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女「私、幽霊になりたかったのに」

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Part5
316 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 21:34:09.59 ID:+I0ml7m3O
 ガチャッ
男「……もう良いぞ。ほら、上がれ」
女「お邪魔しまー……うわぁ小汚ない!」
男「人ン家入って第一声がそれかよ」
 カサカサ…
女「き、きゃあ! ゴ、ゴ……!」
男「ゴキブリがどうかしたか?」
女「やだっ、怖いっ!」
男「元・幽霊のくせにゴキブリが怖いのか? ……おらぁ!」ベシッ!
女「一撃で仕留めた……すごい。ついでに死体が気持ち悪い……」
男「慣れりゃ一発だよ」
女「……」

319 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 21:54:06.26 ID:+I0ml7m3O
女「掃除する」
男「……どこを?」
女「この部屋だよ、この部屋!」
男「別に良いっつの。慣れれば快適だぞ?」
女「慣れる方がおかしいよ」
男「お前におかしいと言われる筋合いはない」
女「ま、まぁ……そうなんだけどさ……」
男「ほらな。このままで良いんだよ。住んでんのは俺なんだから」
女「うーん……」
男「とりあえず座ってろ。何か飯作るから」
女「あ、私も手伝う!」
男「じゃ、手伝ってもらうか。……まずは流し台に溜まりに溜まった皿を洗わなきゃな」
女「うわー……」
男「面倒で三日は放置してる。ヤバいだろ」
女「うん。ものすごく……ヤバいよ」

321 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 22:21:44.87 ID:+I0ml7m3O
男「さて、ようやく皿を洗い終わったわけだが」
女「男くん、冷蔵庫の中もやしとキャベツしかないよ?」
男「普通じゃね?」
女「えっ」
男「えっ」
女「……何作るつもりなの?」
男「ラーメン。もやしとキャベツが入ってりゃ充分だろ」
女「いつもこんなの食べてるの?」
男「大半インスタント食品に頼ってる」
女「体に悪いよ。早死にするよ?」
男「ガチで自殺未遂の経歴がある奴に言われてもなぁ……」

362 :おはよ 遅くてサーセン…: [] 2009/11/27(金) 09:34:20.65 ID:Aa3zqkW7O
男「さて、出来た」
女「……今度はちゃんとしたもの、私が作るよ」
男「これもれっきとした料理だ。んじゃ、いただきます」
女「いただきます」
男「うん、やっぱりラーメンは豚骨に限るな」ズルズル
女「私は味噌派」ズルズル
男「文句言わずに食え」ズルズル
女「文句じゃないよ。味噌の次に豚骨が好き」ズルズル
男「ふーん……あ、友からメール来てる」

363 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 09:37:20.59 ID:Aa3zqkW7O
女「何て?」
男「『廃病院で撮った写メに心霊写真混じってる! や、やべー……』だって」
女「心霊写真?」
男「画像添付されてる。……あー、何か写ってるな」
女「見せて見せて」
男「ほらよ」


364 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 09:47:04.42 ID:Aa3zqkW7O
女「人の形した白いもやもや」
男「これ、本当に心霊写真なのか?」
女「私に訊かれても。私、元・幽霊だけど幽霊の知識なんにもないんだから」
男「うーん……ただのもやにしか見えないがなぁ。これが幽霊? まさかな」
女「だよねぇ。写るならもっとはっきり写って欲しいよ」
男「これごときで友もビビるなよなぁ」
女「そだね」

365 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 09:50:45.87 ID:nOqZmPN7O
柴咲コウで再生

367 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 09:55:35.17 ID:Aa3zqkW7O
女「でも、これがもし本物なら素敵なことじゃない?」
男「え?」
女「答えてはくれなかったけど、私の問いかけをみんな聞いていてくれたんだーってさ。そう思わない?」
男「そんなもんか?」
女「うん。……答えて欲しかったけど、聞いてもらえるだけで満足」
男「……ふーん」
女「幽霊は居るのかもね。人は死ぬと一旦無くなって、それでも消えられなかったらこうして魂の一部が残る……そう思いたいな」

368 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 10:10:27.85 ID:Aa3zqkW7O
男「飯も食ったしお前もうそろそろ帰れ」
女「えー」
男「えー、じゃねーよ。送ってってやるから」
女「女の子が家に来たのにご飯食べてそれで終わり?」
男「……お前なぁ」ハァ…
女「男くんだって健全な男の子でしょ? さっき片付けるとか言ってたけど、そういうの隠しただけでしょ」
男「……俺らは友達同士だろ。友達とはそんなことしねーよ」
女「……。……そっか」ニコッ
男「じゃ、帰るぞ」
女「うん……分かった(ちょっと期待してたんだけどなぁ……)」

371 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 10:26:44.77 ID:MktYMbM30
この女、肉食すぎるぞ!

