しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
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388 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:29:40.29 ID:FDGs4cRn0
ミミッキュ『大丈夫、みんな自信を持って』
しんのすけたち「!」
ミミッキュ『どんな試練が来ても、今までのように僕たちが力を合わせていこう。それで、みんなで島巡りチャンピオンになろう!』
ヨワシ『ボーちゃん……』
ミミッキュ『自分と仲間の力を信じれば、なれる!』スッ
ジュナイパー『そうだね! 今まで僕たちはそうやってたくさんの試練を達成してきたんだ。怖いものなんてないよ!』スッ
ボーちゃんの影の手の上に、カザマの翼が乗せられる。
ヨワシ『わかった、ボーちゃん! 僕やってみるよ!』スッ
キテルグマ『ここまで来たら、とことんやりましょ!』スッ
フェローチェ『あいも、しん様を勝利へ導けるのなら、みなさんに力をお貸ししますわ!』スッ
翼の上に次々と手やヒレが乗せられて、最後にしんのすけの手が乗っかる。
しんのすけ「よーし、いつもの奴行くゾ!」
ジュナイパー『アローラ防衛隊ッ!』
全員「『ファイヤーーッ!!』」
389 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:30:23.66 ID:FDGs4cRn0
その頃、ハウの家では
ハウ「みんな、明日がんばろーねー! ゼンリョク出そーね!」
ハウは寝室の自分のベッドの上で、自分のポケモンが入っているボールたちに向かって呼びかけた。
もちろん、反応はないものの、心なしかどのボールからも気合の入った反応が帰ってきた気がする。
その中でハウは、ひとつのボールを手に取って話しかけた。
ハウ「君も、明日が晴れ舞台だねー。ガオガエンたちと一緒にゼンリョク出し切ろー!」
390 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:31:16.68 ID:FDGs4cRn0
今日はここまで。
次回の更新は明日の夜です。
じゃ、そゆことで~
391 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:33:52.20 ID:FDGs4cRn0
【おまけ】
~もししんのすけがカヒリと出会ったら~
しんのすけ「あーミクリに弟子入りしたいなー」
???「ちょっとよろしいですか?」
しんのすけ「お?」
カヒリ「初めまして。あたし、カヒリと言います」
しんのすけ「おおっ! きれいなおねいさん! オラ野原しんのすけ5歳、暇なときはいつも浜辺に打ち上げられたナマコブシごっこしてますぅ」
カヒリ「……失礼ながら、ライチさんの大試練、空から見ていました。ヨワシに群れをまとわせられるトレーナーは中々いないので、驚きましたね」
カヒリ「最初は5歳でカプに選ばれたという話を聞いてうさんくさいと思っていましたが……なるほど、あなたはまだ幼いですが、もっと経験を積めば、間違いなく世界に羽ばたける実力者になれると思います」
しんのすけ「えっ? オラ天狗みたいに羽が生えて宇宙に飛んでっちゃうの?」
カヒリ「そういう意味での羽ばたける、という意味ではありません! 才能があるということです!」
しんのすけ「おねいさんオラを見る目ありますなあ、オラに惚れた?」
カヒリ「はあ……なんか調子、狂いますね」
392 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:34:43.31 ID:FDGs4cRn0
しんのすけ「ところでカヒリのおねいさんってゴルフやってんの? 背中に5番アイアンしょってるけど」
カヒリ「5番アイアンとは違いますが……そうです。あたしはポケモンとゴルフを極めるため、世界中を巡っています。今はたまたま故郷のアローラに戻ってきたのです」
カヒリ「あなたの親がゴルフをなさっているのですか?」
しんのすけ「まあね、とーちゃんがいつも接待でゴルフやってんの。あとたまにかーちゃんがキャバクラから帰ってきたとーちゃんを5番アイアンでシバいてるの何度か見たから名前覚えちゃった」
カヒリ「そ、そうですか……」
カヒリ「……実はあたし、数年前にこのアローラの島巡りチャンピオンになりました。ですから、あなたの先輩ですね」
しんのすけ「いやぁオラ、おねいさんの後輩になれるなんてこーえーですなあ」
カヒリ「しんのすけくん、島巡り頑張ってください。あたし、次にあなたと会うときはゼンリョクで相手します!」
しんのすけ「オラはおねいさんとゼンリョクでおデートできればそれでぇ」
カヒリ(博士に呼ばれて来たのですが……ライチさんの大試練の時と同じ子とは思えませんね。この態度と気迫の変わり様はなんなのかしら)
カヒリ「では……失礼します」
しんのすけ「ほっほーい! またねー」
393 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:36:43.03 ID:FDGs4cRn0
【おまけ】
フェローチェ『しん様、お願いがあるのですが……』
しんのすけ「なに?」
フェローチェ『一度、あいの技を見て欲しいの。どれだけしん様のお役に立てられるか、キチンとアピールしたいのですわ』モジモジ
しんのすけ「えぇーめんどくさ」
フェローチェ『そうおっしゃらないで。きっとあいの魅力に気付けますから』ガシッ
キテルグマ『ケッ、よく言うわよ』
フェローチェ『なによ、あなた』キッ
キテルグマ『離してあげなさいよ、しんちゃんが嫌がってるじゃない!』ガシッ!
