しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
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344 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:26:59.60 ID:qti2uYgQ0
ヌイコグマ『おりゃああああっ!』グオオッ
ブゥンブゥンブゥンッ!
ガントル「ガンッ! ガンッ!」
リーリエ「あんなに重そうなポケモンさんを、片手で振り回すなんて……」
ヌイコグマ『おんどりゃあああっ!』バッ!
ズズンッ! メキメキ
ガントル「ガ……ガガ……」ピクピク
ヌイコグマ『ゼェ……ゼェ……』
ライチ「アンタのヌイコグマ、すごいパワーだね……アタシにもビリビリ伝わってきたよ」
しんのすけ「ま、ネネちゃんですから」
ライチ「だけど、ロックブラストを我慢してる間、ヌイコグマはずいぶん傷ついたみたいだね。こっちも早いとこ片付けておこうか」スッ
ライチ「ラストだよ、頑張ってルガルガンっ!」ヒョイッ
ポンッ
ルガルガン(夜)「ワオーンッ!」
345 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:28:20.28 ID:qti2uYgQ0
ライチ「ルガルガン、いわおとし!」
ルガルガン(夜)「ワンワンッ!」グワッ
ヌイコグマ『きゃーっ!』
ゴロゴロゴロッ!!
ヌイコグマ『も……ダメ』ドサッ
しんのすけ「ネネちゃん……すごいタンコブ」
ヌイコグマ『突っ込むところそこじゃねーだろ!』
ライチ「どうやらお互いにあと1匹、だね」
フクスロー『僕にネネちゃんが倒れちゃったか……後はマサオくんだけか』
ヨワシ(ボール)『う、嘘でしょ?!』
しんのすけ「マサオくん! レッツラゴー!」ヒョイッ
ポンッ
ヨワシ『そんなぁ、無理だよぉ』ビクビク
ヌイコグマ『無理でもやるしかないの! 戦わなかったらおにぎりの具の刑よ!』
ヨワシ『ね、ネネちゃんひどいや……』
346 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:29:34.23 ID:qti2uYgQ0
ライチ「それが最後の1匹? でも、すぐに終わらせるよ!」
バッ バッ ガシィン! ガシィン! ジャーン!
リーリエ「あのポーズは……」
フクスロー『マズイ! Zワザだっ!』
ルガルガンは Zパワーを 身体に まとった!
ルガルガンが 解き放つ
全力の Zワザ!
ワ ー ル ズ エ ン ド フ ォ ー ル !
347 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:30:17.82 ID:qti2uYgQ0
ライチ「ルガルガンっ!」
ルガルガン「ワオオオオン!!!!」
Zパワーを持ったルガルガンがジャンプすると、両手を広げた! その両手の中に、磁力で引き付けられるように周囲から次々と岩石が集まってくる!
やがて集まった岩石はルガルガンの何十倍もの大きさを誇るひとつの岩石となった!
ヨワシ『ひっ、ひいいいいっ!』
ルガルガン「ワオッッ!!」
ブンッ
ヒュウウウ
しんのすけ達「マサオくんっ!」
ヨワシ『うわあああっ!』
ズ ズ ン ッ !
348 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:31:56.23 ID:qti2uYgQ0
リーリエ「ど、どうなったのでしょうか……?」
ほしぐもちゃん「ぴゅ……」
ゴゴゴ……
ヨワシ『うっ……ううっ』フラフラ
ライチ「ん……!」
フクスロー『まだ立ってる!』
ヨワシ(も、もう無理……だよ)
ヌイコグマ『倒れちゃダメっ! マサオくんっ!』
フクスロー『そうだよっ! 今、いわタイプに対抗できるのは君だけなんだ! 君だけが頼りなんだよ!』
ヨワシ『もうできないよぉ……力が出ないよぉ』
ライチ「ルガルガン、そろそろトドメ行くよ!」
ルガルガン「ワンッ!」ダッ!
