俺のしょうもない思い出を話そうと思う。誰か聞いて
Part12その夜、いつもより皆遅い夕食を取った。
親父は従兄から話を聞いて、酷く起こって居たが、
祖父「色沙汰は人を惑わす……婆さんのように」
祖母「(#^ω^)ああ゛」
祖父「昔は可愛かったのに、今じゃすぐにこれだ!」
祖母「なに●●さん(祖父の下の名前)」
祖父「なんでもない('A`)」
と、遠まわしでオレの気持ちを説明してくれたので、親父も察したらしい。
従兄も察していて、それを説明した。
親父「二次元が好きだとか、女に興味ないとか、そう言うのは分かるが……幽霊はこまるぞ」
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Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
親父→ /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
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 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄
289 :名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)08:45:45 ID:mtwcP4JDs
>>288
じいさんとばあさん面白いなww
290 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:50:18 ID:agkvzEh31
まあ……さすがの子の時になれば、「これが恋なのか」と自分でも気が付けた。
理由なく行動できる、その理由が、恋だったのか。
ラブだったのか……。
そう思うと、今でも顔が熱くなる。
親父「どちらにせよ、確りと……お祓いしてもらってこいよ……」
オレ「うん……なんかゴメンね」
親父「孫の顔が見たい……」
オレ「やめて('A`)」
くたくたに疲れたオレは、そのまま二階にあがると、あっと言う間に眠りについた。
292 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:59:40 ID:agkvzEh31
ちょっと休憩するから、これで最後。
その日の夢は、怒男だった。
その怒男が門の前に立ち、S子を見ていた。
ただその表情は怒っていると言うより、憐れんでいるかのような顔だった。
怒男が、門の近くで体育座りして寝ているS子を見ている。
少しふわふわしていて、宙に浮いていた。
オレは呑気にも「へー、こうやって寝てるんだー」と思っていた。
怒男「……ゴホン」
いつの時代も共通なのだろうか、人を呼ぶ時咳払いをするようだ。
怒男「反省したか?」
S子は凄く驚いて、本当に怖がっている表情を浮かべていた。
そりゃそうだろう、怒男の見た目は日本人にしてはかなり背が大きい着物を着た大男だ。
顔は渋くないのだが、かなり目付きが悪く、怖い。
怒男「……●●(オレ)がお前のことを気に入っているようだ」
S子「え、あ、はい……ありがとうございます」
なんで感謝しているの、なんかそのキョドリかた可愛い('A`*)
怒男「悪気があって、偽りを持って、接触しているのか?」
S子「そ、そんなことは……」
怒男「……はっはっは、そうだな。失敬な事を尋ねた」
S子「い、いえいえ……」
怒男「こっちへ来なさい。中へ入れてあげよう」
そう怒男が言った時、オレの方を見てニヤッと笑ってる気がした。
不安ではないのだけど、なんか……。
NTRを思い出して、心が苦しかった。もちろんその心配はアホだったと気が付くけど。
293 :名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)09:04:05 ID:mtwcP4JDs
オレが代わりに休憩しとくから続きはよ!
>>278
シェキナベイビー節子?
295 :名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)09:30:03 ID:mtwcP4JDs
>>294
ワロタ
296 :名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)09:58:01 ID:z1KK7u9se
なんとなく祖父は四朗で再生されてる
http://camelwater.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_a95/camelwater/ito.jpg?c=a0
297 :名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)12:07:09 ID:40K4W7v2o
matteru
298 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)12:59:53 ID:agkvzEh31
朝飯食べて、寝て、昼飯食べて、お出かけです。休日最高……
>>293
お出かけする事になったから、まってて!
休憩いいながら寝てたけどね……
>>296
四朗wwww
祖父は男性にしては、昔から声の響くイケボなんですよね。
声は低めで落ち着いているのに、すーって耳に入る的な。
>>297
maltutete
313 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)13:59:32 ID:agkvzEh31
>>292続き
翌朝、俺は朝遅くまで寝ていた。
自分で思っていた以上に疲れていたらしい。
あとで従兄や伯父に言われるのだが、普通の人間なら昏睡状態になってもおかしくないんじゃないか、との事。
それだけS子の霊力は強く、同時に影響を及ぼせるらしい。
オレの中二設定力は一体、どこまで上り詰めるのだろうか。
??「……オレさん♪」
オレ(む、なんかやけに明るく、可愛い声がするぞ……。)
寝起きでボケてる視界。
ただ、俺のベットの横に間違いなく誰かいた。
オレの名前を呼んでいる。
オレ「……え」
一気に目が覚めた、
S子「おはようございます……かな?w」
そう言いながら、笑うS子が俺の部屋に居たのだ。
俺の部屋の、俺のベットの、俺の足元の方に。
腰を下し、顔をこっちへ向けて、ニコッと笑っている(´∀`*)ウッヒョー
S子「おはようございます……ですよね?(´・ω・`)」
オレ「はははは、はい!おはようございます!!(´∀`*)」
S子「(´^ω^`)おはようございます!」
オレ「でででも、どうして家の中に、え、何でいるの!?」
そして、ここで俺は怒男の夢を思い出す。
オレ(……まさか、怒男)
('A`)な顔してた癖に……オレの為に……!!
