しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
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309 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:41:37.46 ID:qti2uYgQ0
ディグダトンネル
しんのすけ「ハウくーん!」
しんのすけ「やれやれ、先走ったせいでハウくんが迷子になるなんて、オラ困っちゃう」
ロトム図鑑「むしろ、こっちが迷子になった気がするぞ」
ライチ「ん、しんのすけじゃないか」
しんのすけ「ライチおねいさん! いやぁオラ、ライチおねいさんに会うと胸がキュンってして」
ライチ「嬉しいこと言ってくれるね。トンネルの中じゃ、ポケモンのディグダがてんこ盛り暴れててさ、並のトレーナーじゃ通れないよ」
ライチ「で、島巡りはどうなのさ? ちょいとZクリスタルをみせてごらん」
しんのすけ「オラのハートも全部見てぇ」
ライチ「それはまた今度、ね。どれどれ……」
310 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:42:22.37 ID:qti2uYgQ0
ライチ「お、しんのすけすごい! マオの試練もこなしたんだね」
しんのすけ「えへへー」
ライチ「こっちもそろそろだね。ディグダも落ち着いてきたし、しんのすけの実力なら トンネルだって抜けられるさ」
ライチ「ディグダトンネルを抜けると、コニコシティが近くにあるの。あたしのお店があるから、そこで待ち合わせしようか」
しんのすけ「おデートのお誘い!? そ、そんな、オラたちまだ知り合ったばかりなのに……」
ライチ(本当にこの子が15年経ってそのセリフ言ってきてたら飛び上がって喜んだんだけどなぁ)
ライチ「大試練、受けるんでしょ? その約束だよ。先に行って待ってるからね」
しんのすけ「ほいほーい」
311 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:47:50.51 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ達はディグダを倒しつつトンネルを進んでいくと……
ディグダ「ディグ……」パタッ
フクスロー『ふうっ、こんなものかな』
ヨワシ『少しは通りやすくなったかな?』
ロトム図鑑「ふっ、たかがディグダに苦戦しおって」
フクスロー『お前なんもやってないじゃないか!』
ズズズズ……
しんのすけ「お? あっちで変な音聞こえなかったー?」
ヨワシ『うん、聞こえた。なんだろう』
フクスロー『行ってみようよ!』
テクテク
『う……』
しんのすけ「!」ピクッ
312 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:48:54.51 ID:qti2uYgQ0
ロトム図鑑「どしたのだ?」
しんのすけ「今、声が聞こえた」
フクスロー『僕たちと同じポケモンかな?』
ヨワシ『また新しい仲間ができるね!』
しんのすけ「あーっ!」
しんのすけが指さした先、そこには白いポケモンが倒れていた。
???『……』
ヨワシ『き、きれい……』ポッ
フクスロー『うん、なんて上品そうなポケモンだろう』
ロトム図鑑「1匹見かけたら100匹いそうな見た目だな」
フクスロー『なんだよ、その喩え……。でも、こんなポケモン、僕も見たことがないぞ』
ヨワシ『虫タイプっぽいけど……』
???『……うぅ』ピクッ
フクスロー『あっ、しゃべった!』
313 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:50:05.46 ID:qti2uYgQ0
???『誰……ここは……?』
しんのすけ「どしたの? ゆきだおれ?」
ヨワシ『君、なんてポケモンなの?』
???『わたし……は』
しんのすけ「お腹すいた? これ食べる?」つポケマメ
???『これ……は?』
フクスロー『ポケマメっていう、食べ物だよ。大丈夫、とってもおいしいから!』
???『…………』スッ
パクッ モグ モグ
???『……まぁ、とても美味ですわん』ニコッ
フクスロー『』ズッキューン
ヨワシ『』ズッキューン
ヌイコグマ(ボールの中)『なんか見ててイラっとするわ。……気のせいかしら』
しんのすけ「よかったよかった、じゃ、そゆことでー」
314 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:51:03.95 ID:qti2uYgQ0
フクスロー『待てよしんのすけ! ここはキチンと倒れてた理由を聞くべきだろ』
