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百物語2014

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Part9
163 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/24(日) 00:20:48.65 ID:iVpQyD8K0
【第53話】 りんご酢 ◆.un5wFVaHw 様
『無題』
(1/2)
6年ほど前の夏に体験した話です
その日私は彼氏の運転する車で高速を使い東北に向かっていました
午後4時くらいだったと思います
彼がトイレ休憩したいということでパーキングエリアに入りました
そこはトイレと自販機だけの簡素な場所で売店などはありません
そのせいか利用客は私たちだけでした
私も行っておこうと思い私たちはそれぞれトイレに向かいました
他のサービスエリアなどと違いここのトイレは個室が6つしかありません
なるべくきれいな所を使いたかったので私は中を見つつ奥へ
結局どこも変わり映えしなかったので6つ目の個室に入りました
用を足しているとコツコツと足音がして、前の方に入る音がしました
私は用が住み個室から出ると、一番前のドアが閉まっていました
中からは「うぅっ」と唸り声
相手も旅行中かは分かりませんが大変そうだなと思いつつトイレを去りました
外に出ると車にもたれてタバコを吸ってる彼がいました
あとは広い駐車スペースにセミの鳴き声が響いているだけ…
利用客は私たちだけ
後から他の利用客は来てないんです

164 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/24(日) 00:22:01.86 ID:iVpQyD8K0
(2/2)
だとしたらさっきトイレに入った人はどこから?
場所は高速道路です
徒歩で来る人なんているわけがない
何かおかしいと思ったのでそのことを彼に話しました
「ドアが壊れてて勝手に閉まっただけじゃない?誰かいると思ったからすきま風が人の声に聞こえたんだろ」
と言われもし変質者とかだったら気味が悪いし、そういことにしておくことしました
私も彼も車に戻り出発しようとした時です
彼が「なんかいる」とトイレの方を差しました
トイレの小さな明かり取りの窓
ちょうど一番前の個室のあるあたりに青白い顔のようなものが張り付いていました
すり硝子越しにもこちらを見ているのが分かります
瞬時あれは生きている人間ではないと感じました
彼は慌てて車を発進させ私たちはそのパーキングエリアを去りました
今もそのパーキングエリアはあるようです
【了】

166 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/24(日) 00:24:02.42 ID:iVpQyD8K0
【第54話】 チャゴ ◆ePOonrVZq6 様
『のっぺらぼう』
(1/3)
あるとき、会社の飲み会でとある同僚の隣になったことがありました。
飲み会はだいぶ盛り上がって、寝始める人や帰る人もいる中、
お酒が強い私と同僚はほとんど飲み比べのようになっていました。
しばらくして、ふと同僚がグラスを載せる紙の丸いコースターに
人の顔を描いていることに気がつきました。
ずいぶん子どもっぽいことをするなあと思った私は、
「それ何してるの?」
と同僚に訊ねました。
すると同僚は、ああ、と返事をして、
「酔っていると思って聞いて」
と言いました。
「鼻からそのつもりだよ」
と私が答えると、同僚はこんなことを言い始めました。
「実はさ、俺むかしからしょっちゅうのっぺらぼうを見るんだよ」
同僚の地元は温泉街で、家にあるお風呂に入るよりも
近所の温泉に行くことの方が多いような土地だったそうです。
同僚は毎日夕方になると近所の同級生たちと温泉に行っていたのですが、
温泉は朝の5時から開いており、たまに朝風呂に行くこともあったのだとか。

167 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/24(日) 00:25:15.98 ID:iVpQyD8K0
(2/3)
そんな彼が小学生のとき、朝風呂に行くと一人のおじいさんが身体を洗っていました。
同僚が「おはようございます」と背中に声をかけると、おじいさんは
「あーい、おはよう」と答えました。
その声としゃべり方で同僚は、近所のあのおじさんだ、と分かったそうで、
自分もお風呂に入って身体を洗うことにしました。
しばらくして同僚が湯船に浸かろうとしたときでした。おじいさんがふと
「きれいになったか?」
と聞いてきたそうです。
声につられておじいさんを見ると、おじいさんは眼も鼻も口もなかったそうです。
怖くなった同僚は慌ててお風呂を出て、一目散に家に逃げ帰ったとのことでした。
この話を聞いて私が
「狐にでも化かされたんじゃないの?」
と言うと、同僚は
「それなら良かったんだけど……」
と歯切れの悪い言い方をしました。

