神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
Part76
175: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 01:55:15 ID:DoJcG5F6
ーーー キセキ野寺
住職「さて〜 私の目的は感づかれてしまいましたかね」
住職「取りあ〜えず、何か策を考えーーー !?」ガタッ
住職「・・・・・・」
住職「墓地から負の瘴気が消えて・・・・・・」
住職「マズいで〜す!」タッタッタッ
176: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 01:57:29 ID:DoJcG5F6
ーーー キセキ野教会
神様「・・・・・・(くそ、逃げるか・・・)」ジリジリ
調査官「一歩でも動いたら投げますよ?」スッ
修道女「ちょっと待ってください! ここは教会ですよ? そんな物騒な物・・・」
調査官「聖剣です」
神様「聖剣なら聖剣らしい使い方しろよ! なんで投げる気満々なんだよ!」
うさー「そ、そうだよ! 投げたら危ないよ!」ジタバタ
神様「あー! もうっ! ナイフ投げるなら私がいなくなってからにしろよ!」タッタッタッ
うさー「神ちゃん!」ジタバタ
司祭「シスターうさー! 暴れないでください!」ガシッ
うさー「うるさい! 放せ!!」バッ
司祭「シスターうさー! 危ないですから戻って!」
177: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:00:33 ID:DoJcG5F6
調査官「神の名のもとに、悪魔よ! 消えろ!」シュッ
うさー「!? 神ちゃん! 後ろ!!」タッタッタッ
神様「うげっ! あの野郎、本当に投げやがった!」ササッ
調査官「くそ! 逃がすか!」シュシュッ
神様「てめー! 何本持ってんだよ! 聖剣なんて普通1本だろ!!」
うさー「神ちゃーん!」タッタッタッ
神様「バカ! うさー! 危ない逃げろ!」
修道女「シスターうさー! 後ろ!」
うさー「え?」
バンッ
住職「これは!?」ハッ
178: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:02:33 ID:DoJcG5F6
神様「おい、うさー! 大丈夫か!? うさー!」タッタッタッ
うさー「う〜・・・」
神様「!? ・・・・・・おい、何だ・・・ あれ・・・」
うさー「へ? あれ? ナイフは?」キョロキョロ
司祭「ナイフ・・・ 聖剣が空中で止まって・・・」
ポワポワ
神様「シスター・・・ ちゃん?」
うさー「シスターちゃんが・・・ 光ってる」
神様「壁画も光って・・・」
179: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:03:48 ID:DoJcG5F6
ポワポワ
修道女「・・・・・・」スー
調査官「バカな・・・ 宙を浮いて歩いて・・・」
司祭「そんな!?」
ポワポワ
修道女「神ちゃん」
神様「シスターちゃ・・・ アロ・・・ハ・・・?」
修道女「ありがとう」ニコッ
神様「・・・・・・」
180: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:05:22 ID:DoJcG5F6
うさー「シスターアロハ・・・?」
修道女「立派になったわね、うさー」ニコッ
うさー「うっ・・・っ うん!」ポロッ
住職「・・・・・・」
修道女「この修道院は神の力で救われます。 うさーの言葉に従いなさい」
住職「・・・・・・」フカブカ
修道女「」スー パタリ
神様「光が消えた・・・」
うさー「シスターちゃん!」ユサユサ
181: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:06:48 ID:DoJcG5F6
スタスタ
住職「スィニョリーナ」ボソッ
神様「・・・・・・」ポケー
住職「スィニョリーナ!」
神様「んぁ!?」ハッ
住職「大丈夫で〜すか?」ニュッ
神様「わっ、顔近い! な、何だよ」
住職「失礼、墓地からの負の瘴気が消えていま〜す」
神様「瘴気・・・? やっぱりお前が墓地からの瘴気を使ってシスターちゃん達の力を押さえ込んでいたのか」
住職「シスターさんが意識を取り戻す前にもう一度瘴気を出してきま〜す」
神様「その必要はない」
住職「?」
182: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:07:57 ID:DoJcG5F6
神様「シスターちゃんにも正直に話すべきだ」
住職「・・・・・・」
神様「力の扱いをどうするかは本人が決めるべきだ」
住職「分かりま〜した」
神様「それより、お前はあそこの二人をどうにかしておけ。 お前達の管轄だぞ」
住職「?」クルッ
調査官「」ポケー
司祭「」ポケー
183: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:09:51 ID:DoJcG5F6
