同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」
Part3
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:03:25.08 ID:vIdZBssS0
――61時間経過 18:00 会社作業室
男「お疲れ様」
新人女「え?」
男「もう18時だよ。上がる時間だよ。お疲れ様。
がんばったね。これ、ホットチョコね」
新人女「……ありがとうございます」
男「肩こった? どれくらいいったかな?」
新人女「えっと。…………二つ目のファイルの、
まんなかくらい、です」
男「ん……」
新人女「遅くてすいません」
男「――」
新人女「……」
男「……」
新人女「……」
男「恥ずかしい?」
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:06:41.55 ID:vIdZBssS0
新人女「はい……」
男「じゃ、早くなるよ。仕事も覚える」にこっ
新人女「え?」
男「これ、あんちょこね」
新人女「あ……はい?」
男「このノートの、オレンジの枠の内側よめば、ずいぶん
仕事覚える。うちのチームの新人ガイダンスに使う資料ね。
ツールの使い方とか、コマンドの詳説とか、Tipsとか
まとめてあるから」
新人女「はい」
男「読んできて覚えろ、とは言わないけれど。
読めば確実に仕事は早く、ミスが減って、上達するよ。
『恥ずかしい気持ち』と『もっと楽をして簡単に仕事を
終わらせたい気持ち』があるなら、ちゃんと上手くなるから」
新人女「はい……」
男「じゃぁ、今日はあがってね」
新人女「でも……わたしの分」
男「新人が仕事進まないのは当たり前です。
計算済みだから心配無用。仕事をあがって、
休養して。ああ、チョコ飲んでね」
新人女「はい。――すみません」
男「また明日ね」にこっ
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:08:03.93 ID:Y64JKI/60
いい男だ……
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:08:05.20 ID:iDbeJF7r0
この男にならシリアナ捧げられる
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:08:16.76 ID:J/gWqGvD0
ガチで惚れた
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:08:20.23 ID:DKhXXjRQO
かっけぇ…
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:08:32.39 ID:U0WGHoROO
男かっけええええええ
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:09:00.34 ID:ncSmt9nAO
なんというイケメン
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:09:03.55 ID:V3PvkJPc0
あれ?男がかっこよくみえるな・・・気のせいか
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:09:28.52 ID:9/b4q+cMO
俺はバイトすら足引っ張ってばかりのクズなのに…
男かっけえなあ
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:09:57.03 ID:6g+jkcREO
漢にレベルアップだな
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:10:10.54 ID:vIdZBssS0
――65時間経過 22:00 会社作業室
女「揉んだ!?」
男「入ってくるなり、第一声がそれですか。先輩」
女「柔らかかった? 処女だった?」
男「揉んだだけで判るかよ」
女「うち判るよ」
男「どんな異能力だよ!?」
女「小さい頃にね」
男「ん?」
女「泉の精霊が『指先から無限に唐揚げが出てくる能力』と
『揉んだだけで処女か非処女か判る能力』のどっちかを
あげるって言ってきて」
男「小話かよ」
女「それで後者を選んだのだ」
男「よりにもよって」
女「あれはうちの人生最大の失敗やったん。正解を選べば
唐揚げが無限に出せたのに……」
男「がっかりした顔してるよ、この人」
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:14:54.43 ID:vIdZBssS0
女「で、どう? 彼女」
男「あー」
女「使い物になる?」
男「さぁ。それは神様仏様の領分だしさ。ただまぁ」
女「?」
男「ウチのチームに突っ込まれたからには、
ぬるいままのうのうと仕事をするのは無いね。
成長して一人前になるか、逃げ出すかのどっちかでしょ」
女「鬼だ!」
男「ただのマネジです」
女「型にはめたの?」
男「言葉悪いなぁ」
女「イわした? 奥歯がたがたイわしたった?」
男「えー」
女「男はけっこう紳士だからなぁ。……へたれとも言う」
男「言いたい放題言われてるなぁ。」
女「そか? 野放しにはしないでしょ?」
男「昔のあんちょこ渡して、きっちり言っておいたよ」
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:18:50.79 ID:vIdZBssS0
女「ふぅん」
男「あ、信用してない?」
女「うん、信頼はしてるけど、信用はしてない」
男「結構へこむね、そう言われると」
女「まぁ、二人きり作業はちょっと心配というか」
男「なにが?」
女「何でもない。……仕事の能率はどう?」
男「新人だし、しかたないんじゃない? あのくらいは。
池袋のチームでは甘やかして放置してたんだと思うよ。
スキルは、まぁ、ないね。でも派遣のスキルシートなんて
基本は嘘八百だしね~」
女「まぁね」
男「普通レベルの仕事は出来るようになるよ。その後の
ハートの強さは、こればっかりは神様お釈迦様だ」
女「ん。ウォリアーは才能だからねっ」
男「先輩、才能あふれてるね」
女「うち褒められた?」にぱぁ
男「たぶん」
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:20:29.96 ID:iDbeJF7r0
さっきも気になったが
信頼と信用って信頼のほうが上じゃないのか?
