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歪世界トレイン
[8] -25 -50 

1: ◆e.A1wZTEY.:2017/4/30(日) 20:25:16 ID:4iSJ1d7xp2

乗客Yx1

戸野 千織(トノ チオリ)

目が覚めたらそこは、走る列車の中だった



589: ◆e.A1wZTEY.:2020/9/13(日) 22:37:55 ID:bh825eqJEo

車掌「協力だと・・・?何を考えているか知らないが、断る」

ブリアン「そんな早く決めないでよ」

車掌「千織が安全に人間界へ戻る。沖恭太も無事だった。それでいいだろう、万事解決だ」

ブリアン「でも、車掌はきっと捕まるよ?人間監禁の罪とかなんとかで」

ブリアン「そしたらこの列車はどうなるんだろうね」

車掌「・・・それは・・・」

顔をしかめ、唇を噛む

590: ◆e.A1wZTEY.:2020/9/13(日) 22:39:10 ID:bh825eqJEo

車掌「・・・私のしたことが罪になるのなら、仕方のないことだ」

車掌「あいつらは歪世界の事情を詳しく知っているようだし、逃げるのも難しいだろう」

ブリアン「だよねえ」

ブリアン「捕まらず、なおかつ千織を取り戻すためには・・・あいつらを殺すしかないよね」

車掌「は・・・」

耳を疑った

車掌「・・・頭がおかしくなったのか?」

591: ◆e.A1wZTEY.:2020/9/13(日) 22:40:38 ID:bh825eqJEo

ブリアン「なってないよ。車掌が本気出せば、ここに来てる異界警察10数人全員を殺ることは可能でしょ?」

車掌「奴らの戦闘力は測れていない」

車掌「仮に殺ったとしても、すぐに増援を呼ばれる」

ブリアン「そいつらも全部殺すんだよ」

車掌「・・・お前、私を殺し屋かなんかと勘違いしてないか?」

ブリアン「列車に乗っている限り、ここは車掌のテリトリーだ。できないことはないでしょ?」

車掌「多量の精力を消費することになる。お前の嫌がることだろう」

592: ◆e.A1wZTEY.:2020/9/13(日) 22:43:00 ID:bh825eqJEo

ブリアン「気づいてない?あいつら、臭いも気配も違うけど中身は人間に近いみたいだよ。量はわからないけど、精力を持ってる」

ブリアン「つまり、倒して片っ端から燃料にしちゃえば、マイナスになることはないでしょ」

車掌「・・・お前は」

車掌「本当に、恐ろしいことを考えるな」

ブリアン「列車と・・・車掌のためだよ」


593: ◆e.A1wZTEY.:2020/9/13(日) 22:47:37 ID:bh825eqJEo

車掌「百歩譲って、お前の作戦が可能だとしても・・・我々の利益など、そんなに必死になってまで優先するべきことか?」

ブリアン「・・・13年」

車掌「・・・」

ブリアン「今のペースで列車稼働に精力を消費したら、13年後に精力は尽きる。間違ってないよね?」

車掌「・・・ああ」

ブリアン「これは予定より20年くらい早い。大きな原因は、乗車券に蓄えられる精力の量が大幅に削減されたことだけど」

車掌「仕方のないことだ。昔は人間界から頻繁に精力が流通していたが、今は制限が厳しくなり、この世界全体に精力が減った」

594: ◆e.A1wZTEY.:2020/9/13(日) 22:52:07 ID:bh825eqJEo

ブリアン「・・・」

車掌「13年でかまわない。私は、与えられた仕事を全うするだけだ」

ブリアン「・・・与えられた仕事、ね」

ブリアン「その大事な仕事を1年でも長くできるよう工夫することも、大事だと思うけどね?」

ブリアン「計算したんだ。若くて健康な人間ひとりをまるまる列車に投資したら、寿命は・・・20年延びる。本来の寿命と一緒だ。素晴らしいじゃないか」

車掌「・・・」

ブリアン「イコール、これは君の命の長さだ。僕は、仕事仲間であり親友である君に・・・生きてほしいんだ」

595:名無しさん@読者の声:2020/9/20(日) 02:03:39 ID:QxVPOrBXk2
ブリアン(`;ω;´)
生意気なやつめーとか思ってごめんね…
車掌長生きしてほしい
596:名無しさん@読者の声:2020/9/20(日) 04:14:00 ID:QxVPOrBXk2
今気づきましたがTOPのその他から厳選入りおめでとうございます!!
597: ◆e.A1wZTEY.:2020/9/26(土) 17:08:15 ID:oWRIfZORLo
>>595 >>596
ありがとうございますー!
その他に掲載していただいてるの、私も最近知ったので
びっくり&超感激でした…!本当にありがたいです。
これからも何卒よろしくお願いしますm(__)m

