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男「異世界来た」

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Part2
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 00:21:14.92 ID:K29N4J3WO
男「ちくしょう…強制労働とは…ちくしょう…」
カレー屋さん「人聞きの悪い」
男「旅に出たばかりというのにしょんぼりトホホ」
カレー屋さん「旅?」
男「ここから帰れる場所探そう的な」
カレー屋さん「ふむ」
カレー屋さん「旅には金がいるだろう?ここで少し働いて貯めてみたらどうだ?」
カレー屋さん「もちろんまかないあり、福利厚生はあるようでないぞ」
男「乗った」
カレー屋さん「決断早っ。すこしくらい悩めよ」

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/30(木) 00:24:22.54 ID:K29N4J3WO
3ヶ月後
お客様「どうも~」
男「ナマステ!」スパァンスパァン
カレー屋さん「君ナン作るのだいぶうまくなったね」
男「ナマステ」スパァンスパァンスパァンスパァンスパァンスパァン
カレー屋さん「うん。心なしかインド人に見えたきたよ」
男「ナマステ」
カレー屋さん「うん、ナマステそんな万能な言葉じゃねーから。こんにちはだから」
男「ナマステ」スパァンスパァンスパァンスパァンスパァンスパァンスパァンスパァンスパァンスパァンスパァンスパァン

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 00:28:41.22 ID:GYjldcHAO
女<●><●>

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 00:29:31.28 ID:K29N4J3WO
男「カレー屋さんは帰りたくないのナマステ?」
カレー屋さん「うーん…まあここが気に入っちゃってな」
男「ナマステ」
カレー屋さん「あの世界ではカレー屋さんでバイトしてたんだ」
男「ナマステ」
カレー屋さん「ずっと自分の店持ちたかったんだ。こんな形で叶うとは思わなかったよ。スパイスとか手に入れるのは大変だけどね」
男「そうナマステんですね」
カレー屋さん「ナマステしつけーっつーの」

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 00:35:13.66 ID:K29N4J3WO
カランカラン
カレー屋さん「いらっしゃいませ」
男「ナマス………テ」
女「うふふ…男さんだぁ……男さんだぁ……やっと……やっと…見つけた……うふっ…うふふふふふアハハハハハハハハ!…今度は絶対に…………逃さないからぁ……!」ハイライトハタビニデタ
男「」
カレー屋さん「知り合い?彼女?なんかクマとかすごいけどかわいいじゃないか。うらやましいなぁ」
男「逃げるんだよォー!」
カレー屋さん「あ、これ今日の分ね」
男「のんきだな。ありがとう。お世話になりましたじゃっ!」ピュー
女「逃さなぁい!」ダッ
カレー屋さん「ひゅーひゅー」


32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 00:43:45.34 ID:K29N4J3WO
男「うおおおおおおおお」
女「待ってぇ!」
男「待てませーん」
女「もう……あっ!」
男「女さん…転んだざまーみやがれはっはー」
男「大丈夫?」
女「ふふっやっぱりあなたは優しい…」
女「いつも私を助けてくれる……ヒーロー…」
女「そんな男さんを閉じ込めて私だけが世話をするの」ゾクゾク
男「やめてくれいもあ」
男「とりあえず家までは送るから」
男「何も言わずに出たのは謝る」
女「では遂に愛の新婚生活……どんなお家を建てましょう…子供はしばらくはいらないわ。ご近所とはうまくやっていけるかしら。結婚は素敵な景色の丘で…」ウットリ
男「ダメだこりゃ」

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 00:46:22.98 ID:Gklzp3pio
男優しくてワロタ

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 00:58:51.12 ID:K29N4J3WO
男「~というわけで、信じてもらえないでしょうが僕はこの世界の人じゃないんです」
女「そんな…」
男「証拠はまあ初めてあった時の服とかこっちのと全然違うでしょ」
お爺さん「マジで頭おかしい変質者かと思った」
男「辛辣ゥ…」
おばあさん「なら仕方ないね。止められないよ」
女「お母さん!」
おばあさん「その代わり約束してくれ。無理だったり、危ない目にあったらすぐここに帰っといで。おいしいご飯用意しとくから!」
男「あざす」
お爺さん「軽っ」
女「失敗して失敗して失敗して……」ボソボソ
お爺さん「重っ」
男「では、今度こそさようなら」

