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【初心者】ヘタッピSS道場【歓迎】
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1: 名無しさん@読者の声:2013/7/1(月) 22:41:24 ID:i9LVyGoa8Y
・ルール
参加希望者は1〜5レスを目処にSSを自由に作成して下さい。お題が欲しい場合は各自で希望して下さい。お題の提案や作品の感想は随時受け付けとします。覆面先生(SS作者)からのアドバイスも絶賛受け付け中とします。



306: ヘタッピ:2014/5/11(日) 11:28:21 ID:mur.gJmF.2
>>293-300>>301-305さん、ご利用ありがとうございます。

カタリ「ネクサスさんはタイムリープ的で面白いですね」

ヘタッピ「はぁ…、いえそれは」

カタリ「いえ、ミスであるのは分かっていますが、一つの手法として面白いかと」

ヘタッピ「はぁ」

カタリ「全体的に説明不足と言えばそれまでですが、説明を省くことでテンポ良く話が展開しています。ただ、補足説明に説明の足りない部分がありますね」

ヘタッピ「具体的にどの辺りでしょうか?」

カタリ「そうですね。ライの素性であったり、炎とはなぜ貴重なのか、また、持ち運びが出来る理由であったり、炎を守れと言われたにもかかわらず、他の場所に逃げず他の騎士と一緒にいるのは何故なのかという辺りですね。」

カタリ「敢えて伏せる手法なのかもしれませんが、謎が多すぎて読者が置いてきぼりになるように思います。短編を前提とするのであれば、炎でなく説明のいらない一般的なものを宝にした方が良かったかと思います。」
ヘタッピ「『恐怖!?イワシの夢がやって来る』はいかがでしょう」

カタリ「…そんなタイトルでしたか?」

ヘタッピ「勝手に付けてみました」ドヤッ

カタリ「……まぁ、それはそれとしまししょう。……内容としては、手慣れた感と言いますか、安心感がありますね。」

ヘタッピ「文句なしですね」

カタリ「敢えて何かを言うとすれば、魔方陣のくだりでしょうか。魔方陣ではなく、男から話を聞いただけの男友が何故かイワシの夢を見る。話を聞いただけの男友がイワシの夢を見たということは、つまり……」

ヘタッピ「で、ではまたのご利用をお願い致します」

カタリ「今日は寝苦しい夜になりそうですね」

ヘタッピ「」ガクブル

307: ネクサス:2014/5/11(日) 14:40:32 ID:Zo0RA/clb6
アドバイス、感謝します。

またリベンジしに来るよ、ここに。
308: 芥子みそ先輩:2014/5/11(日) 15:15:42 ID:eCN3dCCYZw
『なぞかけ』

少女「今から謎かけしま〜す」

少年「うん」

少女「反応薄ッ!! まあいいや」

少年(いいんだ……)

少女「じゃあ行っくよ!! うますぎて言葉が出なくなるぜ〜」

少年「うん、その前にキャラ固定しよっか」

少女「『イチゴ』とかけまして〜」

少年「無視!?」

少女「『株式会社』とときます……」

少年「・・・」

少女「え? 言ってくれないの?」

少年「なにを?」

少女「『その心は?』だよ!!」

少年「僕が言うの?」

少女「言うの!!」

少年「わかったよ……その心は?」

少女「どちらもケーキ(景気)の上にあるでしょう」

少年「・・・」

少女「どうだった!?」

少年「うん……良かったよ(たぶん」

少女「何その反応!? じゃあもう一個やるからそれで判断してよ!?」

少年「えぇ〜 もういk」

少女「わ・か・っ・た・か・な?」

少年「……ハイ」
309: 芥子みそ先輩:2014/5/11(日) 15:29:38 ID:eCN3dCCYZw
少女「夢とかけまして……」

少女「使い古しの靴とときます」

少年「……その心は?」

少女「どちらも儚い(履かない)でしょう」

少年「……うん」

少女「お気に召さないようで……じゃあもう一つ!!」

少年(まだ聞くのか……)

