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魔王「何でイチャイチャちゅっちゅできないんだよ!」
[8] -25 -50 

1: :2012/9/14(金) 23:05:11 ID:4.MWSg5KoU
書きたいことが出来たので、以前書いてたSSの続きを書かせていただきます。
お手数おかけして申し訳ございませんが、知らない方は前作から読んだ方がいいと思います。
一応貼っておきます。前作→http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch3/1316008982/1-10

基本長いので携帯だと読めなくなる可能性があります。また、支援返レスを飛ばして読みたい方もいらっしゃると思います。
それらに該当する方は、本編とわけてまとめたので、こちらから読んでみてください。→>>981-984

注意事項は以上です。何卒よろしくお願い致します。


208: :2012/10/3(水) 23:36:46 ID:6xWpg1Pyas
今日はここまでにします。
今回、側近が繰り出したリーガルストレッチですが。
プロレスラーのウィリアム・リーガルが使う関節技です。
うつ伏せの相手の足をインディアンデスロックの要領で固め、覆いかぶさるようにして自分の足で押さえつけます。
上半身はコブラツイストの要領で捻ります。これで完成です。
相手は身動きが取れなくなるし、非常に痛い技なので、皆さんはむやみにかけないようにしましょう。

今回の更新のまとめです。
>>200-207
209: 名無しさん@読者の声:2012/10/4(木) 00:20:27 ID:hlqlm0D4Ho
魔法関連の事件ってことは俺の女魔法使いちゃんが活躍するんだろうな〜!
するんでしょうね?
するんだろ?
しなさい!

支援!
210: 名無しさん@読者の声:2012/10/4(木) 02:37:51 ID:UELzz3Zc0g
前作から大好きです!(^O^)

側近さんかっこよすぎ(*´ω`*)

毎日楽しみにしてます つCCC
211: :2012/10/4(木) 23:01:57 ID:6xWpg1Pyas
>>209
何か魔法絡みの展開になってきましたよね。
何か張り切っちゃって一年越しに新要素まで取り入れちゃって。
そんな魔法的展開なので女魔法使いさんの活躍もあるかもしれませんね。
ないかもしれませんね。どっちなんでしょうね。

>>210
前作からお世話になってるようで、本当にありがとうございます。
側近さんはかっこいいですよね。俺は男なので、見苦しい男のジェラシー全開です。
書き溜めも一応それなりにありますので、毎日安定した更新を心がけていきたいですね。
212: :2012/10/4(木) 23:04:20 ID:6xWpg1Pyas
その日の夜。共存の街、秘密地下にて。

魔道師「……では、ここに集まってるのが全ての賛同者ということでいいな?」

魔女っ娘3「ええ。間違いないわ」

魔道師「……若い女子がこの集団を仕切っておるのか?」

魔女っ娘3「甘く見ないでくれる?これでも私、死霊鉱山での戦いに参加していた魔物よ」

魔道師「ほう、魔物何種かで戦争起こそうとした、あの騒ぎか」

魔女っ娘3「それにしても……この街の地下にこんな空間があったなんてね」

魔道師「驚くのはこっちじゃ。戦争派がこんなにおるとはな」

魔女っ娘3「世界の一割を占める戦争派、そのほとんどが集結してるわけだからね」

魔女っ娘3「一割って聞いたら少なく感じるかもしれないけど、実際目にすれば多い数よ」

魔女っ娘3「それほどの魔物と人間が、共存などを望まずにいるってことよ」
213: :2012/10/4(木) 23:05:15 ID:6xWpg1Pyas
魔道師「けっこうなことじゃ。これだけの数がおれば、わしの計画も順調にいくわい」

魔女っ娘3「……あんまり調子に乗らないでくれる?劣等種の人間風情が」

魔女っ娘3「あんた達人間共は、私の家族の仇なのよ。本当は今すぐここで殺してやりたいくらいよ」

魔女っ娘3「私の目的にあんたの計画が役立ちそうだから今は協力してやってるだけよ」

魔女っ娘3「世界が再び魔物と人間に別れ、争いに浸かった毎日が戻ったら、その時はあんた達人間を殺してやるからね」

モブ人間「それはこっちの台詞だ!野蛮な魔物のメスめ!犯すにも値しねえんだよ!」

魔女っ娘3「あんた、今すぐ死んでみる?私の魔法、人間を殺すくらいわけないわよ?」

魔道師「ほっほっほ、元気がええのは構わんが、今はそれらを魔王に向けるんじゃな」

魔女っ娘3「……本当に魔王を殺せるの?あの魔王が死なないと、魔物と人を再び別つのは無理よ」

魔女っ娘3「それに、認めたくないけど、あいつの実力は本物よ。ここにいる全員が一斉に襲ったところで、本気だされたら10秒も持たないわよ」
214: :2012/10/4(木) 23:06:33 ID:6xWpg1Pyas
魔道師「安心しろ。このチラシで集まったお前らがおるんじゃ。絶対にうまくいくわい」

