勇者「淫魔の国は白く染まった」
Part3
116 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:13:54.48 ID:Kqrjmw1oo
ーーーーーー
城館を遠回りし、中庭を通って帰ろうと言う時に、ぱすん、と足元に雪玉が飛んできた。
顔を上げるとサキュバスAが、少し硬い笑顔を浮かべていた。
サキュバスA「陛下、よろしければお時間をいただけますかしら?」
勇者「ああ……どうした、急に?」
応じると彼女は踵を返して、長い尾を『ついてこい』とでも言いたげに翻した。
数歩後ろを追いかけながら、切り出された話を聞いて行く。
サキュバスA「玉座の間で保護した淫魔、覚えていますわよね?」
勇者「もちろんだ。彼女はどうした?」
サキュバスA「……ご心配なさらずに。低体温症とやや栄養失調ですが、大事ありませんわ」
二日前の淫魔は、彼女に任せて別館に眠らせてある。
詳しい質問はあの淫魔が意識を取り戻してからになる。
この事態は隣女王に知らせて来訪を延期させようとも考えたが、すでに出発してしまっていたため、延ばせなかった。
代わりに城内の警備を強化し、常に三十~四十人の態勢で巡回させる事となる。
サキュバスA「それと……『彼女』ではありませんわよ」
勇者「何だって?」
サキュバスA「あれは、『彼』です」
117 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:15:30.58 ID:Kqrjmw1oo
勇者「えっ!?」
サキュバスA「あれはサキュバスではなく、男性種のインキュバスですわ。……もういるはずのない、ね」
その名を口にした時、彼女らしくなく、敵意と、同時に寂しげな余韻を含んでいた。
勇者「インキュバスーーーー」
サキュバスA「その多くは人類の敵にして、我々サキュバスの敵。数えられる程度の人数だけが味方につきましたけれどもね」
千年前の魔王侵攻、その大戦を彼女は生き延びた。
夏に出会ったサキュバスCも同様に、右脚と片翼を失いながらも魔界へ帰還した。
その戦で魔王についたインキュバスは全滅し、人間の味方となった者もまた同じ。
数百体の魔族をたった一人で倒し、竜を一撃で屠った者すらいたという。
サキュバスA「人類の敵の末裔か、それともあなたの側か。……これから、詳しく話を聞きに参ります。ご一緒なさいますか?」
勇者「ああ、行く」
サキュバスA「それでは、参りましょうか。隣女王陛下は?」
勇者「サキュバスBに任せてある。あまりはしゃぎすぎないように伝えてあるが……どうかな」
サキュバスA「先ほど、色々と遊び道具を物色しておりましたわ。今夜の予習でもするのかしら」
勇者「……不安だなぁ、何もかも」
サキュバスA「本当であれば、私ものぞ……もとい、監視に参りたいのですけれど」
勇者「覗きって言おうとしたな?」
サキュバスA「『淫魔幼女、禁断の性教育! ~お兄ちゃん、やさしくして~』と言った所ですわね。文章に起こして売ろうかしら?」
勇者「タイトルをつけんな! いいから行くぞ、いいから!」
118 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:16:45.58 ID:Kqrjmw1oo
別館は、本館に比べるとずっと小さい。
一応最低限の客室も備えており掃除もしてはいるが、使われたことはないという。
先代の女王が誰かを泊める時に使っていたとも言うが、サキュバスAでさえ、詳しくは知らないのだという。
『インキュバス』が休んでいるという部屋の前には、警衛のサキュバスが二人。
その二人とともにサキュバスAに部屋の前で待つように言い渡し、一人で入室する。
無論、剣は帯びている。
目を覚ましていた『彼』は、身を起こし、ベッドの上から一礼した。
こちらの姿に薄らと見覚えがあるのか、どことなしに表情は明るい。
立ったままベッドの脇に立つと、いくつかの質問を試みる。
勇者「……名前は言えるか?」
???「え、えぇと……イン娘、です。ボクの名前……。あなたは? 人間、です……よね?」
イン娘、と名乗ったインキュバスは、改めてみると、整った容姿だった。
誰かに洗われたのか、つぶれていた黒髪はサラサラと流れて輪郭をぼやかし、長い睫毛を従えた瞳は優雅な鳶色をしていた。
病衣じみた寝間着の背からは未発達な翼がはみ出し、ひらひらと蝶のように羽ばたいている。
少年めいた少女にも、少女めいた少年にも見えーー向ける角度で、さまざまな表情を見せる。
119 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:17:59.47 ID:Kqrjmw1oo
勇者「そうだが、色々あって、この国の王だ。勇者、でもいい。で、何者だ? どこから来た」
イン娘「淫魔、です。あ、この国って……淫魔の国、なんですよね?」
勇者「そうだ。で、どこから来たんだ?」
イン娘「どこ、って……どこだろう、分かりません。気付いたら……」
勇者「何か覚えている事は?」
イン娘「……ごめんなさい、それも覚えていません。ボクが淫魔だ、魔族だ、って事しか」
