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しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」

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Part34
606 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 19:35:47.79 ID:gKH7a9Ln0
しんのすけ「カザマくん! ファイヤーッ!」
フクスロー『行くぞっ!』
カザマがZパワーを周囲へ放出すると、次々と花が咲き乱れていく! そして日光がヌルに照射され、どんどん威力を増していく!
パァァァッ!!
ドゴォォォン!!
ヌル「オォォォォォッ!」
ドサッ ゴロゴロ
グラジオ「ヌル!」ダッ
ヌル「オォォ……」ブルブル
グラジオ「……!」
グラジオ「……なにしてやがるんだ、オレ。怒りに身を任せて、お前に余計な傷を負わせてしまったな」
グラジオ「……すまない、ヌル」
ヌル「グゥゥ……」

607 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 19:37:00.56 ID:gKH7a9Ln0
グラジオ「……しんのすけも、感情に任せて意味のない勝負に付き合わせて悪かったな」
しんのすけ「どってことないゾ」
ロトム図鑑「ふっ、怒りに任せて戦うなど、まだまだ二流だな」
ジュナイパー『なんでお前が偉そうに言うんだよ』
グラジオ「……だが! 前にも言ったはずだ。コスモッグは、アローラに災厄を招きかねない……取り戻さねばならない! この島の乗船所に来い!」
グラジオ「……ついてくるか?」
しんのすけ「いいよーリーリエちゃんとほしぐもちゃんを連れて帰るのは慣れてますから」
ハウ「……おれ、もう少しここにいる。もうちょっと、考えたいのー」
グラジオ「そうか、じゃあ行くぞ」ダッ

608 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 19:37:44.94 ID:gKH7a9Ln0
アセロラ「……しんちゃん、今度はリーリエちゃんを助けに行くんだよね?」
しんちゃん「まぁね、せっかくみんなで晩ご飯作ろうとしてたのに、ごめんね」
アセロラ「気にしないで! リーリエちゃんを助けたら、またみんなでここに来ればいいだけだから!」
しんのすけ「じゃ、リーリエちゃんのお助けにいってきまーす! ハウくんのことよろしくねー」ビシッ
アセロラ「うんっ、気をつけてね。隊長!」ビシッ
しんのすけ「あ、そーだ。カザマくん。とーちゃんからもらったわざマシンがあったんだ。使う?」
ジュナイパー『今更かよ! それで、どんな技なんだ……?』

609 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 19:38:53.59 ID:gKH7a9Ln0
マリエタウン 乗船所
しんのすけ「あー腹減った。もらったマサラダ食べよっと」ムシャムシャ
グラジオ「フッ……ハウも待つよな?」
しんのすけ「たぶん来るんじゃない?」
グラジオ「そうだな……あいつはおもしろいよな。しまキングという、偉大な祖父と向きあっている。……オレにはできないことだ」
しんのすけ「クジラくんも島巡り?」
グラジオ「いや……」
しんのすけ「どうして? スケスケおパンツ団に入っちゃったから?」
グラジオ「違う、オレの場合はそもそも親がそれを許してくれなかったからだ。かといって、そのときは島巡りに憧れる余裕もなかったが」
しんのすけ「ふうん」
グラジオ「オレからもひとつ聞きたい。お前とハウはリーリエと一緒にいたのか?」
しんのすけ「うん」
グラジオ「リーリエは……オマエ達と一緒にいてどんな様子だった?」

610 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 19:39:50.92 ID:gKH7a9Ln0
しんのすけ「えー? そりゃ、リーリエちゃんにはずーっと振り回されてばっかでさー、道には迷うし、すぐスケスケおパンツ団に絡まれるし、人を待たせてすぐムダな買い物するし、ケツだけ星人もインドぞうさんも勝手に禁止にしようとするし、オラがいないとホントだめな人なんだから」
ロトム図鑑「人を散々振り回しているからな、あいつは」
しんのすけ「うんうん。家族の顔が見てみたいもんですなぁ」
グラジオ「フッ……そうか」
しんのすけ「そだ、クジラくんってなんでリーリエちゃんのこと知ってたの? 恋人?」
グラジオ「まさか。あいつはオレの……」
ザッザッ
クチナシ「…………」
グラジオ「……クチナシさん!?」
しんのすけ「おおっ、幸薄そうなおじさん!」
クチナシ「……スカル団も、ポータウンで好き勝手してるだけなら、どうでもいいんだけどなあ」


611 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 19:41:10.70 ID:gKH7a9Ln0
クチナシ「坊主。おじさん、しまキングなのよ。だから、相手しなよ。島巡りチャンピオンになるための経験ってのやるからよ」
しんのすけ「えっ? これって大試練?」
グラジオ「……そういうことになるな」
しんのすけ「なんか他の島と比べると地味ィー」
ロトム図鑑「それに胡散臭い」
クチナシ「で、やるのかい? やらないのかい?」
しんのすけ「んーしょーがないなぁ」スッ
クチナシ「……ま、軽くね」スッ
しまキングの クチナシが
勝負を しかけてきた!
クチナシ「行こうか、ヤミラミ」ヒョイッ
ヤミラミ「ヤァミィィ!」ポンッ
しんのすけ「ボーちゃん、レッツラゴー!」
ミミッキュ『ボッ!』ポンッ

