新ジャンル「砂かけ少女」
Part8
426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 15:47:45.21 ID:LPtYNZ0C0
叔母「ふぅ……」
叔母(あんなこと言ったけど、それだと説明付かない部分があるわね)
叔母(飛行機より速い……か)
叔母(もし、人が光の速さで移動できるのだとしたら、その衝撃波は天文学的数値の威力をもつ……)
叔母(いくら軽く見積もって、十数メートルであろうと地球の表層を削るくらいわけないはずよね)
叔母(女の言が正しいのであれば、移動と移動の間の空間に穴を開けてそのトンネルを翔けているか、その間の空間を削っている、欠けているかのどちらか)
叔母(……どっちにしろ、悪い夢を見ているみたいね)
428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 15:48:35.36 ID:LPtYNZ0C0
女(使わない方がいい能力……ある意味があるのかな?)
女(いや、これは本来使われない、使ってはいけない能力なのだとしたら……)
女(もし、未来人とか宇宙人とか超能力者が私にいつの間にかわからない改造を……)
女(……アニメの見過ぎだなぁ)
女(いや、まぁどっちかっていうと私が作りモノみたいな能力を持ってるんだから、そう思うのかもしれないけど……)
女(このまま、この能力を持ち続ければ、いつか懐中時計を持ったウサギがやってきて)
女(私を不思議な国へ連れてってくれるのかな)
女(……)
女(……さすがに妄想が乙女ちっく過ぎる)
女(ああああ!脳みそにさぶいぼがぁ!)
妹「あ、お姉ちゃんおかえ……頭抱えてどうしたの?」
女「い、いや、なんでもない」
妹「そう?」
女「えっと、……着替えてくる」
妹「あ、うん。お母さんがそろそろ夕ご飯出来るって。急いできてね~」
429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 15:50:36.98 ID:LPtYNZ0C0
女「ま、とりあえず、わけのわからんものに必要以上におびえない!」
女「やっぱ、そこだよね!人生損したモノの負けだ!」
女「……やっぱ、もうちょいバストほしいなぁ」
女「別に巨乳っていうんじゃなくて、少なくとも貧しいと呼ばれない感じで」
女「能力がスタイルを変化させるモノだったら良かったのにな……」
女「……って、ごはんごはん」
女「よし……っと」
女「今日のごはんはな~にかな~♪……ってちょっちょっちょっちょっちょ!」
ダダダダドスンゴンッ
妹「ちょっと!お姉ちゃん大丈夫!?凄い音したけど!」
女「……???」
妹「……お姉ちゃん?」
女「……飛べなくなった?」
430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 15:51:41.71 ID:LPtYNZ0C0
女「ちょ、痛いって、手加減して……」
妹「何言ってるの!お姉ちゃんも女の子なんだから、こぶとか出来たら嫌でしょ!」
女「そりゃ、嫌だけど……ってあいたぁ!」
妹「けがの手当は速さが重要なの!」
女「ぅ、ぅぇーぃ」
妹「まったく……、いつも二階から降りるときは注意しろってお母さんに言われてるのに」
女「そういえば、お母さんどうしたの?」
妹「回覧板まわしにお隣さん家。たぶん、この時間だと」
女「ああ、旦那の愚痴の言い合いか」
妹「家の中では、お父さんと仲良さそうに見えるのにお母さんもなんか言いたいことあるのかな?」
女「うんにゃ~。女の人っていうのは他人の悪口で仲良くなれるという不憫なスキルを持ってるからね」
妹「はぁ……、ご近所づきあいも大変なんだね」
女「妹は私に似て、自分も女っていう自覚が浅いねぇ。嬉しいことなのか、悲しいことなのか……」
432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 16:34:26.37 ID:LPtYNZ0C0
友「おはよっぴー」
女「そのダサい挨拶を引っ込めたら、こちらも挨拶してやろう」
友「お、お、お……おはぴょん!」
女「……はぁ。はいはいおはよ」
男「朝から御苦労様」
女「まったくだねー」
友「男ー…女が、女が、……冷たいよぅ」
男「普段と比較すると?」
友「えっと……0.02%増しくらい」
男「ほぼ同じだな」
友「……いやっほぅ!」
433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 16:35:08.21 ID:LPtYNZ0C0
女「なんか、友は朝から飛ばしてるなぁ」
男「いいことでもあったのか?」
友「いいこと……なのかなぁ?」
女「どったのよ?」
友「気になるあいつに急接近」
男「ちょっと待て。お前、前に女であればみんな好きとか言ってなかったか?」
女「うわー、愛憎劇で一番真っ先に殺されそうだなぁ」
友「いや、まぁいろいろスルーするとだな。自分が思っても無いところで接近できてしまって」
女「チキってる」
男「ああ、それはチキってるな」
友「うっせぇ!こんなの初めてなんだから仕方ないだろ!」
434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 16:36:42.20 ID:LPtYNZ0C0
女「え、友って恋したときないの?」
友「……悪いかよ」
男「いや、スマン。俺も驚いた」
友「……」
女「でも、まぁいいんじゃない?友にもようやく春が来たってことで」
男「そうだ……な、温かく見守るか」
友「……ありがとよ」