頼ると用いるだし
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:21:37.03 ID:U0WGHoROO
女「まあ、二人きり作業はちょっと心配というか」
もうだめだ
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:22:38.98 ID:vIdZBssS0
>>184
ああ、そのうち出てくると思うけど、女の脳内では
信頼(=仕事上のこと)で、信用(=下半身や恋愛的な文脈)です。
フヒヒとか笑ってながしてくりゃれ(´∇`)
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:25:46.75 ID:vIdZBssS0
女「じゃぁ夜食食べ行こ?」
男「なんでそこで『じゃぁ』で接続?」
女「褒めるのは言葉だけでは良くない」
男「え?」
女「ラーメンをおごるべき!」
男「えぇー?」
女「ラーメン、ラーメン♪」
男「はいはい」
女「さー。柴犬にいこー。どうせ今日も泊まるんでしょ?」
男「先輩は帰ってくださいよ」
女「えー」
男「帰らないならラーメン付き合いませんよ」
女「んー。判った。マネジに従う」
男「約束ですよ」
女「ほいほい」
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:28:58.94 ID:vIdZBssS0
―― 22:30 駅前ラーメン「柴犬」
男「豚骨焦がしネギ入りで」
女「うちもそれー」
男「んー。なんかパソの前を離れると、急に身体が重くなる」
女「疲れたまってるね」
男「まだいける」
女「まだいける、と思えるうちに次の手を打たないと」
男「全くですね」
女「……」
男「なんです?」
女「男は……ちょっと頑張りすぎかな?」
男「先輩に言われたくはないですね」
女「そか。えへへへ」
親父「トンコツ焦がしネギ二丁、お待ち」とんっ!
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:32:29.17 ID:vIdZBssS0
男「美味いっすね……。ずずず」
女「うん、あったかー……ずず」
男「ずず……ん。……んまっ」
女「ずるずる……。香ばしさが良いね」
男「ですねぇ~」
女「ずっず……」
男「ぷはぁ。ごちそうさまっ!」
女「早っ!?」
男「あぁ。先輩はゆっくりで良いですよ。自分のペースで」
女「なんか上からの目線?」
男「考えすぎでしょ。食事ですよ」
女「速度で負けると焦るのはうちも職業病かも」
男「ゆっくりでいいすよ。食事くらい」
女「ずる……そか。……えと、男は……」
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:35:56.23 ID:vIdZBssS0
男「なにさ」
女「仕事してないとき、何してる? 家で、とか」
男「寝てる」
女「うちも」
男「……」
女「……」
男「何の話?」
女「そういう話じゃなくて!」
男「どういう話?」
女「趣味とか? ですよ。ほら、リア充でしょ、男は」
男「ぇー。そんなこと言われても。んー。2chとかかなー」
女「おー、Vipper仲間だっ!」
男「びぷ?」
女「……早まった」
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:40:08.05 ID:vIdZBssS0
男「まぁ、2chでレシピ聞いて、シチュー作るのは楽しいな」
女「料理好きなの?」
男「料理って言うか、シチューね」
女「なんでシチュー限定なの?」
男「シチューって時間かかるじゃない。下手すると下煮で
2時間とか言われるんだよ」
女「うん」
男「それってさ、お休みじゃないと出来ない訳じゃない?