少女「じ、じゃあ行くよ!!」

少女「わ、私の好きな人とかけまして……」

少年「え!?」

少女「タンポポの綿毛とときます」

少年「……そ、そのこころは……」
310: 芥子みそ先輩:2014/5/11(日) 15:41:33 ID:eCN3dCCYZw
少女「どちらも目(芽)の前でしょう」///

少年「そ、それって……」///

少女「つ、次!!」///

少女「今の私とかけまして!!!」///

少年「う、うん……」

少女「炭酸飲料とときます!!」///

少年「……その心は?」

少女「どうか振らないで欲しい……」///

少年「……じゃあ僕の番だね」

少女「え?」
311: 芥子みそ先輩:2014/5/11(日) 15:51:25 ID:eCN3dCCYZw
少年「今の僕とかけまして……」

少女「・・・」

少年「バスタブとときます」

少女「そ、その心は?」///

少年「どちらもok(桶)と言うでしょう」

少女「……ヘタクソ」////

少年「ハハハ、君を師匠として、うまくなるよう努力するよ」

少女「……バカ」///


おわり
312: 芥子みそ先輩:2014/5/11(日) 15:54:35 ID:eCN3dCCYZw
最後の方意味がわからなくなっちゃった……
313: 名無しさん@読者の声:2014/5/11(日) 19:33:57 ID:dNJJAE5UJI
>>312
おもしろかったよー
314: 芥子みそ先輩:2014/5/11(日) 21:06:46 ID:eCN3dCCYZw
>>313
ありがとうございます!!
実は考えてたの最初の謎かけだけだったので考えるのに時間がかかってしまって……

こういうのもあったらいいな〜って思って書き始めたのですが後半すごく焦りました
315: ヘタッピ:2014/5/11(日) 23:02:38 ID:xc4NUH2S12
>>308-311さん、ご利用ありがとうございます。

ヘタッピ「>>308-311とかけまして、白い犬と解きます」

カタリ「……その心は」

ヘタッピ「尾も白いです」

カタリ「……少女とかけまして、リンゴと解きます」

ヘタッピ「その心は」

カタリ「……木に成ります」

ヘタッピ「じゃぁ、少女とかけまして、サイコロの成る木と解きます」

カタリ「……その心は」

ヘタッピ「ダイス木です」

カタリ「……夏の暑い日とかけまして、今の心境と解きます」

ヘタッピ「その心は」

カタリ「……扇子が欲しい」

ヘタッピ「……すみませんでした」

カタリ「コーラの謎解きは素晴らしいですね。やってみるとわかりますが、なかなか難しいものです」

ヘタッピ「余計なチャチャを入れてすみません。またのご利用をお願い致します」

316: 芥子みそ先輩:2014/5/12(月) 00:36:19 ID:eCN3dCCYZw
感想有り難いです!!

もう頭が痛いですよ(笑
またなんか浮かんだら来ますね
317: 名無しさん@読者の声:2014/5/15(木) 17:51:24 ID:jy0eR11rqE
初投稿です。
SSなのかすらも分かりませんが、突然頭に浮かんできたので文章に起こしてみました。評価して頂ける程のものでもないのですし、ただ書いたものをどこかに投下したかっただけなのでスルーして頂いて構いません。お目目汚しですが、失礼します<(_ _)>


「ゆうちゃん、ゆうちゃん、起きて」

体は完全に眠っているのに、頭だけが半分起きているかのような感覚。これは、夢の中なのか?傍から、少し声の高い少女の声が聞こえる

「ゆうちゃん、そろそろ起きないとミケおばさんに怒られちゃうよ!!」

先程の弱弱しい声から、少し強い声色に変わった少女の声は少しばかり苛立っていた。

‘ごめんごめん、起きてるんだ、起きてるんだけど目があかない、どうしてだろう’

「ねえ!!!起きてよ!!!!ゆうちゃんが起きなかったらあたしがっ…ぅっ・・・・」

‘どうしてだ、声が届かない…なんでだ…?あたしがの続きはなんだ?そもそも君は誰なんだ?…いや、、、僕は、、、誰なんだ?’