ヌイコグマ『やばっ! 来たわよマサオくん!』
フクスロー『なんでもいいから反撃するんだ!』
ヨワシ『無理だよぉぉ……』
349 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:33:49.99 ID:qti2uYgQ0
ロトム図鑑「ここで負けると刺身になって今晩の夕食になるかも……」
ヌイコグマ『余計なこと言ってんじゃねぇよブタ!』
しんのすけ「ディグダの穴にいた白いポケモンが、マサオくんを見たらなんて言うんだろうなぁ」ボソッ
マサオ『……え?』ピクッ
ーーマサオ
フクスロー『そ、そうだよ! 君のことだって覚えてるはずだよ! また会った時も、そうやって惨めな姿で再会する気か?!』
しんのすけ「決めるときは決めちゃったほうがかっこいいゾ!」
ーー私も、しんのすけさんたちの仲間になりましたの。一緒に戦いましょう!
ルガルガン「ワォォンッ!」グワァァッ
しんのすけ「マサオくんっ! 男見せろーっ!!」
ーーマサオさん、素敵よ!
プッツ-ン
350 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:35:08.45 ID:qti2uYgQ0
ヨワシ『ーーッッ!!』カッ
ルガルガン「ワンッ?!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ヌイコグマ「な……なに?!」
リーリエ「マサオさんが一瞬光ったと思ったらーーこれは地震ですか?!」
しんのすけ「進化?」
フクスロー『いや、違うよ。これは……!』
ライチ「まさか……!」
351 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:36:16.06 ID:qti2uYgQ0
~その頃、せせらぎの丘にて~
ポチャン
スイレン(しんのすけさんとハウさんは、そろそろライチさんと戦っている頃でしょうか)
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
スイレン「……!」ピクッ
ザザザザザザッ!!
スイレン「ヨワシたちがーー!」
スイレン(この島のどこかで、誰かが群れを率いる力を得たヨワシが出てきたのでしょうか? でも、誰が?)
スイレン(まさか……!)
352 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:37:22.76 ID:qti2uYgQ0
~場所は戻って命の遺跡前~
ザザザザザッ
ヌイコグマ『なに……これ!?』
フクスロー『ヨワシの群れだ!』
リーリエ「マサオさんにどんどん集まっていきます!」
ズズズズズッ!!
しんのすけ「おおーっ!」
しんのすけたちの目の前には、大勢のヨワシの群れに囲まれて、ひとつのポケモンの姿となったマサオの姿があった!
ヨワシ(群れた姿)『ぶ っ 飛 ば す ぜ ベ イ ベ ェ ! ! !』
353 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:39:19.75 ID:qti2uYgQ0
ライチ「このタイミングで、ヨワシに群れが集まるなんて……!」
リーリエ「本で読んだことがありますが……初めて見ました! 大迫力ですっ!」
ほしぐもちゃん「ピュイ!」
ヨワシ『うりゃあ!』ドッ!!
群れたマサオの口から、ハイドロポンプクラスの威力が伴った水鉄砲がルガルガンに襲いかかる!
ルガルガン「ワ、ワンッ?!」
しんのすけ「マサオくん! オラと一緒にZワザ行くゾ!」
ヨワシ『おうよ!』
354 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:40:07.38 ID:qti2uYgQ0
バッ バッ プリッ プリィ~プリィ~ バァーン!
マサオは Zパワーを 身体に まとった!
マサオが 解き放つ
全力の Zワザ!
ス ー パ ー ア ク ア ト ル ネ ー ド !
しんのすけ「マサオくん! ファイヤーッ!」
Zパワーを得たマサオを中心に、水が次々と溢れ出て、ルガルガンを水中に引きずり込む!
ヨワシ『派手に行くぜ! イェーイ!』
そしてマサオがひとつの水の流れとなってルガルガンに突進すると、巨大な水の渦となってルガルガンを巻き込む!
ゴゴゴゴゴ!!!
ルガルガン「ワ、ワンワンワンッ!」ドカドカドカドカッ!!!
