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去年のGWでの一人旅のお話
Part2


23 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 22:46:08.94 ID:D8AG7rjb0
夜中、ふと目が覚める
後ろでゴソゴソと音がして、少し話し声が聞こえる
きい「ねぇほら起きちゃうって!(ヒソヒソ」
るり「だから私はいいってー(ムニャムニャ」
きい「お願い、やっぱり怖いから行こうよ!早く!(ヒソヒソ」
るり「もうーわかったよー(ムニャムニャ」
きい「じゃ起こさないようにね(ヒソヒソ」
(バタン!
俺「・・・(出てった」
俺はずっと目を閉じて寝たフリしてた
ただ単純に眠かっただけだが
なんだやっぱやめるんかい・・・

25 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 22:49:09.65 ID:D8AG7rjb0
(ガチャ、バタン!
るり「(コソコソ」
きい「(ゴソゴソ」
俺「・・・ん?」
きい「あ、すいません、起こしちゃいましたか?」
俺「いや・・どしたの?忘れ物?」
るり「え?あ、ちょっときいちゃんがトイレ行くの怖いからってw」
俺「あ、そゆこと(やめるんじゃないのか」
きい「すいません、起こしちゃって」
俺「大丈夫、すぐ寝れるからw」
そう言った直後に寝てたと思う
朝は5時頃目が覚めて、2人はまだ寝ていた
起こさないようにそっと外に出て、コーヒー飲みながら背伸びしたりストレッチしてた
やっぱ数時間運転後に座って寝るのは腰にくる・・・

26 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 22:51:39.85 ID:D8AG7rjb0
車に戻ると2人はもう起きていて、小さなカバンを持ってトイレに行った
化粧かな?女の子は大変だな
ちなみに話をすると2人は大学2年生だそうだ
何か変わったことがしたくて2人でヒッチハイクに出たらしい
実家が八戸にあり、東京の大学へ進学したようだ
予定ではヒッチハイクで実家に帰り、そこからは電車で帰る予定みたい
ほんとにちょっとした遊びって感じだね
それにしても若い女性2人でヒッチハイク、しかも男の車で寝るとか度胸が据わってると言うか危機感がないと言うか
とりあえず車のシートを直して出発準備をしてると2人が帰ってきた

27 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 22:54:33.04 ID:D8AG7rjb0
るり「もう行きますか?」
きい「なんか早い出発ですね!」
俺「多分だけど、東北道は混むだろうし、ちょっとでも早めに出ようかなーと」
るり「私たちはいつでもオッケーです!」
きい「オッケーです!」
俺「じゃ行きましょか!」
隣の車はまだ動いていなかった
挨拶していこうと思ったけど、さすがに家族で寝てる中に向かって声をかけることは出来ないので自重した
きい「女性さんに書き置きしていきますか?」
るり「あ、それいい!」
俺「書き置き?」
きい「ノートとペンあるんで!」
きい「(カキカキ」
俺「(昨日はありがとうございました。お先に行きますね!よい旅を!」
俺「(もっと派手に書くと思ったけど意外にシンプルだな」
きい「じゃこれ車の窓に挟んでおきますね!」
俺「何も言わないよりこっちの方がいいかもね、ありがとう」
るり「行きましょー!」

28 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 22:57:11.15 ID:D8AG7rjb0
後ろに2人、助手席に荷物って形で出発した
SAを出ると、案の定とんでもない混みっぷりだった
朝5時だと言うのになんだこの車・・・
2人も意外だったようで、「うわーw」とか「えーw」とか言ってた
るり「お兄さんの早起き作戦で良かったですねw」
俺「あ、俺(名前)っていうんだよね、ごめん遅くなって」
るり「私るりです!」
きい「きいです!」
俺「自己紹介遅くなったけど、よろしくねw」
るり&きい「「よろしくおねがいします!」」

29 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 22:59:04.79 ID:D8AG7rjb0
るり「俺さんはどこから来たんですか?」
俺「富山だよ」
きい「えーめっちゃ遠くからなんですね!」
俺「高速だとわりとすぐだけどねw」
俺「てか2人はここまでどうやってきたの?」
るり「最初は大学の友達に高速のSAまで連れてってもらって、そこからです」
俺「あーなるほど・・・」
きい「ここまでは2回乗せてもらったんですけど、どっちも女の人だから良かったよねw」
るり「だねー、楽しかったw」
俺「・・・(今は男だから楽しくないとでも言うのか」
そんな会話をしながら宮城に入った辺りでとんでもなく混み始め、正に渋滞真っ只中の状態になった
るり&きい「「zzzz・・・・・・」」
俺「・・・・・」

