同僚女「うちから、ウォリアー取っちゃダメだよ」
前回の記事 同僚女「やっぱり二人っきりになっちゃったね」
Part6
813 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 04:49:39.35 ID:WIVkXIxWP
――5/28、火曜日 14:00 神楽坂作業室
女「……おっけ。いいよー、このまま進めて」
新人女「……。ん」
新人女:カタカタカタ
C男「了解」
女「えーっと……。ふぅ」
女:カタカタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカタ
新人女「……大丈夫ですか? 女さん」
女「へ? なんで?」
女:カタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカタ
新人女「いえ。体調」
女「へいきへいき。うち、ウォリアだもん」
新人女「でも、顔色悪いです」
815 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 04:57:06.75 ID:WIVkXIxWP
女「まぁ、時期がね。忙しいから体力はきついけどね」
新人女「はい」
C男「――」
女:カタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
女「笑えているうちは平気」
新人女「?」
女:カタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
女「いやね。人間、忙しいから気持ちが折れるんじゃないよね。
笑えないから、気持ちが折れるんだよ。
だから、忙しくても笑うんよ。そうすれば、平気」
新人女「――」
C男「サボりマネジは捨てよう」
女:カタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
女「男はクライアント回ってる。締め切り交渉含めて。
うちらには出来ない仕事してるんだよ」
819 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 05:10:44.61 ID:WIVkXIxWP
新人女「……」にこっ
C男「!?」
女「うん、そうだよっ。わ、新人女ちゃんは反則だなっ。
その微笑みで何人犠牲者にしてきたことか」
新人女「……こんなの役に立たないですよ」
女:カタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
女「そうなん?」
新人女「欲しくないものが増えて、
欲しいものとは交換できないです」
女「いや、それも大概リア充な意見だと思うけど」
新人女「……すみません」
女:カタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
女「ね、C男も可愛いと思うよね」
C男「戦場豚はかわいさを捨てる」
822 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 05:16:42.88 ID:WIVkXIxWP
新人女「ほら」
女「そこは空気を読め、C男っ!」べきっ
C男「……かわ、いい」
女:カタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
女「――わらにでもすがるって言うかさ。なんにも
出来ないときは、せめて笑うくらいしないと。
それくらいしか身内にしてやれない時ってのもね。
あったりしちゃう困った業界なんだな」
新人女「……」
女:カタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
C男「……そうだ」ニカッ
女「あんたは笑わないでいいや。けふんっ」
新人女「……」
825 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 05:23:03.86 ID:WIVkXIxWP
――5/29、水曜日 9:00 神楽坂作業室
ピロリ
C男「メール着信」
女「あー。うちだ。仕事のにはアラーム設定してある」
女:カタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
新人女「男さんでしょうか? でも今日は直行で蕨って
行ってましたよね」
女「なんか訂正じゃないのかなー? んーっと」
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
女「……」
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
女「……っ」
新人女「どうされました?」
…ざわ……ざわ
支援
829 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 05:30:06.10 ID:WIVkXIxWP
C男:カタカタカタカタ
女「ん」
新人女「……」
C男:カタカタカタカタ
女「仕様漏れ。……設計前でトラブってる」
C男:ぴたり
新人女「よく判りません」
C男「……いつの? 何件?」
女「池袋が持ってた仕事。もうほとんど終わらせてた。
件数は10万以上。ってか、データ構造に手をつけて
リテイクだ」
新人女「……?」
C男「――捨てよう。捨てる。いや捨てさせる」
新人女「……??」
女「後ろから撃たれるんか……。あはは」
834 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 05:45:45.80 ID:WIVkXIxWP
――5/29、水曜日 13:00 神楽坂作業室
男「ん。概要はわかった。で、電話は誰から?」
女「部長」
男「ほいほい、ま。仕事してて」
女:カタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
男「もしもし? はい。神楽坂です。はい、お疲れ様です。
部長いますか? はい、おねがいします」
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
女「……」すとん
女:カタカタカタカタカタ
男「はい。話の概要を聞きました。――はい? はい。
ふむ。はい。……そうです。はい。
――要件定義ですよね? それは」
男「ふむふむ。うちに降りてきている書類では、
前回のデータ構造ですよ。
いえ、僕はそのクライアントとはお会いしてないんです」
C男「ボクを捨てよう」
838 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 05:54:53.21 ID:WIVkXIxWP
男「管理部の人間は呼ばれていませんよ。え? ああ。
池袋班が? なるほど……。はい」
女「……っ」
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
男「そうなりますね。……いえ、お受けできないです。
体力? ……は、まぁ、はい。相当きついですが。
それは今回のボトルネックではないですよ。
はい、はい……」
男「いえ、そうではないです。
ただし、このリテイクの作業を行うとなると、現在業務に
手をつけている7社分はすべて期限内の実行が
不可能となります。体力よりも、すでに物理的な
実時間レベルの問題になっていますから……。はい」
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
男「もちろんです、はい。……そうなりますね。
池袋班? ……池袋班は、実働体制にないですよね。
人数補充の予定は先週でしたが……。いえ、聞いていません。
はい。……そうですか」
841 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 06:00:42.80 ID:WIVkXIxWP
男「いえ。そうですね。……では直接伺ってみます」
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
男「そう言う訳にも行きませんよ。
あははは……はい、仕事ですから。
えっと、その足で開発に回って、時間があったら
そちらにお邪魔しても良いですか?」
女「……っ」
新人女:カタカタカタ
C男:カタカタカタカタ
男「いえいえ。では、そうですね。はい。
17:00過ぎにはお伺いできると思います」
新人女「……」 C男「……」
女「あんな。……どうやった?」
男「やっぱ出向いて聞かないと判らないかな。
――やだなぁ。
そう思い詰めた顔しないで。先輩らしくもない。あはは」
男「こんな逆境今までいくらでもあったでしょ?
話聞いてきますから」
847 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 06:07:36.05 ID:WIVkXIxWP
おっし、ここまででっ!
あと7分だからこれ以上の投下は危険(T∇T)
続きはパー速にでもスレもらってやろうかと思います。
dionにやられたとはいえ、こんなに長くなるとは。
女僧侶の時以来だよ。
短くて格好良いの書けるようになりてぇなぁ-。
建てたら
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1224960080/l50
にでも告知します-。
みんなにママレードサンドの幸あれ!!
848 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 06:08:26.74 ID:PgNhFIMp0
おつー
続きの記事 同僚女「信用したいって云うたら嫌いになる?」
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