しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
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479 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:39:26.19 ID:Pr7L8+H70
ククイ博士「僕も、名前と伝承で聞いたことがあるぐらいで、実際に見るのは初めてだよ!」
ハウ「すごいー! アローラにはまだまだ知らないZワザがたくさんあるんだねー!」
ハラ「カプ・コケコはしんのすけを一流のトレーナーとして認めたようですぞ。これからも驕らず、精進せよ、と言うことですな」
しんのすけ「ほうほう、闘魂注入みたいなものですな!」
リーリエ「カプ・コケコさんは、島巡りを終えたしんちゃんのことを祝っているのですね!」
カプ・コケコ『……シンノスケトカザマノZワザ、ヨカッタ』
ジュナイパー『あ、ありがとうございます。カプ・コケコ……』
しんのすけ「どういたまして。カプ・コケコくんもすごいZワザ持ってるねえ」
カプ・コケコ『マタ、タタカエルトキガ、タノシミ』
リーリエ「あの……カプ・コケコさん」
480 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:40:40.08 ID:Pr7L8+H70
リーリエは一歩カプ・コケコに近づいて、ルナアーラの入っているウルトラボールを見せた。
リーリエ「あなたのおかげで、コスモッグはルナアーラなれました。代わってお礼を申します。本当に、ありがとうございます!」
カプ・コケコ「……」
カプ・コケコ『ホシノコノセワ、カンシャスル。アラタメテ、タノンダゾ』
ハラ「カプ・コケコもリーリエに感謝しているようですな。これからも、ルナアーラを大事にしてくだされ」
リーリエ「はい!」
ククイ博士「でも、しんのすけも水臭いぜ! 新しいZワザがあるなら、僕に教えてくれても良かったのに」
ハウ「そうだよー、あんなZワザ、初めて見たー」
しんのすけ「こってり忘れてた」
リーリエ「うっかり、です。そういうわたしも人のこと、言えませんけど……」
ククイ博士「そのZクリスタル、見せてくれよ。君たちの放ったアクションビームガンという技について、もっと知りたいんだ!」
しんのすけ「洗って返してね」
481 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:41:21.93 ID:Pr7L8+H70
しんのすけのZワザに興味津々なククイ博士とハウ、そしてそのやり取りを笑顔で見つめるリーリエたちを、ひろしとグラジオは眺めていた。……しかし、満足そうなひろしに大して、グラジオの表情には、どこか翳りがあった。
グラジオ「……ひろし、すまないな。あんなことになってしまって」
ひろし「いや、グラジオ君が気にするようなことじゃないさ。それより、今はしんのすけを祝ってやらないとな。そんな辛気臭い顔するなって」
グラジオ(あの3人に……また辛い思いをさせることになるとはな)
482 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:41:58.83 ID:Pr7L8+H70
ふと、しんのすけは隅っこを見やると、ぶりぶりざえもんがうつむいているのが見えた。しんのすけは祭りを楽しむ人々のもとから離れると、ぶりぶりざえもんのそばに近寄った。
ロトム図鑑「あーあ、結局図鑑は大して埋められなかったか。ビーストのデータも先にマーレインが作っちゃったみたいだし」
しんのすけ「……」
しんのすけ「ぶりぶりざえもん」
ロトム図鑑「あ?」
しんのすけ「ほい、これあげるよ」つ でかいきんのたま
ロトム図鑑「え?」
しんのすけ「だってぶりぶりざえもん、オラと一緒に島巡りしてくれたし、妖怪メノクラゲオババに捕まってた時も、夢でオラをお助けしてくれたし」
しんのすけ「……それに、またそのうち助けてもらうから」
ロトム図鑑「フン、そこまで言うならもらってやる」
ロトム図鑑(……ありがとよ)
ーーぶりぶりざえもんはねー、オラの友達で、救いのヒーローポケモンなんだよ
ロトム図鑑(救いのヒーロー、か。人助けも、悪くないもんだな)
ククイ博士「しんのすけ!」
しんのすけ「お?」
483 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:42:53.96 ID:Pr7L8+H70
ククイ博士「ご覧よ、みんなが喜んでいるぜ! なんといっても、島巡りを終えたからね!」
ハウ「おれー、もっともっとーイリマさんたちと修行して、本気のじーちゃんに勝ってー!またしんのすけに挑むねー!!」
しんのすけ「がんばってねー」
リーリエ「しんちゃんも頑張るんです! しんちゃんもカザマさんたちも、もっともっと、強くなれるんですから!」
ククイ博士「しんのすけ! キミのパートナーも、みんなにみせてほしい! 島巡りの冒険で、ともに たくさんの発見と体験をしたパートナーを!」
リーリエ「はい、今のしんちゃん、とっても輝いています!」
しんのすけ「おっしゃー! みんな、レッツラゴー!」ヒョイッ
484 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:43:32.75 ID:Pr7L8+H70
ポンッ!ポンッ! ポンッ! ポンッ!
