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とんでもない彼女は強盗

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Part9
151 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 08:42:09.53 ID:MVM9NCzC0
ただいま朝牛かましてきました。
缶コーヒーも大量購入したし
昼までノンストップで書いていくつもりです。
ROMっている人もレス下さい。
どんなレスでも構いません。
読者がいる。その事が原動力になります。
よし!ガンガル

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 08:43:55.45 ID:GoXS7rwnO
>>1
超がんがれ

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 08:44:24.82 ID:isgNivkU0
>>151
となりにはコーヒーを回し飲みしている華がいるんですね?わかります。

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 08:45:11.15 ID:DJD8M87r0
おう俺をねかさない気だろまじでw
2日オールきついぜにーちゃん・・

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 08:47:57.25 ID:DSz7q+SIO
今から講義だからケータイから見るかな(´・ω・`)


168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 08:50:16.15 ID:h8dTdtto0
おはよー
昨日から見てます
1さんガンガレ

170 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 08:50:35.05 ID:MVM9NCzC0
華は不思議そうな顔で俺の目を見る。
「なに??話って??」
俺は以前から思っていたことを意を決して華に伝える。
「華。俺と一緒に病院に行こう」
キョトンとする華。
「病院・・・??ぅち体は元気やで??」
「うん・・・」
俺は唾を飲み込んで言った。
「病院は病院でも・・・心の病院や」
華が目を大きく見開く
「心の・・・病院・・・??」
「せや・・・」
華が急に不安そうな表情になる
「それって・・・せぃしん・・・病院??」
「いや・・・。精神病院というか・・・病院の精神科や・・・」
なにが違うのだろう・・・。
それは分からないが「精神病院」という言葉は
華の不安を更に煽ると判断したのだ。
華は目に一杯の涙を溜めながた俺の目を見つめてこう聞いた。
「・・・ぅち・・・ぅち・・・。精神病なん??」

178 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 09:00:25.04 ID:MVM9NCzC0
「精神病やない・・・心の病気や。俺はそう思ってる。まだ分からへんけど・・」
華は自分の心が病と言われ怖かったのか
目から涙をポロポロこぼした。
そうだ華はまだ14歳なんだ。
そんなことを言われて怖くないはずがない。
「ぅち・・ぅち・・。精神病なんかとちゃぅ。病院なんかぃきたくない・・・」
そういって俺の胸にすがりついてくる。
俺は華の頭を撫でながら
「華・・・落ち着いて聞いてや」
「華も俺も風邪ひいたりするやろ?それは体の病気やな?」
華は「ぅぅぅ・・・」と泣きながら俺の胸から顔を上げない。
「でもな。人間は心が病気になることだってあるねん」
「それは恥ずかしいことでも、特殊なことでもない。よくある話やねん」
「そうやって心が病気になった時。体の病気と同じように病院にいくねん」
華はシクシクと泣き続ける。
俺は続ける
「それで元通り元気になるんよ。心も」
「だから華。俺と一緒に病院に行こ・・・」

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:08:10.24 ID:NG69tBSZO
華カワイソス

181 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 09:09:40.02 ID:MVM9NCzC0
それから華は5分ほど俺の胸で泣いていた。
顔を上げた華は俺にこう聞いてきた。
「こわぃこと・・されへん??」
俺も精神科は行った事が無かったが大体はどんな所か知っている。
「怖いことなんかされへん。先生と話するだけやで」
そう言って華の頭を撫でる。
「ぅちが・・・病院ぃって病気なぉしたら・・・」
「1はまたぅちの彼氏に戻ってくれる・・・??」
まっすぐに俺の目を見る華。
「ああ。戻る」
俺はそう答えた。
「ぅち・・・病院・・・ぃく」
華も自分の窃盗癖に苦しんでいたに違いない。
ダメなことと気づいていたに違いない。
しかし14歳の華には・・・周りに信頼できる大人が
皆無の華には、それを辞める術が分からなかったに違いない。
「俺ちゃんとした病院探しとくからな」
華は「ぅんぅん・・・」と言いながら目を瞑った。
そして「キスしてほしぃねん・・・」
そう言った。

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:13:10.38 ID:VMfLoVHu0
追いついた
吉村は悪くない

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:14:23.93 ID:DJD8M87r0
>>185
話題ずれすぎワロタwwwwwwwwwww

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:14:32.53 ID:4K/3r+430
>>185
追いついてないな

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:16:14.59 ID:BdVh5I3H0
吉村は俺の嫁