30 : 忍法帖【Lv=18,xxxPT】(1+0:8) :2014/04/28(月) 22:59:43.13 ID:CPwrZM0G0
はよはよ

32 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 23:01:04.69 ID:D8AG7rjb0
るり「あっ、すいません、寝てました・・」
俺「疲れてたら寝ちゃっていいよー、どれくらいあのSAいたの?」
るり「夕方からなんで・・6時間くらいかな?」
俺「そんなに!?それまで誰も捉まらなかったの?」
るり「えーと・・油断しちゃってw まだ大丈夫って思って看板出さないでたらトラックの人と家族連れだけになったんですw」
俺「そっかー、トラックの運転手って結構乗せてくれるイメージあるけどダメなんかな?」
るり「なんか、2人だと乗れないことが多くて」
るり「あとは仕事だから余裕がないとか、結構多かったです」
俺「なるほどね・・、でも2人かわいいしすぐ乗せてくれる人結構いそうだけどねw」
るり「またまたw でもほんと良かったです、俺さんに乗せてもらって」
俺「いやいや、何か賑やかになるし、俺も嬉しいから気にしないで」
俺「てかヒッチハイクって色んな人に乗せてもらいながら行くのが楽しいんじゃないの?」
俺「俺一気に目的地まで行っちゃうけど良かったの?」

33 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 23:02:30.03 ID:D8AG7rjb0
何か見てくれてる人いるみたいだからペース上げるで!

34 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 23:03:22.66 ID:D8AG7rjb0
るり「全然オッケーですw」
るり「てかどこか寄るって行ってましたよね?それ楽しみですw」
俺「平泉だよ?w 寺見に行くだけだよw」
るり「大丈夫ですよー!私たちだけじゃ多分行かないとこだから楽しみなんですw」
俺「そっか、それなら良かった」
きい「・・ごめん、ねてた・・(ムニャムニャ」
るり&俺「「おはよー」」
きい「何話してたんですか?」
るり「寄り道どこ行くのかなーって話!」
きい「あっ、そうだ!楽しみー!」
みたいな感じで話しながら降りるICに到着

35 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 23:04:55.02 ID:D8AG7rjb0
るり「ついたー!」
俺「まだまだw これから寺行く前にちょっと行きたいとこあるからそこ行くよー」
そう、平泉に着いたら行こうと思っていた所
厳美渓ってとこがあるんだ
町の中にある渓谷で、なかなか珍しいみたいなんだよね
せっかく来たから寄ろうと思っていたところの一つ
ICを降りてわりとすぐに厳美渓に到着
駐車場に入る前にフライングでちょっと見えた
きい「うわーすごーい!」

36 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 23:06:22.99 ID:D8AG7rjb0
車から降りて渓谷に向かう
るり「えーすごいね!」
きい「きれいー!」
俺「だねー、めっちゃ水キレイだよ」
きい「ほんとだ、緑だw」
るり「エメラルドグリーン?」
ほんとにそんな感じ
川に入浴剤でも入れたのかってくらいキレイなエメラルドグリーン
少し桜が咲いていたので余計にキレイに見えた
2人もやたら大興奮で写真を撮りまくってた
駐車場の近くに店がたくさんあって、そこの一つで遅めの朝食をとることにした

37 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 23:07:35.58 ID:D8AG7rjb0
俺「なんか食べてこー」
るり「私あの蕎麦屋さんがいいな」
きい「いいね!なんか美味しそうなとこだねw」
俺「じゃそこにしよっか」
3人で店に入り、蕎麦をむさぼる
普通にうまい
かなり本格的な蕎麦だった
俺が会計を払おうとしたんだけど、さすがに悪いって言って3人別々に出した
正直、助かったって思ったのは秘密

38 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 23:09:02.51 ID:D8AG7rjb0
厳美渓から出発し、平泉と言えば・・の寺に向かった
平泉には目的が3つあった
まずは中尊寺、そして毛越寺、最後に義経堂だ
ここは確実に行っておきたかった
位置的には毛越寺が一番近いのでそこに向かい、義経堂、中尊寺の順で周ることにする
厳美渓から毛越寺へはほぼ一本道で、苦労することなく目的に近付いてきた
が、ここで問題が起きる

