女剣士「目指せ!城塞都市!」魔法使い「はじまりのはじまり」
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143 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 11:31:32.10 ID:06tVHGrAO
商人「第二試合、早くも本命選手の登場だあっ!!」
商人「剣士の中の剣士、我らが勇者、女剣士ぃ〜!!」
商人「対するは神秘の眼帯娘、女傭兵ぃ〜!!」
女A「カッコイイ!」
男A「眼帯娘おっぱい!」
男C「おっぱい!おっぱい!」
女剣士(会場を死の海にしたい)
眼帯「……あの犬はどうした」
女剣士「?!」
眼帯「魔王を倒した犬は……」
女剣士「……亡くなった……」
眼帯「くっ、決着をつけられなかったか!!」
商人「さあ今、試合開始!」
女剣士「お前は何者だ?」
眼帯「剣で答えよう!」
ガッキーン!!
眼帯娘の一撃は、人間のレベルではない、とても重い一撃だった
女剣士には一瞬でそれがモンスターの類であることが分かった
魔法使い(随分上手く隠してはいるが……この魔力の質は……)
(竜か!)
女剣士「!」
僧侶「!」
眼帯「この程度か!」
商人「おおっと、これは意外だあ! 片目の女傭兵、優勢!」
女剣士「……相手が人間でないなら、全力で行く」
眼帯「なに!?」
女剣士「はあっ!」
女剣士の重い一撃、受けきれない眼帯娘は一気に後ろに下がる!
女剣士の追撃はその着地よりも速く……
一閃!眼帯娘を吹き飛ばした!
144 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 11:34:35.94 ID:06tVHGrAO
女傭兵「ぐはっ!」
魔法使い「一本! それまで!」
ワーワーワー
大工頭「さすがだぜっ!リーダー!」
大工D「格好いいですぜー!!」
ワーワーワー
商人「第三試合、なんと予選を勝ち上がってここまで来ました、我らの騎士、盗賊ー!」
商人「対するは大陸を代表するタイガン国王子、もう一人のシード選手!タイガン王子ー!」
タイガン王子「えーっ! 君なのー?」
盗賊「甘く見ないでくださいよ!」
商人「試合開始ーっ!」
盗賊「……女剣士さん仕込みの剣を!」
ズバッ
持ち前のスピードに剣を重心に回転するような見事な立ち回りで、盗賊はタイガン王子を追い詰めていく
しかし、
タイガン王子「仮にもシードなんだよねっ!」
重い一撃!
その一撃で盗賊はバランスを崩す
タイガン王子「体重軽すぎるねっ」
タイガン王子の足刀蹴りが盗賊の鳩尾に入る!
盗賊「ぐふっ!」
タイガン王子「すまんな!」
そのままタイガン王子は首元に鋭い一撃!
ピタリと寸で止める
魔法使い「一本! それまで!」
盗賊「……負けたぁ」
タイガン王子「いや、君すごいよ」ハハッ
145 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 11:38:22.79 ID:06tVHGrAO
商人「第四試合、なんとずうずうしくも魔王を名乗る者が現れた!」
商人「見た目は完全に十歳児! 魔王!」
商人「対するはヤマナミ王国を代表する賢者にして剣士、メイド長の登場だーっ!」
メイド長「魔王かー、こいつが魔王かー」
魔王「よくそんな細腕で予選を突破したな!」
メイド長「十歳児が言うな! 抱きついてむぎゅーってするぞ!」
魔王「ぜひ!」
側近「王子それではただのエロガキですぞー!」
商人「一回戦最後の一戦! 開戦です!」
二人の見た目とは裏腹に、斧槍を振るう魔王に大剣を振るうメイド長の戦いは
その場で打ち合うパワーファイト!!
