ベジータ「このベジータ様がこの世から巨人どもを消し去ってやるぜ!!」
Part5
383:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/23(木) 01:00:38.71 ID:A8/LRvxso
次の日
ユミル「今日もまたあの地獄の修行だなぁ、クリスタ」
クリスタ「・・・そ、うだね・・・」
ユミル「・・・どうしたクリスタ?何だか、ものすごく疲れてるみたいだが・・・」
クリスタ「大丈夫、私は大丈夫だから・・・」
ユミル「お、おう?それならいいんだが・・・」
クリスタ「大丈夫だよ、ほらクリスタ、早く修行に行かなきゃ」
ユミル「・・・足取りが頼りなさすぎるって・・・」
ユミル(でもちょっとぐらい貧弱な方がマジ天使)
クリスタ(分かってたことだけど、あの特別修行、辛いなぁ・・・)
クリスタ(でも、今の私には目標があるんだから!!)
クリスタ(強くなって・・・強くなって・・・!あの壁も、巨人も、全て消し去って、私の因縁のすべてに決着をつけるという目標が!!!)
385:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/23(木) 01:06:14.38 ID:A8/LRvxso
ベジータ「」スタスタ…
ユミル「お、教官だ。今日もまた気難しそうな顔をしているなぁ・・・」
クリスタ「あ!師匠だ!おはようございます、師匠!!」
ユミル「・・・!?」
ベジータ「おう、昨日あれだけ修行をしたのに中々元気がありそうじゃないか」
クリスタ「大丈夫!目標を達成するまでは、休んでなんていられないから!!」
ベジータ「そうか、でも休息も強くなるためにはまた必要なことで・・・」
ジャン「・・・し、師匠・・・だと・・・!?」
ベルトルト「クリスタから・・・師匠・・・」
ライナー(・・・う、羨ましい・・・!!!)
エレン「いったい何があったんだろうな?」
ミカサ「さあ・・・?」
505: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 20:21:46.31 ID:Ich8tAmNo
・ ・ ・
ベジータ「貴様らもだんだんと実力をつけてきたようだな」
ジャン「当たり前だ!あんな地獄の訓練をこなしたら嫌でもそうなるぜ!」
コニー「平気で空だって飛べるようになっちゃうんだもんなぁ」
サシャ「今なら巨人が相手だって素手で倒せちゃいそうな気がしますよ!」
ジャン「ちげぇねえ!鎧の巨人だろうが超大型巨人だろうが何でも来いって感じだぜ!!」
ベジータ「ほう?それは良いことを聞いた」
ジャン「・・・へ?」
ベジータ「今回の訓練は巨人狩りだ。無論本物のな」
ジャン「・・・は、はああああああああああああああああ!?!」
507: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 20:28:17.39 ID:Ich8tAmNo
ジャン「いやいやいやいや、無理、無理だって!!」
ベジータ「む?ジャン、貴様怖いのか?」
ジャン「そ、そういうわけじゃねえよ!!で、でも俺たちだけで巨人を狩るなんて、そんなの無理だろ!?」
ジャン「俺たちは実戦経験なんて全くない訓練兵だぞ!?死にに行くようなもんだ!!」
ジャン「なぁ!お前らだってそう思うだろ!?」
エレン「ミカサ!どっちが多く巨人を駆逐できるか勝負だ!!」
ミカサ「私は構わない」
クリスタ「あ、私もその勝負に入れてもらえるかな?」
ジャン「」
ベジータ「・・・そうでない者もいるようだが?」
ジャン「あれはあいつらがおかしいんだ」
508: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 20:35:57.81 ID:Ich8tAmNo
ベジータ「まあとにかく安心しろ。オレが貴様らを殺させはせん」
ジャン「そ、そうは言ってもよ・・・」
ライナー「ジャン、腹をくくれ。この人が一度言い出したことを撤回するような人か」
アニ「男のくせに情けないね。少しは男気を見せようって気はないの?」
ジャン「うっ・・・クソ!やりゃあ良いんだろう、やりゃあ!死んだら化けて出てやるからな!!」
ベジータ「では、貴様らに一つ渡すものがある」
クリスタ「渡すもの?」
ベジータ「スカウターだ」
512: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 20:45:01.01 ID:Ich8tAmNo
コニー「すかうたー?」
サシャ「その、片メガネみたいなやつのことですか?」
ベジータ「そうだ。これを通して相手を見ると、その者の戦闘力・・・つまり、どれほど強いのかが数字で出てくるのだ」
ジャン「へえ、中々面白そうだな」
コニー「おいジャン!オレの戦闘力いくつだ?ちょっと見てくれよ!」
ジャン「おう、別に良いぞ。・・・っと、こう使うのか?」
ジャン「おっ、数字が表示された。ええと・・・コニーは・・・」
コニー「おい、一体いくつだよ!」
