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花山薫「・・・妹?」

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Part3
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 00:07:22.81 ID:hLo96oXIO
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
末堂とカオルは、気を失った黒服を見下ろし怪訝な表情をうかべていた
カオル「怖かった~怖い人~」
末堂「怖い人って言うな、まったく、何者なんだこいつら・・・」
末堂は服を掴み、顔を確認しようと片手で軽々引き起こすと、胸元に光るピンバッヂに気づいた
グイ 
末堂「関東・・・紅蓮会?」
そこに駆け寄って来た娘と烈
妹「カオル!大丈夫だった?!」
カオル「大丈夫だったよ~、可愛く生まれてくるんじゃなかった~」
烈「・・・この服装、先程の」
末堂「とんだ人違いだったみてえだぜ・・・ほら見ろよ」
黒服の内ポケットを調べた末堂は一枚の写真を見つけていた
シュッ
妹「・・・私の写真」
カオル「人違い?」
末堂「多分この黒服は金で雇われた奴等だ」
烈「このアパートに一人で住む中学生を・・・攫えと」
妹「・・・私」

53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 00:10:15.77 ID:hLo96oXIO
暫くの沈黙の後、娘は意を決したように口を開いた
妹「・・・実は」
烈「事を急くことはない」
烈は肩に手を置き、落ち着かせるように優しく声をかけた
末堂「そうだな、まず道場まで行って・・・こいつら締め上げねえと・・・あっと、カオルちゃんだっけか?やっぱり送ったほうが良さそうだな」
カオル「うちも道場行く!」
末堂「ああ?」
妹「カオル・・・目がハートになってる」
末堂「なんだあ?」
ギュッ 
カオル「すごーい太い腕・・・ステキ」
妹「さっきまで、怖い人とか言ってたくせに・・・」
カオル「男は顔じゃないの!」
末堂「・・・なんか、複雑」
烈「そうだな、君ももう巻き込まれている・・・彼女の話を詳しく聞いておいたほうがいいかもしれない」

54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 00:14:34.53 ID:hLo96oXIO
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
花山組では組員達が慌ただしく動いていた
木崎「すぐ車用意しろやッッ!!」
新垣「は、はい!!」
花山「・・・ヒロシ」
組員「車回しましたあ!」
木崎「カチコミじゃあ!!」
バタンバタン ブロロロ
花山、木崎、新垣が車に乗り込むと直ぐに発車した
木崎「場所は?」
新垣「はい!二丁目の工場跡に・・・向こうから電話が来て、来いと」
花山「・・・目的は俺か」

55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 00:26:05.01 ID:hLo96oXIO
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
道場へ向かう末堂の車は追い越し車線を少し早いスピードで走っていた
烈「もう少しで到着だ」
ブロロロ 
そこで隣の車線を猛スピードで追い越した一台の車
末堂「おお!あぶね!なんだあの黒塗り、飛ばしてやがんなあ!ヤクザか?」
カオル「ヤダー、きょわーい」
ギュッ 
末堂「バカやろ!運転中に腕なんか組むな、あぶねーだろ」
烈「ハハハ」
妹「・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ブロロロ
新垣「・・・今追い越した車の運転手、随分でけえ野郎でしたね・・・レスラー?」
木崎「無駄口叩いてねえで急げ!」
新垣「はいっ!」
花山「・・・」

56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 00:35:09.30 ID:hLo96oXIO
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
末堂の車は神心会館本部に到着した
キッ 
末堂「着いたぜ・・・おい、離れろよ!誤解される・・・」
そこに運転席の窓を叩く音
コンコン 
末堂「あ?誰だ・・・あッッ!!」
烈「ご協力、痛み入ります」
カオル「か、海賊?」
窓の外には鋼の様な肉体を道着の胸元から覗かせた、愚地独歩がニヤついた顔で立っていた
独歩「す~え~どぉ~~~」
末堂「館長!」
独歩「もう館長じゃっつってんだろ、このロリコン」
末堂「ち、違・・・おい離れろ」
カオル「やだよー」
独歩「こっちは末堂の女だとして・・・話してたのはこっちのお嬢ちゃんかい?」
妹「ご迷惑おかけします」