372 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 10:42:44.40 ID:AD/DFbIaO
なんのこれしき、なんのなんの

373 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 10:45:32.63 ID:Aa3zqkW7O
男「やっぱり池の近くの道通った方が近いよな」
女「だね。じゃあ、行こ行こ!」タタ…ッ
男「ちょ、おい、走るなって」
女「ねぇねぇ、水平線に向かって叫ぼうよ」
男「ここ池だぞ」
女「細かいことは気にしないっ。やっほー!」
男「それ、山で言う言葉じゃないのか?」
女「さっきから重箱の隅つっついてー。男くんも叫ぼ?」

374 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 11:09:21.99 ID:Aa3zqkW7O
男「あー」
女「もっとお腹の底から思いのたけを叫ばなきゃ」
男「別に叫ぶ必要ないだろ」
女「私は叫びたいの」
男「お前だけ叫んでろ」
女「ちぇー。ま、いっか。私だけで叫ぼーっと」

375 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 11:30:40.65 ID:T2Pa5M2P0
なんか酸っぱい唾が出てきた
死にたい

376 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 11:37:54.16 ID:Aa3zqkW7O
女「生きるってなんだーっ!!」
男「何叫んでんだよ」
女「思いのたけ」
男「叫んだって意味ねーだろ」
女「意味がないから叫ぶの。生きるってなにー! なんなのー!!」
男「……はぁ」

380 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 11:45:12.51 ID:Lpo2AArM0
女が殺してくれって男に言って首しめて池に突き落とすオチに期待

384 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 11:57:47.88 ID:Aa3zqkW7O
男「もう良いだろ。さっさと帰るぞ」
女「池、入りたいな。脚だけさ」
男「駄目だ。またスッ転んでずぶ濡れになったらどうする……って、もう入ってるし」
女「うぅー。冷たい!」
男「風邪引くぞ、馬鹿」
女「馬鹿は風邪引かないのー」パシャパシャ
男「……筋金入りの大馬鹿だ、こいつ」

385 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 12:18:18.70 ID:dD/V5s9sO
生きてるってなんなーの 生きてるってなーに

386 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 12:29:31.88 ID:et15fV/NO
この子は余命があまりないのですね。わかります

387 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 12:33:32.56 ID:Aa3zqkW7O
女「この池はね、ちょっと前まで私の体の一部みたいなものだったの」
男「毎晩飽きもせず浸かってたくらいだもんな」
女「幽霊止めて、男くんや友くんと話したり遊んだりするのも楽しいけど……ちょっと寂しいなぁ」
男「そんなもんか?」
女「うん。……まぁね」
男「……もし、友がネットでネタばらししてなかったとしたらまた幽霊やるつもりか?」
女「うーん……そうかも知れない」
男「……そうか」


388 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 12:38:00.82 ID:g8ZNVReGO
この子は実は幽霊だったんだよ!

389 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 12:39:07.46 ID:v97+RXhYO
ハイジ「生きるってなーにー!?」
アルムの山「何叫んでんだよ」
ハイジ「ねぇ、生きるってなーにー!?」
アルムの山「叫んだって意味ねーだろ」
ハイジ「意味がないから叫ぶの。生きるってなにー! なんなのー!!」
アルムの山「……はぁ、知らんがな」

393 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 13:12:14.07 ID:O1Vk5LfhO
鬱エンドはいやだな…

394 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 13:14:36.48 ID:J2BjRuNiO
女が幽霊ってことはないでしょう
ここまで存在が確定しているんだから

395 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 13:16:17.97 ID:Aa3zqkW7O
ちょいと書き貯めます
遅筆で誠に申し訳ない

396 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 13:37:07.63 ID:UkMCgO8SO
保守ってなーにー

397 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 13:44:50.69 ID:MktYMbM30
保守ってなぁに!支援ってなぁに!

