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神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」

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Part78
226: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/11(土) 20:47:46 ID:Zj492Vqg
神様「神使君?」
神使「何でしょうか?」
神様「これって神宮から追い出されたって事?」
神使「その認識で合っていると思います」
神様「私、ついに野良神になった?」
神使「私も野良神使ですかね・・・」
神様「半年間、給料出ないって言ってたよね?」
神使「はい」
神様「私のローンの支払いは?」
神使「・・・・・・」

227: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/11(土) 20:49:30 ID:Zj492Vqg
神様「私、銀行に601円しかないよ? 手持ちはゼロ。 財布にレシートとポイントカードしか入ってない」
神使「私の貯金で半年持つでしょうか・・・」
神様「ちゃんと私を養ってね、ハート」
神使「・・・・・・」
神様「・・・・・・」
神様・神使「ハァ〜」ゲンナリ

228: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/11(土) 20:50:58 ID:Zj492Vqg
神使「仕方ありません、早速次の勤務先に行きましょう」
神様「都会がいい。 都会に行きたい」
神使「ワガママ言っている場合ではありません」
神様「え〜 こんなに沢山神社あるんだから都会行こうぜ〜」
神使「都会の神社は大変ですよ? 人間関係とか色々。 なんと言っても要調査神社ですから」
神様「・・・・・・。 だよね〜」
神使「近場から行きましょう」
神様「その前に二人で温泉行こうぜ〜」
神使「温泉!?」
神様「疲れちゃったしさぁ〜」
神使「しかし・・・」
神様「最近、宿に泊まってないし・・・ お前とゆっくり過ごしたい」
神使「・・・・・・」

229: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/11(土) 20:52:46 ID:Zj492Vqg
神様「ダメ?」
神使「・・・そうですね。 たまには贅沢も良いでしょう」ニコッ
神様「途中、廃神社によって賽銭パクっ・・・ もらってさぁ」
神使「それはダメです!」
神様「え〜 大丈夫だよ。 昔はよくパクッ・・・ もらったぞ?」
神使「バレたらシャレになりませんよ?」
神様「駅前に結構デカい無人の神社があったんだよ。 行こうぜ〜」タッタッタッ
神使「ちょ、神様〜」タッタッタッ
神様「早く来いよ〜! あそこなら絶対賽銭多いから〜」
神使「待って下さ〜い」
タッタッタッ
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
#14「キセキ野教会」 ーEND

230: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/11(土) 20:53:27 ID:Zj492Vqg
一番長い話になってしまいました、すいません……
また暇があったら書きたい、そう思ったのでした
ありがとございました


231: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/11(土) 20:56:20 ID:Zj492Vqg
神様「ありがと“う”ございました! アホ!!」

232: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/11(土) 21:20:24 ID:RQs5GLb2
おつ!

233: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/11(土) 21:22:06 ID:QRPmlgcE
おつ!

234: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/12(日) 00:18:22 ID:kDsqxvxU
まだ終わらないと思っていたぜ 乙

235: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/12(日) 02:51:41 ID:kL20rTdQ
乙!
始めからさて読みなおす作業に入るか

236: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/12(日) 22:35:37 ID:Kp9/sO7.
つ岩牡蠣

246: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/06(木) 00:01:31 ID:LRssWfN2
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
神様「フフフ〜ン〜♪」ジャバジャバ
神使「神様・・・ お願いですから、もう少しお行儀良く入浴して下さい」
神様「うるせー犬、人がいないんだから良いじゃねぇかよ」バシャバシャ
神使「人はいませんが、他の神と神使が沢山いますので・・・」
 他神・他神使「・・・・・・」
神様「あ?」バサァ!
神使「ちょっと神様! 素っ裸で立たないで下さい///」
神様「神様機構付属神苑温泉! 神と神使のユートピア! ここに羞恥などという言葉はない!!」
 他神・他神使「・・・・・・」
神様「おや〜? かわいらしいお猿さんの神使み〜つけた〜」ニヤリ
キー子「ヒィッ!」ビクッ
神様「か〜わ〜ゆ〜い〜 わたしと一緒に遊びましょ〜」ピョン!
 イヤ〜!
 ウヒャヒャヒャヒャ!