フェローチェ『あなたには関係なくってよ!』ググッ
ギチギチギチ
しんのすけ「あのオラ真っ二つになっちゃいそうなんですけど!」グググッ
394 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:38:33.17 ID:FDGs4cRn0
キテルグマ『えっらそうに! だいたい、あたしが先にしんちゃんにゲットされて旅してきたのよ』
フェローチェ『なにを言い出すのやら。ポケモンにとって大事なのはトレーナーに頼りにされるか、そうではなくって?』
キテルグマ『なによ! ちょっと触っただけでポッキリ折れそうな身体のクセに!』
フェローチェ『鈍重そうな身体。起き上がるのもさぞかし大変でしょうね』
キテルグマ『なんですってええ!!』
ジュナイパー『まぁまぁ2人とも』
ヨワシ『落ち着いてよ~。ホントにしんちゃんが死んじゃうって』
キテルグマ&フェローチェ『ふんっ!』パッ
しんのすけ「あー、裂けるチーズみたいになるとこだった」
ジュナイパー『……あいちゃん、言っちゃあなんだけど、なんでしんのすけにあそこまでアピールするんだい?』
フェローチェ『しん様は、二度もあいの命を救ってくださったもの。一度はアーカラで、二度目はウルトラスペースで……』
フェローチェ『それに、しん様はわたくしに『あい』という名前を授けていただきました。これはしん様があいをあいたらしめさせてくれる証ですわ』
キテルグマ『あんた変よ』
キテルグマ『えっらそうに! だいたい、あたしが先にしんちゃんにゲットされて旅してきたのよ』
フェローチェ『なにを言い出すのやら。ポケモンにとって大事なのはトレーナーに頼りにされるか、そうではなくって?』
キテルグマ『なによ! ちょっと触っただけでポッキリ折れそうな身体のクセに!』
フェローチェ『鈍重そうな身体。起き上がるのもさぞかし大変でしょうね』
キテルグマ『なんですってええ!!』
ジュナイパー『まぁまぁ2人とも』
ヨワシ『落ち着いてよ~。ホントにしんちゃんが死んじゃうって』
キテルグマ&フェローチェ『ふんっ!』パッ
しんのすけ「あー、裂けるチーズみたいになるとこだった」
ジュナイパー『……あいちゃん、言っちゃあなんだけど、なんでしんのすけにあそこまでアピールするんだい?』
フェローチェ『しん様は、二度もあいの命を救ってくださったもの。一度はアーカラで、二度目はウルトラスペースで……』
フェローチェ『それに、しん様はわたくしに『あい』という名前を授けていただきました。これはしん様があいをあいたらしめさせてくれる証ですわ』
キテルグマ『あんた変よ』
フェローチェ『こうなったら、どっちが好きか、どっちが頼りになるか、しん様に決めてもらいませんこと?』
キテルグマ『望むところよ! しんちゃん!』
395 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:39:18.91 ID:FDGs4cRn0
しんのすけ「も~なーにー?」
キテルグマ『あたしのほうが好きよね? 頼りになるわよね?!』
しんのすけ「えー?」
フェローチェ『あいですよね?!』
キテルグマ『はっきりさせなさいよ!』
フェローチェ『あなたには答える義務があります!』
しんのすけ「……あのねえ」ジロッ
しんのすけ「オラ、ポケモンには興味ないの。邪魔だからあっち行くかボールに戻って」
フェローチェ『……ッ!』
396 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:39:50.74 ID:FDGs4cRn0
キテルグマ『白けるなぁ。ああいうのがダメなのよ、しんちゃんは。でも、人間とポケモンじゃあ仕方ないか』
フェローチェ『……かっこいい///』ポッ
キテルグマ『えっ』
フェローチェ『やっぱりしん様は他の方とは違う何かを持っていますわ!ゼッタイにあいの方へ振り向かせてみせますわん!』デレデレ
キテルグマ『……アンタ絶対変よ』
フェローチェ『しん様~!』
ジュナイパー『くそーなんであんな奴があいちゃんに……』
ヨワシ『あいちゃん……僕も助けたのに』ウルウル
ミミッキュ『女心は、難しい』
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/19(月) 21:51:01.53 ID:HGyeBvF10
乙
百戦錬磨の野原一家に影響与えるとかウツロイドの毒恐るべし
ハンサムさんはSMLとか温泉Gメンとかとつながり会ってしんのすけ達の事知ってるかと思ってた
6匹目は入れない方向か?そういやシロがバトル止められてる理由って何だ?