神様「記憶くらいは書き換えておけよ?」
住職「そうです〜ね」ハァ
住職「それと、シスター・・・ いえ、うさー様?」スタスタ
うさー「え? 私?」
住職「この修道院の導きを、うさー様のお言葉で」フカブカ
うさー「・・・・・・」
神様「アロハからの願いだ。 お前の言葉で伝えるんだ」
うさー「私の言葉・・・」
神様「神宮もパチカンも、お前の言葉に従うだろう」
184: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:11:24 ID:DoJcG5F6
うさー「私は・・・ 私は日本の神! この修道院は日本の神の力で守られる! ウサノ神からの神勅とする!」
神様「いいのか?」
うさー「今日は神さまやるって神ちゃんと約束したし! 私は、約束は守るんだよ!」プイッ
神様「だってさ」
住職「よろしいので〜すか?」
うさー「神勅なんだから絶対まげない! 日本の神は言った言葉に責任を持つんだよ!」
住職「素晴らしいお言葉で〜す。 これからもご尽力くださ〜い」フカブカ
神使「う〜ん・・・」ムクッ
神使「あれ?」ボー
神様「目が覚めたか」
神使「どうなったんです? これ?」
神様「解決したよ、お前の名演技のおかげでな」
神使「はぁ・・・ (お尻が痛い・・・)」スリスリ
185: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/06(月) 05:41:57 ID:JLmzPFSI
よくやった
186: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/06(月) 07:11:14 ID:rUNEIB/o
犬ころ…(´;ω;`)
187: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/06(月) 22:00:46 ID:QVDJBtes
犬ころ...お前は泣いていい...
188: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:21:39 ID:0i9dhtss
ーーー 深夜・キセキ野寺・住職執務室
コンコンッ
住職「?」
神様「扉開けっ放しだぞ?」トテトテ
住職「こんな遅くにどうされたので〜すか?」
神様「お前こそ、こんな遅くに何の荷造りしているんだ?」
住職「私は明日にでもこの国を出ま〜す」
神様「シスターちゃんは私達の管理下でも良いと言うことか?」
住職「あの修道院はパチカン管理でなくなりま〜したからね」
神様「随分引き際があっさりしてるな」
189: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:22:48 ID:0i9dhtss
住職「・・・私、シスターさんをどうすれば良いのか正直分からなかったんで〜す」
神様「・・・・・・」
住職「私はただ彼女の力を押さえつけるだけで、それ以上の方法を思いつきませんで〜した」
神様「まさか、ずっとそばにいて守り続けるつもりだったのか?」
住職「はい」
神様「・・・即答か」
住職「私の役目で〜すから」ニコッ
神様「何十年でもか?」
住職「はい」
神様「何百年でもか?」
住職「もちろんで〜す」
190: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:23:46 ID:0i9dhtss
神様「立派だな・・・ とでも言うと思ったか? そんなものただの自己満足だ」
住職「・・・・・・返す言葉もありませ〜ん」
神様「彼女はもう子供じゃない」
住職「そうで〜すね・・・」
神様「でも、今まで彼女の身を案じ、守ってくれたことに関しては深く礼を言う」フカブカ
住職「頭を上げてくださ〜い。 あなたはそういう事が似合いませ〜ん」
神様「?」ジーッ
191: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:27:27 ID:0i9dhtss
神様「・・・お前、もしかして以前に私と会ったことがあるか?」
住職「・・・・・・」
神様「ミカエル・・・」
住職「お〜! 思い出してくれましたか! 嬉しいで〜す!」
神様「確か・・・ 800年くらい前か」
住職「またお目にかかれて光栄で〜した」フカブカ
神様「・・・・・・」
住職「?」
神様「あの時はすいませんでした!」ドゲザ
住職「もう昔の話で〜す」ハハッ
神様「異国の者が珍しくて裸に剥いてしまい申し訳ありません!」
住職「・・・忘れましょう」
192: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:29:29 ID:0i9dhtss
神様「でも、大天使がわざわざ出張るほどの重要案件だったと言うことか?」
住職「バチカンと日本の神の力を持つ人間で〜すよ?」
神様「まぁ、確かに」
住職「でも、心置きなく帰れま〜す」
神様「・・・お前達の主に伝言をお願いできるか?」