バシャッ シュウウウ
ヨワシ(単)『……ハァ、ハァ』
ルガルガン「」ピクッピクッ
リーリエ「」ポカーン
355 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:40:59.56 ID:qti2uYgQ0
ライチ「……」
ライチ「すてき、ね」フゥ
ヨワシ(単)『ぼ、ぼく……やったの?』
ヌイコグマ『うんっ! すごいわよマサオくん! 見直したわ!』
フクスロー『君はやれば出来るじゃないか!』
しんのすけ「さすがマサオくん、スイッチが切り替わるとホントすごいよね」
ヨワシ『え、えへへ……』テレテレ
ロトム図鑑「今晩の食卓に並べられる事態は免れたか……」
げ ん
こ つ
ヌイコグマ『いい加減にしなさいよこのブタ!』
ロトム図鑑「じょ、ジョークなのに……」
356 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:42:04.32 ID:qti2uYgQ0
ライチ「今のヨワシのように、ゼンリョクを出し切ってこそ、更なる輝きを得るからね」
ライチ「あんたら最高だね!」ニコッ
しんのすけ「いやぁそれほどでもぉ」
ライチ「はい! いわタイプのZクリスタル……イワZを授けましょう!」
しんのすけは イワZを 手に入れた!
しんのすけ「正義は勝つ! ワッハッハッハッ!」
大 試 練 達 成 !
357 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 19:14:12.20 ID:qti2uYgQ0
ライチ「いわタイプのZパワー……引きだすのはこの動きーー腰のひねりと、力強さがポイントだからよくみていて……」
バッ バッ ガシィン! ガシィン! ジャーン!
ライチ「…………」ニヤッ
しんのすけ&リーリエ「…………」ポカン
ロトム図鑑(あんなポーズ取ってるから結婚できないんだな)
ライチ「いい感じに使ってよ、いわタイプ……硬くて、ゴツくて、攻撃するのが得意……アタシとはあんまり似てないけど、かえって惹かれるんだよ」
しんのすけ「ギャップ萌えという奴ですな」
ほしぐもちゃん「ピュイ!」
リーリエ「しんちゃんが大試練を達成できたことが、本当に嬉しそうですね」
358 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 19:15:17.27 ID:qti2uYgQ0
ライチ「で、リーリエ。変なコト聞くかもしれないけど、トレーナーでもないアンタがどうして命の遺跡に?」
リーリエ「あっ、このコ……遠くからやってきたのです。元の住処に戻したいのですが、何もわかっていなくて……」
リーリエ「で、遺跡が気になるようですから、なにか手がかりになればと……」
ライチ「珍しいポケモンだね」チラッ
ライチ「カプ・テテフは守り神といえど、暴れたりもするポケモン。会おうとするなんて、彼らより強いポケモンぐらいよ」
ほしぐもちゃん「くう?」
ライチ「……まさかね」フフッ
ライチ「あんたらの旅がよき驚きであふれ、さらなる優しさに包まれるように」
しんのすけ「オラ、ライチおねいさんの優しさに包まれるのならそれで……」
ライチ「ふふっ、ありがとう」ナデナデ
ライチ「リーリエ、送るわ。トレーナーじゃないのにポケモンのためにがんばる人って好きだから、応援しないとね!」
しんのすけ「ええっ!? じゃあオラ、トレーナーやめます!」
フクスロー『こらこらこらーっ!!』
リーリエ「そういう意味での好きじゃないと思います……」
359 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 19:16:45.86 ID:qti2uYgQ0
命の遺跡付近
テクテク
ハウ「わーライチさん! リリィタウンのハウです! 勝負させてー!」ダダダ!!