ジュナイパー『カプ・コケコに認められたけど、まだまだ僕らは強くなれるんだ! しんのすけもみんなも島巡りチャンピオンになっただけじゃ物足りないだろ?』
ヨワシ『うん! もっと強くなって、色んなところを冒険したい!』
キテルグマ『ネネも、島巡りチャンピオンになるだけで満足してないわよ! もっともっと、グローバルに活躍しなきゃ!』
ミミッキュ『ボー!』
フェローチェ『あい、しん様と出会えてとても幸せですわ! こっちの世界に来てよかった!』
ハラ「では、もっともっと祭りを盛り上げましょうぞ!」
しんのすけ「ほっほーい!!」
こうして、島巡りを終えたしんのすけを祝う小さな祭りは、遅くまで続いた。いつまでもいつまでも、みんなと一緒にこの穏やかな幸せが続くと、ひろしとグラジオを除いて誰もがそう思っただろう。
だが、別れの時は、刻一刻としんのすけ達へ近づいていったのだった……。
485 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:45:18.86 ID:Pr7L8+H70
それからしばらく経ったある日。
エーテルパラダイスのシークレットラボにて、リーリエとグラジオはビッケ、ザオボーとこれからのことを話し合っていた。主にルザミーネの容態と、アローラに残っているビーストの保護についてである。
リーリエ「かあさまの容態は?」
ビッケ「やはり野原さんのように血清のみでの治療法では……。効き目は出ておりますが、もう一息、といったところですね」
リーリエ「そうですか……」
グラジオ「……リーリエ、オマエの耳に入れておきたい話がある。母上の治療についてだ」
リーリエ「えーーどんな話ですか?」
グラジオ「カントーにいる、マサキという男を知っているか?」
リーリエ「……マサキさん?」
ザオボー「ソネザキ・マサキ。カントーのポケモン預かりシステムの管理者ですね」
リーリエ「預かりシステムの管理者がどうなさったのですか?」
グラジオ「知らないのか? 10年ほど前、ポケモンを転送する実験の失敗でそのポケモンと合体してしまった話を……」
リーリエ「あっ、思い出しました! 本で読んだことがあります! その後、レッドさんに手伝ってもらって、ポケモンから無事に分離できたとか……」
グラジオ「その融合と分離の技術を、かあさまの神経毒を取り除くのに応用できないか、と思ったんだ」
ビッケ「その手があったとは……盲点でしたね」
リーリエ「なら、わたし……カントーに行ってきます! マサキさんから話しを聞いて、かあさまを助けられる方法を見つけてきます!」
486 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:48:45.94 ID:Pr7L8+H70
グラジオ「慌てるな。どちらにせよ、捕獲されたウルトラビーストの預かりシステムの管理について話しもしなくちゃいけないからな。アローラに来てもらうようオレからアプローチをかけておく」
ビッケ「捕獲されたビーストは、預かりシステムに認識されませんからね。ウルトラボールは、ビーストを捕まえるために1からボールの構造を変えていますので……」
リーリエ「そうなんですか?」
ザオボー「ええ、ええ、セキュリティの都合上、ビーストはパソコンに預けた方が安全面でも効率的ですからね。放置していい問題じゃないですよ。ビースト独自の預かりシステムを作ってもらう必要がありますねえ」
グラジオ「それに、マサキは生粋のポケモンマニアと聞くからな。おそらくウルトラビーストに興味を示してくれるだろうよ」
リーリエ「みなさん……。なにからなにまで、ありがとうございます」
グラジオ「それに……今は時間が必要だ」
リーリエ「え?」
グラジオ「家族が元通りになるための時間が、な」
リーリエ「……そうですね。家族の絆の強さを、ウルトラスペースで見せつけられました。ひろしさんとみさえさんがいなければ、かあさまとしんちゃんは助けられなかったです。わたしたちも、ああいうふうになれるでしょうか?」
グラジオ「なれるさ。時間はかかるだろうが、その分じっくりと繋がりを深めていけばいい」
グラジオ「まだ……あと1人残っているしな」
ビッケ「モーン博士……ですね」
リーリエ「とうさま……」
487 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:50:19.61 ID:Pr7L8+H70
グラジオ「ところでザオボー、ウルトラボールの量産化の件についてはどうだ?」
ザオボー「ええ、はっきり申し上げますと、ウルトラボールの量産化は技術面でも資金面でも困難と言わざるを得ませんね……なにせ、今回の事件で信用を失い、多くのスポンサーや企業とのパイプが切れましたか」
ビッケ「ですが、ポケモンの保護活動と被災者への支援を見て、新たに提携を結んだ企業もいます。その方々と協力していけば、ウルトラボールの量産も夢ではありません」
グラジオ「頼む。オレたちが蒔いた種はオレたちの手でどうにかしなきゃいけないからな」
ビッケ「はい」
グラジオ「リーリエ、お前に例の話がある。ザオボーとビッケは、仕事に戻ってくれ」
ザオボー「ええ、了解しました」
ビッケ「かしこまりました」
ザオボーとビッケがシークレットラボを出て行くと、グラジオは改めて周りに誰かいないか確認を取る。
そしてドアを締め切ると、
グラジオ「リーリエ、そろそろリラとハンサムに返事をする準備は出来ているか?」
リーリエ「はい。わたし、ほしぐもちゃんと協力してビーストさんを元の世界に返してあげたいです」
リーリエ「アローラには、数え切れないほどの思い出と、恩があります。ですので、わたしなりに恩返しがしたいです。それに、ほしぐもちゃんと一緒にビーストさんと戦うことで、トレーナーとしての経験を積みたいのです」