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/19(月) 22:03:10.15 ID:LERRLYJSO
乙です。
>>397
飼い始めた当時はトレーナーじゃないからバトルしない約束してたとかじゃないですかね?
今は(コケコに認められて例外的に)島巡りもしているので6体目にしても大丈夫そうですが。
現在の面子が草霊・水・無格・霊妖・虫格……タイプが被っている割りにはバランス良いですよね(飛行にやや弱い気もしますが)
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/19(月) 22:11:12.60 ID:Q95sg9az0
カスカベのみんなが中継見てる様子とか書いて欲しい
400 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:23:38.26 ID:Pr7L8+H70
翌日
ハウオリシティ 船着場
しんのすけとハウはそれぞれ大大試練の為の準備を終えて、港に集まっていると、ククイ博士とウラウラのしまキングクチナシ、そしてアセロラが待っていた。
アセロラ「しんちゃんお久しぶり! 元気そうでなによりだよ!」
しんのすけ「アセロラちゃんもお久しぶりぶりー」
ククイ博士「2人とも……いよいよだね」
ハウ「うんー。緊張して、いっぱいマラサダ食べてきちゃったー」
しんのすけ「なんでおじさんもいるの?」
クチナシ「博士から聞いているだろ? ウラウラ島はラナキラマウンテン、そこで大大試練をすることになってるんだ。カプの村への案内役だよ」
ハラ「ハウ、多くは言わん。ひたすらゼンリョクを出して大大試練に挑むのですぞ!」
みさえ「しんのすけも、頑張って! ママもパパも、みんな応援してるから!」
ハウ「うんー! おれー絶対に島巡りチャンピオンになるからねー!」
しんのすけ「いってきまーす」
クチナシ「じゃ、行こうか。旅は道連れってね」ニヤッ
401 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:24:45.32 ID:Pr7L8+H70
ウラウラ島 カプの村 ラナキラマウンテン麓
クチナシ「ここがラナキラマウンテンの麓だよ」
しんのすけ「でけー」
アセロラ「あのリフトに乗って登っていくんだよー。でも、アローラでは珍しく寒いから気をつけてね!」
しんのすけ「アセロラちゃんも行ったことあんの?」
アセロラ「キャプテンになるとき、ちょっとね」
アセロラ「アセロラ、しんちゃんもハウくんもどっちも応援してるからねー。エーテルハウスで子供達と見てるから!」
クチナシ「ま……2人ともゼンリョク出していきなってことだ。大大試練でなにがあろうとね」
ハウ「ここまで案内してくれてありがとー!」
しんのすけ「寒いのかーやだなー」
ククイ博士「よーし、それじゃあリフトに乗るよ!」
402 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:26:54.79 ID:Pr7L8+H70
ラナキラマウンテン 山頂
ハウ「う、うう寒いよー!」ブルブルッ
しんのすけ「やっぱりSSだからあっという間に着いたね」
ハウ「てゆうか、博士は寒くないのー?」
ククイ博士「平気さ! ぼくの心はブラストバーンよりも燃えている!」
しんのすけ「精神論って奴ですな」
ククイ博士「……それにしても、僕たちも随分遠くまで歩いてーーようやくここへ辿り着いたんだね」
そう言うと、ククイ博士はぐるりとラナキラマウンテンの山頂から大地を見下ろす。雪景色の中で、遠くにアローラの海が広がる。よく見れば、他の島やエーテルパラダイスが豆粒のように小さくだが見える。
ククイ博士「思い出さないかい? 君たちが最初にハラさんからポケモンをもらって、旅に出て……」
ククイ博士「4つの島をめぐり、試練と大試練を乗り越え……」
ククイ博士「スカル団と戦い、エーテル財団の闇に立ち向かい、ウルトラビーストにも負けなかった」
ククイ博士「たくさんの試練を経て、僕たちは今、ここにいるんだ!」
403 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:28:42.00 ID:Pr7L8+H70
しんのすけ「あのっ、はかせのお話よーくわかりました! だから早く行こうよーオラ大大試練前に凍え死んじゃいそう!」ガタガタ
ハウ「お゛、お゛れ゛も゛や゛ばい゛がも゛ー!」ガタガタ
しんのすけ「オ、オラもとんしょくになりそう……」
ククイ博士「それを言うなら、凍傷だろ」
ククイ博士「よーし、あそこに中に入れる場所があるんだ。そこで大大試練を行うんだよ」
