去年のGWでの一人旅のお話
Part6駐車場の目の前にはお店が並んでいて、食事をとることが出来る
ここで昼飯をとることにして、レストランに入る
やはり海鮮系が多く、俺もかすみも海鮮丼を頼んだ
いくらや海老、うにが乗っていて、これは美味い
大間で食べたマグロ丼は正直特別美味いと思わなかったけど、これは美味い
一応言っておくと、個人的には味覚オンチだと思っているのであまり鵜呑みにしないで欲しいけど
ちなみにここでの会計は俺が出した
合計で5000円くらい
かすみは自分が出すって言ってたけど、ここに連れてきたのは俺なのでやや強引に出させてもらった
111 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 01:47:30.70 ID:vUl2AkCi0
入道崎を出発し、男鹿半島を進む
するとわりとすぐに男鹿水族館が現れる
ここも目的地の1つだったので、寄りたかった
俺「えーと、この先に水族館あるんだけど、寄っていいかな?」
かすみ「ほんとですか!?行きたいです!」
俺「よっしゃ、行こっか!」
かすみ「水族館好きなんですか?」
俺「んー、水族館てか動物が好きなんだよね。動物園もよく行くよ」
かすみ「私も好きです!かわいいですよねー」
俺「お、ほんとに?じゃ帰り道に動物園あるからそこも寄っていい?」
かすみ「行きたいです!w」
112 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 01:48:45.97 ID:vUl2AkCi0
男鹿水族館はほんとに海ギリギリみたいなとこにあり、岩肌に波が打ち寄せるのがすぐそこに見える
入り口の前にはたこ焼き屋やジェラートのような出店があったけど、さっき食べたばかりなのでスルー
ここの入場料も俺が払うことにして、有無を言わさず勝手に出させてもらった
入るとすぐに大きな水槽があり、眺めていると突然アナウンスが入る
『それではこれより、お魚さんのお食事タイムです!ダイバーさんにご注目ください!』
いまから?と思っていたらすぐにダイバーが現れた
かすみ「え、すごいタイミングですねw」
俺「いいタイミングだったねー」
かすみ「かわいいー」
113 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 01:50:50.79 ID:vUl2AkCi0
その水族館にはホッキョクグマがいて、なんか水族館にホッキョクグマがいるのはちょっと珍しいなって思った
動物園とかではよく見るけど、水族館でホッキョクグマが見れるとは思わなかったので嬉しい
かすみはイルカショーを見たがってたけど、残念ながらここにイルカはいなかった
館内はそんなに広くはなく、でも1000円というリーズナブルな価格としては非常に満足できる場所だった
立地としてもなかなか面白い場所にあって、館内から見える日本海の荒々しさも印象的だった
日本海を眺めながらかすみと話して、あまり遅くなるのも何なのでそろそろ出ることにした
ちなみに、ここまで読んで何となく分かるかもしれないけど
思いのほか長くなりすぎて正直疲れている部分がある
会話部分を覚えているところが少ないので、ただの感想だけになってしまいがちで申し訳ない
覚えている限りは会話部分を入れていこうと思います
そんなに面白い会話でもないかもしれないけどね
114 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 01:52:18.57 ID:vUl2AkCi0
かすみ「あの・・・」
俺「ん?」
外に出てすぐにかすみに呼び止められる
足を止めて少し下を向いて黙っている
かすみ「・・・・」
俺「どしたの?」
かすみ「えっと・・・」
俺「・・・何かあった?」
かすみ「・・・・」
俺「・・・・?」
かすみ「・・・たこ焼き、食べていいですか?」
かすみ可愛いな
116 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 01:53:15.06 ID:vUl2AkCi0
俺「え?いいよ、そんなこと聞かなくてもw」
かすみ「すいません、さっき食べたばかりなのに・・・」
俺「足りなかった?」
かすみ「ううん、何かいい匂いで食べたくなっちゃってw」
俺「確かにねー、俺も食べよっかな」
かすみ「そうしましょ!良かった、なんか恥ずかしかったんですよねw」
俺「そんなこと気にしなくてもw じゃ買ってくるね」
かすみ「あ、ここは私が!ほんとに!大丈夫ですから待っててください!」
俺「あ、はい・・・」
すごい勢いで制止された
かわいい
117 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 01:54:39.86 ID:vUl2AkCi0
たこ焼きは6個入りだったが、2つオマケしてくれたみたいなので買うのは1つだけにしたそうだ
さすがかわいい子は何かと得が多い
小さな受け皿も貰ってきたみたいで、この子はほんとに気が利く
かすみ「おいひー(ハフハフ」
俺「(かわいい」
かすみ「あついですねw(ハフハフ」
俺「(かわいい」
かすみ「食べないんでふか?(ハフハフ」
俺「(かわいい」
俺「え、あ、もらうよw」
118 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 01:56:31.55 ID:vUl2AkCi0
たこ焼きを食べて駐車場に戻り、車を出した
この男鹿半島には温泉があるが、ここで温泉に入ると出る頃には夜になってしまう