グラジオ「フッ……そうか」
グラジオ「だが、さっきマサキの話をした時、カントーに行くとかどうとか言ってなかったか?」
リーリエ「あ、あれはその、言葉の綾というか、たまらず言ってしまって……」アタフタ
488 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:52:57.44 ID:Pr7L8+H70
グラジオ「……すぐ思い込んだり見切り発車で行動する……オマエの悪いクセだ」
リーリエ「ヌ、ヌルさんを連れていったにいさまに言われたくないですっ」
グラジオ「……そうだな」
リーリエ「それじゃあわたし、博士に、この事をお話ししてこようと思います。しんちゃんとハウさんにも、ビーストさんの事、色々教えてもらいたいですし」
グラジオ「……リーリエ、一つ聞きたい」
リーリエ「え? どうかしたのですか?」
グラジオ「……ひろしとみさえから、何か話を聞いていないか?」
リーリエ「野原さんから? いいえ、何も」
グラジオ「……そうか、なら良いんだ」
リーリエ「????」
ただでさえ、暗そうなグラジオの表情がさらに暗くなっていることに引っかかりながらも、リーリエはラボを出て行って船着場へと向かった。
これからしんのすけたちに、自分がみんなのように一歩踏み出せるのを報告しに行くことに、胸を躍らせていた。
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/20(火) 21:53:43.41 ID:35kEOko2O
もしや逆パターンか…
490 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:53:58.59 ID:Pr7L8+H70
メレメレ島 ハウオリシティ
連絡船の乗船場からポートエリアに出たリーリエは、ふと懐かしさを覚えて周りを見渡した。
建物はちらほら崩れているものが未だにあり、カイリキーやゴーリキー、ハリテヤマが瓦礫を撤去したり、材木を運んでいる。
警察署やポケモンセンターなど、既に建て直された建造物や施設も見受けられ、ハウオリシティに以前の街並みが戻りつつある。
リーリエ(そういえば……島巡りを始めてばかりの時、ここでスカル団の方々から、しんちゃんに助けてもらったんですよね)
ーーハァーやれやれ、しょーがないなぁ
リーリエ(あの時は守られっぱなしでしたけど、今度はわたしとほしぐもちゃんが、しんちゃんを守ります。それでしんちゃんを連れて、旅に出るのです!)ムフー
ハウ「あれーリーリエ? そんなところでどうしたのー?」
リーリエ「あ、ハウさん。アローラ」
ハウ「アローラ。今日はどうしたのー?」
リーリエ「今日は博士に用事があって……。それに、ハウさんとしんちゃんにも、ビーストさんについてお聞きしたいことがあってこちらに来ました」
ハウ「いいよー。おれもーしんのすけと博士に、イリマさんから貰ったマラサダ分けようかなって思ってたんだー。リーリエもおひとつどうー?」
リーリエ「ありがとうございます。後で頂きますね! では、しんちゃんと博士を探しましょう」
ハウ「じゃあ最初におじさんたちのいる所に行こー!」
リーリエ「はい!」
491 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:54:26.61 ID:Pr7L8+H70
リーリエとハウは、ハウオリシティと2番道路の境目にある仮設住宅へ足を運び、しんのすけたちのいる家へと向かった。
ハウ「しんのすけーいるー?」ピンポーン
リーリエ「……返事が無いですね。留守でしょうか?」
ハウ「珍しいねー。いつも誰かいるはずなんだけどなー」
リーリエ「仕方ありませんね。では、ククイ博士のところへ向かいましょうか」
ハウ「だねー」
492 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:55:17.53 ID:Pr7L8+H70
リリィタウン
リーリエとハウは、テッカグヤによって破壊された研究所の代わりに建てられた簡易研究所へと向かった。
その道中、広場でハラと何か話しあっているククイ博士と、しんのすけたち野原一家がいた。
みさえ「色々、ありがとうございました」ペコリ
ハラ「こちらこそ。アローラを救っていただき、メレメレを代表してお礼を申し上げます」
ハウ「あー! 2人ともいたいたー!」
しんのすけ「よ、ハウくん、リーリエちゃん」
ククイ博士「おや? ハウにリーリエじゃないか。来てくれて、ちょうどよかったぜ」
ハウ「こっちもーリーリエが博士としんのすけに用事があるんだってー」
リーリエ「ちょうどよかった、とはどういうことですか?」
ククイ博士「ああ、そうだな……しんのすけ、君から話すかい?」
しんのすけ「どっちでもいいよー」
ククイ博士「あ、あのな……大事な話だろ?」
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/20(火) 21:55:43.81 ID:Pr7L8+H70
ハウ「大事な話ー? しんのすけ、どうしたのー?」
しんのすけ「んーっとね……」
しんのすけ「オラたち、カスカベに帰ることになりました!」
リーリエ「!?」
ハウ「へーそうなんだー……」
ハウ「って、え゛え゛え゛え゛え゛え゛ーーーーーっ!?」
【大大試練編 おしまい】
494 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:56:49.82 ID:Pr7L8+H70
今日はここまで。
次回の更新は明日の夜。いよいよ最後の更新となります!
