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スト
[8] -25 -50 

1:🎏 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 00:22:01 ID:2aaxSCyTRU
男「あー、ブックオフでバキ読んだら喧嘩強くなった気がするわ。誰かと殴り合いてーなー」

学校の帰り道、立ち寄ったブックオフでバキを全巻読破した高校一年生の少年は、その勢いで、自分が強いと勘違いしてしまう。

その日を境に、彼の世界は大きく色を変えるのであった……。


93:🎏 名無しさん@読者の声:2018/8/17(金) 01:10:42 ID:9XRNsYx5ak
後輩「はあっ、はあっ、ちくしょー!あの警官、俺ばっかり追いやがって!」

後輩「……ああ、疲れた。なんだか今日はツイてないっすね……ジョジョとも会えないし、よくわからん奴に煽られるし、警察官に追われるし……」

後輩「……今日はもう、帰ろうかな」



謎の男、フォルテとの邂逅。次に会ったときはボコボコにしてやると意気込んで、後輩は帰路に着いた。
94:🎏 名無しさん@読者の声:2018/8/19(日) 21:33:47 ID:9XRNsYx5ak
〜2時間後:青色公園〜

ジョジョ「…………」ジーッ

……ジャリッ

ジョジョ「?」ピクッ

フォルテ「…………」ザッ

ジョジョ「…………フォルテか」

フォルテ「久しぶりだな、ジョジョ」

ジョジョ「…………おれに何か用か?」

フォルテ「まあな……その種、お前はどうするつもりだ?」

ジョジョ「…………」ピタッ

┣"┣"┣"┣"┣"

フォルテ「…………もしも、飲むつもりなら……」

ジョジョ「…………飲むつもりなら?」



フォルテ「…………貴様を潰す」

ジョジョ「…………ほーう」



┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"



一方の後輩「おやすみ〜」スヤァ
95:🎏 名無しさん@読者の声:2018/8/31(金) 12:09:47 ID:9XRNsYx5ak
〜深夜:赤色公園〜

眼鏡「ストさん、早くしないとホウオウいなくなっちゃいますよ!」

スト「おう、任せろ!狂者、お前も早くしろ!」

狂者「…………」

スト「どうした?早くしろよ」

狂者「……呼ばれている……」

スト「おう、早くしろよ」

狂者「…………行かないと」

スト「おう、早く行こうぜ」

狂者「…………」ダッ

スト「お!?おい、どこ行くんだ狂者!?」

眼鏡「ストさん、あと1分!」

スト「すまん眼鏡、後は任せた!」ダッ

眼鏡「ちょっと、ストさん!?」



\俺のスマホでもホウオウ捕まえとけよー!/



眼鏡「えええええ!?」

眼鏡2「仕方がない、我々だけで始めましょう!」

眼鏡3「やるしかない!」

眼鏡4「勝つ確率60%……」

眼鏡「眼鏡4お前今さらキャラ付けか?」
96:🎏 名無しさん@読者の声:2018/9/2(日) 20:41:59 ID:CH9Br11/g2
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───────
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〜深夜:教会〜

スト「……さて、追っかけてきたはいいが……」

ざわ‥ざわざわ‥

スト「ここは教会か?この街にこんなところがあるなんてな……」

ざわざわ‥ざわざわ‥‥

スト「それにしても、何でこんなところに集まってるんだお前ら?若者だけが、ざっと100人くらいはいそうだけど。一体何が始まるんです?」

狂者「…………」

スト「……反応なし、ね。周りの奴らも同じ感じだし……参ったなぁ」

スト(スマホ持ってくりゃ良かったぜ……俺ひとりの手には負えんかもしれん)
97:🎏 名無しさん@読者の声:2018/9/16(日) 17:50:14 ID:3Gz15T.AwE
スト(しかし、こいつら揃いも揃ってこんなところに一体何の用なんだ……?)

スト(皆あそこの朝礼台みたいなところに注目してるけど、誰かを待っているのか?)

ザッ……



スト(何か……嫌な予感がする……)



『久しぶりだね、ストくん』



スト「…………!?」


98:🎏 名無しさん@読者の声:2018/9/16(日) 18:04:13 ID:3Gz15T.AwE
俺はこの声を知っている……

ジョジョに負けて、燻っていた頃の俺の前に現れた……

俺の心の中を見透かし、赤い種を渡してきた……

この男!!!