191 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 09:17:27.48 ID:MVM9NCzC0
俺は一晩中華の頭を撫で続けた。
いつのまにか華は眠っていた・・・。
その顔は14歳の子供の寝顔だった。
次の朝俺は会社に行くため華と電車に乗った。
昨日は病院行くことを納得した華だったが
口数は少ない・・・。やはり不安なのだろう。
華を自宅の最寄駅へ送って出社。
俺の会社での立場はもう無いに等しかった。
仕事は1人でできるものではない。
色々な人間に助けられ支えられできるものだ。
しかし・・・。俺の周りには助けてくれる人間も
支えてくれる人間もいなかった。
それならそれで割り切った。
今は会社の仕事より華を病院につれて行くことが大事だった。
会社のPCで「精神科」でググってみる。
近所に精神科の病院は山ほどあった。この中からどれにするか・・・?

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:18:31.35 ID:71NkAxsm0
キスの話をすっとばしてんじゃねえww
どうやてはぐらかしたんだよ

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:23:47.31 ID:sL/hqn4u0
俺は一晩 中華鍋を撫で続けた。に見えた
キスはどうなったんだ!

197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:24:09.00 ID:VMfLoVHu0
ひょっとして>1!書き溜めてないんじゃあないか!?

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:25:18.39 ID:DJD8M87r0
>>197
シーッ!それ昨日から思ってることだからシーッ!

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:25:59.26 ID:RmCTyw2p0
ひょっとしなくても、書き溜めて無いんだぜ。


201 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 09:29:03.96 ID:MVM9NCzC0
病院を極端に怖がっていた華を思うと
大病院の精神科はキツいかな??と思った。
精神科にもクリニックというものがあった。
精神病院には違いないのだろうが
写真を見る限りでは清潔感があり
アットホームで温かな感じがした。
医者も女性で小綺麗な人だ。
この方が華も精神的に楽に違いないと考えた。
会社の外から病院に予約を入れる。
2日後の午後に予約を取った。
会社があったが既にどうでも良かった。有給でもとろう。
俺はその日の夜華に電話をし、そのことを伝えた。
「華。保険証あるか?」
「わからへん・・・ぁるかもしれんけど・・・ぉかんがどっかにしまってるかも・・・」
もしかしたら華の家庭に保険証などないかもな・・・?
それなら仕方ない。満額払ってでも行くのみだ。
「なぁ・・1・・・」
「うん?」
「ぅち・・・病院ぃったら・・もぅ人のぉ金盗んだりせんようになるよね・・??」
「なる。そのために病院にいくんやで!」
「わかった・・・」
2日後俺は華と一緒に病院を訪れた。
第五部終了。フゥー

202 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 09:30:06.32 ID:MVM9NCzC0
書き溜めてないないw
マジにw

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:31:57.64 ID:RmCTyw2p0
くっ! >>1に書き溜める才さえあれば!!1

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:38:00.77 ID:6I76k45aO
はやくつづき

217 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 09:44:27.11 ID:MVM9NCzC0
【第六部 病院〜そして俺の実家へ〜】
俺は予約時に華の兄貴と嘘をついた。
精神科といった場所がどういう所か分からないが
俺も華と一緒に医者の話を聞こうと思っていたからだ。
もしかすると華と他人の俺にはプライバシーの観点から
立ち合わせてもらえない可能性を考えたからだ。
2日後・・・。病院の前。
華にもそのことを伝えておく。
「華。先生に俺のことを聞かれたら兄貴って言うんやで」
「ぅんぅん。」
「病院では俺のこと1って呼んだらあかんで!お兄ちゃんと呼べな」
「ぇ〜〜ぉにぃちゃん(笑)恥ずかしぃわぁ〜」
「それに15歳も離れてんのにぉにぃちゃんって。。。ぁつかましぃで(笑)」
そう言うと華は俺と腕を組んできた。
「ぃこか?ぉにぃちゃん♪」
精神科・・・。俺でも少し緊張している。
華の不安はもっと大きなものだろう。
だからこそ、こうしておどけて不安をかき消そうとしているのかもしれない。
病院のドアをくぐった。

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:46:44.08 ID:P/B294Kq0
ぉにぃちゃーーーーん

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:48:08.81 ID:dxTJzsMB0
>>219
テリーとドリー思い出したわ・・・年だな・・・

223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:50:31.08 ID:rfVQDiQNO
>>220
お…
ぅをにぃ〜ちゅあ〜ん!!

