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【初心者】ヘタッピSS道場【歓迎】
[8] -25 -50 

1:🎏 名無しさん@読者の声:2013/7/1(月) 22:41:24 ID:i9LVyGoa8Y
・ルール
参加希望者は1〜5レスを目処にSSを自由に作成して下さい。お題が欲しい場合は各自で希望して下さい。お題の提案や作品の感想は随時受け付けとします。覆面先生(SS作者)からのアドバイスも絶賛受け付け中とします。



360:🎏 長閑な送り火:2014/8/16(土) 16:19:17 ID:pTdlzj3ayg

姉「あつい」
父「全くだ」
姉「あ、でも床はひんやりして気持ち良い」
父「えっ本当?あ、本当だ気持ち良い」
弟「もうこんなところで横にならないでよー通行の邪魔!」
姉「うーん」
父「あと少しだけ」
弟「……はあ。本当誰に似たんだか」
姉「お父さん」
父「お父さんだな」
弟「はいはい。母さんが玄関で呼んでたよ。居間からおがら持ってきてってさ」
父「あらら、もうそんな時間か」
姉「えー」
弟「はーやーくー!俺はキッチンからマッチ持ってくるから」
父「ふむ。しょうがない。準備するか」
姉「しょうがないわね。わかったわよ」
弟「よろしくね」


〈玄関〉
母「あら、早かったわね。助かるわあ」
父「どういたしまして」
姉「どういたしまして」
弟「母さん、マッチ持ってきたよ」
母「弟もありがとうね。じゃ、送り火焚きましょうか」

ジュッ、モクモク……

母「また来年帰ってきて下さいね」
姉「来年はもっと形のいいキュウリ探しとく」
弟「好物のみたらし団子もまた用意しとくからね」
父「よし、じゃあ行ってくるかな」

「「行ってらっしゃいお父さん」」

父「はは、行ってきます」



終わり
361:🎏 名無しさん@読者の声:2014/8/17(日) 02:02:00 ID:aeZFlUUBwE
8月某日。日が傾き始めた6時半頃、彼―国嶋省吾はパトカーの助手席でマルボロをふかしていた。

「おい堂山、まだかよ?」不機嫌そうに隣の『相棒』へと声を掛ける。

「は、はい…もうちょっとでつく予定です」
そう言って若い刑事…堂山周は、気まずそうに黒髪の頭を掻いた。
隣の上司兼相棒がここまで不機嫌なのには、訳があった。
今日は7歳になる娘を花火大会へ連れていく筈だったからである。
「はぁ、まあお前に当たっても仕方無いか」
国嶋は、ここ数ヵ月切っていない髭を撫でながら呟いた。
しばらくして、車は古民家の前に着いた。
「ここです」堂山に促されて外に出ると、既に二台ほど先客がいた。と言っても同僚のだが。
「おーす」「遅かったな」
そんな会話を交わしながら現場に入って―絶句した。一家惨殺とは聞いていたが、あまりに惨すぎる。

そこら中に散らばった肉片、長い髪、恐らく下顎だったであろうモノ。
「う"っ…」隣の堂山は堪えきれず外へ飛び出した。無理からぬ事ではあったが、そろそろ4年になるのだから慣れて欲しいものだった。

一通り嘔吐してスッキリした堂山は「ガイシャは端山伸彦とその妻良美、ともに48歳。それから息子の雅彦15歳だそうです」と遅すぎる報告を述べた。
「遅えよ」 国嶋は後頭部をひっぱたいた。

既に鑑識や他の同僚から、そのような事は聞いていたからである。
「さて…」他殺、であるのは間違いない。しかし鑑識の話では、凶器はまだ見つかっていないとのことだった。端から見れば、刃物で斬られたような惨状だが…彼は違う見解を示していた。
「これは…鳥、か?」国嶋は鳥の羽根のような物を、畳の一角から見つけた。

「おーい鑑識ィ!ちょっと来てくれ!」大声で呼び掛けて、初めて気が付いた――おかしい。いやに静かだ。

「く、国嶋さん…アレ…」堂山が震えた声で指を差す。その先にいたのは――にこやかな笑みを湛えた、ごく普通の老婆だった。
鶏のように鋭い鉤爪と、背中に広がる鮮血に染まった白い翼…その二点を除いては。