612 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 19:47:16.15 ID:gKH7a9Ln0
クチナシ「ミミッキュか……。ヤミラミ、シャドーボール」
ヤミラミ「ヤミッ!」ブンッ
ミミッキュ『ボーッ!』ピカー!
ヤミラミの放ったシャドーボールが、ボーちゃんに直撃するより前に、現れた光の壁に阻まれる。だが……
ヤミラミ「ヤミィィ!」ズズズ
しんのすけ「おわっ、影から出てきた!」
グラジオ「かげうちか……!」
ブンッ!
ミミッキュ『ボッ!?』カクン
クチナシ「これでばけのかわは剥がしたね」
ミミッキュ『せいっ!』ボウッボウッ
クチナシ「おにびか。それを喰らうのはまずいね。パワージェムで応戦しな」
ヤミラミ「ヤミッ!」
宝石のように煌く光がヤミラミの周囲から発射され、次々とおにびをかき消していく。しかし、その合間を縫うように、ボーちゃんがヤミラミに急接近する!

613 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 19:48:48.96 ID:gKH7a9Ln0
ザザザザッ!!
ミミッキュ『抱っこ』バッ
ヤミラミ「ヤミッ?!」ドカッ
ポカポカドカドカ!
ヤミィィィ!
しんのすけ「……なにやってんの、ボーちゃん」
グラジオ「あれはじゃれつくだ。自分のポケモンの技くらい把握しろ……!」
しんのすけ「いやぁ、そんなに褒めちぎってもなんも出ないって~」
クチナシ「褒めてねぇと思うぞ。ヤミラミ、シャドーボールで迎撃だ」
ヤミラミ「ヤ、ヤミッ!」ギュオオオッ
ミミッキュ『ボッ?!』ドンッ!
しんのすけ「ボーちゃん!」
クチナシ「そんな密着した距離で打たれちゃ、光の壁もあまり意味はねぇだろ」
ミミッキュ『……出来る』ゼイゼイ
ヤミラミ「ヤミィ……」ゼイゼイ
クチナシ(とはいえ、やっこさんもヤミラミも、互いに馬鹿にならないダメージを負ったな。次でどっちかが倒れるね)

614 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 19:49:55.54 ID:gKH7a9Ln0
クチナシ「ヤミラミ、シャドークロー」
ヤミラミ「ヤミッ!」ダッ
ミミッキュ『ボ!』ジャキンッ!
ヤミラミ「ヤミィィィィッ!」ブンッ
ミミッキュ『ボーッ!』ブンッ
ザ ク ッ !
ミミッキュ「…………」
ヤミラミ「…………」
しんのすけ「…………」
クチナシ「…………」

615 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 19:51:16.40 ID:gKH7a9Ln0
ヤミラミ「ヤミ……」ドサッ
ミミッキュ『無念』ドサッ
グラジオ「引き分けか……!」
ロトム図鑑「フッ、どちらも大したことないぜ」
クチナシ「じゃ、仕切り直しと行こうかね」スッ
しんのすけ「ほい」スッ
クチナシ「出な、ワルビル」ヒョイッ
ワルビル「ワルワール!」ポンッ
しんのすけ「マサオくん、レッツラゴー!」ヒョイッ
ヨワシ(群)『おうよ、行くぜぃ!』ポンッ
グラジオ「これは、群れたヨワシか……?」
クチナシ(今度は群れたヨワシか。まいったね、こりゃ)

616 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 19:52:34.07 ID:gKH7a9Ln0
クチナシ「ワルビル、ヨワシに威張りな」
ワルビル「ワルルッ!」ピョンッ
ヨワシ『あん?』
ワルビル「ワルワル! ワルルルッ」
ヨワシ『ンだとてめぇ!』ブチッ
しんのすけ「なに言われたの?」
ヨワシ『ぶっ飛ばしてやらあ! オラッ』ブッシューッ!
ワルビル「ワルッ」ヒョイッ
ヨワシ『避けてんじゃねー! オレ様が一番ってところを見せてやるっ!』ブシュッ! ブシュッ!
ワルビル「ワルッ! ワルッ!」サッ サッ
グラジオ「凄まじい威力だ……!」
クチナシ「でも、当たんなきゃ意味ないんだよ」
しんのすけ「ダメじゃん、マサオくん」
ロトム図鑑「またお刺身コー……ブヘッ!」(※マサオの放ったみずでっぽうの流れ弾が当たった)