435 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 16:38:48.18 ID:LPtYNZ0C0
女「んで、何か問題が?」
友「……接近したことで見えてしまうそいつの私生活っつうのは、見られたくないものなのかなって」
女「別に買い物に誘われたとか、弁当作ってきてくれるとか、家に誘われたとか、そんな程度ならいいんじゃない?」
友「……まぁそうだよな」
女「なに……?それ、強要とかしちゃったの?」
友「ち、ちがっ!そんなんじゃ……!」
女「……ん~、何があったかよくわからないけど、相手とよく話すことが大事じゃない?」
女「どこまでを許して、どこからが駄目なのかなんて、人それぞれだし、人には踏み込んじゃいけないことは何かしら抱えてるものだからさ」
友「……そうだな」
男「……」
436 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 16:40:48.29 ID:LPtYNZ0C0
男「あ?っと、悪い。何がだ?」
女「いや、別に言い直さなくてもいいけど、なんか難しい顔してるから」
男「……」
女「男?」
男「……いや、なんでもない」
女「……そっか」
男「おい、そこ段差ッ」
女「え?……っと、ぉぉおお?」
男「……ッ!」
女「あ……」
男「……大丈夫か?」
女「あ、……うん。ご、ごめん。ありがと」
男「大丈夫だ。どうってことはないが……?」
女(……やっぱり、飛べない)
438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 16:42:33.14 ID:LPtYNZ0C0
コピペ位置ズレータ
>>436
男「……」
女「ん?男、どったの?」
を削ってしまたが、それほど意味は無いなぁ
441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 17:26:56.19 ID:LPtYNZ0C0
国語教師「さて、最後に玉鬘についてちょっとやるか」
国「源氏物語に出てくるこの玉鬘。夕顔の娘なわけだが、珍しく光源氏と恋に落ちなかった女性の一人だ」
国「古来より玉鬘は綺麗な髪のことを指すことがあるが、転じて『どうにもならない事』や『運命』を指したりもする」
国「なぜだかわかるか?……っと、男」
男「……特に何をしなくても髪の毛は伸びる……から、ですか?」
国「ふむ。ま、そう言われてるのも確かだ。実際には何になぞらえたかはわからん。そういうのを考える事自体も国語だからな」
国「まぁ、髪の毛のように好き勝手、どこに行くなり伸びるなりしてもいいが」
国「伸びるだけ伸びたとしても、途中で切られたり、染められたりするわけだ」
国「……こら、私の頭を見ながら笑ったやつは宿題増やすぞ」
国「……」
国「ま、さっき言ったように理不尽に切られたり、他の髪の毛と同じ方向に伸びようとして絡まったりして、運命はどうにもならないものと例えたんだな」
国「お前らもなるべくならまっすぐ育て。変な方向に育ったりすると、別の髪の毛の邪魔になったりもするからな」
国「よし、これで今日の授業は終わりだ、日直」
442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 17:27:38.13 ID:LPtYNZ0C0
女「あ~、さっぱりわかんね~」
男「今日のはわからなくていいんじゃないか?」
女「そうなん?」
男「悩むことが大事だという授業だった気がするからな」
女「だってさ~」
友「……」
女「……悩み全開っぽいねこっちは」
男「そうだな……」
女「……昼ご飯どうしようか」
男「女はここにいろ。俺がてきとーに食えるもんみつくろってくる」
女「え?……あ、うん」
443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 17:28:30.72 ID:LPtYNZ0C0
友「……」
女「なぁ、何悩んでんだよ~」
友「……」
女「ったく、反応もないって……」
友「………ちゃ」
女「ん?」
友「バイト、行かなくちゃ……」
女「へ?バイト?」
友「っと、悪い。俺行ってくるわ」
女「え、ちょ、ちょっと!まだ昼やす……!行っちゃったよ……」
444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 17:29:28.38 ID:LPtYNZ0C0
女「……っていうことがあったんだ」
男「友が……バイト?」
女「……そう言ってた」
男「……そうか」
女「先生とかの連絡どうしようか?私、する?」
男「……俺がやっとく。女は心配しなくていい」
女「あ、……うん」
445 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 17:30:53.90 ID:LPtYNZ0C0
男「それじゃ、先生のとこに」
女「ねぇ……」
男「ん?」
女「馬鹿な質問していいかな」
男「……答えられる質問であればいいぞ」
女「私たち、ずっと友達……だよな?」
447 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 17:32:34.96 ID:LPtYNZ0C0
流石に朝から書いてたら疲れてきた……ちょい休憩挟みますわ~
448 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 18:17:09.33 ID:KUANoApp0
保守を要するスレはUNCO!
