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アスカ「強くてニューゲーム」

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Part5
102 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/21(月) 19:36:02.75 ID:ACNQWGhA0
アスカ「うーん、やっぱり暇ねぇ」
アスカ「そう言えば、ここにいた場合使徒確認からの連絡ってどうなるのかしら」
アスカ「うーむ…………!」
アスカ(足音?複数人居るわね……隠れるか)コソコソ
ゲンドウ「弐号機パイロット!」
アスカ(あれ、碇司令だったのね)
アスカ「はーい、何ですか?」ピョコ
ゲンドウ「使徒だ。出撃準備をしたまえ」
アスカ「使徒!?了解しました」
アスカ(何だか嫌な感じね……)
ーーーー
アスカ「わぉ、こうして見るとあの使徒って大きいのね。いつも下から見てたから分かんなかったわ」
アスカ「ま、楽勝よ」カチャッ
アスカ「パレットライフル、一斉射撃!!」パパパパパパパ
マトリエル『!?』パパパパパパパ
マトリエル『……』ドシンッ
アスカ「……弱っ」

103 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/21(月) 19:36:36.71 ID:ACNQWGhA0
ゲンドウ「ご苦労であった」
諜報員A「では」パシュッ
冬月「NERVの停電、それと当時に使徒の出現…」
ゲンドウ「そこまではある程度予測の範囲内だ。だが」
冬月「弐号機パイロットのことか?確かに、このタイミングに居合わせるのは不自然すぎるな」
ゲンドウ「だが、現時点では我々の味方でいるのも事実だ。ゼーレの老人よりかは余程危険だが、まだ手元に置いておこう」
冬月「……碇、仮に弐号機が覚醒するようなことがあれば……」
ゲンドウ「その可能性はきわめて低い。初号機の何分の一というレベルだろう。だが……」
冬月「覚醒してからでは遅いのだぞ」
ゲンドウ「分かっている。それまでには処分するつもりだ」
冬月「……まさに、道具だな」

104 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/21(月) 19:37:05.81 ID:ACNQWGhA0
ゼーレ1『NERVの全電力の停電、か』
ゼーレ3『一体どういうつもりだね碇』
ゲンドウ「今回の件については現在、総力を上げて捜査をしています」
ゼーレ8『どうだか。信用に値しないな』
ゼーレ7『だがここでその事を取り上げて責め立てるのもまた無意味だ』
ゼーレ5『いかにも。シナリオに影響が無ければ良い。だが、弐号機とそのパイロットの件についてはどうするつもりだ』
ゲンドウ「……弐号機パイロットは現在NERVの一員として使徒戦に尽力していますが」
ゼーレ2『そんな建前には興味はないのだよ』
ゼーレ1『左様。だが、現段階では問題がないのも事実だ。……碇、わかっているな?』
ゲンドウ「はい。ゼーレのシナリオ通りに。」
ゼーレを『……期待しているぞ』ブチッ
ゲンドウ「……」
冬月「面倒な老人共だな」

112 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/22(火) 22:01:15.35 ID:n2Pk9pus0
アスカ「とうとう明日ね……」
アスカ「今回止められなかったらどうしようもないわねぇ」
アスカ「……ま、何とかなるわよね、多分」
-翌日-
ミサト「つまり、降ってくる使徒を受け止めてもらうわ」
シンジ「受け止める!?」
アスカ「そんなの出来るの?」
ミサト「やるのよ!奇跡は起こすのよ」
アスカ(ま、やるけどさ~)
ミサト「それじゃ、三人とも、配置について」
シンジ「うぅ、できるかな……」
アスカ「もし失敗したら、終わりだからね~。ま、頑張りなさい」
シンジ「うぅ……」

113 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/22(火) 22:01:52.62 ID:n2Pk9pus0
《サハクィエル『……!』バッ
アスカ「来たわっ」
ミサト『三人とも!スタート!』
アスカ「うおぉぉぉ」
シンジ『はぁぁぁ』
レイ『行きます……っ!』
アスカ(行くわよ……)
アスカ「ママっ!!」
弐号機『!!』グワッ
シンジ『うおぉぉ』
日向『使徒、進路変更!再計算、B-24地点と思われます!』
ミサト『まずい!』
アスカ「こっちじゃ間に合わない!バカシンジ!行きなさい!」
シンジ『……!分かったっ!!』
ミサト『走行補助152番から163番!』
シンジ『うぉぉぉ』
アスカ「……!」
アスカ(バカシンジ、あれなら間に合うっ!)