魔王「おおりゃあああ!」ドゴォ
男C「すげーぞあのガキ!」
ヤマナミ大工「正に魔王!」
オカマ「可愛い!」
メイド長「オラオラオラ!」ギャリリン
男B「うわーっこっちもすげー!」
女C「格好いい!」
…………
魔王「体力の差が出てきたな!」
メイド長「やっぱり魔王だねっくそっ」
魔法使い「……つーかデスクワークばっかりしてるせい。」
メイド長「ううっ、この後仕事あるし、降参!」
商人「おおっと、メイド長の降参で決着〜!!」
146 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 11:41:58.96 ID:06tVHGrAO
商人「準決勝ー!」
商人「第一試合、女剣士VS娘主〜!!」
男A「おっぱい!おっぱい!」
男B「おっぱいふかふか主ちゃーん!」
男C「ちっぱい剣士も好きだー!」
女剣士「虐殺したい」
娘主「そうするか」
魔法使い「まあまあ、試合すんの初めてじゃない? ここは一回思い切りやっときなよ。」
女剣士「ちっ!」
娘主「ちっ!」
商人「開戦っ!」
娘主「ついてこれるかっ!」
女剣士「スピードには自信があるんでね!」
ガギャギャギャギャ
女剣士「その姿じゃ軽いなっ!」
娘主「くそっ!」
娘主「下から来られるとどうしても浮いてしまう」
ギャリン
娘主「いつもと戦闘スタイルが違うのはやりにくいのう!」
女剣士「食らえっ!」ガッ
女剣士の鋭い切り上げ!
女剣士はそのまま回転し、連続で切り上げる!
娘主「うっ、浮かされ……」
女剣士「はあっ!」
閃光のような女剣士の一撃!!
商人「いっぽぉ〜〜ん! 衝撃〜!一方的にフィニッシュ!!」
147 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 11:44:55.33 ID:06tVHGrAO
商人「さあ、始めよう!準決勝第二試合!」
商人「これに勝てば女剣士への挑戦権獲得だぁ〜!!」
商人「ご存知退屈魔王、タイガン王子〜!」
商人「対するは!大胆不敵、魔王〜!」
ワーワーワーワーワー
商人「魔王対決!ファイト!」
タイガン王子「僕もちょっぴりスピードに自信有るのよ!」
魔王「!」
ヒュバッ
タイガン王子「パワータイプでついてこれるかい?!」
魔王「ぐおおおお!」
ガキャ
バキン!
タイガン王子がその位置を目まぐるしく変えながら何度も打ち込むも、魔王は剣かナイフを振るごとく斧槍を振り回しかわしていく
タイガン王子「ひゃあ、化けモンじゃないのスライムちゃん!」
魔王「舐めるな、たわけがっ!」
魔王の激しい突き込み!
しかし
槍の上に乗るタイガン王子!
タイガン王子「速さには自信有るって言ったろ!!」
そのまま剣を魔王の喉元に突きつける!!
魔法使い「それまでっ!」
魔王「くそっ、実戦なら負けんのに!」
タイガン王子「僕の勝ちっと」
商人「けっちゃ〜〜く! 意外にもタイガン王子が勝利! 決勝進出!!」
148 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 11:50:55.42 ID:06tVHGrAO
商人「ついに来ました決勝戦!」
商人「誰がこの対決を予想したでしょうかっ!」
商人「勇者魔王対決になるかと思いきや!」
商人「我らが勇者女剣士に対するは!」
商人「誰が呼んだの優男!」
商人「誰が呼んだかナンパ王!」
商人「シードの名を汚さず決勝まで来てしまった!」
商人「タイガン王国の彗星、タイガン王子ー!!」
タイガン王子「長いしっ色々失礼だしっ」
商人「そして頂上で当たり前のように待ちかまえるは赤き旋風!」
商人「魔王を屈服させた炎の剣!」
商人「そして魔物を凪払う雷剣からついたその名は!」
商人「雷撃の女神!女剣士〜〜〜!!」
魔法使い(どうでもいいけど商人君がのりのりで可愛い)
女剣士(だっこしたい)
商人「ファイナルバトぉ〜ル!! レディ〜〜、ファイア〜あ!!」
ワーワーワーワーワーワー
149 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 11:53:44.19 ID:06tVHGrAO
タイガン王子「隙有り!」
商人に見とれる女剣士の隙を突く、タイガン王子の閃光の一撃!