400 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 14:22:34.51 ID:dD/V5s9sO
おじいさん「ggrks」

448 :VIPがお送りします: [] 2009/11/27(金) 23:51:37.75 ID:3g7UoeBa0
実は1が幽霊だったという乙

466 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 04:40:48.59 ID:P0rdHmktO
保守の代わりにイキナリなんだが俺に安価すると
今年のクリスマスに
ロングブーツと純白のコートの似合う真っ白な肌の
目のぱっちりした黒髪のロングのかわいい元・幽霊女に
真正面から上目づかいで
「ギュってして・・・」
と言われてしまう呪いがかかっちまうから気をつけろよ

492 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 10:37:49.05 ID:Q++WBWjb0
お前ら駄レス多すぎ
>>466も自重しろ

506 :>>1: [] 2009/11/28(土) 14:09:42.49 ID:UA8hSnRP0
おはようございまぅ
今起床しました
結局寝こけてあんまり書き溜めておりません…
とりあえず落ちだけは考え付いたんで今から書いてきます
本当に申し訳ない

507 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 14:19:08.41 ID:UA8hSnRP0
おっさん「あれ、君たちも幽霊見に来たのかい?」
男・女 「「え?」」
おっさん「あれ? 違うのか」
男   「あの、その幽霊って偽物の生きた人間で……」
おっさん「そういう書き込みもあったな。でも、目撃情報も多いし……多分『偽物』っていう書き込みも釣りだろう」
女   「……」
おっさん「そこの子、可愛いね。どう? おじさんと一緒に幽霊でも見t……」
男   「すみません。俺ら、帰る途中なんで。……ほら、女。行くぞ」
女   「う、うん……」
女   「……」

510 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 14:28:25.87 ID:UA8hSnRP0
女「……どうしよう?」
男「何が?」
女「バレてなかった。期待してくれてる人がまだ居たよ……?」
男「……まさか、またやるつもりなのか?」
女「今日のところは止めとく」
男「……今日のところはって」
女「私、これくらいしか取り柄ないから」
男「取り柄でも何でもないだろ……」
女「でも。でもね……」

511 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 14:30:40.39 ID:bhQg7mOWO
もし生まれ変われたらトゲじゃなくて花になりたい
綺麗じゃなくてもいいから、誰も傷付けない優しい花になりたい

512 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 14:31:22.65 ID:UA8hSnRP0
女「私には幽霊がお似合いなんだよ」
男「はぁ?」
女「男くんや友くん。一度に二人も友達が増えたけど……やっぱり私は、生きた人間で居るのが辛い」
男「……何言ってんだよ」
女「ごめんね。……男くんが居るのに。居てくれるのに」グス…ッ
男「何泣いてんだ」
女「泣いてないっ。泣いてなんか……ないよ……」
男「……」
女「ごめん。ごめんね。私、やっぱり弱いよ。弱くて、ずるくて……」
男「そんなことない。……ほら、ハンカチ使うか?」
女「いい。……いいの。私は、大丈夫だから」

514 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 14:35:49.07 ID:UA8hSnRP0
男「じゃあな。……あんま考え込みすぎんなよ」
女「ごめんね……ありがとう」
男「じゃあ、また明日」
女「……明日、会おうね」
男「明日どうしようか。俺たちがそっち行こうか?」
女「ううん。来なくて大丈夫」
男「……そうか」
女「今日も、楽しかったよ。すごく楽しかった」
男「……そうか。なら良かった。……じゃあな」
女「ばいばい」

515 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 14:40:20.43 ID:UA8hSnRP0
―次の日―
友「俺は真実を書いたのに釣り呼ばわりかよ……」
男「人の思い込みって怖いな。幽霊よりずっと怖い」
友「あー……そだな」
男「真実書き込んでも無駄か。……女、またやるかもな」
友「幽霊を?」
男「何かさ、謎の使命感というか、生きがいというか……そういうの感じてるらしいし」
友「一年間もやってきたんだもんなぁ。……ところで女ちゃん来ないな」
男「昨日別れる時に明日はこっちから来るみたいなこと言ってたのに」
友「電話してみたら?」
男「……そだな」

516 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 14:43:32.49 ID:UA8hSnRP0
男「もしもし、女」
女「男くん……」
男「どうしたんだよ。今日はこっちに来るって言ってただろ?」
女「……あのね、男くん」
男「どうしたんだよ、そんな改まった口調で」
女「あの池、本当に自殺者が居たよ」
男「は?」
女「調べてみたら十年くらい前に、女の子が。私と同じ歳の」
男「……マジか」
女「うん、本当」
男「……」