しんのすけとハウ、続いてククイ博士が目の前にある洞窟の中へと入ると、あちらこちらに輝く鉱石が壁から生えている長い通路を歩いた。
そして、階段を登っていくと、頭上が透明のクリスタルで覆われた広間へとたどり着いた。周りには壁に沿うように放送用の機材が設置されており、クリスタルの向こう側には夕日が広がっている。
ハウ「ここが大大試練を行う場所なのー?」
ククイ博士「ああ、そうだよ!」
しんのすけ「ひろーい。野球とか出来そう。ひょっとして大大試練って野球なの?」
ククイ博士「まさか! それよりしんのすけ、君のぶりぶりざえもんを借りるよ!」
ロトム図鑑「なにをするつもりなのだ?」
ククイ博士「ライブ中継の手伝いだよ。機材と接続して、カメラを回したり、通信を安定させるようサポートして欲しいんだ」
ロトム図鑑「いいだろう。だが、後で収益の半分はよこせよ」
404 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:29:40.42 ID:Pr7L8+H70
ハウ「博士ー、大大試練ってなにをすればいいのー? そろそろ教えてもいいんじゃないー?」
しんのすけ「あまり焦らさないでよ、はかせ」
ククイ博士「ああ、だけどその前に君たちに言っておくことがある」
ククイ博士「まずは、よくここまで来たぜ! 島巡りでの試練、大試練をすべて達成! 本当におめでとう!!」
ハウ「えへへー」
ククイ博士「最後に残るのは! 大大試練挑戦! お楽しみはこれからだ!」
ククイ博士「ラナキラは、島巡りの仕上げをおこなう場所! さらに伝説のポケモンに敬意をこめて、空に一番近いここで執り行われる!」
しんのすけ「伝説のポケモンといえば、ほしぐもちゃんとリーリエちゃんも見てるのかな?」
ククイ博士「もちろん!リーリエには真っ先に放送があるって伝えたからね。彼女も絶対に見ます、と自分のことのように意気込んでたよ!」
ハウ「リーリエもみんな見てるからー、絶対に達成しなきゃねー」
しんのすけ「オラのかわいい姿が全世界に生中継されるなんて……は・ず・か・し・い///」
ハウ「いつもおしりとか出してるのにー恥ずかしいもへったくれもないと思う」
405 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:30:33.61 ID:Pr7L8+H70
ククイ博士「さぁ、放送が始まる時間だ! ぶりぶりざえもん、準備いいかい?」
ロトム図鑑「準備OKだ。放送スタートだ」
ククイ博士「よーし、たった今から放送が始まったよ。これから、大大試練の内容を伝えるね」
ククイ博士「大大試練の内容ーーそれは」
しんのすけ&ハウ「……」ゴクッ
ククイ博士「君たちがポケモン勝負で戦うこと!」
406 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:32:20.48 ID:Pr7L8+H70
しんのすけ&ハウ「えっ?!」
ククイ博士「1人だ!」ビシッ
ククイ博士「島巡りチャンピオンになれるのはたった1人だけだ!」
ククイ博士「キャプテンから課せられた試練を越えて、しまキングとクィーンとの戦いを越えてーー」
ククイ博士「そして最後には、一緒に困難を切り抜けてきた友も越えてーーそこでやっと、君たちのうちどちらかが島巡りチャンピオンになれる!
ククイ博士「ポケモンと試練を乗り越えた強さと、お互いを知り尽くした友との戦いに勝つ心の強さ、その2つの強さを持つものが島巡りチャンピオンになれると、しまキングたちは判断した!」
しんのすけ「ほーほー……」
ククイ博士「君たちは親しい友の敗北を乗り越えるための覚悟は出来ているかい?」
407 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:33:07.54 ID:Pr7L8+H70
ハウ「……」
ハウ「しんのすけ!」キッ!
しんのすけ「ほい!」
ハウ「おれーしんのすけが相手でも負けないからねー!」
しんのすけ「おおっ、ハウくんすごい気迫」
ハウ「本気の真剣勝負だよー! おれとーポケモンたちのーゼンリョクをぶつけて勝つからね!」ビシッ!
しんのすけ「おーし、オラだって負けないゾ! オラのゼンリョク、受けるがいい!」
ドドドドド!
ククイ博士「うん、2人ともすさまじいきあいためだ! 激しい技のやりとりからうまれるすごいポケモン勝負、期待してるぜ!」
ククイ博士「しんのすけ! ハウ! 島巡りのトリを飾り、新しいチャンピオンを生み出すにふさわしいポケモン勝負をしよう!!」
ククイ博士「それでは、島巡り最後の締めくくりーー大大試練、始め!!」
大 大 試 練 開 始 !!