449 :休憩の意味なんて無かったぜ!:2010/12/05(日) 18:22:43.09 ID:LPtYNZ0C0
男「……」
女「いや、悪いッ!なんか、友が変だし、男もなんか隠し事してるみたいに感じちゃってさ、あはは」
女「なんか、漠然と不安になっちゃったんだ」
女「ホントに馬鹿な質問した。ごめん、すぐ忘れてくれ」
男「……友達だ」
女「……え?」
男「女がそう望んでくれるなら、俺からも友達で居てほしいと願うから」
女「……」
男「女が望んでくれたら、ずっと友達だ」
女「……絶対だぞ」
男「……約束する」
450 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 18:23:33.11 ID:LPtYNZ0C0
男「……先生のとこ、行ってくる」
女「うん、頼んだ」
男「それ食べてていいからな」
女「いや、待ってるよ」
男「……時間かかるかもしれないぞ?」
女「どうせ、友が居ないから食い切れないって。食えないなら、今食べても放課後食べても一緒だし」
男「……そうだな。わかった、いってくる」
451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 18:24:19.20 ID:LPtYNZ0C0
ザザーン
女「……」
男「……」
女「……」
男「……静か、だな」
女「たまに、こんな日があったっていいよ」
男「……ホントのたまに、ならな」
女「……だね」
453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 18:25:01.16 ID:LPtYNZ0C0
男「ん?」
女「ちょ~っと見てて」
男「ああ」
女「……」ドサッ
男「??」
女「……やっぱ、後ろに尻もちついても駄目か」
男「なに、しているんだ?」
女「ん、ゴメン、もう一回」
男「ああ」
女「……」ボサッ
男「って、おい!どうしたんだ!」
女「……あれ?やっぱり、飛べない」
454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 18:25:59.81 ID:LPtYNZ0C0
男「ったく、砂浜に顔からダイブしたときにはビックリしたぞ」
女「ご、ゴメン」
男「髪の毛が砂だらけだ。ほら、目閉じろ」
女「ん」
男「……よし、もういいぞ」
女「ありがと」
男「ハァ……。んで、結局何がしたかったんだ?」
女「私、実は……」
男「実は?」
女「……夢見てたみたいなんだ。なんか、SF映画に出てきそうな夢」
男「夢?」
457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 19:12:45.27 ID:LPtYNZ0C0
女「そう。なんか、転ぼうとすると瞬間移動しちゃう夢」
男「……」
女「そんな変な顔しないでったら。って、そりゃいきなりこんな話聞かせられたら、私も面喰らうと思うけどさ」
男「す、スマン」
女「一回目はね。一昨日。友がバイト行っちゃって、男が塾行って私一人でここに来てた」
男「そうだったのか」
女「みんな来てないけど、走ってないのはなんか嫌で、私一人で走ってた」
女「私、そのとき砂に足をとられたみたいで、こけそうになったんだ」
女「手を前に出そうとしても手が動かなくて、足を前に出そうとしてももつれちゃってて」
女「でも、倒れる目の位置にガラス片があってさ、避けられないの」
女「周りの時間がゆっくりに感じてさ。『ああ、私の目見えなくなっちゃうのかな』なんて冷静に考えちゃったりしてさ」
男「だ、大丈夫だったんだよな」
458 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 19:13:27.95 ID:LPtYNZ0C0
女「何かあったら、今日ここに来てないって」
男「……それは、そうか」
女「私はそこから20mくらい離れたところで顔から砂浜に落ちて、なにも無かった。……あ、いやちょっとした擦り傷くらいはつくちゃったけどね」
男「……」
女「二回目は、昨日、勝負の時。状態は一回目とほぼ同じ。ガラス片は無かったけど」
女「ちょうど、友と男が岩のかげで見えなくなってるときだね」
男「ああ、折り返した女は見てたからな」
女「そのときにこけた私は、200mちょっと先のゴールを過ぎたところでこけてた」
男「……俺たちもその夢に付き合わされてるってことか?」
459 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 19:14:12.84 ID:LPtYNZ0C0
女「それは……それは、わからないけど」
女「今度は、こけても何もならなかったよ」
男「……そうか」
女「これで私の話は終わり……。昨日話せなくてゴメンね」
男「……いや、いい。確かに、こんな突飛押しもない話を聞いたら、笑い話にしてしまうかもしれないしな」
女「そういってもらうと、助かる」
男「……」
女「……」
460 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 19:14:58.25 ID:LPtYNZ0C0