魔女っ娘3「……私達用の特別な魔法がかかってるのよね?」

魔道師「そうじゃ。このチラシにはわしオリジナルの魔法がかかっておる」

魔女っ娘3「普通に見れば、共存の街への移住を勧める内容でしかない……そういうことよね?」

魔道師「そういうことじゃ。これには、特定の者には隠しメッセージが見えるように施しておる」

魔道師「……そう、主らのような、人間と魔物が共に在る平和を嫌う者へのメッセージじゃ」

魔女っ娘3「共存を嫌う者達へ。革命の手立てがある。人と魔物を別ちたいのであれば、共存の街に集え……私達にはこのようにしか読めないわ」

魔道師「……どんなことがあっても揺るがない、真なる憎悪を持つ者をずっと待っておった」

魔道師「一年前ではうまくいかんかったじゃろうな。魔王の言葉一つでころっと態度を変えるような連中ばかりではな」

魔女っ娘3「確かにそうね。死霊鉱山で戦った私の仲間達も、今ではほとんど共存派よ。信念も糞もあったもんじゃないわ」

魔道師「その時期にこれをやっておれば、裏切られる恐れもあった」

魔道師「だが、主らは違うじゃろう!共存へと進む世界、その一年を以てしても、変わらず憎悪を抱き続けた!」

魔道師「わしは、そういう信念のある同士を待っておったのじゃ!一つの目標の下、決して裏切らず完遂できる同士を!」
215: :2012/10/4(木) 23:07:44 ID:6xWpg1Pyas
魔道師「これなら野望も達成できるというもんじゃ。わしは嬉しく思うぞ」

魔女っ娘3「ふざけた平和を打ち崩すという野望よね」

魔道師「……そうじゃな」

魔女っ娘3「そのために、あんたの計画の全てを教えなさいよ。魔王や女勇者が嗅ぎ付けてる。そろそろやばいわよ」

魔道師「そうじゃな。わしも問い詰められて、いよいよ誤魔化すのは限界じゃと思っとったところじゃ。計画を実行に移す頃合いじゃろう」

魔女っ娘3「これだけ戦争派を集めたのはいいとして、あいつらを倒す算段はあるの?」

魔女っ娘3「魔王に側近、女勇者一行がいて、本格的な戦いになったら龍人や勇者だって加わると思うわ」

魔女っ娘3「これだけの面子を相手に、本当に私達で勝ち目があるというの?」

魔道師「そのための、あの町の魔法陣じゃよ」

魔女っ娘3「……気にはなってたわ。魔法に精通してる魔女族の私でも知らない魔法陣だもの」

魔女っ娘3「あれって何なの?発動系魔法陣みたいだけど、どういう効果があるのよ?」

魔道師「あれはな……補助魔法の魔法陣じゃよ」
216: :2012/10/4(木) 23:10:38 ID:6xWpg1Pyas
魔女っ娘3「補助!?補助魔法の発動系魔法陣っていうの!?」

魔道師「通常、補助魔法の魔法陣は持続系じゃな」

魔道師「魔法陣内にいる限り、その者の能力を上げる効果があるわけじゃ」

魔道師「しかし、その能力向上は高が知れておるし、魔法陣の中でしか効果がない」

魔道師「そこでわしは発動系の補助魔法陣を完成させた!」

魔道師「下準備も大変ではあるが、一度完成させて発動させれば、強い補助効果が永遠に続くのじゃ!」

魔道師「その力を戦争派の諸君に与えたくて、わしは皆を集めたわけじゃ!」

魔女っ娘3「……補助魔法なんかで、あの魔王に勝てるようになるの?」

魔道師「なめてもらっては困るな。わしのこの魔法陣ならそれが可能じゃ」

魔女っ娘3「……じゃあ質問を加えさせてもらうわ。それほど強力な魔法をかけて、私達は無事でいられるの?」

魔道師「……さすがは魔法に精通しておる魔女族じゃな。そこを見逃さぬとはな」
217: :2012/10/4(木) 23:11:43 ID:6xWpg1Pyas
魔道師「強力な補助魔法じゃ。強引に対象者の戦闘能力を引き上げるが、その分負担も多いでな」

