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男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」
Part12


59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:21:05.10 ID:NlTp7Wavo
医者「虚言癖というのは、大体が自分に注目を集めたいという理由から起こるものなんです」
医者「ですが、ミキさんの場合は、それに当てはまりません。彼女の場合、幽霊を見たり、幽霊にとり憑かれたりする理由は、自分を守る為です」
刑事「守る?」
医者「ええ。これは多重人格の患者によく見られるケースなんですが」
医者「自分が受けてる苦痛を、頭の中の別の誰かに代わってもらう、というケースがあります」
刑事「…………」
医者「わかりやすく言えば、自分では耐えられない辛さや苦痛を、それは自分ではなく他人が受けているものなんだと脳が誤魔化しをするんです」
医者「そうする事によって、自分を守るんですね。一種の防衛本能です」
刑事「……なるほど」
医者「ミキさんの場合は、オカルトにひどく傾倒しているせいか、その苦痛を代わってもらう相手が全て幽霊になっているのではないかと考えられます」
医者「自分が受けた苦痛を、別の様々な幽霊が受けたものだと置き換えて、脳が誤魔化しているんではないかと」
刑事「…………」
医者「ですので、彼女が見たり話したりとり憑かれたりする幽霊達は、大体、ろくでもない経験をしています」
医者「恐らく、全て彼女自身が体験した事ではないかと思いますが……」
刑事「…………」

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:22:29.99 ID:NlTp7Wavo
医者「それで、彼女にとり憑く幽霊の中で、よく出てくる子の中に、ユカリという子がいまして」
医者「この子がとり憑いている間に、私はその子の言っている話を何回か聞いた事があるんですが」
刑事「はい」
医者「その内容から推測するに、ユカリは恐らく小さな女の子で、そして、怯えた様に『私を殺さないで』とよく言っています。『お母さん、助けて』とも」
医者「なので、もしも本当にこの子が幽霊だとしたら」
医者「誰かに殺されて死んだ幽霊、と推測がつきます。また、母親に助けを求めている事から、普通に考えたら、恐らく犯人は母親以外でしょうね」
刑事「……そうですね。普通に考えれば」
医者「ですが」
刑事「ええ」
医者「私は精神科の医師なので、さっきも言った通り、本当に幽霊がとり憑いているとは考えません」
医者「これも恐らくミキさんが過去に体験した出来事ではないかと考えます」
医者「幼少期に虐待などを受けて、精神を病む患者は非常に多いですからね」
刑事「…………」

61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:23:35.25 ID:NlTp7Wavo
刑事「つまり、話を整理すると」
刑事「先生は、ミキという女性が子供の頃に『誰か』から虐待を受けたと」
刑事「そして、その相手は母親以外だと、そう推測された訳ですか?」
医者「ええ。そして、母親以外となると、当然、父親ではないかと考えるのが自然ですよね」
医者「親による性的虐待は多いですから。まず、そうだろうと考えまして」
医者「母親に、ミキさんが子供の頃、何か変わった出来事とかがなかったかを質問しました」
医者「これが、母親と最後にした会話になるんですが」
刑事「……そうですか。それで、母親はなんと?」
医者「ある、という事でしたね。最初は少し話すのを渋っていましたが」
医者「ミキさんの治療に関係ある事かもしれないので、と頼みましたところ、話してもらえる事になりました」
刑事「はい」

62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:24:40.61 ID:NlTp7Wavo
刑事「それで、どういった話だったんですか?」
医者「二つありまして、一つはイマジナリーフレンドの話で、もう一つはUFOに拐われたという話でした」
刑事「UFO? それに、イマジナリーフレンドというのは?」
医者「イマジナリーフレンドというのは、想像の中の友達です。子供によくある事で、これ自体は特に害もなく問題ないんですが」
医者「そのイマジナリーフレンドの名前が、先程出てきた幽霊の名前と同じでした。つまり、ユカリという名前だったんですね」
刑事「ふむ……」
医者「なので、幼少期に何かがあったのではないかという予想は、ほぼ確信に変わりました」
医者「本人に代わって、イマジナリーフレンドが痛みを引き受けるというケースもありますので。これは正直、あまり好ましくない傾向なんですがね……」
医者「多重人格の温床になるケースがありますから」
刑事「…………」

