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百物語2016

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Part11
248 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2016/08/27(土) 22:21:02.01 ID:d+jFkzTK0
【第七十話】 もち ◆m2nIThBwKQ 様
『見つけて』
(1/4)
ある事件に関わる話になるかも知れないので
幾分ボカして書きます。ご容赦下さい。
当時、私は中学生になったばかりでした。
小学三年生の時に転校してきたF君とは、仲が良く二人でよく遊んでいました。
歳がバレてしまいますが、当時の遊びといえばファミコンがナンバーワン。
ですが、私とF君は、当時ちょっとしたオカルトブームだったこともあって
二人とも「怖い話」が大好きで、宜保愛子さんの解説付きの心霊写真本や
怪談集を読み漁ったり、仕入れた怪談や怖い話を披露したり
他に何人か集めてはコックリさんをしたり(私の地域では「星の王子様」でした)
という、いわば『オカルト友達』といった関係でした。
私自身は興味はあっても全くの0感人間なのですが、F君は時々「変な夢を見た」と
夢の内容を話してくれることがあり、それが予知夢のようなものであったり
自分のものではない誰かの視点の夢であったり、ということがあり
その夢の内容について子どもなりに色々考えたり話し合ったりすることがありました。

249 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2016/08/27(土) 22:24:13.79 ID:d+jFkzTK0
(2/4)
小学校を卒業し、同じ中学に上がってからもF君との交友関係は続いていましたが
クラスも部活も別になったので、以前ほど頻繁に遊ぶ機会はなくなりました。
中学生活にも次第になれてきて、待望の夏休み。当時はまだ昼の時間帯に
心霊特集を放送していたりしたので、F君と私はそれを楽しみにしていました。
ただF君は「夏休み中は祖父母のところに行くから、テレビは観られないかも」と
ボヤいていたので、その分は私がしっかりチェックして後で教えるよと話しました。
ですが、夏休み中にF君から遊びの誘いはなく、私も父の実家に帰省したり
部活の練習があったりとすれ違いが続き、その夏は一度も遊ばないまま
二学期になってしまいました。しかもF君は始業式に姿を見せず
彼のクラスを覗きに行っても出席している様子はなく
始業式から一週間ほどして、ようやく登校してきました。
その日の放課後、部活を終えて帰り支度を済ませ下駄箱に向かうと
F君が待っていて、話しかけてきました。
「休んでたみたいだけど、入院でもしてたの?」
「いや、そういうわけじゃないんだけど、ちょっと……」
なにかを言い淀んでから、F君は
「二人だけで話がしたいんだけど、ちょっといい?」
と、思い詰めたような表情で言うので、とりあえず近くの公園へと向かいました。

250 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2016/08/27(土) 22:26:33.19 ID:d+jFkzTK0
(3/4)
道すがら色々話したのですが、F君は上の空といった感じの相づちを繰り返すだけで
夏休みに放送された心霊特集番組の話にもあまり興味がないようでした。
小学生の頃からよく集まっていた公園にある東屋のベンチについても
F君はまだしばらく悩んでいた様子でしたが、ようやく口を開くと
「僕、おかしくなったかもしれない」と話し出しました。
なんでも夏休みの終わり頃から、毎日のように同じ夢を見ると言うのです。
「どんな夢なの?」
「小さい女の子が、話しかけて来るんだ」
「知ってる子?」
「いや、全然知らない子。親戚でも近所の子でもない」
「なんて話しかけて来るの?」
「『見つけて欲しい』って。そればっかり。いつも泣いてる。泣きながら頼んでくる」
それまでもF君の夢の話は聞いていましたが、確かに奇妙な夢です。
「眠ると、泣き声がして『見つけて、見つけて。川と山にいるの』って言ってくる」
「なんで川と山なの?」
そう訊ねるとF君は半泣きになりながら
「その女の子、バラバラなんだ。誰かにバラバラにされちゃったんだよ」

251 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2016/08/27(土) 22:28:16.24 ID:d+jFkzTK0
(4/4)
そう言ってF君は、涙をぼろぼろ流しながら休んでいた理由を話し始めました。
自分には何もできないから、と何度も女の子に話すのだけれど泣き声がやまないこと。
眠るのが怖くなって、ずっと起きているようになって体調を崩したこと。
何度も家族に話そうと思ったけれど、頭がおかしくなったと思われたら
困るから言えなかったこと。そんなことを泣きじゃくりながら話しました。
F君の取り乱しように私も混乱しましたが「バラバラにされた」という女の子が
眠る度に「見つけて」と頼んでくるなどという怪奇に背筋が凍る思いをしました。
私に打ち明けたことで落ち着いたのか、または別の何かがあったのかはわかりませんが
その後F君は普通に登校するようになりました。が、夢の話は一切しなくなりました。
F君が夏休みに帰省した先は東京都西多摩郡。1988年の出来事ですーー。
【了】

