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アスカ「強くてニューゲーム」

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Part2
25 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:07:12.11 ID:mEI1LUBF0
アスカ「んー、とりあえずはバカシンジを強くするために、あいつに訓練を課さなきゃってわけよね!」
アスカ「そうね……とりあえずそれをするなら一緒に暮らした方が楽ね」
アスカ「……別に1人が寂しい訳じゃないけど、ほら、そっちの方が都合がいいし?」
アスカ「……」
アスカ「兎にも角にも、あいつにもっと自信を持って貰わなきゃ困るわ!」
アスカ「うーん、とりあえず厳しく行かなきゃよねぇ……」
アスカ「……そうね、エヴァの操縦で必要なことをとりあえずまとめてやるわ!」
アスカ「あくまでも、あたしが使徒に負けないために、ね!」

26 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:08:10.24 ID:mEI1LUBF0
時は経ち、アスカ来日当日
アスカ「そろそろシンジたちが着く頃ね」
アスカ「それじゃあママ、またね!」
弐号機『……』ピクッ
ーーーー
アスカ「ミサト~!元気だった~?」
ミサト「あらアスカ!おっきくなったわね~」
アスカ「ふっふーん!そ、れ、で、誰がサードチルドレンなのよ!」
シンジ「あ、えっと、僕、だけど……」
アスカ「そ。あたしは惣流・アスカ・ラングレー。弐号機専属パイロット、セカンドチルドレンよ!アスカでいいわ」
シンジ「あ、僕は碇シンジ。えっと、初号機のパイロットで……」
アスカ「知ってる知ってる。それじゃ、宜しくね?」
シンジ「あぁ、うん!宜しく…」
トウジ「うひょー、えらいべっぴんさんやぞ」コソコソ
ケンスケ「あぁ、碇のやつ羨ましいぃ~」コソコソ
アスカ「それじゃあ、シンジは借りるわよ、ミサト!」
ミサト「え!?ど、どこ行くの?」
アスカ「あたしの弐号機を見せてやるのよ!それじゃ、まったね~」
アスカ「さ、行くわよ、シンジ!」グイッ
シンジ「あ、ちょっと!じゃ、じゃあまた後で!」
ミサト「元気ねぇ~。気を付けてよ~」

27 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:09:11.78 ID:mEI1LUBF0
アスカ「じゃっじゃーん!どう?これがあたしの弐号機よ!」
シンジ「へぇ…弐号機は赤いんだね」
アスカ「ま、それ以外にも違いはあるけど……それは置いといて、よ」
シンジ「?」
アスカ「あんたの戦闘映像を見せてもらったわ!」
シンジ「へ!?み、見たんだ……何だか恥ずかしいな…」
アスカ「とりあえず、よく倒したわね、とだけ言ってあげるわ!けど、戦い方が全然ダメね!」
シンジ「えぇっ!?……アスカはそんなに強いの?」
アスカ「えぇもちろ…っ!」ゴオォォン!
シンジ「うわぁ!な、何の音!?……!あれ、使徒!!」
アスカ「……いいわ、見せてあげるわ、サードチルドレン!」
シンジ「え?え?」
アスカ「あたしの戦いっぷりを見とけってことよ!行くわよ、弐号機!」
シンジ「あ、ちょ、アスカ!」
シンジ「……み、ミサトさんのとこに行かなきゃ!」

28 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:10:40.18 ID:mEI1LUBF0
アスカ「さーて、こっからは余裕ねー」
アスカ「もう何回もやってるし、シンジに見せつけるためってだけだもんね」
アスカ「ママ、最初から全力で行くわ!あたしの力を見せつけてやるのよ!」
弐号機『…………』カッ
弐号機『グォォォォン!!』ググッ
アスカ「弐号機!発進!!」
ーーーー
シンジ「アスカ、凄いね……一瞬で使徒を倒しちゃった……」
アスカ「ふっふーん、どんなもんよ!……いいこと、バカシンジ!」
シンジ「バっ……!?」
アスカ「あんた、そのままじゃ死ぬわよ。大切なものを守れずに」
シンジ「……!」
アスカ「あたしが教えてあげるわ。エヴァの戦い方って奴をね!」
シンジ「え、えっと、うん……ありがとう」
アスカ(とりあえずはこんな感じでいいかしら?今までと違ってシンジの面倒見なきゃいけないなんて、面倒臭いわね!全く!)