ジャン「慌てるな!・・・ええと、81だな」
513: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 20:49:30.34 ID:Ich8tAmNo
コニー「81?それって高いのか?」
ジャン「分からん。・・・ただ、マルコのやつは79で、ライナーが97なのを見ると、普通程度じゃないか?」
コニー「よっしゃ!マルコに勝ったぜ!!」
コニー「よし!ジャン、ちょっとそれ貸せ!お前の戦闘力を見てやるよ!」
ジャン「おう、頼むわ」
コニー「ええと・・・お前の戦闘力はっと・・・」
ジャン「・・・どうでもいいが、お前数字読めるのか?」
コニー「そこまで馬鹿じゃねえよ!馬鹿にすんな!!」
コニー「ええと・・・あっ」
ジャン「・・・どうした?何かあったか?」
コニー「・・・お前の戦闘力、63だってさ」
516: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 20:56:47.85 ID:Ich8tAmNo
ジャン「63!?何でオレが63なんだよ!!」
コニー「オレが知るかよ!!お前が弱いだけだろ!!」
ジャン「何だとぉ!!」
ジャン(お、オレが・・・弱いだと!?い、いや、違う、こいつらが高いだけで、オレが特別低いというわけではないはず・・・!!)
サシャ「どうしたんですかジャン、そんなに騒いで・・・」
ジャン「おっ、サシャ良いところに!コニー、サシャの戦闘力はいくつだ!?」
コニー「・・・86だ」
ジャン「じゃ、じゃあ・・・あそこにいるアニは!?ベルトルトは!?」
コニー「アニは115でベルトルトは95だね」
ジャン「・・・じゃ、じゃあクリスタは?」
ジャン(あ、あの化け物二人は論外として、クリスタは安牌のはず・・・!!)
コニー「・・・467だってさ」
ジャン「」
518:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/24(金) 21:00:56.35 ID:VgDOy9rso
クリスタ強すぎワロタwwwwww
520:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/24(金) 21:02:41.57 ID:M55H9IdVo
クリスタちゃんマジ撲殺天使
526: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 21:12:14.03 ID:Ich8tAmNo
アルミン「」
ジャン「お、おうアルミン!お前の戦闘力っていくつだったよ?」
アルミン「ああ、全然だめだよ、たったの65だった」
ジャン「・・・ま、マジで?」
アルミン「そうだよ。もしかしたら訓練兵の中で僕が最弱なんじゃないかな・・・はぁ、一生懸命頑張ったのに」
エレン「大丈夫だって、アルミンは気の扱い方がめちゃくちゃ上手いじゃないか!」
ミカサ「そう。アルミンほど気を巧みに扱えるなら多少の気の大きさの差なんて問題にならない」
アルミン「あはは、ありがとう励ましてくれて」
ジャン「」
アルミン「ちなみにエレンの戦闘力が380でミカサが435だってさ。やっぱり別格だよね。それでジャンの戦闘力はいくつだったの?」
ジャン「う、うわあああああああああああ!!!!!」ダダダダッ
アルミン「じゃ、ジャン!?どうしたの!?ジャーーーン!!!?」
529: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 21:18:45.66 ID:Ich8tAmNo
ベジータ「さあ!さっそく巨人どもをぶっ殺しにいくぞ!!」
ジャン「・・・」
ベジータ「む?どうしたジャン、元気がないじゃないか」
ジャン「オレが・・・オレが最弱・・・アルミンより弱い・・・クリスタより弱い・・・」ボソボソ
ベジータ「チッ、腑抜けやがって、おい!意識をはっきりさせろ!!おいジャン!!聞いているのか!!」
ライナー「・・・ベルトルト、教官の戦闘力はどうだ?」
ベルトルト「・・・!?」
ライナー「・・・おい?ベルトルト?」
ベルトルト「・・・聞いて驚かないでよ」
ライナー「お、おう・・・」
ベルトルト「・・・3000だ」
ライナー「さ・・・3000だと・・・!?」
530:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/24(金) 21:21:40.43 ID:NoSkUxkgo
極力気を抑えていてもそれか……
532:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/24(金) 21:22:16.17 ID:za5VgNP6o
これで本来の戦闘力の1%にも満たないと知ったらどんな反応するのか
533:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/24(金) 21:24:18.73 ID:kBDesWQpo
超サイヤ人3は戦闘力400倍だっけ?