253 :50(ななほし) ◆YJf7AjT32aOX :2016/08/27(土) 22:32:27.55 ID:W3Qnqdi40
【第七十一話】『パワーストーン後日談』
(1/2)
以前語った、友達と危険なドライブをして一週間。
僕は大好きだった車の運転が嫌いになっていた。
何故か。まず乗る時に「事故りそう、怖いな」と無意識に思うこと。
そして、左側からやってくる車がぶつかる本当にギリギリまで見えなくなってしまったからだ。注意散漫なだけかとも思ったが本当に見えてなかった。
そんな状態が続き、あまりにマズいと感じたので、以前から依頼していたパワーストーンのブレスレット製作の予約を早め、天然石をもらったお店へ顔をだした。
順調にブレスレットを作ってもらったあと、最後にそのブレスレットが自分に合っているかのチェックをするのだけど、僕の石に対する反応が真逆(拒否)をしているのを見て、鉱物鑑定士の先生が首を傾げている。
「何かあった?」と聞かれて事情を話し、変化してしまった石を先生に見せると更に険しい顔をされた。
あらゆるチェックをしたあと、先生は言った。
「だめ、入ってるね」
入ってるって何が??!
っと思いたかったが、思うよりも早く僕に憑いた何かの除霊が始まった。
ぶっちゃけオカルトや怖い話が好きだとしても、自分の身に起こるなんて思わないじゃないか。いくら思い当たる節があったといったってね?
自分の身にあんなことが起こってしまったら、もう信じざるをえないし
除霊してもらった結果、僕に憑いていたのは女性の生き霊だった。
それを聞いてゾッとした。
それは、あの日一緒に行った友達からこんな話を聞いていたからだ。


254 :50(ななほし) ◆YJf7AjT32aOX :2016/08/27(土) 22:34:40.55 ID:W3Qnqdi40
(2/2)
友達はK子という。
K子は家庭のある男性と付き合っていた。つまり不倫だ。
僕が彼女と会わなくなったのは、まぁ不倫だけど付き合ってる相手がいるから、というのと、正直不倫するという感覚がわからなくて距離を置いていたからだ。
まぁ、僕が誘って遊びに行く、というのが通例だったので僕が連絡をしない限り彼女から誘われることはなく、そのまま疎遠になっていた、
そんな彼女から珍しく誘いを受け、遊びに行ったのがあの日だった。
あの日、僕はK子から嫌な話をされていた。
僕に会う前日、彼女は例のごとく不倫相手と会っていた。で、まぁホテルに行ったらしい。
が、部屋に入った時に見てしまったというのだ。
不倫相手の奥さんに背格好が似た女性の姿を。
入った時しか見ていない。バレてないからそんなのありえない。
そう彼女は笑っていたが、結局憑いてきていたようだ。
それが僕に移ってきていたらしい。
先生には「その子が珍しく誘ってきたっていうのは、無意識にあなたに憑けに来てたのね。峠を通ったって話も呼ばれたとしか思えない」
と言われる始末。
亡くなった霊よりも生きている人間の方が怖いと改めて思った出来事だった。
生きている人間の憎しみは、他人を容易に傷付ける。
あ、除霊後は運転も視力も無事元に戻っています。
【了】

257 :上京区堀川 ◆tOdrgMGQIw :2016/08/27(土) 22:40:37.36 ID:gw9wxgkg0
ー変人の幽霊ー
20年近く前の話です
小学6年のとき、友人である同級生A君の父親が亡くなった。
この父親はいわゆる変人で、夜中にラジカセ?から演歌を大音量で流しつつバイクで
町内を走り回ったりするので近所では有名人だった。
その頃からA君が、連日青い顔をしていたので俺たちは心配し、尋ねたら・・・
父親が死んで以来、A君が寝ようとするとどこからともなくバイクの音と演歌が聞こえ、
そして枕元に父親の霊が現れ、よくわからない理由でA君を殴ってくるのだという。
俺たちは思わず笑ってしまったが、A君はマジで半泣きになっていた。
その後A君は、墓に穴があると幽霊が現れるという話を聞き、父親の墓を見に行くと
はたして墓の脇に小さな深い穴が開いていた。
ここで素直に穴を埋めてしまえばよかったのかもしれないが、毎晩殴られていた事を
思い出したA君は腹が立って、穴に小便を流し込んできてしまったのだった。
その晩A君が寝床に入ってウトウトしていたら、急に耳元でバイクの轟音が響いた、
そして川中美幸の『ふたり酒』が大音量で流れる中、怒りの形相の父親の霊が出現し、
A君はボッコボコに殴られてしまったんだそうだ。
翌日A君と俺ら仲間は一緒に墓に詫びに行き、穴もふさいだ。
するとその晩、仲間のリーダー格だったB君に元にA君の父親が現れた、そして
「あんたら、いつもうちの子と遊んでくれてありがとうな」と言って消えたそうだ。
以来、A君の元にも父親が現れることはなくなったらしい。
【了】