住職「もちろんで〜す」
神様「あの修道院は、私達日本の神の管理下になる」
住職「・・・・・・」
神様「しかし、修道院と隣のはさまれ神社を私達とお前達の共有管理にしたい」
住職「神社もで〜すか!?」
193: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:30:26 ID:0i9dhtss
神様「あの二人が信仰しているのはお前達の神だ。 そこに私は立ち入れない」
住職「しかし・・・」
神様「彼女たちの力を維持するには神社が必要だ。 二人ともこの国の神力を持っている」
住職「・・・・・・」
神様「教義はパチカンだが、彼女たちが平和に暮らせるよう私達の力も扱わせたい」
住職「ご立派です。 主に必ずお伝えしま〜す」
神様「頼んだ」
住職「日本の最高神様からのお願いです、主も意義なく全面承認されるでしょう」
194: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:34:31 ID:0i9dhtss
住職「あっ、でもアレは持って帰らせてもらいます〜よ」
神様「あれ?」
住職「神の息吹」
神様「力の無くなった物を持って帰っても仕方ないだろ。 今は私の描いたただの落書きだぞ?」
住職「私も大天使で〜す。 パチカンには依頼を完遂したという示しが必要で〜す」
神様「なるほどな」
住職「複製が終わり次第、すぐに修道院に戻しま〜す」
神様「お前達の物にするんじゃないのか?」
住職「いりませ〜ん」
神様「・・・・・・」
住職「それに、あの絵はあの修道院に飾られるべき物ですから」
神様「本当に建前上持って帰るだけなんだな・・・」
住職「ふふっ」
195: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:35:44 ID:0i9dhtss
神様「あの落書きが海を越えてパチカンに行くことになるとは思ってもみなかった」
住職「複製はパチカン大聖堂に飾られて沢山の信者が祈りを捧げることになると思いま〜す」
神様「パチカンはそれでいいのかよ・・・」
住職「パチカン自体は私達にはあまり関係ありませんから好きにやらせておけば大丈夫で〜す」
神様「そんな発言、パチカンのお偉いさんが聞いたら泣くぞ・・・」
住職「内緒でお願いしま〜す」
196: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:36:34 ID:0i9dhtss
神様「最後に一つ聞いていいか?」
住職「?」
神様「お前達は敵か? 味方か?」
住職「パチカンはどちらにもなれま〜す」
神様「・・・・・・」
住職「でも〜」
神様「?」
住職「主と私達天使は、日本の神と神使の味方で〜す。 断言できま〜す」ニコッ
神様「そうか」フッ
197: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:39:32 ID:0i9dhtss
あと2〜3回の投下で終わるかな・・・
198: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/08(水) 08:16:11 ID:xzeyD.gQ
おつ!
200: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/09(木) 12:29:34 ID:pxhNVbY6
俺も楽しみにしてるよ
続いてほしい(´;ω;`)
ーーー キセキ野寺
住職「さて〜 私の目的は感づかれてしまいましたかね」
住職「取りあ〜えず、何か策を考えーーー !?」ガタッ
住職「・・・・・・」
住職「墓地から負の瘴気が消えて・・・・・・」
住職「マズいで〜す!」タッタッタッ
176: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 01:57:29 ID:DoJcG5F6
ーーー キセキ野教会
神様「・・・・・・(くそ、逃げるか・・・)」ジリジリ
調査官「一歩でも動いたら投げますよ?」スッ
修道女「ちょっと待ってください! ここは教会ですよ? そんな物騒な物・・・」
調査官「聖剣です」
神様「聖剣なら聖剣らしい使い方しろよ! なんで投げる気満々なんだよ!」
うさー「そ、そうだよ! 投げたら危ないよ!」ジタバタ
神様「あー! もうっ! ナイフ投げるなら私がいなくなってからにしろよ!」タッタッタッ
うさー「神ちゃん!」ジタバタ
司祭「シスターうさー! 暴れないでください!」ガシッ
うさー「うるさい! 放せ!!」バッ
司祭「シスターうさー! 危ないですから戻って!」
177: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:00:33 ID:DoJcG5F6
調査官「神の名のもとに、悪魔よ! 消えろ!」シュッ
うさー「!? 神ちゃん! 後ろ!!」タッタッタッ
神様「うげっ! あの野郎、本当に投げやがった!」ササッ
調査官「くそ! 逃がすか!」シュシュッ