スト(全く気配を感じなかったが、いつの間に俺の背後に……!?)

スト「…………どうも」

『君もここに来てくれたんだね。どうやら僕が渡した種は、まだ飲んでないようだけど』

ピクッ

スト「……ああ、あれね。捨てちまったよもう。悪いな」

ホントは今もズボンのポケットに入ってるんだけどな!!!

『フフ、嘘はいいよ。今もまだ持っているんだろ?大丈夫。飲む飲まないは君の自由さ』

スト(なに!バレてる!?)



そういうと、男は朝礼台へと向かっていった。

この男は何者なんだ……!?
99:🎏 名無しさん@読者の声:2018/9/17(月) 01:05:28 ID:3Gz15T.AwE
『さて、諸君。こんな時間に集まってくれて、どうもありがとう』

男が集団に語りかける。

『僕が渡した【才能の種】の調子はどうだい?君たちの望みを叶えてくれたかな?』

スト(才能の種?……って、こいつのことか?)

ズボンのポケットから赤い種を取り出す。

ブブブブ…

スト(……振動している。アイツの呼び掛けに呼応しているのか?)

スト(それに、周りをよく見たら俺の高校の奴もちょくちょくいるじゃねーか。しかも、種を飲んだと噂されていた奴らだ)



『僕の渡した【才能の種】のおかげで、君達は一歩先の人類になった。今日集まってもらったのは、その恩返しを僕にしてもらいたいなと思ってね』



スト(恩返し?)



『と言っても、そんな難しいことは言わない。ただ、僕が君達を必要としているときに、僕を手助けしてくれる。それだけでいいんだ。僕の手助けをしてくれ。僕は君達の願いを叶えてあげたのだから、君達も僕の願いを聞くくらい、してくれたっていいだろう?』



スト「…………」



『フフ、そうだな……最初のお願いは……』



『疲れただろう?皆、その場に座ってくれ』
100:🎏 名無しさん@読者の声:2018/9/24(月) 12:32:20 ID:6t1wv.4Fig
ザザッ!

スト「…………!!!」
101:🎏 名無しさん@読者の声:2018/9/24(月) 22:42:59 ID:6t1wv.4Fig
男の一言で、数百人の若者が一斉に跪いた。

立っているのは俺だけだった。

ポケットの赤い種が激しく振動する。

スト「…………成る程ね」

俺は男を睨み付けた。
102:🎏 名無しさん@読者の声:2018/10/8(月) 20:53:08 ID:0fjZyZ29V2
『さてと、今日はこれで解散だ。ありがとうみんな。これからもよろしく頼むよ』スッ

パンッ!

男が手を叩いた。

すると、集まっていた若者たちが虚ろ目なまま、ゾロゾロと広場から捌けていき……

教会の広場には、俺と黒ずくめ男だけが残った。
103:🎏 名無しさん@読者の声:2018/10/22(月) 17:32:55 ID:0fjZyZ29V2
男が朝礼台から飛び降り、こちらに向かってくる。

それに呼応するように、ストも前へと歩き始めた。

ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ

そして、お互いに腕を伸ばせば届く距離まで歩みを進め、

ピタッ

ストは臨戦態勢へと入った。
104:🎏 名無しさん@読者の声:2018/11/25(日) 00:53:07 ID:HPxlY6rWzM
『……今日はありがとう、と言いに来たのだけれど、どうやら怒らせてしまったようだね』

スト「お前にいくつか聞きたいことがある。答えな」

『脅さなくても答えるよ。なんだい?』

ゴソゴソ

スト「この種」スッ

スト「最初は麻薬かなんかかと思ってたが、どうやら違うみたいだな。麻薬では、こんな大人数の行動を制御できたりしないよな?」

『…………』

スト「この種の中身はなんだ?」

『…………』



『ノーコメント』
105:🎏 名無しさん@読者の声:2018/11/28(水) 23:14:48 ID:zzXPOUBqCU
ブオンッ!