しゅんと俯く姿は、嘘をついている風ではない。
仮に嘘をついていたとしても、問い詰めれば口を紡ぐだろう。
この件に関して、今彼から引き出せる情報はこれ以上ない。
それよりも、サキュバスA達に話を聞くほうがまだ広がりがある。
種族そのものへの情報が、現時点であまりに少ない。
いつか書斎で学んだ時にも、『インキュバス』の情報はまるで入ってこなかった。
ーーーー絶滅した種族、だからだ。
イン娘「目覚めたら、あなたが……ボクを抱き留めててくれて。そこからしか、何も。」
勇者「……分かった、信じよう。それと、一ついいか?」
120 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:19:33.99 ID:Kqrjmw1oo
イン娘「え、何……」
どうしても確かめたい事がありーーーーすっ、と彼の薄い胸に手を伸ばし、触れる。
イン娘「ひゃあぁっ!? な、何するんですかっ! 変態!」
反応は、『少女』だ。
さっと身を引き、手を払いのけ、余韻を消すように両手で胸を抑えていた。
『少年』めいてはおらず、抗議の声ですらも初心な反応を示す。
勇者「す、すまない。つい……」
イン娘「やめてくださいよ! そういうのはよくないですよ!?」
勇者「……そ、そうだな、うん。そうだ。言うとおりだ……な」
扉の向こうで、誰かが噴き出すような声が聞こえた。
あまりに新鮮な調子につい動揺してしまい、二の句が告げられない。
正論が心に突き刺さってしまい、動き出すまでに少しの時を要した。
勇者「ともかく、分かった。少し休むといい。体の調子は?」
イン娘「大丈夫、ですよ。……あ、でも……」
勇者「でも?」
イン娘「いえ、何でもありません。まだ……はっきりとは掴めてなくて……」
勇者「何かあったら、すぐに人を呼べ。俺も様子を見に来るから。な」
イン娘「はい、分かりました。また来てくださいね。もうヘンな事しないでよ?」
勇者「…………はい」
121 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:23:08.68 ID:Kqrjmw1oo
立ち上がり、扉の前に来ると扉が開かれた。
サキュバスAは肩を震わせ、不自然に目を合わせないようにしている。
勇者「覗いてたな、お前?」
サキュバスA「いえ? して、何か申しておりました?」
勇者「何も。何も掴めはしなかったな」
だが、収穫が無くは無い。
話し、触れ、いくつかの違和感を掘り出す事ができた。
自らをインキュバスと言わず、『淫魔』と呼んだ事。
いきなりそうされれば無論驚くだろうが、あまりに過敏なあの反応。
考える材料を発掘できた事は、今のところでは上々だ。
勇者「目を離すなよ。何か気付いたら知らせるんだぞ」
サキュバスA「……隣女王陛下がお待ちとの事です。今のうちに、少し話されては?」
思えば、彼女にろくに挨拶もしていなかった。
サキュバスAをその場へ残し、本館へと戻る事とした。
昨夜の不可思議な気配も、まだまだ謎だ。
勇者「…………どこかで、会ったのか?」
122 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:24:34.12 ID:Kqrjmw1oo
やがて夜が訪れ、二人の少女が寝室へとやってきた。
一人はサキュバスB、そしてもう一人はーーーー隣国の女王。
サキュバスB「お待たせしました、陛下! さ、えっち指導しちゃいますよー?」
どこか嬉しそうにあっけらかんと言い放つ彼女に対して、隣女王はあくまで初心な反応を見せる。
身を覆う薄手の衣は前で合わせるだけで、帯すらついていない。
褐色の肌を紅潮させ、これから行う事を思い、照れているようだ。
勇者「お前、少しはな……」
サキュバスB「え? えっちですよね? いちおー予習もしてきたんですよ? ね?」
隣女王「は、はい……でも、いざとなると……その……」
サキュバスB「だいじょーぶです! 私がなんでも教えちゃいますから!」
とん、と背中を押され、隣女王が少しよろめく。
その拍子に薄衣の前がはらりとめくれて、少し汗ばんだ褐色の膨らみが覗かせた。
下着は、ない。
隣女王「きゃあぁっ!?」
恥じらう姿を見て、高揚よりも不安感が勝ってしまい、つい訊いた。
勇者「……やはり、止めておこうか?」
123 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:26:15.77 ID:Kqrjmw1oo
サキュバスB「?」
勇者「本意でないのなら、俺だって本意じゃないさ。そもそも……君はまだ12だ。いくら何でも、まだ早いだろ」
小刻みに震え、曝け出してしまった胸元をさらに覆うようにする姿は、そそるというよりは気が引けた。
少し気分が盛り上がってはいても、それすらも萎えてしまうほど。
ベッドの縁に腰掛け、次の言葉を探す間、彼女はずっと俯いていた。
サキュバスBは彼女なりに空気を察してか、ちらちらと交互に見ている。
勇者「やっぱり、やめにしないか。理由を聞いて納得はしたけど……さ。何か違う気がするんだ。今も言ったが、君はまだーーーー」
