乗客Yx1
戸野 千織(トノ チオリ)
目が覚めたらそこは、走る列車の中だった
271: ◆e.A1wZTEY.:2018/4/30(月) 16:58:49 ID:JKkMWsFJTY
>>269
支援ありがとうございます!
好きと言って頂けて感激です、照れます(>ω<)
>>270
支援ありがとうございます〜!
時間あれば今夜には更新しますね
272: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/1(火) 22:29:56 ID:.QFQUZNLxc
すみません、今まさに投稿しようとしたら、PCにお茶こぼしてPC死にました
修理に出しますが、いつ直るかわからないのと、書き溜めてたぶんが死んだ可能性大でショックがやばいです
途方に暮れてますが、放置は絶対に致しませんので、待っていてくださると幸いです…
273: 名無しさん@読者の声:2018/5/2(水) 09:44:20 ID:9UKRv5vPg2
どんまい!
気長にまってます(*´∀`*)
274: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/6(日) 21:10:26 ID:.QFQUZNLxc
>>273
ありがとうございます〜!
幸いなことに、PCが復活いたしました。データも無事です。
皆様もPCまわりでの飲食にはご注意ください;;
275: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/6(日) 21:14:36 ID:.QFQUZNLxc
千織「え、え、え・・・!?」
檻の外には、ブリアンが微笑みながら立っている
千織「ブリアンさん、これは、ど、どういうことですか」
ブリアン「・・・」
ブリアンがゆっくり目を閉じる
すると、ふわりとブリアンの体から白いもやのようなものが離脱した
同時に、ブリアンがバタリと倒れる
千織「・・・!?」
そのもやは、徐々に人の形を形成し、髪の長い少女の姿になった
千織「あ、あなたは・・・」
少女「・・・はじめまして」
276: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/6(日) 21:16:38 ID:.QFQUZNLxc
町兎「しゃ、車掌さん!」 バタバタ
車掌「はい」
町兎「兎男と、その友人である兎兄貴を見たという情報をもらいました」 ゼェゼェ
車掌「はい」
町兎「丁度先ほど、兎女の屋敷の前にいたそうです。おそらくまだその周辺にいるかと・・・」
車掌「その屋敷の場所は?」
町兎「は、はい!ご案内しますのでついてきてください!」
277: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/6(日) 21:17:57 ID:.QFQUZNLxc
――兎女の屋敷周辺(裏庭)
兎兄貴「ちっ、どの窓も閉まってやがるな」
兎男「でも、どの窓もそこまで頑丈じゃなさそうだ」
兎兄貴「おっ、やっちまうってか?」
兎男「お、俺は千織ちゃんを助けるって決めたからね!方法がこれしかないんなら、俺はやるよ」
兎兄貴「いい度胸だ。お前も男らしくなってきたじゃねえか」
周囲を見渡すと、装飾用として屋敷の庭に置かれた、大きな石材を見つけた
278: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/6(日) 21:19:27 ID:.QFQUZNLxc
兎兄貴「あれを二人で持って窓にぶちこむぞ」
兎男「う、うん!」
二人で石を持ち上げる
兎兄貴「結構重いな・・・準備はいいか?」
兎男「うん!」
兎兄貴「せーのっ!!」
ガシャーーンッッ!!!!