大きな鍋をとろ火にかけてさ、ことことしながら
2時間もぼーっとする訳じゃない。
俺の中では、それってすごく贅沢って言うか、
憧れの休日の姿なんですよ」
女「ああ、うん。なんか、判った気がする」
男「そういう気分だよ」
女「うん。いいよね、ゆっくりしたお休みって」
男「まぁ、大半は疲れ切って寝ちゃって終わるんだけどね」
女「目が覚めたら日が暮れてて、建ててたお休み予定
全然出来ないとかね」
男「そうそう。あはは」
女「ははははっ」
207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:42:07.88 ID:eL17sTstO
支援せずにはいられんっ
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:44:16.79 ID:UlxNR5d0O
追いついてしまった‥
支援
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:44:30.80 ID:vIdZBssS0
つか、みんな、眠い人は寝ようよ-。
俺も眠くなったら寝ちゃうぞ(´∇`)
書き貯めつきたら、書き貯めもしたいし。
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:47:11.24 ID:eL17sTstO
>>209
頼むから終わる前に一言教えてくれ
後次回予告あるとありがたい
215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:48:00.64 ID:vIdZBssS0
――駅前
女「駅まで送ってくれるなんてどういう風の吹き回し?」
男「送ったんじゃなくて監視に来たの」
女「ぇー」
男「そうじゃないと、また終電終わったくらいに
こっそり会社に戻ってきたりするでしょ」
女「ぶーぶー」
男「抗議したってダメ。先輩ウォリアでしょ。
体調管理も仕事のうちですよ。まったく」
女「男は泊まるくせに」
男「俺はマネジなのでいいのです」
女「一人で残業代稼ぐ気だ」
男「ちゃんとラーメンで還元したでしょ? そもそも、
どうせ上限で切られるよ。きっと」
女「それはそっか」
男「んじゃ、また明日ー」
女「男も仮眠はちゃんとね。言ったからには自分の
体調管理もしないとあかんからねー」
男「合点承知~」
――61時間経過 18:00 会社作業室
男「お疲れ様」
新人女「え?」
男「もう18時だよ。上がる時間だよ。お疲れ様。
がんばったね。これ、ホットチョコね」
新人女「……ありがとうございます」
男「肩こった? どれくらいいったかな?」
新人女「えっと。…………二つ目のファイルの、
まんなかくらい、です」
男「ん……」
新人女「遅くてすいません」
男「――」
新人女「……」
男「……」
新人女「……」
男「恥ずかしい?」
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:06:41.55 ID:vIdZBssS0
新人女「はい……」
男「じゃ、早くなるよ。仕事も覚える」にこっ
新人女「え?」
男「これ、あんちょこね」
新人女「あ……はい?」
男「このノートの、オレンジの枠の内側よめば、ずいぶん
仕事覚える。うちのチームの新人ガイダンスに使う資料ね。
ツールの使い方とか、コマンドの詳説とか、Tipsとか
まとめてあるから」
新人女「はい」
男「読んできて覚えろ、とは言わないけれど。
読めば確実に仕事は早く、ミスが減って、上達するよ。
『恥ずかしい気持ち』と『もっと楽をして簡単に仕事を
終わらせたい気持ち』があるなら、ちゃんと上手くなるから」
新人女「はい……」
男「じゃぁ、今日はあがってね」
新人女「でも……わたしの分」
男「新人が仕事進まないのは当たり前です。
計算済みだから心配無用。仕事をあがって、
休養して。ああ、チョコ飲んでね」
新人女「はい。――すみません」
男「また明日ね」にこっ
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:08:03.93 ID:Y64JKI/60
いい男だ……
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:08:05.20 ID:iDbeJF7r0
この男にならシリアナ捧げられる
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:08:16.76 ID:J/gWqGvD0
ガチで惚れた
かっけぇ…
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:08:32.39 ID:U0WGHoROO
男かっけええええええ
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:09:00.34 ID:ncSmt9nAO
なんというイケメン
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:09:03.55 ID:V3PvkJPc0
あれ?男がかっこよくみえるな・・・気のせいか