女剣士「隙なんか無いよ」キン
タイガン王子「!?」
商人「おぉ〜っと! これは格好悪いぞタイガン王子! 完全な隙を突いたのにあっさりさばかれた〜!」
タイガン王子(あのガキ後でシメる!)
女剣士「ぷっ……くくっ……」カンキンカン
タイガン王子「っ笑いながら余裕でかわしてんじゃねーっ!」
スタミナ、パワー、スピード……
死線を潜り抜けた女剣士は、タイガン王子より総てが上回っている
そして何より技術が違う
タイガン王子が振り下ろした瞬間蹴りが飛んでくる
その足を狙えば剣で止められ、そのまま逆手で切り上げる
どんな体勢でもどんな位置でも、まるで剣だけが飛んでくるような剣術……
タイガン王子「雷剣で敵を凪払うだけのパワーファイターでもなくっ」
タイガン王子「スピードで翻弄するだけのスピードファイターでもなくっ」
タイガン王子「それらが殺すための技術に集約されているこのテクニック!」
タイガン王子「実戦で魔王追い詰めた化け物!」
タイガン王子「……こいつが伝説かっ!!」
150 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 12:00:19.91 ID:06tVHGrAO
女剣士の中段への前蹴り
どんっと鈍い感覚が胸を襲ったと思った瞬間、足元を凪払う後ろ回し蹴り、バランスを崩した瞬間、体の下には女剣士の体が……
タイガン王子(剣持ってる相手にショルダータックルかっ)
弾け飛ぶタイガン王子!
その首元に、次の瞬間には突き刺さる長剣
シーン……
タイガン王子「……ま……参った……!」
ギャラリー「ウオオオオオ!!」
商人「おおおおお!!」
商人「これが我らの英雄!! これが生ける伝説!!」
商人「女剣士、優っ勝っ、だあああ〜〜〜っ!!」
大工一同「おっしゃあああああ!!」
僧侶「やったーっ!!」ピョンピョン
魔法使い「やっぱり強いわ、ウチらのお姉ちゃん」
メイド長「ほんっとに化け物だなー」
魔王「こいつは勝てんなぁ」
盗賊「……やっぱりすごいや」
娘主「貧乳のくせにのう」
女剣士「うっせふかふか主」
タイガン王子「強過ぎ……完全に歯が立たなかったわ(結婚したいな〜)」
商人(来年の参加者いないな、これは)
賢者「お見事、そして商人君、お疲れ様」
ワーワー
ワーワーワー
そして、オリファンの町には、鳴り止まぬ歓声が響き続けた……
151 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 12:04:06.61 ID:06tVHGrAO
女剣士「目指せ!城塞都市!第二章!」僧侶「勇者と魔王」
ーー完ーー
ーー第三章予告ーー
終わる祭り、迫る暗殺者の影、天を覆う雲が波乱を呼ぶーー
そして、失われる命ーー
始まる戦争、予想外の四天王軍の力、その猛攻から、少女たちは城塞都市を守りきることができるのか?