ミミッキュ『大丈夫、みんな自信を持って』
しんのすけたち「!」
ミミッキュ『どんな試練が来ても、今までのように僕たちが力を合わせていこう。それで、みんなで島巡りチャンピオンになろう!』
ヨワシ『ボーちゃん……』
ミミッキュ『自分と仲間の力を信じれば、なれる!』スッ
ジュナイパー『そうだね! 今まで僕たちはそうやってたくさんの試練を達成してきたんだ。怖いものなんてないよ!』スッ
ボーちゃんの影の手の上に、カザマの翼が乗せられる。
ヨワシ『わかった、ボーちゃん! 僕やってみるよ!』スッ
キテルグマ『ここまで来たら、とことんやりましょ!』スッ
フェローチェ『あいも、しん様を勝利へ導けるのなら、みなさんに力をお貸ししますわ!』スッ
翼の上に次々と手やヒレが乗せられて、最後にしんのすけの手が乗っかる。
しんのすけ「よーし、いつもの奴行くゾ!」
ジュナイパー『アローラ防衛隊ッ!』
全員「『ファイヤーーッ!!』」
389 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:30:23.66 ID:FDGs4cRn0
その頃、ハウの家では
ハウ「みんな、明日がんばろーねー! ゼンリョク出そーね!」
ハウは寝室の自分のベッドの上で、自分のポケモンが入っているボールたちに向かって呼びかけた。
もちろん、反応はないものの、心なしかどのボールからも気合の入った反応が帰ってきた気がする。
その中でハウは、ひとつのボールを手に取って話しかけた。
ハウ「君も、明日が晴れ舞台だねー。ガオガエンたちと一緒にゼンリョク出し切ろー!」
390 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:31:16.68 ID:FDGs4cRn0
今日はここまで。
次回の更新は明日の夜です。
じゃ、そゆことで~
391 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:33:52.20 ID:FDGs4cRn0
【おまけ】
~もししんのすけがカヒリと出会ったら~
しんのすけ「あーミクリに弟子入りしたいなー」
???「ちょっとよろしいですか?」
しんのすけ「お?」
カヒリ「初めまして。あたし、カヒリと言います」
しんのすけ「おおっ! きれいなおねいさん! オラ野原しんのすけ5歳、暇なときはいつも浜辺に打ち上げられたナマコブシごっこしてますぅ」
カヒリ「……失礼ながら、ライチさんの大試練、空から見ていました。ヨワシに群れをまとわせられるトレーナーは中々いないので、驚きましたね」
カヒリ「最初は5歳でカプに選ばれたという話を聞いてうさんくさいと思っていましたが……なるほど、あなたはまだ幼いですが、もっと経験を積めば、間違いなく世界に羽ばたける実力者になれると思います」
しんのすけ「えっ? オラ天狗みたいに羽が生えて宇宙に飛んでっちゃうの?」
カヒリ「そういう意味での羽ばたける、という意味ではありません! 才能があるということです!」
しんのすけ「おねいさんオラを見る目ありますなあ、オラに惚れた?」
カヒリ「はあ……なんか調子、狂いますね」
392 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:34:43.31 ID:FDGs4cRn0
しんのすけ「ところでカヒリのおねいさんってゴルフやってんの? 背中に5番アイアンしょってるけど」
カヒリ「5番アイアンとは違いますが……そうです。あたしはポケモンとゴルフを極めるため、世界中を巡っています。今はたまたま故郷のアローラに戻ってきたのです」
カヒリ「あなたの親がゴルフをなさっているのですか?」
しんのすけ「まあね、とーちゃんがいつも接待でゴルフやってんの。あとたまにかーちゃんがキャバクラから帰ってきたとーちゃんを5番アイアンでシバいてるの何度か見たから名前覚えちゃった」
カヒリ「そ、そうですか……」
カヒリ「……実はあたし、数年前にこのアローラの島巡りチャンピオンになりました。ですから、あなたの先輩ですね」
しんのすけ「いやぁオラ、おねいさんの後輩になれるなんてこーえーですなあ」
カヒリ「しんのすけくん、島巡り頑張ってください。あたし、次にあなたと会うときはゼンリョクで相手します!」
しんのすけ「オラはおねいさんとゼンリョクでおデートできればそれでぇ」
カヒリ(博士に呼ばれて来たのですが……ライチさんの大試練の時と同じ子とは思えませんね。この態度と気迫の変わり様はなんなのかしら)
カヒリ「では……失礼します」
しんのすけ「ほっほーい! またねー」
【おまけ】
フェローチェ『しん様、お願いがあるのですが……』
しんのすけ「なに?」
フェローチェ『一度、あいの技を見て欲しいの。どれだけしん様のお役に立てられるか、キチンとアピールしたいのですわ』モジモジ
しんのすけ「えぇーめんどくさ」
フェローチェ『そうおっしゃらないで。きっとあいの魅力に気付けますから』ガシッ
キテルグマ『ケッ、よく言うわよ』
フェローチェ『なによ、あなた』キッ
キテルグマ『離してあげなさいよ、しんちゃんが嫌がってるじゃない!』ガシッ!