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:09:28.52 ID:9/b4q+cMO
俺はバイトすら足引っ張ってばかりのクズなのに…
男かっけえなあ
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:09:57.03 ID:6g+jkcREO
漢にレベルアップだな
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:10:10.54 ID:vIdZBssS0
――65時間経過 22:00 会社作業室
女「揉んだ!?」
男「入ってくるなり、第一声がそれですか。先輩」
女「柔らかかった? 処女だった?」
男「揉んだだけで判るかよ」
女「うち判るよ」
男「どんな異能力だよ!?」
女「小さい頃にね」
男「ん?」
女「泉の精霊が『指先から無限に唐揚げが出てくる能力』と
『揉んだだけで処女か非処女か判る能力』のどっちかを
あげるって言ってきて」
男「小話かよ」
女「それで後者を選んだのだ」
男「よりにもよって」
女「あれはうちの人生最大の失敗やったん。正解を選べば
唐揚げが無限に出せたのに……」
男「がっかりした顔してるよ、この人」
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:14:54.43 ID:vIdZBssS0
女「で、どう? 彼女」
男「あー」
女「使い物になる?」
男「さぁ。それは神様仏様の領分だしさ。ただまぁ」
女「?」
男「ウチのチームに突っ込まれたからには、
ぬるいままのうのうと仕事をするのは無いね。
成長して一人前になるか、逃げ出すかのどっちかでしょ」
女「鬼だ!」
男「ただのマネジです」
女「型にはめたの?」
男「言葉悪いなぁ」
女「イわした? 奥歯がたがたイわしたった?」
男「えー」
女「男はけっこう紳士だからなぁ。……へたれとも言う」
男「言いたい放題言われてるなぁ。」
女「そか? 野放しにはしないでしょ?」
男「昔のあんちょこ渡して、きっちり言っておいたよ」
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:18:50.79 ID:vIdZBssS0
女「ふぅん」
男「あ、信用してない?」
女「うん、信頼はしてるけど、信用はしてない」
男「結構へこむね、そう言われると」
女「まぁ、二人きり作業はちょっと心配というか」
男「なにが?」
女「何でもない。……仕事の能率はどう?」
男「新人だし、しかたないんじゃない? あのくらいは。
池袋のチームでは甘やかして放置してたんだと思うよ。
スキルは、まぁ、ないね。でも派遣のスキルシートなんて
基本は嘘八百だしね~」
女「まぁね」
男「普通レベルの仕事は出来るようになるよ。その後の
ハートの強さは、こればっかりは神様お釈迦様だ」
女「ん。ウォリアーは才能だからねっ」
男「先輩、才能あふれてるね」
女「うち褒められた?」にぱぁ
男「たぶん」
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:20:29.96 ID:iDbeJF7r0
さっきも気になったが
信頼と信用って信頼のほうが上じゃないのか?
頼ると用いるだし
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:21:37.03 ID:U0WGHoROO
女「まあ、二人きり作業はちょっと心配というか」
もうだめだ
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:22:38.98 ID:vIdZBssS0
>>184
ああ、そのうち出てくると思うけど、女の脳内では
信頼(=仕事上のこと)で、信用(=下半身や恋愛的な文脈)です。
フヒヒとか笑ってながしてくりゃれ(´∇`)
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:25:46.75 ID:vIdZBssS0
女「じゃぁ夜食食べ行こ?」
男「なんでそこで『じゃぁ』で接続?」
女「褒めるのは言葉だけでは良くない」
男「え?」
女「ラーメンをおごるべき!」
男「えぇー?」
女「ラーメン、ラーメン♪」
男「はいはい」
女「さー。柴犬にいこー。どうせ今日も泊まるんでしょ?」
男「先輩は帰ってくださいよ」
女「えー」
男「帰らないならラーメン付き合いませんよ」
女「んー。判った。マネジに従う」
男「約束ですよ」
女「ほいほい」
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:28:58.94 ID:vIdZBssS0
―― 22:30 駅前ラーメン「柴犬」
男「豚骨焦がしネギ入りで」
女「うちもそれー」
男「んー。なんかパソの前を離れると、急に身体が重くなる」
女「疲れたまってるね」
男「まだいける」
女「まだいける、と思えるうちに次の手を打たないと」
男「全くですね」
女「……」
男「なんです?」
女「男は……ちょっと頑張りすぎかな?」
男「先輩に言われたくはないですね」
女「そか。えへへへ」
親父「トンコツ焦がしネギ二丁、お待ち」とんっ!