ライチ「あら、アンタはハラの孫ね」
しんのすけ「よ!」
ハウ「あーしんのすけー! 大試練が終わったのー?」
しんのすけ「まぁね」
ハウ「じゃー先にハノハノリゾートホテルに行っててー。おれも後で来るからってエーテル財団の緑の人に言っといてよ」
ライチ「エーテル財団……? なんの用だか分からないけど、いってらっしゃい、しんのすけ」
360 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 19:17:55.08 ID:qti2uYgQ0
リーリエ「エッ……エーテル財団ですか……? あっ、あの、わたし、ハウさんの勝負もかふ見ていきます」ビクッ
リーリエ「ポケモンさんがキズつくのは苦手ですけれど……しんちゃんやハウさんのポケモンさん、ひたむきですから……」
しんのすけ「えー? おねいさん、来ないの?」
ライチ「ハウの大試練しなくちゃいけないからね。大丈夫、しんのすけ達がこの島を出るときには見送りに行くから」
しんのすけ「ほっほーい」
ハウ「じいちゃんみたいにおれ、強くないけどーニャヒートたちのいいところ、引きだすー!」
ライチ「ハウはハウでしょ。しまキングハラさんの孫とか関係なしに、ハウたちのゼンリョクだしなよ」
しんのすけ「じゃ、そゆことでー!」タタタッ
ライチ「空間研究所の先にある橋を渡ればハノハノリゾートよ! 気をつけてね!」
361 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 19:18:46.84 ID:qti2uYgQ0
誤字があったので修正
リーリエ「エッ……エーテル財団ですか……? あっ、あの、わたし、ハウさんの勝負も見ていきます」ビクッ
362 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 19:21:15.29 ID:qti2uYgQ0
ハノハノリゾート ホテル
しんのすけ「でけー」
ロトム図鑑「予約は一年先まで一杯。それも一泊だけでとてつもない値段がかかるそうだ」
しんのすけ「ま、オラんちには無縁の場所ですな」
???「お待ちしておりました」
しんのすけ「あんた誰?」
???「いやいや、これは失礼。あいさつが遅れました。わたし、ザオボーと言います」
しんのすけ「ああ、ヨシりんとミッチーコンビに困らされていた、ヘンなグラサンかけてたおじさんか!」
ザオボー「ヘンなグラサンは余計です」
363 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 19:21:50.63 ID:qti2uYgQ0
ザオボー「以前、あなたに素晴らしいものをお見せすると言いましたよね? その素晴らしいものとは……エーテルパラダイス!!」
しんのすけ「パラダイス?」
ザオボー「そう、エーテルパラダイスとは、アローラの海に浮かぶ楽園! ポケモンを保護するための人工の島!」
ザオボー「わたしが約束を守る大人だと証明するために、エーテルパラダイスに来ますよね!?」
しんのすけ「…………」
~しんのすけの妄想~
おねいさんA「エーテルパラダイスにようこそ!」
おねいさんB「ディグダの穴では私たちを助けてくれてありがとう!」
おねいさんC「お礼に高い高いしてあげる!」
しんのすけ「おーーーーーっ!」
ヌイコグマ『おりゃああああっ!』グオオッ
ブゥンブゥンブゥンッ!
ガントル「ガンッ! ガンッ!」
リーリエ「あんなに重そうなポケモンさんを、片手で振り回すなんて……」
ヌイコグマ『おんどりゃあああっ!』バッ!
ズズンッ! メキメキ
ガントル「ガ……ガガ……」ピクピク
ヌイコグマ『ゼェ……ゼェ……』
ライチ「アンタのヌイコグマ、すごいパワーだね……アタシにもビリビリ伝わってきたよ」
しんのすけ「ま、ネネちゃんですから」
ライチ「だけど、ロックブラストを我慢してる間、ヌイコグマはずいぶん傷ついたみたいだね。こっちも早いとこ片付けておこうか」スッ
ライチ「ラストだよ、頑張ってルガルガンっ!」ヒョイッ
ポンッ
ルガルガン(夜)「ワオーンッ!」
345 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:28:20.28 ID:qti2uYgQ0
ライチ「ルガルガン、いわおとし!」
ルガルガン(夜)「ワンワンッ!」グワッ
ヌイコグマ『きゃーっ!』
ゴロゴロゴロッ!!
ヌイコグマ『も……ダメ』ドサッ
しんのすけ「ネネちゃん……すごいタンコブ」
ヌイコグマ『突っ込むところそこじゃねーだろ!』
ライチ「どうやらお互いにあと1匹、だね」
フクスロー『僕にネネちゃんが倒れちゃったか……後はマサオくんだけか』
ヨワシ(ボール)『う、嘘でしょ?!』
しんのすけ「マサオくん! レッツラゴー!」ヒョイッ
ポンッ
ヨワシ『そんなぁ、無理だよぉ』ビクビク
ヌイコグマ『無理でもやるしかないの! 戦わなかったらおにぎりの具の刑よ!』
ヨワシ『ね、ネネちゃんひどいや……』
346 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:29:34.23 ID:qti2uYgQ0
ライチ「それが最後の1匹? でも、すぐに終わらせるよ!」
バッ バッ ガシィン! ガシィン! ジャーン!