隣女王「ーーーです」
かぶせるように紡がれた言葉は、毅然とした決意を伴っていた。
隣女王「私は、13歳になりました。ーーーー子供、と仰るのであれば認めましょう。しかしそれでも、私は淫魔なのです。知らねば、身につけねばならないのです!」
彼女は、はっきりとこちらの眼を見据えて叫んだ。
もはや、その意思の言葉には返答すら許されない。
それほどまでに強い、決意にーーーーサキュバスBも、圧されていた。
隣女王「陛下、今宵はどうぞよろしくお願いいたします。……サキュバスBさんも」
サキュバスB「あ、はい……」
124 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:28:01.55 ID:Kqrjmw1oo
前もってサキュバスBに説明した時に、伝えておいた。
もしも最中に隣女王の様子がおかしくなったら、何をしてでも止めろ、と。
尻尾で首を絞めて落とすなり、魔術で眠らせるなり、水をぶっかけるなり、どんな手段をとってでも。
一国の女王に対する扱いではないが、そうでもしない限り、止められはしない。
特に人間の男性である勇者にとって、抵抗する事はできない。
そう告げるとサキュバスBは苦笑したが、勇者と堕女神の真面目な表情を見て、すぐに納得してはくれた。
サキュバスB「それじゃ、まず。……見て、触れる事から初めましょっか?」
いつの間にか、主導権は彼女が握ってしまっていた。
その事については驚くに値しないが、それはそれで、釈然とはしない。
薄暗く、弱々しい蝋燭の火が室内へ照らし出すのは、二人の少女を侍らす、勇者の影。
その実は、二人の淫魔に弄ばれるようなものだ。
魔国の王と、その従者と、隣り合う小国の女王。
だがその本質は、一人の人間と、二人の魔族なのだから。
半ば言われるがままに、下履きを脱ぎ、下着を下ろす。
意思とは反して、股間は硬く結ばれかけてしまっていた。
数日前の余韻がなおも残っているかのように、だ。
昨晩も思えばそうだった。頭を整理するために一人で眠ったが、真夜中、突如としてせり上がりーーーー収まるまで眠る事ができず、悶々としていた。
サキュバスB「わはっ……すごぉい、陛下。まだ何もしてないのに!」
嬌声が聞こえ、それがまたしても羞恥を煽る。
隣女王は、初めて見るそれに怯えるかとも思ったが、逆。
125 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:30:19.73 ID:Kqrjmw1oo
隣女王「こ、これが……殿方の……? 本当に、このようなものが、入……」
目を爛々と輝かせ、息がかかるほどの距離で見つめられていた。
反り上がったそれと比較すれば、彼女の顔、とくに口はとても小さい。
たとえば限界まで口を開いたとしても、どうやっても空間として収まる訳はない。
指三本咥えただけでさえも裂けてしまいそうな桜色の唇が、今はただひたすらに艶めかしい。
夜の帳と燭光には、そうした魔力がある。
勇者「……っ!?」
鈴口に走った触感が、思わず腰と声帯を跳ね上げさせた。
隣女王「あ、す、すみませんっ! つい……!」
サキュバスB「触れるだけ、って言ったじゃないですか、もー……ぺろぺろするのはまだですよ?」
思わず、舌が出てしまったらしい。
口元を抑え、つまみ食いを見つかってしまったような表情は、行為とは裏腹に無垢でもある。
それでも視線はモノから外れず、食い入るように、またそうしている自分を恥じるように、もじもじとベッドの上で身をくねらせていた。
勇者「順を追って、な。俺の事は気にしなくていいよ」
隣女王「それでは……失礼します。加減が分からないもので……」
そろりそろりと小さな手が伸び、真珠のような爪を伴った指先が、触れた。
妙に感度が高まり、それだけでも達してしまいそうな、背徳的な愉悦が心を駆け抜ける。
隣女王は、まるで横着をしてテーブルの向こうの物を取るかのように、一生懸命に手を伸ばしーーーー指の腹で、勇者自身を撫でた。
126 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:31:53.28 ID:Kqrjmw1oo
隣女王「熱い……ですね。とても、熱い」
サキュバスB「次、優しく握ってみてください。大丈夫、折れちゃっても……わたしが治しますからね?」
勇者「おい、ヤな事を言うな……くっ!」
次に、隣女王の右手がゆっくりと閉じ、しっかりと握られた。
それでも小さな手の人差し指と親指は接さず、猶予がある。
掌はとても汗ばみ、じっとりとした湿り気が、茎へと沁み込んだ。
そうしていると、彼女は手を上下させて、包み込みながら撫でた。
自覚のない手淫が責め苛み、いつも淫魔にそうされるのとはまた別の快感が、寄せては返し、徐々に大きくなる波のように脳髄を侵し始める。
隣女王「あの、痛くは……ありませんか?」
勇者「あ、あぁ。大丈夫……大丈夫、だから」
拙い手淫は、不規則なリズムで続く。
カリ首まで達し、指で作った輪を押し広げながらも亀頭を包む。