229 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 09:53:56.10 ID:MVM9NCzC0
案の定、華は保険証を手に入れることは出来なかった。
病院の待合室は非常に清潔感があり落ち着いた雰囲気だった。
俺は受付で華の兄だと伝えた。看護師から用紙を渡された。
華は用紙に必要事項を書き込み俺の横に来て座った。
二人で並んで座り診察を待つ。
華は無言だった。
15分くらい待たされたか・・・。
その時間はやけに長く感じた。
看護師が華を呼びにきた。
診察の番が回ってきた。俺も立ち上がろうとした。
すると看護師が
「まず華さんだけで先生と診察しましょうね」
「お兄さんは少しお待ち下さいね」
華の目にサッと不安の色が走る・・・。が仕方がない。
俺は華に
「いっておいで。待ってるから」そう言った。
華は不安気な表情を浮かべながらも看護師について診察室に入った。
なんとなくドナドナを思い出していた。

230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 09:56:26.28 ID:71NkAxsm0
はなはなはーなーはーなー
精神科ーへーとー・・

237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:01:40.52 ID:raQlAJ300
追いついた。
まぁなんだ、オレの同僚の吉村殴っとくわ。
>>1がんばれ。

243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:05:41.62 ID:J7rrNAda0
全国の吉村さん注意してください!!

238 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 10:02:15.55 ID:MVM9NCzC0
俺は1人で診察が終わるのを待っていた。
長い・・・それにしても長い。
人の診察を待つのってこんなに時間を感じるものなのか?
30分が過ぎたころだと思う。
華の入った診察室から先ほどの看護師が出てきた。
「お兄さん。どうぞお入り下さい」
そう言われ看護師のあとに続いて診察室に入る。
想像と全く違った診察室に驚いた!
俺は風邪で訪れる時の内科のイメージを持っていたが。違う。
そこには白いベットも無機質な医療器具も無かった。
おしゃれなお宅のリビングをいった感じだ。
そこに華が医者と向き合ってポツンと座っていた。
華は俺の顔をみると安心した表情で
「1ぃぃ〜〜」と言った。
「お兄ちゃんと呼べ」と言ったことを華は完全に忘れていたみたいだ。

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:03:48.40 ID:dxTJzsMB0
いいじゃないかww
名前で呼びあう兄妹も現にいるしww

245 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 10:09:18.52 ID:MVM9NCzC0
「お兄さんどうぞ。華さんのお隣へ」
先生は上品に優しさを兼ね備えた感じの女性だった。
年は40代半ばくらいか。
「失礼します」
そういって俺は華の隣に腰掛ける。
先生は俺をジッと見つめる。もしかして・・・。
既に気づいているのか?
俺が兄貴では無いことを・・・。
医者はニコっと笑うと俺に質問してきた。
「お兄さんは独立なされているのですか?」
「はい。実家を出て華とは今別々で暮らしています」
「なるほど・・・」
医者は何か考えている様子だ。
俺と華を交互に見て医者は口を開いた。
「今華さんとお話させて頂きまして・・・かなり複雑な家庭環境とお聞きしました」

246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:15:02.68 ID:DJD8M87r0
はやくしないとでちゃうよぉ〜

247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:15:50.23 ID:dxTJzsMB0
>>246
っ【ティッシュ】

249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/04/16(水) 10:17:46.54 ID:pk+LNAXy0
ごめん・・・飲んじゃった

250 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 10:18:02.05 ID:MVM9NCzC0
俺は答える
「はい。その通りです」
医者は続ける
「そして華さんは自分の意思に反して人の物を・・・特にお金を盗んでしまう癖がある」
「その通りです」
華はじっと下を向いて動かない。
俺は業を煮やして聞いてみた
「華は・・・心の病なのでしょうか?」
医者は華をじっとみつめながら静かに答える。
「まだはっきりとした事は言えませんが・・・。
そうですね。心の病・・その可能性は非常に高いです」
華の体がビクンと反応した。
医者は続ける
「話を聞く限りでは・・・。華さんは愛情に恵まれていないと感じました。
それがストレスになっています・・・そして」
「失礼ですが華さんは経済的に非常に苦労をなされていますね?」
華は下を向いて答えない。
俺が変わりに「はい」と答える。

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:18:23.34 ID:sL/hqn4u0
ハナー「ウォニィチャン、チョット目ツブッテテ・・・
イチー「えっ・・・でもちょっ・・・その鉄パイp
ハナー「ウィーカラ、ウィーカラ〜・・・♪
     ハナーをシンジテェ〜♪
ゴッ

252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/04/16(水) 10:20:14.04 ID:pk+LNAXy0
>>251 脳内置換されて吹いたwwwwwwww