29 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:13:26.13 ID:mEI1LUBF0
とりあえず、ここまでです
ではまた書き溜めてきます


31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/16(水) 21:55:09.55 ID:f4UYxoi9o
そこまで強いわけじゃないのね

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/17(木) 10:26:34.39 ID:Z/AMkpC7O
マジレスすると人類補完計画あるなら成長しようがしまいがマダオやらユイがあの手この手でシンジ追い込もうとしてくるから一人で止められるかって話になるよな、どちらかといえば追い込む材料にされたアスカの方が成長しないとまた初号機覚醒からの補完計画発動待ったなしだわ

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/17(木) 18:24:26.92 ID:r9qbhEdwO
マダオって割とガチでまるでダメなおっさんだから困る

37 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 20:57:22.38 ID:kX4fGjY50
リツコ「お疲れ様、ミサト」
ミサト「ほんっと大変だったわ…まさか海で使徒と遭遇するとはね」
リツコ「輸送中の弐号機を狙った、と考えられるわ」
ミサト「傍迷惑なやつね。それより、どうだった、今回の使徒のサンプルは?」
リツコ「あまり解析は進んでないわね…。それより、弐号機のシンクロ率の方が気になるわ」
ミサト「?何%だったの?」
リツコ「172.3よ」
ミサト「……え?」
リツコ「瞬間最高シンクロ率は172.3%。それ以外の間も150%を超えるシンクロ率だったわよ」
ミサト「……それ、冗談じゃないわよね?」
リツコ「当たり前でしょ。……調査が必要だわね」
ミサト「けど、そんなこと……ありえるの?」
リツコ「論理的には可能、とMAGIは回答しているわ」
ミサト「……常軌を逸してる、わね」

38 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 20:59:14.61 ID:kX4fGjY50
加持「いやぁ、波乱に満ちた船旅でしたよ」
ゲンドウ「あぁ……」
加持「これのせいですかね?」
ゲンドウ「恐らくな」
加持「……これは」
ゲンドウ「あぁ、最初の人類、アダムだよ」
加持「……それと、弐号機の件ですが」
ゲンドウ「……あのシンクロ率。弐号機に目覚められる訳には行かないのだがな。……明日、シンクロテストを執り行う」
加持「そうですか。では……」
ゲンドウ「あぁ、下がりたまえ」
加持(アスカ……一体どうなっているんだ?)

39 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 20:59:55.52 ID:kX4fGjY50
アスカ(そんなこんなでミサトん家に転がりこんだわけだけど……)
アスカ「鍛えるとは言ったものの、何しようかしら」
アスカ「…とりあえず、やれることはやらなきゃよね」
アスカ「ということで、バカシンジには自分の戦闘を見て改良すべき点を見つけてもらうことにしたわ!」
シンジ「う、うん。分かったよアスカ」
アスカ「それじゃ、第三使徒の時のは見ても参考にならないだろうし、第四と第五使徒の方、ちゃんとやっとくのよー」
シンジ「あ、アスカ、どこか出かけるの?」
アスカ「なんか、日本に来たから一応シンクロテストと身体検査?をするらしいわ。それじゃ、行ってくるわねー」
アスカ(ま、この日に検査が入るのは毎回同じね)

40 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 21:00:49.95 ID:kX4fGjY50
リツコ「それじゃ、シンクロテスト始めるわよ」
アスカ『はーい』
マヤ「シンクロ率62.3%…かなり高い値ですが……」
リツコ(テストの結果自体はドイツの時と同じようなものね。時々シンクロ率が異様に高くなるだけ、かしら)
リツコ「アスカ、シンクロ率がかなり低いわよ。余計なことを考えないで」
アスカ『あれ?そう?……うーん』
マヤ「……!センパイ、これ…!」
リツコ「シンクロ率79.4%……やはり、そうなのかしら……」
リツコ「オッケーよ、アスカ。テストの結果は後で伝えるわ。昼食を挟んで身体検査ね」
アスカ『はいはーい』

41 :?>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 21:02:53.46 ID:kX4fGjY50
ゲンドウ「弐号機パイロットの身体検査の結果は?」
リツコ「異常はありませんでしたわ。遺伝子データも、100%アスカ本人であると考えて間違いありません」
リツコ「シンクロ率のMAGIによる誤差も認められませんでしたわ」
ゲンドウ「そうか……弐号機パイロットの『パターン』は?」
リツコ「その点もご安心ください。使徒ではありません。パターン青の痕跡も見つかっておりませんわ」
ゲンドウ「先の使徒による汚染でもない、と」
リツコ「えぇ。ただ……このシンクロ率は……」
ゲンドウ「あぁ……。恐らく弐号機パイロットはある程度シンクロ率を自由に定められるのだろう」
リツコ「もしそうだとするなら……。……アスカの処遇については?」
ゲンドウ「現状は要観察、だ。全時間監視の目を複数用意しておけ」
リツコ「かしこまりましたわ。では失礼」
ゲンドウ「……」
冬月「難儀なものだな」
ゲンドウ「あぁ……駒に過ぎない存在の覚醒……それは防がねばならん」
冬月「エヴァ弐号機の覚醒、か」
ゲンドウ「……」
冬月(……ユイ君の覚醒が行われさえすれば良い、というものでもないわけか)

42 :?>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 21:04:14.18 ID:kX4fGjY50
-初号機格納庫-
アスカ「……」コツコツ
アスカ「初号機……」
初号機『……』
アスカ「……ねぇ、もしかしてあなたは……」
アスカ「ーーーーーーなの?」
初号機『…………』
アスカ「……」
アスカ「なーんてね」コツコツ
諜報員「弐号機パイロット、初号機格納庫を離れます」
ゲンドウ『何か喋っていたか?』
諜報員「口元は少し動いていましたが、声までは確認出来ておりません」
ゲンドウ『そうか。……引き続き頼む』