168 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/24(日) 00:26:12.07 ID:iVpQyD8K0
(3/3)
気になって話を聞いてみると、実はそのおじいさんはその日の夕方警察に捕まったのだとか。
なんでも前の日の夜、奥さんと口論になって殺してしまったそうで、
同僚と一緒にお風呂に入っている時にはすでに奥さんを殺した後だったとのこと。
「ニュースにもなったからビックリしてさ。それから俺なんか分かんないけど
○を見ると怖くなるっていうか、どうしても顔を描いちゃうんだよね」
そんなことを良いながらコースターに顔を描いている同僚に、
「へえ、不思議なこともあるね」
と言っていたのですが、私はあることが気になっていました。
それは同僚が最初に言った台詞。
「実はさ、俺むかしから『しょっちゅう』のっぺらぼうを見るんだよ」
殺人を犯した人が、同僚にはのっぺらぼうに見えるのだとしたら、
彼は今までどれくらいの「のっぺらぼう」を見てきたのでしょうか。
【おわり】


170 :蓬莱 ◆hB4rS4et48Vf :2014/08/24(日) 00:31:47.05 ID:eHuULVV/0
「第五十五話」『たどり着けない聖地』
(1/4)
これは友人との会話を文章にしたものです。
彼は霊は一切感じない、むしろそれを楽しんでいる感じのタイプ。
ある日、いつもの居酒屋で飲んでる時に心霊の話になった…
「お前は心霊とか信じるか?」
「富士の樹海にテントを貼って、数日過ごしたら面白いかもなあ(笑)」
って本気で言ってる人間で、聞いてみるとけっこう悪さもしてた。
「霊なんて見えないから怖くないって。子供のとき夜中に墓場に行って、
お墓の前で丑三つ時にカッターを歯に仕込んで鏡を見たら後ろにヤバいモノが見えるって怪しげな儀式をきいて試したんだ」
「でも結局、何もなかったし、そのとき歯ぐきにカッターの刃が刺さって血が止まらなかったのは困ったな」
「腹が立ってお墓にオシッコかけてきてやったな(笑)」
「あと、むかしコックリさんが流行ってる時に、わざと十円玉の指を強引に、
“み・な・ご・ろ・し”って動かしてやったら、参加してた女子生徒の何人かが本当に具合が悪くなって、
その子たち一週間ほど学校を休んでたっけ(笑) 俺はそれを見て腹の中で笑ってたなー。要は「集団ヒステリー」ってやつだ」
そうやってケタケタ笑うを友人をみてこいつは一生、霊とは縁がないなって思った。
しかしふっと思い出したように彼は、
「でも…今でも何故か不思議だな〜って思う出来事があるなあ…ユタって…知ってるか?」
「ユタ?霊媒師のことだろ?」
・ここからいわゆる体験談になるのです。
彼は沖縄出身で、知らない方もいらっしゃると思うので、
彼女ら“ユタ”とは沖縄の独特の霊能者の呼称です。
「巫女」とか「シャーマン」と呼ばれる人たちのことです。
まれに呪術めいた事を行なったりすると聞きました。
彼にとって「ユタ」は意外に身近な存在だったらしいですが…

171 :蓬莱 ◆hB4rS4et48Vf :2014/08/24(日) 00:33:40.48 ID:eHuULVV/0
(2/4)
小学6年生のとき、「ユタの聖地」に興味本位で行ってみたくなって、そこで何か起こったらそれを
夏休みの自由研究にしようと思い立ったんだ。
要はユタの女性たちが修行場で使っていた所なんだけど、そこって男子禁制って云われてる場所で、
地元の特にお年寄り連中は絶対に場所を言おうとしないんだ
でも色々と情報を集めて、ある程度ここだなって場所は割れたんだ、で
とりあえず計画を立てて、お金を貯めて、いざ「聖地」へ行こうって時の3日前に、
友人たちとグラウンドでサッカーをしてる最中に、ボールを蹴るつもりが地面の出っ張った所を思い切り蹴って左足を骨折してな
そのまま病院へ運ばれて、レントゲンを撮られてギブス付けられて痛み止めを処方されたけど、
じつは俺は薬のアレルギーがあって、
薬アレルギーの旨をドクターに告げたんだけど、たまたま同じ苗字の人物がいて、ぜんぜん合わない薬を処方されて、
そのショックで2日間意識不明になってな
あと5分処置が遅れてたら助からなかったと言われて…、その年はそれで聖地巡業は断念したんだ。まあ偶然だろうな。
2年目の年の、中学1年生の夏休みに、また自由研究で例のユタ聖地に行こうと思ったんだ
でも行くと決めた前日に、俺を含める家族全員が食中毒になったんだ、未だに原因は分からない、
またまた入院してしまって、夏休みラスト4日目だったし、下痢はひどいし仕方なくその年も断念した。
ま、これも偶然だろうな
3年目…中学2年生の夏休みに、今年こそは絶対に行くぞ!って決めて、また例の場所へ行こうと綿密な計画を立てたんだ
行くと決めた日の5日前に、家族で車でドライブに出かけてて俺は後部座席に座っていて、
そのドライブ中に、俺の後ろの座ってた席に横から狙い撃ちするように、ホロの付けたトラックが追突してきて、
シートベルトしてなかったから思い切りガラスに頭を痛打してな気を失って、額から血がダラダラ流れて気を失ってな、
気がついたらまたも病院のベットの上だったんだ。
2週間ほど入院して、退院の時はすでに学校が始まってから、その年もユタの聖地巡礼は断念するかたちになってしまったんだ。