男「……こけることが発動条件というわけじゃないんじゃないか?」
女「へ?」
男「砂浜以外で転んだっていうのはあるか?」
女「え、ちょ、ちょっと待って」
男「ん?なんだ?」
女「さっきから、黙ってそれ考えてたの?」
男「あ、その……悪かったか?」
女「あ、別にそういうわけじゃなくて、その……私にこういう話を黙ってられたとかそういうのに、ショック受けたのかなって思ってたから」
男「それはさっき『いい』と答えたんだが」
女「……」
男「……?」
女「っぷははははははははは!!」
461 :笑う表現て難しい……:2010/12/05(日) 19:16:06.90 ID:LPtYNZ0C0
男「ど、どうした?」
女「あはははは!ハァ…ハァ…ぷくくくくくぁははははは!」
男「……」
女「あははははははは!」
男「……」
女「わ、悪い、ヒィヒィ……と、止まらな、ぁはははははは!!」
男「……」
女「あははははははははははは!!」
463 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 19:46:23.00 ID:m/UtWzLk0
アーッハッハハハハアーハヒャヒャヒャハハヒャハヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 20:05:26.27 ID:S+lI10wg0
アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノ ㌧㌦! ㌧㌦!
465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 20:09:38.63 ID:LPtYNZ0C0
女「だから、悪かったって~!そんな憮然な顔すんなよ」
男「……別に怒ってはいない」
女「んじゃ、その眉間の皺をもっと浅くしてくれよ~」
男「……」
女「いや、ホントにゴメン。別に男のこと笑ったわけじゃないんだ。これはホントだ」
男「……それなら、どうして」
女「嬉しかった。ありがと」
男「そうか」
女「男が友達でよかったって心から思えたんだ」
男「……そうか」
466 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 20:10:20.35 ID:LPtYNZ0C0
男「……でも、女の笑顔が見れて良かった」
女「ん?」
男「今日は昼からずっと沈んでたからな」
女「……ありがと」
男「いや、なんというか、その……俺にも男としての甲斐性があってよかった」
女「……男でもそういうのは気にするんだ?」
男「あった方がいいのは確かだ。それに、このまま暗い顔されてたら、友に叱られるからな」
女「友が~?あいつは別に私の心配なんてするわけないじゃん」
男「……そう、かもな」
467 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 20:11:03.85 ID:LPtYNZ0C0
女「友はどうしたんだろうね~」
男「……確かに、今まではいきなり帰るなんてことはなかったからな」
女「やっぱ、ツッコミにはボケが必要だからな~」
男「明日になったら、たぶん出てくるさ」
女「確かにそんな気がする」
男「……ん?」
女「どしたの?」
男「……友の家って知ってるか?」
女「え?えっと……行った時はないかな」
男「だよな……なんとなく、それが気になっただけだ」
女「?」
468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 20:12:03.12 ID:LPtYNZ0C0
男「んじゃ、そろそろ帰るか」
女「うん」
男「今日は勝負できなかったけどな」
女「どうせ、私と勝負したら男が勝つの目に見えてるもん」
男「瞬発力じゃ負ける気がするんだが」
女「男は、もうちょっと体柔らかくしなきゃね」
男「……俺、そんなにかたいか?」
女「ときどき、もうちょっと柔らかければもっといい動きできるのに~って、思う時が」
男「……今後の課題にする」
470 :>>463>>464なんか、それラリっとるがなw:2010/12/05(日) 20:13:54.71 ID:LPtYNZ0C0
女「たのも~」
叔母「……もう来たの?」
女「あ~、今回は『ジャンプ』してないよ?」
叔母「あらそう。それで?」
女「いや、そんな別にそれ以外で来たっていいでしょ」
叔母「……まぁね。ちょっと日課になるんじゃないかと身構えた分、頭の柔軟性がなくなってたみたいだわ」
女「まぁ、もちろんそっちの相談もあるけどね」
叔母「……」ガチャ
女「受話器持って何するつもりだ」
叔母「近所の子供たちに私の代わりに言ってもらおうと」
女「そんなに流行らしたのか!」
471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 20:16:13.74 ID:S+lI10wg0
( ゚∀゚)Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)アヒャヒャヒャヒャ!!