63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:25:32.32 ID:NlTp7Wavo
医者「それで、もう一つのUFOに拐われたという話なんですが」
刑事「ええ」
医者「要約すると、ミキさんが四日後にUFOに拐われるという話を警察官にして」
医者「そして、実際に四日後にミキさんが行方不明になり」
医者「三日経って見つかった時には、何故かミキさんは鍵のかかった家の中にいて」
医者「そして、記憶が数日分消えていた、という話になります」
刑事「……なるほど。確かに少し不思議な話ではありますが……」
医者「ええ、この話を聞いた時、私はすぐにこう思いました」
医者「父親が、ミキさんを家の中のどこかに監禁したんじゃないかと」
医者「そして、虐待の末、その時の事を固く口止めしたか、あるいは……」
医者「ミキさん自身が耐えきれなくなって、その時の記憶を無意識的に封印した……つまりはショックで記憶を消去したのではないかと」
医者「そう考えました」
刑事「……なるほどね」

64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:27:03.35 ID:NlTp7Wavo
医者「犯人が父親だとすれば、鍵のかかった家の中で見つかったとしても、少しも不思議ではありません」
医者「また、父親が以前からミキさんに虐待をしていたと仮定したなら」
医者「そして、その事を母親が知らなかったとしたら」
医者「それは、母親が不在で、かつ、父親の仕事が休みの日に行われていた事になります」
医者「だとすれば、土日祝日の時でしょうね」
刑事「はい」
医者「それで、もし、そういう事がこれまで定期的に行われていたなら、ミキさんがその日時を予想するのは簡単でしょう」
医者「しかし、ミキさんはその事を母親に言わなかった」
医者「恐らく、父親から脅されて口止めを受けていたのでしょうね。怖くてそれを言えなかった」
医者「そういう時、刑事さんならどうします? 助けを呼びたいけど、その理由を言えない時」
刑事「……先生の言いたい事はわかりました」
刑事「つまり、UFOは娘の嘘で、本当は警察に保護を求めていたという事ですね」
医者「恐らくはそうでしょうね」
医者「UFOは単なる建前でしょう。あれはミキさんからの形を変えたSOSだったと考えるのが妥当だと思います」
刑事「……だが、そのSOSは誰にも届かなかった」
医者「はい。残念な事にもそうなったはずです」

65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:28:06.79 ID:NlTp7Wavo
医者「恐らく、母親が電話をしている隙に」
医者「父親は、娘を隠し部屋へと連れ込もうとして」
医者「それを察したミキさんは逃げ出した」
医者「ですが、玄関を少し出たところで父親に捕まり」
医者「抱えられる様にして、家の中へと運ばれたんだと思います」
医者「でなければ、警察犬が匂いを辿れなかった理由がつかないですから」
刑事「……そうでしょうね」
医者「母親から話を聞いた後、私は警察犬の事についても調べたんですが」
医者「犬というのは、犯人を追跡する時、靴に付着した犯人の匂いが地面に残っているので、それを辿っていくそうですね」
医者「直接、匂いをかいで辿っている訳ではないと」
刑事「……ええ、その通りです」

66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:29:20.19 ID:NlTp7Wavo
刑事「匂いというのは、匂い分子が鼻の粘膜の嗅細胞につく事で感知している訳なんですが」
刑事「これは空気中を漂っているので、風によって常に動きますし、簡単に飛ばされてしまいます」
刑事「なので、例え犬でも、風向きや風の強さによっては、空気中を漂う匂いを探して追跡するというのが出来ないんです」
刑事「屋内の屋根裏に閉じ込められたとなれば、空気の出入りが少ないでしょうから、微かに風にのって漂う程度でしょう。それがどこから漂ってくるかまではわからないと思います」
刑事「だから、犬は通常、地面についた一番新しい靴の残り香を追っていく訳なんですが」
刑事「逆に言えば、この追跡の仕方は地面に靴が接地してないとそれだけで追えなくなるんです」
刑事「つまり、乗り物に乗ったり、誰かに抱え上げられると、もうお手上げなんです」
刑事「犬からしたら、そこで急に靴の匂いが途切れる訳ですからね。そして、その周りに続きの匂いがないかと探すんですが、それも見つからないとなれば」
刑事「言葉を話せない犬には、それを伝える手段がありません。『探している人間はどこか近くにいると思うけど、正確にどこにいるかまではわからない』なんて事は」
医者「……そうですか」

67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:30:38.58 ID:NlTp7Wavo
刑事「しかし、その虐待というのはどの様なものだったんでしょうかね」
刑事「屋根裏に大量にあったズタズタの人形と何か関係あるんでしょうか?」
医者「何とも言えませんが……」
医者「ある程度の推測は出来ます。それで合っているかは別の話ですが」
刑事「どういったものですかね? それで構わないので聞かせてもらえませんか」
医者「ええ。まず、ミキさんは発見された後、精密検査を受けているそうなんですが、その時は外傷などがまったくなかったという事なので」
医者「それまで行われていたと思われる虐待についても、殴る蹴るなどの暴力を伴うものではなかったと推測がつきます。これは母親がその事に気付かなかった点からもわかります」
刑事「ええ」
医者「ですが、具体的にそれがどの様なものだったかまではわかりません。ただ……多分、性的なものでしょうね。傷がない場合は、そういうケースが多いので」
刑事「はい。恐らく、そうでしょうね」
医者「なので、大量の人形については、虐待ではなく、口止めの手段として使ったのではないかと考えられます」
刑事「それは、具体的にどの様な方法で?」
医者「……少し話が飛びますが、刑事さんは呪いとか信用しますか?」
刑事「呪い?」