ヨワシ『そうだよ、ひょっとしたら怖いポケモンに襲われたのかも……』
しんのすけ「えぇ、オラ早くライチおねいさんに会いたいんだけど、しょうがないなー」
???『あの……命を助けていただき、感謝していますわ。あなた方のお名前をお教えいただけますか?』
フクスロー『いやいや、名乗る程の者じゃありませんが、一応僕はフクスローのカザマと言います』デレデレ
ヨワシ『僕、ヨワシのマサオですっ』デレデレ
ロトム図鑑「アローラ唯一のロトム図鑑、レオナルド・ロトブリオ、またはアレッサンドロトム・フランチェスカ・デ・ニコラとも呼ぶが良い。ま、ひとつよろしく頼む」
しんのすけ「オラ、野原しんのすけ5歳!」
???『まぁ、しんのすけ君にカザマ君、マサオ君ですね』
ロトム図鑑「おいっ、無視するなっつーの!」
315 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:51:36.67 ID:qti2uYgQ0
???『ごめんなさい、今、わたしは追われていて……いつか、この御恩はお返し致しますわ。それでは、失礼いたしますわん』
フッ
ヨワシ『消えた!?』
フクスロー『いや、一瞬だけど走っていくのが見えたよ。あのポケモン、とてつもなく足が早い!』
ロトム図鑑「白光りするGとでも呼んでおくか」
しんのすけ「なんでGなの?」
ロトム図鑑「語呂がいいからだだ」
フクスロー『なんとなく不愉快だからやめてくれ』
316 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:54:21.92 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ達は更にトンネルを進んでいくと……
ギャーギャーワーワー
しんのすけ「お?」
エーテル財団職員「スカル団! 人のポケモンは返しなさい!」
ヤドン「……やん」
???「だって、そんなこと言われてもねぇスカりん」
スカりん「そうだよね、スッチー。プルメリさんから課せられた僕たち一日のノルマを達成できなきゃ、スカル団やめさせられちゃうもん」
スッチー「そうしたら私たち、行き場を失くししちゃうかも……そんなことになったら、どうしよう」グスッ
スカりん「大丈夫だよ、スッチー。路頭に迷うことがあっても、僕はずっとそばにいるよ!」ギユッ
スッチー「スカりん……!」ギュッ
スカりん「スッチー!」
スッチー「スカりん!」
エーテル財団職員「…………」
しんのすけ「おおっ、どこかで見たことのあるカップルですな」
317 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:55:23.35 ID:qti2uYgQ0
フクスロー『てゆうか、あの二人スカル団だよ!』
???「ちゃんとしてくださいよ! 代表になんて言われるか」
エーテル財団A「……支部長、いつも口だけでなにもしないじゃないですか。というか、あんなのと正直関わり合いたくないです」
???「わたしこそが、エーテル財団最後の砦! なにかあれば大変でしょう!」
ハウ「しんのすけーどったのー?」
しんのすけ「お、ハウくん。実はスケスケおパンツ団の人たちがいてねー……」
???「おお! そこのお二人のトレーナー! わたしの代わりに、スカル団を退ける名誉を与えたりしますよ!」
ハウ「わーい! おもしろそー!」
しんのすけ「お知り合いのそっくりさんを倒すのもひがきけるけど、仕方ないですな」スッ
スカりん「むっ! どうやらあの子たちは僕とスッチーの愛を引き裂こうとするみたいだよ!」
スッチー「そうみたいね、やっつけちゃいましょ、スカりん!」
スカル団の したっぱとしたっぱが
勝負を しかけてきた!
318 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:56:40.77 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ「カザマくん、レッツラゴー!」
ハウ「行けーピカチュウ!」ヒョイッ
バサッ ポンッ
フクスロー『よーし、行くぞ!』
ピカチュウ「ぴっかちゅう!」
スカりん「行くよ! ズバット!」ヒョイッ
スッチー「お願い、カリキリ!」ヒョイッ
ポンッ ポンッ
ズバット「ズバ-ッ!」
カリキリ「キリーッ」
ハウ「ピカチュウ、ズバットに電気ショックー!」
しんのすけ「テキトーにやっていいよー」
フクスロー『いつもそうだろっ! とりあえずカリキリにみだれづきっ!』バサッ
ピカチュウ「ぴっか……ぢゅううっ!」
319 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:57:31.52 ID:qti2uYgQ0
ドスドスドスドスッ!!
