2chまとめサイトモバイル

男「異世界来た」

Facebook Twitter LINE はてなブックマーク
Part3
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 17:26:38.75 ID:K29N4J3WO
男「まいったな」
男「川が見える」
男「川のほとりはメソポタミア文明しかり、インダス文明しかり、発展が伴うとペルソナで見た気がする」
男「少し川に沿って歩いてみよ」
虫使いの町
男「おお、移動手段欲しいと思ったところに良さげな町だ」
男「やっとルーラ覚えた時のような世界が広がる感が得られるかも」
商人「~」ペラペラ
男「ダメだ…言葉通じねぇ…せっかくカレー屋さんで稼いだ金もここでは使えないみたいだ…」
男「どうしよ」
男「これは働くしかない」
牧場主「キミ…シゴト、探してる?」
男「おっとカタコトだが通じそうな人!探してるさか」

51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 17:29:59.91 ID:K29N4J3WO
牧場主「よければ、ウチで働かないか?」
男「よろこんでぇー!」
虫使い「おい、アイツかわいそうだな」
商人「ああ、外国人らしいが、あんなブラック牧場になんてゴキブリも裸足で逃げ出すぜ」
虫使い「おいおい、ゴキブリはもともと裸足だよ!」
商人・虫使い「HAHAHAHAHAHAHA」
商人・虫使い「はぁ」

52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 17:36:13.08 ID:K29N4J3WO
男「すごくご都合主義的な展開で仕事が舞い込んだのは嬉しい」
牧場主「それ雇い主に言う?」
男「言う」
牧場主「そうか」
牧場主「じゃあとりあえずここの世話お願い」
男「池?」
牧場主「よく見てみ」
男「ヤゴがいっぱい…」
牧場主「君の仕事はここの掃除とヤゴたちの健康管理だよ」
男「ヤゴの飼い方は小学館の図鑑で読んだが、10mのヤゴは知らんなぁ」
牧場主「ここは川から水を引いているからエサは心配いらないよ」
男「よく見たらでっけぇ魚も泳いでるな…」
男「あれ、これ池の底の掃除の時に食われたりとか」
牧場主「じゃあ頑張ってね」
男「なんてやつだ」

53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 17:44:04.94 ID:K29N4J3WO
男「ちくしょう…なんか急にこっちの言葉ペラペラになりやがって…」
男「やりますか」
牧場主「おーい!今日の仕事は終わりだ!お疲れ様!」
男「やっとか」
牧場主「うんうん、池の周りを掃除してくれたんだねぇ!ありがとう」
牧場主「君宿は?」
男「いっけねとってねぇや」
牧場主「うちに住みなよ?」
男「まじすか!?いや…この展開は…」
男「娘とかいませんよね?」
牧場主「俺ぁ独り身だよ」
男「なら大丈夫かな」

54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 17:49:20.93 ID:K29N4J3WO
男「うそつきうそつき!」
牧場主「いや…だってなぁ」
少女「……」
牧場主「休暇でこっちに弟が遊びに来るとは聞いていたが、今日とはな」
少女父「ほら、あいさつなさい」
少女「や」
男「このガキ。まあガキでよかった」
少女父「そういう人?」
男「違います」
牧場主「どんくらいいんの?」
少女父「まあ15日くらいだよ」
男「結構ガッツリ滞在するんじゃねーよ」


55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/01(金) 11:53:31.28 ID:t5+6AW4vO
15日後
少女「やー!お兄ちゃん連れて帰るの!」
男「なんでや」
男「将来悪い男に捕まるぞ。ひと夏の経験として忘れなさい」
少女父「ほら帰るぞ」
少女「いやああああああ!!!!」ズルズル
男「捕まった宇宙人のようだ」

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/01(金) 11:55:41.57 ID:t5+6AW4vO
一ヶ月後
男「ヤゴちゃん今日もかわいい」
牧場主「男くん、そろそろ棒を挿してくれるかい」
男「アーッ?」
牧場主「違う、ヤゴが羽化するからそれ用だよアホバカ」
男「ほう」

57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/01(金) 12:01:32.68 ID:t5+6AW4vO
3日後
男「飛びましたね…」
牧場主「飛んだね…」
牧場主「立派なヤンマが育ってよかった」
牧場主「ところで、君は移動手段の虫が欲しいがためにアルバイトをしていると言ってたね」
男「え、ただでくれんのやったぜ牧場主さん大好きマリッジしよやっぱマリッジは無し」
牧場主「ただじゃねーよ値引きだ値引き。あと何俺がフラレたみたいな空気生成してんだよ」
オニヤンマ(乗用) を 手 に いれた !ゴマダレー
Aボタンでスピードアップ
Bボタンで回転アタック
Zボタンでブレーキ
そうさ は 3Dスティック !
男「なんで操縦法が64仕様なんだ」