じゃ、そゆことで~
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/20(火) 21:58:42.11 ID:+vLt6Px40
乙
まさか、でかいきんのたまのくだりで、目頭が熱くなる日が来るとはな・・
496 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 22:01:02.53 ID:Pr7L8+H70
【おまけ】
このSSを執筆する前に書いた「アローラ防衛隊」のコンプセントアートですが……。
塗り絵にでもどうぞ。
あ、ちなみに私が描いたイラストは好きに加工、転載してくれて構わないです。もちろん自己責任ですが……。
[写真を見る]
497 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 22:03:55.13 ID:Pr7L8+H70
【おまけ その2】
【おまけ その2】
しんのすけ「ほーら、月刊メレメレを飾っているイリマくんの生写真ですよ~」
ひまわり「うひゃ~! きゃきゃきゃ♪」
グラジオ「……ずいぶん変わった妹だな」
ひまわり「!!」
ひまわり「きゃ~っ! とっとていたいや~!」
しんのすけ「ほうほう、ひまはクジラくんにも興味おありのようですな。抱っこしてみる?」
グラジオ「いや、オレは……」
しんのすけ「いいからいいから、ほい」
グラジオ「お、おい……!」
ひまわり「きゃーっ! いひひひ!」デレデレ
グラジオ「確かに……しんのすけの妹だな」
498 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 22:04:40.54 ID:Pr7L8+H70
グラジオ(……しんのすけの妹、か)
ーーにーさま! にーさま! えへへ!
ーーただ……にいさまがヌルさんとエーテルパラダイスを出た後、かあさま、大変だったのですよ!ビッケさんがいてくれなかったら……
グラジオ「……」
グラジオ「……しんのすけ」
しんのすけ「お?」
グラジオ「あまり妹を心配させるようなこと、するなよ。兄なら、妹のそばにいて守ってやれ」
しんのすけ「いきなりどしたの?」
しんのすけ「ま、クジラくんに言われるまでもないゾ。オラはひまの素敵なお兄様ですから」
グラジオ「フッ……お前なら、心配いらないか」
ひまわり「うひゃひゃ~♪」
499 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 22:05:09.22 ID:Pr7L8+H70
【おまけ その3】
ある国際警察の日記
「4月18日 ここはカスカベ地方の……。爆破されたサイ……ロ組織バネ……め基地に残さ……スーパー……ーから、電子生……の……滓を……ベージ」
「…月…日 デー……の存在……る……を……現実世界に……す計画を……案。人工の……ディを……作するが……同……できず……敗。電化製……と同化できる……トムに注目」
「…月6日 ついに計画が……れた。……トムの……と……の……を同化。大……博士の指揮のもと……れた実験は大成……。明確な意志……知能を……生まれ変わった。ただし、元々のデー……の損傷が……ためか、電子……の記憶は……い」
「…月23日 ……ムとして生まれ変わった……は……ロ……の能力に加え……元来持って……た……コンピュー……と人体への……グ能力を有している……。上層部は……をBR……2というコード……ムを与え、サイバー……ハッ……部隊に配置。今後の……躍に期待」
「9月1日 あのポケモンは駄目だ……セコくて強欲過ぎて私の手には負えない!」
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/20(火) 22:08:07.01 ID:gLJ91zLN0
乙
カスカベに帰るのは毒の影響かな?ポケモンはリーリエに預けるんだろうか
まさかマッシブーンで来るとは、ケケンカニは犠牲となったのだ・・・
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/20(火) 22:24:54.21 ID:V0l+GFESO
乙です。
毎回イラストのクオリティが高いww
次の更新も楽しみにしています。
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/20(火) 22:38:58.49 ID:j4ZHhXYio
あ、バネブーのひづめか
503 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/21(水) 18:47:37.09 ID:dm7r2v8b0
更新前に修正
>>480
リーリエ「あなたのおかげで、コスモッグはルナアーラになれました。代わってお礼を申します。本当に、ありがとうございます!」
>>487