下りていく手の小指が陰嚢に突き当り、少し戸惑いながら、再び上昇する。
しばしそうしていると、早くもーーーー下腹の奥で、何かが噴きこぼれるような感覚が襲ってきてしまった。
だが、隣女王はそんな事も露知らず、必死に扱き続ける。
勇者「あ、くっ……! で、出るっ…出る、から……!」
隣女王「えっ? な、何を……」
こらえようと思った時には奔流は、すでに屹立した男茎を噴き登ってきていた。
状況を理解できない隣女王が、きゅっと力を加えたその時ーーーーーー
隣女王「きゃあぁぁっ!?」
127 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:33:43.96 ID:Kqrjmw1oo
具に観察していた隣女王の顔に、火傷しそうなほど熱い白濁が降りかかった。
端整に整った顔は真っ白に染まり、束ねられた銀髪が、灰汁をかぶったように濁る。
驚きに見開いた拍子に目に入ったのか、小さな女王は両目をぎゅっと瞑り、二の腕でこするようにしていた。
隣女王「けほっ、けほっ……これは……」
サキュバスB「あはは、もう出ちゃった。隣女王さま、やりますねー」
隣女王「えっ……?」
サキュバスBが、けたけたと笑い、感嘆する。
次いで、彼女に何が起こったのかを説明しはじめた。
サキュバスB「これが精液ですよー。男のヒトがきもちよくなったら出ちゃうんです。サキュバスのエネルギー源でもあります」
隣女王「これが……? そ、の……赤ちゃんを、作る……って……」
視界を取り戻した隣女王が、ぼんやりと目を見開いて、指先にそれを集め、ねちゃねちゃと糸を引かせた。
どろどろに濁った顔は紅が差したように染まり、恍惚の表情さえ見て取れた。
隣女王「…いい、匂い……おいし、そう……」
128 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:35:39.11 ID:Kqrjmw1oo
勇者「隣女王……?」
呼びかける暇もなく、少女は指先を舐めてーーーー口内でくちゅくちゅと味わった後、飲み下した。
ほのかに顔を顰めはしたが、吐き出す事はない。
その後の表情は、甘露を飲み干すような、充足に満ちた微笑みさえ浮かべていた。
隣女王「……あっ…の、飲んでしまい……ました……!」
サキュバスB「い、いきなり飲んじゃうなんて……大胆ですねぇ。すごいです。……おすそ分け、もらってもいいですか?」
隣女王「え……?」
二人の情事に中てられたのか、次は彼女が隣女王へ迫った。
広いベッドの上で、猫が毛繕いをし合うようにーーーーサキュバスBが、隣女王の白く染まった顔へ舌を這わせた。
隣女王「く、くすぐったい……です! いけません、そのような事……!」
サキュバスB「ふふっ……甘くて、苦くて…おいしーですよー。隣女王さまの汗も、しょっぱくて……お顔も柔らかくて」
ミルクの泡を浮かべた茶でも嗜むように、彼女は奇襲の舌を止めない。
隣女王も困惑しながら突き放そうとするが、敵わない。
白濁が嘗め取られるごとに、褐色の肌が、サキュバスBの唾液でてらてらと光っていくのが見えた。
一嘗め、二嘗め、三嘗め。最初こそ抵抗していた隣女王も、されるがままとなっている。
サキュバスBにがっちりと抑えられた小さな顔にはもう精液は残っていない。
だというのに、いとおしそうに、淫魔のじゃれ合いは続く。
隣女王「あっ…うぅ……やめ、て……くださ……」
129 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:43:01.61 ID:Kqrjmw1oo
続きはまた明日ね
時間が空きすぎて何もかもgdgdに感覚忘れてるなぁ
書き忘れに書き忘れましたが、このスレは
魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1321/13213/1321385276.html
の後日談です
それではまた明日会いましょう
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/28(日) 03:51:09.19 ID:A4fiiNrj0
乙です
堕女神にはなんとかして勇者とだけくっついていてほしい
もしショタ娘が・・・
あしたもがんばってください
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/28(日) 06:13:59.50 ID:onZYujHd0
乙
寝落ちしてしまった
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/28(日) 09:29:56.94 ID:0jVnLZjiO
乙
重要なのはショタ娘を攻略できるが否かという事だ
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/28(日) 11:36:02.86 ID:JLE9vT080
乙
新作、ありがとう。ずっと待っていました。