172 :蓬莱 ◆hB4rS4et48Vf :2014/08/24(日) 00:36:28.93 ID:eHuULVV/0
(3/4)
4年目…中学3年生の夏休み、今年こそは何もないように、早めにきちんと計画を練ってその年は前回のこともあって、早めに計画を立てたんだ
その時は友人にも声をかけて、行こうと意気込んでた心霊好きな友人2人を誘えることに成功した。
出立2日前に、余裕があったし、俺を含め一緒にその行く友人と関係ない2人、全員5人で近くの浜辺でBBQして海水浴をしていたんだ。
その海でみんなで泳いでいて、一緒に行く2人が同時に溺れたんだ。しかも肩が付く程度の浅瀬でな…
俺ら3人は必死に救助して、浜辺に引き上げたら2人の両足首にくっきりとミミズ腫れができてた
沖縄はクラゲもいるから、それに刺されたと思ったけど、他の友人は手の跡に似てるとか騒いでたよ
そのおかげで2人ともビビって聖地行きはキャンセルしたけど、おれは一人でも行くぞ!って意気込んでいたよ
で、当日はもしやの沖縄独特の、台風が来るかもしれない天気だった
まあ大丈夫だろうと思って部屋で寝てたんだ
いきなりドーンって感じの衝撃があって気がついたら、部屋の柱が落ちてきて、
壁に穴が空いていて、屋根も一部壊れてて、それは庭のヤシの木が折れて俺の部屋だけに倒れてたんだよ
柱に挟まれ動けなくなったけど、どうにか抜け出して家から家族で祖母の家に避難してな、台風が去った次の日
ヤシの木をどかして部屋の片付けをしてたんだ。部屋には行くための準備をしていたリュックがあったんだけど
中には食料とか、衣服などを入れてて、行くまでのバス乗り継ぎ、タクシー代として6000円だったから、カンカンの中に入れてたんだ
でもなぜかリュックはあるのに中から、カンカンだけがそっくり消えていて辺りを探しても見当たらなくって、また仕方なく断念したんだ
次の年に、高校を中退して上京したから結局は行けずじまいでな…

173 :蓬莱 ◆hB4rS4et48Vf :2014/08/24(日) 00:37:40.33 ID:eHuULVV/0
(4/4)
「たしかに偶然ぽいといえばそうだが、余談があってな…」
じつは…4年目に聖地に行こうって誘った友人のうちの1人だけど、あの後すぐ家族に不幸があってな
とつぜん父親が倒れたんだ
で、介抱していた母親が疲労から卒中になって半身不随。
ちょっとして弟が家の前で突然車の交通事故
家を出た途端に、とつぜん車に跳ねられて重症でそのまま入院。
あまりにも不幸が続いてたので大騒ぎになって、なにかの呪いかと噂になってしまって、
結局ユタを呼ぼうって事になったんだ
内容はよくわからないけど、お祓いしてもらったときに、その儀式で鶏の首をはねたらしい
たぶん身代わりなんだろうな…
まあ結局、不幸は収まっんだけど働き頭の父と母は亡くなってしまった…
その後、父が隠していた借金が発覚してな、家を差し押さえという状態になってしまった
友人は借金返済のために働き詰めになってな、
3年くらい頑張ってたかな…、友人は借金返済のため頑張っていたけど…あと2、3ヶ月で差し押さえ期限が近づいてたんだけど
その最中に、そいつは車で事故死。たまたま助手席に座っていたらしいんだけどな
幸か不幸かそいつは生命保険に入っていて、おかげでその金でどうにか借金は返済できたんだ
でな…その依頼したユタってのが、例の聖地で修行を積んだ人物だったんだ……
【了】