リーリエ「あのポーズは……」
フクスロー『マズイ! Zワザだっ!』
ルガルガンは Zパワーを 身体に まとった!
ルガルガンが 解き放つ
全力の Zワザ!
ワ ー ル ズ エ ン ド フ ォ ー ル !
347 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:30:17.82 ID:qti2uYgQ0
ライチ「ルガルガンっ!」
ルガルガン「ワオオオオン!!!!」
Zパワーを持ったルガルガンがジャンプすると、両手を広げた! その両手の中に、磁力で引き付けられるように周囲から次々と岩石が集まってくる!
やがて集まった岩石はルガルガンの何十倍もの大きさを誇るひとつの岩石となった!
ヨワシ『ひっ、ひいいいいっ!』
ルガルガン「ワオッッ!!」
ブンッ
ヒュウウウ
しんのすけ達「マサオくんっ!」
ヨワシ『うわあああっ!』
ズ ズ ン ッ !
348 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:31:56.23 ID:qti2uYgQ0
リーリエ「ど、どうなったのでしょうか……?」
ほしぐもちゃん「ぴゅ……」
ゴゴゴ……
ヨワシ『うっ……ううっ』フラフラ
ライチ「ん……!」
フクスロー『まだ立ってる!』
ヨワシ(も、もう無理……だよ)
ヌイコグマ『倒れちゃダメっ! マサオくんっ!』
フクスロー『そうだよっ! 今、いわタイプに対抗できるのは君だけなんだ! 君だけが頼りなんだよ!』
ヨワシ『もうできないよぉ……力が出ないよぉ』
ライチ「ルガルガン、そろそろトドメ行くよ!」
ルガルガン「ワンッ!」ダッ!
ヌイコグマ『やばっ! 来たわよマサオくん!』
フクスロー『なんでもいいから反撃するんだ!』
ヨワシ『無理だよぉぉ……』
ロトム図鑑「ここで負けると刺身になって今晩の夕食になるかも……」
ヌイコグマ『余計なこと言ってんじゃねぇよブタ!』
しんのすけ「ディグダの穴にいた白いポケモンが、マサオくんを見たらなんて言うんだろうなぁ」ボソッ
マサオ『……え?』ピクッ
ーーマサオ
フクスロー『そ、そうだよ! 君のことだって覚えてるはずだよ! また会った時も、そうやって惨めな姿で再会する気か?!』
しんのすけ「決めるときは決めちゃったほうがかっこいいゾ!」
ーー私も、しんのすけさんたちの仲間になりましたの。一緒に戦いましょう!
ルガルガン「ワォォンッ!」グワァァッ
しんのすけ「マサオくんっ! 男見せろーっ!!」
ーーマサオさん、素敵よ!
プッツ-ン
350 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:35:08.45 ID:qti2uYgQ0
ヨワシ『ーーッッ!!』カッ
ルガルガン「ワンッ?!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ヌイコグマ「な……なに?!」
リーリエ「マサオさんが一瞬光ったと思ったらーーこれは地震ですか?!」
しんのすけ「進化?」
フクスロー『いや、違うよ。これは……!』
ライチ「まさか……!」
351 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:36:16.06 ID:qti2uYgQ0
~その頃、せせらぎの丘にて~
ポチャン
スイレン(しんのすけさんとハウさんは、そろそろライチさんと戦っている頃でしょうか)
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
スイレン「……!」ピクッ
ザザザザザザッ!!
スイレン「ヨワシたちがーー!」
スイレン(この島のどこかで、誰かが群れを率いる力を得たヨワシが出てきたのでしょうか? でも、誰が?)
スイレン(まさか……!)
352 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:37:22.76 ID:qti2uYgQ0
~場所は戻って命の遺跡前~
ザザザザザッ
ヌイコグマ『なに……これ!?』
フクスロー『ヨワシの群れだ!』
リーリエ「マサオさんにどんどん集まっていきます!」
ズズズズズッ!!
しんのすけ「おおーっ!」
しんのすけたちの目の前には、大勢のヨワシの群れに囲まれて、ひとつのポケモンの姿となったマサオの姿があった!