534: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 21:24:39.97 ID:Ich8tAmNo
ベルトルト「僕が大型巨人になっても勝てるかどうか・・・」
ライナー「本当に化け物かよ・・・!!こんな人がいていいのか・・・!?」
ベルトルト「・・・でも、やらなくちゃ。たとえ勝てなくたって、僕たちはやらなくちゃならない」
ライナー「・・・分かってるよ」
ベルトルト「僕たちが巨人化すれば格段に戦闘力は上昇するはずだ・・・どの程度かは分からないけど、きっと戦闘力が3000以上にはなるはず・・・!」
ライナー「・・・チッ、そんな不確定要素に頼らなくちゃならないのかよ・・・」
アニ「・・・」
537: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 21:33:53.05 ID:Ich8tAmNo
ベジータ「では、気を感じることが出来ん者はスカウターを使って巨人を発見するんだ!」
ベジータ「殺した巨人の戦闘力の合計が多いものほど成績がよくなるぞ!!」
ベジータ「制限時間は二時間!!成績トップにはこのベジータ様から特典を用意してあるぞ!!」
エレン「よっしゃ!頑張るぜ!!」
クリスタ「特典って何だろ?楽しみだな」
アルミン「最下位になるのは避けたいなぁ・・・」
ベジータ「それでは貴様ら!!オレについてこい!!」 ヒューン!
訓練兵「はいっ!!」 ビューン!
調査兵団E「・・・なあ、あそこ、人飛んでないか・・・?」
調査兵団F「気、気のせいだろ・・・?ほら、目の錯覚とか・・・」
538: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 21:41:44.70 ID:Ich8tAmNo
・ ・ ・
ジャン「うぉりゃあああああああああ!!!」ドギャァアアアア!!
巨人「」
ジャン「ふ、ふう・・・やっと一匹倒したぜ・・・」
ジャン「・・・で、でも、本当にオレが巨人を倒せるなんて・・・!」
ジャン「あの人、やっぱすげえ人だったんだな・・・」
ジャン「・・・どこか信じられなかったけど、もう少し信頼してもいいかもな」
エレン「ふっ!!」ギュオン!!
ドグシャァ!!!
ミカサ「はぁっ!!!」バァアアアン!!
ズドゥッ!!!
クリスタ「だあああああ!!!」ドギャァアアン!!
ガァァァァン!!
エレン「よっしゃ!!あれの戦闘力が32だから・・・えっと、これで・・・」
ミカサ「3543点目、ちなみに私は3839点」
クリスタ(3856点・・・!勝ってる・・・!!)
540:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/24(金) 21:44:04.01 ID:mF91JUZwo
クリスタ強すぎだろwwwwww
557: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 22:05:56.39 ID:Ich8tAmNo
・ ・ ・
ベジータ「さて!順位を発表するぞ!!」
クリスタ「」ドキドキ…
エレン「結構いったと思うんだけどな・・・」
ジャン(125点か・・・次は倍以上取れるようにしてやるぜ・・・!!)
・ ・ ・
ベジータ「三位!エレン!」
エレン「チッ!!ミカサとクリスタには勝てなかったか!!」
ベジータ「だが徐々に差は詰まってきてるぞ、努力を続ければいずれ超えることもできるだろう」
ベジータ「二位!ミカサ!そして一位はクリスタだ!!」
ミカサ「・・・まさかクリスタに負けるなんて・・・」
クリスタ「やったぁ!!!」
ミカサ「私も修行が足りない。もっと頑張らないと・・・」
ミカサ(師匠とクリスタがやっているらしい深夜のトレーニングに、私も混ぜてもらおうか・・・)
549: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 21:56:49.55 ID:Ich8tAmNo
クリスタ「そ、それで師匠!特典って・・・」
ベジータ「おう、それか。よく頑張ったぞクリスタ!!貴様に素晴らしいものをプレゼントしてやろう!」
クリスタ(何だろう・・・楽しみだな)ドキドキ
ベジータ「それは・・・これだァ!!!」バァーン
ミカサ「・・・何、あれ」
エレン「・・・服?なのか?」
ジャン(・・・センス悪い!)