58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/01(金) 13:34:17.75 ID:JBPoEcl7O
Zボタンのブレーキ感は異常

59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/01(金) 13:50:17.50 ID:t5+6AW4vO
男「よし君の名前も決めなきゃな」
オニヤンマ「……」
男「……………………烈風」
オニヤンマ「ほう。悪くない」
男「は気取りすぎだな。ポチでいいや」
オニヤンマ「ダッサ」
男「なんだろう、心身捧げて世話したからか気持ちが伝わってくる気がする」

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/01(金) 15:01:07.09 ID:zDeEtG/ko
気持ちは伝わってるけどセンスは否定されてる

61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/02(土) 11:58:30.81 ID:p0RPmWYlO
ポチ「嫌すぎる。変更求む」
男「そ、そうか…鬼殺しとかどうだ」
鬼殺し「死んじゃうじゃねーか。オニヤンマのオニが死んじゃうじゃねーか。オニヤンマが鬼殺してどうすんだコラ」
男「口悪いなお前…そんな言うなら自分で決めろよ」
オニヤンマ「シュナイダー」
男「あ、洋風な名前が良かったのね」

62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/02(土) 14:40:42.63 ID:p0RPmWYlO
男「シュナイダーって犬だぞたしか」
シュナイダー「犬なぞ知らん」
男「じゃあ間を取って盲腸でいいか」
盲腸「何と何と間だそれェ!」
ギアラ「それだったらギアラとかがいいわ!」
男「何ちょっとかっこいい臓器持ち出してんだ気取り過ぎなんだよテメーは。胆嚢な」
胆嚢「貴様こそ変な内蔵ばかり持ち出してるじゃないか!」
男「わかった、わかったよ。俺の国では縞々のことをゼブラと言うんだが、尻尾が縞々だからゼブラでいいか」
ゼブラ「まぁ…それなら…悪くないな…」
男「よし決まり!よろしくな」
ゼブラ「ああ」

63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/02(土) 14:47:05.34 ID:PYEE1jseo
名前だけ見てると、これもうわかんねぇな

64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/02(土) 14:54:59.88 ID:mRnP/HI9O
当然のように会話できるようになってんじゃねえよww

65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/02(土) 17:29:57.02 ID:rkpOSzhWo
ゼブラ(♀)

66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/02(土) 18:02:58.93 ID:SdrauQnGO
牧場主「うまくやってけそうだな」
男「牧場主さんいいトンボあざ」
牧場主「気に入ってくれたら嬉しいよ」
男「では、俺そろそろ旅に戻ります」
牧場主「寂しくなるな。頑張れよ。目的知らんけど」
男「うす」
男「とりあえず保存食とか買い足すか」
ゼブラ「貴様は旅人だったのか」
男「うん……あれ門のとこにいんの荒野の……」
女の子「ふっふっふ…あの旅人がわが町の友好都市に入ったと聞いて封鎖せずにはいられませんでしたわ」
女の子「捕まえたら今度こそ私に興味をもたせてやるんだから…」
男「やばいよ」
ゼブラ「何だ。離婚調停か」
男「んなわけねーだろ」
男「はああどうすれば抜けれんだ…これぇ…」
ゼブラ「私が……いる」
男「あ」

67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/02(土) 18:10:21.73 ID:SdrauQnGO
男「そーいや飛べたなお前」
ゼブラ「何のために買ったんだホント」
男「よし、じゃあ早速乗せてくれ」
ゼブラ「うむ」
女の子「いつになったら出てくるのでしょう」
オーイ
女の子「?」
男「じゃあなー嬢さん!見通しが甘かったなイピカイエー!!」
女の子「……赤の狼煙を」
虫使い「はっ」
ブーン
男「やべええええええいっぱい追手飛んできたあああああああああ」
ゼブラ「アカネにスズメバチ…あとはアゲハチョウだと?私を追撃するには少々速度が足りないな」
男「何?」
ゼブラ「少し飛ばすぞ」
男「え」
ゼブラ「いや、ホント申し訳ない」
男「く……首ついてる?俺の首……」
ゼブラ「心配するな。アホマヌケバカ顔がしっかりついてる」
男「言い過ぎだこのやろう」

68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/02(土) 18:19:53.45 ID:Ct1b+tPk0
ゼブラ良いキャラしてんな

69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/02(土) 22:15:37.26 ID:SdrauQnGO
男「死ぬかと思ったんだこっちは」
ゼブラ「そうか、すまん」
ゼブラ「ま、ヤゴ時代体踏んづけられたからその貸しってことで、な?」
男「お前だったのかよ判別つかんわごめん」
ゼブラ「牧場主さんは知ってたぞ」
男「あのやろう」


