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歪世界トレイン
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1: ◆e.A1wZTEY.:2017/4/30(日) 20:25:16 ID:4iSJ1d7xp2

乗客Yx1

戸野 千織(トノ チオリ)

目が覚めたらそこは、走る列車の中だった



596:名無しさん@読者の声:2020/9/20(日) 04:14:00 ID:QxVPOrBXk2
今気づきましたがTOPのその他から厳選入りおめでとうございます!!
597: ◆e.A1wZTEY.:2020/9/26(土) 17:08:15 ID:oWRIfZORLo
>>595 >>596
ありがとうございますー!
その他に掲載していただいてるの、私も最近知ったので
びっくり&超感激でした…!本当にありがたいです。
これからも何卒よろしくお願いしますm(__)m

近日中に更新します!
598: ◆e.A1wZTEY.:2020/10/10(土) 20:47:35 ID:ZyA0ubr.xE

千織「ま・・・待ってください」

警戒しながら、異界警察と距離をとる

千織「まずは、車掌さんと会わせてください。でないと信じられません」

準隊長「強情ねえ。彼は罪人だって言ってるでしょ?」

千織「あなた方のことを信用できないと言ってるんです。沖くんが無事だと言っていましたけど、適当なことを言って私を信じさせようとしているだけではないですか」

千織「沖くんが本当に無事だという証拠をみせてください。もしくは・・・車掌さんがあなた方を信じると仰るなら・・・考えます」


599: ◆e.A1wZTEY.:2020/10/10(土) 20:48:45 ID:ZyA0ubr.xE

準隊長「・・・ふぅん」

準隊長「ちゃんと頭はあるみたいね。気弱な女の子だと思ってたからちょっと驚いたわぁ」

千織「・・・」

準隊長「・・・じゃあ、特別に車掌に面会することを許可してあげましょう。彼は賛同してるから、証言してくれるはずよ」

準隊長「車掌を呼んできて」

部下1「はっ」 タタッ


600: ◆e.A1wZTEY.:2020/10/10(土) 20:52:40 ID:ZyA0ubr.xE

部下1「――おい、車掌!」

ガラッ

部下1「・・・!?」

運転室のドアをあけたが、車掌の姿がない

部下1「他の車両へ行ったのか?こんなときに・・・」

運転室を出て1両目に入ろうとすると――

部下1「げっ」

乗客1「おい、いつまでここに停まってやがるんだ!?」

乗客2「5分ってきいたのに嘘じゃねーか!車掌をだせ!!」 ドンドン

待たされて気が立った乗客たちが騒ぎ始めていた

部下1「こ、これは・・・車掌はどこへ行ったんだ!?」

601: ◆e.A1wZTEY.:2020/10/10(土) 20:58:08 ID:ZyA0ubr.xE

ブリアン「――千織。千織」

千織「!」

異界警察と対峙していると、背後の草むらから小さな声が聞こえた

ブリアンだ

ブリアン「静かに、振り向かずに聞いて。今の状況は・・・とても良くないね。車掌も望んだことじゃない」

千織「・・・!」

ブリアン「あいつらは得体のしれない偽善者だ。君を人間界へ帰してくれる保証なんてどこにもない」

千織(そ、そんな・・・)

千織「車掌さんはどこに・・・」

ブリアン「あいつも見張られてるから迂闊に動けないんだ」

602: ◆e.A1wZTEY.:2020/10/10(土) 21:05:06 ID:ZyA0ubr.xE

ブリアン「でも、一度君が列車の中に戻ることができれば・・・あそこは車掌のテリトリーだ。君を守ることができる」

千織「・・・!」

ブリアン「うまく口実を作って、列車の中に戻るんだ。・・・難しかったら、最悪走って逃げて、一歩でも足を踏み入れればいい」

千織「・・・」

千織(・・・でも、そのあとは?)