35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 01:02:52.82 ID:EDTXhEoEO
カニピラフ話分かるジャン

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 01:12:45.74 ID:K29N4J3WO
町外れ「さびれてます」
男「町外れまで来たな…ここからは初めての土地だ」
男「バイト代でスルメの気持ち悪い版みたいな保存食とか、パイナポーをカッピカピにしたみたいな保存食とか、ドクターペッパーみたいな傷薬も買った」
男「緊張するけどひとりで千葉のおばさんの家に行けた俺に怖いものなどない」
男「なんか間違えて一旦鶴見に行ったけど大した問題じゃない」
男「武器がないのが気がかりだけど……あっここに落ちてる棒超かっこいい。これでいいや」

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 02:38:40.64 ID:K29N4J3WO
荒野「荒れてる」
男「西西ーにっしっしっーにしにしにーしにっしっしっー」
男「……西ってフワッとしすぎてよくわかんない」
男「行く先に町が見える…今夜はあそこで宿をとろう」
荒野の町
男「女さんのいた町とは少し雰囲気違うな」
子供A「モードュラやろーぜモードュラ!」
子供B「わかったー」
男「モードュいって舌噛んだとかいうスポーツが盛んなようだ」
男「…このスポーツ野球のバットみたいなの使うんだな」
男「よい武器になりそうだ」
男「ともすればこんな棒など必要ない」ポーイ
モードュラショップ
店員「いらっしゃいませ」
男「モードュゴフッほっぺの内側噛んだの棒みたいなの下さい」
店員「どのようなプレイスタイルですか?」
男「ププププレイスタイル?強いて言えば殴打ですかね」
店員「うっわぁ~物騒な…ではこちらで?」
男「ほうほう金属製ね。じゃあこれで」
店員「はい。人は殴らないでくださいねぇ~」
男「時と場合によりますー」
店員「えぇ…」

38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 02:47:58.69 ID:K29N4J3WO
男「練習しよ」
男「ローズ」グヨグヨグヨグヨ
男「ズレータ」スッ
男「シーツ」ブンッ
男「ゼキノール」ブンッ
男「エチェバリア」ブンッ
男「バティスタ」グィーン
男「タイロンウッズ」ブンッ
男「ラミレス」ブンッ
おじさん「なんでちょい古助っ人外国人ばっかなんだよ」
男「なんか好き」
おじさん「わかる」
男「てかおじさんもあっちの世界の人?意外といるもんだな」
おじさん「やっぱ君もか」

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 02:51:47.08 ID:K29N4J3WO
おじさん「ピンポーン正解は!?」
男「越後製菓!」
おじさん「間違いない」
男「確認方法ウケる」
男「おじさん西の渓谷地帯って知ってる?」
おじさん「知らない」
男「じゃあもう用事ねーやバイバイ」
おじさん「冷た!もう少し喋ろ!」
男「何を」
おじさん「ほら…なんか…ねぇ…?」
男「じゃあね」
おじさん「行っちゃった…なんて速さだクソウ」

40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 03:11:59.86 ID:K29N4J3WO
男「謎のおじさんに絡まれて疲れた。宿探そう」
???「待てぇー!!」
男「ゲッおじさんか!?」
女の子「助けて!助けてぇ~!」
怖そうな人「ごらぁー!」
男「違った」
女の子「!旅のお人…私を助けて!」
男「えぇ…」
怖そうな人「お嬢をこちらへ渡すんだ」
女の子「やめて!」
怖そうな人「いいから!」
女の子「嫌!この人私につきまとうの!」
男「えぇ…」
怖そうな人「かばいだてするというなら君も痛い目にあうよ?」
男「それはやだ!ていうか俺関係ないし!じゃあねー!」ピュー
怖そうな人「あっ、こら!」
町の外
男「はぁぁ…怖かった」
女の子「本当ですね」
・・・・・・・・・・・・
男「……なんでいるの」
女の子「だってあなた、助けてくれるのではなくって?」
男「そんな素振り見せた覚えないけど…」
怖そうな人「お嬢様は謎の男にさらわれた!」
それなりに怖そうな人「なんだと!?見つけたらタダじゃおかねえ!」
男「ねぇほら町の中から物騒な言葉聞こえるんだけど。君のせいだけど」
女の子「ねぇ、私を旅に連れて行って下さらない?」
男「嫌」
女の子「なっ…私は町の運営長の娘よ!?報酬は弾むし、容姿だって褒められるし…」
男「嫌」
男「じゃあね」ダダダダダダダ
女の子「行っちゃった…私の肩書を知ってもなおその素っ気なさ…ふふっ…なーんかどうしてもあなたについていきたくなったわ」ウットリ