ザオボー「ええ、はっきり申し上げますと、ウルトラボールの量産化は技術面でも資金面でも困難と言わざるを得ませんね……なにせ、今回の事件で信用を失い、多くのスポンサーや企業とのパイプが切れましたから」
ククイ博士「僕も、名前と伝承で聞いたことがあるぐらいで、実際に見るのは初めてだよ!」
ハウ「すごいー! アローラにはまだまだ知らないZワザがたくさんあるんだねー!」
ハラ「カプ・コケコはしんのすけを一流のトレーナーとして認めたようですぞ。これからも驕らず、精進せよ、と言うことですな」
しんのすけ「ほうほう、闘魂注入みたいなものですな!」
リーリエ「カプ・コケコさんは、島巡りを終えたしんちゃんのことを祝っているのですね!」
カプ・コケコ『……シンノスケトカザマノZワザ、ヨカッタ』
ジュナイパー『あ、ありがとうございます。カプ・コケコ……』
しんのすけ「どういたまして。カプ・コケコくんもすごいZワザ持ってるねえ」
カプ・コケコ『マタ、タタカエルトキガ、タノシミ』
リーリエ「あの……カプ・コケコさん」
480 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:40:40.08 ID:Pr7L8+H70
リーリエは一歩カプ・コケコに近づいて、ルナアーラの入っているウルトラボールを見せた。
リーリエ「あなたのおかげで、コスモッグはルナアーラなれました。代わってお礼を申します。本当に、ありがとうございます!」
カプ・コケコ「……」
カプ・コケコ『ホシノコノセワ、カンシャスル。アラタメテ、タノンダゾ』
ハラ「カプ・コケコもリーリエに感謝しているようですな。これからも、ルナアーラを大事にしてくだされ」
リーリエ「はい!」
ククイ博士「でも、しんのすけも水臭いぜ! 新しいZワザがあるなら、僕に教えてくれても良かったのに」
ハウ「そうだよー、あんなZワザ、初めて見たー」
しんのすけ「こってり忘れてた」
リーリエ「うっかり、です。そういうわたしも人のこと、言えませんけど……」
ククイ博士「そのZクリスタル、見せてくれよ。君たちの放ったアクションビームガンという技について、もっと知りたいんだ!」
しんのすけ「洗って返してね」
481 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:41:21.93 ID:Pr7L8+H70
しんのすけのZワザに興味津々なククイ博士とハウ、そしてそのやり取りを笑顔で見つめるリーリエたちを、ひろしとグラジオは眺めていた。……しかし、満足そうなひろしに大して、グラジオの表情には、どこか翳りがあった。
グラジオ「……ひろし、すまないな。あんなことになってしまって」
ひろし「いや、グラジオ君が気にするようなことじゃないさ。それより、今はしんのすけを祝ってやらないとな。そんな辛気臭い顔するなって」
グラジオ(あの3人に……また辛い思いをさせることになるとはな)
482 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:41:58.83 ID:Pr7L8+H70
ふと、しんのすけは隅っこを見やると、ぶりぶりざえもんがうつむいているのが見えた。しんのすけは祭りを楽しむ人々のもとから離れると、ぶりぶりざえもんのそばに近寄った。
ロトム図鑑「あーあ、結局図鑑は大して埋められなかったか。ビーストのデータも先にマーレインが作っちゃったみたいだし」
しんのすけ「……」
しんのすけ「ぶりぶりざえもん」
ロトム図鑑「あ?」
しんのすけ「ほい、これあげるよ」つ でかいきんのたま
ロトム図鑑「え?」
しんのすけ「だってぶりぶりざえもん、オラと一緒に島巡りしてくれたし、妖怪メノクラゲオババに捕まってた時も、夢でオラをお助けしてくれたし」
しんのすけ「……それに、またそのうち助けてもらうから」
ロトム図鑑「フン、そこまで言うならもらってやる」
ロトム図鑑(……ありがとよ)
ーーぶりぶりざえもんはねー、オラの友達で、救いのヒーローポケモンなんだよ
ロトム図鑑(救いのヒーロー、か。人助けも、悪くないもんだな)
ククイ博士「しんのすけ!」
しんのすけ「お?」
483 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:42:53.96 ID:Pr7L8+H70
ククイ博士「ご覧よ、みんなが喜んでいるぜ! なんといっても、島巡りを終えたからね!」
ハウ「おれー、もっともっとーイリマさんたちと修行して、本気のじーちゃんに勝ってー!またしんのすけに挑むねー!!」
しんのすけ「がんばってねー」
リーリエ「しんちゃんも頑張るんです! しんちゃんもカザマさんたちも、もっともっと、強くなれるんですから!」
ククイ博士「しんのすけ! キミのパートナーも、みんなにみせてほしい! 島巡りの冒険で、ともに たくさんの発見と体験をしたパートナーを!」
リーリエ「はい、今のしんちゃん、とっても輝いています!」
しんのすけ「おっしゃー! みんな、レッツラゴー!」ヒョイッ
ポンッ!ポンッ! ポンッ! ポンッ!