472 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 20:19:27.42 ID:LPtYNZ0C0
アイディア枯渇パンク状態になりました……
妄想力を養うために寝てきます……
昨日と同じく、落ちたら落ちたでよし
P.S.今日は特にずっと張り付いてくださったID:S+lI10wg0に感謝します
その他レス頂いた方、とても励みになります。ありがと
叔母「ふぅ……」
叔母(あんなこと言ったけど、それだと説明付かない部分があるわね)
叔母(飛行機より速い……か)
叔母(もし、人が光の速さで移動できるのだとしたら、その衝撃波は天文学的数値の威力をもつ……)
叔母(いくら軽く見積もって、十数メートルであろうと地球の表層を削るくらいわけないはずよね)
叔母(女の言が正しいのであれば、移動と移動の間の空間に穴を開けてそのトンネルを翔けているか、その間の空間を削っている、欠けているかのどちらか)
叔母(……どっちにしろ、悪い夢を見ているみたいね)
428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 15:48:35.36 ID:LPtYNZ0C0
女(使わない方がいい能力……ある意味があるのかな?)
女(いや、これは本来使われない、使ってはいけない能力なのだとしたら……)
女(もし、未来人とか宇宙人とか超能力者が私にいつの間にかわからない改造を……)
女(……アニメの見過ぎだなぁ)
女(いや、まぁどっちかっていうと私が作りモノみたいな能力を持ってるんだから、そう思うのかもしれないけど……)
女(このまま、この能力を持ち続ければ、いつか懐中時計を持ったウサギがやってきて)
女(私を不思議な国へ連れてってくれるのかな)
女(……)
女(……さすがに妄想が乙女ちっく過ぎる)
女(ああああ!脳みそにさぶいぼがぁ!)
妹「あ、お姉ちゃんおかえ……頭抱えてどうしたの?」
女「い、いや、なんでもない」
妹「そう?」
女「えっと、……着替えてくる」
妹「あ、うん。お母さんがそろそろ夕ご飯出来るって。急いできてね~」
429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 15:50:36.98 ID:LPtYNZ0C0
女「ま、とりあえず、わけのわからんものに必要以上におびえない!」
女「やっぱ、そこだよね!人生損したモノの負けだ!」
女「……やっぱ、もうちょいバストほしいなぁ」
女「別に巨乳っていうんじゃなくて、少なくとも貧しいと呼ばれない感じで」
女「能力がスタイルを変化させるモノだったら良かったのにな……」
女「……って、ごはんごはん」
女「よし……っと」
女「今日のごはんはな~にかな~♪……ってちょっちょっちょっちょっちょ!」
ダダダダドスンゴンッ
妹「ちょっと!お姉ちゃん大丈夫!?凄い音したけど!」
女「……???」
妹「……お姉ちゃん?」
女「……飛べなくなった?」
430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 15:51:41.71 ID:LPtYNZ0C0
女「ちょ、痛いって、手加減して……」
妹「何言ってるの!お姉ちゃんも女の子なんだから、こぶとか出来たら嫌でしょ!」
女「そりゃ、嫌だけど……ってあいたぁ!」
妹「けがの手当は速さが重要なの!」
女「ぅ、ぅぇーぃ」
妹「まったく……、いつも二階から降りるときは注意しろってお母さんに言われてるのに」
女「そういえば、お母さんどうしたの?」
妹「回覧板まわしにお隣さん家。たぶん、この時間だと」
女「ああ、旦那の愚痴の言い合いか」
妹「家の中では、お父さんと仲良さそうに見えるのにお母さんもなんか言いたいことあるのかな?」
女「うんにゃ~。女の人っていうのは他人の悪口で仲良くなれるという不憫なスキルを持ってるからね」
妹「はぁ……、ご近所づきあいも大変なんだね」
女「妹は私に似て、自分も女っていう自覚が浅いねぇ。嬉しいことなのか、悲しいことなのか……」
432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 16:34:26.37 ID:LPtYNZ0C0
友「おはよっぴー」
女「そのダサい挨拶を引っ込めたら、こちらも挨拶してやろう」
友「お、お、お……おはぴょん!」
女「……はぁ。はいはいおはよ」
男「朝から御苦労様」
女「まったくだねー」
友「男ー…女が、女が、……冷たいよぅ」
男「普段と比較すると?」
友「えっと……0.02%増しくらい」
男「ほぼ同じだな」
友「……いやっほぅ!」
女「なんか、友は朝から飛ばしてるなぁ」
男「いいことでもあったのか?」
友「いいこと……なのかなぁ?」
女「どったのよ?」
友「気になるあいつに急接近」
男「ちょっと待て。お前、前に女であればみんな好きとか言ってなかったか?」
女「うわー、愛憎劇で一番真っ先に殺されそうだなぁ」
友「いや、まぁいろいろスルーするとだな。自分が思っても無いところで接近できてしまって」
女「チキってる」
男「ああ、それはチキってるな」
友「うっせぇ!こんなの初めてなんだから仕方ないだろ!」
434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 16:36:42.20 ID:LPtYNZ0C0
女「え、友って恋したときないの?」
友「……悪いかよ」
男「いや、スマン。俺も驚いた」
友「……」
女「でも、まぁいいんじゃない?友にもようやく春が来たってことで」
男「そうだ……な、温かく見守るか」
