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百物語2014

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Part5
78 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/23(土) 20:56:16.36 ID:2yX9zsEM0
【第23話】  白孔雀 ◆EiiyoouYFo 様
『指先』
私が高校生の時の話です。
夏だというのに毎日勉強で忙しい日々でした。
時々父が「映画を見に行こう」と誘ってきてもタイミングが合わないくらい。
そのせいか私と父が顔を合わせることなんて休日以外なかったような気がします。
その日はどういう訳か、昼から父が家にいたのです。遠方の祖母もなぜか一緒でした。
学校帰りの私は二人に誘われるままに父の車に乗り込んだのです。
私はどこかへ食事にでも出かけるのだろうと思っていました。
車に乗ると父と助手席の祖母が談笑しています。
目的地までには思ったより距離があるようでした。車でゆられているうちに私は瞼が重くなってしまいました。
そして眠りに落ちる寸前、すーと何かが私の頬をかすめたのです…。
目が覚めて車から降りてみるとそこは山奥の墓地でした。
今日の外出は曾祖母の墓参りが目的だったのです。
そして私はその葬式に、学業が忙しいという理由で出席していなかったことを思い出しました。
私の頬を撫でたのは死者の指先だったのでしょうか。
【完】

80 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/23(土) 21:01:26.53 ID:2yX9zsEM0
【第24話】釣師官兵衛 ◆vW7zauZqAA 様
『人面魚』
35年前くらいに、ワイドショーなんかで人面魚が話題になってたよね。
結構各地の池で人面魚が発見されてて、俺の地元の庭園の池でも人面魚を発見されたのよ。
たぶん20年前くらいかな、飲んだ勢いだったんだけど、その地元の池の人面魚釣っちまおうって話になって、
3人でその発見された庭園に忍び込んだのよ。
すんなり忍び込んで、マルキューの練り餌さ練って釣り始めたんだけど、全然釣れないのね。
釣れないもんだから、しまいにはタモですくいあげて、20ひきくらいかな、
すくいあげちゃって確認したんだけど、全然人面模様ないのよ。
とりあえずその庭園には池が3箇所あったんで、次の池に行こうとさっきの20ひきの鯉を元の池に戻したんだけど、
戻した瞬間池の水面が逃がした鯉が暴れて波だったのね。
その瞬間、うなり声のようなのが聞こえたと思ったらその波立った水面に、ハッキリと大きな顔が浮かび上がったのよ。
それを3人共にはっきり見ちまって。怒った武士っぽい顔立ちだったのを今でも思い出す。ありゃなんだったんだろうな?
そういやあん時、竿持って慌てて逃げ帰ったんだけど、タモと練り餌さは忘れてきちゃってさ。
庭園の入口に忘れ物って貼り紙貼ってタモがあったのを後日見た時は笑っちまった。
あっさすがに練り餌さは忘れ物コーナーに置いてなかったわ(笑)
【了】

82 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/23(土) 21:07:37.15 ID:2yX9zsEM0
【第25話】 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 様
『あついよー!』
知り合いの話。
彼女が以前住んでいた町には、小さな公園があった。
家の近所にあるその公園は、夕暮れになると焦げくさい臭いがしていたという。
と言っても、臭いを感じていたのは、家族の中でも彼女だけだったらしいが。
ある夜、遅い時間にそこを通りかかると、これまでにないほど強い焦げ臭がした。
吃驚して公園内を見ると、真っ黒焦げの人型が、よろよろとこちらに向かってくる。
所々に赤い燦めきが見えるのは残り火であろうか。
あまりのことに、彼女は立ち竦んでしまった。
「あついよー!」
人型はいきなりそう叫ぶと、彼女に向かって走り出した。
必死で逃げ出したそうだ。
家に辿り着き、わんわんと泣く彼女に驚いた家族は、公園へ確認しに行ってみた。
何も怪しいモノの姿はなく、焦げた臭いも感じられなかったという。
その後すぐに別の町に引っ越したので、その公園が今どうなっているのかは、
家族の誰も知らないのだそうだ。
【了】