114 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/22(火) 22:02:37.77 ID:n2Pk9pus0
シンジ『ATフィールド、全開っ!』キィィィン
サハクィエル『……!!』キィィィン
ミサト『受け止めた……っ!アスカ、レイ!急いで!』
アスカ「分かってるわっ!レイ、フィールド全開っ!」キィィィ
レイ『分かってるわ』キィィィ
サハクィエル『……!?……』ググ
零号機『……』ヒュバッ
弐号機『!!』ザクッ
サハクィエル『!?!?』シュゥゥゥ
サハクィエル『』ドォォォン…
日向『目標沈黙!』
ミサト『やったわっ!』》
諜報員A「……以上が第十使徒戦の様子です」
冬月「碇…」
ゲンドウ「あぁ、間違いない」
ゲンドウ「弐号機パイロットは気付いている。エヴァの中に、自らの母の魂が眠っているとな」
冬月「どう処理するつもりだ?」
ゲンドウ「……まだ必要ない。使える内は使っておく。自らの手駒を無策に切り落とす必要は無い」

115 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/22(火) 22:03:39.24 ID:n2Pk9pus0
アスカ「10回目にしてようやく、あいつを突破出来たわね。正確には2回目の突破だけど」
アスカ「それで、つぎはリツコね。まぁ大丈夫でしょ」
アスカ「となると、やっぱり気になるのはその次の『影』よね……勝てるか怪しいわ……」
アスカ「もし、勝てなかったらどうなるんだろ…?」
アスカ「また、最初からやり直しかなぁ?嫌だな……」
アスカ「……頭痛いわね」
諜報員A「……」
諜報員A(現在の命令は弐号機パイロットの保護を最優先、か。やはり彼女がポイントなのだな…)
諜報員A(いや、俺が今そんなことをかんがえる必要も無い、か)
諜報員A(……ゼーレとは何なのだ…?)

116 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/22(火) 22:06:01.35 ID:n2Pk9pus0
ゼーレ1『未だ我々は弐号機パイロットの情報を掴めていない』
ゼーレ4『あぁ。碇も同じような事を言ってはいるが、あいつの事だ。信用は足りんな』
ゼーレ6『最近はより護衛が増している。付け入る隙がまるでないぞ』
ゼーレ2『当然といえば当然だがな。奴らの切り札の可能性すら考えられる』
ゼーレ1『今のところ我らがシナリオに影響はない……だが』
ゼーレ1『もし神の定めし運命に逆らおうというのなら、その時は分かっているのだろうな、碇……』
ーーーー
ミサト「いやぁ、上手くいってよかったわ……って、あれ?」
ミサト(加地君?あんな所で何してるのかしら……。……!)
ミサト(……)
加地「……」スッ
ミサト「加地リョウジ。……ここで何しているの?」カチャッ
ーーーー
アスカ「はっくしょん!」
アスカ「……?」

117 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/22(火) 22:10:08.19 ID:n2Pk9pus0
アスカ「そう言えば、何故あたしだけループしてるのかしら」
アスカ(確か、サードインパクトが起きて……それで……)
アスカ「人類が溶けて一つになる、だったかしら?それが起こらなかったのはどうしてかしら」
アスカ「不思議ねぇ……」
アスカ「……いや、待って」
アスカ「あの時あたしは、確か……」
アスカ「『碇シンジを拒絶した』……?」
アスカ「補完計画があいつを軸として行われたとしたなら……!!」
アスカ「あたしが、あたしの心の壁が、碇シンジという存在を受け入れるのを拒絶したから」
アスカ「あたしの魂は心の壁によって隔てられて、一つになることなくこうして漂っているのだとしたら……」
アスカ?「あたしという存在が、ループをやめる方法って……サードインパクトを起こさないこと?」
アスカ「元々起こすつもりはなかったけれど……でも、その後は1つになるのを拒絶した気はしないんだけど……」
アスカ「なんだか、自分がよくわからなくなって来たわ……」

123 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/23(水) 22:50:49.09 ID:0PIDb6OX0
アスカ「結局第十一使徒はリツコが処理してたわ。流石ね」
アスカ「……そして、いよいよ明日が第十二使徒の襲来な訳だけど……」
アスカ「はぁ、結局倒し方がまだ分かんないままなのよねぇ……」
アスカ?「まぁ、なるようにしかならないわよね……」
アスカ「バカシンジが出てきた方法、ちゃんと聞いとけば良かった……ま、聞いても『わからない』って言いそうだけど」
アスカ「……それにしても、流石に気付くものなのね。最近色んな人があたしの周りに居るわね……尾行というかなんというか」
アスカ「疑われるのは今までのと同じだけど、ここまで来たのは初めてだし、分かんないことも多くなってきそうね……」
アスカ「ふわぁ~あ。眠たいしもう寝よっかな」