友「……ありがとよ」
435 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 16:38:48.18 ID:LPtYNZ0C0
女「んで、何か問題が?」
友「……接近したことで見えてしまうそいつの私生活っつうのは、見られたくないものなのかなって」
女「別に買い物に誘われたとか、弁当作ってきてくれるとか、家に誘われたとか、そんな程度ならいいんじゃない?」
友「……まぁそうだよな」
女「なに……?それ、強要とかしちゃったの?」
友「ち、ちがっ!そんなんじゃ……!」
女「……ん~、何があったかよくわからないけど、相手とよく話すことが大事じゃない?」
女「どこまでを許して、どこからが駄目なのかなんて、人それぞれだし、人には踏み込んじゃいけないことは何かしら抱えてるものだからさ」
友「……そうだな」
男「……」
436 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 16:40:48.29 ID:LPtYNZ0C0
男「あ?っと、悪い。何がだ?」
女「いや、別に言い直さなくてもいいけど、なんか難しい顔してるから」
男「……」
女「男?」
男「……いや、なんでもない」
女「……そっか」
男「おい、そこ段差ッ」
女「え?……っと、ぉぉおお?」
男「……ッ!」
女「あ……」
男「……大丈夫か?」
女「あ、……うん。ご、ごめん。ありがと」
男「大丈夫だ。どうってことはないが……?」
女(……やっぱり、飛べない)
438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 16:42:33.14 ID:LPtYNZ0C0
コピペ位置ズレータ
>>436
男「……」
女「ん?男、どったの?」
を削ってしまたが、それほど意味は無いなぁ
441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 17:26:56.19 ID:LPtYNZ0C0
国語教師「さて、最後に玉鬘についてちょっとやるか」
国「源氏物語に出てくるこの玉鬘。夕顔の娘なわけだが、珍しく光源氏と恋に落ちなかった女性の一人だ」
国「古来より玉鬘は綺麗な髪のことを指すことがあるが、転じて『どうにもならない事』や『運命』を指したりもする」
国「なぜだかわかるか?……っと、男」
男「……特に何をしなくても髪の毛は伸びる……から、ですか?」
国「ふむ。ま、そう言われてるのも確かだ。実際には何になぞらえたかはわからん。そういうのを考える事自体も国語だからな」
国「まぁ、髪の毛のように好き勝手、どこに行くなり伸びるなりしてもいいが」
国「伸びるだけ伸びたとしても、途中で切られたり、染められたりするわけだ」
国「……こら、私の頭を見ながら笑ったやつは宿題増やすぞ」
国「……」
国「ま、さっき言ったように理不尽に切られたり、他の髪の毛と同じ方向に伸びようとして絡まったりして、運命はどうにもならないものと例えたんだな」
国「お前らもなるべくならまっすぐ育て。変な方向に育ったりすると、別の髪の毛の邪魔になったりもするからな」
国「よし、これで今日の授業は終わりだ、日直」
442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 17:27:38.13 ID:LPtYNZ0C0
女「あ~、さっぱりわかんね~」
男「今日のはわからなくていいんじゃないか?」
女「そうなん?」
男「悩むことが大事だという授業だった気がするからな」
女「だってさ~」
友「……」
女「……悩み全開っぽいねこっちは」
男「そうだな……」
女「……昼ご飯どうしようか」
男「女はここにいろ。俺がてきとーに食えるもんみつくろってくる」
女「え?……あ、うん」
443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 17:28:30.72 ID:LPtYNZ0C0
友「……」
女「なぁ、何悩んでんだよ~」
友「……」
女「ったく、反応もないって……」
友「………ちゃ」
女「ん?」
友「バイト、行かなくちゃ……」
女「へ?バイト?」
友「っと、悪い。俺行ってくるわ」
女「え、ちょ、ちょっと!まだ昼やす……!行っちゃったよ……」
444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 17:29:28.38 ID:LPtYNZ0C0
女「……っていうことがあったんだ」
男「友が……バイト?」
女「……そう言ってた」
男「……そうか」
女「先生とかの連絡どうしようか?私、する?」
男「……俺がやっとく。女は心配しなくていい」
女「あ、……うん」
445 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 17:30:53.90 ID:LPtYNZ0C0
男「それじゃ、先生のとこに」
女「ねぇ……」
男「ん?」
女「馬鹿な質問していいかな」
男「……答えられる質問であればいいぞ」
女「私たち、ずっと友達……だよな?」
447 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 17:32:34.96 ID:LPtYNZ0C0
流石に朝から書いてたら疲れてきた……ちょい休憩挟みますわ~
448 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 18:17:09.33 ID:KUANoApp0
保守を要するスレはUNCO!