『うおっ……と!』

ストの右足が空を切る。

スト「俺の蹴りを避けれる、ということは、格闘の心得が全くないわけではないらしいな」

『いやぁ、危ない危ない。もう少し離れとこうかな』

男はそう言ってストから二、三歩離れた。

スト「ノーコメントってことは、非合法の麻薬かなんかってことか?」

『麻薬ではない、とだけは断言しておこう。中身に関してはこれで許してくれないかな。他の質問には答えるから』

スト「ほーう、まあいいだろう。もう一つ質問がある。お前の目的はなんだ?」

『目的?』

スト「こんなに大勢の人間を集めて、何をしようとしてるんだ?」
106:🎏 名無しさん@読者の声:2018/12/1(土) 23:58:04 ID:3nQ1oEV.9o
『世界征服』
107:🎏 名無しさん@読者の声:2018/12/2(日) 00:05:58 ID:3nQ1oEV.9o
スト「……は?」

『なんてね。冗談だよ、冗談』

スト「…………」

スト(冗談に聞こえなかったがな……)

『そうだなぁ。スト君が僕に協力してくれるというのなら、教えてあげてもいいんだけど』

スト「それこそ冗談だろ」

『こっちは本気だよ。僕は君のことを買っている』

スト「そりゃどうも」

『残念だ。君が協力してくれたら、とても心強いんだけど』

108:🎏 名無しさん@読者の声:2019/2/24(日) 02:24:46 ID:zzXPOUBqCU
『君に渡したその種は特別でね。今の君なら、その能力を十全に発揮することができるだろう』

スト「能力ぅ?」

『得られるものは、純粋な力だよ』

『例えば、そこの狂者くん。彼も随分変わったよね。昔のいじめられっ子だった彼とはもう、似ても似つかない』

『彼は種を飲むことで、大きな力を手に入れることができた』

『殴られ蹴られ、脅されて、それが当然かのように、誰も助けてくれなかった。そんな状況に打ち勝つ力を、彼は手に入れたのさ』

『彼は、いじめっ子たちを病院送りにできるほど強くなった。そして今、赤色公園の王、ストの隣で一緒に学校生活を送っている……』

スト「…………」

狂者「」ボーッ

『種は、その人が望んだ力を与えてくれる。彼が望んだ精神力は、長年自分が置かれていた状況を一変させた』

『そして、君に渡したその種は、狂者くんに渡したものとは格別の力を持っている』
109:🎏 名無しさん@読者の声:2019/2/24(日) 11:40:07 ID:zzXPOUBqCU
スト「こんなちっこい種にそんな力がねぇ……」

『飲んでみなよ。その瞬間に君の力は、この世に比肩するものがなくなる』

『ジョジョやその他の公園の王たち、オリンピックの選手やボクシングの世界チャンピオンだって、君に勝つことができなくなる』

『君がまだジョジョに勝ちたいんだとしたら、更なる高みを目指したいんだとしたら……』

『その種を飲「いらねぇ」
110:🎏 名無しさん@読者の声:2019/3/17(日) 20:45:37 ID:1VkapZ3/a6
スト「俺は俺のまま、ジョジョより弱い俺のまま、ジョジョに戦いを挑む」

スト「それが俺のスタイルだ」

『…………』

スト「俺とお前の考えは、一生相容れないんだろうよ。話してよくわかったぜ」

スト「世界を変えたいお前のことを、変わりたくない俺が止めてやる!!!」バッ

ブオッ!

『……素晴らしい』ニヤッ

バキィッ!
111:🎏 名無しさん@読者の声:2019/3/30(土) 22:00:47 ID:KWsBk/2UWk
『うぐっ……痛いな……』

スト「オラッ!」ブンッ

パシッ

スト「……!」

『やっぱり君は最高だ。是非とも僕の仲間に欲しい!』

スト「まだ抜かしやがるか!」ブオッ

『おっと!』ヒョイッ

スト「……ッ!」

『フフ……こうなったら力ずくで仲間になってもらうしかないかな』

スト(…………野郎!!!)
112:🎏 名無しさん@読者の声:2019/7/15(月) 11:15:56 ID:LFW6uP2gKM
パチンッ

ズラッ

スト「!!」

『この7人は、君たち公園の王の強さをベースに才能を与えた奴らでね。そうだな、ひとりひとりがジョジョを越えてると思ってくれると早いかな』

スト(なんだと……!?)

『さて、とりあえずは気絶させて、種を飲んで貰おうか。やってくれ、みんな』

ザッザッザッ

スト「…………来な!」

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…………
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