517 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 14:47:19.74 ID:UA8hSnRP0
女「もしかしたら私、引き込まれたのかも」
男「……誰に」
女「その、死んだ女の子に」
男「まさか」
女「それでも死ねなくて……だから、その子は化けて出る代わりに私を幽霊役にしたんじゃないかって」
男「そんな夢物語みたいなこと、あるわけねーだろ。……お前は、お前の意思で馬鹿みたいなごっこ遊びを始めたんだ。そうだろう?」
女「それは……分かんないよ」
男「考えすぎだ。お前だって幽霊なんか信じてないだろう?」
女「信じてないけど……自信なくなってきちゃった」

519 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 14:52:19.91 ID:UA8hSnRP0
女「その女の子の代わりに私が化けて出ることが、女の子にとって幸せなら……私は今日も行かなくちゃいけない」
男「大体、実際その女の子に引き込まれたとしてもお前とそいつの接点なんて全然ないだろ?」
女「全然じゃないよ。……あの池で死ねた女の子と死ねなかった私。
  遠いようで、本質は全く同じ。……そう思わない?」
男「俺は思わない」
女「私は思う。……顔も見たことない子だけれど、私と同じように悩んでた子。
  私が代わり化けて出ることで救われるなら、私はね……いつまでも幽霊でいて良いの」
男「……理解できないな」
女「できなくて良いの。……こんなの、男くんには理解なんかする必要ないよ。
  私と、その女の子の問題なんだから」
男「……」

522 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 14:59:14.80 ID:UA8hSnRP0
男「で、今日はどうすんだよ。こっちから行こうか?」
女「……男くん、今日バイトある?」
男「あるけど……それがどうした?」
女「じゃあ、また夜中に会えるね」
男「……また幽霊するつもりか」
女「ごめんね……」
男「あんま心配かけるなよ」
女「心配してくれて、ありがと。……でもね」
男「……良いよ。じゃあ、夜に会おう」
女「うん。私、頑張るね」
男「別に頑張ることじゃねーだろ」
女「……そだね」
男「……」
女「………じゃあ、また夜に」

523 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 15:05:27.21 ID:UA8hSnRP0
友「女ちゃん、何だって?」
男「今日は来ないそうだ」
友「な、何だってー!?」
男「また今日の夜も幽霊やるからその時会おうってさ」
友「……またやるんだね」
男「らしいな」
友「俺、今日は行けないわ。また明日会おうって伝えといて」
男「ああ、分かった」
友「こんなに寒いのによくやるなぁ」
男「全くな」
友「……」
男「……」

525 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 15:11:05.33 ID:UA8hSnRP0
―真夜中―
男「……やっぱり居たよ」
女「えへへ。うらめしこんばんはー」
男「寒くないのか?」
女「何だか今日は全然寒くないの」
男「そうか」
女「男くん、聞いて聞いて。今日は二人も驚かしたよ?」
男「……こんなの、やってて楽しいか」
女「前も言ったでしょう? 楽しいというか、落ち着くの」
男「……分からんな」
女「私は私で、男くんは男くんだもん。分かるわけないよ」
男「……そうだな」
女「寂しいけど……どれだけ友達になっても分からないものは分からないんだよ。
  私も時々、男くんが分からなくなるし。男くんも私は分からない。……おあいこでしょう?」
男「……そういうものなのかもな」
女「悲しいけど、そういうもの。……私も最近分かったよ」

526 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 15:14:05.78 ID:7CA5vWvkO
うわあああああ…なんか嫌な展開ばかり浮かぶよ支援

527 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 15:17:46.84 ID:UA8hSnRP0
男「友が明日また会おうってさ」
女「……友くんに『ありがとう』って伝えて」
男「……?」
女「ねぇ、狼少年の話は知ってる?」
男「『狼が来たぞ』って嘘ばかり吐いて、結局最後は狼に食べられる話か?」
女「大まかに言えばそう」
男「それがどうした?」
女「私もいつか食べられちゃうかもね」
男「はぁ?」
女「幽霊のフリして『幽霊が来たぞー』って嘘吐いて。
  いつか幽霊に食べられたとしても、それは当然で……必然なことで。そう思わない?」
男「……やっぱり、俺はお前のことが分からない」
女「分からなくって良い。分からない方が良いの。だから……ね?」
男「……」

528 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 15:20:45.11 ID:xq6xTaBS0
いやだあああああああああ

529 :VIPがお送りします: [] 2009/11/28(土) 15:21:28.15 ID:GuGm7Y7/0
ウザ可愛いかった女がただウザいだけになってるどうしてこうなった

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