終わりです
362:🎏 ヘタッピ:2014/8/17(日) 11:56:06 ID:Y4Eh7HS2hw
>>360さん、ご利用ありがとうございます

ヘタッピ「ながかん?」

カタリ「『のどか』な送り火ですね」

ヘタッピ「そうでした」ポンッ

カタリ「本題に入りましょうか。」

ヘタッピ「はい」

カタリ「悪くはありません。ですが、もう少しストーリーに深みがあっても良かったでしょうね」

ヘタッピ「と言いますと」

カタリ「お父さんの個性を掘り下げた上で、のどかな感じをプラスする事が出来れば良いかと」

ヘタッピ「はぁ」

カタリ「例えば、お父さんの好物としてみたらし団子が挙げられていますが、お父さんが食べたいと駄々をこねるような展開が最初にあるのはどうでしょうか」

ヘタッピ「なるほど」

カタリ「最後のネタばらしも読者にもしかしてと思わせるヒントがあればこそ、活きてくるかと思います」

ヘタッピ「では、またのご利用をお願い致します」 
363:🎏 ヘタッピ:2014/8/17(日) 12:25:23 ID:Y4Eh7HS2hw
>>361さん、ご利用ありがとうございます

ヘタッピ「本格的な刑事物が来ましたね。と思ったら……」

カタリ「こう来ましたか。続きが気になるところです」

ヘタッピ「なかなか本格的ですよね」

カタリ「マルボロというアイテムが出てますが、スーツのメーカーやくたびれ具合が描写されますと本格的な感じが増すかもしれません」

ヘタッピ「では、よろしければまたのご利用をお願い致します」
364:🎏 名無しさん@読者の声:2014/8/20(水) 02:12:18 ID:MhVYdRx9d2
鬼「俺鬼なんだ。」