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/28(日) 12:36:26.45 ID:0CAurJnh0
そこらのラノベやマンガの新刊よりもずっと楽しみにしてた
ーーーーーー
城館を遠回りし、中庭を通って帰ろうと言う時に、ぱすん、と足元に雪玉が飛んできた。
顔を上げるとサキュバスAが、少し硬い笑顔を浮かべていた。
サキュバスA「陛下、よろしければお時間をいただけますかしら?」
勇者「ああ……どうした、急に?」
応じると彼女は踵を返して、長い尾を『ついてこい』とでも言いたげに翻した。
数歩後ろを追いかけながら、切り出された話を聞いて行く。
サキュバスA「玉座の間で保護した淫魔、覚えていますわよね?」
勇者「もちろんだ。彼女はどうした?」
サキュバスA「……ご心配なさらずに。低体温症とやや栄養失調ですが、大事ありませんわ」
二日前の淫魔は、彼女に任せて別館に眠らせてある。
詳しい質問はあの淫魔が意識を取り戻してからになる。
この事態は隣女王に知らせて来訪を延期させようとも考えたが、すでに出発してしまっていたため、延ばせなかった。
代わりに城内の警備を強化し、常に三十~四十人の態勢で巡回させる事となる。
サキュバスA「それと……『彼女』ではありませんわよ」
勇者「何だって?」
サキュバスA「あれは、『彼』です」
117 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:15:30.58 ID:Kqrjmw1oo
勇者「えっ!?」
サキュバスA「あれはサキュバスではなく、男性種のインキュバスですわ。……もういるはずのない、ね」
その名を口にした時、彼女らしくなく、敵意と、同時に寂しげな余韻を含んでいた。
勇者「インキュバスーーーー」
サキュバスA「その多くは人類の敵にして、我々サキュバスの敵。数えられる程度の人数だけが味方につきましたけれどもね」
千年前の魔王侵攻、その大戦を彼女は生き延びた。
夏に出会ったサキュバスCも同様に、右脚と片翼を失いながらも魔界へ帰還した。
その戦で魔王についたインキュバスは全滅し、人間の味方となった者もまた同じ。
数百体の魔族をたった一人で倒し、竜を一撃で屠った者すらいたという。
サキュバスA「人類の敵の末裔か、それともあなたの側か。……これから、詳しく話を聞きに参ります。ご一緒なさいますか?」
勇者「ああ、行く」
サキュバスA「それでは、参りましょうか。隣女王陛下は?」
勇者「サキュバスBに任せてある。あまりはしゃぎすぎないように伝えてあるが……どうかな」
サキュバスA「先ほど、色々と遊び道具を物色しておりましたわ。今夜の予習でもするのかしら」
勇者「……不安だなぁ、何もかも」
サキュバスA「本当であれば、私ものぞ……もとい、監視に参りたいのですけれど」
勇者「覗きって言おうとしたな?」
サキュバスA「『淫魔幼女、禁断の性教育! ~お兄ちゃん、やさしくして~』と言った所ですわね。文章に起こして売ろうかしら?」
勇者「タイトルをつけんな! いいから行くぞ、いいから!」
118 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:16:45.58 ID:Kqrjmw1oo
別館は、本館に比べるとずっと小さい。
一応最低限の客室も備えており掃除もしてはいるが、使われたことはないという。
先代の女王が誰かを泊める時に使っていたとも言うが、サキュバスAでさえ、詳しくは知らないのだという。
『インキュバス』が休んでいるという部屋の前には、警衛のサキュバスが二人。
その二人とともにサキュバスAに部屋の前で待つように言い渡し、一人で入室する。
無論、剣は帯びている。
目を覚ましていた『彼』は、身を起こし、ベッドの上から一礼した。
こちらの姿に薄らと見覚えがあるのか、どことなしに表情は明るい。
立ったままベッドの脇に立つと、いくつかの質問を試みる。
勇者「……名前は言えるか?」
???「え、えぇと……イン娘、です。ボクの名前……。あなたは? 人間、です……よね?」
イン娘、と名乗ったインキュバスは、改めてみると、整った容姿だった。
誰かに洗われたのか、つぶれていた黒髪はサラサラと流れて輪郭をぼやかし、長い睫毛を従えた瞳は優雅な鳶色をしていた。
病衣じみた寝間着の背からは未発達な翼がはみ出し、ひらひらと蝶のように羽ばたいている。
少年めいた少女にも、少女めいた少年にも見えーー向ける角度で、さまざまな表情を見せる。
119 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:17:59.47 ID:Kqrjmw1oo
勇者「そうだが、色々あって、この国の王だ。勇者、でもいい。で、何者だ? どこから来た」
イン娘「淫魔、です。あ、この国って……淫魔の国、なんですよね?」
勇者「そうだ。で、どこから来たんだ?」
イン娘「どこ、って……どこだろう、分かりません。気付いたら……」
勇者「何か覚えている事は?」
イン娘「……ごめんなさい、それも覚えていません。ボクが淫魔だ、魔族だ、って事しか」
しゅんと俯く姿は、嘘をついている風ではない。