84 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/23(土) 21:13:31.19 ID:2yX9zsEM0
【第26話】 ヨサック ◆skAMDOCpdQ 様
『お気に入りのワンピース』
(1/2)
知人の祖母・Nさんが若い頃体験した話だ。
Nさんにはお気に入りの服があった。生成り地に小花が少し刺繍された、可愛らしいデザインのワンピース。
Nさんはその日も、お気に入りのワンピースを着て買い物に出かけた。
そして帰宅後はすぐに着替え、ワンピースをハンガーに通して鴨居にかける。湿気を飛ばしてからしまう為だ。
そうしている内に、外出の疲れからか、ついうたた寝をしてしまったのだそうだ。
しばらくして目が覚めたNさんは、ぼんやりとあたりを見回した。
すると、鴨居にかけたワンピースが、風もないのに揺れているではないか。
不思議に思い目をこらすと、裾から見え隠れする物がある。
生成りのワンピースより、もっと白い何か。
それは音もなく降りて来た。
人の爪先であった。
凍りつくNさんをよそに、白い脚はゆっくりと降りて来て、その姿を現して行く。
爪先から甲、くるぶし、ふくらはぎ…
だがいつまでたっても膝は見えず、それが更に不気味だった。
とうとう、力なく垂れた足先が床まで届いた。
その途端、脚全体がぐにゃりと曲がった。まるで飴細工の様だったという。
脚はなおも伸び続け、白く長く、畳に二筋のとぐろを巻いている。

85 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/23(土) 21:14:19.52 ID:2yX9zsEM0
(2/2)
これは一体何なのか。
恐る恐る視線を上げたNさんの目に飛び込んで来たのは、
今まさに、ワンピースの襟元から出て来ようとしている、真っ黒な頭だった。
Nさんは我に返り、這う様に逃げ出したという。
このワンピースは、結局捨ててしまったそうだ。
【了】


87 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/23(土) 21:22:31.44 ID:2yX9zsEM0
【第27話】 釣師官兵衛 ◆vW7zauZqAA 様
『タクシー』
昔、通ってた釣り場付近での話です。
時間は22時を過ぎていたと思います。前を走るタクシーが賃走になっていたので
こんな田舎なのにタクシー乗る人いるのかなって不思議に思ったんです。
無性に気になってしまって赤信号で止まった時に右折車線に入って並んでみたんです。
それでタクシーの方を覗き込んだんですけどお客さんは乗ってなかったんです。
屋根上の表示灯も消えていて、助手席のダッシュボードのところの表示も賃走になってたんですけど。
後で聞いた話なんですがその近くに自殺で有名なスポットがあって、タクシーが自殺者の霊を乗せてしまうことがよく
あるらしいです。
またまたそんな場面に出くわしてしまったのかもしれませんね。
【了】

89 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/23(土) 21:27:35.05 ID:2yX9zsEM0
【第28話】ヤマカガシ ◆aATRQSwClI 様
『無題』
今日あった話なんだが
職場の休憩中に食堂で一人テレビを見てたんだわ
有吉と竹山とかが出てたやつ
一人だけ休憩時間が違うのは法律的にどうなのかは置いといて
仕事の都合でそうなっていたわけだが
ふと音と共にドアというか扉がゆっくりあいたんだ
風でも吹いたかと、ちらりと見てテレビに目線を戻したわけだが
また音をたてたので、ちらりと見たら黒い髪が扉の隙間から見えて扉が閉じた
それは前にネット上でちょっと話題になった、
不動産の写真で少し開いた物置に髪が写っちゃったやつあったやん
あんな感じ
まあ誰かがちらりとこちらを見て閉じたんだろうけど
ただその扉は半透明のガラスの部分が全体にあるやつで
人がいるような動きはなかったんだよね
まあ職場の幽霊話はそこそこあるようだし、もしかしたら幽霊かもね

91 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/23(土) 21:33:16.03 ID:2yX9zsEM0
【第29話】 備担◆.1AOTdzS5s 様
『郷土資料館』
会社の先輩は、地元で生まれ育ち、地元の学校に進学し、地元の会社、つまり、当時自分が働いていた会社に入社した
生粋の地元っ子だった。自分が住んでいた場所の近くに、地方の小さな町にありがちな郷土資料館があったのでその話を
したら、なんと彼は、そこでバイトをしたことがあるという。深夜の警備の仕事だったそうだ。
郷土資料館って名前からわかるように、そんなに大した展示品はなくて、埴輪の欠片や、価値があるのかどうかも
わからない古文書が少々。ただ、郷土資料館そのものが城跡に建ってることからわかるように、それなりの歴史はある
地方で、鎧一式が何個か展示されていた。
で、その先輩、真顔で言うんだよ。「あそこ、ヤバイよ」って。
夜に見回りにいくと、ラップ音がひどいんだと。特に鎧のあたりが。ちょっとびっくりしたわけよ。先輩、オカルト
じみたこと言い出すような人じゃなかったから。だから「落ち武者の幽霊でも見れるんですか」って、冗談のつもりで
聞いてみた。
「う?ん、落ち武者というか、あれは女性じゃないかな」
「はい?」
「なんていうか知らないけど、時代劇に出てくる裾を引きずる着物着てたんだよ」
「えっ、それって幽霊ですか?」
「どうだろ。階段のほうに消える着物の裾っぽいのしか見てないしさ。ただ…」
先輩いわく、それを追っかけてみると、上り階段に張ってある立ち入り禁止の紐がゆらゆらと揺れてるんだそうだ。
だから、たとえあれが幽霊だったとしても実体があるもんじゃないのかなと笑っていた。
【了】