女「そう・・・だったの?」

鬼「今まで隠しててごめんな、こんな俺だがまだ付き合ってくれるか・・・?」

女「無理・・・無理よ!・・・あなたは鬼!私は人なの!不可能よ!」

彼女は泣きながら言う

女「さようなら・・・」

鬼「え・・・?」

彼女は去っていった・・・

鬼「うぁぁぁぁ!!」

鬼は泣きながら拳を握りしめた

鬼「鬼が恋するのはダメなのか!?」

鬼友「おーい!いるか?鬼!」

鬼「ああ・・・居るよ。」

鬼友「入るぞ、いやぁ俺もお前と同じ人間に恋したみたいだわ!」ガチャ

鬼「そうか・・・頑張れよ?」

鬼友「女ちゃんって言うんだよな」

鬼「何!?」

そう女とは鬼の元彼女だ

鬼友「ん?どうした?」

鬼「何でもない」
365:🎏 ヘタッピ:2014/8/21(木) 00:36:07 ID:i/Cqo16rDU
>>364さん、ご利用ありがとうございます

カタリ「面白いですね」フム

ヘタッピ「と言いますと」

カタリ「状況によってストーリーが大きく変わる点が面白いですね。」

ヘタッピ「と言いますと」

カタリ「いえ、例えば鬼が明らかに鬼の格好をしていたらどうでしょう。」

カタリ「明らかに鬼の格好をした鬼が『俺鬼なんだ』と語る」

ヘタッピ「気づけよっと、ツッコミを入れたくなりますね」

カタリ「その上で鬼友の告白です。どうせ同じ結果になると思った後に待てよと思う。俺が言うまで鬼と気付かなかった女、もしかしてと思い悩む鬼の話が面白いですね」

ヘタッピ「いえ、書かれてませんが……」

カタリ「いえ、そんな展開が浮かぶように仕組まれている点が面白いのですよ」

ヘタッピ「……ん〜そうですか」

カタリ「意図的であれ、そうで無いのであれ私的には面白いと思いました」

ヘタッピ「はぁ……、わかるようでわかりませんが、そういうことになります。何だかすみません」

ヘタッピ「では、よろしければまたのご利用をお願い致します」

カタリ「面白さの説明はお笑いの説明をするのに似てますね。難しいものです」

ヘタッピ「はぁ」 
366:🎏 名無しさん@読者の声:2014/8/25(月) 00:03:42 ID:ziXs0hf6x6
ゆめにっき

机で日記を捲り只々見る。

私はこの作業が割と好きだ。
これをやると自分というのを確認できる。
そうして、自分が自分だと確認出来ると安堵感が得られる。

でも自分は嫌いだ。

人生も嫌いだ。

人間も嫌いだ。
世界も嫌いだ。
社会も嫌いだ。
因果も嫌いだ。
嫌い嫌い嫌い嫌い


でもそう思う自分が一番嫌いだ。

でも仕方ない。
どうしようもない。

……寝よう。

こういう時は寝るのが一番だ。

寝よう。
367:🎏 名無しさん@読者の声:2014/8/25(月) 00:05:40 ID:ziXs0hf6x6
3

2

1


368:🎏 名無しさん@読者の声:2014/8/25(月) 00:13:59 ID:ziXs0hf6x6


どういう事だ。

何でベランダにいる。
それにこの音は何だ。

煩い煩い煩い。


…取り敢えず部屋に入ろう。




369:🎏 名無しさん@読者の声:2014/8/25(月) 00:41:48 ID:ziXs0hf6x6


整理しよう。

何故ベランダに居たのかという件は、ある程度察しは付く。

しかしあの音は何だ。


今の今まで、あんな音は聞いた事が無い。
工事とかの可能性はあるが。
いや、それ以前に、あんな音何にしても出せないだろう。



…きっと疲れてるんだ。音もどうせ幻聴だ。

寝よう。

今度こそは、夢遊病に邪魔されないように。


寝よう。
370:🎏 どこぞの鬼:2014/8/28(木) 21:19:19 ID:X7Mpdvlzk2
ありがとうございます
371:🎏 ヘタッピ:2014/8/29(金) 23:01:53 ID:oUvsVYr.7.
>>366-369さん、ご利用ありがとうございます。
>>370さん。いえいえこちらこそご利用ありがとうございます。

ヘタッピ「すみません。茶々が遅くなりました。」

カタリ「その言い方はどうでしょうか。」

ヘタッピ「事実、茶々ですし」

カタリ「……そうですね。では頑張りましょう」

ヘタッピ「はい」

カタリ「……夢だけにというべきでしょうか。目的や意味がわからない作品と言えますね。」

ヘタッピ「ひどい言い方ですね」

カタリ「いえ、1レス目の全てを嫌いだと発言から暴力的な展開を予想させながら、最後はいたって平和に眠りにつきます。肩透かしかと」

ヘタッピ「はぁ、そうですか」

カタリ「3レス目は夢の中の騒音。つまり寝ているときに聞く騒音ということから、目覚まし時計と考えるのが普通でしょう」

ヘタッピ「ですね」

カタリ「以上です」

ヘタッピ「……?」

カタリ「いえ、それ以上の情報がない事から、この話はこれで終わりと考える他ありません。それが残念に思います」

ヘタッピ「どうすれば良かったでしょうか」

カタリ「例えば夢の中の主人公が死神に追いかけられます。」

ヘタッピ「唐突ですね」

カタリ「そして、死神につかまった主人公は上下に揺さぶられ名前を連呼されます。」

カタリ「どんな状況だと思います。つまりは現実の主人公に実際に起きていることは」

ヘタッピ「上下に揺さぶられ、名前を連呼される。……起きろ〜とかでしょうか」

カタリ「現実を拒絶し、死を選んだ主人公。その主人公を必死で呼び覚まそうとする友1の姿が夢の中では死神となって現れる。主人公の業の深さが感じられませんか。」

ヘタッピ「よくわかりません」

カタリ「……ではこんな茶々ですみませんが、宜しければまたのご利用をお願いいたします。」

ヘタッピ「……お茶でも入れて来ます」パタパタ
372:🎏 名無しさん@読者の声:2014/8/30(土) 00:25:32 ID:XzTPqJkdTs
有り難う御座います。
373:🎏 名無しさん@読者の声:2014/9/8(月) 22:57:25 ID:tTss.GXA/6
女「キモい」を書いたものです。
批評よろしくお願いします。



やあ、いらっしゃい。
嬉しいな、新規のお客さんだ。
ゆっくりしていってね。


…なんだか浮かない顔だけどどうしたの?