____ガチャ…

締められていたドアがあけられた

「きい!!!あんたさっきからうるさいわよ!ゆうは起きたの!?」

さっきの少女の声とは打って変わって、4、50程の女性の声がした

「…ったくもう、起きてるじゃない」

「え?起きてないよぉ…ゆうちゃん目を閉じたままだもん。きいが何度声かけても起きないんだもん!!!うわああああああ」

少女はついに泣き出してしまった



この時僕は気付いてしまったんだ


この空間の違和感に…





「…大丈夫よ、ゆうちゃん。もうそろそろ麻酔が切れるからね。そしたら体も動くようになるわ。さぁ、、今日はどこの部位をいただこうかしら?ねえ?」


 
318: ヘタッピ:2014/5/16(金) 23:42:29 ID:KTvHkZOtmY
>>317さん、ご利用ありがとうございます。

ヘタッピ「ホラーものでしょうか?」

カタリ「そうですね。ただ疑問点があります、もしかするともしかするかもしれません。」

ヘタッピ「はぁ」

カタリ「順番にいきましょう。ヘタッピ君はどんな場面であると読みましたか?」

ヘタッピ「最後に『ゆう』の部位をいただくという表現から、『ゆう』を食べ物扱いしている、つまり食人鬼の話であると読みました。」

カタリ「そうですね。中盤の『あたしが』は『ゆう』の次にあたしが食べられるに続くと考えられます」

ヘタッピ「ミケ怖し…ですね。疑問点は何でしょうか」

カタリ「『いただく』のに、麻酔が切れるのを待っていた点ですね。麻酔が切れた状態では『ゆう』は暴れることでしょう。作業は難しいと思います。」

ヘタッピ「作業……」

カタリ「麻酔を使うのも奇妙に思います。ミケおばさんは、『ゆう』が痛みを感じないように麻酔をかける妙な優しさを持った食人鬼となります」

ヘタッピ「ですね」

カタリ「ここで逆に考えるとしましょう。目が覚めないと部位をいただくことが出来ないと」

ヘタッピ「はぁ」

カタリ「つまり『ゆう』の意思を聞いた上でないと部位を切り取ることが出来ないと考えるといかがでしょう。」

ヘタッピ「確認しないと切り取れない……。」

カタリ「更に部位を腫瘍と言い換えるとどうですか。」

ヘタッピ「もしかして、治療ですか?」

カタリ「言い方は乱暴ですが、問診の言葉として間違っているとは言えません。」

ヘタッピ「さすがに強引な解釈なような……」

カタリ「……『きい』が『ゆう』を強く起こそうとしたこと。最初の読みが正しければ、作業を効率的にするこの行為は違和感を覚えます」

ヘタッピ「ですね……」

カタリ「ですが、治療と考えますと効率的な行動を取ることは何ら不思議でもありません」

ヘタッピ「……」

カタリ「例によって悪いくせが出ました。作品にケチを付けるつもりはありません。曖昧な世界観の中の刺激的な言葉。なかなかに興味深い作品でした。」

ヘタッピ「よろしければ、またのご利用をお願いします」
319: 名無しさん@読者の声:2014/5/18(日) 14:28:03 ID:dNJuQs0u6Y
生命の息吹きを産み出す母なる泉はいつしか水には流せないヒズミを築き始めていると気付いた時には飛沫がチクチク柔い皮膚に食い付いていた
心地好さと面白さにこの身を好み、物見遊山のつもりでぬくもりを移ろい虚ろにくつろいでみた

ところが黒い曇り空から少し強い雨が降り積もり、更にかなり肌に当たり辺りを構いなしに挟み、たまりかねた私は傘に生身を隠した
幼い中身は収まりきらず、おざなりに探した小高い丘で生身と中身はお互いに傘の柄にもたれかかり頭を暖めて体を濡らした
束の間のふれあいはつれない素振りに冷たい黙秘
分かり合えるまではたまに笑い、たまに泣いた