ビリビリビリ!!
ズバット「ズ、ズバーッ?!」
カリキリ「キリーッ?!」
スカりん「うわーっ! スッチーが捕まえてくれたズバットが!」
スッチー「いやああっ! スカりんが捕まえてくれたカリキリが!」
スカりん「なんてひどいことするんだ!」
ハウ「いや、だってこれポケモン勝負だしー」
スッチー「早くポケモンセンターに連れて行きましょ!」ダキッ
スカりん「そうだねスッチー!」ダキッ
スタコラスタコラサッサ!!
ハウ「……なんだったんだー?」
しんのすけ「アローラでもミッチーとヨシりんは変わりませんなぁ」
320 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:59:48.11 ID:qti2uYgQ0
エーテル財団職員「よかったあ……」
ヤドン「……やん」
エーテル財団職員「君たち、ありがとうね!」
しんのすけ「オラ、おねいさんと連絡先を交換できればそれで」キリッ
???「やあやあやあ、お二人とも島巡りですか? すばらしいトレーナーさんですね!わたし、いたく感動しました!」
ハウ「えへへー照れちゃうなー」
しんのすけ「あーんオラのセリフー」
???「素晴らしいものをお見せしますので、まずはアーカラの大試練をこなすのです!そうすれば、ハノハノリゾートから素晴らしいところに案内します」
エーテル財団職員「助けてくれてほんとありがとう! あなた達がいてくれてよかった。じゃあ、島巡りがんばってね!」
テクテク
ハウ「素晴らしいものだってーなんだろーねー?」
しんのすけ「おねいさんがいっぱいいるとかー?」
ハウ「あのねーたまにはおねいさん以外のものを想像しなよー」ヤレヤレ
321 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 15:00:19.67 ID:qti2uYgQ0
ハウ「でも、しんのすけって面白い戦い方するよねー。ポケモンに技の指示出さないで戦わせてるもんねー」
しんのすけ「オラ、ホウスイ主義ですから」
フクスロー『それを言うなら、放任主義だろ。お前がいつまで経っても技を覚えないからだ』
ハウ「さーて、ディグダと遊ぼー!」ダーッ
しんのすけ「オラもライチおねいさんに会いに行こーっと!」ダッ
322 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 15:06:50.38 ID:qti2uYgQ0
コニコシティ
しんのすけ「ライチおねいさんのお店ってどこだろ?」キョロキョロ
しんのすけ「ぶりぶりざえもん、知ってる?」
ロトム図鑑「どうやらライチはジュエルショップを経営しているようだぞ。あそこだ」
『ライチのジュエルショップ』
しんのすけ「おおっ、ホントだ! ライチおねいさーん!」ダッ
ガチャッ
しんのすけ「おねいさ~んあいたかったァ~ン」ピョン
???「ダノッ!?」
しんのすけ「んーチュッチュッ」ブチュブチュ
しんのすけ「ん? なんだかライチおねいさん、石のようなかた~い感触……」
ダイノーズ「ダノノー///」ポッ
しんのすけ「うわっ! ペッペッ!」
323 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 15:07:52.89 ID:qti2uYgQ0
店員さん「いらっしゃいませー!」
しんのすけ「あのーライチおねいさんは?」ウェー
店員「ライチさん? あぁ、あなたが島巡りしてるしんのすけ君ね! ライチさんは今、出かけてるんだけど、確かそこにいるダイノーズがライチさんからあなた宛の書き置きを持ってるはずよ」
ダイノーズ「ノズズ……///」つ書き置き
しんのすけ「おー?」ペラッ
『しんのすけ ライチです
このコは ダイノーズ
いつも 留守番してもらってるの
待ち合わせは メモリアルヒルの 奥
命の遺跡に 来てね よろしく』
しんのすけ「いや~んライチさん、オラを焦らすなんてだ・い・た・ん」
店員「えーっと、命の遺跡は街を出て海沿いに進んでいけば、メモリアルヒルっていう墓地があるから、その奥にあるわよ」
しんのすけ「ほーい! よーし行くぞ、ぶりぶりざえもん!」ダッ
ロトム図鑑「だから私の名前はレオナルド・ロトブリオと言っているだろう!」
しんのすけ「まだ言ってるー」
324 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 15:11:39.63 ID:qti2uYgQ0
メモリアルヒル
ロトム図鑑「この先が命の遺跡のようだな」
しんのすけ「よーし待ってろーライチおねいさん!」
ザッ
???「あんたね……グラジオが言ってたの。……なんにも感じない、ふつーの小さいコにみえるけどねえ」
しんのすけ「お?」クルッ