次回、女剣士「目指せ!城塞都市!最終章!」騎士「魔法使いと光の力」
152 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/01/25(土) 19:41:01.55 ID:nJXhMBit0
乙
153 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/01/26(日) 02:50:01.21 ID:W/vVymYDo
おつおつおつおつ
154 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/27(月) 00:09:55.10 ID:LTSrZjMAO
あ、女傭兵=眼帯、眼帯娘です
名前ミス多過ぎて恥ずかしい
女剣士もたまに剣士になってるかも知れませんが同一人物です、すみません
更新は来週中にできれば、と思います
しばらくお待ち下さい
155 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/30(木) 17:40:03.43 ID:TV5Fn+xAO
あまり完成度が高くないんですが、それは最初からなんで、読者の皆様のご要望があると信じて更新します
今回かなりハードな展開があるので、残酷描写が苦手な皆様は注意してお読みください
156 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/30(木) 17:42:02.48 ID:TV5Fn+xAO
女剣士「目指せ!城塞都市!最終章!」騎士「魔法使いと光の力」
ーー二週間前ーー
ーーヤマナミ王国謁見の間
ヤマナミ王「早くも戦争となる可能性が出てきたか」
魔法使い「敵はまだ動いてこない。 戦争の準備は始めていても、攻めてくるのは十分な戦力を蓄えてからになる。」
ヤマナミ王「魔王の本拠に攻め入る化け物が更に力を蓄え、城塞都市まで築いているのだ」
ヤマナミ王「城塞が完成すればそうそう侵攻できまい」
ヤマナミ王「すぐにも人員と資材は準備しよう……(もう進めてたりするけど)」
魔法使い「……さすが抜かりない。」
魔法使い「でもお世話になりっぱなしで申し訳ない。」
メイド長「そこは人類の希望の砦を強化するのに躊躇してられないでしょ」
ヤマナミ王「お前たちを失えば人類は大きな危機に立たされる」
ヤマナミ王「自覚をし、無茶をしないようにな」
魔法使い(私室にいる時みたいにフランクに話してくれたらいいのに)
ヤマナミ王(一応立場って物があるんだから)
メイド長(まあ兄ちゃんは気取りすぎだけど。 余、とか)
ヤマナミ王(うるさい)
魔法使い「四天王捜索は終了していいけど、一応確認はとって欲しい。」
157 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/30(木) 17:43:26.06 ID:TV5Fn+xAO
メイド長「そのへんは一応、抜かりなく」
ヤマナミ王「城塞建設や祭りの準備により、地域経済も活況になってくるだろう」
ヤマナミ王「お主らの今後の活躍に期待する」
メイド長「時間です」
魔法使い「……」ペコッ
…………
メイド長「んで、いちお戦争になったら王自ら援軍派遣しちゃうので」
メイド長「その前に掃除もしておきたいし〜」
魔法使い「無理はしないで……まあ尻尾は押さえるので切られないよう注意して。」
メイド長「了解了解」
魔法使い「……ヤマナミ王寝てない?」
メイド長「むしろ逆。 いつ事が起こっても良いように毎日四時間寝るようにしてるらしいよ?」
魔法使い「私は不安になってしまうから寝れない……流石。」
メイド長「ほめてるんだよね? まあ、ありがとう」
商人「第二試合、早くも本命選手の登場だあっ!!」
商人「剣士の中の剣士、我らが勇者、女剣士ぃ〜!!」
商人「対するは神秘の眼帯娘、女傭兵ぃ〜!!」
女A「カッコイイ!」
男A「眼帯娘おっぱい!」
男C「おっぱい!おっぱい!」
女剣士(会場を死の海にしたい)
眼帯「……あの犬はどうした」
女剣士「?!」
眼帯「魔王を倒した犬は……」
女剣士「……亡くなった……」
眼帯「くっ、決着をつけられなかったか!!」
商人「さあ今、試合開始!」
女剣士「お前は何者だ?」
眼帯「剣で答えよう!」
ガッキーン!!
眼帯娘の一撃は、人間のレベルではない、とても重い一撃だった
女剣士には一瞬でそれがモンスターの類であることが分かった
魔法使い(随分上手く隠してはいるが……この魔力の質は……)
(竜か!)
女剣士「!」
僧侶「!」
眼帯「この程度か!」
商人「おおっと、これは意外だあ! 片目の女傭兵、優勢!」
女剣士「……相手が人間でないなら、全力で行く」
眼帯「なに!?」
女剣士「はあっ!」
女剣士の重い一撃、受けきれない眼帯娘は一気に後ろに下がる!
女剣士の追撃はその着地よりも速く……
一閃!眼帯娘を吹き飛ばした!
144 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 11:34:35.94 ID:06tVHGrAO
女傭兵「ぐはっ!」
魔法使い「一本! それまで!」
ワーワーワー
大工頭「さすがだぜっ!リーダー!」
大工D「格好いいですぜー!!」
ワーワーワー
商人「第三試合、なんと予選を勝ち上がってここまで来ました、我らの騎士、盗賊ー!」
商人「対するは大陸を代表するタイガン国王子、もう一人のシード選手!タイガン王子ー!」
タイガン王子「えーっ! 君なのー?」
盗賊「甘く見ないでくださいよ!」
商人「試合開始ーっ!」
盗賊「……女剣士さん仕込みの剣を!」
ズバッ
持ち前のスピードに剣を重心に回転するような見事な立ち回りで、盗賊はタイガン王子を追い詰めていく
しかし、
タイガン王子「仮にもシードなんだよねっ!」
重い一撃!
