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女「私、幽霊になりたかったのに」

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Part3
151 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 21:03:29.77 ID:VatT+SHRO
結局飯やら風呂やらであんま書き溜められなかったけどちょっと書き込みます

152 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 21:09:28.23 ID:VatT+SHRO
女「男くんのこと、本当はすぐ驚かすつもりだったんだけど……何か怖そうな人だなぁって」
友「あははは。こいつ、目付き悪ぃしなー」
男「うるせぇ。……俺だってちょっと気にしてんだぞ」
女「だから、いつも男くんが来たら隠れて驚かすの先伸ばしにしてたの」
男「それで、どうして驚かす踏ん切りがついたんだ?」
女「ちょうど一周年だったの」
男「幽霊モドキになった?」
女「ううん。……自殺未遂して、勘違いされた日からちょうど一年。命日になるはずだった日だよ」

153 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 21:15:47.31 ID:VatT+SHRO
女「だから、勇気出して怖がらせようと思ったんだけど……」
男「池で溺れた、か」
女「途中までは上手くいってたのになぁ。……でも私が溺れるまでは男くん、結構怖がってくれてたよね」
友「そうなのか?」
女「『ひいいいっ』って言ってダッシュで逃げようとしてた」
友「お前、散々俺のこと馬鹿にしてたけどビビってんじゃねーか」
男「完璧に頭イカれた奴だと思ったからな。普通逃げるだろ」
友「本当のこと言えよ。幽霊だと思ったんだろ? お前もさー」
男「う、うるせー」

154 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 21:20:48.34 ID:VatT+SHRO
女「怖い人だと思ったけど、こんな私を助けてくれて……何だ、優しい人だったんだーって」グビッ
男「そのまま放って置いて次の日池を見たら死体が浮いていたー、とか正直寝覚めが悪くなるからな」
友「たまには良いことすんだな、お前も」
男「たまにって何だよ」
女「……今こうして三人でお酒を飲めるのも男くんが助けてくれたお陰だよ。……何度も言うけど、ありがとね」
男「そのせいで嘘はバレたけどな」
女「それでも良いんです。……すごく、楽しいから」グイッ
男「楽しいのは結構だが……飲むペース早すぎるぞ。また昨日みたいに潰れるつもりか?」
女「飲み放題なんだから飲まなきゃ損!」
友「そーそー。飲みたいだけ飲めば良いよ」
男「お前らなぁ……」

156 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 21:28:52.86 ID:VatT+SHRO
女「うぃー。酒、酒持ってきてー!」
友「女ちゃん……さすがに飲みすぎだって」
女「ひっく、まだ、ひっく、らいじょーぶだよぅー?」
男「……だから言っただろ? 飲みだすと止まらんぞ、こいつ。潰れるまでな」
友「……どーしよ?」
男「……俺が送るよ。家も近いし」
友「女ちゃんが酔ってるからって変なことすんなよー」
男「するかボケ」


157 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 21:36:48.44 ID:VatT+SHRO
友「じゃ、もうそろそろお開きにするか」
女「いやー! まだにょむのー!」
男「わがまま言うな」
友「どうせもうすぐ二時間経つし……また今度飲みに行こう?」
女「うぅー……」フラフラ
男「足元ふらふらじゃねーか……ほら、肩に手ぇ回せ」
女「うー……」ヨロヨロ
友(男め……羨ましいぞ)

160 :VIPがお送りします: [sage] 2009/11/25(水) 21:47:47.24 ID:rbLIBXVwO
追い付いた
女に惚れそうだwww

163 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 21:59:54.37 ID:2mkbRp0w0
携帯がさるったwwwwwwwwww
このPC家族兼用だからあんまり使えねーんだ スマソ
とりあえず今まで書き溜めてあるやつだけ貼り付けてく

164 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 22:05:26.63 ID:2mkbRp0w0
男「お前さー……酒が好きなのは分かったけど限度を知れよ、限度を」
女「……ごめんにゃさい」ヨロリ…
男「ちゃんと掴まってろ。……ほら、池だぞ。もうそろそろお前ン家だ」
女「ちょっと、ここで休憩しよ?」
男「池のほとりでか?」
女「うん。……だめ?」
男「また変な冗談でも考えついたのか?」
女「ううん……そーじゃないよ」
女「二人っきりで話してたいの」