神様「てめー! 何本持ってんだよ! 聖剣なんて普通1本だろ!!」
うさー「神ちゃーん!」タッタッタッ
神様「バカ! うさー! 危ない逃げろ!」
修道女「シスターうさー! 後ろ!」
うさー「え?」
バンッ
住職「これは!?」ハッ
178: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:02:33 ID:DoJcG5F6
神様「おい、うさー! 大丈夫か!? うさー!」タッタッタッ
うさー「う〜・・・」
神様「!? ・・・・・・おい、何だ・・・ あれ・・・」
うさー「へ? あれ? ナイフは?」キョロキョロ
司祭「ナイフ・・・ 聖剣が空中で止まって・・・」
ポワポワ
神様「シスター・・・ ちゃん?」
うさー「シスターちゃんが・・・ 光ってる」
神様「壁画も光って・・・」
179: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:03:48 ID:DoJcG5F6
ポワポワ
修道女「・・・・・・」スー
調査官「バカな・・・ 宙を浮いて歩いて・・・」
司祭「そんな!?」
ポワポワ
修道女「神ちゃん」
神様「シスターちゃ・・・ アロ・・・ハ・・・?」
修道女「ありがとう」ニコッ
神様「・・・・・・」
うさー「シスターアロハ・・・?」
修道女「立派になったわね、うさー」ニコッ
うさー「うっ・・・っ うん!」ポロッ
住職「・・・・・・」
修道女「この修道院は神の力で救われます。 うさーの言葉に従いなさい」
住職「・・・・・・」フカブカ
修道女「」スー パタリ
神様「光が消えた・・・」
うさー「シスターちゃん!」ユサユサ
181: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:06:48 ID:DoJcG5F6
スタスタ
住職「スィニョリーナ」ボソッ
神様「・・・・・・」ポケー
住職「スィニョリーナ!」
神様「んぁ!?」ハッ
住職「大丈夫で〜すか?」ニュッ
神様「わっ、顔近い! な、何だよ」
住職「失礼、墓地からの負の瘴気が消えていま〜す」
神様「瘴気・・・? やっぱりお前が墓地からの瘴気を使ってシスターちゃん達の力を押さえ込んでいたのか」
住職「シスターさんが意識を取り戻す前にもう一度瘴気を出してきま〜す」
神様「その必要はない」
住職「?」
182: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:07:57 ID:DoJcG5F6
神様「シスターちゃんにも正直に話すべきだ」
住職「・・・・・・」
神様「力の扱いをどうするかは本人が決めるべきだ」
住職「分かりま〜した」
神様「それより、お前はあそこの二人をどうにかしておけ。 お前達の管轄だぞ」
住職「?」クルッ
調査官「」ポケー
司祭「」ポケー
183: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:09:51 ID:DoJcG5F6
神様「記憶くらいは書き換えておけよ?」
住職「そうです〜ね」ハァ
住職「それと、シスター・・・ いえ、うさー様?」スタスタ
うさー「え? 私?」
住職「この修道院の導きを、うさー様のお言葉で」フカブカ
うさー「・・・・・・」
神様「アロハからの願いだ。 お前の言葉で伝えるんだ」
うさー「私の言葉・・・」
神様「神宮もパチカンも、お前の言葉に従うだろう」
184: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/06(月) 02:11:24 ID:DoJcG5F6
うさー「私は・・・ 私は日本の神! この修道院は日本の神の力で守られる! ウサノ神からの神勅とする!」
神様「いいのか?」
うさー「今日は神さまやるって神ちゃんと約束したし! 私は、約束は守るんだよ!」プイッ
神様「だってさ」
住職「よろしいので〜すか?」
うさー「神勅なんだから絶対まげない! 日本の神は言った言葉に責任を持つんだよ!」
住職「素晴らしいお言葉で〜す。 これからもご尽力くださ〜い」フカブカ
神使「う〜ん・・・」ムクッ
神使「あれ?」ボー
神様「目が覚めたか」
神使「どうなったんです? これ?」
神様「解決したよ、お前の名演技のおかげでな」
神使「はぁ・・・ (お尻が痛い・・・)」スリスリ
185: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/06(月) 05:41:57 ID:JLmzPFSI
よくやった
186: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/06(月) 07:11:14 ID:rUNEIB/o
犬ころ…(´;ω;`)
187: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/06(月) 22:00:46 ID:QVDJBtes
犬ころ...お前は泣いていい...