247: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/06(木) 00:02:24 ID:LRssWfN2
〜あらすじ〜
神様「私は神様! とっても立派なかわゆい女神!」
神使(訳)「神宮を追い出されたダメ女神です」

248: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/06(木) 00:04:05 ID:LRssWfN2
【#15】
ーーー 更衣室
神様「すいませんでした。 調子に乗りすぎました」ドゲザ
支配人「・・・・・・」ギロッ
神様「!? ほ、本当にもう他のお客さんにちょっかい出したりしませんので!」ドゲザ
神使「私からも後でキツく言って聞かせますので」ドゲザ
支配人「周りに迷惑かけないで下さいよ? た・の・みますよ」スタスタ
神様「ひぇ〜 おっかね〜 あの支配人・・・ マジで殺されるかと思った」ホッ
神使「筋肉ムキムキでしたね」
神様「さすが、熊の神使だ・・・」
神使「部屋に戻りましょうか」
神様「あぁ」トテトテ
神使「ちょと待って下さい神様! 全裸ですから浴衣着て下さい!」

249: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/06(木) 00:04:45 ID:LRssWfN2
ーーー 宿泊部屋
仲居「お湯の方はいかがでしたか?」
神使「・・・とても良いお湯でした。 すいません」
仲居「?」
神様「ここの温泉って昔はもっとヌルヌルしてトロトロだった気がするんだけど」
仲居「最近、ちょっと泉質が落ちてまして・・・」
神使「何か原因でもあるんですか?」
仲居「えぇ・・・ まぁ・・・」
神使「?」

250: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/06(木) 00:05:37 ID:LRssWfN2
仲居「お食事は17時から20時までの間に1階の食堂へどうぞ」
神使「あっ、はい。 分かりました」
仲居「それでは、ごゆっくり」スタスタ
神使「神様、仲居さんの様子が少し変でしたね」
神様「そう? 特に違和感は感じなかったけど」
神使「気のせい・・・ ですかね」

251: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/06(木) 00:06:59 ID:LRssWfN2
神様「しかし、機構の保養所に連れてこられるとは思ってなかった・・・」
神使「一般の旅館になんか泊まれるわけないじゃないですか。 そんなお金ありません」
神様「ハァ〜 周りが神と神使ばっかで休める感じがしないんだけど」
神使「そんなこと言わずに。 見て下さい、外の景色とても綺麗ですよ」ガラガラ
神様「・・・何もねぇな」
神使「だから良いんじゃないですか」
神様「周りにある宿は、普通の旅館なのか?」
神使「そのようですね。 この旅館は表向き企業の保養所になっているそうです」
神様「企業ねぇ〜」
神使「1週間ほど予約しましたからゆっくり骨休みしましょう」
神様「こんな所に1週間もいるのかよ・・・」

252: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/06(木) 00:08:17 ID:LRssWfN2
ーーー 1時間後
神様「・・・・・・」ボー
神使「神様どうしたんです? さっきから外ばかり見て」
神様「んぁ〜?」
神使「反省文まだ1枚も書いてないじゃないですか。 期限は今月中ですよ?」スタスタ
神様「ん〜」ボー
神使「ずっと同じ所を見ているようですが何かあるんですか?」ニュッ
神様「あんだよ、あっち行けよ」シッシッ
神使「あれ? 向かいの山の中腹に神社がありますね」
神様「・・・・・・」

253: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/06(木) 00:09:26 ID:LRssWfN2
神使「あの神社を見ていたんですか?」
神様「わたし見えな〜い」
神使「・・・いえ、結構な規模の神社ですが」
神様「見えな〜い。 神使君、頭だけじゃなくて目もおかしくなっちゃったんじゃないの?」
神使「・・・・・・」ペラッ
神様「? 何、その紙」
神使「フロントでもらった観光案内です。 え〜と・・・ この温泉地帯の守護神様がお祀りされている神社のようですね」チラッ
神様「・・・・・・」プイッ
神使「気になるのでしたら後で行ってみましょうか?」
神様「気になってねぇし! 神社なんて行くのイヤだし!」