166 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 22:11:34.53 ID:2mkbRp0w0
女「男くんのことね、怖い人だと思ってたから怖がらせなかったって言ったでしょー?」
男「ああ、そういやそんなことも言ってたな」
女「……あれ、半分嘘」
男「え?」
女「……一目惚れ、だったんだ。人生で初めて人のこと、好きになれたの」
男「ちょ……おいおいおい」
女「毎日、隠れながら男くんのこと見てたの。毎日……ほんのちょっとの時間だけ」
男「……マジかよ」
女「でも、このまま見てるだけじゃ何にもならないって思って……偽の命日の日にああやって会うことにしたの」
男「幽霊の真似事がお前のアプローチのやり方かよ」
女「そういう形でしか……話せなかったから。それ以外の話し方、知らなかったから」

168 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 22:18:17.37 ID:2mkbRp0w0
女「で、溺れて、助けてもらって、次の日も会えて……その後、色々話したね。下らない話も、ちょっと難しい話も」
男「難しいっつか、意味不明なんだけどな」
女「……自分でもびっくりするくらいスラスラ喋れた。今日も、すごく楽しかったよ」
男「……そうか」
女「男くんのことさ、好きなんだ。……ごめんね」
男「……何謝ってんだ?」
女「今言ったこと、全部忘れて。……おかしいよね。酔いすぎちゃったのかなぁ」
男「……。ああ、酔いすぎだ」ポン…ッ
女「えへへ。ごめんね。……ずっと友達でいようね?」
男「…………ああ、そうだな」

169 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 22:19:46.46 ID:OnwbPe+eO
一目惚れ……だと?

171 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 22:24:28.90 ID:2mkbRp0w0
女「池、入って良い? 脚だけさ」
男「……何で?」
女「水の冷たさで酔いを醒ますの」
男「はぁ……勝手にしろ」
女「ブーツとニーソ脱ぐねー」フラフラ…
男「そんなによろついて……また溺れるなよ?」
女「うん。……やっぱり冷たいなぁ」ザブザブ…
男「寒いのによく入る気になるな……慣れてんのか?」
女「まぁね」
男「傍から見てるだけで寒いわ」

173 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 22:37:32.17 ID:pb1OGe1cO
いい、いい!

174 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 22:38:46.32 ID:pbvbLOZm0
友・・・

176 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 22:43:50.97 ID:2mkbRp0w0
女「……もしもさ、自殺が成功して死体が沈んだままだったらさ」
男「ん?」
女「ずっと、この冷たい水の中なんだよね」
男「まー、死んだら冷たいも何も感じなくなるだろーがな」
女「それでも、やっぱり寂しいことだよね。……今になって思うよ」
男「……もうそろそろ上がって来いよ」
女「うん、分かった……」フラフラ…
男「まだフラフラじゃねーか。危ねーな……」ザプッ
女「男くん、濡れちゃってるよ……?」
男「また溺れられたら面倒だからな。ほら、掴まれ」

177 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 22:48:17.17 ID:2mkbRp0w0
女「ありがと……。……きゃっ」ザッパーン!
男「うをっ!?」ザプッ
女「えへへへ……浅瀬で良かったね。この前みたいに深いところに嵌まってたら二人で死んじゃうとこだった」
男「良かねーよ。……ちきしょう、二人揃って濡れ鼠だ」
女「お揃い、お揃い」ニコニコ
男「びしょ濡れになって何喜んでんだよ。ドMか」
女「うー。寒いっ! 一気に酔いが醒めたよー」
男「……。……うりゃっ」バシャッ
女「いくらびしょ濡れだからって水かけないでよー。……お返しだー」バシャバシャッ
男「冷たっ! やったなこのー!」バシャッ バシャッ

180 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 22:54:45.73 ID:pb1OGe1cO
古いwwww

181 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 22:59:26.90 ID:UEu2Q+dJ0
真冬にやるバカは新しいと思うぞwww

182 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 23:00:50.11 ID:Ctu/hEGNO
ちょっと今から近所の池行ってくるわ


183 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 23:01:02.00 ID:2mkbRp0w0
男「……何やってんだ、俺ら」
女「……更に濡れるだけで終わったね」
男「こんな季節にやることじゃねーよな」
女「というより、時代遅れなはしゃぎ方だよね。かなりの」
男「こんな夜中にびしょ濡れの男女が道歩いているの見たら誰だってビビるだろうな」
女「また『幽霊だ』って思われちゃうかも」
男「その時は俺まで巻き添え食うのか……」
女「それはそれで良いんじゃない?」
男「どこがだよ。……とりあえず帰るぞ。このままじゃ寒さで死ぬ」

184 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 23:03:13.21 ID:2mkbRp0w0
早くも書き溜めつきましたー
また携帯でぽちります
……ちなみにさるさんっていつになったら解除されるん?