アルミン(これは正直ないよ・・・)
クリスタ「・・・し、師匠?これって・・・?」
ベジータ「戦闘服だ!!」
555: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 22:05:15.48 ID:Ich8tAmNo
クリスタ「せ、戦闘服・・・?」
ベジータ「そうだ!ある程度の攻撃なら簡単に跳ね返せるぞ!!」
ベジータ「しかも軽い!そして全く動きを阻害しない!!素晴らしい戦闘服だぞ!!」
クリスタ「」
ベジータ「む?どうしたクリスタ、嬉しくないのか?」
クリスタ「・・・あ、あはは、う、嬉しい・・・なぁ?」
ベジータ「うむ、そうだろうそうだろう!それではさっそくそれを身に着けて修行を・・・」
クリスタ「それはやです。勘弁してください、本当にお願いします」
560: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 22:16:28.75 ID:Ich8tAmNo
・ ・ ・
ベジータ「それでは!104期訓練兵団の成績上位十名を発表する!!」
ベジータ「貴様らが調査兵団に入るのはもはや確定だとは思うが、一応所属部隊を選択する権利が与えられるらしいぞ!!」
ベジータ「憲兵団に入ろうなんて弱虫野郎がいたら後でお仕置きをしてやるから覚悟するんだな!!」
ベジータ「では一番!!ミカサ・アッカーマン!!」
ミカサ「はっ!!」
ベジータ「二番!クリスタ・レンズ!!」
クリスタ「むぅ・・・ミカサにはちょっと及ばなかったみたいだね・・・」
ミカサ「点数で少し高かっただけ、実力は、多分貴方の方が少し上」
エレン「クソッ!結局二人を追い抜けなかったか・・・!!」
ベジータ「三番!エレン・イェーガー!!」
エレン「はっ!」
564: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 22:27:49.09 ID:Ich8tAmNo
ベジータ「四番!アニ・レオンハート!!」
アニ「はっ!」
ベジータ「五番!ライナーブラウン!!」
ライナー「はっ!」
ベジータ「六番!ベルトルト・フーバー!!」
ベルトルト「はっ!」
ベジータ「ここの三人は接戦だった。最初はアニが頭一つ抜けていたが、他の二人が徐々に追い上げてきたな」
ベジータ「よく頑張ったぞ!!」
ベルトルト「あ、ありがとうございます・・・」
ライナー(・・・何か、素直に礼を言いづらいな・・・)
ベジータ「さて!七番はジャン・キルシュタインだ!!」
ジャン「・・・!!!!」
ベジータ「返事はどうしたジャン!!」
ジャン「や、やった!!!・・・じゃ、じゃなくて!!は、はっ!!!」
ベジータ「初めから本気で臨んでいれば先の三人は抜けていたぞ!!これからも今の調子で続けろよ!!」
ジャン「はっ!!!」
565: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 22:41:14.95 ID:Ich8tAmNo
ベジータ「八番、サシャ・ブラウス!!」
サシャ「はっ!」
ベジータ「久しぶりに口に物を入れてないな、ようやく清貧に目覚めたか?」
サシャ「そのつもりはないんですけど、何だかお腹が膨れちゃってて・・・」
ベジータ(・・・ふむ、食べ物に仙豆を少し混ぜ合わせる作戦はどうやら成功したらしいな)
ベジータ(十日は腹が膨れたままというのは伊達じゃないぜ)
ベジータ(500個も持ってきてこんなことに使うのもどうかと思ったが・・・)
ベジータ(みなの被害を遺恨なく無くすにはこれが一番良いだろう)
ベジータ「九番、コニー・スプリンガー!」
コニー「はっ!」
ベジータ「十番、マルコ・ボッド!!」
マルコ「はっ!」
ベジータ「貴様ら、よく頑張ったぞ!!」
ベジータ「・・・さて、最後に貴様らに言うことがある」
566: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 22:46:29.45 ID:Ich8tAmNo
ベジータ「これで、オレが貴様らの修行を見てやるのはこれが最後というわけだ」
訓練兵たち「・・・」
ベジータ「・・・随分と長く貴様らといたものだ。色々なことがあった」
ベジータ「貴様らにとって、オレがどういう教官だったかは分からん」
ベジータ「だが、オレは貴様らに教えられる限りのことを教えたつもりだ」
ベジータ「生き残るための術を、貴様らに叩き込んだはずだ」
ベジータ「生き残れよ」
ベジータ「修行の辛さでも良い、オレに対する怒りでも良い」
ベジータ「どんなものでも、それが体を動かす一滴の燃料になるなら、それは無駄じゃなかったってことだ」
ベジータ「貴様らは何一つ、無駄なものなど積み上げてはいない」
ベジータ「オレが保証する」
ベジータ「・・・頑張れよ、貴様ら」
ベジータ(・・・オレが、いなくなってもな)ボソッ
次の日
ユミル「今日もまたあの地獄の修行だなぁ、クリスタ」
クリスタ「・・・そ、うだね・・・」
ユミル「・・・どうしたクリスタ?何だか、ものすごく疲れてるみたいだが・・・」
クリスタ「大丈夫、私は大丈夫だから・・・」
ユミル「お、おう?それならいいんだが・・・」
クリスタ「大丈夫だよ、ほらクリスタ、早く修行に行かなきゃ」
ユミル「・・・足取りが頼りなさすぎるって・・・」
ユミル(でもちょっとぐらい貧弱な方がマジ天使)
クリスタ(分かってたことだけど、あの特別修行、辛いなぁ・・・)
クリスタ(でも、今の私には目標があるんだから!!)