254: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/06(木) 00:10:10 ID:LRssWfN2
神使「神様?」
神様「休暇中なんだし神社のことは忘れようぜ〜」
神使「あの神社、長官さんからもらった要調査神社に名前が記載されています」
神様「だから?」
神使「行きます」
神様「神使君、あそこはダメだ。 あそこに私達は近づいてはいけない」
神使「?」
神様「大いなる災いが私達を襲うであろう。 触らぬ神に祟りなし」
神使「触れて下さい。 仕事です」


255: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/06(木) 00:10:55 ID:LRssWfN2
神様「絶対行かないぞ! 私は何があろうと、この宿から一歩も外に出ない!」
神使「そうですか」
神様「うむ。 神の発した宣言は絶対なのだよ」ウンウン
神使「それでは、私一人でちょっと付近を散歩に行ってきます」
神様「おみやげよろ〜」
神使「この温泉街は“牡蠣アイス”というのが名物のようですね」
神様「!?」
神使「アイスはさすがに溶けてしまうので、神様には温泉卵でも買って参りますね」スタスタ
神様「ちょ、ちょっと待って! 牡蠣アイスって何? 私も行く〜!」タッタッタッ

256: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/06(木) 00:13:32 ID:LRssWfN2
続きは書いていない。
どういう話になるんだろう。

257: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/04/06(木) 00:35:04 ID:VYSQpkWI
そんなもん、書きながら考えればいいんじゃないの?(鼻ほじ)

258: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/04/06(木) 08:26:09 ID:n3P5guy6
たのひみや
おつ!

259: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/04/06(木) 15:41:39 ID:T/WMO0NA
おつ

260: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/04/07(金) 11:35:48 ID:DTUbixBY
おつ!
きてくれたありがと( ;∀;)

261: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/08(土) 00:23:00 ID:Qj2qGMXw
ーーー 泉源山
テクテク
神様「・・・・・・」
神使「ここが温泉の泉源がある泉源山ですか」
神様「おい、犬」
神使「?」
神様「牡蠣アイス食いに来たんじゃないのかよ」
神使「そのつもりですが」
神様「ここって宿から見えた神社がある山じゃん。 騙したな?」
神使「騙すだなんて人聞きの悪い、アイスは神社で売っているんです」
神様「はぁ?」

262: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/08(土) 00:24:37 ID:Qj2qGMXw
神使「では、行きましょう」
神様「ヤダ! 行きたくない!」
神使「“牡蠣アイス”食べないんですか?」
神様「く、くそっ・・・ そんな卑怯な手を・・・」ムググ
神使「早く行きますよ」
神様「そうだ! お前が買ってくれば良いんじゃん。 私ここで待ってる」
神使「あっ、参道の出店に牡蠣フライ棒が売ってますね」
神様「よし、行くぞ神使よ。 もたもたするな」トテトテ

263: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/08(土) 00:25:54 ID:Qj2qGMXw
ーーー 参道
テクテク
神様「なぁ〜 まだ階段上るのかよ・・・」ハァハァ
神使「あと半分くらいですね」
神様「牡蠣フライ棒、あと1本しかないんだけど」
神使「え!? もう食べちゃったんですか?」
神様「はぁ? 5本しか買ってないんだぞ?」
神使「・・・・・・」
神様「それより、参道綺麗に掃除されてるな」
神使「これだけ長い参道をここまで綺麗に維持するなんて、結構な数の神職さんや巫女さんが居るんでしょうね」
神様「さすがだねぇ〜」

264: ◆8YCWQhLlF2 :2017/04/08(土) 00:26:56 ID:Qj2qGMXw
ーーー 10分後
テクテク
神使「そろそろ階段も終わりみたいですね」
神様「へふぼぐばー」ゼェゼェ
神使「・・・なんて言っているんですか?」
神様「やっぱり・・・ 帰ろうぜ・・・」ゼェゼェ
神使「あっ、階段登り切ったところにまた牡蠣フライ棒の屋台がありますね」
神様「よし! もう少しだ! 気合い入れろ!」スタスタ
神使「・・・・・・」

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