRo
ギー
神様「何もないな」キョロキョロ
神使「結構広いですね」
神様「上の方にも棚があるな。 犬ころ、調べて」
神使「ちょっと私でも手が届きそうにないです」
神様「そうだ。 本殿に丁度良い木箱があったからそれ持ってきて」
神使「木箱ですか?」
神様「それを踏み台にすれば届くかも」
神使「分かりました」タッタッタッ
684: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:24:06 ID:qW8GGYRo
─── 数分後
神使「持ってきました。 結構大きいですね」ヨイショ
神様「よし、それ足場にして上の棚調べて」
神使「はい」ゴソゴソ
神様「どう? 何かある?」
神使「特に何もないですね」
神様「ん〜 検討違いか・・・」
神使「そろそろ少女さん戻ってくるんじゃないですか?」
神様「そうだな。 取りあえず出るか」トテトテ
神使「箱は?」
神様「戻すの大変だし、置いておけ」
神使「はい」
685: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:24:59 ID:qW8GGYRo
─── 参道
少女(ペプシでも大丈夫かな?)テクテク
はやくー
少女「?」コソッ
神使「ちょ、待って下さいよ」タッタッタッ
神様「少女ちゃんが帰って来ちゃうだろ!」
少女(あの二人、今倉庫から・・・)キッ
686: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/29(土) 00:26:05 ID:qW8GGYRo
─── 深夜・神様&神使の寝室
神様「zzz」グガー
神使「zzz」スヤスヤ
ギー
少女「」コソッ
神様「zzz」グガー
神使「zzz」スヤスヤ
少女「・・・・・・。 ごめんなさい」ボソッ
ポワポワ
687: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:40:17 ID:KjUZmOw2
─── 翌朝・社務所
神様「おふぁよ〜」トテトテ
神使「もうお昼近いですよ?」
神様「お腹すいた。 牡蠣フライ食べたい」
神使「何で寝起きでそんな重い物を・・・ 街まで出たら何か食べましょう」
神様「ん? 出かけるの?」
神使「何言っているんですか、次の場所に行くんですよ?」
神様「あ?」
神使「少し遠いので長旅になりますが」
神様「少女ちゃんは?」キョロキョロ
神使「少女さん? ここには昨日来たときから私と神様だけですが」
神様「・・・・・・」
688: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:41:25 ID:KjUZmOw2
─── 参道
神使「良いお天気ですね」テクテク
神様「なぁ」ピタッ
神使「どうしたんです? こんな所で立ち止まって」
神様「あれ」
神使「倉庫ですか?」
神様「あの中、知ってる?」
神使「鍵がかかっていて中には入れなかったじゃないですか・・・」
神様「そう」トテトテ
神使「?」
689: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:42:41 ID:KjUZmOw2
─── 電車内
ガタンゴトン
神様「・・・・・・」
神使「どうしたんです? 今日は随分とアンニュイですね」
神様「お前、財布は持ってるか?」
神使「財布ですか?」ゴソゴソ
神様「私に取られて───」
神使「ありますよ?」スッ
神様「・・・・・・」
神使「どうしたんです?」
690: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:43:19 ID:KjUZmOw2
神様「今からいくつか質問をする」
神使「質問?」
神様「少女という名に聞き覚えは?」
神使「先ほども仰っていましたね・・・ 私の記憶にはありません」
神様「スネを見せろ」
神使「スネ?」ゴソゴソ
神様「右足だ」
神使「あれ? 青あざが・・・ 」
神様「その青あざはどうして出来た?」
神使「これは・・・」
691: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:44:10 ID:KjUZmOw2
神様「流されるな。 自分を見失うな。 自分の行動を忘れるな」
神使「その言葉どこかで・・・」
神様「少女ちゃんのハダけた袴、そそられただろ?」ボソッ
神使「あれ、なんで顔が赤く///」
神様「神使君? コレ何か知ってる?」
神使「それは神様の神力が入ったお守りですよね」
神様「そう。 これを私の右手でギュッと握って」
神使「?」
692: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:44:50 ID:KjUZmOw2
神様「よーし、歯を食いしばれー!」
神使「え?」
神様「神ちゃーんスーパーパーンチ」
ドカッ
神使「痛い!」クラクラ
神様「アーンド! 神ちゃんスーパーキーック!」
ゲシッ ゲシッ ゲシッ ゲシッ
神使「痛痛痛痛! ちょ、神様それ以上蹴られるとまた気を失ってっ・・・ !!」ハッ
693: ◆8YCWQhLlF2 :2018/12/30(日) 05:46:22 ID:KjUZmOw2
神様「少女という名に心当たりは?」
神使「少女さん・・・ 覚えています。 これは一体・・・ 何で忘れて・・・」
神様「間違いないな。 アイツと同じ力だ」
神使「これって・・・ まさか洗脳?」
神様「財布は?」
神使「あれ? 財布がない!?」
神様「・・・・・・」
神使「とにかく次の駅で降りて錆礼田神社に戻りましょう」
神様「いや、一旦神宮へ行く」
神使「神宮?」
神様「確認したいことがある」
良いお年を!
695: 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/12/30(日) 14:18:53 ID:K9WTtdPk
続きがめっちゃ気になる
よいお年を!
696: 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/12/30(日) 18:47:48 ID:r9m6DQjA
神ちゃん良いお年を!
ノロウイルスが流行りだしたから気をつけて!!
697: 以下、名無しが深夜にお送りします :2019/01/01(火) 00:20:38 ID:60KBK5SA
あけましておめでとう
良い年になりますように!
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
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