クリスタ(強くなって・・・強くなって・・・!あの壁も、巨人も、全て消し去って、私の因縁のすべてに決着をつけるという目標が!!!)
385:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/23(木) 01:06:14.38 ID:A8/LRvxso
ベジータ「」スタスタ…
ユミル「お、教官だ。今日もまた気難しそうな顔をしているなぁ・・・」
クリスタ「あ!師匠だ!おはようございます、師匠!!」
ユミル「・・・!?」
ベジータ「おう、昨日あれだけ修行をしたのに中々元気がありそうじゃないか」
クリスタ「大丈夫!目標を達成するまでは、休んでなんていられないから!!」
ベジータ「そうか、でも休息も強くなるためにはまた必要なことで・・・」
ジャン「・・・し、師匠・・・だと・・・!?」
ベルトルト「クリスタから・・・師匠・・・」
ライナー(・・・う、羨ましい・・・!!!)
エレン「いったい何があったんだろうな?」
ミカサ「さあ・・・?」
505: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 20:21:46.31 ID:Ich8tAmNo
・ ・ ・
ベジータ「貴様らもだんだんと実力をつけてきたようだな」
ジャン「当たり前だ!あんな地獄の訓練をこなしたら嫌でもそうなるぜ!」
コニー「平気で空だって飛べるようになっちゃうんだもんなぁ」
サシャ「今なら巨人が相手だって素手で倒せちゃいそうな気がしますよ!」
ジャン「ちげぇねえ!鎧の巨人だろうが超大型巨人だろうが何でも来いって感じだぜ!!」
ベジータ「ほう?それは良いことを聞いた」
ジャン「・・・へ?」
ベジータ「今回の訓練は巨人狩りだ。無論本物のな」
ジャン「・・・は、はああああああああああああああああ!?!」
507: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 20:28:17.39 ID:Ich8tAmNo
ジャン「いやいやいやいや、無理、無理だって!!」
ベジータ「む?ジャン、貴様怖いのか?」
ジャン「そ、そういうわけじゃねえよ!!で、でも俺たちだけで巨人を狩るなんて、そんなの無理だろ!?」
ジャン「俺たちは実戦経験なんて全くない訓練兵だぞ!?死にに行くようなもんだ!!」
ジャン「なぁ!お前らだってそう思うだろ!?」
エレン「ミカサ!どっちが多く巨人を駆逐できるか勝負だ!!」
ミカサ「私は構わない」
クリスタ「あ、私もその勝負に入れてもらえるかな?」
ジャン「」
ベジータ「・・・そうでない者もいるようだが?」
ジャン「あれはあいつらがおかしいんだ」
508: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 20:35:57.81 ID:Ich8tAmNo
ベジータ「まあとにかく安心しろ。オレが貴様らを殺させはせん」
ジャン「そ、そうは言ってもよ・・・」
ライナー「ジャン、腹をくくれ。この人が一度言い出したことを撤回するような人か」
アニ「男のくせに情けないね。少しは男気を見せようって気はないの?」
ジャン「うっ・・・クソ!やりゃあ良いんだろう、やりゃあ!死んだら化けて出てやるからな!!」
ベジータ「では、貴様らに一つ渡すものがある」
クリスタ「渡すもの?」
ベジータ「スカウターだ」
コニー「すかうたー?」
サシャ「その、片メガネみたいなやつのことですか?」
ベジータ「そうだ。これを通して相手を見ると、その者の戦闘力・・・つまり、どれほど強いのかが数字で出てくるのだ」
ジャン「へえ、中々面白そうだな」
コニー「おいジャン!オレの戦闘力いくつだ?ちょっと見てくれよ!」
ジャン「おう、別に良いぞ。・・・っと、こう使うのか?」
ジャン「おっ、数字が表示された。ええと・・・コニーは・・・」
コニー「おい、一体いくつだよ!」
ジャン「慌てるな!・・・ええと、81だな」
513: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 20:49:30.34 ID:Ich8tAmNo
コニー「81?それって高いのか?」
ジャン「分からん。・・・ただ、マルコのやつは79で、ライナーが97なのを見ると、普通程度じゃないか?」
コニー「よっしゃ!マルコに勝ったぜ!!」
コニー「よし!ジャン、ちょっとそれ貸せ!お前の戦闘力を見てやるよ!」
ジャン「おう、頼むわ」