フェローチェ『あなたには関係なくってよ!』ググッ
ギチギチギチ
しんのすけ「あのオラ真っ二つになっちゃいそうなんですけど!」グググッ
394 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:38:33.17 ID:FDGs4cRn0
キテルグマ『えっらそうに! だいたい、あたしが先にしんちゃんにゲットされて旅してきたのよ』
フェローチェ『なにを言い出すのやら。ポケモンにとって大事なのはトレーナーに頼りにされるか、そうではなくって?』
キテルグマ『なによ! ちょっと触っただけでポッキリ折れそうな身体のクセに!』
フェローチェ『鈍重そうな身体。起き上がるのもさぞかし大変でしょうね』
キテルグマ『なんですってええ!!』
ジュナイパー『まぁまぁ2人とも』
ヨワシ『落ち着いてよ~。ホントにしんちゃんが死んじゃうって』
キテルグマ&フェローチェ『ふんっ!』パッ
しんのすけ「あー、裂けるチーズみたいになるとこだった」
ジュナイパー『……あいちゃん、言っちゃあなんだけど、なんでしんのすけにあそこまでアピールするんだい?』
フェローチェ『しん様は、二度もあいの命を救ってくださったもの。一度はアーカラで、二度目はウルトラスペースで……』
フェローチェ『それに、しん様はわたくしに『あい』という名前を授けていただきました。これはしん様があいをあいたらしめさせてくれる証ですわ』
キテルグマ『あんた変よ』
キテルグマ『えっらそうに! だいたい、あたしが先にしんちゃんにゲットされて旅してきたのよ』
フェローチェ『なにを言い出すのやら。ポケモンにとって大事なのはトレーナーに頼りにされるか、そうではなくって?』
キテルグマ『なによ! ちょっと触っただけでポッキリ折れそうな身体のクセに!』
フェローチェ『鈍重そうな身体。起き上がるのもさぞかし大変でしょうね』
キテルグマ『なんですってええ!!』
ジュナイパー『まぁまぁ2人とも』
ヨワシ『落ち着いてよ~。ホントにしんちゃんが死んじゃうって』
キテルグマ&フェローチェ『ふんっ!』パッ
しんのすけ「あー、裂けるチーズみたいになるとこだった」
ジュナイパー『……あいちゃん、言っちゃあなんだけど、なんでしんのすけにあそこまでアピールするんだい?』
フェローチェ『しん様は、二度もあいの命を救ってくださったもの。一度はアーカラで、二度目はウルトラスペースで……』
フェローチェ『それに、しん様はわたくしに『あい』という名前を授けていただきました。これはしん様があいをあいたらしめさせてくれる証ですわ』
キテルグマ『あんた変よ』
フェローチェ『こうなったら、どっちが好きか、どっちが頼りになるか、しん様に決めてもらいませんこと?』
キテルグマ『望むところよ! しんちゃん!』
395 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:39:18.91 ID:FDGs4cRn0
しんのすけ「も~なーにー?」
キテルグマ『あたしのほうが好きよね? 頼りになるわよね?!』
しんのすけ「えー?」
フェローチェ『あいですよね?!』
キテルグマ『はっきりさせなさいよ!』
フェローチェ『あなたには答える義務があります!』
しんのすけ「……あのねえ」ジロッ
しんのすけ「オラ、ポケモンには興味ないの。邪魔だからあっち行くかボールに戻って」
フェローチェ『……ッ!』
396 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/19(月) 21:39:50.74 ID:FDGs4cRn0
キテルグマ『白けるなぁ。ああいうのがダメなのよ、しんちゃんは。でも、人間とポケモンじゃあ仕方ないか』
フェローチェ『……かっこいい///』ポッ
キテルグマ『えっ』
フェローチェ『やっぱりしん様は他の方とは違う何かを持っていますわ!ゼッタイにあいの方へ振り向かせてみせますわん!』デレデレ
キテルグマ『……アンタ絶対変よ』
フェローチェ『しん様~!』
ジュナイパー『くそーなんであんな奴があいちゃんに……』
ヨワシ『あいちゃん……僕も助けたのに』ウルウル
ミミッキュ『女心は、難しい』
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/19(月) 21:51:01.53 ID:HGyeBvF10
乙
百戦錬磨の野原一家に影響与えるとかウツロイドの毒恐るべし
ハンサムさんはSMLとか温泉Gメンとかとつながり会ってしんのすけ達の事知ってるかと思ってた
6匹目は入れない方向か?そういやシロがバトル止められてる理由って何だ?