…あ〜…それは僕でも怒っちゃうな…
なんで隠してたの、ってむしゃくしゃするよね。
そうだ、こんな時はこれがいいや、

はい、お待ちどうさま。
飲んでみて?
あ、ちゃんと混ぜて。
これは何かって?それはお楽しみ。

あはは、やっぱり好きでしょ、これ。
アールグレイと梅シロップのアイスティーだよ。
甘酸っぱくって、ふんわりしてて、おいしいよね。
二層に分かれてて、目にも綺麗だし。

作り方はね、
まずコップに梅シロップを注いで、そこに氷を入れるんだ。
それで、濃いめのアールグレイを氷に優しくのせる。これでこんな綺麗にわかれるんだ。
簡単だからためしてみて。

おかわりはいる?そっか。じゃあまた来てね
今度はカステラ焼いて待ってるから。

帰りに空を見るのを忘れないで。
夕焼けがさっきのアイスティーみたいになってて、綺麗だから。


それでは、またのご来店お待ちしてます。
374:🎏 名無しさん@読者の声:2014/9/8(月) 22:58:33 ID:tTss.GXA/6
やあ、昨日の人だ。
なんだか嬉しそうだね。

そっか、仲直りできたんだ。
よかったね。それで今日は二人なんだ。

ねえ、二人とも、
お腹が空いてるでしょ

あはは、なんでわかったの?って顔だね。
嬉しいことはお腹にいいって言うしね。
誰の名言か当ててごらん?

ねえ、ぐりとぐらって読んだことある?
あれに出てくるカステラをイメージしたんだ。
流石にフライパンでは焼けなかったけどね。
ほら、割ると黄金色なんだ。君たちのために奮発して卵黄を三つも使ってあるんだ。さ、食べて。

そう!その顔が見たかったんだ!
美味しくってたまらないって顔!
蜂蜜を使っててね、懐かしいような、優しい味でしょ。

僕もこれを初めて食べたとき、とっても嬉しかったんだ。幸せが体中にふんわりひろがっていくかんじ!
このひと時がずっと続けばな〜って思ったよ。

それじゃ、あとは二人で楽しんで。
彼女、余命半年なんでしょ?
この時間を大切にしなきゃ。
後で後悔しないように。


______________________________

あ、帰るんだ。…いやいや、お礼を言うのはこっちだよ。
なんでかって?時期にわかるさ。
さっきも言ったけど、あとで後悔するようなことないようにね。

それじゃ、
またのご来店お待ちしてます。

____________________________


ああ、懐かしいな。
僕は悔いのない時間を過ごせたかな。
後悔しないように過ごせたかな。



……今日も夕焼けが綺麗だ。

375:🎏 ヘタッピ:2014/9/9(火) 23:38:06 ID:FpQidOUQ3I
>>373-374さん、ご利用ありがとうございます。

カタリ「甘く、そして酸っぱいですね。」

ヘタッピ「紅茶には蜂蜜とレモンを入れておきました」ドヤッ

カタリ「……そうでしたか。あ、いえ、ありがとうございます。」

ヘタッピ「あっ、作品のことでしたかすみません。」

カタリ「いえ、……作品はやや酸味が強いようですね」

ヘタッピ「と言いますと」

カタリ「半年の命の彼女と彼氏。その二人を見守る店の主人。その主人にも悲劇の香りが漂う。」

カタリ「甘いカステラとは裏腹に酸味の強い梅の味が隠されている。そんな作品に感じられます。」

ヘタッピ「カステラに梅干し……、まずそうですね」

カタリ「いえ、それは例えが悪かっただけですが」

カタリ「いえ、……あるいは一過性の酸味ではなく後味の残る苦味であれば、また変わった味になったでしょうね」

ヘタッピ「と言いますと」

カタリ「死ではなく、長い闘病生活が待ち受ける二人。その二人を見守る長い闘病生活を乗り越えた主人。と、話の筋を差し替えるのはいかがでしょう」

ヘタッピ「えっと……」

カタリ「カステラには梅よりもコーヒーが合うでしょうね」

ヘタッピ「あー、なるほど。では、毎回こんな茶々しか出せませんが宜しければまたのご利用をお願いします」

カタリ「……」ズズッ
376:🎏 ニー廃:2014/9/18(木) 01:25:19 ID:RzwfXWKvEg
タイトル:月が綺麗ですね。

「月が綺麗ですね。」
たった一言だけのメールを送った。 未だに返信はない。

今日は満月。 輝く月が窓から見えていた。 この様子ならメールの言葉の意味が伝わってしまったとしても、誤魔化せる。 …いや、私は気持ちを伝えたいんだ。 誤魔化さずに、ちゃんと。 なのになぜ今、ほっとしてしまったんだろう。 やはりまだ怖いのか。 とっくに覚悟はできていたはずなのに…と、自己嫌悪に沈んでいた。


