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ディオ「そんな貴様が嫌いだったよ」

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Part5
134 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/05(金) 17:41:04 ID:QsuX/h8w
ジョナサン「………僕を殴ってくれるか?ジョセフ」
ジョセフ「ああッ!じいちゃんが泣くまで殴ってやるぜ!!スッゲームカつくから!DIOに体を奪われたじいちゃんを助けたいから!殴ってやるぜッ!」
ジョナサン「……ありがとう、ジョセフ。僕は…救われる。君の、君達のおかげで救われる……」
ジョセフ「……あっ。でも~」
ジョナサン「?」
ジョセフ「………エリナばあちゃんには内緒にしてくれよ、じいちゃん。殴ったことを知られたら、エリナばあちゃん…スッゲー怒るよ、きっと」
ジョナサン「………」クスクス
ジョナサン「それは約束できないな」
ジョセフ「んげッ!!」
ジョナサン「エリナは怒ったらすごく怖い。それは誰よりも、君よりも……僕が一番知っている。覚悟を決めるんだな、ジョセフ」
ジョセフ「オー!マイ!!ガーッ!!!ごちそうさまだぜッじいちゃん~!」
ジョナサン「…もっと話していたいな。けれど残念ながら時間だ。……承太郎達が危ない。守るんだ、彼らを。君が!」

135 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/05(金) 19:08:07 ID:d.yZI0k.
おーいおいおいおい...(泣)

136 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/05(金) 21:02:39 ID:7F9OwwlI
スージーQと一緒にいられなくなる波紋なんて!
ってのがいいな

137 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 00:27:40 ID:8FOLCWGU
ありがとうございます。
>>136まあ浮気はするんですがねw

138 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 00:29:03 ID:8FOLCWGU
・・・
ポルナレフ「くたばりやがれッ!!DIOォォォォッッ!!」
承太郎「(ポルナレフ!!)」
DIO「……フン。やはりポルナレフか。しかし…このDIOを暗殺することはできん…このDIOには"世界"が!"ザ・ワールド"がある!!貴様らの攻撃など無駄なのだ!フハハハハハ!無駄無駄無駄無駄ァァッッッ」
承太郎「(なんてこった…ポルナレフがやられる…このままじゃ……なんとかしなければ……)」
ジョナサン『………僕が君達を守る……』
・・・
承太郎「おらぁッ!!」
DIO「なにィィィ!!時よ止まれ!ザ・ワールド!!」
バグォォン!


139 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 00:30:05 ID:8FOLCWGU
DIO「うぐっ!」
承太郎「苦労したんだ…てめーが時を止めようがこのまま頭を打ち抜かせてもらうぜ……DIO!!」
ジョセフ『………俺がお前達を守る……』
・・・
DIO「ぐぐっぐぐぐぐ!あの場所へ!あの場所へ……!」
承太郎「ここは満員だ……逃げることは……できねーぜ……」
DIO「!!」
承太郎「諦めるんだな、DIO」
ジョナサン&ジョセフ『僕達が!俺達が!!君を!お前を!! ーー 守ってみせるッ!!』
承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァーッ!!」ドバドバドバドバ
グショアアアーッ!!
DIO「ブァガッ!! …かかったな!承太郎ッ!これが我が『逃走経路』だ…貴様はこのDIOとの知恵比べに負けたのだッ!……」

140 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 00:31:08 ID:8FOLCWGU
承太郎「………こ…この通りは……ま…まさか…」
DIO「そうだ、ジョセフ・ジョースターの血を吸うための『逃走経路』だ!」
承太郎「てめ…え、……DIO!」
ドドドドド
・・・
君は…死なない……
お前は死なない…
何故なら僕達が
俺達が
ーー 守ってみせるからだ!!
・・・
DIO「なじむ。実に!なじむぞ!フハハハハ!フフフフフハフハフハハハハハハ!!」ボリボリブシュブシュ
DIO「フハハハハハハハ!!!」
承太郎「じ… じじい」ドドドドド

141 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 00:33:19 ID:8FOLCWGU
承太郎「………、…ッ……?」
ゴゴゴゴゴ
承太郎「な…んだ……?幻…覚か」
DIO「おい、どこを見ている?承太郎」
DIO「フフハハハ……」
ジョセフ「ーー お前は次に『残りの血も全て吸い取ってやる』と言う」
DIO「どれ、ジョセフの残りの血も全て吸い取ってや………ハッ!?」
ジョセフ「クラッカー・ヴォレイッ!!」バギィッ!
DIO「ガッ!!?」
ジョセフ「……は、今は持ってないから、ハーミット・パープルを団子状に束ねて、ぶつけたのよん。目覚ましには丁度良い刺激だろ?」
承太郎「……誰だ?てめー」
ジョセフ「おいおい、いくら若返ったとはいえ、わからなくなるか?フツー。この甘~いマスクとセクシーな唇は幾つになっても健在じゃんッ」
DIO「まさか!ジョセフ・ジョースター!?」
ジョセフ「イッエース!!正義のヒーローは遅れてやってくるものだぜッ!」