449 :休憩の意味なんて無かったぜ!:2010/12/05(日) 18:22:43.09 ID:LPtYNZ0C0
男「……」
女「いや、悪いッ!なんか、友が変だし、男もなんか隠し事してるみたいに感じちゃってさ、あはは」
女「なんか、漠然と不安になっちゃったんだ」
女「ホントに馬鹿な質問した。ごめん、すぐ忘れてくれ」
男「……友達だ」
女「……え?」
男「女がそう望んでくれるなら、俺からも友達で居てほしいと願うから」
女「……」
男「女が望んでくれたら、ずっと友達だ」
女「……絶対だぞ」
男「……約束する」
450 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 18:23:33.11 ID:LPtYNZ0C0
男「……先生のとこ、行ってくる」
女「うん、頼んだ」
男「それ食べてていいからな」
女「いや、待ってるよ」
男「……時間かかるかもしれないぞ?」
女「どうせ、友が居ないから食い切れないって。食えないなら、今食べても放課後食べても一緒だし」
男「……そうだな。わかった、いってくる」
451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 18:24:19.20 ID:LPtYNZ0C0
ザザーン
女「……」
男「……」
女「……」
男「……静か、だな」
女「たまに、こんな日があったっていいよ」
男「……ホントのたまに、ならな」
女「……だね」
男「ん?」
女「ちょ~っと見てて」
男「ああ」
女「……」ドサッ
男「??」
女「……やっぱ、後ろに尻もちついても駄目か」
男「なに、しているんだ?」
女「ん、ゴメン、もう一回」
男「ああ」
女「……」ボサッ
男「って、おい!どうしたんだ!」
女「……あれ?やっぱり、飛べない」
454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 18:25:59.81 ID:LPtYNZ0C0
男「ったく、砂浜に顔からダイブしたときにはビックリしたぞ」
女「ご、ゴメン」
男「髪の毛が砂だらけだ。ほら、目閉じろ」
女「ん」
男「……よし、もういいぞ」
女「ありがと」
男「ハァ……。んで、結局何がしたかったんだ?」
女「私、実は……」
男「実は?」
女「……夢見てたみたいなんだ。なんか、SF映画に出てきそうな夢」
男「夢?」
457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 19:12:45.27 ID:LPtYNZ0C0
女「そう。なんか、転ぼうとすると瞬間移動しちゃう夢」
男「……」
女「そんな変な顔しないでったら。って、そりゃいきなりこんな話聞かせられたら、私も面喰らうと思うけどさ」
男「す、スマン」
女「一回目はね。一昨日。友がバイト行っちゃって、男が塾行って私一人でここに来てた」
男「そうだったのか」
女「みんな来てないけど、走ってないのはなんか嫌で、私一人で走ってた」
女「私、そのとき砂に足をとられたみたいで、こけそうになったんだ」
女「手を前に出そうとしても手が動かなくて、足を前に出そうとしてももつれちゃってて」
女「でも、倒れる目の位置にガラス片があってさ、避けられないの」
女「周りの時間がゆっくりに感じてさ。『ああ、私の目見えなくなっちゃうのかな』なんて冷静に考えちゃったりしてさ」
男「だ、大丈夫だったんだよな」
458 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 19:13:27.95 ID:LPtYNZ0C0
女「何かあったら、今日ここに来てないって」
男「……それは、そうか」
女「私はそこから20mくらい離れたところで顔から砂浜に落ちて、なにも無かった。……あ、いやちょっとした擦り傷くらいはつくちゃったけどね」
男「……」
女「二回目は、昨日、勝負の時。状態は一回目とほぼ同じ。ガラス片は無かったけど」
女「ちょうど、友と男が岩のかげで見えなくなってるときだね」
男「ああ、折り返した女は見てたからな」
女「そのときにこけた私は、200mちょっと先のゴールを過ぎたところでこけてた」
男「……俺たちもその夢に付き合わされてるってことか?」
459 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 19:14:12.84 ID:LPtYNZ0C0
女「それは……それは、わからないけど」
女「今度は、こけても何もならなかったよ」
男「……そうか」
女「これで私の話は終わり……。昨日話せなくてゴメンね」
男「……いや、いい。確かに、こんな突飛押しもない話を聞いたら、笑い話にしてしまうかもしれないしな」
女「そういってもらうと、助かる」
男「……」
女「……」
460 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 19:14:58.25 ID:LPtYNZ0C0
男「……こけることが発動条件というわけじゃないんじゃないか?」
女「へ?」
男「砂浜以外で転んだっていうのはあるか?」
女「え、ちょ、ちょっと待って」
男「ん?なんだ?」
女「さっきから、黙ってそれ考えてたの?」
男「あ、その……悪かったか?」
女「あ、別にそういうわけじゃなくて、その……私にこういう話を黙ってられたとかそういうのに、ショック受けたのかなって思ってたから」
男「それはさっき『いい』と答えたんだが」
女「……」
男「……?」
女「っぷははははははははは!!」
461 :笑う表現て難しい……:2010/12/05(日) 19:16:06.90 ID:LPtYNZ0C0
男「ど、どうした?」
女「あはははは!ハァ…ハァ…ぷくくくくくぁははははは!」
男「……」
女「あははははははは!」
男「……」
女「わ、悪い、ヒィヒィ……と、止まらな、ぁはははははは!!」
男「……」
女「あははははははははははは!!」
463 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 19:46:23.00 ID:m/UtWzLk0
アーッハッハハハハアーハヒャヒャヒャハハヒャハヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 20:05:26.27 ID:S+lI10wg0
アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノ ㌧㌦! ㌧㌦!