57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 00:38:41.57 ID:hLo96oXIO
独歩「ほう、若ぇのに、なかなか礼儀正しいじゃねえか、気に入ったぜ」
烈「空いている宿直室を使わせていただければと・・・」
独歩「おお、まあ俺はもうココの責任者じゃねえからな、克巳にゃ話してあるからよ」
烈「有り難うございます」
独歩「まあ、高級スイートルームとはいかねえがよ、なかなか悪くねえ部屋だぜ?」
妹「お世話になります」
独歩「ラブホテルでもねえからな!末堂指導員!」
末堂「勘弁してくださいよ・・・もう・・・あと、後ろのトランクを見てもらえますか」
独歩「ああ?」
独歩は末堂の言葉に車の後ろに周り、トランクの取っ手を引いた
バコン 
独歩「なんだあ!話より随分お客様が多いじゃねえか、ええ?」
烈「こちらも丁重にご案内致しましょう」

58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 00:41:51.74 ID:hLo96oXIO
独歩「ん?こりゃあ」
末堂「知ってる顔ですか?」
独歩「いや・・・」
独歩は黒服の胸元のピンバッヂを引きちぎった
ブチ 
独歩「・・・紅蓮会じゃねえか」
烈「ご存知で?」
独歩「ヤクザよりタチの悪りいチンピラ武道家崩れ集団だって評判だぜ、ケッ」
末堂「・・・武道家」
独歩「見たところこいつらは使いっパシリだ・・・黒服は一番下の階級らしい、くだらねえ」
末堂「階級?」
カオル「一番ザコだったのね、ムカつくー!」
烈「どうやらこの娘は、その紅蓮会に狙われているようです、くわしい話は・・・後で聞きますが」
妹「・・・お母さん」
カオル「・・・」

59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 01:47:39.30 ID:hLo96oXIO
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
花山達の車は工場跡にたどり着いていた
三人は粉っぽい臭いのする工場の中に、入って行った
カツカツ 
木崎「おう!!来てやったぞコラあ!!」
新垣「ヒロシ!いるか!?」
花山「・・・」
『なんだあ?三人だけかあ?』
軽薄な男の声が工場の中に響いた
木崎「どこだあ!」
新垣「この建物の周り組員で囲んだあ!逃げ場はねえと思え!!」
工場の高い所にあるギャラリーのような通路に、濃い青色のスーツを着た男が現れた
コツコツ 
藍「ようこそ、僕の巣へ」
木崎「あんだとぉ?!コラァ!!!」
『ドン!!ドン!!』
ガラガラガラガラ
木崎が怒鳴り声を上げ、男を威嚇すると同時に、左右の壁から爆発音が響き、壁は瓦礫と化した
花山「?!」

60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 01:48:52.26 ID:hLo96oXIO
木崎「発破か?!」
藍「この建物には至るところに爆弾がしかけてあるからね、気を付けてね~」
新垣「ヒロシをどこにやった?!」
藍「ねえ・・・あんたさあ、大層な喧嘩自慢なんだってねえ」
花山「・・・」 
藍「爆弾と喧嘩しても勝てるかなあ?」 
花山「・・・」

61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 01:53:13.77 ID:hLo96oXIO
木崎「何が目的だコラあ!!」
藍「目的?んー・・・お金、かな?」
木崎「ああ?」
藍「でも・・・あんたらを始末したい理由は別、商売しにくいんだよね、あんたらみたいな真面目なヤクザ屋さんがいるとさ、クライアントも皆ビビっちまうんだよ」
花山「・・・」
藍「花山が怖いからってさ!」
木崎「やっぱりな・・・紅蓮会か」
藍「だから今日ここで死んでね・・・はい、サヨナラ」  
ピッ 
男は懐から手のひらに乗る位の大きさのリモコンを取り出すと、三人に見せびらかし、そのままそのスイッチを押した
『ドオンドオオン!!』
モクモク 
藍「・・・死んだな、あの位置じゃ壁に穴でも掘れなきゃ逃げきれな・・・」
ガツ 