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/19(月) 22:03:10.15 ID:LERRLYJSO
乙です。
>>397
飼い始めた当時はトレーナーじゃないからバトルしない約束してたとかじゃないですかね?
今は(コケコに認められて例外的に)島巡りもしているので6体目にしても大丈夫そうですが。
現在の面子が草霊・水・無格・霊妖・虫格……タイプが被っている割りにはバランス良いですよね(飛行にやや弱い気もしますが)
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/19(月) 22:11:12.60 ID:Q95sg9az0
カスカベのみんなが中継見てる様子とか書いて欲しい
400 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:23:38.26 ID:Pr7L8+H70
翌日
ハウオリシティ 船着場
しんのすけとハウはそれぞれ大大試練の為の準備を終えて、港に集まっていると、ククイ博士とウラウラのしまキングクチナシ、そしてアセロラが待っていた。
アセロラ「しんちゃんお久しぶり! 元気そうでなによりだよ!」
しんのすけ「アセロラちゃんもお久しぶりぶりー」
ククイ博士「2人とも……いよいよだね」
ハウ「うんー。緊張して、いっぱいマラサダ食べてきちゃったー」
しんのすけ「なんでおじさんもいるの?」
クチナシ「博士から聞いているだろ? ウラウラ島はラナキラマウンテン、そこで大大試練をすることになってるんだ。カプの村への案内役だよ」
ハラ「ハウ、多くは言わん。ひたすらゼンリョクを出して大大試練に挑むのですぞ!」
みさえ「しんのすけも、頑張って! ママもパパも、みんな応援してるから!」
ハウ「うんー! おれー絶対に島巡りチャンピオンになるからねー!」
しんのすけ「いってきまーす」
クチナシ「じゃ、行こうか。旅は道連れってね」ニヤッ
401 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:24:45.32 ID:Pr7L8+H70
ウラウラ島 カプの村 ラナキラマウンテン麓
クチナシ「ここがラナキラマウンテンの麓だよ」
しんのすけ「でけー」
アセロラ「あのリフトに乗って登っていくんだよー。でも、アローラでは珍しく寒いから気をつけてね!」
しんのすけ「アセロラちゃんも行ったことあんの?」
アセロラ「キャプテンになるとき、ちょっとね」
アセロラ「アセロラ、しんちゃんもハウくんもどっちも応援してるからねー。エーテルハウスで子供達と見てるから!」
クチナシ「ま……2人ともゼンリョク出していきなってことだ。大大試練でなにがあろうとね」
ハウ「ここまで案内してくれてありがとー!」
しんのすけ「寒いのかーやだなー」
ククイ博士「よーし、それじゃあリフトに乗るよ!」
402 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:26:54.79 ID:Pr7L8+H70
ラナキラマウンテン 山頂
ハウ「う、うう寒いよー!」ブルブルッ
しんのすけ「やっぱりSSだからあっという間に着いたね」
ハウ「てゆうか、博士は寒くないのー?」
ククイ博士「平気さ! ぼくの心はブラストバーンよりも燃えている!」
しんのすけ「精神論って奴ですな」
ククイ博士「……それにしても、僕たちも随分遠くまで歩いてーーようやくここへ辿り着いたんだね」
そう言うと、ククイ博士はぐるりとラナキラマウンテンの山頂から大地を見下ろす。雪景色の中で、遠くにアローラの海が広がる。よく見れば、他の島やエーテルパラダイスが豆粒のように小さくだが見える。
ククイ博士「思い出さないかい? 君たちが最初にハラさんからポケモンをもらって、旅に出て……」
ククイ博士「4つの島をめぐり、試練と大試練を乗り越え……」
ククイ博士「スカル団と戦い、エーテル財団の闇に立ち向かい、ウルトラビーストにも負けなかった」
ククイ博士「たくさんの試練を経て、僕たちは今、ここにいるんだ!」
403 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:28:42.00 ID:Pr7L8+H70
しんのすけ「あのっ、はかせのお話よーくわかりました! だから早く行こうよーオラ大大試練前に凍え死んじゃいそう!」ガタガタ
ハウ「お゛、お゛れ゛も゛や゛ばい゛がも゛ー!」ガタガタ
しんのすけ「オ、オラもとんしょくになりそう……」
ククイ博士「それを言うなら、凍傷だろ」
ククイ博士「よーし、あそこに中に入れる場所があるんだ。そこで大大試練を行うんだよ」
しんのすけとハウ、続いてククイ博士が目の前にある洞窟の中へと入ると、あちらこちらに輝く鉱石が壁から生えている長い通路を歩いた。