93 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/23(土) 21:39:32.37 ID:2yX9zsEM0
【第30話】 サンズリバー ◆QNxpn.SauU 様
『ばぁばと佛』
(1/2)
僕の亡き祖母が元気だった頃の話しである。
祖母は、自分の子二人を病気で失い、気丈に振る舞いながらもどこか淋しげだった。
それ故か、とても信心深く、自分の命以上に佛様を大切にし、墓参りも欠かさない人だった。
そして更に、明晰夢も度々見ていたようだった。必ず自分の亡き子や兄弟が出てきていたようだ。
そう、感も勘も鋭かった。
ある真夜中、祖母が突然起きて仏壇の前に座った。「佛様が起こっている!」と叫んだ。
今の仏壇の祀り方が気に入らないと、ご先祖が伝えたと言う。
認知症はなく、1ヶ月に20句近い俳句を詠んでいた程だから、間違いないだろう。
僕が休みの日にホームセンターで壁紙を買い、仏壇周りをリフレッシュした。
祖母は大層喜び、僕も嬉しくて記念に写真を撮った。
しかし……、そこには白い靄がかかり、ハッキリと写っていないのだ。
試しに別の場所で撮影したが、鮮明に写った。一瞬ゾクッとした。
その写真はお蔵入りである。祖母にも見せないままだった。
毎朝毎晩と供養を続けて先祖の御霊を慰め、盆・正月・彼岸もきちんと行っていた。

94 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/23(土) 21:40:02.40 ID:2yX9zsEM0
(2/2)
それから数年が経ち、一昨年祖母は大往生した。
最後の約束は、僕が佛様を受け継ぎ祀り続けるという事だ。
勿論、一日たりとも欠かしていない。それよりも、更にグレードアップした程だ。
昨年、僕はタブレット端末を新しく購入した。
そして再び仏壇を撮影した。そこには……、白い靄がかかっている。
あの時と同じようにしたが、結果は全く一緒だ。
いつも仏間兼居間は澄んでいるし、離れた所からも肉眼ではハッキリ見えている。
写真だけが、どうしても靄に包まれるのだ。
もう、仏壇の撮影は封印した。二度と写す事はないだろう。
そして、この事は解明されない方が良い。
もう決して失礼な事はしないからね、ご先祖様…。
そして、どうか見守ってください。僕がそこへ行く迄ずっと……。
【了】

96 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/23(土) 21:45:21.21 ID:HxZdyY1N0
【第三十一話】ヤプール ◆v0h8dExI/ytY 様
『タイムシフト』
去年の百物語での話。
私は今年同様、去年もこの百物語の朗読を行っていた。
放送形式は今年と異なりニコ生だが。
最初は一人で読み続けることに不安を感じていたが、始まってみると20話くらいまではスムーズに読み続けることができた。
しかし、20話過ぎたあたりで急に疲れが押し寄せてきて、
ちょうど「神隠し」多発で朗読が追い付きそうだったので休憩をとることにした。
休憩中、タイムシフトを利用して自分の朗読を聞いていた。
朗読とかしたことある人はわかると思うが、自分の声というものは自分が思っているものとは大きく異なって聞こえるものだ。
しかし、ちょうど休憩に入る前の枠での自分の声は今までの自分の声とも自分が思っているものとも異なっていた。
なんか前枠より遠くでしゃべっているような…。
さらに、しばしばノイズが入ってくる。というより、自分以外の誰かが話に相槌を打っているような…。
そして枠の最後、ががががっと大きめのノイズが4つ入った。
詳しくは聞き取れないが、「あ、え、い、え」と何かしら訴えているような声が聞こえた。
休憩前の私は、単純につかれてるだけだったんだろうか…。
【了】