早朝からかなりのテンション上昇を人生で初めて経験した。
314 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:05:47 ID:agkvzEh31
S子「昨日、オレさんの家から凄く眩しい人が出て来て……」
恐らく怒男のことだろう。
S子「最初、凄く怖かったんですけど……オレさんの話が出て来て……」
あとは夢で見た話だった。
夢の続きにもなるのだが。
怒男は、S子の方へ手を伸ばしたのだと言う。
するとS子が家に近付くほど感じていた風や押される感覚が、フッと消えたらしい。
そのまま怒男に引かれるまま、門を通り抜け、二階へ案内されたそうだ。
怒男「オレの傍に居てあげてほしい。その方が喜ぶ」
と最後、言っていたそうだ。
S子「あの人は何なんですか?」
オレ「うーん……、良くわからないけど守護霊らしいよ」
S子「へー、守護霊なんだ……」
オレ「らしいね……あんまりよく知らないけど」
S子は「大切にされているんですね」と明るく言って来た。
オレにとっては、S子に大切にされている方が幸せだよ(´∀`*)
315 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:11:19 ID:agkvzEh31
その後、色々お話をした。
……と言っても、殆どオレの家、親父の家系についてだった。
オレはこの時まで、親父の家系について知らされていなかったし、あまり説明できなかったけど、
聞いた話と、従兄がどういう人だーとか、話した。
あと、俺の中二設定の話もした。
群馬県で地縛霊を引っ張ってきたと言う話だ。
S子「私も、その地縛霊って言うやつなのかな?」
オレ「いや、違うと思うよ。本来、地縛霊って土地に縛られてる幽霊のことを言うんだし」
S子「なら大丈夫かも、結構移動してますしっ!」
何故か安心した顔で嬉しそうにS子は言った。
S子「でも、やっぱりオレさんは私が見えるみたいに、特別チカラが強いんですかね」
オレ「そうだねー……そうなるね」
S子「……よかった」
オレ「え、なんで?」
S子「じゃなきゃ、オレさんに見つけて貰えなかったじゃないですか!」
頭の中で3回ほどエコーで響く。
オレ「そ 、 そ う だ ね !! (゚∀゚*)」
もう、なんていうか。
もう……語れないほど、もの凄く幸せだった。嬉しかった。
ここまで喜んで罰が当たるんじゃないかってほど、その言葉が嬉しかった。
316 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:13:11 ID:agkvzEh31
従兄「うー……オレ、起きているのかって、うわああああ!?」
ドアを開けたと思ったら、一目散に階段を駆け下りて行く従兄。
従兄「な、ななな、なんでソイツが家に居るんだよ!?」
かなりきょどってた。
言い方が結構面白かった。
オレ「なんか、俺の守護霊があげたみたい」
従兄「は、はあ!?」
従兄は半分切れ気味に、うちわを持って構えてた。
318 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:17:02 ID:agkvzEh31
S子「……出てった方がいいですかね?」
S子は寂しそうな顔をしながら、俺に聞いてきた。
そ、そんな訳在るか、寧ろずっと此処に居てもいいだぜ!!(`・ω・´*)
……とは言えず。
オレ「俺の守護霊が”あげた”んだから、大丈夫だよ!」
と、守護霊で済ませた。
下で、祖母と親父がなんだなんだと集まっていた。
祖母の方は、何かを感じ取ったらしく「居るね」と呟いてた。
従兄は何回も「まて、俺に分かる様に説明しろ!!(# ゚Д゚)」って半ギレしてた。
319 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:20:25 ID:agkvzEh31
その後、俺は昼飯兼朝食を食べに向かった。
S子はふわーっと、2回から飛んで降りてきた。
何て言うか、凄く体のラインが)ってなってて。それでふわーってコッチにやって来て。
それが何とも見ぼれちゃうほど綺麗なの。
魅力的と言うか、なんというか、凄く幻想的なの。
なんだろう、この幻想郷。俺のユートピアはここにあったんだ。
オレ「(# ゚Д゚)親方、空から女の子が!!!!!」ってリアルで使う所あったんだなぁ。
320 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:22:49 ID:agkvzEh31
ごめん、朝食の所はそれだけだ。
従兄から「油断はできない」とか、親父が「なんでまた……」とか。
祖父は「カワイイ子、見たかったな(`・ω・´)」と、祖母は「コッチ見なさい(`・ω・´)」と。
それを見てS子は「楽しい家族ですねーっ(´∀`)」と、笑ってた。
従兄は、ご飯を食べた後、お風呂へ向かった。
恐らく夜ひとりで風呂に入れなかったのだと思う。
S子「怖い思いさせちゃってすみません……」って小声で謝ってたw
321 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:31:12 ID:agkvzEh31
祖父の顔文字ショボーンだった、キリになってた。(>>320)
その後、流石に疲労感が酷く何処かに行く気にもならなかった。
親父も「行かないでほしい」と言っていたのもあり、結局自室でS子と話すしかなかった。
S子は、俺の部屋に来ると、ベットに座った。
因みに階段で二階に上がる時は一歩ずつ階段を上っていた。
どういう仕組みだったんだろう。