62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 01:56:14.63 ID:hLo96oXIO
砂煙の中、そこにある筈の死体を確認しに降りて来た男の頭を、巨大な掌が乱暴に包みこんだ
藍「いて・・・ん?」
花山「ヒロシどこだ?」
藍「・・・マジで、壁に穴掘って回避したの?いて、いてて、やめて!頭潰れる!」
木崎「ゲホゲホ・・・本当に潰れるぞ、早く言え」
藍「屋上・・・です」

63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 02:00:47.41 ID:hLo96oXIO
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
工場の屋上に二人が駆け上がると、そこには傷だらけのヒロシを抱える新垣が既にいた
新垣「ヒロシ!しっかりしろ!」
ヒロシ「・・・あ、パンチ兄ィ」
木崎「ひでえケガだな、すぐ病院に連れてってやるからな」
花山「・・・すまねえな」
ヒロシ「二代目?俺なんかのために来てくれたんすか?・・・グス・・・ありとやーす」
木崎「ありとやーす」

70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 08:06:09.57 ID:hLo96oXIO
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
神心会ロビーに行き交う指導員や練習生達、小さな子供から、社会人、OL、孫のいるような歳の者まで、まさに老若男女が道場を出入りしていた
そのロビーの一角が待合室になっており、そこに烈達はいた
練習生「ありがとうございました!押忍!」
末堂「おう、お疲れさん」
妹「私とあまり歳変わらなそう・・・」 
独歩「中等部だな、お嬢ちゃんと同じくらいだろう・・・末堂から移動願い出たらどうしよ」
末堂「たのんますよ!俺はロリコンなんかじゃ・・・」
妹「クスッ」
独歩「お?やっと笑ったな」
妹「・・・皆さんといると、とても・・・和みます・・・失礼かもしれないけど・・・」 
独歩「和むかあ、こりゃあ初めて言われたわ」
烈「私も初めて言われたよ」
カオル「ねー、なごむねー」
末堂「いい加減に離れろ、生徒が見てるじゃねえか」
妹「フフフ」

72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/06/23(土) 08:23:15.03 ID:pcH8uEXjo
談笑の中、烈は優しく娘に促した
烈「・・・話してもらえるかな」
妹「・・・はい、先日・・・母が亡くなりました、父も・・・記憶はないけど、幼い頃に亡くしました」
独歩「・・・そうか」
妹「・・・母が手紙を残してくれたんです」
娘は荷物の中から白い封筒を大事そうに取り出した
ガサ 
<あなたがこの手紙を読んでいるということは、私はもうこの世にいないのでしょう>
<いつも不平不満を言わず、なんでも言うことを聞いてくれてありがとうね>
<私は幸せでした、何も思い残すことはありません>
<幸せになりなさい、そして強くなりなさい、あなたの父親は強い人でした、決して弱音を吐かず、人からの人望も厚い人でした>

73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/06/23(土) 08:26:01.80 ID:pcH8uEXjo
静かに鼻をすすり涙を隠すカオル
末堂は目を合わさず、そっと口を開いた
末堂「いいお母さんだったんだな・・・」
妹「・・・優しい母でした・・・」
烈「・・・しかし、この手紙と連中がどのように・・・」
妹「・・・この手紙の最後に・・・母の名前で銀行の口座番号と暗証番号が・・・」
独歩「貯えを残してくれていたのかい?」
妹「それが・・・この通帳です・・・」
烈「拝見してもいいかな」
妹「はい」
ペラ
烈「・・・これは」

74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 13:59:26.63 ID:hLo96oXIO
驚いた表情を見せる烈の横から末堂は顔を覗かせた
末堂「見てもいいかい?・・・ッッ?!・・・いくらあるんだこりゃあ・・・イチ、ジュウ、ヒャク・・・」
独歩「やめとけ」
妹「決して貧乏ではないと思っていたけど・・・」
独歩「親戚の方はこのことを?」
妹「誰にも話していません・・・なのに、最近家の周りに人が・・・それで、私怖くて・・・」
カオル「・・・そうだったの」