千織(一時的にやり過ごせても、また追われて、車掌さんに迷惑をかけてしまうんじゃ・・・)

千織(・・・それに、ブリアンさんは・・・)

ブリアン「千織」

ブリアン「僕たちを信じて」

603:名無しさん@読者の声:2020/10/22(木) 18:04:04 ID:8XMy7bQTxY
ブリアンきた!!良かったね千織ちゃん

つCCCCC
604: ◆e.A1wZTEY.:2020/10/29(木) 17:33:58 ID:LQTjeH4R2o
>>603
たくさん支援感謝ですー!
今週中の更新めざします
605: ◆e.A1wZTEY.:2020/11/1(日) 21:02:03 ID:aDFiMekXc6

準隊長「ん〜〜遅いわねえ。車掌はまだ来ないの?」

準隊長「いっそこちらから出向きましょうか」

千織「!」

千織「あっあの」

思い切って声を出す

準隊長「うん?」

千織「た、たぶん、お客さんの対応に追われてるのだと思います。ここに停車して時間が経っていますから・・・」

準隊長「・・・あぁ、そういうこと」

606: ◆e.A1wZTEY.:2020/11/1(日) 21:04:15 ID:aDFiMekXc6

千織「ですから、私たちが列車に―――」

バンッッ

千織「!?」

千織の顔の横を銃弾がかすめた

千織「・・・」

驚きのあまり、足がふらつく

銃をかまえた準隊長がにっこりと笑った

準隊長「あら、おかしいわねえ。あなたの後ろに誰かいた気がしたんだけど」

千織「・・・!」

振り向くが、ブリアンの姿はない

607: ◆e.A1wZTEY.:2020/11/1(日) 21:07:02 ID:aDFiMekXc6

準隊長「列車には戻らないわ。車掌が姿を現さないのなら、それまで。あなたをこのまま連れて行くだけよ」

準隊長「車掌のことは後日逮捕でも処刑でもすればいいし。あなたを保護することが警察として最優先だからね」

千織「・・・」

ごくんと唾をのみ込む

千織(・・・もう、何を信じるべきなのかわからない。だけど・・・このまま車掌さんと何も話せないまま別れるのは嫌だ、嫌だ)

千織(私のことを保護すると言ってるから、少なくとも私の命は保証されてるはず。それなら・・・)

ブリアンに言われたように、思い切り走って、列車に逃げ込むしかない

だが、複数人の警官に囲まれている状況だ

とても可能そうには見えない

千織(でも、やるしかない!!)

608: ◆e.A1wZTEY.:2020/11/1(日) 21:09:13 ID:aDFiMekXc6

千織「―――っ!!」ダッ

「!!」

周囲の警官を振り切って走り出す

部下2「こいつ・・・!」

部下3「何を無茶なことを!」

すぐに手や肩をつかまれ、身体が戻されようとする

そのとき―――

ドゴッッ!!

部下2「うごっ!?!?」

部下3「ぎゃっ!!!」

飛び蹴りがとんできて、部下たちの顔面をなぎはらった

609: ◆e.A1wZTEY.:2020/11/1(日) 21:11:02 ID:aDFiMekXc6

千織「・・・!?」

部下4「大丈夫か」

千織「え・・・!?」

帽子を目深にかぶった部下4が、千織をかばうように立っている

部下5「なんだ貴様!!」バッ

バキッ!