???「あたいはプルメリ、スカル団を束ねているーー言うなれば姉御ってところ」ザッザッ
しんのすけ「おお、ちょいワルなスケスケおパンツ団のおねいさん」
ロトム図鑑「下着ドロの幹部が女性とな、面妖な連中だ」
プルメリ「なるほど、あたいらのことをやれ下着ドロやれスケスケと周りに言いふらしてるのもアンタたちだったんだね」ギロリ
しんのすけ「えっ? そうなの?」
ロトム図鑑「事実ではないのか?」
プルメリ「なわけないだろっ!」
325 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 15:13:04.22 ID:qti2uYgQ0
プルメリ「アンタも知ってのとおり連中バカばっかりでねえ、でもさあバカだからこそかわいいってことあるじゃあない? わかる?」
しんのすけ「おバカとてんさいは、かみともえと言いますからな」
プルメリ「……ゼンゼン意味が違うよ。それに、かみともえじゃなくて、紙一重」
しんのすけ「そーともゆー」
プルメリ「……アンタもあたいらと同じだったら可愛がってあげたんだけどねえ」
プルメリ「でもさ、かわいいあいつらをいじめて、あまつさえうちの名前を変なふうに世間に言いふらしてるアンタが、すっごく邪魔なのよ」スッ
しんのすけ「いや~ん、オラをてごめにする気~?!」クネクネ
プルメリ「ポケモン勝負だよっ!」イライラ
しんのすけ「なんだぁ、だったら早く言ってよね」スッ
プルメリ「ホント、ムカつくね……アンタ」
スカル団幹部の プルメリが
勝負を しかけてきた!
プルメリ「行きな、ゴルバット!」ヒョイッ
ポンッ
ゴルバット「ゴルール!」バッサバッサ
ディグダトンネル
しんのすけ「ハウくーん!」
しんのすけ「やれやれ、先走ったせいでハウくんが迷子になるなんて、オラ困っちゃう」
ロトム図鑑「むしろ、こっちが迷子になった気がするぞ」
ライチ「ん、しんのすけじゃないか」
しんのすけ「ライチおねいさん! いやぁオラ、ライチおねいさんに会うと胸がキュンってして」
ライチ「嬉しいこと言ってくれるね。トンネルの中じゃ、ポケモンのディグダがてんこ盛り暴れててさ、並のトレーナーじゃ通れないよ」
ライチ「で、島巡りはどうなのさ? ちょいとZクリスタルをみせてごらん」
しんのすけ「オラのハートも全部見てぇ」
ライチ「それはまた今度、ね。どれどれ……」
310 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:42:22.37 ID:qti2uYgQ0
ライチ「お、しんのすけすごい! マオの試練もこなしたんだね」
しんのすけ「えへへー」
ライチ「こっちもそろそろだね。ディグダも落ち着いてきたし、しんのすけの実力なら トンネルだって抜けられるさ」
ライチ「ディグダトンネルを抜けると、コニコシティが近くにあるの。あたしのお店があるから、そこで待ち合わせしようか」
しんのすけ「おデートのお誘い!? そ、そんな、オラたちまだ知り合ったばかりなのに……」
ライチ(本当にこの子が15年経ってそのセリフ言ってきてたら飛び上がって喜んだんだけどなぁ)
ライチ「大試練、受けるんでしょ? その約束だよ。先に行って待ってるからね」
しんのすけ「ほいほーい」
311 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:47:50.51 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ達はディグダを倒しつつトンネルを進んでいくと……
ディグダ「ディグ……」パタッ
フクスロー『ふうっ、こんなものかな』
ヨワシ『少しは通りやすくなったかな?』
ロトム図鑑「ふっ、たかがディグダに苦戦しおって」
フクスロー『お前なんもやってないじゃないか!』
ズズズズ……
しんのすけ「お? あっちで変な音聞こえなかったー?」
ヨワシ『うん、聞こえた。なんだろう』
フクスロー『行ってみようよ!』
テクテク
『う……』
しんのすけ「!」ピクッ
312 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:48:54.51 ID:qti2uYgQ0
ロトム図鑑「どしたのだ?」
しんのすけ「今、声が聞こえた」
フクスロー『僕たちと同じポケモンかな?』
ヨワシ『また新しい仲間ができるね!』
しんのすけ「あーっ!」
しんのすけが指さした先、そこには白いポケモンが倒れていた。
???『……』
ヨワシ『き、きれい……』ポッ
フクスロー『うん、なんて上品そうなポケモンだろう』
ロトム図鑑「1匹見かけたら100匹いそうな見た目だな」
フクスロー『なんだよ、その喩え……。でも、こんなポケモン、僕も見たことがないぞ』