コニー「ええと・・・お前の戦闘力はっと・・・」
ジャン「・・・どうでもいいが、お前数字読めるのか?」
コニー「そこまで馬鹿じゃねえよ!馬鹿にすんな!!」
コニー「ええと・・・あっ」
ジャン「・・・どうした?何かあったか?」
コニー「・・・お前の戦闘力、63だってさ」
516: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 20:56:47.85 ID:Ich8tAmNo
ジャン「63!?何でオレが63なんだよ!!」
コニー「オレが知るかよ!!お前が弱いだけだろ!!」
ジャン「何だとぉ!!」
ジャン(お、オレが・・・弱いだと!?い、いや、違う、こいつらが高いだけで、オレが特別低いというわけではないはず・・・!!)
サシャ「どうしたんですかジャン、そんなに騒いで・・・」
ジャン「おっ、サシャ良いところに!コニー、サシャの戦闘力はいくつだ!?」
コニー「・・・86だ」
ジャン「じゃ、じゃあ・・・あそこにいるアニは!?ベルトルトは!?」
コニー「アニは115でベルトルトは95だね」
ジャン「・・・じゃ、じゃあクリスタは?」
ジャン(あ、あの化け物二人は論外として、クリスタは安牌のはず・・・!!)
コニー「・・・467だってさ」
ジャン「」
518:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/24(金) 21:00:56.35 ID:VgDOy9rso
クリスタ強すぎワロタwwwwww
520:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/24(金) 21:02:41.57 ID:M55H9IdVo
クリスタちゃんマジ撲殺天使
526: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 21:12:14.03 ID:Ich8tAmNo
アルミン「」
ジャン「お、おうアルミン!お前の戦闘力っていくつだったよ?」
アルミン「ああ、全然だめだよ、たったの65だった」
ジャン「・・・ま、マジで?」
アルミン「そうだよ。もしかしたら訓練兵の中で僕が最弱なんじゃないかな・・・はぁ、一生懸命頑張ったのに」
エレン「大丈夫だって、アルミンは気の扱い方がめちゃくちゃ上手いじゃないか!」
ミカサ「そう。アルミンほど気を巧みに扱えるなら多少の気の大きさの差なんて問題にならない」
アルミン「あはは、ありがとう励ましてくれて」
ジャン「」
アルミン「ちなみにエレンの戦闘力が380でミカサが435だってさ。やっぱり別格だよね。それでジャンの戦闘力はいくつだったの?」
ジャン「う、うわあああああああああああ!!!!!」ダダダダッ
アルミン「じゃ、ジャン!?どうしたの!?ジャーーーン!!!?」
529: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 21:18:45.66 ID:Ich8tAmNo
ベジータ「さあ!さっそく巨人どもをぶっ殺しにいくぞ!!」
ジャン「・・・」
ベジータ「む?どうしたジャン、元気がないじゃないか」
ジャン「オレが・・・オレが最弱・・・アルミンより弱い・・・クリスタより弱い・・・」ボソボソ
ベジータ「チッ、腑抜けやがって、おい!意識をはっきりさせろ!!おいジャン!!聞いているのか!!」
ライナー「・・・ベルトルト、教官の戦闘力はどうだ?」
ベルトルト「・・・!?」
ライナー「・・・おい?ベルトルト?」
ベルトルト「・・・聞いて驚かないでよ」
ライナー「お、おう・・・」
ベルトルト「・・・3000だ」
ライナー「さ・・・3000だと・・・!?」
530:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/24(金) 21:21:40.43 ID:NoSkUxkgo
極力気を抑えていてもそれか……
532:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/24(金) 21:22:16.17 ID:za5VgNP6o
これで本来の戦闘力の1%にも満たないと知ったらどんな反応するのか
533:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/24(金) 21:24:18.73 ID:kBDesWQpo
超サイヤ人3は戦闘力400倍だっけ?