その一撃で盗賊はバランスを崩す
タイガン王子「体重軽すぎるねっ」
タイガン王子の足刀蹴りが盗賊の鳩尾に入る!
盗賊「ぐふっ!」
タイガン王子「すまんな!」
そのままタイガン王子は首元に鋭い一撃!
ピタリと寸で止める
魔法使い「一本! それまで!」
盗賊「……負けたぁ」
タイガン王子「いや、君すごいよ」ハハッ
145 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 11:38:22.79 ID:06tVHGrAO
商人「第四試合、なんとずうずうしくも魔王を名乗る者が現れた!」
商人「見た目は完全に十歳児! 魔王!」
商人「対するはヤマナミ王国を代表する賢者にして剣士、メイド長の登場だーっ!」
メイド長「魔王かー、こいつが魔王かー」
魔王「よくそんな細腕で予選を突破したな!」
メイド長「十歳児が言うな! 抱きついてむぎゅーってするぞ!」
魔王「ぜひ!」
側近「王子それではただのエロガキですぞー!」
商人「一回戦最後の一戦! 開戦です!」
二人の見た目とは裏腹に、斧槍を振るう魔王に大剣を振るうメイド長の戦いは
その場で打ち合うパワーファイト!!
魔王「おおりゃあああ!」ドゴォ
男C「すげーぞあのガキ!」
ヤマナミ大工「正に魔王!」
オカマ「可愛い!」
メイド長「オラオラオラ!」ギャリリン
男B「うわーっこっちもすげー!」
女C「格好いい!」
…………
魔王「体力の差が出てきたな!」
メイド長「やっぱり魔王だねっくそっ」
魔法使い「……つーかデスクワークばっかりしてるせい。」
メイド長「ううっ、この後仕事あるし、降参!」
商人「おおっと、メイド長の降参で決着〜!!」
146 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 11:41:58.96 ID:06tVHGrAO
商人「準決勝ー!」
商人「第一試合、女剣士VS娘主〜!!」
男A「おっぱい!おっぱい!」
男B「おっぱいふかふか主ちゃーん!」
男C「ちっぱい剣士も好きだー!」
女剣士「虐殺したい」
娘主「そうするか」
魔法使い「まあまあ、試合すんの初めてじゃない? ここは一回思い切りやっときなよ。」
女剣士「ちっ!」
娘主「ちっ!」
商人「開戦っ!」
娘主「ついてこれるかっ!」
女剣士「スピードには自信があるんでね!」
ガギャギャギャギャ
女剣士「その姿じゃ軽いなっ!」
娘主「くそっ!」
娘主「下から来られるとどうしても浮いてしまう」
ギャリン
娘主「いつもと戦闘スタイルが違うのはやりにくいのう!」
女剣士「食らえっ!」ガッ
女剣士の鋭い切り上げ!
女剣士はそのまま回転し、連続で切り上げる!
娘主「うっ、浮かされ……」
女剣士「はあっ!」
閃光のような女剣士の一撃!!
商人「いっぽぉ〜〜ん! 衝撃〜!一方的にフィニッシュ!!」
147 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 11:44:55.33 ID:06tVHGrAO
商人「さあ、始めよう!準決勝第二試合!」
商人「これに勝てば女剣士への挑戦権獲得だぁ〜!!」
商人「ご存知退屈魔王、タイガン王子〜!」
商人「対するは!大胆不敵、魔王〜!」
ワーワーワーワーワー
商人「魔王対決!ファイト!」
タイガン王子「僕もちょっぴりスピードに自信有るのよ!」
魔王「!」
ヒュバッ
タイガン王子「パワータイプでついてこれるかい?!」
魔王「ぐおおおお!」
ガキャ
バキン!