185 :VIPがお送りします: [sage] 2009/11/25(水) 23:05:28.37 ID:JH7um99Q0
00分超えたら

190 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 23:46:45.79 ID:VatT+SHRO
男「あー! さーむーいー!」
女「そんな大声上げたら近所迷惑だよ?」
男「近所を心霊スポットにされた方がよっぽど迷惑だろ」
女「そうかな?」
男「ああ、そうだ」
女「でも、それも過ぎたことだよ。今はもう関係ないもんねー」
男「何開き直ってんだ」
女「……星」
男「え?」
女「結構見えるね。……小さいけど、光ってる」
男「ここら辺街灯ないし、冬だから空気が澄んでるだろうしな」

191 :VIPがお送りします: [] 2009/11/25(水) 23:58:13.50 ID:VatT+SHRO
女「あれが蛇座でー、あれも蛇座!」
男「……テキトー言ってるだけだろ」
女「星と星を線で繋いだってみんな蛇みたいにニョロニョロしてるだけだと思わない?」
男「思わない……が、俺も正直星座は分からん」
女「うーん……あれは蠍座?」
男「蠍座って夏じゃなかったか?」
女「そうだっけ? まぁいいや。あれは蠍座っ」
男「勝手に決めるなよ」
女「いーの、いーの」
男「何がだよ」
女「今日からあれは冬の蠍座! 今決めた!」

192 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 00:21:20.90 ID:+I0ml7m3O
女「星座なんて、興味がある人だけがちゃんと覚えれば良いんだよ」
男「そりゃ一理あるな」
女「……覚えられていたって知られなくたって、星は平気だもんね」
男「星は人間に見られてるとか、そーゆーこと考えてないだろうがな」
女「死ぬと星になるって言うじゃん」
男「まぁ、そういう話もあるな」
女「私は嫌だな、星なんて。ただ宇宙に浮いてるだけなんて堪えられないや」
男「幽霊もどっこいどっこいだと思うがな」
女「……そうだね」

194 :>>1: [] 2009/11/26(木) 00:38:02.20 ID:+I0ml7m3O
皆様支援サンクスです
もうそろそろ眠気が来てるんで眠らせて頂きます……
起きた時、まだスレが残っていますように。では

211 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 07:48:50.33 ID:+I0ml7m3O
おはゆ
書き溜めもなんもないんで相変わらずのスローペースでお送りします

212 :VIPがお送りします: [sage] 2009/11/26(木) 07:59:56.84 ID:W0RKFSRd0
死ぬと星になるんじゃなくて星が流れるんだぜ

213 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 08:00:44.06 ID:+I0ml7m3O
男「やっと着いた……」
女「男くんまでびしょ濡れになっちゃったし……シャワー浴びてく?」
男「不本意だがお言葉に甘えるわ……」
女「えへへ」
男「ついでに着替え借りて良いか?」
女「服、女物ばっかりだしなぁ……男くんが着れそうなの、ちょっと探してみるよ」
男「頼むわ」
女「独りで濡れるよりー二人で濡れた方が暖かいよー♪」
男「何だその歌は」
女「作詞作曲、私。今考えたの」
男「音楽的センス皆無だな」
女「まぁね」

215 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 08:33:20.85 ID:+I0ml7m3O
男「先にお前浴びてこいよ」
女「ありがとー」スタスタ…
男「……はぁ。寒い」
男「それにしても……」
男「パソコンにテレビにクローゼット……」
男「必要最低限の物しか置いてねーな。質素というか、殺風景というか」
男「普通、女の子の部屋ってもっと、こう、あるだろ」
男「……ま、いいか」
男「……」
男「……寒ぃな、やっぱ」

217 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 09:02:04.66 ID:+I0ml7m3O
女「上がったよー」
男「じゃ、入らせてもらうわ」
女「男くんの着れそうなの、探しとくねー」
男「ふー……お湯あったけぇー」
男「池もお湯で出来てりゃ良いのに」
男「……でも、魚全滅するよな」
男「茹で魚……ちょっとうまそう」
男「何考えてんだか……アホらし」

221 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 09:35:07.37 ID:+I0ml7m3O
女「男くん、まだ入ってる?」
男「今身体洗ってるとこ」
女「入浴中ごめんね。男くんが着れそうなの、Tシャツとジーパンくらいしかなかった」
男「別に良いけど……サイズ合うのか?」
女「大きすぎて私が着たら袖余っちゃうくらいブカブカだし多分大丈夫。……多分ね」
男「……まぁ、無理矢理にでも着るか。もう上がるからお前、脱衣室から出ろ」
女「男くんったら、恥ずかしがっちゃってー」
男「お前は俺の裸が見たいのか」
女「男くんが見られたくないなら、止めとく。……じゃ、ここに置いとくねー」