そして、階段を登っていくと、頭上が透明のクリスタルで覆われた広間へとたどり着いた。周りには壁に沿うように放送用の機材が設置されており、クリスタルの向こう側には夕日が広がっている。
ハウ「ここが大大試練を行う場所なのー?」
ククイ博士「ああ、そうだよ!」
しんのすけ「ひろーい。野球とか出来そう。ひょっとして大大試練って野球なの?」
ククイ博士「まさか! それよりしんのすけ、君のぶりぶりざえもんを借りるよ!」
ロトム図鑑「なにをするつもりなのだ?」
ククイ博士「ライブ中継の手伝いだよ。機材と接続して、カメラを回したり、通信を安定させるようサポートして欲しいんだ」
ロトム図鑑「いいだろう。だが、後で収益の半分はよこせよ」
404 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:29:40.42 ID:Pr7L8+H70
ハウ「博士ー、大大試練ってなにをすればいいのー? そろそろ教えてもいいんじゃないー?」
しんのすけ「あまり焦らさないでよ、はかせ」
ククイ博士「ああ、だけどその前に君たちに言っておくことがある」
ククイ博士「まずは、よくここまで来たぜ! 島巡りでの試練、大試練をすべて達成! 本当におめでとう!!」
ハウ「えへへー」
ククイ博士「最後に残るのは! 大大試練挑戦! お楽しみはこれからだ!」
ククイ博士「ラナキラは、島巡りの仕上げをおこなう場所! さらに伝説のポケモンに敬意をこめて、空に一番近いここで執り行われる!」
しんのすけ「伝説のポケモンといえば、ほしぐもちゃんとリーリエちゃんも見てるのかな?」
ククイ博士「もちろん!リーリエには真っ先に放送があるって伝えたからね。彼女も絶対に見ます、と自分のことのように意気込んでたよ!」
ハウ「リーリエもみんな見てるからー、絶対に達成しなきゃねー」
しんのすけ「オラのかわいい姿が全世界に生中継されるなんて……は・ず・か・し・い///」
ハウ「いつもおしりとか出してるのにー恥ずかしいもへったくれもないと思う」
405 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:30:33.61 ID:Pr7L8+H70
ククイ博士「さぁ、放送が始まる時間だ! ぶりぶりざえもん、準備いいかい?」
ロトム図鑑「準備OKだ。放送スタートだ」
ククイ博士「よーし、たった今から放送が始まったよ。これから、大大試練の内容を伝えるね」
ククイ博士「大大試練の内容ーーそれは」
しんのすけ&ハウ「……」ゴクッ
ククイ博士「君たちがポケモン勝負で戦うこと!」
406 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:32:20.48 ID:Pr7L8+H70
しんのすけ&ハウ「えっ?!」
ククイ博士「1人だ!」ビシッ
ククイ博士「島巡りチャンピオンになれるのはたった1人だけだ!」
ククイ博士「キャプテンから課せられた試練を越えて、しまキングとクィーンとの戦いを越えてーー」
ククイ博士「そして最後には、一緒に困難を切り抜けてきた友も越えてーーそこでやっと、君たちのうちどちらかが島巡りチャンピオンになれる!
ククイ博士「ポケモンと試練を乗り越えた強さと、お互いを知り尽くした友との戦いに勝つ心の強さ、その2つの強さを持つものが島巡りチャンピオンになれると、しまキングたちは判断した!」
しんのすけ「ほーほー……」
ククイ博士「君たちは親しい友の敗北を乗り越えるための覚悟は出来ているかい?」
407 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/20(火) 19:33:07.54 ID:Pr7L8+H70
ハウ「……」
ハウ「しんのすけ!」キッ!
しんのすけ「ほい!」
ハウ「おれーしんのすけが相手でも負けないからねー!」
しんのすけ「おおっ、ハウくんすごい気迫」
ハウ「本気の真剣勝負だよー! おれとーポケモンたちのーゼンリョクをぶつけて勝つからね!」ビシッ!
しんのすけ「おーし、オラだって負けないゾ! オラのゼンリョク、受けるがいい!」
ドドドドド!
ククイ博士「うん、2人ともすさまじいきあいためだ! 激しい技のやりとりからうまれるすごいポケモン勝負、期待してるぜ!」
ククイ博士「しんのすけ! ハウ! 島巡りのトリを飾り、新しいチャンピオンを生み出すにふさわしいポケモン勝負をしよう!!」
ククイ博士「それでは、島巡り最後の締めくくりーー大大試練、始め!!」
大 大 試 練 開 始 !!
しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
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