142 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 00:35:27 ID:8FOLCWGU
DIO「……ッ一体、何が起きたんた………ハッ!?…そうか…ジョジョ……貴様かッ!!」
DIO「フ……フフフ………そうか、そうか。もう消滅したのかと思った。ジョセフの血を吸い、ボディが完全になじんだからかと思った。……だが、それは違う!忌々しいジョースター家の血統とやらが!引き会わせたか!!貴様らをッ!」
DIO「……フフ……良かったじゃないか、ジョジョ」
DIO「それは俺から貴様に贈る手向け。塩だ。……忌々しい…ジョースター家の血統………ジョナサン・ジョースター!ジョセフ・ジョースター!!空条承太郎!!!」
DIO「貴様らは!このDIOが始末する!跡形もなく!根こそぎに!!始末してやるぞォォォォジョースターァァァッッ!!」
ジョナサン「…長く続いた因縁……それも今日で終わりにしよう!ディオ!!」
ジョセフ「かかってらっしゃいッ、DIOちゃ~ん!踏み潰してやるぜ、犬のクソみてーになッ」
承太郎「やれやれだぜ」

143 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 00:37:46 ID:8FOLCWGU
ジョセフ(ジョナサン)「ディオの首から下は僕の体!一体化し続けた事で波紋が効きづらくなっている、気化冷凍法でガードするタイミングを知っているんだ」
ジョセフ(ジョナサン)「生半可な波紋じゃダメだ!ぬるい波紋じゃ効果がない!!気合いを入れろ!」
ジョセフ「ったく、じいちゃんのいらん事しいめッ」コオオオオ
ジョセフ「おおおお!!波紋疾走ッッ!!」ドガァッ
DIO「無駄無駄無駄無駄!!!」バチィッ
承太郎「スター・プラチナッッ!!」
DIO「無駄と言うのがわからんかァァッッッ!!ザ・ワールド!!」グオオン!!
承太郎「 」
ジョセフ「 」
DIO「WRYYYYYYYーッッ!!このDIOこそが!無敵ィィィィ!!」
承太郎「ーーー ッ!!」バッ

144 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 00:39:16 ID:8FOLCWGU
承太郎「オラオラオラァッ!!」
DIO「無駄ァッ!!承太郎!例え貴様が時の世界に入門を果たせたとしても!!この俺に追いつくなど不可能!!」
承太郎「………ッ!!」
スタープラチナ「オラァァァ!!!」グワッシィィーン
ギャバッ!!
DIO「ウグッ!?拳を…砕かれたか……しかしッ!!7秒経過!まだだ!まだまだ止められる!!このDIOは最強にして最高!!フハハハハ実に!実に清々しいッ歌でもひとつ歌いたいようなイイ気分だ~フハハハハハハ!!!」
承太郎「(や…野郎…!)」
DIO「WRYYAAAAA!!」ドンドンドン!!
承太郎「うぐっう!?」
DIO「9秒経過……時を止めていられるのは、今は9秒が限界か…時は動き出す!!」

145 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 00:40:47 ID:8FOLCWGU
ドッゴォォーンン!!
ジョセフ「ーー ハッ!じ、承太郎ッ!!」
ジョセフ(ジョナサン)「ディオのザ・ワールドだ!時が止まっていたんだ!承太郎ォォ!!ハーミット・パープル!!」バシュッ
承太郎「ぐ、ぅ……!」
ジョセフ「承太郎!大丈夫か!?」
承太郎「ハァハァ……な…んとかな……しかし…やはり厄介だな…俺も……2秒程度だが…時を止められるようになった……花京院がくれたヒントを見て……、ッ、DIOと同じタイプのスタンド、スタープラチナは時を止められるように……」
ジョセフ(ジョナサン)「2秒も!……しかし…問題はタイミング。承太郎の使える2秒をどこで放つか、いつ使うか、作らなくては…タイミングを…」
ジョセフ「っていうかDIOはどこに行きやがったんだ?まさか逃げ出したり……は、しないよね~そーしてくれても俺的には全然イイんだけどさ」