ヨワシ『虫タイプっぽいけど……』
???『……うぅ』ピクッ
フクスロー『あっ、しゃべった!』
313 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:50:05.46 ID:qti2uYgQ0
???『誰……ここは……?』
しんのすけ「どしたの? ゆきだおれ?」
ヨワシ『君、なんてポケモンなの?』
???『わたし……は』
しんのすけ「お腹すいた? これ食べる?」つポケマメ
???『これ……は?』
フクスロー『ポケマメっていう、食べ物だよ。大丈夫、とってもおいしいから!』
???『…………』スッ
パクッ モグ モグ
???『……まぁ、とても美味ですわん』ニコッ
フクスロー『』ズッキューン
ヨワシ『』ズッキューン
ヌイコグマ(ボールの中)『なんか見ててイラっとするわ。……気のせいかしら』
しんのすけ「よかったよかった、じゃ、そゆことでー」
フクスロー『待てよしんのすけ! ここはキチンと倒れてた理由を聞くべきだろ』
ヨワシ『そうだよ、ひょっとしたら怖いポケモンに襲われたのかも……』
しんのすけ「えぇ、オラ早くライチおねいさんに会いたいんだけど、しょうがないなー」
???『あの……命を助けていただき、感謝していますわ。あなた方のお名前をお教えいただけますか?』
フクスロー『いやいや、名乗る程の者じゃありませんが、一応僕はフクスローのカザマと言います』デレデレ
ヨワシ『僕、ヨワシのマサオですっ』デレデレ
ロトム図鑑「アローラ唯一のロトム図鑑、レオナルド・ロトブリオ、またはアレッサンドロトム・フランチェスカ・デ・ニコラとも呼ぶが良い。ま、ひとつよろしく頼む」
しんのすけ「オラ、野原しんのすけ5歳!」
???『まぁ、しんのすけ君にカザマ君、マサオ君ですね』
ロトム図鑑「おいっ、無視するなっつーの!」
315 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:51:36.67 ID:qti2uYgQ0
???『ごめんなさい、今、わたしは追われていて……いつか、この御恩はお返し致しますわ。それでは、失礼いたしますわん』
フッ
ヨワシ『消えた!?』
フクスロー『いや、一瞬だけど走っていくのが見えたよ。あのポケモン、とてつもなく足が早い!』
ロトム図鑑「白光りするGとでも呼んでおくか」
しんのすけ「なんでGなの?」
ロトム図鑑「語呂がいいからだだ」
フクスロー『なんとなく不愉快だからやめてくれ』
316 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:54:21.92 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ達は更にトンネルを進んでいくと……
ギャーギャーワーワー
しんのすけ「お?」
エーテル財団職員「スカル団! 人のポケモンは返しなさい!」
ヤドン「……やん」
???「だって、そんなこと言われてもねぇスカりん」
スカりん「そうだよね、スッチー。プルメリさんから課せられた僕たち一日のノルマを達成できなきゃ、スカル団やめさせられちゃうもん」
スッチー「そうしたら私たち、行き場を失くししちゃうかも……そんなことになったら、どうしよう」グスッ
スカりん「大丈夫だよ、スッチー。路頭に迷うことがあっても、僕はずっとそばにいるよ!」ギユッ
スッチー「スカりん……!」ギュッ
スカりん「スッチー!」
スッチー「スカりん!」
エーテル財団職員「…………」
しんのすけ「おおっ、どこかで見たことのあるカップルですな」
317 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:55:23.35 ID:qti2uYgQ0
フクスロー『てゆうか、あの二人スカル団だよ!』
???「ちゃんとしてくださいよ! 代表になんて言われるか」
エーテル財団A「……支部長、いつも口だけでなにもしないじゃないですか。というか、あんなのと正直関わり合いたくないです」
???「わたしこそが、エーテル財団最後の砦! なにかあれば大変でしょう!」
ハウ「しんのすけーどったのー?」
しんのすけ「お、ハウくん。実はスケスケおパンツ団の人たちがいてねー……」
???「おお! そこのお二人のトレーナー! わたしの代わりに、スカル団を退ける名誉を与えたりしますよ!」
ハウ「わーい! おもしろそー!」
しんのすけ「お知り合いのそっくりさんを倒すのもひがきけるけど、仕方ないですな」スッ
スカりん「むっ! どうやらあの子たちは僕とスッチーの愛を引き裂こうとするみたいだよ!」
スッチー「そうみたいね、やっつけちゃいましょ、スカりん!」
スカル団の したっぱとしたっぱが
勝負を しかけてきた!