617 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 19:58:42.51 ID:gKH7a9Ln0
クチナシ「それじゃあ仕上げかね。すなじごくに閉じ込めちまいな」
ワルビル「ワルーッ!!」ズオォォォォ!
ワルビルの口から吐き出されたおびただしい数の砂粒が渦巻いてすっぽりと覆われていく!
ヨワシ『な、なんじゃこりゃ!? 目が回る!』ズザザザザッ!!
しんのすけ「すげー」
グラジオ「マズイな、ヨワシの群れがどんどん散っていく……!」
ヨワシ(単)『ひいいいーっ!』グルグルグル
クチナシ「ワルビル、かみついてとどめ刺しちまいな」
ワルビル「ワルッ!!」ダッ
ガプッ!
ヨワシ『ひいい~っ! 痛いよ痛いよ~っ!』ジタバタジタバタ
ワルビル「ペッ」
ヨワシ『痛いよぉ……グスン、グスン』ドサッ
グラジオ(タイプ相性上不利なヨワシをこうもいなすとは……改めてクチナシさんは恐ろしい人だ)
クチナシ「さ、そいつは戦えないみたいだし、次出しなよ」

618 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 20:09:00.79 ID:gKH7a9Ln0
しんのすけ「ぬぬぬ……ネネちゃん、レッツラゴーッ!」ヒョイッ
ヌイコグマ『まったく、最近マサオくんだらしないわね! ネネが相手よ!』ポンッ
クチナシ「ワルビル、もう一度、相手に威張りな」
ワルビル「ワルワル! ワルルルッ」
ヌイコグマ『え?』
ワルビル「ワル! ワルルワルッ!」
ヌイコグマ『なんですってぇぇぇ!』ビキッ
しんのすけ「だからなに言われたの……?」
ヌイコグマ『うがーっ!』ドスドスドスッ
クチナシ「ワルビル、穴を掘って逃げな」
ワルビル「ワルッ」
ザクザクザクッ

619 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 20:09:46.46 ID:gKH7a9Ln0
ヌイコグマ『逃げてんじゃないわよ!』
ヌイコグマ『うおりゃああああっ!』ブンッ
ズ ズ ン ッ !
ワルビル「ワルビッ!?」メキッ
しんのすけ「おおっ、地面がゆれた!」
グラジオ「今のは『じしん』か?!」
ヌイコグマ『みぃつけた……!』ニィッ
ワルビル「ワ、ワルッ?」ビクッ
ヌイコグマ『よくもあたしにイモおんなって言ったわね! 許せない!』ブンッ
ワルビル「ワルワルッ!?」
ド ズ ム !
ワルビル「ワ、ワルッ……」ピクピクッ
クチナシ「ん……いばるが裏目に出ちまったね」
クチナシ(今のアームハンマーか。アレが使えるってことは、あのヌイコグマの嬢ちゃん、もう進化してもおかしくないってところか)

620 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 20:10:45.18 ID:gKH7a9Ln0
しんのすけ「いもおんな?」
ロトム図鑑「説明してやる。イモとはつまり、田舎のことだ。ワルビルはネネに田舎者と言ったのだ」
しんのすけ「ほうほう」
クチナシ「やれやれ、おじさんのポケモン、あっという間に最後の1匹になっちまったね」
クチナシ「頼むぞ、ペルシアン」ヒョイッ
アローラペルシアン「ニャーゴ!」ポンッ
ヌイコグマ『あームシャクシャする! あんた倒せば終わりでしょ?』ダッ
クチナシ「ペルシアン、躱してかみくだく」
ヌイコグマ『おらっ!』ブンッ
ヌイコグマがアームハンマーを繰り出した瞬間、ペルシアンの姿が消えていた。気が付くとネネの横に回り込み、その大きな口を開けていた!

621 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 20:12:40.06 ID:gKH7a9Ln0
ペルシアン「フシャアアアアッ!」
ガブッ
ヌイコグマ『いっだあ゛あ゛あ゛いっ! なにすんのよっ!』ブンブン
クチナシ「一旦離れて、辻斬りをするんだ」
ペルシアン「シャッ!」バッ
クチナシの命令通り、ペルシアンはネネと距離を取ると、爪を立てながら一気に跳躍してきた!
ペルシアン「フシャァッ!」
ザクッ!
ヌイコグマ『うあっ!』
クチナシ「もう一度、辻斬り」
ペルシアン「フシャッ!」
ザクッ!
ヌイコグマ『いッ!』

622 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/08(木) 20:13:46.34 ID:gKH7a9Ln0
しんのすけ「やられっぱなしじゃん。なんで反撃しないの? がまんしてるから?」
ヌイコグマ『したいけど……疲れて身体が思うように動かないのよ』
クチナシ「坊主。お前さん命令しないからどんな技なのかよくわからないけどね、あれがおじさんの見立て通りアームハンマーだったら、そのヌイコグマは反動で動きが鈍くなってるのよ。なにせ相当スタミナを使うからね」
しんのすけ「おぉ……」
クチナシ「そろそろ、終わらせるとするか。パワージェム」
ペルシアン「シャーッ!」
ペルシアンの周りに現れた光が、次々とネネに襲いかかる。しかしネネも負けじと、攻撃を耐えながらペルシアンに向けて走り出す。
ヌイコグマ『うおりゃああっ!』ブンッ
ペルシアン『シャッ!?』
ドゴォッ

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