75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 14:01:57.40 ID:hLo96oXIO
烈「これが奴等の目的か・・・しかしこのことを、どこから知ったのか・・・」
末堂「本当に誰にも話して無いのかい?」
妹「はい、間違いありません・・・ただ」
独歩「・・・なにか思い当たる節が?」
妹「いえ・・・関係があるか分かりませんけど、母が亡くなる前・・・病院のベッドで、カオルの話をしたんです・・・」
カオル「うち?」
妹「うん・・・カオルって友達が出来たよって、そしたら・・・私にはカオルっていうお兄さんがいるのよって、そのときはお母さん寝る前だったから、寝ぼけてるのかと思ったの・・・でも・・・こないだお母さんの荷物を整理してたら・・・バッジと名刺が出てきたんです」
独歩「・・・バッジと名刺・・・」
妹「このこととは関係が無いと思って、持ってこなかったんですけど・・・」
末堂「どんなバッジだった?」

76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 14:05:14.11 ID:hLo96oXIO
妹「なんか・・・高そうな感じでした」
烈「・・・名刺には?」
妹「そうなんです・・・そこに」
末堂「・・・!!・・・カオルって、まさか・・・」
妹「花山組、花山薫と書かれてました」
独歩「!」
烈「なんと!」
末堂「・・・うそだろ」
妹「知ってるんですか?」
末堂「知ってるもなにも・・・」
カオル「ナニ?どーゆーこと?すえっち」
末堂「誰がすえっちだ!」
烈「なんという偶然・・・」
独歩「・・・嬢ちゃん、その名刺の男はな、俺達の良く知る男だよ」
妹「本当に?!・・・私の兄さん?」
独歩「そりゃあわからねえが・・・なんとなく流れが読めてきたぜ」

77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 14:17:31.20 ID:hLo96oXIO
独歩が顎に手をあてて頷くと同時に、道着を着た若い練習生が駆け寄って来た
練習生「師範!入り口に・・・」
末堂「ああ?どうした?」
練習生「変なスーツの男が・・・小娘を出せって」 
末堂「変なスーツ?」
独歩「・・・へえ、い~い度胸じゃねえか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
神心会の入口前には二人の道着を着た男がいた、一人はうずくまり、もう一人は身構えている
そして、その二人にからかうような視線を飛ばす赤と青のスーツの二人組
練習生「・・・うう」
青「なんだ、だらしねえ・・・それでも空手家か?」
指導員「貴様!卑怯だぞ!武器を使うとは!」
青「おおそうか、そいつは悪かったな!こちらの空手家さん達には、武器を使っちゃいけなかったのか!・・・分かりやすく看板に書いといてくれよ、スタンガン禁止ってよ!」
赤「おい、弱い者いじめはやめとけよ!可哀想だろ!」

78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 14:26:28.11 ID:hLo96oXIO
指導員「くそ!シャアッ!」
指導員の男青いスーツに回し蹴りを放つが、反応良く半歩後退され、虚しく空を切り、バランスを失った
スカッ
青「ナイスショット!」
指導員「グゥッ」
即座に体制を立て直すが、背中に当てられた固い棒の感触に血の気が引いた
赤「はいご褒美」
バチッ 
全身が弾け飛ぶような衝撃に反り返り、悲鳴を上げた
指導員「ぐああ!」
赤「大袈裟だなあ」
青「はい、もういっちょ」
今度は突き出された腹に当てられたスタンガンが、容赦なく火を吹く
バシッ 
指導員「グッ」 
赤「バカお前、あんまり押し付けると死んじゃうぜ」 
青「お前もだよ!ハッ!!」


79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/23(土) 14:32:32.81 ID:hLo96oXIO
練習生「・・・先生」
崩れ落ちた指導員に、涙をうかべながら声をかけたが、彼の耳には届かなかった
赤「あれ?まだ起きてるのか」
青「よし、師匠の後を追え」
練習生「・・・ヒィッ」
青いスーツの男が頭を起こした練習生の男に、スタンガンを振り上げると、背後からハッキリとした口調の力強い声が聞こえてきた
?『こら、困るなあ、うちは武器禁止だよ』
赤「あ?」
赤いスーツが声のする方へ振り返ると、スタンガンを持つ手に小さな衝撃が走り、それは消えた
パンッ 
赤「あれ?おれのスタンガンは?」
青「!」

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