146 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 00:42:48 ID:8FOLCWGU
DIO「………」
DIO「ジョナサン…ジョセフ……承太郎!!忌々しいジョースター家の血統…このDIOにまとわりつく貴様らを…まとめて……潰す!!」
承太郎「!!」
ジョセフ「げえッ!?」
DIO「ロードローラーだッ!」
ジョセフ(ジョナサン)「ハーミット・パープル!!!」ドシュドシュドシュ!!
承太郎「!! じじいのじじい!ハーミット・パープルを…網の目状にして……」
ジョセフ(ジョナサン)「ハーミット・パープルの盾でガードするッ!!」
ジョセフ「ッてェ、簡単に言ってくれるけどさーッ、ロードローラーが何トンあると思ってんだよッDIOォォ!!コノヤローッ絶ッ対に!泣かしてやるからな~!!」プルプル
承太郎「スタープラチナ!!オラオラオラオラオラァァァッ」ガンガンガンドゴドゴ!!!
DIO「もう遅い!!脱出不可能よッ!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーッッ」ガンガンガンガン!!!

147 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 00:44:47 ID:8FOLCWGU
DIO「ウリイイヤアアアアーッ!!ぶっ潰れよーッ!!!」
グッシャァァァ!!!
DIO「………」
DIO「やった……」
DIO「終わったのだ!!ジョースター家の血統は!今ここに!全て潰された!!」
DIO「フハハハハハハ!!これで何者もこのDIOを超える者はいないことが証明された!とるにたらぬ人間どもよ!支配してやるぞ!」
DIO「不死身ッ不老不死ッッ最強のスタンド、ザ・ワールドのパワーで!フハハハハハハ!!止まれ!時よ!!」ドゥン!!
DIO「フフフハハハハ……ん、………ぐ?」
DIO「なん…だ……?体の動きが…鈍いぞ……?いや、ち…違う…う、動けん!バカな!!体が動かん!?」
承太郎「…俺が時を止めたんだ…DIO」
DIO「!!」
承太郎「じじいと…じじいのじじいがくれた"タイミング"……やれやれだぜ、無駄にせず使えたようだ…じじい達は時の世界に入れない、止まっているがな…」

148 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/06(土) 00:48:28 ID:q72G3Ddo
若ジョセフぅ~!

149 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/06(土) 09:01:34 ID:7ls89Eu6
やっぱりジョセフと言えば「お前は次に~と言う」だな

150 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 12:46:49 ID:8FOLCWGU
3部格ゲーの若ジョセフはすごく良かったと思います

151 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 12:47:51 ID:8FOLCWGU
承太郎「俺が止められるのは、たったの2秒だ…だがてめーをやるのにッ!1秒もかからねーぜッ!」
DIO「じょ……承太郎ッ!!」
承太郎「オラァァッ!!」ブァギィィッ!!
DIO「ウグゥッ!!」
承太郎「……時は動き始めた」
ジョセフ「ーー ッッ!!」
ジョセフ(ジョナサン)「発動したのか!承太郎のスタープラチナ・ザ・ワールド!」
承太郎「…今、砕いたDIOの脚が……治癒するのに何秒かかる?3秒か?4秒か?」
承太郎「俺自身の心に後味よくねえものを残さぬように!ジョースター家とDIOの因縁を断ち切るために!!」
承太郎「じじい共ッ!!DIOの治癒完了と同時に叩き込むぜ!!DIO!かかってきな!!」
DIO「グッ……!ク……ッ!!」
DIO「ジョースター…ァァァ…!!なめるなよ…このDIOをなめるな……このDIOは…不死身!全ての頂点に立つ……君臨者だ……」

152 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 12:48:45 ID:8FOLCWGU
ジョセフ(ジョナサン)「ぬるい波紋じゃあダメだ……燃える程熱い波紋じゃなければ…太陽のように、燃える、熱い波紋!!」コオオオオ
ジョセフ「血潮よりも濃く!赤石よりも赤い!!心が震える波紋!煮えたぎるほどの波紋!!」コオオオオ
承太郎「それを早く!!星の流れよりも素早く!!精密に!正確に!!DIO!てめーに叩き込む!!」ドドドドド
DIO「このDIOをなめるなァァァァーーーッッ!!ジョースターァァァァ!!!」
ジョナサン・ジョセフ・承太郎「うおおおおお!!!食らえッDIO!!スタープラチナ・オーバードライブ!!!」ドグァシャン!!
DIO「………フ……」
ビシ! ビシ! ビシ!
DIO「!! なっ…!!ボディが!俺自身が!砕けるッ!!?」
バギィアァァッ!!
DIO「うぐおおおああああ!?なああにィィイイイ!!バカな!こ…このDIOが…!このDIOがァァァァァァァ」ボゴン! ボゴン!