男鹿半島は結構狭い道が多く、すぐ隣は崖や海になっていて少々怖いので、男鹿半島を出てから温泉を探すことにする
すると結構大きい公衆浴場のようなものがあり、そこに入ることにした
1階はレストラン、2階に風呂があるようだ
ここはもちろん男湯と女湯が分かれているので別々に入る
女湯はどうなっているのか知らないが、男湯の方は結構人がいておっちゃんの巣窟になっていた
正直ちょっと尻込みしてしまった
温泉に浸かって眺めているとサウナを発見したのでそこに向かう
ここには高温と低温の2種類のサウナがあって、俺は低温でゆっくりと入ることにした
119 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 01:58:43.96 ID:vUl2AkCi0
サウナには誰もいなかったので軽く横になってゆっくりと過ごした
20分程入っていたけど、結局誰もこなかった
色々なことを考えた
ここまで、一人旅をしたのは八戸から恐山までの間だけ
偶然にもヒッチハイクで2人と行動を共にし、恐山からはかすみと一緒に帰ることになった
かすみは俺が誘ったんだけど、普段ならこんなことしないんだよなぁ
ほんとに常に一人
水族館も動物園も基本的には一人で行く
誰かと行く方がむしろ珍しいくらいだった
それが今回の一人旅では行く先々で誰かと出会って行動を共にした
偶然とは言え、なかなかに刺激的な体験に、非現実感を感じてしまっていた
もしかしたらもう、一人旅をする度に思い出して寂しくなってしまうかもしれないな
そんなことを思いながら再度湯船に浸かり、温泉を出た
120 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 02:00:10.26 ID:vUl2AkCi0
温泉を出るとかすみがもう待っていて、椅子に座って待っていた
俺「お、早いね」
かすみ「そうですか?俺さん1時間半くらい入ってましたよw」
俺「え、あれ?まじで?ごめん待たせたかな」
どうやらゆっくりしすぎたみたいだった
そこでまたかすみと話して、外を見るとすっかり日が暮れてしまっていたので帰ることにした
外に出ようとすると、1階のレストランが目に入る
俺「・・・・(季節限定がある」
かすみ「・・・・」
俺「ここで食べてく?」
かすみ「同じこと思ってましたw」
121 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 02:01:10.97 ID:vUl2AkCi0
稲庭うどんというものがゴールデンウィーク期間に限定販売されていた
後で知ったけど、秋田の名産なんだってね
俺「俺は稲庭うどんにしよっかな」
かすみ「あ、私もです」
俺「おいしそうだよね」
かすみ「はい、て言うか季節限定ってのに弱くて・・・w」
俺「同じ!俺もどっちかっていうとその理由w」
かすみ「いいですよね!旅先だと特に、ご当地で季節限定だと・・・w」
俺「ほんとね、瞬殺されるよね」
122 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 02:02:24.59 ID:vUl2AkCi0
稲庭うどんは少し黄色い麺で、いい感じにコシがあってツルツルですごいおいしかった
冷やしを頼んだので、温泉で暑くなったこともあってかなり気持ちよく食べられた
温泉を出て少し走ると海沿いの道に出る
もう夜も更けてきたので寝床を探しながら走ると、海沿いの駐車場のようなところに公衆トイレがある場所を見つけた
今夜はここで車を停めて泊まることにする
かすみには少しの間外に出てもらい、シートを倒して準備をする
俺「大丈夫かな?ごめんね、こんなとこ連れてきてこんなとこ寝させて」
かすみ「大丈夫ですよ、なんかこういうのも新鮮でいいですね」
俺「毛布は何枚かあるから、寒かったら追加してね」
かすみ「はい、ありがとうございます」
俺「よし、じゃ寝よっか」
123 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 02:04:13.10 ID:vUl2AkCi0
かすみは車に乗り込み、俺は先にトイレを済ませに行く
やはりこういうところの公衆トイレはとてもキレイとは言えず、電気はついていても暗くて少々恐怖を感じる
海がすぐ近くにあることもあって空気は冷えていて、外灯もほぼないので真っ暗
車を停めているのは俺たちだけで、そんなに広くない駐車場だけど車は出来るだけトイレの近くに停めた
車に戻ると俺は運転席に乗り、少しシートを倒す
俺「これくらい倒しても大丈夫?」
かすみ「あ、はい・・・て言うかそっちで寝るんですか?」
俺「うん、そうそう」
俺「あ、ごめん、毛布取ってくれる?」
かすみ「・・・そこじゃ足伸ばせませんよ?」
俺「後ろもそんなに広くないから、あんまり変わらないよw」
かすみ「・・・・・」
かすみ「・・・こっちで寝てください」
俺「!!!??」
124 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 02:05:54.48 ID:vUl2AkCi0
かすみ「私がいなかったらいつも後ろで寝るんですよね?」
俺「まぁ・・・そうだけど」
かすみ「じゃあ私が助手席いきます」
俺「いや、それはダメだって。ちゃんと横になれないと疲れるよ?」
かすみ「ほら、やっぱり疲れるんじゃないですか!」
俺「・・・・(墓穴掘った」
かすみ「私がいるせいで俺さんがちゃんと寝れないのは申し訳ないので・・・」
かすみ「俺さんが後ろで寝るのは決定です!」
俺「・・・・・」
かすみは思ってたより強引と言うか、引っ張っていくタイプ?