68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:31:42.50 ID:NlTp7Wavo
医者「ええ、隠し部屋で発見された人形は呪いの藁人形の様な状態だったんですよね?」
刑事「はい。確かにそうですが……」
医者「そういうのは、西洋にもありますが、日本にもあります。牛の刻参りと呼ばれるやつです。呪いたい相手の髪の毛や爪などを入れて、それに五寸釘を打ち付けるというあれです」
刑事「はあ……」
医者「実は、日本で一例だけ、それによって逮捕された例があるんです」
刑事「まさか」
医者「いえ、本当です。それも江戸時代とかではなく近代の話です。確か昭和だったと思いますが」
刑事「いえ、それはいくらなんでもありえませんよ」

69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:32:35.12 ID:NlTp7Wavo
刑事「日本の刑法では、呪いや幽霊などのオカルトを認めていませんので」
刑事「それは不能犯と呼ばれる類いのものです」
刑事「例えば、ビタミン剤を毒だと勘違いしている人間がいて、それを殺したい相手にこっそり飲ませたとしても」
刑事「ビタミン剤で人が死ぬ事はないので、それは殺意の有無に関わりなく、実行しても無罪となります」
刑事「呪いもそうです。呪いで人が死ぬ事はないので、それを行ったとしても罪にはなりません」
刑事「だから、逮捕は有り得ないんです」
医者「…………」

70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:36:48.60 ID:NlTp7Wavo
医者「確かに仰る通りなんですが」
医者「ですが、その時は、犯人が行った牛の刻参りの事が噂になりまして」
医者「そして、呪われた相手が実際に原因不明の病気にかかり、体調を崩し寝込んでしまったんです」
刑事「…………」
医者「なので、遂には警察が介入して」
医者「その呪いを行っていた人物を逮捕しました。罪状は『脅迫罪』です」
刑事「……なるほど。脅迫ですか」
医者「ええ、医学的に考えるなら、呪われた相手が体調を崩したのは、呪いではなく、思い込みによる『気の病』ですから」
医者「ストレスや暗示により、そんな事が起きた、と考えられます」
医者「なので、それの原因となる犯人を警察は脅迫という事で逮捕しました」
医者「それを聞いたら、呪いを受けた人物はその原因不明の病気が消えました。ストレスがなくなった訳ですからね」
医者「私は、これと似たような事を父親もミキさんにしたのではないかと思います」
刑事「ふうむ……」

71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:38:22.36 ID:NlTp7Wavo
刑事「それ、具体的にはどういった事でしょうかね? 私には想像がつかないんですが……」
医者「基本的には、呪いの藁人形と同じだと思います。人形というのは、いわば呪いたい相手の分身の様なものとして扱われていますので」
医者「恐らく、父親はミキさんの前で、ミキさんの名前がついた人形をズタズタに引き裂いたのではないかと思います」
医者「『この人形は、お前と同じだ』などど、繰り返し言い続けたりしながら」
刑事「…………」
医者「これはユカリという子が、何度も『私を殺さないで』と言っている事からも推測出来ます」
医者「自分の身代わりみたいなものを、何度も殺されている、と考えてもそこまで不自然ではありません」
刑事「…………」

72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:39:39.04 ID:NlTp7Wavo
医者「ミキさんはその時、子供でしたし」
医者「オカルトにもはまっていました。牛の刻参りを知っていてもおかしくありません」
医者「そして、暗くて狭い部屋にずっと閉じ込められているだけでも、充分なストレスになります」
医者「その上、そういった事を、本来、愛情を注ぐ側である父親から繰り返し行われ、繰り返し言われ続けたとしたら、どうでしょう?」
医者「子供にそれが耐えられるでしょうかね?」
刑事「…………」