318 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:56:40.77 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ「カザマくん、レッツラゴー!」
ハウ「行けーピカチュウ!」ヒョイッ
バサッ ポンッ
フクスロー『よーし、行くぞ!』
ピカチュウ「ぴっかちゅう!」
スカりん「行くよ! ズバット!」ヒョイッ
スッチー「お願い、カリキリ!」ヒョイッ
ポンッ ポンッ
ズバット「ズバ-ッ!」
カリキリ「キリーッ」
ハウ「ピカチュウ、ズバットに電気ショックー!」
しんのすけ「テキトーにやっていいよー」
フクスロー『いつもそうだろっ! とりあえずカリキリにみだれづきっ!』バサッ
ピカチュウ「ぴっか……ぢゅううっ!」
319 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:57:31.52 ID:qti2uYgQ0
ドスドスドスドスッ!!
ビリビリビリ!!
ズバット「ズ、ズバーッ?!」
カリキリ「キリーッ?!」
スカりん「うわーっ! スッチーが捕まえてくれたズバットが!」
スッチー「いやああっ! スカりんが捕まえてくれたカリキリが!」
スカりん「なんてひどいことするんだ!」
ハウ「いや、だってこれポケモン勝負だしー」
スッチー「早くポケモンセンターに連れて行きましょ!」ダキッ
スカりん「そうだねスッチー!」ダキッ
スタコラスタコラサッサ!!
ハウ「……なんだったんだー?」
しんのすけ「アローラでもミッチーとヨシりんは変わりませんなぁ」
320 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 14:59:48.11 ID:qti2uYgQ0
エーテル財団職員「よかったあ……」
ヤドン「……やん」
エーテル財団職員「君たち、ありがとうね!」
しんのすけ「オラ、おねいさんと連絡先を交換できればそれで」キリッ
???「やあやあやあ、お二人とも島巡りですか? すばらしいトレーナーさんですね!わたし、いたく感動しました!」
ハウ「えへへー照れちゃうなー」
しんのすけ「あーんオラのセリフー」
???「素晴らしいものをお見せしますので、まずはアーカラの大試練をこなすのです!そうすれば、ハノハノリゾートから素晴らしいところに案内します」
エーテル財団職員「助けてくれてほんとありがとう! あなた達がいてくれてよかった。じゃあ、島巡りがんばってね!」
テクテク
ハウ「素晴らしいものだってーなんだろーねー?」
しんのすけ「おねいさんがいっぱいいるとかー?」
ハウ「あのねーたまにはおねいさん以外のものを想像しなよー」ヤレヤレ
321 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 15:00:19.67 ID:qti2uYgQ0
ハウ「でも、しんのすけって面白い戦い方するよねー。ポケモンに技の指示出さないで戦わせてるもんねー」
しんのすけ「オラ、ホウスイ主義ですから」
フクスロー『それを言うなら、放任主義だろ。お前がいつまで経っても技を覚えないからだ』
ハウ「さーて、ディグダと遊ぼー!」ダーッ
しんのすけ「オラもライチおねいさんに会いに行こーっと!」ダッ
322 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 15:06:50.38 ID:qti2uYgQ0
コニコシティ
しんのすけ「ライチおねいさんのお店ってどこだろ?」キョロキョロ
しんのすけ「ぶりぶりざえもん、知ってる?」
ロトム図鑑「どうやらライチはジュエルショップを経営しているようだぞ。あそこだ」
『ライチのジュエルショップ』
しんのすけ「おおっ、ホントだ! ライチおねいさーん!」ダッ