43 :?>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 21:06:02.06 ID:kX4fGjY50
アスカ「たーだまー」
シンジ「あ、おかえり、アスカ」
アスカ「ん?この匂い……」
シンジ「えっと、晩御飯、作ってみたんだけど……」
アスカ「あら!やるじゃない!……っと、自分の戦闘データは見たの?」
シンジ「うん。えっと、どっちもあんまり上手く銃を使えて無かったなーって」
アスカ「……まさか、それだけなわけないでしょうね?」
シンジ「あ、あと!えっと、第四使徒の時、ナイフを突き立てて仕留めるまでに時間がかかったせいで危険だった、とか」
アスカ「まぁ、そうね。……今後は自分の動きをより意識しながら訓練してみるといいわ。多少マシになるでしょうよ」
アスカ「ま、とりあえずご飯食べましょ!何作ったの?」
シンジ「えーっと、お味噌汁と肉じゃが、野菜のソテーだよ」
アスカ「へぇ……見た目は悪くないわね。それじゃ、手、洗ってくるわー」
シンジ「うん」
シンジ(なんだろう。始めて一緒に暮らしてるのに、懐かしい感じがする……)
シンジ「良いな、こういうのも」

44 :?>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 21:08:47.05 ID:kX4fGjY50
アスカ「いっただっきまーす!」
シンジ「いただきます」
アスカ「あれ?そういやミサトは?」
シンジ「この間の使徒のことの後始末で、今日は帰れないって電話あったんだ」
アスカ「あっそう。ミサトも大変ねー。ん、この肉じゃがなかなか悪くないじゃない」
シンジ「あはは、ありがとう」
ーーーー
アスカ「それじゃ、おやすみ。いい、部屋覗いたら許さないから!」
シンジ「わ、分かってるよ!おやすみ」
アスカ「ふんっ」ガラガラピシャ!
アスカ「……」パラパラ
アスカ「……『バカシンジ観察日記』、一日目」
アスカ「……こんなところかしら」
アスカ「……それにしても、なーんであたしだけループしてんのかしら」
アスカ「……もしかして、バカシンジ達もループしてたりするのかなぁ?」
アスカ「……そりゃないか。もしそうなら流石に目玉おばけは受け止められるわよね」
アスカ「……エヴァの秘密、か。弐号機の中にいるママ…」
アスカ(……碇司令の目的が分からないことには、迂闊なことは出来ない、か)
アスカ「……それじゃ、おやすみ、ママ」

45 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 21:10:07.99 ID:kX4fGjY50
なんか名前欄に『?』が付いてますね
気にしないでください
ここで一旦投下終了です
見て下さってる方、ありがとうございます

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/17(木) 21:40:42.89 ID:O7bGSi6MO


47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/17(木) 22:29:25.48 ID:UixGTZf3o
乙乙

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 02:52:28.72 ID:3mTWa4EFO

覚醒で思ったんだが弐号機ってキョウコの魂というか心の一部しか入ってないけど初号機みたいに覚醒するんかな?


49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 03:46:05.03 ID:mkgFDlEGo
多分、覚醒はしないと思うけど、SSでそこまで細かい事を言うのも野暮かなと。エヴァSSは最近はもうほとんどないし、とりあえず期待

50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 04:11:45.29 ID:eOmmtZnh0
確かにエヴァSSは珍しいからねぇ
難解というか明らかでない設定のほうが多い作品だし、まあ素直に楽しみにしよう

51 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/18(金) 12:40:26.10 ID:Bg3nOdaWO
使徒戦投下していきます

52 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/18(金) 12:41:53.19 ID:Bg3nOdaWO
-時は経ち、第七使徒襲来-
ミサト「準備はいいわね、シンジ君、アスカ」
アスカ『もちろんオッケーよ、いつでも来なさい!』
シンジ『僕も準備出来てます』
ミサト「良いわね、敵が水中から出てきたところを狙い撃ち。アスカは近接戦闘で、シンジ君はアスカの援護射撃をお願い」
ミサト「それでは…エヴァ初号機及び弐号機、発進!」
ーーーー
-弐号機プラグ内-
アスカ「バカシンジ!」
シンジ『わっ、えっと、どうしたのアスカ?』
アスカ「あたしが使徒に近付くまでの間は援護射撃をして。その後は一旦射撃を止めて、やつの出方次第ではあんたもこっちに来なさい」
シンジ『…二人で攻め込むってことだね。了解だよ』
アスカ(ふぅ、あの訓練でバカシンジも多少なりとも強くなったでしょうよ)
アスカ(まずは1回目のように真っ二つに切断する。これ自体は楽勝ね。その後は二つに分かれて動いてくるから…)
アスカ(バカシンジの動きに合わせて同じタイミングでコアを貫く。これで出来なかったら1回目のようになるわね)
アスカ「行くわよっ!」
シンジ『了解!』

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