153 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 12:50:47 ID:8FOLCWGU
ジョセフ(ジョナサン)「………ディオ……僕は…出会った頃から、君のことが嫌いだった。大嫌いだった。君と比べられることがイヤだった…酷く辛かった」
ジョセフ(ジョナサン)「…君によって、何度も、何度も、大切なものが…大切な人達が奪われて……それが、百年。君のことは!嫌いだ、すごく!すごくッ!」
ジョセフ(ジョナサン)「けれど、ディオ!!僕は…僕は、君と友達になりたかったよッ!仲良くしたかった!!ディオ!!」
DIO「………」ビシビシビシ


154 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 12:51:57 ID:8FOLCWGU
DIO「………腑抜けの…間抜けの、腰抜けジョナサンめ。甘ったれで軟弱で……バカな貴様が嫌いだった。苦労のひとつも知らない、ぬるま湯に浸かってぬくぬく生活し、生きる貴様が……そんな貴様が………嫌いだったよ」
DIO「………ジョースター…家など、このDIOの、…ディオの……踏み台だ!利用し、糧とし、俺は成り上がる!!ただの金持ちなんかじゃあない、人間を辞め!不老不死となり!!全ての頂点に立つ!!」
ジョセフ(ジョナサン)「………ディオ…!!君はまだ……そんなことを…ッ…!」
ディオ「…勘…違い……するなよ、…ジョジョ……貴様は……お人好しで…おめでたい頭の持ち主だからな……」
ディオ「お…れは……貴様、が………嫌いだ…今現在も…未来…永劫………大嫌いだ」
ジョセフ(ジョナサン)「………」
ディオ「………」
ディオ「………………フン」ニヤリ
バグォォォンン!!!

155 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 14:31:47 ID:8FOLCWGU
承太郎「………」
ジョセフ「………終わったな…」
ジョセフ(ジョナサン)「…このまま朝日を待てば、ディオの体は塵となる」
承太郎「……DIOの敗因は…たったひとつだ。たったひとつの…シンプルな答えだ」
ジョセフ「それは?それは?」
承太郎「………フッ」
ーー てめーは"俺ら"を怒らせた。

156 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 14:32:47 ID:8FOLCWGU
ジョセフ(ジョナサン)「…さて…僕もそろそろいかなくちゃな」
承太郎「………」
ジョセフ「えっ!?も、もう?そんな、もうちょっといてもいいんだぜ、じいちゃん!体ならいくらでも貸すしさ!その、ほらっ…」
ジョセフ「じいちゃんだって、もっと話していたいって言ってたじゃん!それにまだ飯も食ってねーしッ!殴りあったあとは飯なんだよ!俺、旨いパスタを出す店知ってっから!だから!」
ジョセフ(ジョナサン)「…ありがとう。でも無理だよ、自分の体じゃなきゃ、長くはいられない。正直、今だってギリギリの縁にいるんだ。僕を繋ぐ波紋が消えかけている」
ジョセフ「……か…覚悟はしたさ……覚悟はした…けどさ!やっぱりツラいじゃねーか!最期の形見が波紋なんて!消えちまう波紋なんて!!」
ジョセフ「じいちゃんのバカヤロー!!俺に二度もやらせやがって!波紋なんかもうまっぴらごめんだッ!それこそ二度と使ってやらねーぜ!!」
承太郎「………じじい。そこまでにしておけ。じじいのじじいが困ってんだろ…」

157 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 14:34:12 ID:8FOLCWGU
ジョセフ「…う……ううっ……」
ジョセフ(ジョナサン)「………」
ジョナサン「………ありがとう、ジョセフ。承太郎」
ジョセフ「!! あ…あああ……!」
ジョナサン「君達のおかげで……救われた…僕は天国には行けない。行かない……けれど…救われたよ……」
承太郎「………じじいのじじい」
ジョセフ「うあああ……この…感覚……これだ…あああ……消えていく…波紋が…消える感覚……!」
ジョナサン「………ありがとう……僕と…エリナの……大切な…子孫達……君達は………立派に……成長してくれた…僕は……」
ジョナサン「嬉…し………い……、………」
     ……………
ジョセフ「ああああ!!うあああああああ!!!じいちゃん!じいちゃあああんん!!!」
承太郎「………」