仮に嘘をついていたとしても、問い詰めれば口を紡ぐだろう。
この件に関して、今彼から引き出せる情報はこれ以上ない。
それよりも、サキュバスA達に話を聞くほうがまだ広がりがある。
種族そのものへの情報が、現時点であまりに少ない。
いつか書斎で学んだ時にも、『インキュバス』の情報はまるで入ってこなかった。
ーーーー絶滅した種族、だからだ。
イン娘「目覚めたら、あなたが……ボクを抱き留めててくれて。そこからしか、何も。」
勇者「……分かった、信じよう。それと、一ついいか?」
120 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:19:33.99 ID:Kqrjmw1oo
イン娘「え、何……」
どうしても確かめたい事がありーーーーすっ、と彼の薄い胸に手を伸ばし、触れる。
イン娘「ひゃあぁっ!? な、何するんですかっ! 変態!」
反応は、『少女』だ。
さっと身を引き、手を払いのけ、余韻を消すように両手で胸を抑えていた。
『少年』めいてはおらず、抗議の声ですらも初心な反応を示す。
勇者「す、すまない。つい……」
イン娘「やめてくださいよ! そういうのはよくないですよ!?」
勇者「……そ、そうだな、うん。そうだ。言うとおりだ……な」
扉の向こうで、誰かが噴き出すような声が聞こえた。
あまりに新鮮な調子につい動揺してしまい、二の句が告げられない。
正論が心に突き刺さってしまい、動き出すまでに少しの時を要した。
勇者「ともかく、分かった。少し休むといい。体の調子は?」
イン娘「大丈夫、ですよ。……あ、でも……」
勇者「でも?」
イン娘「いえ、何でもありません。まだ……はっきりとは掴めてなくて……」
勇者「何かあったら、すぐに人を呼べ。俺も様子を見に来るから。な」
イン娘「はい、分かりました。また来てくださいね。もうヘンな事しないでよ?」
勇者「…………はい」
立ち上がり、扉の前に来ると扉が開かれた。
サキュバスAは肩を震わせ、不自然に目を合わせないようにしている。
勇者「覗いてたな、お前?」
サキュバスA「いえ? して、何か申しておりました?」
勇者「何も。何も掴めはしなかったな」
だが、収穫が無くは無い。
話し、触れ、いくつかの違和感を掘り出す事ができた。
自らをインキュバスと言わず、『淫魔』と呼んだ事。
いきなりそうされれば無論驚くだろうが、あまりに過敏なあの反応。
考える材料を発掘できた事は、今のところでは上々だ。
勇者「目を離すなよ。何か気付いたら知らせるんだぞ」
サキュバスA「……隣女王陛下がお待ちとの事です。今のうちに、少し話されては?」
思えば、彼女にろくに挨拶もしていなかった。
サキュバスAをその場へ残し、本館へと戻る事とした。
昨夜の不可思議な気配も、まだまだ謎だ。
勇者「…………どこかで、会ったのか?」
122 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:24:34.12 ID:Kqrjmw1oo
やがて夜が訪れ、二人の少女が寝室へとやってきた。
一人はサキュバスB、そしてもう一人はーーーー隣国の女王。
サキュバスB「お待たせしました、陛下! さ、えっち指導しちゃいますよー?」
どこか嬉しそうにあっけらかんと言い放つ彼女に対して、隣女王はあくまで初心な反応を見せる。
身を覆う薄手の衣は前で合わせるだけで、帯すらついていない。
褐色の肌を紅潮させ、これから行う事を思い、照れているようだ。
勇者「お前、少しはな……」
サキュバスB「え? えっちですよね? いちおー予習もしてきたんですよ? ね?」
隣女王「は、はい……でも、いざとなると……その……」
サキュバスB「だいじょーぶです! 私がなんでも教えちゃいますから!」
とん、と背中を押され、隣女王が少しよろめく。
その拍子に薄衣の前がはらりとめくれて、少し汗ばんだ褐色の膨らみが覗かせた。
下着は、ない。
隣女王「きゃあぁっ!?」
恥じらう姿を見て、高揚よりも不安感が勝ってしまい、つい訊いた。
勇者「……やはり、止めておこうか?」
123 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:26:15.77 ID:Kqrjmw1oo
サキュバスB「?」
勇者「本意でないのなら、俺だって本意じゃないさ。そもそも……君はまだ12だ。いくら何でも、まだ早いだろ」
小刻みに震え、曝け出してしまった胸元をさらに覆うようにする姿は、そそるというよりは気が引けた。
少し気分が盛り上がってはいても、それすらも萎えてしまうほど。
ベッドの縁に腰掛け、次の言葉を探す間、彼女はずっと俯いていた。
サキュバスBは彼女なりに空気を察してか、ちらちらと交互に見ている。
勇者「やっぱり、やめにしないか。理由を聞いて納得はしたけど……さ。何か違う気がするんだ。今も言ったが、君はまだーーーー」
隣女王「ーーーです」
かぶせるように紡がれた言葉は、毅然とした決意を伴っていた。
隣女王「私は、13歳になりました。ーーーー子供、と仰るのであれば認めましょう。しかしそれでも、私は淫魔なのです。知らねば、身につけねばならないのです!」