465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 20:09:38.63 ID:LPtYNZ0C0
女「だから、悪かったって~!そんな憮然な顔すんなよ」
男「……別に怒ってはいない」
女「んじゃ、その眉間の皺をもっと浅くしてくれよ~」
男「……」
女「いや、ホントにゴメン。別に男のこと笑ったわけじゃないんだ。これはホントだ」
男「……それなら、どうして」
女「嬉しかった。ありがと」
男「そうか」
女「男が友達でよかったって心から思えたんだ」
男「……そうか」
466 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 20:10:20.35 ID:LPtYNZ0C0
男「……でも、女の笑顔が見れて良かった」
女「ん?」
男「今日は昼からずっと沈んでたからな」
女「……ありがと」
男「いや、なんというか、その……俺にも男としての甲斐性があってよかった」
女「……男でもそういうのは気にするんだ?」
男「あった方がいいのは確かだ。それに、このまま暗い顔されてたら、友に叱られるからな」
女「友が~?あいつは別に私の心配なんてするわけないじゃん」
男「……そう、かもな」
467 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 20:11:03.85 ID:LPtYNZ0C0
女「友はどうしたんだろうね~」
男「……確かに、今まではいきなり帰るなんてことはなかったからな」
女「やっぱ、ツッコミにはボケが必要だからな~」
男「明日になったら、たぶん出てくるさ」
女「確かにそんな気がする」
男「……ん?」
女「どしたの?」
男「……友の家って知ってるか?」
女「え?えっと……行った時はないかな」
男「だよな……なんとなく、それが気になっただけだ」
女「?」
468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 20:12:03.12 ID:LPtYNZ0C0
男「んじゃ、そろそろ帰るか」
女「うん」
男「今日は勝負できなかったけどな」
女「どうせ、私と勝負したら男が勝つの目に見えてるもん」
男「瞬発力じゃ負ける気がするんだが」
女「男は、もうちょっと体柔らかくしなきゃね」
男「……俺、そんなにかたいか?」
女「ときどき、もうちょっと柔らかければもっといい動きできるのに~って、思う時が」
男「……今後の課題にする」
470 :>>463>>464なんか、それラリっとるがなw:2010/12/05(日) 20:13:54.71 ID:LPtYNZ0C0
女「たのも~」
叔母「……もう来たの?」
女「あ~、今回は『ジャンプ』してないよ?」
叔母「あらそう。それで?」
女「いや、そんな別にそれ以外で来たっていいでしょ」
叔母「……まぁね。ちょっと日課になるんじゃないかと身構えた分、頭の柔軟性がなくなってたみたいだわ」
女「まぁ、もちろんそっちの相談もあるけどね」
叔母「……」ガチャ
女「受話器持って何するつもりだ」
叔母「近所の子供たちに私の代わりに言ってもらおうと」
女「そんなに流行らしたのか!」
471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 20:16:13.74 ID:S+lI10wg0
( ゚∀゚)Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)アヒャヒャヒャヒャ!!
472 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 20:19:27.42 ID:LPtYNZ0C0
アイディア枯渇パンク状態になりました……
妄想力を養うために寝てきます……
昨日と同じく、落ちたら落ちたでよし
P.S.今日は特にずっと張り付いてくださったID:S+lI10wg0に感謝します
その他レス頂いた方、とても励みになります。ありがと
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