534: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 21:24:39.97 ID:Ich8tAmNo
ベルトルト「僕が大型巨人になっても勝てるかどうか・・・」
ライナー「本当に化け物かよ・・・!!こんな人がいていいのか・・・!?」
ベルトルト「・・・でも、やらなくちゃ。たとえ勝てなくたって、僕たちはやらなくちゃならない」
ライナー「・・・分かってるよ」
ベルトルト「僕たちが巨人化すれば格段に戦闘力は上昇するはずだ・・・どの程度かは分からないけど、きっと戦闘力が3000以上にはなるはず・・・!」
ライナー「・・・チッ、そんな不確定要素に頼らなくちゃならないのかよ・・・」
アニ「・・・」
537: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 21:33:53.05 ID:Ich8tAmNo
ベジータ「では、気を感じることが出来ん者はスカウターを使って巨人を発見するんだ!」
ベジータ「殺した巨人の戦闘力の合計が多いものほど成績がよくなるぞ!!」
ベジータ「制限時間は二時間!!成績トップにはこのベジータ様から特典を用意してあるぞ!!」
エレン「よっしゃ!頑張るぜ!!」
クリスタ「特典って何だろ?楽しみだな」
アルミン「最下位になるのは避けたいなぁ・・・」
ベジータ「それでは貴様ら!!オレについてこい!!」 ヒューン!
訓練兵「はいっ!!」 ビューン!
調査兵団E「・・・なあ、あそこ、人飛んでないか・・・?」
調査兵団F「気、気のせいだろ・・・?ほら、目の錯覚とか・・・」
538: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 21:41:44.70 ID:Ich8tAmNo
・ ・ ・
ジャン「うぉりゃあああああああああ!!!」ドギャァアアアア!!
巨人「」
ジャン「ふ、ふう・・・やっと一匹倒したぜ・・・」
ジャン「・・・で、でも、本当にオレが巨人を倒せるなんて・・・!」
ジャン「あの人、やっぱすげえ人だったんだな・・・」
ジャン「・・・どこか信じられなかったけど、もう少し信頼してもいいかもな」
エレン「ふっ!!」ギュオン!!
ドグシャァ!!!
ミカサ「はぁっ!!!」バァアアアン!!
ズドゥッ!!!
クリスタ「だあああああ!!!」ドギャァアアン!!
ガァァァァン!!
エレン「よっしゃ!!あれの戦闘力が32だから・・・えっと、これで・・・」
ミカサ「3543点目、ちなみに私は3839点」
クリスタ(3856点・・・!勝ってる・・・!!)
540:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/24(金) 21:44:04.01 ID:mF91JUZwo
クリスタ強すぎだろwwwwww
557: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 22:05:56.39 ID:Ich8tAmNo
・ ・ ・
ベジータ「さて!順位を発表するぞ!!」
クリスタ「」ドキドキ…
エレン「結構いったと思うんだけどな・・・」
ジャン(125点か・・・次は倍以上取れるようにしてやるぜ・・・!!)
・ ・ ・
ベジータ「三位!エレン!」
エレン「チッ!!ミカサとクリスタには勝てなかったか!!」
ベジータ「だが徐々に差は詰まってきてるぞ、努力を続ければいずれ超えることもできるだろう」
ベジータ「二位!ミカサ!そして一位はクリスタだ!!」
ミカサ「・・・まさかクリスタに負けるなんて・・・」
クリスタ「やったぁ!!!」
ミカサ「私も修行が足りない。もっと頑張らないと・・・」
ミカサ(師匠とクリスタがやっているらしい深夜のトレーニングに、私も混ぜてもらおうか・・・)
クリスタ「そ、それで師匠!特典って・・・」
ベジータ「おう、それか。よく頑張ったぞクリスタ!!貴様に素晴らしいものをプレゼントしてやろう!」
クリスタ(何だろう・・・楽しみだな)ドキドキ
ベジータ「それは・・・これだァ!!!」バァーン
ミカサ「・・・何、あれ」
エレン「・・・服?なのか?」
ジャン(・・・センス悪い!)