ガチャッ
しんのすけ「おねいさ~んあいたかったァ~ン」ピョン
???「ダノッ!?」
しんのすけ「んーチュッチュッ」ブチュブチュ
しんのすけ「ん? なんだかライチおねいさん、石のようなかた~い感触……」
ダイノーズ「ダノノー///」ポッ
しんのすけ「うわっ! ペッペッ!」
323 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 15:07:52.89 ID:qti2uYgQ0
店員さん「いらっしゃいませー!」
しんのすけ「あのーライチおねいさんは?」ウェー
店員「ライチさん? あぁ、あなたが島巡りしてるしんのすけ君ね! ライチさんは今、出かけてるんだけど、確かそこにいるダイノーズがライチさんからあなた宛の書き置きを持ってるはずよ」
ダイノーズ「ノズズ……///」つ書き置き
しんのすけ「おー?」ペラッ
『しんのすけ ライチです
このコは ダイノーズ
いつも 留守番してもらってるの
待ち合わせは メモリアルヒルの 奥
命の遺跡に 来てね よろしく』
しんのすけ「いや~んライチさん、オラを焦らすなんてだ・い・た・ん」
店員「えーっと、命の遺跡は街を出て海沿いに進んでいけば、メモリアルヒルっていう墓地があるから、その奥にあるわよ」
しんのすけ「ほーい! よーし行くぞ、ぶりぶりざえもん!」ダッ
ロトム図鑑「だから私の名前はレオナルド・ロトブリオと言っているだろう!」
しんのすけ「まだ言ってるー」
324 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 15:11:39.63 ID:qti2uYgQ0
メモリアルヒル
ロトム図鑑「この先が命の遺跡のようだな」
しんのすけ「よーし待ってろーライチおねいさん!」
ザッ
???「あんたね……グラジオが言ってたの。……なんにも感じない、ふつーの小さいコにみえるけどねえ」
しんのすけ「お?」クルッ
???「あたいはプルメリ、スカル団を束ねているーー言うなれば姉御ってところ」ザッザッ
しんのすけ「おお、ちょいワルなスケスケおパンツ団のおねいさん」
ロトム図鑑「下着ドロの幹部が女性とな、面妖な連中だ」
プルメリ「なるほど、あたいらのことをやれ下着ドロやれスケスケと周りに言いふらしてるのもアンタたちだったんだね」ギロリ
しんのすけ「えっ? そうなの?」
ロトム図鑑「事実ではないのか?」
プルメリ「なわけないだろっ!」
325 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 15:13:04.22 ID:qti2uYgQ0
プルメリ「アンタも知ってのとおり連中バカばっかりでねえ、でもさあバカだからこそかわいいってことあるじゃあない? わかる?」
しんのすけ「おバカとてんさいは、かみともえと言いますからな」
プルメリ「……ゼンゼン意味が違うよ。それに、かみともえじゃなくて、紙一重」
しんのすけ「そーともゆー」
プルメリ「……アンタもあたいらと同じだったら可愛がってあげたんだけどねえ」
プルメリ「でもさ、かわいいあいつらをいじめて、あまつさえうちの名前を変なふうに世間に言いふらしてるアンタが、すっごく邪魔なのよ」スッ
しんのすけ「いや~ん、オラをてごめにする気~?!」クネクネ
プルメリ「ポケモン勝負だよっ!」イライラ
しんのすけ「なんだぁ、だったら早く言ってよね」スッ
プルメリ「ホント、ムカつくね……アンタ」
スカル団幹部の プルメリが
勝負を しかけてきた!
プルメリ「行きな、ゴルバット!」ヒョイッ
ポンッ
ゴルバット「ゴルール!」バッサバッサ
しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
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