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歪世界トレイン
[8] -25 -50 

1: ◆e.A1wZTEY.:2017/4/30(日) 20:25:16 ID:4iSJ1d7xp2

乗客Yx1

戸野 千織(トノ チオリ)

目が覚めたらそこは、走る列車の中だった



616: ◆e.A1wZTEY.:2020/12/27(日) 22:52:56 ID:v/MKOnGQpQ

車掌「・・・すまない。お前をあのまま異界警察に託したほうがよいのではないかと、私も考えた。だが・・・」

車掌「100%信用できたわけではないし、なにより・・・」

千織「・・・なにより?」

車掌「いや・・・」

車掌「・・・私にも、わからないんだ。今回の決断が正しかったのか・・・」

ブリアン「正しかったよ」

ブリアン「僕は車掌や千織と離れ離れになりたくないよ。2人だってそうだろう?」

ブリアン「車掌は、千織をあのまま手放したくないと思ったんだよ。その気持ちを尊重しようじゃないか」


617: ◆e.A1wZTEY.:2020/12/27(日) 22:55:12 ID:v/MKOnGQpQ

千織「車掌さんが・・・」

車掌「・・・」

車掌「・・・すまない。少し、休ませてくれ」

頭を押さえながら、小さく呟く

車掌「ブリアン。運転はするから、乗客の説得と誘導は頼む」

ブリアン「うん」

車掌「千織も無理に働かなくていい。奴らもすぐには追ってこれないだろうから」


618: ◆e.A1wZTEY.:2020/12/27(日) 22:58:19 ID:v/MKOnGQpQ

千織「あ、あの、車掌さん!」

千織「私は、助けてくれて嬉しかったです・・・!あのままお別れになるなんて、嫌でしたから」

千織「結果として、また迷惑かけてしまうことになると思いますけど・・・」

車掌「・・・」

車掌「千織のことは危険にさらさない。それだけは・・・約束する」

千織「・・・!」

車掌「私のことは気にするな。既に重罪のようだし、いつ捕まっても同じことだ」

千織「でも・・・!」

車掌「また、後で話そう」

帽子を被りなおすと、背を向け、運転室へ向かっていった

619: 東京名無しンピック2021?:2021/2/14(日) 18:39:13 ID:lPwrypuljw
支援!
620: ◆e.A1wZTEY.:2021/3/3(水) 01:43:53 ID:MCTxRfd3dQ
>>619
支援ありがとうございます…!!
ちょっとリアルが忙しくて
少々更新お待ちいただけますと幸いです
621: ◆e.A1wZTEY.:2021/3/14(日) 21:37:06 ID:MCTxRfd3dQ

なんとかその日の列車業務を終えた、夜

コンコンと、千織が休む寝台車両がノックされた

千織「・・・!」

起き上がり、ドアを見つめる

千織「は、はい・・・車掌さんですか?」

車掌「あぁ」

千織「どうぞ」

静かにドアがあき、いつものように目深に帽子をかぶった車掌が入ってきた

千織「お疲れさまです。今日は、・・・いろいろとご迷惑かけてしまって」

622: ◆e.A1wZTEY.:2021/3/14(日) 21:38:35 ID:MCTxRfd3dQ

車掌「別に謝罪の言葉を聞きに来たわけじゃない」

千織「は、はい」

車掌は帽子を外して手にもつと、千織の隣に腰掛けた

若い青年の顔があらわになる

千織(め、珍しいな・・・)

何となく直視できなくて視線を外す

車掌「・・・」

車掌「ブリアンは車掌室に寝かせて鍵をかけてきた。ここは2人きりだ」

千織「はい・・・って、え?」

車掌「・・・」

623: ◆e.A1wZTEY.:2021/3/14(日) 21:40:21 ID:MCTxRfd3dQ

車掌「・・・あいつはただ、千織に・・・千織の精力に、執着しているだけだと思っていた。それを理解していれば、制御できると思っていた。だが・・・今はあいつの真意がわからない」

千織「・・・」

車掌「そして私も・・・自分のことが、わからなくなりそうなんだ」

うつむき、やや苦しげな声を出す

千織「車掌さん・・・」

千織「私は、車掌さんのことを信じています。この世界のだれよりも」

千織「何度・・・わたしを助けてくれたんですか」

おそるおそる、車掌の手に触れ、両手で包み込んだ

千織「・・・不思議ですね。車掌さんは、私と同じ人間に見えるのに。何度も救われてしまいました」

624: ◆e.A1wZTEY.:2021/3/14(日) 21:43:00 ID:MCTxRfd3dQ

車掌「・・・私の存在なんて、取るに足らないものだ」

車掌「この世界に列車というものが必要だから、神は私を作った」

千織「神・・・?」

車掌「歪世界の創造神・・・ブラフマーという。神の導きで生まれた私は、生者でも死者でもない」

車掌「いや・・・生者か死者かもわからない、というほうが正しいか。私は自分のことなどこれっぽっちもわかっていない」

苦い笑みを浮かべ、自嘲する

車掌「だから、おそらく代わりを得ることも容易いだろう。神ならば」

千織「代わり・・・?何を言ってるんですか」

車掌「昼間、異界警察の女も言っていただろう。我々などすぐに追跡すると」

625: ◆e.A1wZTEY.:2021/3/14(日) 21:45:30 ID:MCTxRfd3dQ

車掌「私が捕まるのは時間の問題なのだ」

千織「・・・!でも、何か方法が」

車掌「ブリアンは、全て返り討ちにすればいいと言っていたな。それも可能かもしれない。だが・・・底の見えない戦いを続け、千織を危険にさらすことに何の意味がある」

千織「・・・」

車掌「だが、あのまま奴らに千織を渡すことも嫌だった。沖恭太の情報を掴んでいるあたり信用度は高かったが、万が一ということもある。何より、千織ともう一度ちゃんと話がしたかった」

千織「・・・!私も!私もです」

車掌「はは・・・間抜けだな。この私が、感情などというものを行動判断に使ってしまうなんて」

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