携帯のランプが光る。 あの人だけに設定した黄色のランプ。 私は震える手で携帯を開いた。
「ありがとう。 …ごめん。 気持ちは嬉しいけど、俺は○○のことは後輩としてしか見れないと思う。 厳しい言い方だったらごめんね。」
ああ、伝わってしまった。 この様子じゃ誤魔化せないな。 「何言ってるんですか先輩! 今日、満月で綺麗だから送っただけですよ!笑」とでも、ふざけて返すつもりでいたのに。


最初から、わかってた。 わかってたけど、理解したくなかった。 私は、後輩の中から出られないこと。 先輩の優しさは、先輩という枠内のものであったこと。 他にもたくさん、わかってた。 わかってたのになあ…。 気がついたら涙が溢れてきて、止まらなかった。


いつの間にか降っていた雨。 黒い雲が満月を隠していた。
377:🎏 ヘタッピ:2014/9/19(金) 01:03:31 ID:M4ZFpf6YuM
>>376さん、ご利用ありがとうございます。

ヘタッピ「月が綺麗……夏目漱石ですね」ドヤッ

カタリ「そうですね。いつの間にか有名になりましたね。こうした場合、本人が言ったのではなく、伝記を書いた人が話を盛った可能性もありますが、どうでしょうか」

ヘタッピ「……、今日の先輩はアンニュイですね」

カタリ「使い方を間違っていませんか……。そろそろ本題に入りましょうか」コホンッ

ヘタッピ「はい」

カタリ「綺麗にまとまった作品です。1レスとは思えないぐらいに深みがありますね。」

ヘタッピ「そうですよね。起承転結でしっかりあってまとまってるって感じですね。」

カタリ「作品の中で経過した時間はどれぐらいでしょうね。満月から雨が降るぐらいの変化です。長いとも考えられますが満月と言えば秋口。台風の季節でもあります。」

カタリ「月明かりに浮かれ気分の主人公が告白したことで、急転直下で不幸のどん底の気分を味わう。女心と秋の空……、なるほどな作品です」

ヘタッピ「季節に関する記述は無いようですが」

カタリ「……、残念です」

ヘタッピ「先輩、ドンマイです。」

カタリ「ゴホゴホっ、……。いえいえ、ありがとうございます。季節と言いますか季語がありますと情景が浮かび安いでしょうね。更に良い作品になったかもしれません。」

カタリ「あるいは主人公は家に居るのか外に居るのか、傘を持っているのかいないのか。この辺りの情景を加えるとまた変わるでしょうね」

ヘタッピ「では宜しければまたのご利用をお願い致します」 
378:🎏 ニー廃:2014/9/20(土) 14:16:26 ID:V1cJYh90fg
ありがとうございました。
379:🎏 名無しさん@読者の声:2014/10/9(木) 16:03:11 ID:7eOYDucZjM
1レスバトルお題(柿の木)用、批評おねがいします

故郷に帰り、懐かしさを胸に散策に出ていた

近所の畑の
ところどころ青さの残る果実を下げた木を見上げていると
ふと昔を思い出し幾ばくの後、赤面してしまった。

あれは小学生の時だったと思う。
近所の畑で
実の重さで折れるほど木が弱いとは思いもせずに
やや光沢があるぐらいに熟れた実を取ろうと登り
あと少しで取れる……と思った矢先、畑の主であろう老人に怒鳴られたのである。

怒鳴られただけならまだしも、驚いた拍子に枝が折れ
背中から落ちてしまった。
気付けば老人の家に運ばれ親を呼ばれ叱られてしまったのだ。


「……どれ、あの日取れなかった実を一つばかし取らせて貰うかね」

あの頃とは違い、二叉に分かれた枝を拾い難なく果実は取れた。
何となく哀愁を感じながら
それを服で磨いて
一口、食べてみた。

「成る程、思い出と然して変わらん味だな」

あの日の木の実は
とても渋く
思い出と同じくして時間を掛けなければ
とても食べられぬモノだと知った。


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名前:
sage:


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