S子「そう言えば……オレさん、えっと……その……あの。」
急にS子が何かモジモジと言うか、言いづらいと言うか、そんな様子で何かを伝えようとしてきた。
オレ「どうしたの?」
オレは内心、また昨日の様になるのかなーって小さく心配しながらも、S子を見ながら言った。
S子「そ、その……!昨日図書館で大声あげましたよね!!(*`・ω・´*)」
オレ「は、はい!!!( ゚д゚ )」
S子「ああ言うのは、誰がどんな人であれ、恥ずかしいのでやめてください(*>Д<*)」
・・・・・・・・・・・・・・・なんか、言い方と表情に凄い萌えた(´∀`*)
322 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:35:33 ID:agkvzEh31
S子「真面目に聞いてますかっ!?」
オレ「は、はい……(´∀`*)ニヘラ...」
S子「ーーッ!真面目に聞いてくださいってば!」
ちょっとラノベが詰まった本棚が揺れる。
オレ「そ、その……ごめんね、でもS子に会いたくて……」
S子「えっ……(゚д゚*)」
なんか照れ臭そう……。
オレ「てか、聞こえてたんだ。居たんだね(´∀`:)」
S子「そ、それは……い、居ましたよ!悪いですか!(#・∀・)」
オレ「なんで出て来てくれなかったの?」
S子「あの時は、会いたくなかったから……それと、は、恥ずかしかった……(´・ω・`:)」
あの叫び声をあげたのが、かなり恥ずかしかったらしい。
S子にとっては、例え周りが見えなくても、凄く恥ずかしかったそうだ。
323 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:39:12 ID:agkvzEh31
S子「それに、まだありますよ!!!!!!!」
突然立ち上がり、俺へ攻め寄るS子。
ビビるオレ、カタカタしてる本棚。
S子「あ、あの……あの部屋で話した説明なんですか!!!(>Д<*)」
オレ「……へ?」
S子「そ、その……言い方が…………」
オレ「は、はい?」
S子「でで、デートしていたみたいな……言い方してましたよね……(´・ω・`*)」
S子はプルプルとしていた、顔が赤くなってた。
いや、赤くなってたように思えたのかな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・萌えた(´∀`*)
ただ、萌えているだけじゃなかった。
俺も照れ臭くなり、顔があかくなり、呼吸する音が無駄に大きくなり、
スゲー胸がバクバクしだして、今にも頭を殴って記憶を消したいぐらいになって、
あああ、あの安岡とベッキー似の係員さんに聞かれたのかーとか思うと
ってかってか。それ以上に。
S子に聞かれていたのかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もう、顔から火が出るどころか、顔から出た火で家が燃えるレベルだった。
325 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:44:10 ID:agkvzEh31
オレ「あ、ああっ、あっ……ああ、言うしか、方法がな、ななくて……」
本棚より恥ずかしさで震えながらオレは言った。
S子「そ、それでも……!あのいい方、で、で……デートですよ」
やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
最後、”小声”になるのやめろおおおおおおおおおおおお
童貞拗らせて死ぬ、死ぬ死んじゃう、
ふぁあああああああああああん、うわあああああああああん。
ルイズのコピペ並みの状況になっていた。
かなりキモイ変態モードにオレは突入していた。
童貞が拗らせすぎて一周してた。
326 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:48:51 ID:agkvzEh31
オレ「そ、そうだよね!デートとか、彼氏彼女のリア充爆発しろって感じだよね!」
S子「そうですよ!彼氏彼女みたいな関係になって言うような話ですよ!」
オレ「は、ははははは……(´∀`:)」
S子「例え、オレさんが童貞だとしても、勝手に一人で思っちゃだめですよ(>Д<#)」
オレ「す、すみません……(´∀`:)」
S子「……私は良かったですけどね」
……ん?
オレ「え^q^?」
S子「だ、だから……」
S子「 私 は 言 わ れ て も 良 か っ た で す け ど…… って……」プルプル
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
( ゚д゚ )
327 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:49:15 ID:agkvzEh31
( ゚д゚ )
328 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:49:24 ID:agkvzEh31
( ゚д゚ )聞いた?
329 :◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:50:28 ID:agkvzEh31
今ここで、スレタイ訂正する。
しょうもない思いでとか言ってごめん。
全然しょうもなくない。しょうもないどころか、大切すぎて、幸せすぎる。
ごめん。
…………( ゚д゚ )ね?
俺のしょうもない思い出を話そうと思う。誰か聞いて
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