ヨワシ(群れた姿)『ぶ っ 飛 ば す ぜ ベ イ ベ ェ ! ! !』
353 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:39:19.75 ID:qti2uYgQ0
ライチ「このタイミングで、ヨワシに群れが集まるなんて……!」
リーリエ「本で読んだことがありますが……初めて見ました! 大迫力ですっ!」
ほしぐもちゃん「ピュイ!」
ヨワシ『うりゃあ!』ドッ!!
群れたマサオの口から、ハイドロポンプクラスの威力が伴った水鉄砲がルガルガンに襲いかかる!
ルガルガン「ワ、ワンッ?!」
しんのすけ「マサオくん! オラと一緒にZワザ行くゾ!」
ヨワシ『おうよ!』
354 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:40:07.38 ID:qti2uYgQ0
バッ バッ プリッ プリィ~プリィ~ バァーン!
マサオは Zパワーを 身体に まとった!
マサオが 解き放つ
全力の Zワザ!
ス ー パ ー ア ク ア ト ル ネ ー ド !
しんのすけ「マサオくん! ファイヤーッ!」
Zパワーを得たマサオを中心に、水が次々と溢れ出て、ルガルガンを水中に引きずり込む!
ヨワシ『派手に行くぜ! イェーイ!』
そしてマサオがひとつの水の流れとなってルガルガンに突進すると、巨大な水の渦となってルガルガンを巻き込む!
ゴゴゴゴゴ!!!
ルガルガン「ワ、ワンワンワンッ!」ドカドカドカドカッ!!!
バシャッ シュウウウ
ヨワシ(単)『……ハァ、ハァ』
ルガルガン「」ピクッピクッ
リーリエ「」ポカーン
355 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:40:59.56 ID:qti2uYgQ0
ライチ「……」
ライチ「すてき、ね」フゥ
ヨワシ(単)『ぼ、ぼく……やったの?』
ヌイコグマ『うんっ! すごいわよマサオくん! 見直したわ!』
フクスロー『君はやれば出来るじゃないか!』
しんのすけ「さすがマサオくん、スイッチが切り替わるとホントすごいよね」
ヨワシ『え、えへへ……』テレテレ
ロトム図鑑「今晩の食卓に並べられる事態は免れたか……」
げ ん
こ つ
ヌイコグマ『いい加減にしなさいよこのブタ!』
ロトム図鑑「じょ、ジョークなのに……」
356 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 17:42:04.32 ID:qti2uYgQ0
ライチ「今のヨワシのように、ゼンリョクを出し切ってこそ、更なる輝きを得るからね」
ライチ「あんたら最高だね!」ニコッ
しんのすけ「いやぁそれほどでもぉ」
ライチ「はい! いわタイプのZクリスタル……イワZを授けましょう!」
しんのすけは イワZを 手に入れた!
しんのすけ「正義は勝つ! ワッハッハッハッ!」
大 試 練 達 成 !
357 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 19:14:12.20 ID:qti2uYgQ0
ライチ「いわタイプのZパワー……引きだすのはこの動きーー腰のひねりと、力強さがポイントだからよくみていて……」
バッ バッ ガシィン! ガシィン! ジャーン!