175 :みかん山 ◆.TybZR8Ddk :2014/08/24(日) 00:39:50.20 ID:8PvyQZd70
【第五十六話】黒い神様
(1/2)
自分の祖母が生まれた東北の漁村の話
昔そこの村に信心深いおばあさんがいて、どこからか拾ってきた白木のエビス像を家の離れの祠に
祀っていた。
その像を祀って以来、おばあさんは翌日の天候や漁の具合を頻繁に予言し、それがよく当たるので
いつしか村の人たちは おばあさんとおばあさんが祀っているエビス像を崇めるようになっていった。
昭和20年頃そのおばあさんは亡くなり、おばあさんのエビス像は地区を見下ろす丘の上に
お堂を作って安置された
村の者たちはよくそのお堂に手を合わせていたそうだ
しかし数年たった頃から、お堂の中の真っ白だったエビス像が黒っぽくなってる事にみんな気付いた
木でできた物だからそういうこともあるだろう、と思っていたが
像の黒ずみは年々ひどくなって、ほとんど灰色に近い像になってしまった。
さすがに村の人たちも気味悪がって「何か不吉なことが起こるんじゃなかろうか」と思い始めた。

177 :本当にあった怖い名無し:2014/08/24(日) 00:41:54.99 ID:8PvyQZd70
(2/2)
ある時、通りすがりの旅の山伏が、「この像は多くの厄を吸い過ぎて厄の塊になっておる」
「祈祷して厄を浄化しないと村に災いが起こるだろう」と言ってきた
祈祷を頼んだところ、当時としては高額な金額を要求されたが、丸一日の祈祷の結果、
エビス像は見事に元の白い像に戻った。
みんな大変驚き、信心深い村の人たちは「こりゃ大したものだ」と満足していた。
それから数年は何事もなかったが、ある年の春、またエビス像の様子がおかしいなってきたので
調べてみると、エビス像の表面が剥げてきているのが分かったーあの山伏は像の表面に白い塗料を
塗っただけだったのだ。
村の人たちは憤慨したが、それ以上の問題があった
塗料の剥げた下から出てきたエビス像の肌は以前に増してどす黒い色に成り果てていたのである。
いよいよ不吉な予感が高まる中、5月になってエビス像の置いてあるお堂が深夜に急に発火した
村の人たちは大変だとお堂に駆け付けたが既にお堂は全焼でエビス像は真っ黒の炭になってしまった
突然の火事に驚いた村人が段々と集まってくるうちに周囲が変事が訪れた
突然、轟音とともに巨大な津波がその地区を襲ったのだ。
周囲の村が大きな被害をだし、その村も多くの家が倒壊したが、住人は丘の上のお堂に集まっていたため
死者はほとんど出なかったという。
津波の原因は外国の地震だったそうだが、村人の日頃の信心にエビス像が応えてくれたのかもしれない。
【終わり】

179 :いそべ@投稿代理 ◆8JXCKM3oNw :2014/08/24(日) 00:43:31.84 ID:iVpQyD8K0
【第57話】 葛◆.zethFtqnU 様
『声』
普段はメールでやり取りしているのに、その時だけは何故か電話で話をした
『でさ?、この御時世(…ザザッ…)に、仕事があるだけいいのかもしれないけど、(…ザザッ…)毎日残業でさ、
 帰るのいつも10時(…ザザッ…)くらいになってさー』
その日はやけに彼女の声に混じってノイズがひどく、聞きづらかった
そのうち、ノイズがどうも人の声のように聞こえてくるので、彼女に聞いてみた
「……今、テレビかなんかつけてる?」
すると彼女は、『あ、またかぁ?』とあっけらかんとして教えてくれた
『ここ(…ザザッ…)最近さ、電話して(…ザザッ…)るとよく言われ(…ザザッ…)るんだ。
 「今テレビつけてる?」と(…ザザッ…)か、「後ろ、誰かいる?」とか』
他にも、電話でなくても「今何か言った?」と最近になってよく聞かれるようになったと彼女は言う
その時ちょうど会話が途切れて、ほんの少し沈黙が下りた
『……ザザッ……ザザッ……ボソボソ……ザザッ……』
やっぱり人が喋っているように聞こえる。こちらが聞き取ろうとしているのを察してか、彼女も息をひそめる
耳を澄ませ、受話器の向こうに神経を尖らせると、
『ボソッ……、……ロ、…ゲ…、……ザザッ……、……』
聞きづらいノイズに混じって微かに聞こえた一つの単語
「……気のせいかもしれないけど、この声『逃ゲロ』って言ってない……?」
恐る恐る切り出すと、怒るかと思った彼女はむしろ持ち前の明るい声で、
『ヤだ、怖いこと言わないでよ。「逃げろ」って、一体何から「逃げる」って言うのよ。そもそも何処に逃げればいいのよw』
「そう……だよね。やっぱり気のせい……かな。ごめんね、変なこと言って」
そう言って他愛のない話をしてから電話を切る
2011年3月7日
それが、彼女の声を聞いた最後になった
【了】

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