つまり不可避な愉快さを繋いだ二人の欲求はずばり一つだったのだ
慈愛を期待した意外な理解は次第に自戒を自壊させ、触りたいと絡み合い、あまりない機会を頑なに逃すまいとする佇まいで肌伝いに楽しんだ
朝になり、当たり前に語り合い、バカみたい、だらしないとまた芝居打つ金縛りのあたしたち

交わりの始まりは明日にはあなたを含めてすべて忘れてしまうのだろうか
終わりに留まり、この場に残された言葉に戸惑いと迷いを誘い掛けた遊び心は謎に包まれたまま
視線はなぞり、自然に煽り、たどり着かない悟りの境地をどうしたらいいか過去に相談する
あの日に黄昏た私は未知の道のりを一度に渡ろうとしたに違いない
位置取りもせずに四季折々の君を遠目に見つめる道化には到底、大勢のOKはもらえない
あなたが疲れはてた私に委ねられたのは慎ましやかに狂わしさを奮わした麗しさの為なのか
うるさいな うるさいなとすぐ怠惰を吐く償いは難しさばかりであまり為にはならないと知った

暗雲は三分で半分も晴れた
そうだ 私はあなたを、あなたは私を赦したのだ
なにを迷うのか 愛を宿すのだ
事実は知り尽くしている
醜くとも一途に生きるのは一縷の望みなんかでないのだと染み着く理屈が言っている

さぁ もう一度出かけよう
生身は中身の手を引いてやれ
中身は生身の手を握ってやれ
自己を愛せる楽園へと行こう

絆と傷痕はいつまでもいくらでも行くあても無くても隠せそうもない
込み上げて溢れそうなら託せばいい
助けられるかどうかは親密に真実のあなたを預けられるかにある
320: 名無しさん@読者の声:2014/5/18(日) 14:29:49 ID:dNJuQs0u6Y

中身は生身に語りかける
『本当の意味でおまえを愛せるのはわたしだ。わたしでなくてはならない』
生身は中身に語りかける
『わたしも同じ考えだ。誰にも代わりは務まらない』

月明かりが吹きさらしの丘に星の鼓動を打ち鳴らし、寂しさを振り払いながら照らしてくれる
生身と中身は空を眺めずにふさふさと草花が生い茂る大地の頂に根を張った
愛すべき地に根付く決意はできたのだ

行く先は無関心を不安視せずに乱心した群れのどかな平原か
はたまた鮮やかに咲き誇る作られた庭園か
通わせるべき心なぞらえる癒しの水源か
歩けど歩けど見果てぬ地平線か、泳ぎきるには身も凍りそうな水平線の彼方か
我が身を遥かに上回るとてつもなく険しい山々の向こう側には何があるのだろうか
答えらしき答えは見つからないのかもしれない
だが愛し愛されるあなたとわたしであれば壮大な世界を拓き進んでいくことに迷いはいらない
ただあるがままさすらう一つの愛を…命ある限り記そう




めちゃくちゃな散文ですみません
もしよければダメ出しをお願い致します
321: ヘタッピ:2014/5/18(日) 23:42:24 ID:YmrO8h4j9w
>>319-320さん、ご利用ありがとうございます


ヘタッピ「ん〜ん……。意味がわかりません」

カタリ「そうですね、分かりにくいですね。」

ヘタッピ「先輩でも、駄目ですか。」

カタリ「いえ、正解というものは無いでしょうが、一つの解釈は出来ます」

ヘタッピ「と言いますと」

カタリ「文中の二人とは、母と子の二人を意味するのではないかと」

ヘタッピ「はぁ」

カタリ「中身と生身、中身を胎児と考えれば、辻褄は合いませんか」

ヘタッピ「……あぁ、そーいうことですか」

カタリ「そういう解釈もあるということです。」

ヘタッピ「はぁ……」

カタリ「いえ、曖昧かつ混沌とした表現ということは色々な意味に捉えて欲しい、あるいはミスリードを狙っているとも考えられます。一つの解釈にこだわらず、別の見方を探してみるのも面白いと思います」