256 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 10:23:55.78 ID:MVM9NCzC0
医者は難しい顔で話す
「ストレスの捌け口が金銭欲を満たしたい・・・。その方向に出ていると思われます」
そうだったのか・・・。
俺は隣の華を見る。
ピクリとも動かない。
髪に隠れてその表情を読み取ることもできない。
俺は聞いた
「その窃盗癖は・・・治りますか・・・?」
医者は俺の目を真っ直ぐに見つめて答えた。
「この病は非常に治りにくいものです」
衝撃的な言葉だった。
目の前がクラっとした。
それまで無言だった華がすすり泣く・・・。

261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:26:38.87 ID:71NkAxsm0
ココロの病気の窃盗癖がさー
まだ幼い子供だとか女の子だから
なんとかしてあげようって世間の目もあるけど
これが中年とかいい年したババァだとほんとに人間のクズに思えるよな
「同じ病気」なのにな。ほんとに外見って重要だと思うよ、なんかやるせねえ

265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:28:44.75 ID:isgNivkU0
>>261
もし華が50〜60台だったらお前さんは食いつかないだろ?
そういうことです

267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:30:33.55 ID:pk+LNAXy0
>>261
まだ未成年で、この先人生をやり直せるという希望もある
あくまで「希望」なだけで>>1の華もどうなるかはわからんが。

268 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 10:32:47.12 ID:MVM9NCzC0
医者が立ち上がる。
そっと華の横に立ち華の肩をさする・・・。
華の髪に隠れた顔からは涙がポロポロと流れ落ちる・・・。
「でもね。お兄さん・・・華ちゃん。よく聞いて下さいね」
「先ほども言いましたが華ちゃんには愛情という栄養が不足しています」
「そしてこの病は治りにくいかもしれませんが・・・治らないわけではないのですよ」
華の肩をさすりながら医者は続ける。
「お兄さん。できる限り華ちゃんのそばにいてあげて下さいね」
「そして・・時間を掛けてゆっくり愛情を感じさせてあげれば・・・・」
「華ちゃんの病は治りますよ」
華は泣いている
「ぅぅぅ・・・ぅぐ・・・」
その声を聞きながら華のこれまでの境遇を考えた。
どこの世界に愛情に満たされながら、リーマンを1人で襲撃する14歳の
女の子がいるのだろうか・・・?
それほど・・・それほど・・・華は愛情に飢えていたのだ。

273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:38:24.91 ID:rTW/pZU90
華の事を知っていると、酷い境遇で育ち頑張って立ち直って欲しいと思うけど・・・
知らないと、ただの窃盗、傷害、シンナー等をするイカレポンチのガキ

276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:40:35.77 ID:71NkAxsm0
でもまあなんだかんだ綺麗に話しまとめて書いてるみたいだけど
やることやってんだろ?とか思ってしまう俺は汚れたおっさん。

278 名前:1 ◆hxOL7r2r.Y :2008/04/16(水) 10:41:00.88 ID:MVM9NCzC0
医者は華の手を握って華にこう伝えた。
「もし・・・お金を盗みたい気持ちになったら、その時はグッと我慢してね!」
「そしてすぐに先生に会いに来てくださいね」
華は涙をポロポロ流しながら
「ぅち・・わかった・・・」とだけ答えた。
そして医者は俺の目を見て言った。
「お兄さん。いつも華ちゃんのそばで愛情を注いであげて下さい。それがお薬ですよ」
恐らく・・・いや間違いなく。
この医者は俺が兄貴で無いことを確信しているであろう。
俺は華と手を繋いで病院を出た。
すっかり元気が無くなった華・・・。
俺は華が前に言っていたことを思いだした。
「ぅちぁんまり海にぃったことがなぃねん」
俺は華に声を掛けた
「海見に行こうか?」

280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:42:51.15 ID:dxTJzsMB0
第七部は海で溺れるんですね?

286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:49:55.83 ID:sZorYEU60
海へ行って砂浜でハートマークの中に「病んでる」と書くんですね。わかります。

287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:50:10.61 ID:rTW/pZU90
>>285
ソレを愛情と感じる子も居るから、あながち間違えじゃ・・・w

290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:51:33.93 ID:sL/hqn4u0
>>287
メンヘラにはよくあること

291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:52:47.26 ID:mwKqe8N60
新ジャンル「病ンデレ」

292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:53:20.10 ID:jUAyNIDP0
>>291
盗デレ

293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/16(水) 10:55:41.52 ID:DJD8M87r0
ゴチデレ

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