彼女は、はっきりとこちらの眼を見据えて叫んだ。
もはや、その意思の言葉には返答すら許されない。
それほどまでに強い、決意にーーーーサキュバスBも、圧されていた。
隣女王「陛下、今宵はどうぞよろしくお願いいたします。……サキュバスBさんも」
サキュバスB「あ、はい……」
124 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:28:01.55 ID:Kqrjmw1oo
前もってサキュバスBに説明した時に、伝えておいた。
もしも最中に隣女王の様子がおかしくなったら、何をしてでも止めろ、と。
尻尾で首を絞めて落とすなり、魔術で眠らせるなり、水をぶっかけるなり、どんな手段をとってでも。
一国の女王に対する扱いではないが、そうでもしない限り、止められはしない。
特に人間の男性である勇者にとって、抵抗する事はできない。
そう告げるとサキュバスBは苦笑したが、勇者と堕女神の真面目な表情を見て、すぐに納得してはくれた。
サキュバスB「それじゃ、まず。……見て、触れる事から初めましょっか?」
いつの間にか、主導権は彼女が握ってしまっていた。
その事については驚くに値しないが、それはそれで、釈然とはしない。
薄暗く、弱々しい蝋燭の火が室内へ照らし出すのは、二人の少女を侍らす、勇者の影。
その実は、二人の淫魔に弄ばれるようなものだ。
魔国の王と、その従者と、隣り合う小国の女王。
だがその本質は、一人の人間と、二人の魔族なのだから。
半ば言われるがままに、下履きを脱ぎ、下着を下ろす。
意思とは反して、股間は硬く結ばれかけてしまっていた。
数日前の余韻がなおも残っているかのように、だ。
昨晩も思えばそうだった。頭を整理するために一人で眠ったが、真夜中、突如としてせり上がりーーーー収まるまで眠る事ができず、悶々としていた。
サキュバスB「わはっ……すごぉい、陛下。まだ何もしてないのに!」
嬌声が聞こえ、それがまたしても羞恥を煽る。
隣女王は、初めて見るそれに怯えるかとも思ったが、逆。
125 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:30:19.73 ID:Kqrjmw1oo
隣女王「こ、これが……殿方の……? 本当に、このようなものが、入……」
目を爛々と輝かせ、息がかかるほどの距離で見つめられていた。
反り上がったそれと比較すれば、彼女の顔、とくに口はとても小さい。
たとえば限界まで口を開いたとしても、どうやっても空間として収まる訳はない。
指三本咥えただけでさえも裂けてしまいそうな桜色の唇が、今はただひたすらに艶めかしい。
夜の帳と燭光には、そうした魔力がある。
勇者「……っ!?」
鈴口に走った触感が、思わず腰と声帯を跳ね上げさせた。
隣女王「あ、す、すみませんっ! つい……!」
サキュバスB「触れるだけ、って言ったじゃないですか、もー……ぺろぺろするのはまだですよ?」
思わず、舌が出てしまったらしい。
口元を抑え、つまみ食いを見つかってしまったような表情は、行為とは裏腹に無垢でもある。
それでも視線はモノから外れず、食い入るように、またそうしている自分を恥じるように、もじもじとベッドの上で身をくねらせていた。
勇者「順を追って、な。俺の事は気にしなくていいよ」
隣女王「それでは……失礼します。加減が分からないもので……」
そろりそろりと小さな手が伸び、真珠のような爪を伴った指先が、触れた。
妙に感度が高まり、それだけでも達してしまいそうな、背徳的な愉悦が心を駆け抜ける。
隣女王は、まるで横着をしてテーブルの向こうの物を取るかのように、一生懸命に手を伸ばしーーーー指の腹で、勇者自身を撫でた。
126 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:31:53.28 ID:Kqrjmw1oo
隣女王「熱い……ですね。とても、熱い」
サキュバスB「次、優しく握ってみてください。大丈夫、折れちゃっても……わたしが治しますからね?」
勇者「おい、ヤな事を言うな……くっ!」
次に、隣女王の右手がゆっくりと閉じ、しっかりと握られた。
それでも小さな手の人差し指と親指は接さず、猶予がある。
掌はとても汗ばみ、じっとりとした湿り気が、茎へと沁み込んだ。
そうしていると、彼女は手を上下させて、包み込みながら撫でた。
自覚のない手淫が責め苛み、いつも淫魔にそうされるのとはまた別の快感が、寄せては返し、徐々に大きくなる波のように脳髄を侵し始める。
隣女王「あの、痛くは……ありませんか?」
勇者「あ、あぁ。大丈夫……大丈夫、だから」
拙い手淫は、不規則なリズムで続く。
カリ首まで達し、指で作った輪を押し広げながらも亀頭を包む。
下りていく手の小指が陰嚢に突き当り、少し戸惑いながら、再び上昇する。
しばしそうしていると、早くもーーーー下腹の奥で、何かが噴きこぼれるような感覚が襲ってきてしまった。
だが、隣女王はそんな事も露知らず、必死に扱き続ける。