魔道師「高い戦闘能力と引き換えに、体に障害が起こっても不思議ではない。最悪、死の可能性もある」

魔道師「補助魔法を覚えておいて、自分に使わぬ理由はそこにある。まあ、わしは老いぼれじゃから、強化しても大差ないっていうのもあるがな」

魔道師「だからこそ、揺るがない強い憎悪を抱きしお前たちをここに集めたのじゃ」

魔道師「……危険な物じゃからな、強制はせんよ。さあ、お前達はどうする?」

魔女っ娘3「……いいわ。やりましょう」

魔道師「おお、いいのかね?死ぬかもしれんのだぞ?」

魔女っ娘3「幸せを奪われたこの世に未練などないわ。あるのは憎悪だけ……人間との共存なんてふざけた世界を壊せるなら、命くらい惜しくないわ」

モブ人間「そうだ!魔物を追い出せるのであれば、それでいい!家族も何もかも失った俺達にあるのは、共存を壊す使命だけだ!」

魔道師「ありがとう……その答えを聞けてわしも安心したよ」

魔道師「さあ……計画を実行に移そう。人と魔物は分かりあえぬ存在……自然の摂理を今こそ取り戻すのじゃ!」

魔女っ娘3「行きましょう……ふざけた世界を壊しにね」
218: :2012/10/4(木) 23:12:41 ID:6xWpg1Pyas
魔道師「……全員地上に出たか」

魔道師「馬鹿じゃのう。利用されてるとも知らずに……」

魔道師「人や魔物が多く集まれば何でもよかったし」

魔道師「魔法陣に留めさせておく理由が簡単に作れるなら、それでよかっただけなんじゃがの」

魔道師「まあわしには関係のないことじゃな」

魔道師「急ぐか。わしの野望が叶う瞬間も、もうそこまでやってきておる……」
219: :2012/10/4(木) 23:14:41 ID:6xWpg1Pyas
今日はここまでにします。
何か陰謀の香りがする展開ですね。
陰謀の香りっつーか、もう確実に味までしてるレベルですよね。
そんな中で魔道師は味方まで欺いてるような雰囲気です。
なーんか物語が動きだしそうな感じですよね。
魔道師や戦争派、それに魔王様方はどう動いていくのでしょうか?
まて、次回って感じですね。

今回の更新のまとめです。
>>212-218
220: 1「こないだ支援に感謝するの忘れてました」:2012/10/5(金) 22:33:36 ID:6xWpg1Pyas
魔王「すぅ……すぅ……」zzz

側近「……」

女勇者「……魔王も側近も寝ちゃったか」

側近「……」オレハネテネーケドナ

「〜〜!!」「〜〜!!」

女勇者「……?何だか外が騒がしい?」

側近「何かあったみたいだな。様子を見てくるか?」

女勇者「うわ!?……側近、起きてたの?」

側近「騒がしいから今起きたんだよ」ッテコトニシトク

側近「ほら、魔王様も起きてください。早く起きないと死にますよ?」

魔王「……っ!」ジタバタ

女勇者「ちょっと、鼻も口も塞いじゃったら息出来ないじゃない!」

側近「うん」

女勇者「いや、うんって!?」

魔王「っ!っ!!」ジタバタ
221: 1「209さん、210さん、支援ありがとうございました」:2012/10/5(金) 22:35:26 ID:6xWpg1Pyas
魔王「もー!なんか苦しいなーって思って起きたらこんな展開だよ!」

側近「おかげで起きれたでしょう?」

魔王「もう少しで二度と起きれなくなるとこだったよ!まったく……女勇者ちゃんがやってたらご褒美だったのに!」

女勇者「そんな危ないことを魔王にやるなんて、私には無理だよ!」

魔王「寝起きに女勇者ちゃんの優しさが沁み渡るでえ……」ポロポロ

魔王「ところで、何で俺起こされたの?見た感じまだ夜だけど」

側近「外の様子がおかしいんです。ちょっと調べに行きましょう」

魔王「はーい。わかったー」
222: 1「遅くなってすみませんでした」:2012/10/5(金) 22:37:34 ID:6xWpg1Pyas
魔王「外に出たけど……本当に騒がしいね」