でもしっかり気が利く子で、俺のこと考えて言ってくれてるんだろうなっていうのは伝わってきた
125 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 02:07:42.78 ID:vUl2AkCi0
かすみ「私が前行きますね」
俺「だからそれはダメだって。まだ明日も車で移動するんだし、ずっと座りっぱなしになってしんどいよ?」
かすみ「やっぱり俺さんが我慢しようとしてたんじゃないですか・・・」
俺「・・・・」
俺がバカなのか、かすみが上手いのか
俺は自分が我慢して運転席で寝ようとしてたことを白状させられるように見事に誘導されていた
かすみ「私も後ろでいいんですか?」
俺「いや、男と女だしさ、それはちょっとまずいんじゃないかな」
かすみ「じゃあ私が前?」
俺「それはダメ」
かすみ「もうー!」
俺「・・・・」
俺「やっぱ俺がこっちでいいよ」
かすみ「それはダメです!」
126 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 02:09:02.18 ID:vUl2AkCi0
お互いに譲らずに時間は経過する
かすみ「どうしますか?」
俺「俺が前で寝r」
かすみ「ダメです」
俺「・・・・・」
かすみ「もし隣で寝るの気にしてるなら、ほんと気にしなくて大丈夫ですよ」
俺「・・・・・」
かすみ「・・・ね!」
俺「・・・分かったよ、じゃ申し訳ないけど俺も後ろ行かせてもらうね」
かすみ「最初からそう言いましょうw」
127 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 02:10:25.70 ID:vUl2AkCi0
岩手で3人で寝たときみたいにくっつくことはなく、確かに2人だとそんなに狭くは感じなかった
お陰さまで俺は以前のように死人になるようなこともなく、ちゃんと寝れそうだ
ただ、横を見るとかすみがいる
めっちゃドキドキする
特にこれといって話したりすることもなく、少しだけ明日の予定を話してお互い眠りについた
優しい人なんだなって素直に思った
かすみ「・・さん、・・・俺さん」
俺「ん?(ムニャムニャ」
128 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 02:11:50.05 ID:vUl2AkCi0
かすみに起こされて目が覚めた
時間を見ると夜中の2時半?
俺「どしたの?」
かすみ「あの・・・」
俺「ん?」
かすみ「すいません、トイレついて来てもらっていいですか・・・?」
俺「え?あぁ・・・いいよ、そっか暗いもんね」
かすみ「すいません・・・」
外に出てトイレに行くと、かすみは女子トイレに入る前に一言
かすみ「絶対そこにいてくださいね?絶対ですよ?」
129 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/29(火) 02:12:59.84 ID:vUl2AkCi0
俺「大丈夫、ここで待ってるよw」
俺は入り口のすぐ前、男子トイレと女子トイレが分かれているところで立って待っていた
まだ車は俺の車だけで、他の車は全く停まっていなかった
かすみ「俺さーん?」
俺「どしたのー?」
かすみ「ちゃんといるかなってw」
怖いのか、入って戸を閉める音が聞こえてすぐに声をかけてきた
かすみ「俺さーん?」
俺「大丈夫、いるからw」
かすみ「俺さーん?」
俺「はいはいw」
かわいい
前半の二人には
かわいい
とか、書いてないにはかすみには書いてる。
水族館やらいろいろお金もだしてる。
これは。。。w
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