124 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/23(水) 22:51:24.36 ID:0PIDb6OX0
-翌日-
ミサト「目標は?」
マヤ「現在第二防衛ラインへ到達。依然パターンオレンジ。使徒とは判別できません」
ミサト「さて、どうしたものかしら……」
ミサト「アスカ!シンジ君!レイ!目標との戦闘は極力避けて、街の外へと誘導して!」
アスカ『戦闘は避けろって、どういうことよ?』
ミサト「目標は依然使徒とは判別出来ません。街の中で無理に戦闘を行う必要は無いわ」
ミサト「可能ならそのまま街の外へ連れ出す、つまり帰ってもらうわ」
ミサト「……もっとも、そんなことがあるとは思えないけどね」
アスカ『ふーん……まぁ、分かったわ』
シンジ『分かりました!』
レイ『了解』

125 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/23(水) 22:52:49.38 ID:0PIDb6OX0
アスカ「……」
アスカ(外へ誘導っつったって、そんなの無理に決まってるでしょ……)
アスカ(あいつ、使徒だし……)
アスカ(近付けば影に飲み込まれる…どうすれば……)
シンジ『……』
シンジ(よし、ここは威嚇射撃で……)
アスカ「……っ!だめっ」
シンジ『えっ?』パァンッ
レリエル『…』フッ
ミサト『消えたっ!?』
マヤ『!パターン青出現!!初号機の足元です!』
シンジ『な、なんだよこれ!?』
アスカ「バカシンジ!さっさと抜け出しなさい!」ダッ

126 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/23(水) 22:53:36.09 ID:0PIDb6OX0
シンジ『な、なんだよこれ!』パンパァンッ
レリエル『……』スッスッ
ミサト『ダメ、シンジ君!逃げなさい!』
シンジ『そんなこと言ったって、こんなのどうしようもないよ!』
アスカ「くっ……」
アスカ(お願い、ママ……力を貸して!)
弐号機『……!』カッ
アスカ「ATフィールド、全開っっ!!!」
弐号機『ウォォォォ』バリバリッ
冬月『これは……っ』
ゲンドウ『……』
アスカ「はぁぁぁぁ!!!」
レリエル『!?』ギィィ
アスカ「バカシンジ!掴まって!早く!!」
シンジ『アスカ!?っ、うん!』グッ
アスカ「くぅ……どぉりゃぁぁ」
シンジ『うわぁっ!?』
弐号機『…!?』ガタンッ
シンジ『!?アスカっ!?』
アスカ「なっ、何よこれっ!?」
レリエル『……』ズズズズ
アスカ「ダメ、飲み込まれ……っ」
シンジ『アスカ!アスカ!?アスカぁっ!!』

127 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/23(水) 22:54:34.18 ID:0PIDb6OX0
-ディラックの海-
アスカ「……どこよここ」
アスカ「……真っ白ね……」
アスカ「バカシンジはこんな所に何時間も居たのよね……」
アスカ「……確か、生命維持モードにしとくんだっけ……」
アスカ「……通信は出来ない、か。むむむ…………ATフィールド、全開っっ!」
弐号機『!!』キィィィ
アスカ「くぅぅ……ダメかぁ」
弐号機『……』シュゥゥ
アスカ「……ママ……」
アスカ「……モードチェンジ、生命維持モード」
アスカ「……」
アスカ「…………」
アスカ「…………ママ……」

128 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/23(水) 22:55:54.84 ID:0PIDb6OX0
アスカ「……?ここ、どこ……?」
アスカ「……!あんた、誰?」
???「あたしは、アスカ」
アスカ「はぁ?アスカはあたしよ!」
???「いいえ、あたしはアスカ。あたしもあんたもアスカなのよ」
アスカ「……何よそれ」
???「いや、少し違うか」
アスカ「?」
アスカ「あんたとあたしは同じアスカだけど同じアスカじゃない。アスカの魂が二つに裂かれて、その片方があんたになった」
???「は、はぁ?何言ってんのよ」
アスカ?「あんたとあたしとは、同じアスカの心を持った、別の存在」
アスカ?「ど、どういうことなのよ……」
アスカ?「……直に分かるわよ」
アスカ?「さて、それじゃあそろそろ時間だし、ここから出ましょうか」
アスカ?「何言ってんのよ!ちょっと!待ちなさいよ!!」

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