部下5「がはっ」

部下4の拳を腹に受け、倒れ込む

610: ◆e.A1wZTEY.:2020/11/1(日) 21:13:49 ID:aDFiMekXc6

千織「車掌さん・・・!!」

風貌は警官だが、声は紛れもなく車掌だ

準隊長「はっ、部下に化けるなんて芸達者じゃないの!」

準隊長が銃をかまえ、発砲した

バンッ

千織「!」

車掌「っ・・・」

部下4の帽子が舞い、車掌の顔があらわになった

準隊長「・・・あは、まさか避けたの?今のを?」

611: ◆e.A1wZTEY.:2020/11/1(日) 21:15:59 ID:aDFiMekXc6

車掌「・・・」

車掌「・・・悪いが、今は千織を渡せない。退いてくれないか」

準隊長「は・・・?あなた、さっきは納得していたわよね」

準隊長「まさか今更になって人間の女の子を手元におきたくなっちゃった?」

車掌「・・・」

やや眉をしかめるが、問いには答えない

そのまま千織の身体を寄せ、腰を抱いた

千織「ひゃっ」

地を蹴り、ふわりと宙を舞う

612: ◆e.A1wZTEY.:2020/11/1(日) 21:21:19 ID:aDFiMekXc6

準隊長「!」

部下6「ぎゃひっ」

部下7「んげっ!!」

部下たちの顔を足台にしながら、列車に向かって飛んでいく

準隊長「ちっ」

バンッ バンッ バンッ

1発が車掌の腕をかすめたが、速度は落ちない

準隊長「くっ・・・」

顔をしかめたときには、車掌と千織は列車に到達していた

613: ◆e.A1wZTEY.:2020/11/1(日) 21:25:38 ID:aDFiMekXc6

車掌「発車だ」

ブリアン「まだ社内に警官が残ってるみたいだよー?」

横からブリアンの声がきこえた

車掌「かまわない。精力の手で追い出しておく」

準隊長「待ちなさい!!」

準隊長「こ、このまま逃げられると思っているの?列車なんてすぐに追跡できる、時間と労力の無駄よ!!」

車掌「・・・」

ブリアン「うるさいオバサンだなあ。さよなら!」

ぷしゅーっと音を立て、列車が走り出した

614: ◆e.A1wZTEY.:2020/12/23(水) 01:26:05 ID:GnFfdiuz6c
SS板が無くなってる…だと…
びっくりしましたがスレが残っていて良かったです
近日更新します

615: ◆e.A1wZTEY.:2020/12/27(日) 22:51:41 ID:v/MKOnGQpQ

千織「・・・」

へなへなと座り込み、震える瞳で車掌を見つめる

千織「車掌さん、あの人たちは・・・」

車掌「異界警察というらしい。千織を探していたようだ」

千織「っ・・・ほ、ほんとうに、警察なんですか?」

車掌「・・・わからない。私も初めて聞いた組織だ」

車掌「だが、沖恭太のことは知っていた。彼は無事だと言っていた」

千織「・・・はい・・・」

616: ◆e.A1wZTEY.:2020/12/27(日) 22:52:56 ID:v/MKOnGQpQ

車掌「・・・すまない。お前をあのまま異界警察に託したほうがよいのではないかと、私も考えた。だが・・・」

車掌「100%信用できたわけではないし、なにより・・・」

千織「・・・なにより?」

車掌「いや・・・」

車掌「・・・私にも、わからないんだ。今回の決断が正しかったのか・・・」

ブリアン「正しかったよ」

ブリアン「僕は車掌や千織と離れ離れになりたくないよ。2人だってそうだろう?」

ブリアン「車掌は、千織をあのまま手放したくないと思ったんだよ。その気持ちを尊重しようじゃないか」


617: ◆e.A1wZTEY.:2020/12/27(日) 22:55:12 ID:v/MKOnGQpQ

千織「車掌さんが・・・」

車掌「・・・」

車掌「・・・すまない。少し、休ませてくれ」

頭を押さえながら、小さく呟く

車掌「ブリアン。運転はするから、乗客の説得と誘導は頼む」

ブリアン「うん」

車掌「千織も無理に働かなくていい。奴らもすぐには追ってこれないだろうから」


618: ◆e.A1wZTEY.:2020/12/27(日) 22:58:19 ID:v/MKOnGQpQ

千織「あ、あの、車掌さん!」

千織「私は、助けてくれて嬉しかったです・・・!あのままお別れになるなんて、嫌でしたから」

千織「結果として、また迷惑かけてしまうことになると思いますけど・・・」

車掌「・・・」

車掌「千織のことは危険にさらさない。それだけは・・・約束する」

千織「・・・!」

車掌「私のことは気にするな。既に重罪のようだし、いつ捕まっても同じことだ」

千織「でも・・・!」

車掌「また、後で話そう」

帽子を被りなおすと、背を向け、運転室へ向かっていった

619:東京名無しンピック2021?:2021/2/14(日) 18:39:13 ID:lPwrypuljw
支援!
620: ◆e.A1wZTEY.:2021/3/3(水) 01:43:53 ID:MCTxRfd3dQ
>>619
支援ありがとうございます…!!
ちょっとリアルが忙しくて
少々更新お待ちいただけますと幸いです
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