98 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/23(土) 21:50:55.30 ID:HxZdyY1N0
【第三十二話】 ヨサック ◆skAMDOCpdQ 様
『緑』
(1/2)
知人の女性・Sさんは数年前に父親を亡くした。
通夜だ葬式だ初七日だ、と忙しかった日々も一段落してしばらくした頃、
Sさんは急に深酒をする様になったのだという。
元々酒が好きではなかったので、おかしい、やめようと思うのだが、
意に反して夜になれば酒をあおり、酔いつぶれるまで飲んでしまう。
亡くなった父親は大酒飲みであったので、さては父の仕業かと思い至った。
だが仏壇に酒を供え、止めてくれるように手を合わせても、まったく効果がない。
実家を離れていた妹さんもSさんの異変に気付き、遠まわしに病院に行ってみないかと勧めてくる。
それもそうだな、と受診を考え出したそんなある日の事だ。
また酔いつぶれ居間で眠っていたSさんは、ふすまが開く気配で目を覚ました。
見ると、亡くなった父が立っている。不思議と恐怖は感じなかった。
父の方も久しぶり、等とごく普通にふるまう。向かいに座った父にSさんは尋ねてみた。
「お父さん、私の体借りてお酒飲んでるでしょう?」
「うん…すまんな」
「体が辛いから、もう止めてもらえない?お酒はお供えするから」
「分かったよ」
ばつが悪そうに頭を掻く仕草は、生前の姿そのままだった。
しばらく他愛もない会話をしていたが、夜が明けるのを見た父は、そろそろ行くかと腰を上げた。
Sさんも外まで見送るよ、と一緒に玄関に向かう。
だが、父が開けたドアの外は、いつもの景色ではなかった。
見知らぬ何処かの住宅街が広がっている。でもそれだけではない。

99 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/23(土) 21:52:46.56 ID:HxZdyY1N0
(2/2)
緑。緑。
色セロハン越しに眺めたように、世界中が緑色に包まれていた。
ああ、この人とはもう住む世界が違うんだ。
そう感じた途端、急に恐ろしくなり足が竦んだ。
「…それじゃあな」
父は軽く振り返ると静かに扉を閉めた。Sさんはどうしても外に出る事が出来なかった。
この日を境に、Sさんの深酒はぴたりと止んだそうだ。
父親の四十九日、その朝の出来事だという。
【了】

101 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/23(土) 21:57:54.89 ID:HxZdyY1N0
【第三十三話】 むよ ◆x/HUavFqms 様
『もやもや』
(1/2)
私はC県C市にあるクリニックに務めています。お陰さまで、かなり沢山の方にご利用いただいております。
クリニックはビルの中にあり、一階と二階がクリニックの施設になっています。
一階はオペ室や安静室、小さめの待合室、ラボなどがあります。二階が診察室やメインの待合室になっています。
院内には四ヶ所にセキュリティカメラがあり、その映像は診察室の机の脇にあるモニターで常時確認できる状態に
なっています。
ある冬の日のことです。午後7時近くになり、院内には殆ど患者はいませんでした。
たまたま診察介助の当番になっていた私は、診察室の中にいました。医師も書類作成等を行っており、診察室の机に
座っていました。
少々手持ち無沙汰になっていた私は、見るともなしにセキュリティカメラのモニターに目をやりました。
モニターは四分割されており、一階のオペ室前の待合室のカメラの映像が下段右側に映っていました。一階にはもう
スタッフ及び患者はいないようでメインの電気が消されており、非常口を示す緑色の明かりと、ラボの常夜灯だけが
ついていました。
薄暗いのですが、待合室の様子などは確認できます。ぼんやり映像を見ていた私は、自分の目を疑いました。つい
先ほどまで何ら異常を示していなかった映像の中に、もやもやとした白い煙のようなものが映っています。
クリニック内には煙探知機がありますが、それが反応している様子はありません。また、煙ならば空気の動きに影響
されますが、モニターに映っているその白いもやもやは、一点に止まったまま動こうとしません。

102 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/23(土) 21:59:46.90 ID:HxZdyY1N0
(2/2)
多分、一分近くモニターを凝視していたと思います。医師が何となく異常を感じとったのか、顔を上げました。
「先生、一階のモニターに…」私の言葉を聞いて、医師がモニターに目をやりました。
その間も、モニターには白いもやもやが映っています。二人で無言のままモニターを見つめていました。30秒ほどして、
医師が言った言葉は「確認してきて」でした。
私は怖さよりも不思議さが先にたち、一階に続く階段を降りました。
階段の先には、薄暗くはありますがいつもと変わらない待合室がありました。モニターに映っていた、あの白いもやもや
はありませんでした。
私は診察室に戻り、医師に異常は無かったことを伝えました。モニターに目をやると、白いもやもやは消えていました。
医師は「あのあとすぐに消えたよ」と言っていました。
当クリニックは開院当初より、一人も院内で亡くなった方はいらっしゃいません。
ただ、毎週2〜5例は、D&Cを行ってはおりますが…。
【了】

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