ヘタッピ「はぁ…。何か駄目出しはありますか」

カタリ「そうですね。改行が足りないことでしょうか。文章の意味が分かりにくいだけに読みやすい形式が良かったかと思います。書かれている内容は意味不明なようですが、支離滅裂ではありません。内容としては良いと思います」

ヘタッピ「では、よろしければまたのご利用をお願いします」 
322: 名無しさん@読者の声:2014/5/19(月) 13:02:02 ID:0J5ZXqbbqo
>>321
ご指摘頂いてありがとうございます!
その時の状況や人物と思われる物の関係性、目的や意味等の説明を不足させて不可解だけど、探せば様々な捉え方ができるお話を目指してみました
ご指摘頂いた通り、文字数や意味不明な内容なのに改行が足らず見にくかったと自分でも改めて感じました
今後は読み易さも心がけていきます
ありがとうございました!
323: 名無しさん@読者の声:2014/5/23(金) 21:22:28 ID:I8ZKgzzbfQ
スーツに眼鏡の中年男と、真っ黒なコートをきた背の高い男が薄暗い道を歩いています。

コートの男が言いました。

「冥府まで遠い上に乗り物がないから歩いて行かなきゃいけないんだ。面倒だねぇ。」

スーツの男はうつむいて答えません。

「人間ってのは分からないもんだ。つい昨日まで大企業の重役だったのにあっけなく事故死とは。まだ若いのに女房子供残して、ねぇ?」

スーツの男は不機嫌に相槌だけ打ちました。

「しかし死神ってのもなんだ、毎日毎日死人と二人で歩いてばっかりの難儀な商売だねえ。あんたはそう思わないかい?」

再びの無視。

だんだんと光が近くなっていきます。

「なあ、死神さん。俺は天国に行くのか?それとも地獄?」

「それを決めるのは私の仕事ではないんでね。」


「……残念だなあ。いっぱい話して仲良くなって、あわよくば生き返らせてもらおうかと思ってたのに。」

コートの男は諦めたようにため息をつきました。

「残念ながら、貴方のような事を考える人間は掃いて捨てるほどいます。いちいち情を移すことなどしませんよ。」

スーツ姿の死神は事務的にそう言って、また来た道を一人引き返して行きました。

324: ヘタッピ:2014/5/24(土) 18:25:01 ID:7LQNoOs52A
>>323さん、ご利用ありがとうございます。

ヘタッピ「死神=眼鏡の中年男であってますか?」

カタリ「そのようですね。セリフからイメージされる姿とは逆に感じますが」

ヘタッピ「話の流れとしてはあっさりと言いますか、肩透かしな感じがしました」

カタリ「それはコートの男の諦めが早いことが原因でしょう。最初は軽口だったのに最後は悪あがきをするという展開がしっくり来ますね」

ヘタッピ「死神が中年男なら含蓄のある一言も欲しいですね」

カタリ「……と言いますと」

ヘタッピ「えーっと、次があるさ……、とかを渋い感じでとか」

カタリ「具体例が出せないのは、まだまだですね」

ヘタッピ「で…、では、よろしければまたのご利用をお願い致します」
325: 名無しさん@読者の声:2014/5/24(土) 20:47:54 ID:2MoMYIHHWs


 あれから、どれくらい経つのだろうか。

 君が最後に手を振った朝から。

 僕らは友人だった。親友でもあった。恋人の時もあった。

 あれは、高校三年の夏の終わりのある朝の事だった。

 僕達二人は河川敷を歩いていた。

 川を眺める僕。地面を見る君。

 自分から呼んだのに何も話さない君。

 よく見ると君は頬から涙が流れていて、それを隠すかのように地面へと視線を反らす。

 ついには、僕よりも前へと歩く。

 追いつこうと早く歩いても更に、早く歩く。

 「ねぇ、どうしたのさ」

 訪ねる僕。ふと、君の足が止まった。

 「ごめんね、呼び出しておいて。 本当に、ごめんね」

 それだけを伝えると、君はまた歩き始めた。

 今度は、ゆっくりだった。

 途中、君は歩きながら右手をあげ、軽く振った。

 僕は立ち止まったまま、後ろ姿をじっと焼き付けていた。



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