158 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 14:35:38 ID:8FOLCWGU
ジョセフは泣いた…子供のように…
大好きな祖父と離れるのが辛いとグズる姿は…孫そのもの。声を挙げて…泣いた……
承太郎には何かが見えているのか。
嘆くジョセフを傍らに置いて…朝焼けに染まる空を、水平線を…暫く眺めたあと…帽子を深く被り直した。

159 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 14:36:52 ID:8FOLCWGU
承太郎「………本当に……いっちまったようだな。じじい…また老けてるぜ」
ジョセフ「………ああ…」
承太郎「………」
承太郎「1981年の映画『類人猿ターザン』の主演女優は?」
ジョセフ「ボー・デレク」
承太郎「『今夜はビート・イット』のパロディ、『今夜はイート・イット』を歌ったのは?」
ジョセフ「アル・ヤンコビック」
承太郎「………」
承太郎「やれやれだぜ。そんなくだらねーことを知っているのはじじいしかいねー」
承太郎「………つられて熱くなっちまうから…疲れるんだがな……感謝してやるよ。じじいのじじい……」

160 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 14:38:13 ID:8FOLCWGU
アヴドゥル …
SPW財団作成の義足を受け取り、ジョセフの相談役としてニューヨークへ移住。普段は占い師として生計を立て生活する。
戦闘からは完全に引退し、晩年は静かで充実した時間を過ごせたようだ。
イギー …
瀕死の重症を負ったにも関わらず、奇跡的な回復を見せ復活。
時々、ジョセフに誰かを重ねて見てしまうようで、デレてしまった苛立ちはアヴドゥルやジョセフにキツく当たって晴らす。
花京院 …
酷い裂傷と骨折を負うも、SPW財団の適切な治療を受けて生還。
日本へと帰国し、家族と和解した後、再び学校へと通う。部活は美術部を選択。将来は画家になりたいようだ。
ポルナレフ …
ジョセフの誘いを丁重に断り、祖国フランスへと帰っていった。
後に謎の"弓矢"を追いかけ、深傷を負うが……巡り会う運命は、また別の話である。
承太郎 …
母の回復を見届けた後、花京院共々復学。後に海洋冒険家として様々な功績を生み出す。
しかし彼を取り巻く運命は数奇なもので、これから先も休まるところがないのを、彼はまだ知らない。

161 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 14:41:06 ID:8FOLCWGU
くぅ疲
読んでくださった方、ありがとうございました

162 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/06(土) 14:54:45 ID:ZU/1Dd4I

よかったよ

163 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/06(土) 15:01:13 ID:SSA/jHAQ


164 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/06(土) 15:03:37 ID:uKav4AXc

ジョナサン、終わったよ…

165 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/06(土) 15:28:49 ID:8FOLCWGU
ありがとうございます!
っていうかジョセフの後日談書くの忘れてました。ごめんジョセフ。>>160に付け足しで。
ジョセフ …
娘の回復を確認するべく、日本へ。その後はスージーQと共にニューヨークの自宅へと戻る。
酒の旨さに目覚め、泥酔したことで犯した過ちが、後に大きな引き金と化けるのだが、これもまた奇妙な運命と言えるか。
今度こそくぅ疲。

166 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/06(土) 16:08:09 ID:YSRP0caA
乙!

167 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/06(土) 18:16:08 ID:q72G3Ddo
拍手!乙!

168 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/08(月) 17:39:50 ID:Gqks.iIE
なんとも奇妙な話だった


169 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/11(木) 06:14:53 ID:b5n5uQG.
とてもおもしろかった!
あの念視イバラがジョナサンのスタンドという設定が活かされてて納得
ただ、三部時点ですでに仗助は生まれてるはずだが…
細かいことに口を挟むのはどうかと思ったが一応気になったので

170 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/12(金) 13:59:06 ID:4KjYpJrY
トリップ既に消しちゃったから、あっているか不安ですが、1です。読んで頂いてありがとうございました。
>>169
以前、神はこう仰いました。大人は間違いをするだけ云々……本当にすみません、慌てていてうっかりしすぎました!
気づいても時既に遅しでしたので、訂正含め、このSSの繋がりを持たせたいと思いついたのもあって、新しくSSを書きました。
URLの貼り方がわからず申し訳ないのですが、仗助「そんなお前が嫌いだったよ」が次スレになります。もし良かったら読んでもらえると嬉しいです。
失態をお見せしてしまい本当にすみません。

171 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/12(金) 19:30:43 ID:IEaI/OJc
天国へ行ってはいけない
のくだりは何かゾワゾワしたわ

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