タイガン王子がその位置を目まぐるしく変えながら何度も打ち込むも、魔王は剣かナイフを振るごとく斧槍を振り回しかわしていく
タイガン王子「ひゃあ、化けモンじゃないのスライムちゃん!」
魔王「舐めるな、たわけがっ!」
魔王の激しい突き込み!
しかし
槍の上に乗るタイガン王子!
タイガン王子「速さには自信有るって言ったろ!!」
そのまま剣を魔王の喉元に突きつける!!
魔法使い「それまでっ!」
魔王「くそっ、実戦なら負けんのに!」
タイガン王子「僕の勝ちっと」
商人「けっちゃ〜〜く! 意外にもタイガン王子が勝利! 決勝進出!!」
商人「ついに来ました決勝戦!」
商人「誰がこの対決を予想したでしょうかっ!」
商人「勇者魔王対決になるかと思いきや!」
商人「我らが勇者女剣士に対するは!」
商人「誰が呼んだの優男!」
商人「誰が呼んだかナンパ王!」
商人「シードの名を汚さず決勝まで来てしまった!」
商人「タイガン王国の彗星、タイガン王子ー!!」
タイガン王子「長いしっ色々失礼だしっ」
商人「そして頂上で当たり前のように待ちかまえるは赤き旋風!」
商人「魔王を屈服させた炎の剣!」
商人「そして魔物を凪払う雷剣からついたその名は!」
商人「雷撃の女神!女剣士〜〜〜!!」
魔法使い(どうでもいいけど商人君がのりのりで可愛い)
女剣士(だっこしたい)
商人「ファイナルバトぉ〜ル!! レディ〜〜、ファイア〜あ!!」
ワーワーワーワーワーワー
149 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 11:53:44.19 ID:06tVHGrAO
タイガン王子「隙有り!」
商人に見とれる女剣士の隙を突く、タイガン王子の閃光の一撃!
女剣士「隙なんか無いよ」キン
タイガン王子「!?」
商人「おぉ〜っと! これは格好悪いぞタイガン王子! 完全な隙を突いたのにあっさりさばかれた〜!」
タイガン王子(あのガキ後でシメる!)
女剣士「ぷっ……くくっ……」カンキンカン
タイガン王子「っ笑いながら余裕でかわしてんじゃねーっ!」
スタミナ、パワー、スピード……
死線を潜り抜けた女剣士は、タイガン王子より総てが上回っている
そして何より技術が違う
タイガン王子が振り下ろした瞬間蹴りが飛んでくる
その足を狙えば剣で止められ、そのまま逆手で切り上げる
どんな体勢でもどんな位置でも、まるで剣だけが飛んでくるような剣術……
タイガン王子「雷剣で敵を凪払うだけのパワーファイターでもなくっ」
タイガン王子「スピードで翻弄するだけのスピードファイターでもなくっ」
タイガン王子「それらが殺すための技術に集約されているこのテクニック!」
タイガン王子「実戦で魔王追い詰めた化け物!」
タイガン王子「……こいつが伝説かっ!!」
150 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 12:00:19.91 ID:06tVHGrAO
女剣士の中段への前蹴り
どんっと鈍い感覚が胸を襲ったと思った瞬間、足元を凪払う後ろ回し蹴り、バランスを崩した瞬間、体の下には女剣士の体が……
タイガン王子(剣持ってる相手にショルダータックルかっ)
弾け飛ぶタイガン王子!