側近「そこのお前、何があったのか教えてくれ」

街人A「あ、側近様。魔王様も」

街人A「いや、なんか共存の街で何かが行われてるって話なんですよ」

街人A「何でも、こんな夜中だってのに、人と魔物がぞろぞろ集まって……」

街人A「おまけに魔道師さんも何やら魔法の準備をしてるみたいで……今度はあの街で一体何が始まるんでしょうね?」

側近「……っ!」

女勇者「これって……!」

側近「嫌な予感がする!魔王様、行きましょう!」

魔王「うん!」

女勇者「私、女戦士達を起こしてくる!」ダッ

側近「俺達は一足早く共存の街に行きますよ!」

魔王「おじいちゃん、どうか悪いことはしないで……!」
223: :2012/10/5(金) 22:39:05 ID:6xWpg1Pyas
魔道師「はああああ……っ!!」

魔女っ娘3「見れば見るほど魔法陣とは思えない大きさね。よく作ったわね……」

魔女っ娘3「この大きさなら、私達全員に補助魔法がかかるわ」

魔女っ娘3「これで……ようやくこのふざけた世界に反逆できるのね」

魔女っ娘3「お母さん、お父さん、待っててね……もう少しで世界は在るべき姿に戻るわ」

魔女っ娘3「これで人間を敵として殺せる……お母さん達の仇が取れるよ」

魔女っ娘3「たとえ私が死ぬことになっても……刺し違えてでも人間は滅ぼしてみせる……」

魔道師「……魔法陣の発動準備が整った。覚悟はいいかの?」

魔女っ娘3「覚悟は出来てるわ。反逆の狼煙を上げましょう!」
224: :2012/10/5(金) 22:40:34 ID:6xWpg1Pyas
女勇者「起きてー!皆起きてー!」ドアバーンッ

女魔法使い「っ!」ビクッ

女僧侶「きゃあ!な……何ですか、女勇者さん?起きるにはまだ早いのでは……」

女勇者「共存の街で怪しい動きがあったみたいなの!だから確認しに行かなくちゃ!」

女僧侶「っ!ついに動きが……わかりました。女魔法使いさん、女戦士さん、行きましょう!」

女戦士「んごー……」zzz

女勇者「もー!何でこいつはこう図太いの!?こうなったら!」

女戦士「……っ!」ジタバタ

女僧侶「女勇者さん、鼻も口も塞いじゃったら息出来ないですよ!」

女勇者「うん!」

女僧侶「いや、うんって!?」

女戦士「っ!っ!!」ジタバタ
225: :2012/10/5(金) 22:42:35 ID:6xWpg1Pyas
側近「……何ですか、あれは?」

魔王「とんでもない魔力の塊が共存の街の上空に浮いてる……」

側近「あんな強大な魔力は見たことありませんよ……」

魔王「俺が死ぬ気で魔力出し尽くす時くらいありそうだよね……」

側近「死ぬ気になれば、あんな量の魔力出せるんですか!?」

魔王「たぶんね。死ぬのを躊躇わずに魔力出し尽くしたらあれくらいあると思う」

側近(……そりゃ強いわけだよ)

側近「しかし……魔王様に匹敵する魔力を持つ者が、この世界で他にいるとは思えません」

側近「あの強大な魔力は一体何なんでしょう?」

魔王「……とにかく行ってみよう!話はそれからだよ!」
226: :2012/10/5(金) 22:44:31 ID:6xWpg1Pyas
今日はここまでにします。

すごい運命を感じる。今までにない何か熱い運命を。
設定・・・なんだろう被ってる確実に、着実に、今後の予定に。
怖気づくのはやめよう、とにかく最後までやってやろうじゃん。
ネットの画面の向こうには沢山の読者がいる。決して一人じゃない。
信じよう。そして俺は書こう。
正直ドキドキしてきたけど、絶対にお腹痛くなるなよ。

今の俺の気持ちです。
どういう意味かは明日くらいに明らかになると思います。
……大丈夫とは思うんですけど、実はまだ読んではいないし、何とも言えないです。

今回の更新のまとめです。
>>220-225
227: 名無しさん@読者の声:2012/10/5(金) 23:15:48 ID:5DhxIxj3Ng
気になるお気になるお

CCCC

これで女勇者はいただいていく
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sage:


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うpろだ
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