近日中に更新します!
598: ◆e.A1wZTEY.:2020/10/10(土) 20:47:35 ID:ZyA0ubr.xE

千織「ま・・・待ってください」

警戒しながら、異界警察と距離をとる

千織「まずは、車掌さんと会わせてください。でないと信じられません」

準隊長「強情ねえ。彼は罪人だって言ってるでしょ?」

千織「あなた方のことを信用できないと言ってるんです。沖くんが無事だと言っていましたけど、適当なことを言って私を信じさせようとしているだけではないですか」

千織「沖くんが本当に無事だという証拠をみせてください。もしくは・・・車掌さんがあなた方を信じると仰るなら・・・考えます」


599: ◆e.A1wZTEY.:2020/10/10(土) 20:48:45 ID:ZyA0ubr.xE

準隊長「・・・ふぅん」

準隊長「ちゃんと頭はあるみたいね。気弱な女の子だと思ってたからちょっと驚いたわぁ」

千織「・・・」

準隊長「・・・じゃあ、特別に車掌に面会することを許可してあげましょう。彼は賛同してるから、証言してくれるはずよ」

準隊長「車掌を呼んできて」

部下1「はっ」 タタッ


600: ◆e.A1wZTEY.:2020/10/10(土) 20:52:40 ID:ZyA0ubr.xE

部下1「――おい、車掌!」

ガラッ

部下1「・・・!?」

運転室のドアをあけたが、車掌の姿がない

部下1「他の車両へ行ったのか?こんなときに・・・」

運転室を出て1両目に入ろうとすると――

部下1「げっ」

乗客1「おい、いつまでここに停まってやがるんだ!?」

乗客2「5分ってきいたのに嘘じゃねーか!車掌をだせ!!」 ドンドン

待たされて気が立った乗客たちが騒ぎ始めていた

部下1「こ、これは・・・車掌はどこへ行ったんだ!?」

601: ◆e.A1wZTEY.:2020/10/10(土) 20:58:08 ID:ZyA0ubr.xE

ブリアン「――千織。千織」

千織「!」

異界警察と対峙していると、背後の草むらから小さな声が聞こえた

ブリアンだ

ブリアン「静かに、振り向かずに聞いて。今の状況は・・・とても良くないね。車掌も望んだことじゃない」

千織「・・・!」

ブリアン「あいつらは得体のしれない偽善者だ。君を人間界へ帰してくれる保証なんてどこにもない」

千織(そ、そんな・・・)

千織「車掌さんはどこに・・・」

ブリアン「あいつも見張られてるから迂闊に動けないんだ」

602: ◆e.A1wZTEY.:2020/10/10(土) 21:05:06 ID:ZyA0ubr.xE

ブリアン「でも、一度君が列車の中に戻ることができれば・・・あそこは車掌のテリトリーだ。君を守ることができる」

千織「・・・!」

ブリアン「うまく口実を作って、列車の中に戻るんだ。・・・難しかったら、最悪走って逃げて、一歩でも足を踏み入れればいい」

千織「・・・」

千織(・・・でも、そのあとは?)

千織(一時的にやり過ごせても、また追われて、車掌さんに迷惑をかけてしまうんじゃ・・・)

千織(・・・それに、ブリアンさんは・・・)

ブリアン「千織」

ブリアン「僕たちを信じて」

603:名無しさん@読者の声:2020/10/22(木) 18:04:04 ID:8XMy7bQTxY
ブリアンきた!!良かったね千織ちゃん

つCCCCC
604: ◆e.A1wZTEY.:2020/10/29(木) 17:33:58 ID:LQTjeH4R2o
>>603
たくさん支援感謝ですー!
今週中の更新めざします
605: ◆e.A1wZTEY.:2020/11/1(日) 21:02:03 ID:aDFiMekXc6

準隊長「ん〜〜遅いわねえ。車掌はまだ来ないの?」

準隊長「いっそこちらから出向きましょうか」

千織「!」

千織「あっあの」

思い切って声を出す

準隊長「うん?」

千織「た、たぶん、お客さんの対応に追われてるのだと思います。ここに停車して時間が経っていますから・・・」

準隊長「・・・あぁ、そういうこと」

606: ◆e.A1wZTEY.:2020/11/1(日) 21:04:15 ID:aDFiMekXc6

千織「ですから、私たちが列車に―――」

バンッッ

千織「!?」

千織の顔の横を銃弾がかすめた

千織「・・・」

驚きのあまり、足がふらつく

銃をかまえた準隊長がにっこりと笑った

準隊長「あら、おかしいわねえ。あなたの後ろに誰かいた気がしたんだけど」

千織「・・・!」

振り向くが、ブリアンの姿はない

607: ◆e.A1wZTEY.:2020/11/1(日) 21:07:02 ID:aDFiMekXc6

準隊長「列車には戻らないわ。車掌が姿を現さないのなら、それまで。あなたをこのまま連れて行くだけよ」

準隊長「車掌のことは後日逮捕でも処刑でもすればいいし。あなたを保護することが警察として最優先だからね」

千織「・・・」

ごくんと唾をのみ込む

千織(・・・もう、何を信じるべきなのかわからない。だけど・・・このまま車掌さんと何も話せないまま別れるのは嫌だ、嫌だ)

千織(私のことを保護すると言ってるから、少なくとも私の命は保証されてるはず。それなら・・・)

ブリアンに言われたように、思い切り走って、列車に逃げ込むしかない

だが、複数人の警官に囲まれている状況だ

とても可能そうには見えない

千織(でも、やるしかない!!)

608: ◆e.A1wZTEY.:2020/11/1(日) 21:09:13 ID:aDFiMekXc6

千織「―――っ!!」ダッ

「!!」

周囲の警官を振り切って走り出す

部下2「こいつ・・・!」

部下3「何を無茶なことを!」

すぐに手や肩をつかまれ、身体が戻されようとする

そのとき―――

ドゴッッ!!

部下2「うごっ!?!?」

部下3「ぎゃっ!!!」

飛び蹴りがとんできて、部下たちの顔面をなぎはらった

241.77 KBytes

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