259 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2016/08/27(土) 22:45:05.13 ID:d+jFkzTK0
【第七十三話】 グース ◆lMmotZvPVY 様
『独身寮にて』
先輩に聞いた話です。
当時、うちの会社の独身寮は二人一部屋の相部屋でした。K先輩と後輩のXさんの二人で住んでいましたが、勤務シフトが違う為、月に数度しか顔を合わせることがなかったそうです。
K先輩が1人で部屋にいると、壁や天井が、ミシミシ、ミシミシと鳴っていたそうです。コンクリート作りの建物がミシミシ鳴るなんておかしいな、と思っていたそうです。
ある日、久しぶりに顔を合わせたKさんとXさん、酒を飲みながらとりとめもない話をしていました。
K先輩「そうそう、そういえば、この部屋なんかおかしくないか?」
Xさん「そうでしょ。僕、先輩が怖がるといけないと思って黙ってたんですが、、1人で寝てたとき、、押入れの中から小さい女がこっちに向かって走ってきたんですよ!!」
それを聞いたKさん「あほかっ!!俺のゆーてるおかしいっちゅーのはそーいうこととちゃうわっ!!」と恐怖のあまりブチ切れてしまったそうです。
【了】

261 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2016/08/27(土) 22:50:14.74 ID:d+jFkzTK0
【第七十四話】  ずんちゃ虫 ◆7vU/OMinzs 様
『いじめ除霊』
(1/3)
子供の頃の知りあいにNという男がいた
こいつは幼稚園時代から粗暴な性格で、意味も見境もなく、男女も問わず、周りに
いるやつに殴り掛かったり暴力を振るうので非常に嫌がられていた。
小学校に上がったころ、Nの母親が心配して有名な霊能者にNを見せて相談したら
霊能者は「息子さんには悪い霊が取りついてるためて猛々しい性格になっている、
除霊が必要だが大変な荒行になります」と言ったそうだ。
その荒行というのが狐落しみたいな方法で、大人数で滅多打ちにして霊を叩きだす
もので、うまく霊が離れればいいが失敗すると死んでしまう可能性もあると言われ
Nの親は躊躇してしまった。
そんなわけでNの暴力的な性格は小学校でも相変わらず、いやますます酷くなって
高学年になると学校で誰も相手にしまくなった。
Nの体格や腕力は平凡で、その上こんな性格だから友達なんか一人もいなかったが
地区の小学校は、おとなしい生徒が多くてNみたいなやつでもしゃあしゃあと卒業
できたわけだ、しかし中学に入るとそうはいかなかった。

262 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2016/08/27(土) 22:53:49.60 ID:d+jFkzTK0
(2/3)
中一の時にNと同じクラスだったが、Nはクラスの不良生徒に早々に目をつけられ
休み時間のたびに嫌がらせを受けるようになった。
クラスには学年でも有名な不良のボスみたいなのがいて、このボスが特にNを嫌い
Nにとっては地獄のような状況だったと思う。
体育の時間前とか昼休みには決まってNが不良集団に捕まってフクロにされてたり
大勢で上に乗っかかって白目をむくまでボディプレスとか、かなり悲惨だった。
もっともNのほうもひどい、不良生徒の持ち物を窓から中庭に投げたり、ゴミ箱の
ゴミを不良生徒に投げつけたりと下らない報復をしてた。
一度、球技大会で不良のボスへの当てつけにわざと相手のクラスにパスしまくった
時は、試合後クラスの男子総出のリンチとなったがNは最後まで懲りなかった。
翌年からクラスが変わってNとは別になったからNのことは忘れていたが、中三に
なって学校で久しぶりにNに出会った。
Nは雰囲気が全然変わっており、とても快活でまじめな感じになっていた。
しゃべり方も態度も変わっていて以前のNとはあまりに違うので驚いてしまった。

263 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2016/08/27(土) 22:55:41.60 ID:d+jFkzTK0
(3/3)
家で母にその話をするとN母から聞いた話として、先の霊能者が最近のNを見て
「霊がとれています、よほど精進したのでしょうか」と言ってたという話を聞いた。
N君はまじめに頑張ったんやねえ、と母は言うが、そんなタマじゃないはずだ。
中一の時の散々ないじめというか暴力のせいで霊が叩きだされたんじゃないかと
俺は思っている。
あれは心身にとって荒行よりも酷いものだったから。
いまではNは親の店を継いで仕事をしている。
とても愛想のいい店主だが、昔のままのNの性格だったら商売なんか絶対に上手く
いかなかったろうから、人間なにが幸いするかわからないものだ。
【了】