ジュナイパー『カプ・コケコに認められたけど、まだまだ僕らは強くなれるんだ! しんのすけもみんなも島巡りチャンピオンになっただけじゃ物足りないだろ?』
ヨワシ『うん! もっと強くなって、色んなところを冒険したい!』
キテルグマ『ネネも、島巡りチャンピオンになるだけで満足してないわよ! もっともっと、グローバルに活躍しなきゃ!』
ミミッキュ『ボー!』
フェローチェ『あい、しん様と出会えてとても幸せですわ! こっちの世界に来てよかった!』
ハラ「では、もっともっと祭りを盛り上げましょうぞ!」
しんのすけ「ほっほーい!!」
こうして、島巡りを終えたしんのすけを祝う小さな祭りは、遅くまで続いた。いつまでもいつまでも、みんなと一緒にこの穏やかな幸せが続くと、ひろしとグラジオを除いて誰もがそう思っただろう。
だが、別れの時は、刻一刻としんのすけ達へ近づいていったのだった……。
485 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:45:18.86 ID:Pr7L8+H70
それからしばらく経ったある日。
エーテルパラダイスのシークレットラボにて、リーリエとグラジオはビッケ、ザオボーとこれからのことを話し合っていた。主にルザミーネの容態と、アローラに残っているビーストの保護についてである。
リーリエ「かあさまの容態は?」
ビッケ「やはり野原さんのように血清のみでの治療法では……。効き目は出ておりますが、もう一息、といったところですね」
リーリエ「そうですか……」
グラジオ「……リーリエ、オマエの耳に入れておきたい話がある。母上の治療についてだ」
リーリエ「えーーどんな話ですか?」
グラジオ「カントーにいる、マサキという男を知っているか?」
リーリエ「……マサキさん?」
ザオボー「ソネザキ・マサキ。カントーのポケモン預かりシステムの管理者ですね」
リーリエ「預かりシステムの管理者がどうなさったのですか?」
グラジオ「知らないのか? 10年ほど前、ポケモンを転送する実験の失敗でそのポケモンと合体してしまった話を……」
リーリエ「あっ、思い出しました! 本で読んだことがあります! その後、レッドさんに手伝ってもらって、ポケモンから無事に分離できたとか……」
グラジオ「その融合と分離の技術を、かあさまの神経毒を取り除くのに応用できないか、と思ったんだ」
ビッケ「その手があったとは……盲点でしたね」
リーリエ「なら、わたし……カントーに行ってきます! マサキさんから話しを聞いて、かあさまを助けられる方法を見つけてきます!」
486 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:48:45.94 ID:Pr7L8+H70
グラジオ「慌てるな。どちらにせよ、捕獲されたウルトラビーストの預かりシステムの管理について話しもしなくちゃいけないからな。アローラに来てもらうようオレからアプローチをかけておく」
ビッケ「捕獲されたビーストは、預かりシステムに認識されませんからね。ウルトラボールは、ビーストを捕まえるために1からボールの構造を変えていますので……」
リーリエ「そうなんですか?」
ザオボー「ええ、ええ、セキュリティの都合上、ビーストはパソコンに預けた方が安全面でも効率的ですからね。放置していい問題じゃないですよ。ビースト独自の預かりシステムを作ってもらう必要がありますねえ」
グラジオ「それに、マサキは生粋のポケモンマニアと聞くからな。おそらくウルトラビーストに興味を示してくれるだろうよ」
リーリエ「みなさん……。なにからなにまで、ありがとうございます」
グラジオ「それに……今は時間が必要だ」
リーリエ「え?」
グラジオ「家族が元通りになるための時間が、な」
リーリエ「……そうですね。家族の絆の強さを、ウルトラスペースで見せつけられました。ひろしさんとみさえさんがいなければ、かあさまとしんちゃんは助けられなかったです。わたしたちも、ああいうふうになれるでしょうか?」
グラジオ「なれるさ。時間はかかるだろうが、その分じっくりと繋がりを深めていけばいい」
グラジオ「まだ……あと1人残っているしな」
ビッケ「モーン博士……ですね」
リーリエ「とうさま……」
487 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:50:19.61 ID:Pr7L8+H70
グラジオ「ところでザオボー、ウルトラボールの量産化の件についてはどうだ?」
ザオボー「ええ、はっきり申し上げますと、ウルトラボールの量産化は技術面でも資金面でも困難と言わざるを得ませんね……なにせ、今回の事件で信用を失い、多くのスポンサーや企業とのパイプが切れましたか」
ビッケ「ですが、ポケモンの保護活動と被災者への支援を見て、新たに提携を結んだ企業もいます。その方々と協力していけば、ウルトラボールの量産も夢ではありません」
グラジオ「頼む。オレたちが蒔いた種はオレたちの手でどうにかしなきゃいけないからな」
ビッケ「はい」
グラジオ「リーリエ、お前に例の話がある。ザオボーとビッケは、仕事に戻ってくれ」
ザオボー「ええ、了解しました」
ビッケ「かしこまりました」
ザオボーとビッケがシークレットラボを出て行くと、グラジオは改めて周りに誰かいないか確認を取る。
そしてドアを締め切ると、
グラジオ「リーリエ、そろそろリラとハンサムに返事をする準備は出来ているか?」
リーリエ「はい。わたし、ほしぐもちゃんと協力してビーストさんを元の世界に返してあげたいです」
リーリエ「アローラには、数え切れないほどの思い出と、恩があります。ですので、わたしなりに恩返しがしたいです。それに、ほしぐもちゃんと一緒にビーストさんと戦うことで、トレーナーとしての経験を積みたいのです」