188: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:21:39 ID:0i9dhtss
ーーー 深夜・キセキ野寺・住職執務室
コンコンッ
住職「?」
神様「扉開けっ放しだぞ?」トテトテ
住職「こんな遅くにどうされたので〜すか?」
神様「お前こそ、こんな遅くに何の荷造りしているんだ?」
住職「私は明日にでもこの国を出ま〜す」
神様「シスターちゃんは私達の管理下でも良いと言うことか?」
住職「あの修道院はパチカン管理でなくなりま〜したからね」
神様「随分引き際があっさりしてるな」
189: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:22:48 ID:0i9dhtss
住職「・・・私、シスターさんをどうすれば良いのか正直分からなかったんで〜す」
神様「・・・・・・」
住職「私はただ彼女の力を押さえつけるだけで、それ以上の方法を思いつきませんで〜した」
神様「まさか、ずっとそばにいて守り続けるつもりだったのか?」
住職「はい」
神様「・・・即答か」
住職「私の役目で〜すから」ニコッ
神様「何十年でもか?」
住職「はい」
神様「何百年でもか?」
住職「もちろんで〜す」
190: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:23:46 ID:0i9dhtss
神様「立派だな・・・ とでも言うと思ったか? そんなものただの自己満足だ」
住職「・・・・・・返す言葉もありませ〜ん」
神様「彼女はもう子供じゃない」
住職「そうで〜すね・・・」
神様「でも、今まで彼女の身を案じ、守ってくれたことに関しては深く礼を言う」フカブカ
住職「頭を上げてくださ〜い。 あなたはそういう事が似合いませ〜ん」
神様「?」ジーッ
191: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:27:27 ID:0i9dhtss
神様「・・・お前、もしかして以前に私と会ったことがあるか?」
住職「・・・・・・」
神様「ミカエル・・・」
住職「お〜! 思い出してくれましたか! 嬉しいで〜す!」
神様「確か・・・ 800年くらい前か」
住職「またお目にかかれて光栄で〜した」フカブカ
神様「・・・・・・」
住職「?」
神様「あの時はすいませんでした!」ドゲザ
住職「もう昔の話で〜す」ハハッ
神様「異国の者が珍しくて裸に剥いてしまい申し訳ありません!」
住職「・・・忘れましょう」
192: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:29:29 ID:0i9dhtss
神様「でも、大天使がわざわざ出張るほどの重要案件だったと言うことか?」
住職「バチカンと日本の神の力を持つ人間で〜すよ?」
神様「まぁ、確かに」
住職「でも、心置きなく帰れま〜す」
神様「・・・お前達の主に伝言をお願いできるか?」
住職「もちろんで〜す」
神様「あの修道院は、私達日本の神の管理下になる」
住職「・・・・・・」
神様「しかし、修道院と隣のはさまれ神社を私達とお前達の共有管理にしたい」
住職「神社もで〜すか!?」
193: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:30:26 ID:0i9dhtss
神様「あの二人が信仰しているのはお前達の神だ。 そこに私は立ち入れない」
住職「しかし・・・」
神様「彼女たちの力を維持するには神社が必要だ。 二人ともこの国の神力を持っている」
住職「・・・・・・」
神様「教義はパチカンだが、彼女たちが平和に暮らせるよう私達の力も扱わせたい」
住職「ご立派です。 主に必ずお伝えしま〜す」
神様「頼んだ」
住職「日本の最高神様からのお願いです、主も意義なく全面承認されるでしょう」
194: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:34:31 ID:0i9dhtss
住職「あっ、でもアレは持って帰らせてもらいます〜よ」
神様「あれ?」
住職「神の息吹」
神様「力の無くなった物を持って帰っても仕方ないだろ。 今は私の描いたただの落書きだぞ?」
住職「私も大天使で〜す。 パチカンには依頼を完遂したという示しが必要で〜す」
神様「なるほどな」
住職「複製が終わり次第、すぐに修道院に戻しま〜す」
神様「お前達の物にするんじゃないのか?」
住職「いりませ〜ん」
神様「・・・・・・」
住職「それに、あの絵はあの修道院に飾られるべき物ですから」
神様「本当に建前上持って帰るだけなんだな・・・」
住職「ふふっ」
神様「あの落書きが海を越えてパチカンに行くことになるとは思ってもみなかった」
住職「複製はパチカン大聖堂に飾られて沢山の信者が祈りを捧げることになると思いま〜す」
神様「パチカンはそれでいいのかよ・・・」
住職「パチカン自体は私達にはあまり関係ありませんから好きにやらせておけば大丈夫で〜す」
神様「そんな発言、パチカンのお偉いさんが聞いたら泣くぞ・・・」
住職「内緒でお願いしま〜す」
196: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:36:34 ID:0i9dhtss
神様「最後に一つ聞いていいか?」
住職「?」
神様「お前達は敵か? 味方か?」
住職「パチカンはどちらにもなれま〜す」
神様「・・・・・・」
住職「でも〜」
神様「?」
住職「主と私達天使は、日本の神と神使の味方で〜す。 断言できま〜す」ニコッ
神様「そうか」フッ
197: ◆8YCWQhLlF2 :2017/03/08(水) 02:39:32 ID:0i9dhtss
あと2〜3回の投下で終わるかな・・・
198: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/08(水) 08:16:11 ID:xzeyD.gQ
おつ!
200: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/03/09(木) 12:29:34 ID:pxhNVbY6
俺も楽しみにしてるよ
続いてほしい(´;ω;`)
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
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