265 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2016/08/27(土) 22:59:23.64 ID:d+jFkzTK0
【第七十五話】くらね ◆dKK.cBPcFU 様
『衣服に潜むモノ』
後輩から聞いた話。
後輩の母方の一族は元々霊感が強く、後輩の姉と母には霊が見え、また後輩の祖母には霊を払う力があるそうだ。
ある日のこと、後輩の姉が古着屋でショートパンツを購入した。サイズも合っていない上にボロボロで、
後輩から見てもどうしてそれを買ってきたのかわからないような代物だったという。
後輩の姉も、店で見た時はすごく欲しくなったと言うばかりで、自分でもどうしてそれを買ったのかわからないらしい。ただ後輩の母だけは、そのショートパンツを見て、しきりに嫌だ嫌だと呟いていたそうだ。
それからおかしなことが起きるようになった。
洗濯する旅に、後輩の母の服に穴が開く。それもどれも同じ場所に、同じような大きさで。
最初は洗濯機の故障を疑ったそうだが、どれだけ点検しても特に異常はない。
そこでふと、後輩の母はショートパンツのことを思い出した。よくよく考えたら、姉がショートパンツを購入してから
服に穴が開くようになっている。見たときに感じた気持ち悪さといい、原因はそこにあるのではないか、と。
早速ショートパンツを捨てようとしたそうだが、後輩の姉が捨てないと言って聞かない。
捨てる捨てないの押し問答をしている内に、後輩の祖母がやってきた。後輩は祖母を居間に案内し、
お茶を飲んでいたそうだが、会話の合間合間にちらちらとショートパンツが置いてある部屋に目をやっていた。
後輩が訊くと、なんでもないよ、と笑ってはぐらかされたそうだが、そのやり取りを見ていた姉と母は
ぞっとしたようで、そのままショートパンツをゴミとして捨てた。
それから母の服に穴が開くこともなくなったそうだ。
【了】

272 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2016/08/27(土) 23:25:13.98 ID:d+jFkzTK0
【第七十六話】〇抱き柏 ◆vA43rq198k9N 様
『鏡に映る男児』
(1/2)
大学2年の夏。俺は夏期の特別授業を受講するため
キャンパスの1号館に足を運んだ。
この1号館は洋館の造りになっていて、学部では最も歴史のある建物だ。
内部には講義室のほか、1Fは受験生からの相談に応じる入学センター、
2Fには学生の就職活動を支援する就職指導課の窓口がある。
日中は活気で溢れているが、夜になると1号館の雰囲気は一変する。
たとえば、学園祭実行委員会に所属していると、学祭期間中の校舎の見回りを
当番制で任されたりする。先輩に依れば、この洋館は明治か大正に
建てられたとのことで、講義室の扉を開けると「ギギィー・・・」と嫌な音がするのである。
洋館の廊下には蛍光灯が設置されていないので、実行委員は例年、懐中電灯を片手に
たった一人で、震えながら真っ暗な洋館の講義室を一つひとつ見回るのだ。
これは、そんな1号館に、閑散としている時期に足を踏み入れたときの話だ。
特別授業の受講後、正午過ぎに俺は1階のトイレに立ち寄った。
人の気配が無くなり、辺りはシンと静まりかえっていた。手を洗い、
ふと顔を上げ鏡を見ると、目を疑いたくなるものが映っていた。

274 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2016/08/27(土) 23:28:38.70 ID:d+jFkzTK0
(2/2)
俺の背後にある3番目のトイレのドアの後ろに、7歳くらいの
Tシャツ短パン姿の無色の男児が立っている・・・。
姿かたちの輪郭は明瞭なのに、透けていて個室の奥の壁が見えているのだ。
男児は無表情で、鏡に映る俺の顔を静かに見つめていた。
暑さと前日のバイト疲れのせいで、俺はとうとう幻覚を見てしまったのだろうか。
後ろを振り向いて確認しようか考えたが、何しろ幽霊との対面は初めてなので、
しっかりと目に焼き付けておこうと思い、このまま男児を凝視することにした。
鏡越しにお互い見つめ合うこと30秒。
男児の輪郭はやがてぼやけ始め、スーッ・・・と拡散するように消えていった。
「(消えた・・・なんだったんだ今のは・・・。)」
後から鳥肌が立ってきたので、急いでその場を離れて
そのまま実行委員会のサークル室に向かった。
このときの出来事は、家族以外には誰にも話していない。
【了】

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