グラジオ「フッ……そうか」
グラジオ「だが、さっきマサキの話をした時、カントーに行くとかどうとか言ってなかったか?」
リーリエ「あ、あれはその、言葉の綾というか、たまらず言ってしまって……」アタフタ
488 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:52:57.44 ID:Pr7L8+H70
グラジオ「……すぐ思い込んだり見切り発車で行動する……オマエの悪いクセだ」
リーリエ「ヌ、ヌルさんを連れていったにいさまに言われたくないですっ」
グラジオ「……そうだな」
リーリエ「それじゃあわたし、博士に、この事をお話ししてこようと思います。しんちゃんとハウさんにも、ビーストさんの事、色々教えてもらいたいですし」
グラジオ「……リーリエ、一つ聞きたい」
リーリエ「え? どうかしたのですか?」
グラジオ「……ひろしとみさえから、何か話を聞いていないか?」
リーリエ「野原さんから? いいえ、何も」
グラジオ「……そうか、なら良いんだ」
リーリエ「????」
ただでさえ、暗そうなグラジオの表情がさらに暗くなっていることに引っかかりながらも、リーリエはラボを出て行って船着場へと向かった。
これからしんのすけたちに、自分がみんなのように一歩踏み出せるのを報告しに行くことに、胸を躍らせていた。
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/20(火) 21:53:43.41 ID:35kEOko2O
もしや逆パターンか…
490 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:53:58.59 ID:Pr7L8+H70
メレメレ島 ハウオリシティ
連絡船の乗船場からポートエリアに出たリーリエは、ふと懐かしさを覚えて周りを見渡した。
建物はちらほら崩れているものが未だにあり、カイリキーやゴーリキー、ハリテヤマが瓦礫を撤去したり、材木を運んでいる。
警察署やポケモンセンターなど、既に建て直された建造物や施設も見受けられ、ハウオリシティに以前の街並みが戻りつつある。
リーリエ(そういえば……島巡りを始めてばかりの時、ここでスカル団の方々から、しんちゃんに助けてもらったんですよね)
ーーハァーやれやれ、しょーがないなぁ
リーリエ(あの時は守られっぱなしでしたけど、今度はわたしとほしぐもちゃんが、しんちゃんを守ります。それでしんちゃんを連れて、旅に出るのです!)ムフー
ハウ「あれーリーリエ? そんなところでどうしたのー?」
リーリエ「あ、ハウさん。アローラ」
ハウ「アローラ。今日はどうしたのー?」
リーリエ「今日は博士に用事があって……。それに、ハウさんとしんちゃんにも、ビーストさんについてお聞きしたいことがあってこちらに来ました」
ハウ「いいよー。おれもーしんのすけと博士に、イリマさんから貰ったマラサダ分けようかなって思ってたんだー。リーリエもおひとつどうー?」
リーリエ「ありがとうございます。後で頂きますね! では、しんちゃんと博士を探しましょう」
ハウ「じゃあ最初におじさんたちのいる所に行こー!」
リーリエ「はい!」
491 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:54:26.61 ID:Pr7L8+H70
リーリエとハウは、ハウオリシティと2番道路の境目にある仮設住宅へ足を運び、しんのすけたちのいる家へと向かった。
ハウ「しんのすけーいるー?」ピンポーン
リーリエ「……返事が無いですね。留守でしょうか?」
ハウ「珍しいねー。いつも誰かいるはずなんだけどなー」
リーリエ「仕方ありませんね。では、ククイ博士のところへ向かいましょうか」
ハウ「だねー」
492 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:55:17.53 ID:Pr7L8+H70
リリィタウン
リーリエとハウは、テッカグヤによって破壊された研究所の代わりに建てられた簡易研究所へと向かった。
その道中、広場でハラと何か話しあっているククイ博士と、しんのすけたち野原一家がいた。
みさえ「色々、ありがとうございました」ペコリ
ハラ「こちらこそ。アローラを救っていただき、メレメレを代表してお礼を申し上げます」
ハウ「あー! 2人ともいたいたー!」
しんのすけ「よ、ハウくん、リーリエちゃん」
ククイ博士「おや? ハウにリーリエじゃないか。来てくれて、ちょうどよかったぜ」
ハウ「こっちもーリーリエが博士としんのすけに用事があるんだってー」
リーリエ「ちょうどよかった、とはどういうことですか?」
ククイ博士「ああ、そうだな……しんのすけ、君から話すかい?」
しんのすけ「どっちでもいいよー」
ククイ博士「あ、あのな……大事な話だろ?」
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/20(火) 21:55:43.81 ID:Pr7L8+H70
ハウ「大事な話ー? しんのすけ、どうしたのー?」
しんのすけ「んーっとね……」
しんのすけ「オラたち、カスカベに帰ることになりました!」
リーリエ「!?」
ハウ「へーそうなんだー……」
ハウ「って、え゛え゛え゛え゛え゛え゛ーーーーーっ!?」
【大大試練編 おしまい】
494 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 21:56:49.82 ID:Pr7L8+H70
今日はここまで。
次回の更新は明日の夜。いよいよ最後の更新となります!