ライチ「…………」ニヤッ
しんのすけ&リーリエ「…………」ポカン
ロトム図鑑(あんなポーズ取ってるから結婚できないんだな)
ライチ「いい感じに使ってよ、いわタイプ……硬くて、ゴツくて、攻撃するのが得意……アタシとはあんまり似てないけど、かえって惹かれるんだよ」
しんのすけ「ギャップ萌えという奴ですな」
ほしぐもちゃん「ピュイ!」
リーリエ「しんちゃんが大試練を達成できたことが、本当に嬉しそうですね」
358 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 19:15:17.27 ID:qti2uYgQ0
ライチ「で、リーリエ。変なコト聞くかもしれないけど、トレーナーでもないアンタがどうして命の遺跡に?」
リーリエ「あっ、このコ……遠くからやってきたのです。元の住処に戻したいのですが、何もわかっていなくて……」
リーリエ「で、遺跡が気になるようですから、なにか手がかりになればと……」
ライチ「珍しいポケモンだね」チラッ
ライチ「カプ・テテフは守り神といえど、暴れたりもするポケモン。会おうとするなんて、彼らより強いポケモンぐらいよ」
ほしぐもちゃん「くう?」
ライチ「……まさかね」フフッ
ライチ「あんたらの旅がよき驚きであふれ、さらなる優しさに包まれるように」
しんのすけ「オラ、ライチおねいさんの優しさに包まれるのならそれで……」
ライチ「ふふっ、ありがとう」ナデナデ
ライチ「リーリエ、送るわ。トレーナーじゃないのにポケモンのためにがんばる人って好きだから、応援しないとね!」
しんのすけ「ええっ!? じゃあオラ、トレーナーやめます!」
フクスロー『こらこらこらーっ!!』
リーリエ「そういう意味での好きじゃないと思います……」
359 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 19:16:45.86 ID:qti2uYgQ0
命の遺跡付近
テクテク
ハウ「わーライチさん! リリィタウンのハウです! 勝負させてー!」ダダダ!!
ライチ「あら、アンタはハラの孫ね」
しんのすけ「よ!」
ハウ「あーしんのすけー! 大試練が終わったのー?」
しんのすけ「まぁね」
ハウ「じゃー先にハノハノリゾートホテルに行っててー。おれも後で来るからってエーテル財団の緑の人に言っといてよ」
ライチ「エーテル財団……? なんの用だか分からないけど、いってらっしゃい、しんのすけ」
360 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 19:17:55.08 ID:qti2uYgQ0
リーリエ「エッ……エーテル財団ですか……? あっ、あの、わたし、ハウさんの勝負もかふ見ていきます」ビクッ
リーリエ「ポケモンさんがキズつくのは苦手ですけれど……しんちゃんやハウさんのポケモンさん、ひたむきですから……」
しんのすけ「えー? おねいさん、来ないの?」
ライチ「ハウの大試練しなくちゃいけないからね。大丈夫、しんのすけ達がこの島を出るときには見送りに行くから」
しんのすけ「ほっほーい」
ハウ「じいちゃんみたいにおれ、強くないけどーニャヒートたちのいいところ、引きだすー!」
ライチ「ハウはハウでしょ。しまキングハラさんの孫とか関係なしに、ハウたちのゼンリョクだしなよ」
しんのすけ「じゃ、そゆことでー!」タタタッ
ライチ「空間研究所の先にある橋を渡ればハノハノリゾートよ! 気をつけてね!」
361 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 19:18:46.84 ID:qti2uYgQ0
誤字があったので修正
リーリエ「エッ……エーテル財団ですか……? あっ、あの、わたし、ハウさんの勝負も見ていきます」ビクッ
362 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 19:21:15.29 ID:qti2uYgQ0
ハノハノリゾート ホテル
しんのすけ「でけー」
ロトム図鑑「予約は一年先まで一杯。それも一泊だけでとてつもない値段がかかるそうだ」
しんのすけ「ま、オラんちには無縁の場所ですな」
???「お待ちしておりました」
しんのすけ「あんた誰?」
???「いやいや、これは失礼。あいさつが遅れました。わたし、ザオボーと言います」
しんのすけ「ああ、ヨシりんとミッチーコンビに困らされていた、ヘンなグラサンかけてたおじさんか!」
ザオボー「ヘンなグラサンは余計です」
363 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 19:21:50.63 ID:qti2uYgQ0
ザオボー「以前、あなたに素晴らしいものをお見せすると言いましたよね? その素晴らしいものとは……エーテルパラダイス!!」
しんのすけ「パラダイス?」
ザオボー「そう、エーテルパラダイスとは、アローラの海に浮かぶ楽園! ポケモンを保護するための人工の島!」
ザオボー「わたしが約束を守る大人だと証明するために、エーテルパラダイスに来ますよね!?」
しんのすけ「…………」
~しんのすけの妄想~
おねいさんA「エーテルパラダイスにようこそ!」
おねいさんB「ディグダの穴では私たちを助けてくれてありがとう!」
おねいさんC「お礼に高い高いしてあげる!」
しんのすけ「おーーーーーっ!」
しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
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