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:32:29.17 ID:vIdZBssS0
男「美味いっすね……。ずずず」
女「うん、あったかー……ずず」
男「ずず……ん。……んまっ」
女「ずるずる……。香ばしさが良いね」
男「ですねぇ~」
女「ずっず……」
男「ぷはぁ。ごちそうさまっ!」
女「早っ!?」
男「あぁ。先輩はゆっくりで良いですよ。自分のペースで」
女「なんか上からの目線?」
男「考えすぎでしょ。食事ですよ」
女「速度で負けると焦るのはうちも職業病かも」
男「ゆっくりでいいすよ。食事くらい」
女「ずる……そか。……えと、男は……」
男「なにさ」
女「仕事してないとき、何してる? 家で、とか」
男「寝てる」
女「うちも」
男「……」
女「……」
男「何の話?」
女「そういう話じゃなくて!」
男「どういう話?」
女「趣味とか? ですよ。ほら、リア充でしょ、男は」
男「ぇー。そんなこと言われても。んー。2chとかかなー」
女「おー、Vipper仲間だっ!」
男「びぷ?」
女「……早まった」
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:40:08.05 ID:vIdZBssS0
男「まぁ、2chでレシピ聞いて、シチュー作るのは楽しいな」
女「料理好きなの?」
男「料理って言うか、シチューね」
女「なんでシチュー限定なの?」
男「シチューって時間かかるじゃない。下手すると下煮で
2時間とか言われるんだよ」
女「うん」
男「それってさ、お休みじゃないと出来ない訳じゃない?
大きな鍋をとろ火にかけてさ、ことことしながら
2時間もぼーっとする訳じゃない。
俺の中では、それってすごく贅沢って言うか、
憧れの休日の姿なんですよ」
女「ああ、うん。なんか、判った気がする」
男「そういう気分だよ」
女「うん。いいよね、ゆっくりしたお休みって」
男「まぁ、大半は疲れ切って寝ちゃって終わるんだけどね」
女「目が覚めたら日が暮れてて、建ててたお休み予定
全然出来ないとかね」
男「そうそう。あはは」
女「ははははっ」
207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:42:07.88 ID:eL17sTstO
支援せずにはいられんっ
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:44:16.79 ID:UlxNR5d0O
追いついてしまった‥
支援
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:44:30.80 ID:vIdZBssS0
つか、みんな、眠い人は寝ようよ-。
俺も眠くなったら寝ちゃうぞ(´∇`)
書き貯めつきたら、書き貯めもしたいし。
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:47:11.24 ID:eL17sTstO
>>209
頼むから終わる前に一言教えてくれ
後次回予告あるとありがたい
215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/04/08(水) 00:48:00.64 ID:vIdZBssS0
――駅前
女「駅まで送ってくれるなんてどういう風の吹き回し?」
男「送ったんじゃなくて監視に来たの」
女「ぇー」
男「そうじゃないと、また終電終わったくらいに
こっそり会社に戻ってきたりするでしょ」
女「ぶーぶー」
男「抗議したってダメ。先輩ウォリアでしょ。
体調管理も仕事のうちですよ。まったく」
女「男は泊まるくせに」
男「俺はマネジなのでいいのです」
女「一人で残業代稼ぐ気だ」
男「ちゃんとラーメンで還元したでしょ? そもそも、
どうせ上限で切られるよ。きっと」
女「それはそっか」
男「んじゃ、また明日ー」
女「男も仮眠はちゃんとね。言ったからには自分の
体調管理もしないとあかんからねー」
男「合点承知~」
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