じゃ、そゆことで~
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/20(火) 21:58:42.11 ID:+vLt6Px40
乙
まさか、でかいきんのたまのくだりで、目頭が熱くなる日が来るとはな・・
496 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 22:01:02.53 ID:Pr7L8+H70
【おまけ】
このSSを執筆する前に書いた「アローラ防衛隊」のコンプセントアートですが……。
塗り絵にでもどうぞ。
あ、ちなみに私が描いたイラストは好きに加工、転載してくれて構わないです。もちろん自己責任ですが……。
[写真を見る]
497 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 22:03:55.13 ID:Pr7L8+H70
【おまけ その2】
【おまけ その2】
しんのすけ「ほーら、月刊メレメレを飾っているイリマくんの生写真ですよ~」
ひまわり「うひゃ~! きゃきゃきゃ♪」
グラジオ「……ずいぶん変わった妹だな」
ひまわり「!!」
ひまわり「きゃ~っ! とっとていたいや~!」
しんのすけ「ほうほう、ひまはクジラくんにも興味おありのようですな。抱っこしてみる?」
グラジオ「いや、オレは……」
しんのすけ「いいからいいから、ほい」
グラジオ「お、おい……!」
ひまわり「きゃーっ! いひひひ!」デレデレ
グラジオ「確かに……しんのすけの妹だな」
498 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 22:04:40.54 ID:Pr7L8+H70
グラジオ(……しんのすけの妹、か)
ーーにーさま! にーさま! えへへ!
ーーただ……にいさまがヌルさんとエーテルパラダイスを出た後、かあさま、大変だったのですよ!ビッケさんがいてくれなかったら……
グラジオ「……」
グラジオ「……しんのすけ」
しんのすけ「お?」
グラジオ「あまり妹を心配させるようなこと、するなよ。兄なら、妹のそばにいて守ってやれ」
しんのすけ「いきなりどしたの?」
しんのすけ「ま、クジラくんに言われるまでもないゾ。オラはひまの素敵なお兄様ですから」
グラジオ「フッ……お前なら、心配いらないか」
ひまわり「うひゃひゃ~♪」
【おまけ その3】
ある国際警察の日記
「4月18日 ここはカスカベ地方の……。爆破されたサイ……ロ組織バネ……め基地に残さ……スーパー……ーから、電子生……の……滓を……ベージ」
「…月…日 デー……の存在……る……を……現実世界に……す計画を……案。人工の……ディを……作するが……同……できず……敗。電化製……と同化できる……トムに注目」
「…月6日 ついに計画が……れた。……トムの……と……の……を同化。大……博士の指揮のもと……れた実験は大成……。明確な意志……知能を……生まれ変わった。ただし、元々のデー……の損傷が……ためか、電子……の記憶は……い」
「…月23日 ……ムとして生まれ変わった……は……ロ……の能力に加え……元来持って……た……コンピュー……と人体への……グ能力を有している……。上層部は……をBR……2というコード……ムを与え、サイバー……ハッ……部隊に配置。今後の……躍に期待」
「9月1日 あのポケモンは駄目だ……セコくて強欲過ぎて私の手には負えない!」
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/20(火) 22:08:07.01 ID:gLJ91zLN0
乙
カスカベに帰るのは毒の影響かな?ポケモンはリーリエに預けるんだろうか
まさかマッシブーンで来るとは、ケケンカニは犠牲となったのだ・・・
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/20(火) 22:24:54.21 ID:V0l+GFESO
乙です。
毎回イラストのクオリティが高いww
次の更新も楽しみにしています。
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/20(火) 22:38:58.49 ID:j4ZHhXYio
あ、バネブーのひづめか
503 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/21(水) 18:47:37.09 ID:dm7r2v8b0
更新前に修正
>>480
リーリエ「あなたのおかげで、コスモッグはルナアーラになれました。代わってお礼を申します。本当に、ありがとうございます!」
>>487
ザオボー「ええ、はっきり申し上げますと、ウルトラボールの量産化は技術面でも資金面でも困難と言わざるを得ませんね……なにせ、今回の事件で信用を失い、多くのスポンサーや企業とのパイプが切れましたから」
しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
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