73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:41:01.62 ID:NlTp7Wavo
刑事「……わかりました」
刑事「おおよそではありますが、UFOの話の全貌が」
刑事「この話、我々、警察の方にも手落ちはありますね。恐らく、母親父親の証言があったものですから、家の捜索は徹底的に行わなかったのでしょう」
刑事「行っていれば、その時に隠し部屋を発見出来た可能性もあります」
医者「……かもしれませんね」
刑事「それで、先生」
医者「何でしょうか?」
刑事「母親の消したメッセージから考えて、先生はさっきの『父親が娘を監禁した』という推測を母親に伝えたという事で間違いないですよね?」
医者「ええ……。それで隠し部屋みたいなのが家にないかを尋ねたところ」
医者「そういうものはないとの事だったので、UFOの話は一度置いておいて、私は別の事を尋ねたんです」
医者「『習い事とか何でもいいので、父親が休みの日に家を定期的に何時間か留守にする事はありませんでしたか?』と」
刑事「そちらは?」
医者「あったそうです」
医者「なので、父親が娘を拐って監禁したかはともかくとして」
医者「娘に虐待していた可能性はあるという事だけを伝えて」
医者「その後、非礼を詫びて、そこで話を終わらせました」
医者「これが、私と母親との最後の会話です」
刑事「……わかりました」

74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:42:23.02 ID:NlTp7Wavo
刑事「それで、先生が思った通り」
刑事「実際に、父親からの虐待はあったと、そういう事なんでしょうな」
医者「ええ……。きっと母親はあれから隠し部屋を探して、見つけたんだと思います」
医者「そして、そこに何か虐待の証拠となるものもあった、と考えるのが自然です」
医者「なので、隠し部屋の事について尋ねたら、そこに破壊されたテレビとビデオがあったという事だったので」
医者「そこに、虐待の証拠となる撮影したビデオテープも一緒にあったんじゃないかと考え」
医者「それを母親が見つけたとしたなら、そんなものを残しておくとは到底思えませんから、処分しただろうと推測しました」
刑事「なるほど……」
刑事「それで、その後、母親は父親を問い詰めて」
刑事「その事が元になって、激しい口論が起こり」
刑事「結果、母親が父親を刺殺してしまったと、そういう事ですかね……」
医者「恐らくは、そうだと思います……。今更ながらですが、虐待の件に関しては、伝えるべきではなかったかもしれませんね……」
刑事「……いえ、父親は因果応報というものです」
刑事「母親も、これまでずっと気付かなかった訳ですから、完全に無関係とは言えないでしょう」
刑事「可哀想なのは、娘ですね。何の罪もないでしょうに……」
医者「……はい」

75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:42:55.24 ID:NlTp7Wavo
解・六話
【UFOに拐われた子供】
終了

76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:44:09.58 ID:BhYEeQRw0
こんな話を考えれる人すげえわ・・・

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:45:40.53 ID:EC//J7S20
>>1 乙です
成る程、UFOに攫われる日を4日後って言ってたのは「母親が出かけていてかつ父親の次の休日が4日後」だったってことか……

79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:50:13.22 ID:HubtkqK+o

母親虐待説は結構あったが、父親虐待説はあまりなかったな。盲点だった
隠し部屋が合ってたから正解扱いだが、理由まで当てるとなると厳しかったな

80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 18:56:39.84 ID:NEQKQ4BgO

次出るのは何話なんだろ

81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 19:08:54.80 ID:utQgwpXM0
>>1の才能に嫉妬 よくできてるわ
次回にも期待

82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 19:10:10.55 ID:+SBLPAVEo
面白いわほんと
嫉妬嫉妬

89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 19:40:00.18 ID:NlTp7Wavo
【お詫び】

90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 19:41:45.23 ID:NlTp7Wavo
今更ですが
この話の中で、ミキが嘘をついていました
母親の話の中での事なので、完全に見落としていました
他に嘘つきは一人いるので
『各話の語り手、七人』と既に書いてしまった以上、赤字に間違いがあった事になります
『八話の中で、一人だけ、嘘の話をしている人間がいる』とすべきでした
後から訂正という、謎解きにあるまじき行為を二回もしていますが
どうか御容赦下さい

98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 21:03:08.18 ID:JrzDC3bU0
条件に引っかかるといえば引っかかるがそもそもそんな発想すらなかったわww

99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 21:28:20.23 ID:ZdRQKWjSO
やっぱ、作者の解は素晴らしいね。
作者殿の他の作品があれば教えて頂きたい。
それに、登場人物であるミキがついた嘘だし、問題ないと思う。
「語り手に嘘をついている」という事で考察していたし、6の解が分かったとしても、他の語り手に嘘をついている人がいるとして考察していたと思う。
次の考察をするのに思い違いがないように、このタイミングで説明するのがベストだったと思う。
「語り手と登場人物に1人嘘をついている」と最初に言われるより、考察しやすかった。

100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/11(木) 21:29:53.34 ID:Ci3kh3hzo
しかしミキが可哀想だな…
確かにこんなことされたら精神病むわ