223 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 09:47:23.70 ID:+I0ml7m3O
男「一応サイズはどうにかなったけど……」
女「それなら良いじゃん」
男「でも何だよこのTシャツのデザイン! 可愛すぎだろ!?」
女「あははっ。似合ってるよー……くくっ」
男「腹抱えて笑ってんじゃねーよ」
女「ごめんごめん。さっきも言ったでしょ? 女物の服しかないって」
男「……今日のところは仕方ないか」
女「可愛い服、案外似合うね」クスクス
男「うるせぇ」

224 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 09:54:35.62 ID:+I0ml7m3O
男「じゃ、俺もう帰るわ」
女「えー……もっとゆっくりしてってよー」
男「お前を送り届けたし、俺の任務は終了だ」
女「……明日もまた会おうね?」
男「ああ、そうだな」
女「じゃあ……また明日」
男「シャワーありがと。服も明日洗濯して返す」
女「……じゃあね」
男「じゃあな」バタン…
女「あーぁ……帰っちゃった」
女「……にちゃんでもしようかな」
女「……」

226 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 10:12:45.31 ID:+I0ml7m3O
女「ははっ、ワロス」カチカチッ
女「……」
女(……酔った勢いとはいえ男くんに告白しちゃった)
女(でも、否定はされなかった……よね?)
女(ううん。あんなの、告白なんかじゃない……でも……)
女(……今日はもう寝よう)
女(男くん、家に着いたかなぁ……)
女(……もう、寝てるよね)
女(…………男くん)

228 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 10:31:25.53 ID:+I0ml7m3O
─次の日─
友「おーっす、男」
男「おっす」
友「昨日はどうだったんだよ」
男「……何が?」
友「とぼけんなって。まさか、女ちゃん送ってくついでに家に上がり込んだりしてねーか?」
男「あー……池でまた濡れたからシャワー借りた」
友「ちょ……っ」
男「それだけだ。その後すぐ帰ったし」
友「ほ、本当にそれだけか? それだけだよな!?」
男「あぁ、それだけだ」
男(告白まがいのことされたのはこいつに黙っておこう……)

230 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 10:40:23.60 ID:+I0ml7m3O
友「そういや女ちゃん、来ないなー」
男「講義じゃねーの? 知らんけど」
友「なぁ、今日はこっちから向こうのキャンパス行こーぜwwwwwww」
男「え?」
友「来てもらってばっかだと悪いだろ?」
男「んー……まぁ、そうだな」
友「よっしゃ。じゃあ行くか!」
男「今からか? 俺、今から講義あるんだが……」
友「一回休んだくらいで単位落とさねぇって。行くぞー」
男「はいはい……」

233 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 10:48:49.41 ID:+I0ml7m3O
女(男くんのキャンパス来たのに……男くんどこにも居ないや。ついでに友くんも……)
女(なんで? 明日も会おうって言ったのに……)
女(なんで? なんでなんでなんで?)
女(男くん……寂しいよ)
女(……まさか私、捨てられちゃったの?)
女(嫌だよ。男くん……っ!)

235 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 11:07:45.54 ID:+I0ml7m3O
女(せっかく仲良くなれたのに……死にたい、死にたいよぉ……)
女(私なんかが、友達になれるわけなかったんだ。死ななきゃ……あの池に沈んで、消えてなくならなきゃ……)
プルルル…
女(……! 電話……?)
男「もしもし、女?」
女「お、とこくん……っ。どこに居るの……?」
男「そっちこそ今どこにいるんだ? お前のキャンパスまで来たんだが……」
女「え……」

236 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 11:33:59.05 ID:+I0ml7m3O
女「今、男くんのキャンパスに居るよ」
男「そうか。入れ違いになっちまったな」
女「うん……ぐすっ、そうだね」
男「お、おいおい。何泣いてんだよ」
女「ううん。何でもない……何でもないの」
男「そうか? なら良いんだが……」
女「ぐす……えへへ、これからどうしよ?」
男「お前がこっちに戻るか、俺らがそっちに戻るかだな」
女「じゃあ、今から会いに行くね」
男「ああ。正門の前で待ってる」
女「ごめんね、ありがとう。……本当に、ありがとう」
男「……ほんと、大丈夫か? 何かあったのか?」
女「何でもないよ。じゃあね」
男「ああ」
プツッ …ツーツーツー

238 :VIPがお送りします: [] 2009/11/26(木) 11:36:36.26 ID:acBiOvSjO
女かわええええ

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