39 :名も無き被検体774号+:2014/04/28(月) 23:10:22.66 ID:AsoRwkiG0
続きはよ

40 :名も無き被検体774号+:2014/04/28(月) 23:11:08.74 ID:+uUnLzyu0
楽しい旅してるじゃねーか、ちくしょう
はよはよ

41 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 23:11:33.25 ID:D8AG7rjb0
どうやら偶々、ほんとうに偶々だが祭りをやっていた
しかも源義経公東下り行列なるものが年に一回行われ、見事そこに遭遇した
とてつもない混みっぷり
よりによって行列が行われる時間の1時間前に鉢合わせた
運がいいのか悪いのか、車を停めることが出来なかったので近くの市役所にある臨時駐車場に車を停めることになった
屋台も多くあり、女性陣2人は大興奮
あれやりたいこれ食べたいあれ見たいあそこ行きたい
保護者になったそんな気分だった
一人旅で寺を巡って悟りを開く予定だったんだけどな・・・とか思いながらも少し楽しかった、いやかなり
30分ほど祭りの出店を堪能して、毛越寺へ
入り口には警備員が大量配置で、門前の道の両脇には行列を見ようと大勢の人がズラッと列を作って並んでいた
どうやら毎年義経役は変わるようで、今年は平岡祐太という俳優になるとのこと
名前を見てもさっぱりだったが、写真を見たら分かった、イケメンだった
どおりでこんな寺(失礼)に若い子が多いと思ったよ
その写真を見てるりが一言
るり「平岡祐太って何か俺さんに似てるね」

42 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 23:13:38.54 ID:D8AG7rjb0
俺「!?」
きい「あ、確かにー!」
俺「!!!!??」
初めて言われたぞそんなこと・・・
これは素直に喜んでいいのかどうなのか
返答に困ってると2人は中に入りたいのか急かしてきた
るり「ね、入ってみよー」
俺「あ、あぁじゃ行こうか」
きい「お金かかるみたいだよ」
俺「参拝料かな?それは俺が出すよ、俺が行きたいとこだったんだし」
また悪いからって言ってきたけどここは譲らず俺が出した

43 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 23:15:28.00 ID:D8AG7rjb0
中に入ると本堂前にとんでもない人混みが
どうやら本堂で平岡祐太扮する義経様が儀式的なものを行ってる模様
終わったところにちょうど出くわしたようで、義経が本堂前に出てきた
義経が通る道の両端にはロープが張られ、入れないようになっていたので、思うように動けなかった
義経に続いて、おそらく弁慶、たぶん静御前がご登場
弁慶は義経よりちっちゃかったけど怖い顔してた
そのまま3人はすぐ隣の池に向かい、船首が龍になっているボートで池の中心に造られた祭壇のようなところに行っていた
そこでもまた儀式をするようで、人々は池の周りを囲んで見入っていた
一部は「祐太くーん!」とやや場違いな黄色い声援を飛ばしていたが

44 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 23:16:50.31 ID:D8AG7rjb0
るり「あーやっぱかっこいいね」
きい「うん、顔ちいさいw」
るり「実際見ても似てるよねw」
きい「うん、ほんとねw」
俺「!!!!??」
もしかしてからかってるのか?
またもや返答に困っている俺を尻目にるりは続ける
るり「ね、もうあんまり見えないから外で行列待ちしよw」
きい「そうしよっかー、ここにいる人全部出ちゃったら大変だもんね、先に行こっかw」
俺「・・・・・(毛越寺全然見てない・・・」

45 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 23:18:50.63 ID:D8AG7rjb0
外に出ると、俺たちが寺に入る前よりももっと大勢の人が道の周りに並んでいた
るり「やばーいw」
きい「遅かったかなw」
俺「ここら辺人少ないからここで待ってようか」
るり「そうしよー」
10分程待つと門が閉まり、20分程待つと開門した
あー義経来るんだーと思ったらまさかの馬が出てきた
るり「馬ww」
きい「え、めっちゃでかいよ!w」
確かに馬ってこんなでかいのかってくらいでかかった
良い位置に陣取っていたので、目の前1mちょいくらいを馬が歩いていく

46 :1 ◆WRZgIaOVGE :2014/04/28(月) 23:20:35.14 ID:D8AG7rjb0
続いて甲冑のようなものを着た人を乗せて馬が続く
どんどん続く
まだ来るのかよってくらいめっちゃ続く
数十人が過ぎた頃、入り口の辺りから黄色い声援が聞こえてきた
俺「(あ、祐太きおったわこれ」
一瞬で分かるくらいにきゃーきゃー言ってた
祐太くーん!きゃー!こっち向いてー!祐太くーん!
そればっかりで、行列を普通に見に来ていたと思われる爺さん達は諦めて後ろへ行ったようだ
祐太くんは優しいので、馬に乗りながらニコニコして手を振っていた
目の前に来たとき、2人もきゃーきゃー言って手を振っていた
その時るりはチラッとこっちを見て
るり「やっぱ似てるw」
俺「!!!??」

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