勇者「あ、くっ……! で、出るっ…出る、から……!」
隣女王「えっ? な、何を……」
こらえようと思った時には奔流は、すでに屹立した男茎を噴き登ってきていた。
状況を理解できない隣女王が、きゅっと力を加えたその時ーーーーーー
隣女王「きゃあぁぁっ!?」
127 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:33:43.96 ID:Kqrjmw1oo
具に観察していた隣女王の顔に、火傷しそうなほど熱い白濁が降りかかった。
端整に整った顔は真っ白に染まり、束ねられた銀髪が、灰汁をかぶったように濁る。
驚きに見開いた拍子に目に入ったのか、小さな女王は両目をぎゅっと瞑り、二の腕でこするようにしていた。
隣女王「けほっ、けほっ……これは……」
サキュバスB「あはは、もう出ちゃった。隣女王さま、やりますねー」
隣女王「えっ……?」
サキュバスBが、けたけたと笑い、感嘆する。
次いで、彼女に何が起こったのかを説明しはじめた。
サキュバスB「これが精液ですよー。男のヒトがきもちよくなったら出ちゃうんです。サキュバスのエネルギー源でもあります」
隣女王「これが……? そ、の……赤ちゃんを、作る……って……」
視界を取り戻した隣女王が、ぼんやりと目を見開いて、指先にそれを集め、ねちゃねちゃと糸を引かせた。
どろどろに濁った顔は紅が差したように染まり、恍惚の表情さえ見て取れた。
隣女王「…いい、匂い……おいし、そう……」
128 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:35:39.11 ID:Kqrjmw1oo
勇者「隣女王……?」
呼びかける暇もなく、少女は指先を舐めてーーーー口内でくちゅくちゅと味わった後、飲み下した。
ほのかに顔を顰めはしたが、吐き出す事はない。
その後の表情は、甘露を飲み干すような、充足に満ちた微笑みさえ浮かべていた。
隣女王「……あっ…の、飲んでしまい……ました……!」
サキュバスB「い、いきなり飲んじゃうなんて……大胆ですねぇ。すごいです。……おすそ分け、もらってもいいですか?」
隣女王「え……?」
二人の情事に中てられたのか、次は彼女が隣女王へ迫った。
広いベッドの上で、猫が毛繕いをし合うようにーーーーサキュバスBが、隣女王の白く染まった顔へ舌を這わせた。
隣女王「く、くすぐったい……です! いけません、そのような事……!」
サキュバスB「ふふっ……甘くて、苦くて…おいしーですよー。隣女王さまの汗も、しょっぱくて……お顔も柔らかくて」
ミルクの泡を浮かべた茶でも嗜むように、彼女は奇襲の舌を止めない。
隣女王も困惑しながら突き放そうとするが、敵わない。
白濁が嘗め取られるごとに、褐色の肌が、サキュバスBの唾液でてらてらと光っていくのが見えた。
一嘗め、二嘗め、三嘗め。最初こそ抵抗していた隣女王も、されるがままとなっている。
サキュバスBにがっちりと抑えられた小さな顔にはもう精液は残っていない。
だというのに、いとおしそうに、淫魔のじゃれ合いは続く。
隣女王「あっ…うぅ……やめ、て……くださ……」
129 : ◆1UOAiS.xYWtC :2014/12/28(日) 03:43:01.61 ID:Kqrjmw1oo
続きはまた明日ね
時間が空きすぎて何もかもgdgdに感覚忘れてるなぁ
書き忘れに書き忘れましたが、このスレは
魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1321/13213/1321385276.html
の後日談です
それではまた明日会いましょう
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/28(日) 03:51:09.19 ID:A4fiiNrj0
乙です
堕女神にはなんとかして勇者とだけくっついていてほしい
もしショタ娘が・・・
あしたもがんばってください
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/28(日) 06:13:59.50 ID:onZYujHd0
乙
寝落ちしてしまった
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/28(日) 09:29:56.94 ID:0jVnLZjiO
乙
重要なのはショタ娘を攻略できるが否かという事だ
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/28(日) 11:36:02.86 ID:JLE9vT080
乙
新作、ありがとう。ずっと待っていました。
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/28(日) 12:36:26.45 ID:0CAurJnh0
そこらのラノベやマンガの新刊よりもずっと楽しみにしてた
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