アルミン(これは正直ないよ・・・)
クリスタ「・・・し、師匠?これって・・・?」
ベジータ「戦闘服だ!!」
555: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 22:05:15.48 ID:Ich8tAmNo
クリスタ「せ、戦闘服・・・?」
ベジータ「そうだ!ある程度の攻撃なら簡単に跳ね返せるぞ!!」
ベジータ「しかも軽い!そして全く動きを阻害しない!!素晴らしい戦闘服だぞ!!」
クリスタ「」
ベジータ「む?どうしたクリスタ、嬉しくないのか?」
クリスタ「・・・あ、あはは、う、嬉しい・・・なぁ?」
ベジータ「うむ、そうだろうそうだろう!それではさっそくそれを身に着けて修行を・・・」
クリスタ「それはやです。勘弁してください、本当にお願いします」
560: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 22:16:28.75 ID:Ich8tAmNo
・ ・ ・
ベジータ「それでは!104期訓練兵団の成績上位十名を発表する!!」
ベジータ「貴様らが調査兵団に入るのはもはや確定だとは思うが、一応所属部隊を選択する権利が与えられるらしいぞ!!」
ベジータ「憲兵団に入ろうなんて弱虫野郎がいたら後でお仕置きをしてやるから覚悟するんだな!!」
ベジータ「では一番!!ミカサ・アッカーマン!!」
ミカサ「はっ!!」
ベジータ「二番!クリスタ・レンズ!!」
クリスタ「むぅ・・・ミカサにはちょっと及ばなかったみたいだね・・・」
ミカサ「点数で少し高かっただけ、実力は、多分貴方の方が少し上」
エレン「クソッ!結局二人を追い抜けなかったか・・・!!」
ベジータ「三番!エレン・イェーガー!!」
エレン「はっ!」
564: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 22:27:49.09 ID:Ich8tAmNo
ベジータ「四番!アニ・レオンハート!!」
アニ「はっ!」
ベジータ「五番!ライナーブラウン!!」
ライナー「はっ!」
ベジータ「六番!ベルトルト・フーバー!!」
ベルトルト「はっ!」
ベジータ「ここの三人は接戦だった。最初はアニが頭一つ抜けていたが、他の二人が徐々に追い上げてきたな」
ベジータ「よく頑張ったぞ!!」
ベルトルト「あ、ありがとうございます・・・」
ライナー(・・・何か、素直に礼を言いづらいな・・・)
ベジータ「さて!七番はジャン・キルシュタインだ!!」
ジャン「・・・!!!!」
ベジータ「返事はどうしたジャン!!」
ジャン「や、やった!!!・・・じゃ、じゃなくて!!は、はっ!!!」
ベジータ「初めから本気で臨んでいれば先の三人は抜けていたぞ!!これからも今の調子で続けろよ!!」
ジャン「はっ!!!」
565: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 22:41:14.95 ID:Ich8tAmNo
ベジータ「八番、サシャ・ブラウス!!」
サシャ「はっ!」
ベジータ「久しぶりに口に物を入れてないな、ようやく清貧に目覚めたか?」
サシャ「そのつもりはないんですけど、何だかお腹が膨れちゃってて・・・」
ベジータ(・・・ふむ、食べ物に仙豆を少し混ぜ合わせる作戦はどうやら成功したらしいな)
ベジータ(十日は腹が膨れたままというのは伊達じゃないぜ)
ベジータ(500個も持ってきてこんなことに使うのもどうかと思ったが・・・)
ベジータ(みなの被害を遺恨なく無くすにはこれが一番良いだろう)
ベジータ「九番、コニー・スプリンガー!」
コニー「はっ!」
ベジータ「十番、マルコ・ボッド!!」
マルコ「はっ!」
ベジータ「貴様ら、よく頑張ったぞ!!」
ベジータ「・・・さて、最後に貴様らに言うことがある」
566: ◆M4ay13U.3s:2013/05/24(金) 22:46:29.45 ID:Ich8tAmNo
ベジータ「これで、オレが貴様らの修行を見てやるのはこれが最後というわけだ」
訓練兵たち「・・・」
ベジータ「・・・随分と長く貴様らといたものだ。色々なことがあった」
ベジータ「貴様らにとって、オレがどういう教官だったかは分からん」
ベジータ「だが、オレは貴様らに教えられる限りのことを教えたつもりだ」
ベジータ「生き残るための術を、貴様らに叩き込んだはずだ」
ベジータ「生き残れよ」
ベジータ「修行の辛さでも良い、オレに対する怒りでも良い」
ベジータ「どんなものでも、それが体を動かす一滴の燃料になるなら、それは無駄じゃなかったってことだ」
ベジータ「貴様らは何一つ、無駄なものなど積み上げてはいない」
ベジータ「オレが保証する」
ベジータ「・・・頑張れよ、貴様ら」
ベジータ(・・・オレが、いなくなってもな)ボソッ
ベジータ「このベジータ様がこの世から巨人どもを消し去ってやるぜ!!」
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