41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 05:25:45.19 ID:K29N4J3WO
男「もうマヂマリ。女の人が病んでる率高いよこっちの世界」
男「荒野の町には帰れなくなったし」
男「夜を徹して歩いて次の町でも探そうか」
カマドウマ(3m級)「フシュウウウウウウウ」
男「あー…(白目)」
男「はっ!戦わねば」
男 は どうする?
ニアたたかう
どうぐ
にげる
ニア殴打
投石
拳撃
男「我ながら旧石器時代のような選択肢」
カマドウマ「キシャアアアアアアア」
男「ぎゃああああああ!!(白目)」フルスイングッ
カマドウマ「ケヒッ…キュー」
男「倒せた……よかった…」
男「腹減ったな」チラッ
カマドウマ「」
カマドウマ「」コンガリ
男「もともとこっちではでかい虫を食べる文化があるそうな」ムシャムシャ
男「多分女さん家で気づかぬうちに食べてた」
男「だから気にしない気にしない」

42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 10:55:31.40 ID:6Za3ZP+vO
虫ってスカスカだから三メートルあっても食える部分少なそう

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 11:45:17.74 ID:l720c4BHo
確認方法が毎度的確でワロス

44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 14:33:18.95 ID:K29N4J3WO
男「夜も更けてきたし寝ましょうか」
男「初日から野宿とは思わなかったよしょんぼり」
盗人「寝たか」
盗人「ククク…バカなやつ」
盗人「手早く金目のもの頂いちまうか」
男「何してんのアンタ」
盗人「ぎゃあああああああああああ!!」
男「るっせーな俺寝付きがわりーんだよ。その爆音で今夜は不眠確定だわ」
男「怒らんから帰れ」
盗人「ちくしょう、覚えてやがれ~!!」
男「何が悲しゅうてヒゲのオヤジと寝る前に会わにゃならんのだ」

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 14:33:58.66 ID:K29N4J3WO
男「ん…朝か」
おん

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 14:40:20.12 ID:K29N4J3WO
>>45はミスです
男「朝か。少しは眠れてよかった」
女の子「スースー」zzz
男「」
男「ハッ!昨日何かやらかしたのかと思った」
男「幸いこの子寝てるしこっそり出発するか」
男「なっ、こ、これは!!」
ドドドドドドドドドドドド
男「『腕』を掴まれているだとォーz____ッ!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
男「『これ』を『振りほどく』ということはつまりッ!この『女の子』が『起きて』しまうかもしれないということだッ!!」
女の子「?」
男「貴様ッ!関係ないねというような顔をするんじゃあないッ!!って起きてるー!」
女の子「えへへ…着いて来てしまいましたわ」
男「何と…昨日の女の子か」


47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/30(木) 15:00:28.33 ID:K29N4J3WO
女の子「あの後両親にたっぷり怒られたあと、あなたの手がかりを町中探して回ったのよ?」
男「そうか」ダッ
女の子「そしたらあなたが西の渓谷について聞いたとか…」
女の子「もういない」
女の子「一度ならず二度までも……うふっ、うふふふふふふふふ」
女の子「逃しません」

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 15:05:51.48 ID:K29N4J3WO
男「寝るたびに追いつかれてはかなわん」
男「何か移動手段はないのだろうか」
ゴキブリ(4m級)「カサカサ」
男「……」
男「ほれ、ほーれほれ。エサあげるよ~」
ゴキブリ「!」イイノ?
男「ほれ」ポイッ
ゴキブリ「ー!」ムシャムシャ
男「今だっ」バッ
男「あっダメだ背中ツルツルで乗れねぇええ!」ツルーン
ゴキブリ「……」モットホシイ
男「あーうん、もうあげらんない。ごめんな」
ゴキブリ「……」ワカッタージャアネー
男「行ってしまったか」

49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/30(木) 15:22:00.90 ID:BCHd+upD0
随分と物分りの良いカワイイGさんだなぁ。でもGさんか…Gさん…

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