279: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/6(日) 21:20:34 ID:.QFQUZNLxc
石は窓を突き破り、屋敷の中に落ちた
兎男「やった、やったぞ!」
兎兄貴「よし、中に入るぞ」
そのとき
「ご苦労さま」 グイッ
「!?」
二人は突如背後から首元の服をつかまれ、強い力で後ろへ引かれた
280: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/6(日) 21:22:12 ID:.QFQUZNLxc
ズシャアッと音を立てて尻もちをつく
兎男「ぐえっ」
兎兄貴「な、ナニモンだぁ!?」
尻もちのまま振り向くと、
車掌「こんにちは」
冷たい表情を浮かべた車掌が立っていた
281: 名無しさん@読者の声:2018/5/11(金) 09:17:20 ID:f7tqz6Y84k
PCが無事でなにより ノC
ようやく車掌さんが追いついたw
282: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/20(日) 19:22:20 ID:.QFQUZNLxc
>>281
ありがとうございます〜〜本当に無事でよかったです
支援も感謝いたします(*- -)(*_ _)
283: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/20(日) 19:29:04 ID:.QFQUZNLxc
兎男「あ、あわわわ・・・」
兎兄貴「て、てめえこのやろ・・・」
車掌「あなた方の言い分を聞くつもりはありません。兎警察を呼んでおきましたので、然るべき処分を受けてください」
兎男・兄貴「・・・!?」
車掌の後ろには、10数人の兎警察が待機していた
車掌「列車業務の放棄、私物の窃盗、それに伴う列車の稼働停止」
兎男「違う!罪を犯したのはお前の方だ!」
兎男「千織ちゃんの軟禁して、働きづめにして、深夜まで・・・」
284: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/20(日) 19:30:26 ID:.QFQUZNLxc
車掌「何か問題でも?」
兎男「な、なんだって?」
車掌「今言いましたよね、彼女は私の“物”です。それをどのように扱おうと何の問題もないと思うのですが」
兎男「こ、この野郎・・・!!」
兎兄貴「とんでもねえクソ野郎だな!」
二人が車掌に殴りかかろうとしたところを、兎警察が取り押さえる
兎男「くそっ、はなせ、はなせ・・・!!」
285: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/20(日) 19:33:26 ID:.QFQUZNLxc
兎兄貴「やい警察ども、町に住んでる俺らよりこの車掌の言葉を信じるってのか!?」
抵抗するが、大人数の警察からは逃れられない
二人を引きずりながら、連行していく
ぎゃーぎゃー喚く声が聞こえるが、雑音にしか聞こえなかった
車掌(・・・あいつらは窓を壊してまで、この屋敷へ入ろうとしていた)
車掌(千織はここにいると考えていいだろう)
兎男たちが壊した窓に手をかけると、車掌は屋敷の中へ入った
286: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/20(日) 19:36:29 ID:.QFQUZNLxc
―――
千織「あ、あなたは、誰、ですか・・・?」
少女「・・・人間よ。あなたと同じ」
千織「・・・」
確かに、見た目は完全に人間だ
だが、先ほどまでまるで幽霊のようにブリアンに乗り移っていた
千織「ブリアンさんに何をしたんですか?」
少女「猫ちゃんのこと?自分で言ったのよ、僕の体を使っていいって」
千織「・・・?」
287: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/20(日) 19:39:01 ID:.QFQUZNLxc
少女「私が人間のお友達がほしいって言ったから、協力してくれたの」
千織(ブリアンさんが・・・?もしかして、何か考えがあって・・・)
しかし、ブリアンは気絶しているので尋ねることができない
千織「ブリアンさんの体に入って操ってましたよね。その時点で、あなたは人間ではないんじゃ・・・」
少女「・・・」
少女「・・・人間よ」
ゆっくりと、檻の中の千織へ歩み寄ってきた
少女「あなたならわかるでしょう・・・?たった一人で、この世界に迷い込んでしまった気持ち・・・」
288: 名無しさん@読者の声:2018/5/22(火) 12:40:42 ID:Z.V51.JqXI
支援〜
289: 名無しさん@読者の声:2018/5/27(日) 21:23:01 ID:qQeRoyBMoc
4円
290: ◆e.A1wZTEY.:2018/5/29(火) 21:27:29 ID:.QFQUZNLxc
>>288 >>299
うおおお支援ありがとうございます・・・!!(´;ω;`)
明日必ず更新しますのでもうしばしお待ちくださいませ
1週間に2回くらい更新できるようになりたい
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