70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/02(土) 22:24:04.43 ID:SdrauQnGO
男「じゃあもう、そろそろ行くか」
ゼブラ「ああ、では乗れ」
男「おう」
男「待て!待てって!追うな!お・う・な!」
ゼブラ「……………」
男「無視!?この虫野郎が!」
ゼブラ「いや本当に申し訳ない」バリバリムシャムシャ
男「おおまっおまお前ホントにヤゴ時代に戻してやろうか」
ゼブラ「いやなんかエサ飛んでたから」パリパリパリパリ
男「なんだその理論。許可取れ許可。社会ならアポ取ってないとかありえねぇからな」
ゼブラ「私は虫だ」ポリポリポリポリ
男「知ってるよんなことは」

71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/03(日) 00:45:05.96 ID:LxTaEKMFO
ゼブラ「よし、じゃあ乗れ」
男「いや…もうなんつーの?エコノミー症候群だがメタボリック症候群だかで空のフライトは懲り懲りっつーか…」
男「お前お払い箱っつーか…」
ゼブラ「!?」
男「どこでも行っていいぞ」
ゼブラ「お前は……私のことが嫌いになったの、か?」
男「なぜそうなる」
ゼブラ「だって、えぐっ、捨てるってひっく……うう………」ボロボロ
男「」
男「はっ……ま、まぁお前はまぁまぁそこそこの値が付いてたからな!もうちょっと一緒にいてもいいかな!?」
ゼブラ「ホント?」
男「第一捨てるなんて言ってないしな……」
ゼブラ「よかった……」
ゼブラ「はっ、貴様!私はまだ生まれたばかりでちょっと心が弱いだけだ!勘違いするなよ!」
男「それを暴露するのはどーなの」

72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/03(日) 06:47:45.15 ID:toyAKPOz0
おつ

73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/03(日) 10:51:09.89 ID:YtTL3Lwfo
ツンデレ(虫)
しかしストーカーヤンデレよりはイケる

74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/03(日) 13:20:26.34 ID:mG9Veo1xO
男「とりあえず、しばらくは歩きでいいか?」
ゼブラ「し、仕方ないな!貴様がそう言うなら私はゆっくり飛んでついて行こう」
男「普通に良いですって言えよ」
ゼブラ「り、り、離島!」
男「瓜」
ゼブラ「またりか?りぃーりっりー…………あああああああああ!!」ガブー
男「痛い痛い痛い痛い何何何何!?」
ゼブラ「り攻めばっかりずるいぞ!反則だ!」ガブー
男「ごめんごめんごめん出る出る出る出る血が痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」
ゼブラ「…………」ペロ…ペロ…
男「何やってんのお前!?」
ゼブラ「なんかお前の血って……おいしいかも…な」ニヤッ
男「ヒエッ」

75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/03(日) 13:49:10.98 ID:mG9Veo1xO
男「ひどい目にあった」
ゼブラ「ん、しりとりやってたら町に着いたようだな」
西の王国領 平原の町
男「怪しい物じゃねーです」
門番「ではここにサインを」
男「はーい」
門番「ただ…そちらの乗用虫なのですが……」
男「あ、持ち込み禁止ですか?」
門番「はい…一応町内の治安維持など行った感じで…町外の虫小屋にお預けになってからいらしてください」
ゼブラ「」ガーン
男「ほら、行くぞ」
ゼブラ「うぅ~仕方ないなぁ」

76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/03(日) 15:10:17.02 ID:mG9Veo1xO
男「じゃ、おとなしくしとくんだぞ」
ゼブラ「な、なぁ」
男「何だ」
ゼブラ「会いに来るのは30分に1回でいいぞ」
男「多くね」
男「2日3日準備してから来っから」
ゼブラ「2日3日……!?」ウルッ
男「おう、じゃあな」
ゼブラ「うぅ……」
男「……ここではカレー屋さんのバイト代も換金できるのですか」
男「これは素晴らしい」
男「プチ豪遊しよ」
男「お姉さんこのスープもう一杯!」
店員「はいはい!」
男「うまいうまい」モグモグ
男「メニュー見たら食欲減退するような感じだったけど、うまいから許す!!」
男「はははははははは!!」
男「お腹いっぱいなったごちそうさま」
店員「またどーぞ!」
男「さて、宿に帰るか」
男「いや、お前何してんの?」
ゼブラ「寂し…いや!旅は急がねばならないからな!」
男「急ぎすぎだろ路地で連れさらわれた時に何かと思ったわ」
ゼブラ「すまん、旅を急ごう」
男「荷物持っててよかった……」

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/03(日) 16:39:23.09 ID:aLnIW9Aj0
話の内容や文章は凝った様子も無く淡泊な感じなのに、何故続きが気になる自分がいるのか

ショートストーリーの人気記事

神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」

神様の秘密とは?神様が叶えたかったこととは?笑いあり、涙ありの神ss。日常系アニメが好きな方におすすめ!

女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」

キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」

魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」

男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」

同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」

妹「マニュアルで恋します!」

きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」

月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」

魔法使い「メラしか使えない」