その首元に、次の瞬間には突き刺さる長剣
シーン……
タイガン王子「……ま……参った……!」
ギャラリー「ウオオオオオ!!」
商人「おおおおお!!」
商人「これが我らの英雄!! これが生ける伝説!!」
商人「女剣士、優っ勝っ、だあああ〜〜〜っ!!」
大工一同「おっしゃあああああ!!」
僧侶「やったーっ!!」ピョンピョン
魔法使い「やっぱり強いわ、ウチらのお姉ちゃん」
メイド長「ほんっとに化け物だなー」
魔王「こいつは勝てんなぁ」
盗賊「……やっぱりすごいや」
娘主「貧乳のくせにのう」
女剣士「うっせふかふか主」
タイガン王子「強過ぎ……完全に歯が立たなかったわ(結婚したいな〜)」
商人(来年の参加者いないな、これは)
賢者「お見事、そして商人君、お疲れ様」
ワーワー
ワーワーワー
そして、オリファンの町には、鳴り止まぬ歓声が響き続けた……
151 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/25(土) 12:04:06.61 ID:06tVHGrAO
女剣士「目指せ!城塞都市!第二章!」僧侶「勇者と魔王」
ーー完ーー
ーー第三章予告ーー
終わる祭り、迫る暗殺者の影、天を覆う雲が波乱を呼ぶーー
そして、失われる命ーー
始まる戦争、予想外の四天王軍の力、その猛攻から、少女たちは城塞都市を守りきることができるのか?
次回、女剣士「目指せ!城塞都市!最終章!」騎士「魔法使いと光の力」
152 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/01/25(土) 19:41:01.55 ID:nJXhMBit0
乙
153 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/01/26(日) 02:50:01.21 ID:W/vVymYDo
おつおつおつおつ
154 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/27(月) 00:09:55.10 ID:LTSrZjMAO
あ、女傭兵=眼帯、眼帯娘です
名前ミス多過ぎて恥ずかしい
女剣士もたまに剣士になってるかも知れませんが同一人物です、すみません
更新は来週中にできれば、と思います
しばらくお待ち下さい
155 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/30(木) 17:40:03.43 ID:TV5Fn+xAO
あまり完成度が高くないんですが、それは最初からなんで、読者の皆様のご要望があると信じて更新します
今回かなりハードな展開があるので、残酷描写が苦手な皆様は注意してお読みください
156 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/30(木) 17:42:02.48 ID:TV5Fn+xAO
女剣士「目指せ!城塞都市!最終章!」騎士「魔法使いと光の力」
ーー二週間前ーー
ーーヤマナミ王国謁見の間
ヤマナミ王「早くも戦争となる可能性が出てきたか」
魔法使い「敵はまだ動いてこない。 戦争の準備は始めていても、攻めてくるのは十分な戦力を蓄えてからになる。」
ヤマナミ王「魔王の本拠に攻め入る化け物が更に力を蓄え、城塞都市まで築いているのだ」
ヤマナミ王「城塞が完成すればそうそう侵攻できまい」
ヤマナミ王「すぐにも人員と資材は準備しよう……(もう進めてたりするけど)」
魔法使い「……さすが抜かりない。」
魔法使い「でもお世話になりっぱなしで申し訳ない。」
メイド長「そこは人類の希望の砦を強化するのに躊躇してられないでしょ」
ヤマナミ王「お前たちを失えば人類は大きな危機に立たされる」
ヤマナミ王「自覚をし、無茶をしないようにな」
魔法使い(私室にいる時みたいにフランクに話してくれたらいいのに)
ヤマナミ王(一応立場って物があるんだから)
メイド長(まあ兄ちゃんは気取りすぎだけど。 余、とか)
ヤマナミ王(うるさい)
魔法使い「四天王捜索は終了していいけど、一応確認はとって欲しい。」
157 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/01/30(木) 17:43:26.06 ID:TV5Fn+xAO
メイド長「そのへんは一応、抜かりなく」
ヤマナミ王「城塞建設や祭りの準備により、地域経済も活況になってくるだろう」
ヤマナミ王「お主らの今後の活躍に期待する」
メイド長「時間です」
魔法使い「……」ペコッ
…………
メイド長「んで、いちお戦争になったら王自ら援軍派遣しちゃうので」
メイド長「その前に掃除もしておきたいし〜」
魔法使い「無理はしないで……まあ尻尾は押さえるので切られないよう注意して。」
メイド長「了解了解」
魔法使い「……ヤマナミ王寝てない?」
メイド長「むしろ逆。 いつ事が起こっても良いように毎日四時間寝るようにしてるらしいよ?」
魔法使い「私は不安になってしまうから寝れない……流石。」
メイド長「ほめてるんだよね? まあ、ありがとう」
女剣士「目指せ!城塞都市!」魔法使い「はじまりのはじまり」
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